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JP2004265829A - Wetting method of gas - Google Patents

Wetting method of gas Download PDF

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JP2004265829A
JP2004265829A JP2003057334A JP2003057334A JP2004265829A JP 2004265829 A JP2004265829 A JP 2004265829A JP 2003057334 A JP2003057334 A JP 2003057334A JP 2003057334 A JP2003057334 A JP 2003057334A JP 2004265829 A JP2004265829 A JP 2004265829A
Authority
JP
Japan
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gas
chamber
pressure
humidified
hot water
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003057334A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Michihiro Kishimoto
道広 岸元
Toshihiro Ishibashi
俊弘 石橋
Yasuhiko Fujiwara
泰彦 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Elex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Elex Co Ltd filed Critical Nittetsu Elex Co Ltd
Priority to JP2003057334A priority Critical patent/JP2004265829A/en
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wetting method of gas which produces wet gas of a predetermined temperature and a predetermined pressure for a short time. <P>SOLUTION: Gas (such as hydrogen gas, air and oxygen gas) of a predetermined amount and hot water are introduced into a chamber 10 kept to be at a predetermined temperature. The actual volume of the gas in the chamber 10 is increased and the hot water is boiled, then the gas in the chamber 10 is wetted to produce the wet gas of the predetermined temperature and the predetermined pressure in a series of a cyclic operation process, by which the wet gas of the predetermined temperature and pressure is produced relatively for a short time with the gas and vapor evenly mixed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、燃料電池に供給されるガス(酸素、水素、空気等)に対し、特に加湿ガスの成分設定が必要な出荷前の水分付与工程、性能検査工程における加湿方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、固体高分子型燃料電池は、一般的に、水素イオン伝導性の固体高分子を白金触媒を担持したカーボン電極で挟み込んで構成される発電素子、即ち固体高分子電解質膜−電極接合体及び各電極面にそれぞれの反応ガスを供給するためのガス通路を画成すると共に、発電素子を両側から支持するガス分離部材を積層した構造を有する。そして、一方の電極に水素ガス(燃料ガス)を供給し、他方の電極に酸素あるいは空気即ち酸化剤ガスを供給して、燃料ガスの酸化還元反応にかかる化学エネルギーを、直接電気エネルギーとして取り出すようになっている。
【0003】
この燃料電池にあっては、アノード側で水素ガスがイオン化して固体高分子電解質膜中を移動し、電子は、外部負荷を通ってカソード側に移動し、酸素と反応して水を生成する一連の電気化学反応により電気エネルギーを取り出すことができる。この固体高分子電解質膜中を水素イオンが移動するため、固体高分子電解質膜が乾燥してしまうと、イオン伝導率が低下し、エネルギー変換効率が低下してしまうので、水分を供給する必要がある。
【0004】
そこで、従来の固体高分子型燃料電池においては、加湿装置によって反応ガスを積極的に加湿して高い反応速度を維持するようにしている。この加湿装置は、例えば、特許文献1に記載のように、水蒸気透過膜を用いてガスを加湿する方法等があるが、最終的には大容量のチャンバー内に加湿したガスを所定温度、所定湿度に保つようにして保持し、発電量に応じて加湿したガスを燃料電池に供給し、この加湿したガスは特許文献1記載の方法や、あるいは噴霧器を用いて作られている。一方、燃料電池の製造にあたっては、出荷前に前述の固体高分子電解質膜に適度の湿り気が必要であり、また、性能検査にあたっては、その水分条件を精度よく確保する必要がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−132038号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、成分設定が必要な出荷前の水分付与工程、性能検査工程において、含まれるガスに対して一定の水分を含む加湿ガスを製造することは困難であって時間がかかり(通常、数十分)、特に、複数の燃料電池にこの加湿ガスを使用する場合には、需要が一定しないので、加湿ガスの温度や圧力、更には湿度が一定せず、燃料電池の運転に困難を伴うという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、短時間で、所定温度で所定圧力の加湿ガスを製造することが可能なガスの加湿方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係るガスの加湿方法は、チャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、前記チャンバー内の前記ガスの実質容積を増大して前記温水を沸騰させ、更に実質容積を調整することにより、前記チャンバー内のガスを加湿して、所定温度で所定圧力の加湿ガスを製造している。即ち、前記チャンバー内の圧力を下げることによって、前記温水を沸騰させ、ガスの加湿を行う。
【0008】
また、第2の発明に係るガスの加湿方法は、容積が可変のチャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、該チャンバーの容積増大に伴う該チャンバー内の圧力が、容積変更後の前記温水の温度の飽和蒸気圧以下となるようにして、前記チャンバーの容積を増大し、前記温水を沸騰させて前記チャンバー内のガスを加湿ガスとしている。
【0009】
第3の発明に係るガスの加湿方法は、容積が一定のチャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、該チャンバーの前記ガス容積の増大に伴う前記チャンバー内の圧力が、前記ガス容積変更後の前記温水の温度の飽和蒸気圧以下となるようにして、前記チャンバーの温水を抜き出して、前記温水を沸騰させ前記チャンバー内のガスを加湿ガスとしている。
第1〜第3の発明においては、チャンバーに入れたガスを減圧して、温水を沸騰させ、発生する蒸気によってガスを短時間のうちに加湿している。
なお、チャンバーはいずれの場合でも、保温されかつ所定温度(加湿ガスの生成温度を下回らない温度)に保持されている。
【0010】
第4の発明に係るガスの加湿方法は、第1〜第3の発明に係るガスの加湿方法において、前記チャンバー内の前記加湿ガスに、更に前記チャンバー内のガス分圧と前記飽和蒸気圧との和以上の圧力を有する水蒸気を吹き込んでいる。これによって、チャンバー内のガスが不飽和の場合には、更に加湿される。
【0011】
第5の発明に係るガスの加湿方法は、第1〜第4の発明に係るガスの加湿方法において、前記加湿ガスを消費機器に供給する通路に、ヒータを設け、前記加湿ガスを更に加熱して前記消費機器に供給する。これによって、加湿されたガスは過熱蒸気になるので、通路内でガスの温度が多少下がっても、凝縮しない。更には、温度が変わっても成分(ガスと水蒸気)の比率(例えば、モル比)に変化は生じない。
【0012】
第6の発明に係るガスの加湿方法は、第1〜第4の発明に係るガスの加湿方法において、前記チャンバー又は前記加湿ガスを消費機器に供給する通路に、水蒸気を吹き込んで前記加湿ガスを更に加熱及び加湿して前記消費機器に供給する。これによって、加湿ガスの温度及び絶対湿度(ドライガス1kg中に含まれる水蒸気の質量)を更に上げることができる。
【0013】
第7の発明に係るガスの加湿方法は、第1〜第6の発明に係るガスの加湿方法において、前記ガスは、燃料電池に使用する水素、空気及び酸素のいずれか1あるいはこれらを含む混合ガスである。これによって、燃料電池の運転を安定して行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係るガスの加湿方法の説明図、図2は本発明の第2の実施の形態に係るガスの加湿方法の説明図である。
【0015】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るガスの加湿方法に用いるチャンバー10は、内部にチャンバー10内の体積(容積)を変えることができるピストン11を有し、図示しない昇降手段(例えば、油圧シリンダー、ジャッキ、電動シリンダー)によって、ピストン11がチャンバー10内を所定距離、正確に昇降移動できる構造となっている。なお、12はピストンロッドを示す。
チャンバー10の天井部13には、図1(A)に示すように、排水口14を、図1(B)に示すように、ガス入口15及び温水口16を有し、更に、図1(F)に示すように、加湿ガスの排気口17を備えている。そして、チャンバー10の側部には図1(E)に示すように、蒸気吹き込み口18が設けられている。
【0016】
なお、排水口14、ガス入口15、温水口16、排気口17、蒸気吹き込み口18にはそれぞれ電磁弁が設けられ、常時は閉じており、チャンバー10から排水する場合、チャンバー10内にガスや温水を入れる場合、チャンバー10から加湿ガスを排出する場合、チャンバー10内に蒸気を吹き込む場合のみに、それぞれの電磁弁が開くようになっている。
また、チャンバー10の周囲は断熱材で覆われ、更には保温用のヒータが設けられ、常時チャンバー10を所定温度(例えば、83℃)に保つようになっている。
【0017】
チャンバー10の排気口17に接続される通路19には、電熱ヒータ(ヒータの一例)20が設けられ、通過する加湿ガスを約5℃だけ昇温できる構造となっている。通路19の端部には加湿ガスの貯留タンク21が設けられ、この貯留タンク21内に製品である加湿ガスを溜めることができるようになっている。なお、この貯留タンク21は保温構造となって、所定温度(例えば、88℃)で1.2気圧の加湿ガスが貯留できる。貯留タンク21には図示しないガス出口が設けられ、テスト又は運転を行おうとする図示しない燃料電池に加湿ガスを供給できる構造となっている。なお、チャンバー10の天井部13には、チャンバー10内の温度を測定する温度センサー23と、チャンバー10内の圧力を測定する圧力センサー24が設けられている(図1(A)のみに示す)。
【0018】
以上の構成となった装置を用いて、水素ガス(ガスの一例)を、83℃(温度Tとする)で湿度95%以上に加湿する方法について、具体的に説明する。
まず、図1(A)に示すように、ピストン11を最上位置に上げてチャンバー10内に残っている水を排水口14から追い出す。そして、図1(B)に示すように、25℃で圧力P (この例では、1気圧、101.32KPa)の水素ガスを、ガス入口15から例えばチャンバー10の最大容積の1/4〜1/3(V1とする)程度入れ、更にその容積(V1)の1/3程度で88℃の温水(容積Vwとする)を温水口16から入れる。この場合、温水の温度(Tw)は必ず83℃より高い必要があり、(Tw−T)×Vwの保有熱が気化熱となって、後の工程で温水を瞬時に沸騰させることができる。
【0019】
次に、図1(C)に示すように、ピストン11を下げて、チャンバー10の容積をV1からV2にする。これによって、チャンバー10内の水素ガスが減圧し、温水の蒸発を無視すると、その圧力P は、P ×V1/V2になる。今、最終目的のガス温度は、83℃であり、その時の飽和蒸気圧は53.41KPa(以下、Psとする)であるので、P がPsと同一か小さくなるようにピストン11の下げ位置を決める。なお、温水の温度は入れた直後は88℃であるが、チャンバー10自体が83℃に保温されているため、温水の温度が徐々に下がるので、温水をチャンバー10内に入れた後、直ちにこの動作を行う。
【0020】
ここで、減圧した水素ガスの圧力が、チャンバー10内の温水の飽和蒸気圧以上の場合には、チャンバー10内で温水の沸騰は起こらず、短時間の間に水素ガスを加圧することはできない。従って、必ず、チャンバー10内の温水の飽和蒸気圧より低い圧力となるようにV2を制御する必要がある。なお、温水の量が多い場合には、温水の持つ保有熱量が大きいので、温水の飽和蒸気圧より低い圧力にV2をするのであれば、83℃の飽和蒸気圧Ps以下にすることは必須の要件ではない。また、チャンバー10内の水素ガスの圧力(正確には分圧)をPsより更に下げても良いが、チャンバー10自体が83℃に保温されているので、水蒸気の分圧はPsとなり、水素ガスの分圧は更に下がるので、水素ガスと水蒸気のそれぞれの分圧を加えた合計圧力が1気圧とならず低い圧力になり、最終的には、再度ピストン11を上げて、圧力調整をすることになる。
【0021】
この実施の形態では、83℃の温水の飽和蒸気圧は、53.41KPaであるので、理想的には水素ガスの分圧を47.875KPaとすればよく、従って、V2は、V1・α・101.32/47.875(αは水素ガスの温度変化を考慮した膨張度合い係数である)程度となる。
なお、チャンバー10に設けられている圧力センサー24でチャンバー10内の圧力を常時1気圧にし、更に温度を83℃に保持するように、ピストン11の高さ調整を行うと、図1(D)示すように、最終的には、水素ガスの分圧が47.325KPaで、水蒸気分圧が53.41KPaの加湿ガスとなる。
【0022】
ところが、水素ガスの分圧が47.875KPaで、水蒸気分圧が53.41KPaの加湿ガスは、相対湿度100%の加湿ガスであるので、系が落ち着くのに多少の時間がかかる。そこで、図1(E)に示すように、蒸気吹き込み口18から、内部の圧力を超える圧力を有する水蒸気を吹き込む。これによって、加湿ガスの湿度が上がり、その温度で保有できる水蒸気量が上がり、絶対湿度が上昇する。なお、チャンバー10内は、83℃に保持されているので、余分な蒸気は液化する。これによって、1気圧、83℃超で、実質湿度100%の加湿ガスが製造される。絶対湿度でみると、83℃で相対湿度(φ=P/Ps、P:水蒸気圧、Ps:飽和水蒸気圧)100%での絶対湿度より高い絶対湿度が得られる。
【0023】
次に、図1(F)に示すように、ピストン11を上昇させて、83℃の加湿ガスを製造し、加湿ガスの貯留タンク21あるいは図示していないが消費機器に圧送する。消費機器の一例である燃料電池の使用条件と配管圧損を考慮して、例えば1.2気圧の加湿ガスを製造し、圧送する。また、圧送中の配管内の温度低下を考慮し、チャンバー10から貯留タンク21の間の通路19(あるいは、消費機器への通路)に電熱ヒータ20を設けて加湿ガスの温度を88℃に加熱する。なお、加湿ガスを1.2気圧に加圧すると、水蒸気も加圧されて83℃の飽和蒸気圧を超える。しかし、この状態では加湿ガスは過飽和ガスとなるが、直ちに88℃に加熱されるので、不飽和蒸気となって液化はしない。即ち、88℃の飽和蒸気圧は64.94KPaであり、1.2倍に加圧された加湿ガス中の水蒸気の分圧は64.14KPaである。また、加圧されても、水蒸気が飽和しない限りは、水素ガスと水蒸気とのモル比は一定である。
そして、前述のように、貯留タンク21では、88℃で1.2気圧の加湿ガスとして貯留される。なお、繰り返し加湿ガスを製造する場合には、図1(A)〜(F)の工程を繰り返すことになる。
【0024】
続いて、図2に示す本発明の第2の実施の形態に係るガスの加湿方法について説明するが、第1の実施の形態に係るガスの加湿方法と基本的に異なる点は、一定容積の第1のチャンバー28の他に、水を充填した可変容量の第2のチャンバー29を備えていることである。そして、第1のチャンバー28と第2のチャンバー29とを連通管30で連結して、第2のチャンバー29内の容積を制御して、第1のチャンバー28内の水面を変化させている点であるが、第1の実施の形態に係るガスの加湿方法で使用したチャンバー10と同様に、実質的にチャンバー内の気体容積を変化させているので、原理的には、第1の実施の形態に係るガスの加湿方法と変わらない。
【0025】
そこで、第1の実施の形態に係る方法に使用した装置と、同一の構成要素については、同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。第2のチャンバー29には、常時、88℃の温水が充填され、周囲は保温されてその温度を保つようになっている。また、第2のチャンバー29内には、昇降するピストン31が設けられ、第2のチャンバー29内に溜まった温水を連通管30を介して第1のチャンバー28に供給又は第1のチャンバー28から排出できるようになっている。なお、符号32はピストンロッドを示す。
【0026】
この第2の実施の形態に係るガスの加湿方法について、概略説明すると、図2(B)に示すように、第1のチャンバー28内に、温水口16から所定量の温水とガス入口15から所定量(第1のチャンバー28の容積の1/4〜1/3)の水素ガスを入れる。この場合、水素ガスは1気圧であるので、88℃の温水は沸騰せず、この温水によって水素ガスは実質的に加湿されない。
【0027】
次に、図2(C)に示すように、第2のチャンバー29内のピストン31を下げて、第1のチャンバー28内の温水の水位を下げて、第1のチャンバー28内を減圧する。減圧の条件については、第1の実施の形態に係るガスの加湿方法の図1(C)に示す通りである。これによって、第1のチャンバー28内の温水は急激に沸騰し、減圧した水素ガスは加湿される。図2(D)に示すように、最終的な加湿を行った後、図2(E)に示すように、蒸気吹き込み口18から飽和蒸気を吹き込み、これによって、1気圧、83℃で95%以上の加湿ガスを製造する。
【0028】
そして、図2(F)に示すように、第2のチャンバー29のピストン31を上昇させて、加湿ガスを1.2倍に加圧し、更に電熱ヒータ20で加熱しながら、貯留タンク21に加湿ガスを送る。この場合、第1のチャンバー28内で、必要な場合には、更に、第1のチャンバー28内の圧力より高い圧力で、蒸気吹き込み口18から、飽和蒸気を加湿ガス内に吹き込んでもよい。なお、過剰分は液化されるので、特に問題はない。
【0029】
前記実施の形態においては、ガスとして水素ガスを加湿する場合について説明したが、酸素ガスや空気、場合によっては、これらを含む混合ガスやその他のガスを加湿する場合であっても本発明は適用される。
また、前記実施の形態においては、具体的な数値を用いて説明したが、本発明の要旨を変更しない範囲で、その具体的数値を変更することは可能である。
また、前記実施の形態においては、最終過程で加湿ガスを電熱ヒータによって加熱しているが、最終過程でのチャンバー10内(あるいは、加湿ガスを消費機器に供給する通路)に蒸気(1気圧以上で、通常は1〜1.2気圧)を吹き込むこともでき、これによって加湿ガスの加熱を行うことができる他、加湿ガスの湿度を100%又は100%に近づけることができる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1〜7記載のガスの加湿方法は、チャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、チャンバー内のガスの容積を増大して温水を沸騰させ、チャンバー内のガスを加湿ガスとしているので、短時間のうちに水蒸気をガス中に混入することができる。
これによって、ガスと水蒸気が均一に混ざった所定の温度及び圧力の加湿ガスを比較的短時間に造ることができる(一連の(A)→(B)→(C)→(D)→(E)→(F)のサイクルタイム次第であるが、通常15〜60sec)。
【0031】
特に、請求項4記載のガスの加湿方法は、チャンバー内の加湿ガスに、更にチャンバー内のガス分圧と飽和蒸気圧との和以上の圧力を有する水蒸気を吹き込んでいる。これによって、チャンバー内のガス分圧が小さい場合には、昇温しても分圧上昇に余裕があり、昇温することで、飽和水蒸気圧が上がり、より多くの水蒸気を含む、すなわち絶対湿度の高い加湿ガスを造ることができる。
【0032】
請求項5記載のガスの加湿方法は、加湿ガスを消費機器に供給する通路に、ヒータを設け、加湿ガスを更に加熱して消費機器に供給する。これによって、加湿されたガスは過熱蒸気になり、通路内でガスの温度が多少下がっても、凝縮しないので、加湿ガスが安定する。また、温度が変わっても成分(ガスと水蒸気)の比率(例えば、モル比)に変化は生じない。
【0033】
請求項6記載のガスの加湿方法は、製造された加湿ガスに更に蒸気を吹き込んでいるので、加湿ガスが加温されると共に絶対湿度を高めることができる。
そして、請求項7記載のガスの加湿方法は、ガスは、燃料電池に使用する水素、空気及び酸素のいずれか1あるいはこれらを含む混合ガスである。これによって、例えば、このような加湿ガスを必要とする固体高分子型燃料電池の運転を安定して行うことができる。また、需要の変化に応じて、一連の動作サイクルの起点を変更することが容易にできるので、無駄な加湿ガスの製造を避けることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガスの加湿方法の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るガスの加湿方法の説明図である。
【符号の説明】
10:チャンバー、11:ピストン、12:ピストンロッド、13:天井部、14:排出口、15:ガス入口、16:温水口、17:排気口、18:蒸気吹き込み口、19:通路、20:電熱ヒータ、21:貯留タンク、23:温度センサー、24:圧力センサー、28:第1のチャンバー、29:第2のチャンバー、30:連通管、31:ピストン、32:ピストンロッド
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a humidification method for a gas (oxygen, hydrogen, air, and the like) supplied to a fuel cell in a water supply step and a performance inspection step before shipping, which particularly require setting of a humidification gas component.
[0002]
[Prior art]
For example, a polymer electrolyte fuel cell is generally a power generating element composed of a hydrogen ion conductive solid polymer sandwiched between carbon electrodes supporting a platinum catalyst, that is, a solid polymer electrolyte membrane-electrode assembly and It has a structure in which a gas passage for supplying a reaction gas to each electrode surface is defined, and gas separating members for supporting the power generating element from both sides are laminated. Then, a hydrogen gas (fuel gas) is supplied to one electrode, and oxygen or air, that is, an oxidizing gas is supplied to the other electrode, so that chemical energy involved in a redox reaction of the fuel gas is directly extracted as electric energy. It has become.
[0003]
In this fuel cell, hydrogen gas is ionized on the anode side and moves through the solid polymer electrolyte membrane, and electrons move to the cathode side through an external load and react with oxygen to produce water. Electrical energy can be extracted by a series of electrochemical reactions. Since hydrogen ions move through the solid polymer electrolyte membrane, if the solid polymer electrolyte membrane is dried, the ionic conductivity decreases and the energy conversion efficiency decreases, so it is necessary to supply water. is there.
[0004]
Thus, in the conventional polymer electrolyte fuel cell, the reaction gas is actively humidified by the humidifier to maintain a high reaction rate. This humidifying device includes, for example, a method of humidifying a gas using a water vapor permeable membrane, as described in Patent Document 1, and finally, the humidified gas is stored in a large-capacity chamber at a predetermined temperature and a predetermined temperature. Humidity is maintained by keeping the humidity, and humidified gas is supplied to the fuel cell according to the amount of power generation. The humidified gas is produced by the method described in Patent Document 1 or by using a sprayer. On the other hand, in the manufacture of a fuel cell, the above-mentioned solid polymer electrolyte membrane needs to have appropriate moisture before shipment, and in the performance test, it is necessary to ensure the moisture condition with high accuracy.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-132038 (FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method described in Patent Literature 1, it is difficult to produce a humidified gas containing a certain amount of moisture with respect to the contained gas in a water supply step and a performance inspection step before shipment that require component setting. It takes time (usually several tens of minutes), especially when this humidified gas is used for a plurality of fuel cells, since the demand is not constant, the temperature and pressure of the humidified gas and the humidity are not constant, and the fuel There was a problem that the operation of the battery was difficult.
The present invention has been made in view of such circumstances, and has as its object to provide a gas humidification method capable of producing a humidification gas at a predetermined temperature and a predetermined pressure in a short time.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a gas humidification method comprising: taking a predetermined amount of gas and hot water into a chamber; increasing a substantial volume of the gas in the chamber to boil the hot water; Thus, the gas in the chamber is humidified to produce a humidified gas at a predetermined temperature and a predetermined pressure. That is, the hot water is boiled by lowering the pressure in the chamber to humidify the gas.
[0008]
Further, in the gas humidifying method according to the second invention, the predetermined amount of gas and hot water are taken into a chamber having a variable volume, and the pressure in the chamber accompanying the increase in the volume of the chamber is changed to the hot water after the volume is changed. The volume of the chamber is increased so as to be equal to or lower than the saturated vapor pressure of the temperature of the above, and the hot water is boiled to make the gas in the chamber a humidified gas.
[0009]
In the gas humidification method according to the third invention, a predetermined amount of gas and hot water are taken into a chamber having a constant volume, and the pressure in the chamber accompanying the increase in the gas volume of the chamber is changed after the gas volume is changed. The hot water in the chamber is drawn out so that the temperature of the hot water does not exceed the saturated vapor pressure, and the hot water is boiled to make the gas in the chamber a humidified gas.
In the first to third aspects of the present invention, the pressure of the gas contained in the chamber is reduced, the hot water is boiled, and the generated gas is humidified in a short time.
In any case, the chamber is kept warm and at a predetermined temperature (a temperature not lower than the humidification gas generation temperature).
[0010]
The method for humidifying a gas according to a fourth invention is the method for humidifying a gas according to the first to third inventions, wherein the humidified gas in the chamber further includes a gas partial pressure in the chamber, the saturated vapor pressure, Steam having a pressure equal to or greater than the sum of Thereby, when the gas in the chamber is unsaturated, it is further humidified.
[0011]
The gas humidification method according to a fifth aspect of the present invention is the gas humidification method according to the first to fourth aspects, wherein a heater is provided in a passage for supplying the humidification gas to a consumer device, and the humidification gas is further heated. To the consumer equipment. As a result, the humidified gas becomes superheated steam, so that it does not condense even if the temperature of the gas is slightly lowered in the passage. Furthermore, even if the temperature changes, the ratio (eg, molar ratio) of the components (gas and water vapor) does not change.
[0012]
The gas humidification method according to a sixth aspect of the present invention is the gas humidification method according to the first to fourth aspects, wherein the humidification gas is blown into the chamber or a passage for supplying the humidification gas to a consumer device by blowing steam. It is further heated and humidified and supplied to the consumer equipment. Thereby, the temperature and the absolute humidity (mass of water vapor contained in 1 kg of dry gas) of the humidified gas can be further increased.
[0013]
A gas humidification method according to a seventh invention is the gas humidification method according to the first to sixth inventions, wherein the gas is any one of hydrogen, air and oxygen used for a fuel cell or a mixture containing these. Gas. Thereby, the operation of the fuel cell can be stably performed.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings to provide an understanding of the present invention.
Here, FIG. 1 is an explanatory diagram of a gas humidifying method according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an explanatory diagram of a gas humidifying method according to a second embodiment of the present invention.
[0015]
As shown in FIG. 1, a chamber 10 used in the gas humidification method according to the first embodiment of the present invention has a piston 11 capable of changing the volume (volume) in the chamber 10 therein. A structure in which the piston 11 can be accurately moved up and down a predetermined distance within the chamber 10 by a lifting means (for example, a hydraulic cylinder, a jack, an electric cylinder) which is not used. Reference numeral 12 denotes a piston rod.
The ceiling portion 13 of the chamber 10 has a drain port 14 as shown in FIG. 1A and a gas inlet 15 and a hot water port 16 as shown in FIG. As shown in F), a humidified gas exhaust port 17 is provided. And, as shown in FIG. 1 (E), a steam blowing port 18 is provided on the side of the chamber 10.
[0016]
Each of the drain port 14, the gas inlet 15, the hot water port 16, the exhaust port 17, and the steam blowing port 18 is provided with an electromagnetic valve, and is always closed. When draining from the chamber 10, gas or gas is supplied into the chamber 10. Each electromagnetic valve is opened only when warm water is supplied, when the humidified gas is discharged from the chamber 10, and when steam is blown into the chamber 10.
The periphery of the chamber 10 is covered with a heat insulating material, and a heater for keeping the temperature is provided, so that the chamber 10 is always maintained at a predetermined temperature (for example, 83 ° C.).
[0017]
An electric heater (an example of a heater) 20 is provided in a passage 19 connected to the exhaust port 17 of the chamber 10, and has a structure capable of raising the temperature of a passing humidified gas by about 5 ° C. A humidification gas storage tank 21 is provided at an end of the passage 19, and humidification gas as a product can be stored in the storage tank 21. The storage tank 21 has a heat retaining structure and can store a humidified gas of 1.2 atm at a predetermined temperature (for example, 88 ° C.). The storage tank 21 is provided with a gas outlet (not shown) to supply a humidified gas to a fuel cell (not shown) to be tested or operated. Note that a temperature sensor 23 for measuring the temperature inside the chamber 10 and a pressure sensor 24 for measuring the pressure inside the chamber 10 are provided on the ceiling 13 of the chamber 10 (only shown in FIG. 1A). .
[0018]
A method for humidifying a hydrogen gas (an example of a gas) at 83 ° C. (temperature T) to a humidity of 95% or more using the apparatus having the above configuration will be specifically described.
First, as shown in FIG. 1A, the piston 11 is raised to the uppermost position and water remaining in the chamber 10 is expelled from the drain port 14. Then, as shown in FIG. 1B, a hydrogen gas at 25 ° C. and a pressure P 0 (1 atm, 101.32 KPa in this example) is supplied from the gas inlet 15 to, for example, 1 / of the maximum volume of the chamber 10. About 1/3 (referred to as V1) is charged, and further, about 1/3 of the volume (V1), 88 ° C. warm water (referred to as a volume Vw) is supplied through the warm water port 16. In this case, the temperature (Tw) of the hot water must be always higher than 83 ° C., and the retained heat of (Tw−T) × Vw becomes heat of vaporization, so that the hot water can be instantaneously boiled in a later step.
[0019]
Next, as shown in FIG. 1C, the piston 11 is lowered to change the volume of the chamber 10 from V1 to V2. Thus, the reduced pressure hydrogen gas in the chamber 10, ignoring the warm water evaporation, the pressure P 2 will P 0 × V1 / V2. Now, the gas temperature of the final purpose is 83 ° C., when the saturated vapor pressure is 53.41KPa (hereinafter referred to as Ps) that are the lowered position of the piston 11 so that P 2 is less or equal to the Ps Decide. Although the temperature of the hot water is 88 ° C. immediately after the hot water is charged, the temperature of the hot water gradually decreases because the temperature of the chamber 10 itself is kept at 83 ° C. Perform the operation.
[0020]
Here, when the pressure of the reduced hydrogen gas is equal to or higher than the saturated vapor pressure of the hot water in the chamber 10, the boiling water does not boil in the chamber 10 and the hydrogen gas cannot be pressurized in a short time. . Therefore, it is necessary to control V2 so that the pressure is always lower than the saturated vapor pressure of the hot water in the chamber 10. If the amount of hot water is large, the amount of heat possessed by the hot water is large. Therefore, if V2 is set to a pressure lower than the saturated vapor pressure of the hot water, it is essential that the saturated vapor pressure be 83 ° C. or less. Not a requirement. Further, the pressure (more precisely, the partial pressure) of the hydrogen gas in the chamber 10 may be further lowered than Ps. However, since the chamber 10 itself is kept at 83 ° C., the partial pressure of the steam becomes Ps, Therefore, the total pressure obtained by adding the respective partial pressures of hydrogen gas and water vapor does not become 1 atm but becomes a low pressure. Finally, it is necessary to raise the piston 11 again to adjust the pressure. become.
[0021]
In this embodiment, since the saturated vapor pressure of the hot water at 83 ° C. is 53.41 KPa, the partial pressure of the hydrogen gas should ideally be set to 47.875 KPa. Therefore, V2 is V1 · α · 101.32 / 47.875 (α is an expansion coefficient in consideration of a temperature change of hydrogen gas).
When the height of the piston 11 is adjusted so that the pressure in the chamber 10 is constantly set to 1 atm by the pressure sensor 24 provided in the chamber 10 and the temperature is maintained at 83 ° C., FIG. As shown in the figure, the humidified gas finally has a hydrogen gas partial pressure of 47.325 KPa and a steam partial pressure of 53.41 KPa.
[0022]
However, since the humidifying gas having a hydrogen gas partial pressure of 47.875 KPa and a steam partial pressure of 53.41 KPa is a humidifying gas having a relative humidity of 100%, it takes some time for the system to settle down. Therefore, as shown in FIG. 1 (E), steam having a pressure exceeding the internal pressure is blown from the steam blowing port 18. As a result, the humidity of the humidified gas increases, the amount of water vapor that can be retained at that temperature increases, and the absolute humidity increases. Since the inside of the chamber 10 is maintained at 83 ° C., excess steam is liquefied. As a result, a humidified gas having a pressure of more than 1 atmosphere and 83 ° C. and a substantial humidity of 100% is produced. In terms of absolute humidity, an absolute humidity higher than the absolute humidity at 83 ° C. and 100% relative humidity (φ = P / Ps, P: steam pressure, Ps: saturated steam pressure) can be obtained.
[0023]
Next, as shown in FIG. 1 (F), the piston 11 is raised to produce a humidified gas at 83 ° C., and is pumped to the humidified gas storage tank 21 or a consumer device (not shown). A humidified gas of, for example, 1.2 atm is produced and pumped in consideration of a use condition of a fuel cell, which is an example of a consumer device, and a pipe pressure loss. Also, in consideration of the temperature drop in the pipe during the pressure feeding, an electric heater 20 is provided in the passage 19 between the chamber 10 and the storage tank 21 (or the passage to the consumer equipment) to heat the humidified gas to 88 ° C. I do. When the humidified gas is pressurized to 1.2 atm, the water vapor is also pressurized and exceeds the saturated vapor pressure of 83 ° C. However, in this state, the humidified gas becomes a supersaturated gas, but is immediately heated to 88 ° C., so that it becomes an unsaturated vapor and does not liquefy. That is, the saturated vapor pressure at 88 ° C. is 64.94 KPa, and the partial pressure of water vapor in the humidified gas pressurized to 1.2 times is 64.14 KPa. Further, even if the pressure is increased, the molar ratio between the hydrogen gas and the steam is constant as long as the steam is not saturated.
As described above, the storage tank 21 stores the humidified gas at 88 ° C. and 1.2 atm. When the humidified gas is repeatedly produced, the steps shown in FIGS. 1A to 1F are repeated.
[0024]
Next, a gas humidification method according to the second embodiment of the present invention shown in FIG. 2 will be described. The difference from the gas humidification method according to the first embodiment is that In addition to the first chamber 28, a variable capacity second chamber 29 filled with water is provided. Then, the first chamber 28 and the second chamber 29 are connected by a communication pipe 30 to control the volume in the second chamber 29 to change the water level in the first chamber 28. However, as in the case of the chamber 10 used in the gas humidification method according to the first embodiment, the gas volume in the chamber is substantially changed. It is no different from the gas humidification method according to the form.
[0025]
Therefore, the same components as those of the device used in the method according to the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. The second chamber 29 is always filled with hot water of 88 ° C., and its surroundings are kept warm to maintain that temperature. Further, a piston 31 that moves up and down is provided in the second chamber 29, and the hot water accumulated in the second chamber 29 is supplied to the first chamber 28 through the communication pipe 30 or supplied from the first chamber 28. It can be discharged. Reference numeral 32 indicates a piston rod.
[0026]
The gas humidification method according to the second embodiment will be briefly described. As shown in FIG. 2B, a predetermined amount of hot water and a gas inlet 15 are provided in a first chamber 28 through a hot water port 16. A predetermined amount (1/4 to 1/3 of the volume of the first chamber 28) of hydrogen gas is introduced. In this case, since the hydrogen gas is at 1 atm, the hot water at 88 ° C. does not boil, and the hot water does not substantially humidify the hydrogen gas.
[0027]
Next, as shown in FIG. 2C, the piston 31 in the second chamber 29 is lowered to lower the level of warm water in the first chamber 28, and the pressure in the first chamber 28 is reduced. The conditions for the decompression are as shown in FIG. 1C of the gas humidification method according to the first embodiment. As a result, the hot water in the first chamber 28 boils rapidly, and the decompressed hydrogen gas is humidified. After the final humidification as shown in FIG. 2 (D), saturated steam is blown from the steam blow-in port 18 as shown in FIG. 2 (E). The above humidified gas is produced.
[0028]
Then, as shown in FIG. 2F, the piston 31 of the second chamber 29 is raised to pressurize the humidification gas by a factor of 1.2, and further heated by the electric heater 20 to humidify the storage tank 21. Send gas. In this case, if necessary, saturated steam may be blown into the humidified gas from the steam blow-in port 18 at a pressure higher than the pressure in the first chamber 28, if necessary. The excess is liquefied, so there is no particular problem.
[0029]
In the above-described embodiment, the case where the hydrogen gas is humidified as the gas has been described. However, the present invention is applied to the case where the oxygen gas or the air, and in some cases, the mixed gas or the other gas containing them is humidified. Is done.
Further, in the above-described embodiments, specific numerical values have been described, but the specific numerical values can be changed without changing the gist of the present invention.
Further, in the above embodiment, the humidifying gas is heated by the electric heater in the final step, but the vapor (1 atm or more) is supplied into the chamber 10 (or the passage for supplying the humidifying gas to the consumer equipment) in the final step. (Normally 1 to 1.2 atm) can be blown, whereby the humidifying gas can be heated and the humidity of the humidifying gas can be brought to 100% or close to 100%.
[0030]
【The invention's effect】
In the gas humidification method according to claims 1 to 7, since a predetermined amount of gas and hot water are taken into the chamber, the volume of the gas in the chamber is increased and the hot water is boiled, and the gas in the chamber is used as the humidification gas. In addition, water vapor can be mixed into the gas in a short time.
This makes it possible to produce a humidified gas of a predetermined temperature and pressure in which gas and water vapor are uniformly mixed in a relatively short time (a series of (A) → (B) → (C) → (D) → (E ) → (F), usually 15 to 60 sec, depending on the cycle time.
[0031]
In particular, in the gas humidifying method according to the fourth aspect, steam having a pressure equal to or higher than the sum of the gas partial pressure and the saturated vapor pressure in the chamber is blown into the humidified gas in the chamber. With this, when the gas partial pressure in the chamber is small, there is room for the partial pressure to rise even if the temperature is increased, and by increasing the temperature, the saturated steam pressure is increased, and more steam is contained, that is, the absolute humidity is increased. High humidification gas can be produced.
[0032]
In the method for humidifying a gas according to the fifth aspect, a heater is provided in a passage for supplying the humidified gas to the consumer device, and the humidified gas is further heated and supplied to the consumer device. As a result, the humidified gas becomes superheated steam, and does not condense even if the temperature of the gas is slightly lowered in the passage, so that the humidified gas is stabilized. Further, even if the temperature changes, the ratio (eg, molar ratio) of the components (gas and water vapor) does not change.
[0033]
In the gas humidification method according to the sixth aspect, since steam is further blown into the produced humidification gas, the humidification gas can be heated and the absolute humidity can be increased.
In the gas humidifying method according to a seventh aspect, the gas is any one of hydrogen, air and oxygen used for the fuel cell, or a mixed gas containing these. This allows, for example, stable operation of a polymer electrolyte fuel cell that requires such a humidified gas. In addition, since the starting point of a series of operation cycles can be easily changed according to a change in demand, it is possible to avoid production of useless humidified gas.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a gas humidification method according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a gas humidification method according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10: chamber, 11: piston, 12: piston rod, 13: ceiling, 14: outlet, 15: gas inlet, 16: hot water outlet, 17: exhaust outlet, 18: steam inlet, 19: passage, 20: Electric heater, 21: storage tank, 23: temperature sensor, 24: pressure sensor, 28: first chamber, 29: second chamber, 30: communication pipe, 31: piston, 32: piston rod

Claims (7)

チャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、前記チャンバー内の前記ガスの実質容積を増大して前記温水を沸騰させ、更に実質容積を調整することにより、前記チャンバー内のガスを加湿して、所定温度で所定圧力の加湿ガスを製造することを特徴とするガスの加湿方法。Take a predetermined amount of gas and warm water into the chamber, increase the substantial volume of the gas in the chamber, boil the warm water, further adjust the substantial volume, humidify the gas in the chamber, A method for humidifying a gas, comprising producing a humidified gas at a predetermined temperature and a predetermined pressure. 容積が可変のチャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、該チャンバーの容積増大に伴う該チャンバー内の圧力が、容積変更後の前記温水の温度の飽和蒸気圧以下となるようにして、前記チャンバーの容積を増大し、前記温水を沸騰させて前記チャンバー内のガスを加湿ガスとすることを特徴とするガスの加湿方法。A predetermined amount of gas and hot water are taken into a variable volume chamber, and the pressure in the chamber due to the increase in the volume of the chamber is set to be equal to or lower than the saturated vapor pressure of the temperature of the hot water after the volume change. A method for humidifying a gas, comprising increasing the volume of a chamber and boiling the hot water to make the gas in the chamber a humidified gas. 容積が一定のチャンバー内に所定量のガスと温水を取込み、該チャンバーの前記ガス容積の増大に伴う前記チャンバー内の圧力が、前記ガス容積変更後の前記温水の温度の飽和蒸気圧以下となるようにして、前記チャンバーの温水を抜き出して、前記温水を沸騰させ前記チャンバー内のガスを加湿ガスとすることを特徴とするガスの加湿方法。A predetermined amount of gas and hot water are taken into a chamber having a constant volume, and the pressure in the chamber accompanying the increase in the gas volume of the chamber becomes equal to or lower than the saturated vapor pressure of the temperature of the hot water after the gas volume is changed. A method for humidifying a gas, comprising extracting hot water from the chamber, boiling the hot water, and using a gas in the chamber as a humidified gas. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスの加湿方法において、前記チャンバー内の前記加湿ガスに、更に前記チャンバー内のガス分圧と前記飽和蒸気圧との和以上の圧力を有する水蒸気を吹き込むことを特徴とするガスの加湿方法。4. The method for humidifying a gas according to claim 1, wherein the humidified gas in the chamber further has a pressure equal to or higher than a sum of a gas partial pressure in the chamber and the saturated vapor pressure. 5. Gas humidification method characterized by blowing air. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスの加湿方法において、前記加湿ガスを消費機器に供給する通路に、ヒータを設け、前記加湿ガスを更に加熱して前記消費機器に供給することを特徴とするガスの加湿方法。The method for humidifying a gas according to any one of claims 1 to 4, wherein a heater is provided in a passage for supplying the humidified gas to a consumer device, and the humidified gas is further heated and supplied to the consumer device. A method for humidifying a gas, comprising: 請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスの加湿方法において、前記チャンバー又は前記加湿ガスを消費機器に供給する通路に、水蒸気を吹き込んで前記加湿ガスを更に加熱及び加湿して前記消費機器に供給することを特徴とするガスの加湿方法。The method for humidifying a gas according to any one of claims 1 to 4, wherein the humidified gas is further heated and humidified by blowing steam into the chamber or a passage for supplying the humidified gas to a consumer device. A method for humidifying a gas, comprising supplying the gas to equipment. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のガスの加湿方法において、前記ガスは、燃料電池に使用する水素、空気及び酸素のいずれか1あるいはこれらを含む混合ガスであることを特徴とするガスの加湿方法。The method for humidifying a gas according to any one of claims 1 to 6, wherein the gas is any one of hydrogen, air and oxygen used for a fuel cell, or a mixed gas containing these. How to humidify the gas.
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