JP4989935B2 - セッション管理方法、それに用いられるサーバ、セッション管理プログラム、プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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このHTTPは、ページ要求に対して応答を返すだけのステートレス(stateless)なプロトコルであるため、サーバ側では、クライアントのページ要求毎に、送信してきたクライアントの識別と、クライアントが送信してきたデータの保持とを行う必要がある。そのため、サーバは、識別子を利用してクライアントを識別し、セッション中にクライアントから送信されたデータをメモリ上で保持するというセッション管理機能を持ち、それによってクライアントを識別したデータ保持を行っている。
従来のWebアプリケーションにおけるセッション管理の処理の流れを、図10にシーケンス図で示す。なお、公知のセッション管理機能の例としては、マイクロソフト社のASP(Active Server Pages)、サン・マイクロシステムズ社のJSP(Java(登録商標) Server Pages)やサーブレット等で提供される機能が挙げられる。
クライアントは、受信したレスポンスメッセージに含まれる「HTML1」に基づいてブラウザの画面に表示されたフォームに、データを入力して、サーバに次のページ要求を送信する。その際、サーバへのページ要求には、レスポンスメッセージのヘッダ部に付加されていたIDが付加される。
この図10の中程において、サーバが「HTML2」をクライアントに送信(S1001)した後、クライアントがページ要求を6分中断(未操作時間6分間)する(S1002)と、最後にオブジェクトが取得された時刻(更新日時)の5分後には当該オブジェクトの有効期間を超過するため、サーバは、メモリ上の当該オブジェクトを無効化する(S1003)。これにより、クライアントのセッションは終了する(セッションタイムアウト)。オブジェクトが無効化された後は、サーバは、当該オブジェクトが保持するデータを取得できない。つまり、セッションタイムアウトと、クライアントが送信したデータの消失とは同等となっているため、セッションタイムアウト後に、クライアントがページ要求を再開した場合(S1004)には、クライアントは再度ログインし直して改めて「HTML1」のフォームに入力し、データの送信を行わなければならない(S1005)。
特許文献2は、セッションを識別するためのセッションIDを作成し、そのセッションIDを含むCookie作成要求メッセージをクライアントへ送信する。それにより、セッションIDを用いてクライアントを識別する技術を開示している。
また、特許文献2に記載の技術では、セッションの有効期間とクライアントの送信データとが1つのオブジェクトで管理されている。この場合、移動等によりクライアントのページ要求がたびたび中断するモバイル環境のように、セッションタイムアウトが頻繁に起こりうる環境では、セッションタイムアウトの度に、サーバのデータが失われてしまうので、クライアントはその都度、入力フォームのデータを入力しなおして、サーバに送信しなければならない。
この課題を解決するために、セッションの有効期間を無期限に長くする方法も考えられるが、この方法では、メモリリソースを無期限に浪費することに加え、Webアプリケーションのセキュリティリスクも高まることから、有効ではない。
サーバは、第一の情報および第二の情報に含まれる有効期間を管理する情報を所定の間隔で検証し、有効期間外となったものを取得不可能とすることで無効化する。
サーバとクライアントとの送受信は、各識別子が付加された情報を含む。サーバは、クライアントから受信した識別子と照合することで、有効な第一の情報または第二の情報を取得し、クライアントを識別する。第一の情報が無効、かつ第二の情報が有効であった場合には、サーバは第一の情報を新たに生成または更新する。
なお、「オブジェクトが有効」とは、「オブジェクトがアプリケーションプログラムにおいて適正に使用可能」を示し、「オブジェクトが無効」とは、「オブジェクトがアプリケーションプログラムにおいて取得不可能(使用不可)」を示す。
本実施形態の説明では、サン・マイクロシステムズ社のサーブレットを使用して実装した、ショッピングサイトのWebアプリケーションを例として用いる。サーブレットでは、セッションの有効期間の管理とデータ保持を行うオブジェクトは、Java(登録商標)言語で実装されたクラスのオブジェクトとして実現される。
図1は、本発明の実施形態におけるハードウェアおよびネットワークの構成例を示す図である。
本実施形態では、一般的なコンピュータであるクライアント200のブラウザにWebアプリケーションを提供するサーバ100に対し、クライアント200が、ネットワーク300を介してページ要求(リクエスト)する。そして、ページ要求処理の途中に、クライアント200が相当時間、サーバ100との通信を行わず(例えば移動等)、ページ要求が中断された後、同じクライアント200がクライアント200Aとして、サーバ100にページ要求を再開する場合を想定する。なお、クライアント200は、ノートPCや携帯端末等でもよい。
サーバ100は、送受信部110、記憶部(記憶手段)120、制御部150から構成される。
送受信部110は、例えば通信インタフェース等から構成され、クライアント200(図1参照)からネットワーク300(図1参照)を介して送信されてきた情報を取得して制御部150へ出力したり、制御部150からの情報を取得してネットワーク300を介してクライアント200へ情報を送信したりする処理を行う。
メモリには、オブジェクトの有効期間を格納する有効期間情報121と、クライアント200のセッション(ページ)要求に応じて生成されるオブジェクトとして、セッション情報オブジェクト(第一の情報)122およびデータ情報オブジェクト(第二の情報)123とを備える。
セッション情報オブジェクト122は、クライアント200とのセッションの情報を管理するオブジェクトである。
データ情報オブジェクト123は、クライアント200から送信されてきたデータを管理するオブジェクトである。
有効期間として設定された情報は、セッション管理プログラムと共にメモリに読み込まれ、有効期間情報121として用いられる。
図4(a)は、メモリ上有効なセッション情報オブジェクトの集合を表形式で示した図である。セッション情報オブジェクト122は、セッションID、生成日時、更新日時の情報が格納される。このセッション情報オブジェクト122は、クライアント200のセッション毎に生成され、クライアント200からのページ要求の度に、後記するクライアント識別部155によって更新日時が更新される。
なお、図4(a)のセッション情報オブジェクト122および図4(b)のデータ情報オブジェクト123は、どちらも、有効期間情報121に設定されている有効期間を超過してもその更新日時が更新されない場合には、当該のオブジェクトは、後記するオブジェクト管理部157によって無効化されることとなる。
ここで、使用不可とは、サーバ100が当該オブジェクトを取得できない状態または取得してもデータを活用できない状態にすることであり、例えば、メモリ上のオブジェクトに対してアクセス不可の設定や削除等を行うことが考えられる。
オブジェクト生成部152は、セッション情報生成部1521およびデータ情報生成部1522を備え、サーバ100の記憶部120(メモリ)上に、オブジェクトを生成する。具体的には、セッション情報生成部1521はクライアント200のセッションを管理するセッション情報オブジェクト122を生成し、データ情報生成部1522はクライアント200から送信されたデータを保持するデータ情報オブジェクト123を生成する。
データ格納部156は、クライアント200から送信されたデータをデータ情報オブジェクト123に格納する。
具体的には、例えば、有効期間情報121に、セッションの有効期間が1分と設定されている場合には、セッション情報管理部1571は、セッション情報オブジェクト122(図4(a)参照)が有効か否かを1分毎に検証する。有効か否かの検証は、有効期間の1分を超過する前にセッション情報オブジェクト122の更新日時が更新されているかを判別して行う。有効期間の1分を超過しても更新日時が更新されない場合には、当該のセッション情報オブジェクト122を無効化する。
また、データの有効期間が10分と設定されている場合には、データ情報管理部1572は、データ情報オブジェクト123(図4(b)参照)が有効か否かを10分毎に検証する。有効か否かの検証は、有効期間の10分を超過する前にセッション情報オブジェクト122の更新日時が更新されているかを判別して行う。有効期間の10分を超過しても更新日時が更新されない場合には、当該のデータ情報オブジェクト123を無効化する。
なお、無効となったオブジェクトの情報は、サーバ100が取得できないようになっていればよく、本実施形態では当該オブジェクトを削除する方法を例として説明する。
具体的には、オブジェクト生成部152のセッション情報生成部1521がセッション情報オブジェクト122を生成し、データ情報生成部1522がデータ情報オブジェクト123を生成する。なお、説明のため、ここで生成されるセッション情報オブジェクト122は(P1)とし、データ情報オブジェクト123は(D1)とする。
そして、セッションID生成部1531が、セッション情報オブジェクト122(P1)用にセッションIDを生成して、セッション情報オブジェクト122に付与する(「AE032」:図4(a)参照)。また、データID生成部1532が、データ情報オブジェクト123(D1)用にデータIDを生成して、データ情報オブジェクト123に付与する(「DB5847」:図4(b)参照)。なお、説明のため、セッション情報オブジェクト122(P1)に付与されたセッションIDを「ID1」とし、データ情報オブジェクト123(D1)に付与されたデータIDを「ID2」とし、図5にも示す。
データID生成部1532は、セッションIDとデータIDとを対応付けるために、データ情報オブジェクト123に、対応するセッションIDの情報を付与する(図4(b)参照)。
さらに、セッション有効期間管理情報生成部1541が、セッション情報オブジェクト122に生成日時および更新日時を付与する(図4(a)参照)。データ有効期間管理情報生成部1542は、データ情報オブジェクト123に生成日時および更新日時を付与する(図4(b)参照)。
図6(a)は、ステップS36で、サーバからクライアントに送信する情報を例示する図である。ここでは、レスポンスメッセージのSet-Cookieフィールドに、2つのIDが付加されている。つまり、図6(a)における符号601にはセッションID(「AE032」)が付加されており、符号602にはデータID(「DB5847」)が付加されている。この2つのIDの付加された情報が、サーバ100からクライアント200に送信される。なお、このセッションIDとデータIDは、図4の情報と対応している。
図6(b)によれば、クライアント200からサーバ100に送信するリクエストメッセージのCookieフィールドに、符号603でセッションID、符号604でデータIDが付加される。これらのIDは、ステップS36において、サーバ100から受信したレスポンスメッセージに含まれていたセッションID(「AE032」:図6(a)符号601参照)と、データID(「DB5847」:図6(a)符号602参照)と同じものが付加されている。
また、符号605に示すメッセージデータ部に、クライアント200が選択したデータ(例えば、商品コード「book_001」)が付加されている。
詳しく説明すると、クライアント識別部155は、クライアント200から送信されたID1(セッションID)およびID2(データID)に基づいて、記憶部120(メモリ)内のセッション情報オブジェクト122およびデータ情報オブジェクト123に格納されているそれぞれのIDと一致するオブジェクトを検索して照合する。そして、一致するオブジェクトが存在した場合には、当該オブジェクトを取得する。これにより、クライアント200がサーバに100に識別される。検索の結果、クライアント200から受信した2つのID(ID1,ID2)に対応するオブジェクトが共に有効(即ち、サーバがセッション情報オブジェクト122およびデータ情報オブジェクト123を取得可能)であった場合には、クライアント識別部155が、当該のセッション情報オブジェクト122およびデータ情報オブジェクト123内の更新日時を更新する(S38:ID照合、オブジェクト取得、更新)。
クライアント200は、表示された画面上のフォーム(例えば、数量)の入力途中で、移動等によって2分間処理を中断する。
本実施形態では、セッションの有効期間を1分と設定しているため、サーバ100は、セッション情報オブジェクト122について、クライアント200からの最後のページ要求による更新から1分間、更新日時の更新が無かった場合には、オブジェクト管理部157のセッション情報管理部1571により、当該オブジェクトを無効化する。ここでは、セッション情報オブジェクト122(P1)を無効化する。それにより、セッションタイムアウトとなり、サーバ100は無効化したオブジェクトの情報を取得できなくなる。
図7(a)によれば、セッションID「AE032」のオブジェクトが、有効期間終了に伴い無効化されたため、削除されている。なお、図7(b)では、データ情報オブジェクト123(D1)は有効期間内のため、無効化されていない。
サーバ100では、有効期間終了に伴い、既にセッションはタイムアウトし、セッション情報オブジェクト122(P1)は無効化されている。そのため、まず、サーバ100は、クライアント200Aから受信したID1に対応するセッション情報オブジェクト122が取得できないことを判別する。そして、クライアント200Aから受信したID2に対応するデータIDを含むデータ情報オブジェクト123を検索し、このデータIDに対応するセッションIDと、クライアント200Aから受信したID1との照合により、データ情報オブジェクト123(D1)を取得し、クライアント200Aを識別する。
これによって、受信したID2に対応するデータ情報オブジェクト123(D1)は有効、ID1に対応するセッション情報オブジェクト122(P1)は無効(有効期間超過)ということが分かる。サーバ100のクライアント識別部155は、有効であるデータ情報オブジェクト123(D1)の更新日時を更新する(S43:ID照合、オブジェクト取得、更新)。
図8(a)によれば、セッション情報オブジェクト122(P1)の有効期間終了後にクライアント200からページ要求を受信したことにより、新たにセッション情報オブジェクト122(P2)が生成されたことを示している。
図8(b)によれば、当該のデータ情報オブジェクト123(D1)のセッションIDが、新しく生成された「ZY999」に変更されている。また、符号801で示すように、ステップS45で格納された数量のデータが「book_001」の後に「3」として格納されている。
図6(c)によれば、サーバ100からクライアント200Aに送信するレスポンスメッセージ内の、Set-Cookieフィールドに付加される情報は、図6(a)と比較して符号606に、新しく生成されたセッションID(「ZY999」)が付加されている。換言すると、図6(a)では「AE032」と付加されていたセッションIDが、図6(c)では「ZY999」に変更されて付加されている。
図9は、第2実施形態におけるクライアントとサーバとの間で送受信する情報と、それぞれの処理の流れとを示すシーケンス図である。第2実施形態は、第1実施形態と比較して、ステップS43とS44との間に、認証処理が追加されたところ(図9の二重線囲み部分)が異なる。
図9に沿って、適宜図1〜図8を参照しながら説明する。なお、図9では、ステップS43までの処理は、第1実施形態と同様のため、重複図示および説明を適宜省略する。
第1実施形態で説明したとおり、ここでは、受信したID1に対応するセッション情報オブジェクト122(P1)は無効化されており、ID2に対応するデータ情報オブジェクト123(D1)は有効であることが分かる。サーバ100は、有効であったデータ情報オブジェクト123(D1)を取得してクライアントを識別し、更新日時を更新する。
クライアント200Aは、受信したログインページに認証情報を入力し、サーバ100に送信する(S432)。これにより、クライアント200からサーバ100に対して、次のページが要求される。
検証の結果、認証された、つまりクライアント200Aからの認証情報が正当であると確認できた場合、サーバ100は、ステップS44で、記憶部120上に、新たなセッションの有効期間を管理するセッション情報オブジェクト122(P2)をオブジェクト生成部152により生成する。以降の処理は、第1実施形態と同様である。
これにより、クライアント200とサーバ100との間で送受信される情報が盗聴された場合でも、セッションハイジャック等のセキュリティリスクを低減し、第1実施形態と比較してセキュリティ性を向上させることができる。なお、この第2実施形態によれば、ステップS431〜S433(図9参照)の処理は必要となるが、サーバ100においてステップS39,S45で格納したデータは無駄になることはない。つまり、セッション有効期間終了後であってもデータ有効期間内であれば、ステップS37およびS41,S42(図5参照)で入力されサーバ100に送信されたデータを、クライアント200Aが改めて入力し送信しなおす手間は不要となるので、クライアント200Aはサーバ100に送信したデータを引き続き利用することができ、利便性が向上する。
例えば、本実施形態では、サーバにおいて、各オブジェクトの有効期間を有効期間情報として予め設定しておき、設定されたそれぞれの有効期間に基づいて、オブジェクト管理部がセッション情報オブジェクトおよびデータ情報オブジェクトの更新日時を検証することとしたが、これに限らず、セッション情報オブジェクトおよびデータ情報オブジェクトに有効期間を示す情報を備え、クライアントからのページ要求のたびに有効期間を更新することで、有効期間を超過したオブジェクトを無効化してもよい。
また、サーバとクライアントとの間で送受信するID(識別子)に、有効期間を示す情報を含ませる方法をとることも考えられる。その場合、サーバは、クライアントから送信されてきたIDに含まれる有効期間を示す情報を用いて、当該オブジェクトが有効期間内か否かを判別してもよい。
110 送受信部
120 記憶部(記憶手段)
121 有効期間情報
122 セッション情報オブジェクト(第一の情報)
123 データ情報オブジェクト(第二の情報)
150 制御部
151 クライアント認証部
152 オブジェクト生成部(情報生成部)
1521 セッション情報生成部
1522 データ情報生成部
153 ID生成部(識別子生成部)
1531 セッションID生成部
1532 データID生成部
154 有効期間管理情報生成部
1541 セッション有効期間管理情報生成部
1542 データ有効期間管理情報生成部
155 クライアント識別部
156 データ格納部
157 オブジェクト管理部(情報管理部)
1571 セッション情報管理部
1572 データ情報管理部
200,200A クライアント
300 ネットワーク
Claims (6)
- サーバとクライアントとが通信して実行されるアプリケーションにおいて、前記サーバが、前記クライアントとのセッションを管理するセッション管理方法であって、
前記サーバは、
前記クライアントから受信したセッション要求に基づいて、当該クライアントとのセッションの情報を管理する第一の情報、および当該クライアントから受信したデータを管理する第二の情報を所定の記憶手段に生成し、
前記第一の情報には、当該第一の情報を一意に識別する第一の識別子を付与し、前記第二の情報には、当該第二の情報を一意に識別する第二の識別子、および当該第二の情報に対応する前記第一の情報の前記第一の識別子を付与し、
前記付与した前記第一の識別子および前記第二の識別子を、前記セッション要求のあったクライアントへ送信し、
前記第一の情報および前記第二の情報に対して、それぞれ有効期間を管理する情報を付与し、
前記第一の情報および前記第二の情報に含まれる有効期間を管理する情報を所定の間隔で検証して、有効期間外となった前記第一の情報または前記第二の情報を前記記憶手段から取得不可能にすることで当該第一の情報または当該第二の情報を無効とし、
前記クライアントから受信した情報に含まれる前記第一の識別子および前記第二の識別子に基づいて、前記記憶手段を参照して照合し、それぞれの識別子に対応する有効な前記第二の情報を少なくとも取得することで、前記クライアントを識別し、
前記受信した第一の識別子に対応する第一の情報が無効、かつ前記受信した第二の識別子に対応する第二の情報が有効であった場合に、前記第一の情報を新たに生成または更新し、
前記新たに生成または更新した第一の情報に対応する第一の識別子を新たに生成または更新して前記第一の情報に付与し、
前記新たに生成または更新した第一の情報に有効期間を管理する情報を付与し、
前記新たに生成または更新した第一の識別子を、対応する前記第二の識別子と共に、前記クライアントに送信する
ことを特徴とするセッション管理方法。 - 前記サーバは、
前記受信した第一の識別子に対応する第一の情報が無効、かつ前記受信した第二の識別子に対応する第二の情報が有効であった場合に、前記クライアントに対して認証を行い、
前記認証が成功した場合に、前記第一の情報を新たに生成または更新し、
前記新たに生成または更新した第一の情報に対応する第一の識別子を新たに生成または更新して前記第一の情報に付与し、
前記新たに生成または更新した第一の情報に有効期間を管理する情報を付与し、
前記新たに生成または更新した第一の識別子を、対応する前記第二の識別子と共に、前記クライアントに送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のセッション管理方法。 - サーバとクライアントとが通信して実行されるアプリケーションにおいて、前記クライアントとのセッションを管理する前記サーバであって、
前記クライアントから受信したセッション要求に基づいて、当該クライアントとのセッションの情報を管理する第一の情報、および当該クライアントから受信したデータを管理する第二の情報を所定の記憶手段に生成する情報生成部と、
前記第一の情報には、当該第一の情報を一意に識別する第一の識別子を付与し、前記第二の情報には、当該第二の情報を一意に識別する第二の識別子、および当該第二の情報に対応する前記第一の情報の前記第一の識別子を付与する識別子生成部と、
前記第一の情報および前記第二の情報に対して、それぞれ有効期間を管理する情報を付与する有効期間管理情報生成部と、
前記付与した前記第一の識別子および前記第二の識別子を、前記セッション要求のあったクライアントへ送信する送受信部と、
前記第一の情報および前記第二の情報に含まれる有効期間を管理する情報を所定の間隔で検証して、有効期間外となった前記第一の情報または前記第二の情報を前記記憶手段から取得不可能にすることで当該第一の情報または当該第二の情報を無効とする情報管理部と、
前記クライアントから受信した情報に含まれる前記第一の識別子および前記第二の識別子に基づいて、前記記憶手段を参照して照合し、それぞれの識別子に対応する有効な前記第二の情報を少なくとも取得することで、前記クライアントを識別するクライアント識別部とを有し、
前記受信した第一の識別子に対応する第一の情報が無効、かつ前記受信した第二の識別子に対応する第二の情報が有効であった場合に、前記情報生成部が前記第一の情報を新たに生成または更新し、
前記識別子生成部が、前記新たに生成または更新した第一の情報に対応する第一の識別子を新たに生成または更新して前記第一の情報に付与し、
前記有効期間管理情報生成部が、前記新たに生成または更新した第一の情報に有効期間を管理する情報を付与し、
前記送受信部が、前記新たに生成または更新した第一の識別子を、対応する前記第二の識別子と共に、前記クライアントに送信する機能
を有することを特徴とするサーバ。 - 前記受信した第一の識別子に対応する第一の情報が無効、かつ前記受信した第二の識別子に対応する第二の情報が有効であった場合に、前記クライアントに対して認証を行うクライアント認証部を有し、
前記認証が成功した場合に、前記情報生成部が、前記第一の情報を新たに生成または更新し、
前記識別子生成部が、前記新たに生成または更新した第一の情報に対応する第一の識別子を新たに生成または更新して前記第一の情報に付与し、
前記有効期間管理情報生成部が、前記新たに生成または更新した第一の情報に有効期間を管理する情報を付与し、
前記送受信部が、前記新たに生成または更新した第一の識別子を、対応する前記第二の識別子と共に、前記クライアントに送信する機能
を有することを特徴とする請求項3に記載のサーバ。 - 請求項1または請求項2に記載のセッション管理方法を、コンピュータに実行させる
ことを特徴とするセッション管理プログラム。 - 請求項5に記載のセッション管理プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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