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JP4980856B2 - 記録媒体搬送経路構造及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体搬送経路構造及び画像形成装置 Download PDF

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JP4980856B2 JP2007293750A JP2007293750A JP4980856B2 JP 4980856 B2 JP4980856 B2 JP 4980856B2 JP 2007293750 A JP2007293750 A JP 2007293750A JP 2007293750 A JP2007293750 A JP 2007293750A JP 4980856 B2 JP4980856 B2 JP 4980856B2
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Description

本発明は、回動することにより記録媒体の搬送経路を開放するガイド部材を備えた記録媒体搬送経路構造及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において用紙等の記録媒体に画像形成する際に、記録媒体が搬送経路内に詰まるいわゆるジャムの発生はユーザにとって長い間負担となっている。記録媒体のジャムが生じると、ユーザは何らかの行動をとってシステムを正常に動作する状態に戻し、特定のジョブの完全性を回復することを要求される。これまで、ジャムの発生を低減し、ジャムから回復させるユーザの負担を最小にするために様々な処理方法が開発されてきた。
例えば、カセット給紙部の側方のカバーを開放することで、カセット給送路から画像形成部までのジャム処理を容易化し、さらに、両面搬送部材を設け、この両面搬送部材を前記カバーに対して軸を中心にして開閉可能に設ける発明が知られている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置の転写ローラユニットの着脱作業を片手で容易に行うために、転写ローラと、その転写ローラの端部を回転可能に支持する支持部と、当該支持部を連結する連結部を有するホルダーを使用する。このホルダーの連結部に形成された搬送面の反対側の中央部に取っ手部を形成する。そして、この取っ手部を把持して、ホルダーを収納する装置本体の収納部からホルダーを片手で取り出すことを可能とすることが提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−195759公報 特開2005−284078公報
特許文献1では、両面搬送部材を前記カバーに対して軸を中心にして開閉可能に取り付け、記録媒体の両面搬送部での記録媒体のジャム処理を容易に行うことを可能としている。この場合に、両面搬送部材を開放するための取っ手部を設ける点について記載がないが、この取っ手部は、両面搬送部材の軸と反対側の上端に形成されていると考えられる。即ち、この取っ手部は、特許文献2の記載を考慮すると、両面搬送部材の搬送面の反対側に形成することが考えられる。
しかしながら、この特許文献1記載のものでは、特許文献2に記載されているような取っ手部を形成すると、この近傍に、記録媒体を反転させるための排出分岐爪を取り付けた場合には、排出分岐爪の回動動作に取っ手部の回動操作が邪魔にならないように取っ手部から十分に離隔させる必要が生じる。その結果、搬送経路が長く形成されることになり、装置全体が大型化してしまう問題を招く。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、開放カバーの大型化を抑制し、記録媒体のジャム処理を容易に行うことの可能な記録媒体搬送経路構造及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1搬送経路と、当該第1搬送経路から分岐される第2搬送経路及び第3搬送経路と、当該第2搬送経路及び第3搬送経路の分岐位置にあり、記録媒体の搬送経路を切り換えるための分岐手段と、前記第1搬送経路及び第3搬送経路をそれぞれ形成するガイド面を有するガイド部材とを有し、当該ガイド部材は、一端を支軸によって回動自在に取り付けられ、当該ガイド部材の回動によって前記第3搬送経路が開放される記録媒体搬送経路構造において、前記ガイド部材は、前記支軸と反対側に前記分岐手段を有し、前記分岐手段は、回動軸上に複数の切替爪を相互に離間させて取り付けられており、当該複数の切替爪の少なくとも1つの離間部分に、前記ガイド部材を手動で回動させる取っ手部を取り付けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の記録媒体搬送経路構造において、前記第1搬送経路は、一面に画像が形成された記録媒体を搬送する経路であり、前記第3搬送経路は、当該一面に画像が形成された記録媒体を反転させるための記録媒体の搬送経路であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の記録媒体搬送経路構造において、前記ガイド部材は、前記第1搬送経路を形成する第2ガイド面を有し、当該第2ガイド面を当該第1搬送経路の対向する第3ガイド面に対して開閉自在に取り付けた第2ガイド部材に回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部は、根元部で前記複数の切替爪の離間部分の回動軸に取り付けられたことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部の回動軸取り付け部分は、前記回動軸の挿入を許容する周方向で切り欠いた切欠部を有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部の手動による操作面との反対面に、前記記録媒体の搬送ガイド面を形成したことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部は、前記切替爪と異色に形成されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部は、プラスチック樹脂からなることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の記録媒体搬送経路構造において、前記取っ手部は、前記切替爪と一体成形されていることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、記録媒体上に画像を形成する画像形成部及び、当該画像形成部で画像の形成された記録媒体を搬送する第1搬送経路と、当該第1搬送経路から分岐される第2搬送経路及び第3搬送経路と、当該第2搬送経路及び第3搬送経路の分岐位置にあり、記録媒体の搬送経路を切り換えるための分岐手段と、前記第1搬送経路及び第3搬送経路を形成するガイド面を有するガイド部材とを有し、当該ガイド部材は、一端を支軸によって回動自在に取り付けられ、当該ガイド部材の回動によって前記第3搬送経路が開放される記録媒体搬送経路構造を備えた画像形成装置において、前記記録媒体搬送経路構造は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造であることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10記載の画像形成装置において、当該画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ及びファクシミリ装置のいずれかであることを特徴とする。
本発明によれば、前記ガイド部材は、前記支軸と反対側に前記分岐手段を有し、前記分岐手段は、回動軸上に複数の切替爪を相互に離間させて取り付けられており、当該複数の切替爪の少なくとも1つの離間部分に、前記ガイド部材を手動で回動させる取っ手部を取り付けたことによって、開放カバーの大型化を抑制し、記録媒体のジャム処理を容易に行うことの可能な記録媒体搬送経路構造及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の画像形成装置は、いわゆるタンデム方式を採用したフルカラープリンタの適用例である。図1は、このフルカラープリンタ100の概略を示す中央断面図、図2は、このプリンタにおける画像形成部の概略を示す中央断面図である。
まず、このフルカラープリンタ100の内部構成について図1、図2により説明する。このフルカラープリンタ100の装置の内部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成するための画像形成手段として、4個の潜像担持体であるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2Bkが図中左右方向に等間隔で離間させて並列に配設されている。そして画像形成装置100の動作時に、不図示の駆動源により、矢印方向に回転する。
上記感光体2Y、2M、2C、2Bkの周囲には、現像装置など、電子写真方式の画像形成装置に必要な部材、装置が配備され、4箇所に画像形成部1Y、1M、1C、1Bkとして構成されているが、作像する画像のトナー色に対応させるよう、便宜上各作像装置を示す番号の後ろに、その色を表わすY(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Bk(ブラック)を添え字として附すことにする。特に一般的説明では、これらの添え字を省略する場合もある。4個の画像形成部1Y、1C、1M、1Bkは、いずれも同じ構成となっている。
図2に示すイエロー画像用の感光体2Yを備える画像形成部1Yに着目すると、感光体2Yの周囲には静電写真プロセスに従い帯電ローラ4aYを備えた帯電装置4Y、現像ローラ5aY、現像ブレード5bY、スクリュー5cY等を有する現像装置5Y、クリーニングブラシ3aY、クリーニングブレード3bY、回収スクリュー3cY等を備えるクリーニング装置3Y等の作像部材が順に配設されている。
この感光体2Yは、例えば直径30〜120mm 程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けた層構造よりなる。他の感光体2C、2M、2Bkについても、その周囲に配備される部材は同様である。即ち、作像に用いるトナーの色が異なるだけである。なお、感光体としてはベルト状のものを用いることも可能である。
図1に示すように、上記感光体2Y、2C、2M、2Bkの下方には、各色毎の画像データ対応のレーザ光を、帯電手段で一様に帯電済みの各感光体2の表面に走査し、静電潜像を形成するための露光装置8が設けられている。各帯電装置4と各現像装置5との間には、この露光装置8により照射するレーザ光が感光体に向けて入り込むように、細長いスペースが感光体2の回転軸の方向に確保されている。図示例の露光装置8は、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光装置で、不図示の4個の半導体レーザから、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光8Y、8C、8M、8Bkを発する。露光装置8は金属あるいは樹脂製の筐体により、光学部品、制御用部品を収納し、上面の出射口には、透光性の防塵部材を備えている。実施例は1個の筐体で構成されているが、複数の露光装置を、各画像形成部に個別に設けることもできる。上記レーザを採用する露光装置のほかに、公知のLEDアレイと結像手段とを組合せた露光装置も採用できる。
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色トナーは、各色を扱う現像装置5Y、5C、5M、5Bkで消費されると、不図示のトナー検知手段により検知され、画像形成装置100の上部に備える各色のトナーを収納しているトナーカートリッジ40Y、40C、40M、40Bkから、不図示の供給手段により、各現像装置5に供給される。各トナーカートリッジの外殻は、樹脂あるいは紙からなる容器で、一部に排出口を備え、画像形成装置100の装着部TSに容易に着脱でき、装着したとき、この排出口が画像形成装置100本体に設けた個別のトナー補給手段と結合する。各色のトナーカートリッジ40が誤って装着されて別の色を扱う現像装置にトナーが補給されないよう、装着部TSとトナーカートリッジ40の形状が対をなすようにするなど、誤装着防止手段が設けてある。
現像装置5Y、5M、5C、5Bkには、図2に示すように、トナーとキャリヤの攪拌、搬送用のスクリュー5cが2本備えてある。現像装置5が画像形成装置100に装着されているとき、上記トナー補給手段の一端が、図で左側のスクリュー5cの上部に接続されている。スクリュー5cによりトナーは、矢印方向に回転する現像ローラ5aに供給されるが、ブレード5bにより、現像ローラ5a表面のトナー層の厚みが所定の厚みになるよう規制される。現像ローラ5aは、ステンレスやアルミニュウム製の円筒で、回転可能にかつ感光体との距離が正規に確保されるように現像装置のフレームに支持され、内部には所定の磁力線が構成されるようにマグネットが備えてある。そして、後述するレーザビームにより各感光体2の表面に形成された色毎の静電潜像は、所定の色のトナーを扱う現像装置5により現像され、顕像となる。
感光体2Y、2C、2M、2Bkの上部には、中間転写ユニット6が配備されている。複数のローラ6b、6c、6d、6eにより支持・張架された像担持体としての中間転写ベルト6aが矢印方向に走行するよう、ローラ6bが駆動、回転する。この中間転写ベルト6aは、無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。ベルト内周部には各感光体に対向させて一次転写ローラ7Y、7C、7M、7Kが設けられている。中間転写ベルト6aの外周部には、ローラ6eに対向する位置にクリーニング装置6hが設けられている。このクリーニング装置6hはベルト6aの表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。このクリーニング装置6hに対向するローラ6eは、中間転写ベルト6aにテンションを与える機構を備える。常に適切なベルトテンションを確保するため移動するが、対向するクリーニング装置6hも連動して移動が可能となっている。
なお、この中間転写ベルト6aは、例えば、基体の厚さが50〜600μmの樹脂フィルム或いはゴムを基体とするベルトであって、各感光体2が担持するトナー像を、一次転写ローラ7に印加するバイアスにより静電的にベルト表面に転写を可能とする抵抗値を有する。なお上記の中間転写ベルト6aに関連する部材は、中間転写ユニット6として構成してあり、画像形成装置100に着脱が可能となっている。中間転写ユニット6の一つの実施形態として、中間転写ベルト6aは、ポリアミドにカーボンを分散し、その体積抵抗値は、106〜1012Ωcm程度に抵抗が調整されたものである。ベルトの走行を安定させるためのベルト寄り止めリブを、ベルト片側あるいは両側端部に設けてある。
一次転写ローラの一つの実施形態として、一次転写ローラ8は芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴム材料を被覆したもので、芯金部に、不図示の電源からバイアスが印加される。導電性ゴム材料はウレタンゴムにカーボンが分散され、体積抵抗105Ωcm程度に抵抗が調整されている。なお、ゴム層を有さない金属ローラも採用が可能である。
上記中間転写ベルト6aの外周で、支持ローラ6bの近傍には、二次転写ローラ14aが設けてある。二次転写ローラ14aは芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴムを被覆したもので、芯金部に、電源14bからバイアスが印加される。上記ゴムにはカーボンが分散されており、体積抵抗は107Ωcm程度に抵抗が調整されたものである。中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aの間に記録媒体(以下用紙S)を通過させながら、バイアスを印加することで中間転写ベルト6aが担持するトナー画像が用紙Sに静電的に転写される。
露光装置8の下方には複数段、例えば2段の給紙カセット9A、9Bが引出し可能に配設されている。これらの給紙カセット9A、9B内に収納された用紙Sは、対応する給紙ローラ10A、10Bの回転により選択的に送り出され、分離手段11A、11Bと、搬送ローラ対12A、12Bにより給紙搬送経路P1に送られる。給紙搬送経路P1には、二次転写部14へ用紙Sを送り出す給送タイミングをとるため、一対のレジストローラ13が設けてある。用紙Sは、レジストローラ対13から、中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aで構成される二次転写部14に向けて搬送される。
図の右側に設けてある手差し給紙装置25は使用しないとき、回動させて画像形成装置本体100の一部のフレームFに収納が可能である。手差し給紙装置25に収納された最上位の用紙Sは、給紙ローラ26により給紙され、確実に一枚だけ搬送されるように分離手段(リバースローラ)27で分離され、搬送ローラ対22、24により搬送経路P1を経て前記一対のレジストローラ13に送られる。
二次転写部14の上方には加熱手段を有する定着装置15が設けられている。この例では、ヒータを内蔵したローラ15a、15bから構成されているが、ベルトを採用したタイプ、また加熱の方式もIH(電磁誘導加熱)を採用したものなど、適宜採用できる。分岐手段G1は回動可能で、図示の状態では、定着の終了した用紙Sを排紙路P3に案内し、一対の排紙ローラ16により、画像形成装置100上部の排紙スタック部Tに排紙、スタックさせる。
図1のプリンタ100は、用紙Sの両面に自動的に画像を形成することができるよう、用紙Sの反転、再給紙のための記録媒体の搬送経路やローラを備えている。具体的には、フレームFの内部にスイッチバック路P5と再給紙路P6を備え、給紙路P1へ片面に画像形成を終えた用紙を搬送させるよう、分岐手段G1、G2や反転可能のローラ18aや反転可能のローラ22等を備えている。反転可能の駆動ローラ22には、ローラ23と24が当接しており、このローラ22が時計方向に回転するとき、ローラ24と協働して手差し給紙装置25からの用紙搬送をおこない、反時計方向に回転するとき、ローラ23と協働してレジストローラ13の方向に用紙Sを再給紙させる。
分岐手段G1が図示の状態から時計方向に回動すると、定着の終了した用紙は、ローラ対17により搬送経路P4に案内され、分岐手段G2を経てローラ18a、18bへと搬送され、一旦スイッチバック路P5に送られる。ローラ18aが反時計方向に回転し、かつ分岐手段G2が反時計方向に回動することで、用紙Sは再給紙路P6に送られる。ローラ対15c、20及び14c、21により搬送される用紙は、さらにローラ対22、23に搬送され、レジストローラ対13に到達する。
図1に示した装置は、下部に別の給紙装置50を備えている。この例では2個の給紙カセット9C、9Dを備えているが、さらに個数を増やしたタイプのものも採用でき、用紙収納数を多くした給紙カセットを内蔵したタイプでもよい。
定着装置の上方で、ローラ対17の搬送方向下流にある第3分岐手段G3が、図1の状態から反時計方向に回動し、定着後の用紙Sを案内し、排紙路P8に搬送させ、用紙Sはビン排紙ローラ31によってビントレイ30に排出させることができる。
このような構成において、用紙Pの片面に画像を形成する片面印刷時の動作について説明する。まず、露光装置4の作動により半導体レーザから出射されたイエロー用の画像データ対応のレーザ光8Yが、帯電ローラ4aYにより一様帯電された感光体2Yの表面に照射されることにより感光体2Yの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ5aYによる現像処理を受けてイエロートナーで現像され、可視像となり、感光体2Yと同期して移動する中間転写ベルト6a表面に一次転写ローラ7Yによる転写作用を受けて一次転写される。このような潜像形成、現像、一次転写動作は、感光体2C、2M、2Bkでもタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、中間転写ベルト6aの表面上には、イエローY、シアンC、マゼンタM、及びブラックBkの各色トナー画像が、順次重なり合った4色トナー画像として担持され中間転写ベルト6aとともに矢印の方向に移動される。一方、感光体2の表面は、クリーニング装置3により、残存するトナーや異物がクリーニングされる。
中間転写ベルト6a上に形成された4色トナー画像は、中間転写ベルト6aと同期して搬送される用紙S上に、二次転写ローラ14aによる転写作用を受けて転写される。そして、中間転写ベルト6a側ではその表面が、ベルトクリーニング装置6hによりクリーニングされ、次の作像・転写工程に備える。画像が転写された用紙Pは、定着装置15による定着作用を受け、排紙ローラ16により排紙スタック部Tに、画像面が下向き(フェースダウン)で排紙される。
このような構成において、用紙Sの両面に画像を形成する両面記録時の動作について説明する。上記のとおりの動作により、まず用紙SPの片面に画像を中間転写ベルト6aから転写し、定着装置15を通過した用紙Sを、第1分岐手段G1によりローラ対17へ向けて案内する。ローラ対17の搬送経路下流に設けてある第3分岐手段と搬送経路P4を経て、図1の回動位置にある第2分岐手段G2の上方に進む用紙Sは、搬送経路P5へ、ローラ18aと18bで搬送されるが、反転可能の駆動ローラ18aは、時計方向に回転する。ローラ対19も正逆転が可能なローラで、用紙を一旦スイッチバック搬送経路P5に受け入れた後逆転させ、用紙を逆送させる。その時は、第2の分岐手段G2は、図の姿勢から反時計方向に回動し、いままで用紙後端であったほうを先端としてローラ対15c、20と14c、21により搬送経路P4に向け搬送させる。あとは上記のようにレジストローラ対13に到達させる。レジストローラ対13でタイミングをとって、片面に画像を有している用紙Sを再度、二次転写ローラ14aのある二次転写部14に向けて搬送させることにより、中間転写ベルト6a上のトナー画像が用紙Sの他面側に転写される。
上記用紙の第2面に形成すべき画像は、この用紙Sが所定のところまで搬送されたとき、開始される作像工程により順次形成される。この場合の作像工程もまた前述の片面印刷時のフルカラートナー画像形成と同様であり、このフルカラートナー画像を中間転写ベルト6a上に担持させる。ただし、用紙Sは搬送経路P5で前後が反転されているため、最初に作像されたときに対し、用紙搬送方向で逆から作像されるよう、露光装置8から出射される画像データの作成が制御、実行される。
このようにして両面にフルカラートナー像が転写された用紙Sは再度、定着装置15 による定着処理を経て排紙ローラ16により排紙スタック部T上に排紙される。両面作像の効率を上げるため、搬送経路には同時に数枚の用紙を搬送させることができる。用紙の表、裏に形成すべき画像の形成タイミングは制御手段(不図示)により実行される。
因みに、本実施の形態においては、感光体2上に形成されるトナー像の極性はマイナスであり、一次転写ローラ7にプラスの電荷を与えることで感光体2上のトナー像は中間転写ベルト6a表面に転写される。また、二次転写ローラ14aにプラスの電荷を与えることで中間転写ベルト6a表面のトナー像が、用紙Sに転写される。
なお、これらの片面印刷、両面印刷動作に関して、フルカラー印刷を実行させる例で説明したが、ブラックによるモノクロ印刷時にあっては、使用されない感光体が存在する。使用されない感光体2Y、2C、2Mあるいは現像装置5Y、5C、5Mを稼動させないだけでなく、これらの使用されない感光体と中間転写ベルト6aとを非接触に保つための機構を備えている。本実施形態では、ローラ6dと一次転写ローラ7Y、7Cおよび7Mを支持する内部フレーム6fを、軸6gを中心に回動可能に支持し、感光体から遠ざかる方向(図1で時計方向)に回動させることにより、感光体2Bkだけが中間転写ベルト6aと接触して、作像工程を実行することにより、ブラックトナーによるモノクロ画像を作成する。寿命向上の点で有利である。
メンテナンスや部品交換等の必要性が生じた場合には、不図示の外装カバー等を開放し、メンテナンスをおこなうが、図2に示した画像形成部1を構成する部材をユニット化し、プロセスカートリッジとして交換すると都合がよい。図2に示す画像形成部1をプロセスカートリッジとして構成したとき、プリンタ100への装着用のガイド部や把手を設けて着脱を容易なものとする。その他プロセスカートリッジの特性や稼動の状況を記憶する記憶装置(例えばICタグ)などを備えておくと、保守の指針となり好都合である。さらに、中間転写ベルトユニット6に関してメンテナンスや交換等をする場合、中間転写ベルト6aと感光体2Y、2M、2C、2Bkを離間させ、中間転写ベルトユニット6を引出すようにもできる。
図3は、搬送経路P1〜P8内に用紙Sのジャムが発生した際に、このジャムした用紙Sの除去を容易に行うために、P1、P2、P4、P6、P7の搬送経路を、図1の状態からフレームFを開放した状態の部分図である。
図3に示すように、下方の回動軸Faを回動中心として、フレームFを時計方向に回動させて装置本体の上方を開放可能な構造にしてある。開放に先立ち、図示していないロックレバーの操作により、開放させることにより、ほとんどの搬送経路が開放できるため、ジャムした用紙の処置が容易にできる。フレームFには、二次転写装置14及び後述する反転ガイド部材32が取り付けられており、搬送経路P7、P1、P2、P9の一方のガイド面P7a、P1a、P2a、P9aを有している。そしてフレームFの開放動作に伴って二次転写装置14及び後述する反転ガイド部材32並びにガイド面P7a、P1a、P2a、P9aがフレームFと共に回動して、ガイド面P7a、P1a、P2a、P9aが本体装置に取り付けられた搬送経路P7、P1、P2、P9の他方のガイド面P7b、P1b、P2b、P9bから離間して搬送経路P7、P1、P2、P9を開放する。さらに、搬送経路P2とP6を両側に形成した二次転写装置14は、ローラ23の中心を回動中心としており、フレームFを図3のように開放したとき、二次転写ローラ14aが中間転写ベルト6aから離れ、かつローラ14cがローラ21と離れるように、二次転写装置14に回動習性を与えてある。この二次転写装置14は、内部に電源14bを備え、ケース外部は用紙Sの搬送機能を有したガイド面を構成している。定着装置15も搬送用ローラ15cと搬送用のガイド面P6bを有しており、一部が搬送経路P6を構成している。
本実施形態においては、さらに、搬送経路P4、P5、P6、P8における用紙ジャムが発生した際に、搬送経路P4、P5、P6、P8に詰まった用紙Sの除去を容易にするために、図4に示すように、反転ガイド部材32を支軸33上で回動自在に取り付け、反転ガイド部材32を反時計方向に回動させることによって搬送経路P4、P6の上部を開放可能としている。
反転ガイド部材32は、図4に示すように、搬送経路P2から送給されて定着装置15で画像が定着された用紙Sを搬送経路P8(第2搬送経路)又は搬送経路P4(第3搬送経路)に搬送、案内する搬送経路P9(第1搬送経路)のガイド面P9a(第2ガイド面)と、搬送ローラ対17の一方のローラ17aと、分岐手段G3と、搬送経路P4(第3搬送経路)のガイド面P4a(第1ガイド面)と搬送経路P6の上部搬送経路P61のガイド面P61a(第4ガイド面)を備えている。そして、後述するように、取っ手部34の操作面34cをユーザが指で押圧することによって、点線で示すように、支軸33を中心にして矢印A方向に回動して搬送経路P4、P61を開放可能となっている。なお、本実施形態においては、反転ガイド部材32は、ローラ17aを備えているが、このローラ17aは、必ずしも必要ではなく、ローラ17aを備えないものであっても良い。また、反転ガイド部材32は、その側板部32aには、反転ガイド部材32の回動角を規制する図示しない回動角規制部材や反転ガイド部材32を閉じた状態に保持するクリック構造等の図示しない反転ガイド部材保持手段等が備えられている。
反転ガイド部材32の支軸33と反対側の上方に取り付けられた分岐手段G3は、図5に示すように、反転ガイド部材32の側板部32aの上端に形成された軸受部32bに支持された回動軸G3aに所定間隔で取り付けられた複数の三角リブ状の切替爪G3bを有している。切替爪G3bは、図示しない回動手段によって矢印B方向に回動軸G3aを回動させて用紙Sの搬送方向を搬送経路P9(第1搬送経路)から搬送経路P8(第2搬送経路)又は搬送経路P4(第3搬送経路)へ切り換え可能としている。具体的には、回動軸G3aを時計方向に回動させた場合には、切替爪G3bが搬送経路P8への用紙Sの進入を阻止し、搬送経路P4への進入を許容する。反対に、回動軸G3aを反時計方向に回動させた場合には、搬送経路P4が閉鎖され、用紙Sの搬送経路P8への進入を許容するようになっている。そして、反転ガイド部材32のガイド面P9aの上端に切り欠き32bが形成されており、この切り欠き32b内に、切替爪G3bの先端G3b1を挿入して、確実に切替爪G3bのガイド面G3b2で用紙Sを案内可能にしている。
また、本実施形態においては、図5に示すように、切替爪G3bの離間部分36の一部に取っ手部34が取り付けられており、取っ手部34の操作面34cをユーザが指で矢印C方向に押圧することによって反転ガイド部材32が矢印A方向に容易に回動されて、搬送経路P4、P61を開放可能としている。このように、切替爪G3bの離間部分36に取っ手部34を形成するので、切替爪の動作に影響を与えることなく、取っ手部34の操作面34cをC方向に押圧することによって容易、確実に反転ガイド部材32を回動させることが可能となる。この取っ手部34は、プラスチック樹脂で成型されており、図6及び図7に示すように、回動軸取り付け部分となる根元部34aは、回動軸G3aに嵌合されている。この場合に、根元部34aの回動軸G3aへの嵌合を容易に行うために、根元部34aは、回動軸G3aの周方向で一部を切り欠いた切欠部34a1を有する断面C字状の形状を有している。それ故、この切欠部34a1から取っ手部34の根元部34aを回動軸G3aに押圧すれば、容易、確実に根元部34aを回動軸G3aに圧入、嵌合させることが可能である。因みに、例えば軸径4mmの回動軸G3aに対し、根元部34aの内径寸法を3mmに設定すれば、組立時適度なクリック間が得られ、なおかつユーザの操作時に抜けてしまうことはない。
さらに、取っ手部34の側端には、切替爪G3bの側面から突出させた突起部G3c1及びG3c2に係止する係止部34b1、34b2が形成されており、突起部G3c1及びG3c2と係止部34b1、34b2が係止して指35による操作面34cがC方向への押圧を受けた際に、確実に、指35による押圧力を反転ガイド部材32に伝達可能となっている。また、取っ手部34の移動を阻止するために、係止部34b1、34b2には、段部34b1aが形成されており、この段部34b1aと突起部G3c1との先端及び係止部34b2の先端と切替爪の側面G3cとを当接させて回動軸G3a方向への移動を阻止するようになっている。この場合、取っ手部34は、中央部を弾性的に変形させながら湾曲させて当接すれば、指と当接する操作面34cは、凹面となり、指による押圧を円滑に行うことが可能となる。また、操作面34cと反対側の面34dは、突出面となり、用紙Sの搬送時のガイド面とすることができる。
また、取っ手部34は、切替爪G3bとは異色に形成されており、ユーザが容易に取っ手であることを認識可能としている。
このように、取っ手部34を切替爪G3bの離間部分36に上方から挿入し、根元部34aを回動軸G3aに嵌合させ、係止部34b1、34b2を突起部G3c1及びG3c2に係止させることによって、容易に取っ手部34を切替爪G3bの離間部分に取り付けることが可能となる。このようにして取り付けられた取っ手部34は、取っ手部34の操作面34cをC方向に押圧することによって容易、確実に反転ガイド部材32を回動させて搬送経路P4及びP61を開放させて、詰まった用紙Sを取除くことが可能となる。
上記実施形態においては、取っ手部34に回動軸G3aと嵌合する根元部34aを形成したが、このような根元部34aを形成することなく、係止部34b1、34b2のみを設け、この係止部34b1、34b2と切替爪G3bの突起部G3c1及びG3c2との係止であっても取っ手部34の操作面34cをC方向に押圧することによって容易、確実に反転ガイド部材32を回動させることが可能である。逆に、係止部34b1、34b2を形成することなく、根元部34aで取っ手部34を回動軸G3aに固定するようにしても同様の作用、効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、取っ手部34を切替爪G3bと別体に形成しているが、切替爪もプラスチック樹脂で形成して、取っ手部34と切替爪G3bとを一体に成形してもよい。この場合に、取っ手部34と切替爪G3bと異色の2色成形とすることによって、取っ手部34の存在位置を容易に確認することが可能となる。
さらに、上記実施形態においては、取っ手部34を切替爪G3bの1個の離間部分36に形成したが、複数の離間部分36或いは全部の離間部分36に形成することも可能である。
以上のように、本実施形態の記録媒体搬送構造においては、第1搬送経路及び第3搬送経路をそれぞれ形成する第2ガイド面P9aと第1ガイド面P4aを有するガイド部材32として支軸33と反対側に回動軸G3aに複数の切替爪G3bを離間させて取り付けた分岐手段G3を取り付け、当該切替爪G3bの離間部分36に取っ手部34を取り付けるようにしたので、小型構造で、省スペース化を図って、取っ手部34の操作面34cをC方向に押圧することによって容易、確実に反転ガイド部材32を回動させることが可能となる。
また、本実施形態の反転ガイド部材34は、表面に画像形成部1Y、1C、1M、1Bkで形成され、定着装置15で定着された画像を有する用紙Sを搬送、案内する搬送経路P9を第1搬送経路とし、第2搬送経路として、搬送経路P9から用紙Sを排出する搬送経路P8、第3搬送経路として用紙Sを反転搬送するハッチバック路P5又は再給紙路P6に搬送、案内する搬送経路P4とし、用紙Sを第1搬送経路から第2搬送経路又は第3搬送経路に分岐する分岐手段G3を備えている。そのため、反転ガイド部材34の回動と共に分岐手段G3も回動されてその上方が開放されるので、分岐手段G3や搬送経路P4で詰まった用紙Sを容易に取除くことが可能となる。
さらに、本実施形態の反転ガイド部材34は、第2ガイド面として第1搬送経路としての搬送経路P9のガイド面P9aを有し、当該ガイド面P9aに対向して装置本体に形成されたガイド面P9b(第3ガイド面)に対して開閉自在に取り付けられたフレームF(第2ガイド部材)に回動自在に取り付けられている。従って、フレームFを開放して反転ガイド部材34の周囲に大きな空間を形成し、この空間内で反転ガイド部材34を回動させるようにしているので、反転ガイド部材34の回動動作を余裕を持って行うことが可能となる。
なお、本実施形態の記録媒体搬送経路構造は、画像形成装置としてプリンタに適用しているが、電子写真複写機及びファクシミリ等の画像形成装置においても同様に適用可能である。
本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1で示す画像形成装置の一画像形成部の概略構成を示す断面図である。 図1の状態から両面ユニットのフレームFを開放した状態を示す部分図である。 図3の反転ガイド部材部分を拡大した部分図である。 本発明による一実施形態の記録媒体搬送経路構造の概略構成を示す斜視図である。 図5のA−A線上で切断した断面図である。 図5のB−B線上で切断した断面図である。
符号の説明
1Y、1C、1M、1Bk 画像形成部、2Y、2C、2M、2Bk 感光体、3aY クリーニングブラシ、3bY クリーニングブレード、4aY 帯電ローラ、5Y 現像装置、6 中間転写ユニット、6a 中間転写ベルト、7Y、7C、7M、7Bk 一次転写ローラ、8 露光装置、9A、9B、9C、9D 給紙カセット、10A、10B、10C、10D 給紙ローラ、11A、11B、11C、11D 分離手段、12A、12B、12C、12D 搬送ローラ対、13 レジストローラ、14 二次転写装置、15 定着装置、17、17a、17b 搬送ローラ、32 反転ガイド部材、32a 側板、32b 軸受部、33 支軸、34 取っ手部、34a 根元部、34b1、34b2 係止部、34c 操作面、36 離間部分、P4 搬送経路(第3搬送経路)、P8 搬送経路(第2搬送経路)、P9 搬送経路(第1搬送経路)、P4a ガイド面(第1ガイド面)、P9a ガイド面(第2ガイド面)、P9b ガイド面(第3ガイド面)、G3 分岐手段、G3a 回動軸、G3b 切替爪、G3c 側面、G3c1、G3c2 突起部

Claims (11)

  1. 第1搬送経路と、当該第1搬送経路から分岐される第2搬送経路及び第3搬送経路と、当該第2搬送経路及び第3搬送経路の分岐位置にあり、記録媒体の搬送経路を切り換えるための分岐手段と、前記第1搬送経路及び第3搬送経路をそれぞれ形成するガイド面を有するガイド部材とを有し、当該ガイド部材は、一端を支軸によって回動自在に取り付けられ、当該ガイド部材の回動によって前記第3搬送経路が開放される記録媒体搬送経路構造において、
    前記ガイド部材は、前記支軸と反対側に前記分岐手段を有し、前記分岐手段は、回動軸上に複数の切替爪を相互に離間させて取り付けられており、当該複数の切替爪の少なくとも1つの離間部分に、前記ガイド部材を手動で回動させる取っ手部を取り付けたことを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  2. 請求項1記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記第1搬送経路は、一面に画像が形成された記録媒体を搬送する経路であり、前記第3搬送経路は、当該一面に画像が形成された記録媒体を反転させるための記録媒体の搬送経路であることを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  3. 請求項1又は2記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記ガイド部材は、前記第1搬送経路を形成する第2ガイド面を有し、当該第2ガイド面を当該第1搬送経路の対向する第3ガイド面に対して開閉自在に取り付けた第2ガイド部材に回動自在に取り付けられていることを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部は、根元部で前記複数の切替爪の離間部分の回動軸に取り付けられたことを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  5. 請求項4記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部の回動軸取り付け部分は、前記回動軸の挿入を許容する周方向で切り欠いた切欠部を有することを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部の手動による操作面との反対面に、前記記録媒体の搬送ガイド面を形成したことを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部は、前記切替爪と異色に形成されていることを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部は、プラスチック樹脂からなることを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  9. 請求項8記載の記録媒体搬送経路構造において、
    前記取っ手部は、前記切替爪と一体成形されていることを特徴とする記録媒体搬送経路構造。
  10. 記録媒体上に画像を形成する画像形成部及び、当該画像形成部で画像の形成された記録媒体を搬送する第1搬送経路と、当該第1搬送経路から分岐される第2搬送経路及び第3搬送経路と、当該第2搬送経路及び第3搬送経路の分岐位置にあり、記録媒体の搬送経路を切り換えるための分岐手段と、前記第1搬送経路及び第3搬送経路を形成するガイド面を有するガイド部材とを有し、当該ガイド部材は、一端を支軸によって回動自在に取り付けられ、当該ガイド部材の回動によって前記第3搬送経路が開放される記録媒体搬送経路構造を備えた画像形成装置において、
    前記記録媒体搬送経路構造は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の記録媒体搬送経路構造であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ及びファクシミリ装置のいずれかであることを特徴とする画像形成装置。
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