JP4985715B2 - Humidifier - Google Patents
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Description
本発明は、水を加熱することにより水蒸気を生成して、空気に湿気を与えるいわゆる、加熱気化式加湿装置に関するものである。 The present invention relates to a so-called heating vaporization type humidifier that generates water vapor by heating water to give moisture to air.
加熱気化式加湿装置は、気化用水を加熱気化させて水蒸気を生成し、その水蒸気により加湿を行うものである。基本的に水を加熱する手段を備えればよいため、簡単な構造で済み、また、気化した水蒸気により加湿を行うため衛生的であり、また加湿量が多い等の利点がある。 The heat vaporization type humidifying device heats and vaporizes water for vaporization to generate water vapor, and humidifies with the water vapor. Basically, it suffices to provide a means for heating water, so that a simple structure is sufficient, and it is hygienic because it is humidified by vaporized water vapor, and there are advantages such as a large amount of humidification.
その一方、気化用水を100℃近くまで加熱しなければならないため、消費電力が大きく高温の加熱蒸気が発生してしまい、また、気化用水として様々な不純物が混入した水道水を用いるために、加熱気化部分にスケールが出来やすい、などの欠点もある。特に炭酸カルシウム等の水中難溶成分によるスケールの生成が水の気化量と比例して蓄積し、電力消費、加湿効率及び安全性に影響を与えてしまう。 On the other hand, since the water for vaporization must be heated to near 100 ° C., high power consumption and high-temperature heating steam are generated, and in addition, tap water mixed with various impurities is used as the water for vaporization. There are also disadvantages such as easy to scale in the vaporized part. In particular, the generation of scale due to poorly soluble components such as calcium carbonate accumulates in proportion to the amount of water vaporized, which affects power consumption, humidification efficiency, and safety.
従来技術として、加熱用ヒータと併用して、蒸気発生室内の圧力を真空ポンプで減圧する加湿装置が知られている(特許文献1)。蒸気発生室内の圧力を減圧することで、大気圧のときに比べて、より低い温度にて気化用水が気化するために、低温の水蒸気を発生させることが出来るとともに、消費電力を少なくすることが出来る。 As a conventional technique, there is known a humidifier that is used in combination with a heater for heating and depressurizes the pressure in a steam generation chamber with a vacuum pump (Patent Document 1). By reducing the pressure in the steam generation chamber, the water for vaporization is vaporized at a lower temperature compared to the case of atmospheric pressure, so that low-temperature water vapor can be generated and power consumption can be reduced. I can do it.
また、従来技術として、吸水板に吸収させた気化用水を、吸水板近傍に設けたヒータにより加熱して水蒸気を生成するとともに、前記吸水板を回転させ、前記吸水板にブラシが接触するように構成された加湿装置が知られている。(特許文献2)。この構成によれば、吸水板に析出したスケールを機械的に除去することが出来る。 Further, as conventional technology, vaporizing water absorbed by the water absorption plate is heated by a heater provided near the water absorption plate to generate water vapor, and the water absorption plate is rotated so that the brush contacts the water absorption plate. A configured humidifier is known. (Patent Document 2). According to this structure, the scale deposited on the water absorbing plate can be mechanically removed.
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、気化用水の中にヒータを設けており、気化用水を直接加熱するために、水中にあるヒータにスケールが付着してしまい、加熱効率が低下してしまうという課題がある。また、気化用水全体を加熱することになるため、運転開始から水蒸気を生成するまでに時間がかかるとともに、消費電力が大きくなってしまうという課題もある。
However, according to the technique disclosed in
また、特許文献2に開示された技術によれば、機械的に除去されたスケールが、そのまま加湿用給水槽に入ってしまうので、加湿用給水槽にはスケールがたまっていき、更に、加湿用給水槽の水を排出する手段がないために、結局、加湿用給水槽にはスケール等の不純物が濃縮された水が貯まっていってしまうという課題がある。
Further, according to the technique disclosed in
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、スケールが発生しにくい低温にて気化可能な減圧状態で加熱気化を行い、さらに、発生してしまったスケールを機械的に除去するとともに、スケールが濃縮した水を排出することができる加湿装置を得るものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems. The vaporization is performed in a reduced pressure state where vaporization is difficult at a low temperature at which scale does not easily occur, and the generated scale is mechanically removed. It is possible to obtain a humidifying device that can remove and discharge water with concentrated scale.
本発明は、シリンダ6と、シリンダ6内を上下動可能に設置したピストン7とで気化室15を形成し、前記気化室15内にノズル2bにより噴出されたミスト状の気化用水を加熱することにより水蒸気を発生させ、逆流防止弁3aを介して接続された排出口から前記水蒸気を外箱13外部に排出するものである。また、前記ピストン7には、その上面に逆円錐状の残水貯留部16と、前記残水貯留部16の底面からピストン7の外部まで貫通する残水排水路17と、前記残水排水路17を開閉する開閉手段とを備え、さらに、前記シリンダ6の上面に滞留物除去手段4を備えたものである。
In the present invention, a vaporizing
本発明は、気化室15の気圧を減圧することにより、スケールが析出しにくい低温で水を気化させることができ、また、ノズル2bによりミスト状になった気化用水を加熱することで、気化効率を高めることが出来る。さらに、気化室15側面に析出してしまったスケールはピストン7とシリンダ6の摩擦により除去し、前記残水貯留部16に貯まったスケールは前記滞留物除去手段4により固着を防ぎ、除去されたスケールは、気化せずに前記残水貯留部16に貯まった残留水とともに、ピストン7に設けられた残水排水路17から排出できる。
In the present invention, by reducing the pressure in the vaporizing
実施の形態1.
図1は、本発明実施の形態1に係る加湿装置の概略構成図である。
1は貯水タンクであり、上部に設けられた気化用水タンク1aと下部に設けられた残水タンク1bとから構成されている。貯水タンク1の上部には、外箱13の外部に貫通した空気穴14が設けられている。気化用水タンク1aの下部には、気化用水逆流防止弁11を経由して、給水管2が接続されている。気化用水逆流防止弁11は、気化用水タンク1aに流入する水の流れを阻止し、気化用水タンク1aから流出する水を流すように設置される。給水管2は、給水管2を開閉する給水制御手段2aを経由して、シリンダ6の上面に接続されている。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a humidifier according to
シリンダ6は上面が閉塞された円筒形状をしており、シリンダ6内部には、上下可動にピストン7が設けられている。シリンダ6とピストン7により、気化室15が形成される。気化室15を形成するシリンダ6の外部には、気化室15を加熱するための加熱手段5が設けられている。
The
シリンダ6の上面には、給水管2に接続されたノズル2bが気化室15内部に突出するように設けられている。また、シリンダ6の上面には、逆流防止弁3aを介し、外箱13の外部に貫通するように蒸気排出口3が設けられている。逆流防止弁3aは、外箱13の外部からの気体の流入を阻止し、気化室15から外箱13の外部に向かう気体を流すように設置されている。
On the upper surface of the
また、ピストン7の下方には、ピストン駆動手段10及び残水引導槽8が設置されている。ピストン駆動手段10には、その一端が回転可能に接続されたピストン支持部材9が接続されており、ピストン支持部材9の他端が、ピストン7の下部に回転可能に接続されている。残水引導槽8は、ビストン7から排出された残水を受けるように設置され、残水導入口12を介して残水タンク1bに接続されている。
Further, below the
図2に滞留物除去手段4の斜視図を示す。図2に示すように、滞留物除去手段4は、弾性を持つ針状又は細長い棒状の金属がリング状に連なって形成されている。図3にシリンダ6を下方から見た図を示す。図3に示すように、滞留物除去手段4は、シリンダ6の内部上面の円周部分に設置されており、ピストン7が上昇したときに、後述する残水貯留部16の面と擦れながら、残水貯留部16の底部まで達し、また、ピストン7が下降したときに元の形状に戻るように形成されている。
FIG. 2 is a perspective view of the stagnant removal means 4. As shown in FIG. 2, the stagnant removal means 4 is formed by connecting a needle-like or elongated bar-like metal having elasticity in a ring shape. FIG. 3 shows a view of the
図4は、本発明実施の形態1にかかるピストン7をその直径で切断した断面図である。16はピストン7の上面に円錐形状に形成された残水貯留部であり、残水貯留部16をなす円錐底面の円周は、ピストン7上面の円周と一致している。
17は残水排水路であり、残水貯留部16の底部からピストン7の外部まで貫通して形成されている。また、残水貯留部16の底部には、残水排水路17の上部入口を閉塞する排水路上部閉塞部材21が設けられている。残水排水路17の下部出口には、残水排水路17を閉塞する排水路下部閉塞部材22が設けられている。ピストン7の下部には、残水排水路17の下部出口を覆うように、図示しない保護部材が設けられ、この保護部材にてピストン支持部材9と接続されている。また、排水路下部閉塞部材22は、図示しない制御手段に接続され、残水排水路17を開閉可能なように設置されている。
FIG. 4 is a cross-sectional view of the
残水排水路17の中間部には、紙面垂直方向に残水排水路17を貫くように支持軸23が設けられ、支持軸23を回転軸として回転可能なように支持棒24が設けられている。25は、第1の開閉棒であり、その一端が排水路上部閉塞部材21に固定して接続され、その他端が、支持棒24の一端に回転可能なように接続されている。また、26は第2の開閉棒であり、その一端が排水路下部閉塞部材22に固定して接続され、その他端が、支持棒24の他端に回転可能なように接続されている。
A
次に、動作について説明する。
加湿装置を動作させると、ピストン駆動手段10が回転する。ピストン駆動手段10が回転することにより、ピストン支持部材9を介して、ピストン7が上下方向に運動する。ボイルの法則により、ピストン7が下方に動くと、気化室15の容積が増えるため、気化室15の圧力は減圧され、逆に、ピストン7が上方に動くと、気化室15の容積が減るため、気化室15の圧力は加圧される。
Next, the operation will be described.
When the humidifier is operated, the piston driving means 10 rotates. As the piston driving means 10 rotates, the
ここでピストン7が最も下の位置にきたときに、給水制御手段2aにより、所定の短時間だけ給水管2を開放する。給水制御手段2aは、例えば、ピストン7の上下動に連動して開閉されるように制御する。気化室15内は減圧されて負圧になっているため、給水管2を介した貯水タンク1にかかる大気圧との圧力差により、気化用水が、ノズル2bを経由して気化室15に導入される。
このとき、逆流防止弁3aは、外気の圧力によって閉じられており、外気が気化室15に流入することはない。
Here, when the
At this time, the
ノズル2bを経由した水は、ミスト状態で気化室15に散布される。ミスト状態となった水は、加熱手段5により加熱される。ミスト状態となった水は、蒸発水表面積が増えているので、気化効率がよくなる。ここで、気化室15は減圧されているので、水の沸点は大気圧のときよりも下がった沸点となる。従って、加熱手段5は、気化室15の温度が、この沸点に近づくように加熱する。
The water passing through the
図5は、水の温度と飽和蒸気圧との関係を示す図である。圧力が下がることによって、液体の水が気体の水蒸気になる温度も下がっていく。例えば、気化室15の気圧が、0.2気圧にまで減圧される場合には、気化室15の温度が約60℃になるように加熱手段5にて加熱する。
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the temperature of water and the saturated vapor pressure. As the pressure decreases, the temperature at which liquid water becomes gaseous water vapor also decreases. For example, when the pressure of the vaporizing
なお、加熱手段5は、加熱した熱が外部に逃げないように、保温カバーを取り付けておくことが望ましい。また、ピストン7およびシリンダ6は、加熱手段5からの熱を効率的に気化室15内に伝導するために、熱伝導率の高い金属で形成されることが望ましい。
In addition, as for the heating means 5, it is desirable to attach the heat insulation cover so that the heated heat may not escape outside. The
加熱手段5により加熱されたミスト状態の水は、そのまま気化して水蒸気となり、一部は気化せずに気化室15の側面や、ピストン7の残水貯留部16に付着する。気化した水蒸気は、ピストン7が上昇して気化室15が正圧になったときに、逆流防止弁3aを通って、蒸気排出口3から外箱13の外に排出される。一方、気化室15の側面や残水貯留部16に付着した水は、重力により残留水として残水貯留部16にたまるとともに、一部は気化しスケールを残して水蒸気となって外箱13の外に排出される。
The water in the mist state heated by the heating means 5 is vaporized as it is to become water vapor, and part of the water is not vaporized but adheres to the side surface of the vaporizing
図6は、気化室15の側面に付着したスケール30を除去する機構を示した模式図である。残水貯留部16をなす円錐底面の円周が、ピストン7上面の円周と一致しているので、ピストン7が上昇する過程において、ピストン7の外縁側と気化室15の側面とが擦れ合うことにより、気化室15の側面に付着したスケールが除去される。除去されたスケールは、重力により残水貯留部16の底部に貯まっていく。
FIG. 6 is a schematic view showing a mechanism for removing the
なお、気化室15の内壁には、耐熱性の撥水処理を行うことが望ましい。気化室15の内壁に付着した水滴が、内壁に滞留することなく直ちに残水貯留部16に落ちるようにするためである。
In addition, it is desirable to perform heat-resistant water repellent treatment on the inner wall of the vaporizing
図7は、残水貯留部16に貯まったスケールの固着を防ぐ機構を示している。滞留物除去手段4は弾性を持っているので、ピストン7が上昇するにつれて、残水貯留部16の外縁部から中央底部まで、その先端部が円錐面を擦りスケールの固着を防ぐ。また、ピストン7が下降したときには、残水貯留部16の中央底部から外延部まで、その先端部が円錐面を擦りスケールの固着を防ぐとともに、ピストン7と滞留物除去手段4とが接触しなくなると、滞留物除去手段4は元の形状に戻る。
FIG. 7 shows a mechanism for preventing the scale stored in the residual
一方、残水貯留部16には、気化しなかった水が残留水として貯まっていく。このとき、上述したように、気化室15の温度は低く設定することができるので、残水貯留部16に析出するスケールを低減することが出来る。これを図8により説明する。
On the other hand, in the residual
図8はスケールの原因となる水中難溶成分代表の一つ炭酸カルシウム(CaCO3)の溶解度を示すグラフである。温度が高ければ高いほど水中難溶成分が析出しやすくなる傾向を示している。炭酸カルシウムの場合、特に水温が100℃になると、水中に溶けた炭酸カルシウムはすべて析出してしまう。つまり、大気圧で水を加熱気化させる場合には、確実に炭酸カルシウムが析出してしまうことになる。そこで、上述したように、例えば、気化室15の気圧を0.2気圧まで減圧すれば、図5より、約60℃で水が気化することになるので、炭酸カルシウムの析出を低減することが出来る。
FIG. 8 is a graph showing the solubility of calcium carbonate (CaCO3), one of the hardly soluble components in water that causes scale. The higher the temperature is, the more easily the poorly soluble component in water tends to precipitate. In the case of calcium carbonate, especially when the water temperature reaches 100 ° C., all the calcium carbonate dissolved in water is deposited. That is, when water is heated and vaporized at atmospheric pressure, calcium carbonate is surely deposited. Therefore, as described above, for example, if the pressure in the vaporizing
次に、残水貯留部16に貯まった残留水を排出する機構について説明する。
図9は、残水排水路17の開放状態を示す図であり、図4にて、図示しない制御手段により、排水路下部閉塞部材22が下方に動かされた状態を示した図である。排水路下部閉塞部材22が下方に動かされることにより、第2の開閉棒26を介して接続されている支持棒24の右端が下方に動かされる。支持棒24は支持軸23を軸に回転可能に設置されているので、支持棒24の左端は上方に動かされる。支持棒24の左端が上方に動かされると、これに連動して第1の開閉棒25は上方に動き、第1の開閉棒25に固定して接続されている排水路上部閉塞部材21が上方に動かされる。排水路上部閉塞部材21が上方に動かされることにより、残水貯留部16と残水排水路17が連通状態となり、残水貯留部16に貯まった残留水は、重力により残水排水路17を通ってピストン7の外に排出される。
Next, a mechanism for discharging the residual water stored in the residual
FIG. 9 is a diagram showing an open state of the residual
残留水排出路17を閉塞するときは、上記と逆の動作により閉塞させる。
When the residual
加湿装置の運転停止時には、上記の動作により気化室15内の残水を全て排出するとともに、さらに新鮮な気化用水を気化室15内に導入して、洗浄動作をさせることが望ましい。
When the operation of the humidifier is stopped, it is desirable to discharge all the remaining water in the vaporizing
また、上記では、加熱手段5により気化室15を加熱する構成としたが、加熱手段5を動作しない運転とすることもできる。このように運転することにより、ノズル2bからは新鮮な水が気化室15に供給されることになり、気化室15内を新鮮な水で洗浄することが出来る。
In the above description, the vaporizing
なお、排水路上部閉塞部材21は、気化室15が加圧された場合に、気化室15内の空気が残留水路排出路17に流出するのを防ぐため、上部が広く下部が狭い台状円錐形状とすることが望ましい。また、排水路下部閉塞部材22は、気化室15が負圧の場合に、外部空気が気化室15に流入するのを防ぐため、下部が広く上部が狭い台状円錐形状とすることが望ましい。
The drainage channel upper blocking member 21 is a trapezoidal cone having a wide upper portion and a narrow lower portion in order to prevent the air in the
ピストン7の外に排出された残留水は、残水引導槽8を伝い、残水導入口12を経由して、残水タンク1bに貯まる。残水タンク1bに貯まった残留水は、気化用水タンク1aに水を補給する時などの任意のタイミングで排出する。また、残水引導槽8を伝った残留水をそのまま外箱13の外に排出する構成としてもよい。
The residual water discharged out of the
実施の形態1によれば、気化室15を減圧することにより、より低い温度で水を気化させることができるとともに、残水貯留部16に貯まった残水のスケール析出を低減することが出来る。また、ミスト上にした水を気化室15内に導入することにより、気化効率を高めることが出来る。また、ピストン7の上昇時に気化室15の側面に付着したスケールを除去することにより、加熱効率が低下するのを防ぐことができる。また、除去されたスケールは、残留水とともに残水貯留部16に貯まるが、シリンダ6の上面に設けた滞留物除去手段4により、残水貯留部16を洗浄することで、スケールの固着を防ぐことが出来る。また、残水貯留部16に貯まった残留水を排出する機構を設けたことにより、不純物が濃縮された水が貯まるのを防ぐことができる。
According to the first embodiment, by reducing the pressure in the
蒸気排気口3から排気された加湿空気は、低温にもかかわらず蒸留された水なので、安全清潔な加湿空気が得られる。また、気化室15が密閉され、気化室15中の水量も少なく、さらに、より低い温度で水を気化させることができるので、加湿装置が転倒した場合でも、熱湯がこぼれてやけどするおそれを小さくすることが出来る。また、ピストン7の運動で発生した熱は、水の気化熱としても利用することができ、加熱手段5の加熱量を少なくすることが出来る。また、ピストン7の上下運動で、気化室15の加減圧を行うので、真空ポンプを用いる必要がない。
Since the humidified air exhausted from the
実施の形態2.
上記実施の形態1では、一例として、給水制御手段2aをピストン7の上下動に連動して開閉制御する構成としたが、外箱13の外部に図示しない湿度センサーを設置し、その湿度センサーの情報に基づき、給水制御手段2aの開閉制御を行う構成とすることもできる。このような構成とすることで、加湿装置の使用環境に適した量の加湿空気を生成することが出来る。
In the first embodiment, as an example, the water supply control means 2a is configured to open and close in conjunction with the vertical movement of the
実施の形態3.
上記実施の形態2では、外箱13の外部に設けたセンサーの情報に基づいて、給水制御手段2aの開閉制御を行う構成としたが、いずれも図示しない温度センサー、湿度センサー、気圧センサーのいずれか1以上のセンサーを気化室15内に設け、このセンサーの情報に基づいて給水制御手段2aにて開閉制御する構成とすることも出来る。このような構成とすることで、気化室15の状態に適した量の加湿用水を気化室15に導入することが出来る。
In the second embodiment, the opening / closing control of the water supply control means 2a is performed based on the information of the sensor provided outside the
実施の形態4.
上記加湿装置に、いずれも図示しない積算運転時間カウンター、加湿用水積算流量カウンター等加湿装置の運転履歴を記憶するカウンターと、周囲環境の湿度感知センサー、気化室15内に温度、圧力センサーを設ける構成とすることも出来る。これらのカウンター及びセンサーの組合せで、常に加湿装置の状態を把握し、音声或いは表示でユーザに告知することで、ユーザに加湿装置のメンテナンスを促すことが出来る。また、外部からの操作、制御がない場合、自動モードに入り、洗浄モードに入るか、加湿装置を強制に停止させることもできる。
A configuration in which the humidifier is provided with a counter for storing the operation history of the humidifier such as an accumulated operation time counter, a humidified water accumulated flow rate counter, etc., a humidity sensor for the surrounding environment, and a temperature and pressure sensor in the vaporizing
図10は加湿装置のメンテナンス制御フローの一例を示す。累積時間(例えば9000時間)以下であれば、経年劣化がないと判断する場合の例を示している。図10の場合、ピストン駆動手段10であるモーターは加湿装置のメイン動力源であり、モーター運転時、機体温度上昇によって、モーターは正常であるかどうかを判断できる。
モーター運転時、停止時の温度より50℃〜100℃高ければ、モーターの物理的な劣化が見られ、処置が必要であるとユーザに告知する。
気化水の積算流量は運転開始からカウントして、一定の使用量(例えば300h相当)になると、気化室15内の気化用水が濃縮過ぎないように、自動洗浄モードに入り、減圧加熱気化室15内部を水で洗浄する。
また、減圧加熱気化室15の温度、圧力を感知できるセンサーも搭載している。加湿装置心臓部分の状態を常に把握し、ユーザに告知する。
FIG. 10 shows an example of the maintenance control flow of the humidifier. If the accumulated time (for example, 9000 hours) or less, an example in which it is determined that there is no aging deterioration is shown. In the case of FIG. 10, the motor that is the piston driving means 10 is the main power source of the humidifying device, and it can be determined whether the motor is normal or not by the rise in the body temperature during motor operation.
When the motor is operating, if it is higher by 50 ° C. to 100 ° C. than the temperature at the time of stopping, the motor is physically deteriorated and the user is notified that treatment is necessary.
When the accumulated flow rate of the vaporized water is counted from the start of operation and reaches a certain amount used (e.g., equivalent to 300 h), the automatic cleaning mode is entered so that the vaporized water in the
In addition, a sensor capable of sensing the temperature and pressure of the vacuum heating and vaporizing
実施の形態5.
上記実施の形態1から5では、気化室15が1つの構成としていたが、シリンダ6及びピストン7の組を複数設けるような構成とすることも出来る。このような構成とすることで大量の加湿空気を供給することが出来る。
In the first to fifth embodiments, the
1 貯水タンク
1a 気化用水タンク
1b 残水タンク
2 給水管
2a 給水制御手段
2b ノズル
3 蒸気排出口
3a 逆流防止弁
4 滞留物除去手段
5 加熱手段
6 シリンダ
6a シリンダ側面
7 ピストン
8 残水引導槽
9 ピストン支持部材
10 ピストン駆動手段
11 気化用水逆流防止弁
12 残水導入口
13 外箱
14 空気穴
15 気化室
16 残水貯留部
17 残水排水路
21 排水路上部閉塞部材
22 排水路下部閉塞部材
23 支持軸
24 支持棒
25 第1の開閉棒
26 第2の開閉棒
30 気化室15の側面に付着したスケール
DESCRIPTION OF
Claims (12)
前記気化室を加熱する加熱手段と、
前記ピストンを上下方向に往復運動させるピストン駆動手段と、
気化用水を前記気化室内に導く給水管と、
前記給水管に接続され前記気化室内に前記気化用水を噴出するノズルと、
前記給水管内に設けられ、前記気化用水の前記気化室内への給水量を制御する給水制御手段と、
逆流防止手段が設けられ、前記蒸気生成手段により生成された蒸気を前記気化室の外部に排出する排出口と、
を備え、
前記ピストンは、前記ピストン上面に前記シリンダと接する周縁部が鋭角をなすよう凹状に形成された残水貯留部と、前記残水貯留部の底部に形成された残水排水路と、前記残水排水路を開閉する開閉手段と、を有したことを特徴とする加湿装置。 A steam generating means comprising a cylinder and a piston which is provided in the cylinder so as to be movable up and down and forms a vaporization chamber together with the cylinder;
Heating means for heating the vaporization chamber;
Piston driving means for reciprocating the piston in the vertical direction;
A water supply pipe for leading the vaporizing water into the vaporizing chamber;
A nozzle connected to the water supply pipe and ejecting the water for vaporization into the vaporization chamber;
A water supply control means provided in the water supply pipe for controlling the amount of water supplied to the vaporizing chamber of the vaporizing water;
Backflow prevention means is provided, and a discharge port for discharging the steam generated by the steam generation means to the outside of the vaporization chamber,
With
The piston includes a residual water storage portion formed in a concave shape so that a peripheral edge in contact with the cylinder forms an acute angle on the piston upper surface, a residual water drainage channel formed in a bottom portion of the residual water storage portion, and the residual water A humidifying device comprising: an opening / closing means for opening and closing the drainage channel.
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