JP4977301B2 - 出力プッシュロッド及びスプリングリテーナー - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、真空ブレーキブースターの可動壁のハブの軸線方向ボア内にリターンスプリング及び出力プッシュロッドを保持するためのリテーナーに関する。
【0002】
(背景技術)
米国特許第5,233,911号は、制動を行う力を発生させる代表的なタンデムブレーキブースターを開示する。そのようなブレーキブースターでは、第1の壁及び第2の壁が、内部を第1の前側チャンバー及び第2の前側チャンバーと、第1の後側チャンバー及び第2の後側チャンバーとに分割する。第1の前側チャンバーは、導管によって第1の流体圧源に外部的に接続され、且つ、第1の壁及び第2の壁と関連したハブ内の様々な通路によって第2の前側チャンバーに、及び第1の後側チャンバー及び第2の後側チャンバーに、内部に直接接続される。ハブ内に位置した制御バルブは、第1の流体圧が通路を介して第1の後側チャンバー及び第2の後側チャンバーに伝えられて休止即ち待機位置を定めるように位置決めされる。制御バルブは、入力に応答して、第2の流体圧が通路を通して第1及び第2の後側チャンバーに与えられて、第1の壁と第2の壁の圧力差を作るように位置決めされる。この圧力差は、第1の壁及び第2の壁に働いて出力の力をつくり出し、この力は、制動を行うのを補助するマスターシリンダーに与えられる。入力の力の終了で、リターンスプリングが、制御バルブを休止即ち待機位置に位置決めし、第2の流体を第1及び第2の後側チャンバーから排出させて、第1及び第2の後側チャンバー内の第1の流体圧を等しくする第1作動のモードを定める。この種の真空ブレーキブースターは、制動を行う補助を与えるのに十分な方法で機能する。
【0003】
米国特許第4,409,885号、同4,942,738号、同5,313,796号、同5,329,769号及び同5,802,852号は、マスターシリンダーハウジングの少なくとも一部分をブースターハウジング内に位置決めして、一体のブレーキ装置を構成したブレーキブースター及びマスターシリンダー装置を開示する。そのようなブレーキブースターは、満足な方法で作動するが、車両に搭載されたとき、それらの全体の大きさがフード下の空間をかなり占める。この装置では、ブレーキブースター及びマスターシリンダーが、異なる場所で製造され、集中場所として組立てられるのが普通である。不幸にして、出力ロッドは、ブレーキブースターの一部と考えられるが、可動壁に固定されていないので、組立場所まで別々に運ばれなければならない。米国特許第4,892,027号及び同4,898,073号は、出力プッシュロッドがブレーキブースター内に保持されるように設計した構造を開示する。しかしながら、マスターシリンダーのハウジングがブレーキブースターの中へ引き込まれるとき、もしリターンスプリングがシェルハウジングとハブの外部の可動壁との間に置かれなければ、マスターシリンダーハウジングのハウジングとブレーキブースターの可動壁との間に干渉の可能性がある。
【0004】
(発明の簡単な説明)
本発明の主な目的は、出力プッシュロッド及びリターンスプリングの両方を、ブレーキブースター装置の可動壁と関連したハブ部材の軸線方向ボア内に保持するための構造を提供することにある。
【0005】
ブレーキブースターは、内部が可動壁組立体によって少なくとも第1の前側チャンバーと少なくとも第1の後側チャンバーと分割されたハウジングを有する。壁組立体は、ハウジングを通して周囲環境まで延びる円筒形突出部を有するハブを有する。ハブに形成された軸線方向ボア内に位置した制御バルブは、第1の圧力(真空)源に恒久的に接続された前側チャンバーが後側チャンバーと連通して後側チャンバーに等しい圧を作る第1の操作モードと、第2のチャンバーが周囲環境(大気圧)と連通して、可動壁組立体の前後に圧力差を作る第2の操作モードとを有する。壁組立体に作用する圧力差によって作られた作動力は、リアクション部材を介して出力プッシュロッドに伝えられる。作動力がリターンスプリングに打ち勝った後、出力プッシュロッドはマスターシリンダーのピストンを移動させて、マスターシリンダー内の流体を加圧する。加圧された流体は車輪ブレーキに供給されて、制動を行う。ブレーキブースターは、ベースを有するリテーナーを特徴とし、ベースは、軸線方向開口部及び、ベースから延びる複数の軸線方向レッグを有する。出力プッシュロッドのシャフトを軸線方向開口部に通してベースを軸線方向ボア内に位置決めし、複数の軸線方向レッグを、ハブの円筒形本体の軸線方向ボアの周面に位置した、対応する複数の円弧状軸線方向スロット内に位置決めする。複数の軸線方向レッグはハブに摩擦係合して、出力プッシュロッドのヘッドがリアクション部材に隣接して位置決めされ、シャフト及びリターンスプリングが軸線方向ボアの軸線に沿って同軸状に位置決めされるように、ベースを軸線方向ボア内に位置決めする。
【0006】
ブレーキブースターの利点は、リターンスプリング及び出力プッシュロッドを、可動壁に連結されたハブの軸線方向ボア内に、同軸位置に保持するリテーナーにある。
さらなる利点は、リターンスプリング手段及び出力プッシュロッドを、マスターシリンダーのハウジングに連結する前に、リテーナーによってハブの軸線方向ボア内に保持するブレーキブースターの製造にある。
【0007】
(発明の詳細な説明)
図1は、前側シェル14を係止構造物18により後側シェル16に結合することによって形成されたハウジングを有するブレーキブースター12を図示する。米国特許第3,897,718号に開示されたタイプの隔壁構造20は、円筒形本体即ちハブ50に係合し、且つハウジング内部を前側チャンバー26、26’と後側チャンバー28、28’とに分ける可動壁22及び可動壁24を有する。可動壁22及び24は、ハブ50の周面52に固定されるダイアフラム23、23’及びバッキングプレート25、25’をそれぞれ対応して有する。ハブ50は、前側チャンバー26に位置した第1の端56から、後側シェル16の中を通り、周囲環境に位置した第2の端58まで延びる、段付軸線方向ボア54を有する。ハブ50は、前側チャンバー26、26’を弁座62の上流で互いに恒久的に連結する第1の一連の通路60、60’、及び後側チャンバー28、28’を真空弁座62の下流で互いに選択的に連結する第2の一連の通路61、61’を有する。米国特許第4,953,446号に開示されているタイプの制御バルブ70が、ハブ50の支持面74に位置したプランジャー72、段付軸線方向ボア54にスリーブ78によって保持されたポペット組立体76及びプッシュロッド80を有する。支持面74は、プランジャー72と同軸であり、且つプランジャー72を段付軸線方向ボア54内に整列した軸線方向位置に保持する。
【0008】
段付軸線方向ボア54は、図1、図3及び図6で最もよく分かるように、段付軸線方向ボア54の周面に複数の円弧状スロット82、82’、…82nを位置させたことを特徴とする。複数の円弧状スロット82、82’、…82nは、第1の端56からハブ50の支持面74に隣接した面75まで延びる。複数の円弧状スロット82、82’、…82nは、同一であり、且つ図3で分かるように、中央半径方向リブ又は壁86を共有する。ハブ50は、その内面に、円弧状スロット82、82’、…82nの一部分を覆う複数の円弧状リップ88、88’、…88nを有する。中央半径方向リブ又は壁86は、複数の円弧状リップ88、88’、…88nと共に段付軸線方向ボア54内に、複数の係止面又は円弧部83、83’、…83nを構成する。
【0009】
段付軸線方向ボア54に位置したプレート93が、ハブ50の面75に係合し、且つ出力プッシュロッド94のカップ92をリテーナー100でハブ50の環状溝90内に保持する。環状溝90は、シャフト91を段付軸線方向ボア54と軸線方向整列状態に保持するのを助ける。さらに、カップ92は又、面75’に隣接して位置決めされたリアクション部材96を支持する。ブレーキブースター12が作動中であるとき、リアクション部材96は、出力プッシュロッド94に伝えられた作動力をハブ50から受ける。
【0010】
図2に斜視図で示すように、又、図1及び図3において、ハブ50に取付けられたリテーナー100は、でこぼこな周面101を有するベース102、ベース102を貫く軸線方向開口部104及びベース102から延びる複数の軸線方向レッグ106、106’、…106nを有する。複数の軸線方向レッグ106、106’、…106nは、リングフランジ103によって一緒に接合され、剛性構造物を構成する。複数の軸線方向レッグ106、106’、…106nの各々は同一であり、且つ中央リブ116と、そこから延びる第1のアーム118及び第2のアーム120とによって構成されたT字形状を有する。中央リブ116を中心に撓むように設計された、第1のアーム118及び第2のアーム120は、ハブ50の円弧状スロット82、82’、…82nに構成された係止面又は円弧部83、83’、…83nの幅より大きい一定幅を有する。複数のレッグ106、106’、…106nは、段付ボア54の軸線に沿って、複数の円弧状スロット82、82’、…82nに対応して位置決めされる。各レッグの第1のアームは、第2のアームがリップとスロットの側との間に位置決めされている間中央リブ又は壁86に接線方向に係合する。第1のアーム118及び第2のアーム120の幅が対応する係止面83より大きいので、摩擦抵抗が生じ、アーム118及びアーム120は撓んで、リテーナー100のレッグ106、106’、…106nを段付軸線方向ボア54に押し込まれた状態に保持する。ベース102は、プレート93に係合し、プレート93は、出力プッシュロッド94のヘッド92に接触して、軸線方向開口部104に貫いて延びるシャフト91を段付軸線方向ボア54の軸線と軸線方向整列状態に保持する。ベース102は、開口部104から同軸状に間隔を隔てた環状リング124及び、環状リング124から同軸状に間隔を隔てた複数のフック又はタブ122,122’、…122nをさらに有する。複数のフック又はタブ122,122’、…122nは、ばね装置129の第1のリターンスプリング130の第1の巻き126に係合して、これをベース102に圧接保持する。
【0011】
リテーナー100は、図4及び図5に示す端キャップ136をさらに有し、該端キャップは、開口部142から同軸状に間隔を隔てた環状突出部又はリング140及び環状突出部又はリング140から同軸状に間隔を隔てた複数のフック又はタブ144、144’、…144nを有するベース138を備え、フック又はタブは、第2のリターンスプリング130’をベース138とベース102の間に保持するのを助けるようにリターンスプリング130の第2の巻き126’に係合する。図示のように、ベース102は又、ベース138とベース102の間で第2のリターンスプリング130’の第1の巻き127に係合する第2の複数のフック又はタブ123、123’、…123nを有する。ベース138は、開口部142に至るテーパ付きフランジ146をさらに有し、テーパ付きフランジ146の傾斜は、マスターシリンダー202に位置したピストン200に関してプッシュロッド94の端91のためのガイドをなす(図6参照)。ベース138は、マスターシリンダー202のハウジング204の溝203に位置決めされる整列リブ150を有する。ハウジング204のフランジ206は、取付けボルト210、210’によって前側シェル14に連結され、この場合、マスターシリンダー202のボア201は、リブ150が溝203に位置し、同時にリング124、140がばね130、130’を離間し続ける間段付軸線方向ボア54と軸線方向に整列する。
【0012】
(組立方法)
図1に図示したタイプのタンデムブレーキブースター12で一般的であるように、様々な構成要素が予め組立てられ、本発明によれば、リターンスプリング130、130’は次の方法でリテーナー100と一緒に組立てられる。第1のリターンスプリング130を、フック又はタブ122、122’、…122nが第1の巻き126に係合して第1の巻き126をベース102に当接して保持するようにベース102に押し付ける。第2のリターンスプリング130’の端127を、ベース102に当接して置き、ここで、端キャップ136を、フック又はタブ144、144’、…144nが第2の巻き126’に係合して第2の巻き126をベース138に当接して保持し、同時に、フック又はタブ123、123’、…123nが第2のリターン130’の第1の巻き127に係合して第2のリターンスプリング130’をベース138とベース102の間に閉じこめるように、リターンスプリング130、130’に押し付ける。
【0013】
ブレーキブースターの組立では、第1の壁22及び第2の壁24を、円筒形本体又はハブ50、及び軸線方向段付ボア54に保持された制御バルブ70に連結する。シャフト91を段付軸線方向ボア54の軸線に整列させるように、出力プッシュロッド94のカップ92を、溝90に位置決めする。プレート93を、ハブ50の通路を塞がないように段付軸線方向ボア54に挿入し、その後、リテーナー100の副組立体及びリターンスプリング130、130’を段付軸線方向ボア54に挿入する。レッグ106、106’、…106nのベース102からのオフセット111、111’、…111nによってブランチ112及び114の整列が、アーム118がリブ即ち壁86に係合するようにそしてアーム120が側部81に係合するようにスロット82、82’、…82nに挿入できるようにする。アーム118及びアーム120の円弧幅が、対応する係止円弧部83、83’、…83nより大きいことから、リテーナー100を段付軸線方向ボア54に押し込むと、摩擦が生じる。ベース102が面75に係合するとき、プレート93及びカップ92は、段付軸線方向ボア54に位置決めされ、リアクション部材96が支持面74の面75’に隣接し、シャフト91は段付軸線方向ボア54と軸線方向に整列する。この組立では、リターンスプリング130、130’を有するリテーナー100は、段付軸線方向ボア54内に完全に位置決めされる。その後、ハブ50の円筒形本体49を、後側シェル12の支持部11に通し、ビード125を隔壁20によって前側シェル16に(別途)位置決めし、ビード125’を係止装置18によって前側シェル16及び後側シェル16に固着して、ブレーキブースター12の組立を完了する。このブレーキブースター12は完全に組立てられ、リターンスプリング装置129及び出力プッシュロッド94が、リテーナー100によってハブ50の段付軸線方向ボア54内に完全に保持され、その結果、後にマスターシリンダーと結合されるとき、これらが失なわれず又は不整列をきたさないので、他の場所に輸送することが出来る。
【0014】
他の場所に渡されたとき、ブレーキブースター12を次の方法で適当なマスターシリンダーに結合することができる。
出力プッシュロッド94のシャフト93の端91をマスター202のピストン200のストロークに合わせた後、ハウジング204を前側シェル14の開口部15に挿入する。ハウジング204のフランジ206を取付けボルト210、210’と整列させ、ハウジング204が前側チャンバー26の中へ移動し、端キャップ136のリブ150に出会う。端キャップ36のテーパー付きフランジ146はシャフト94の端91のためのガイドとして作用し、ハウジング204のチャンバー26へのさらなる移動は、リターンスプリング130、130’及びマスターシリンダー202のボア201が段付軸線方向ボア54と整列するように整列用リブ150をハウジング204の溝203の中へ引き入れる。ナット209、209’をボルト210、210’に締めるとき、フランジ206を前側シェル14と係合させ、リターンスプリング130、130’を圧縮させて、壁22、24を休止位置に位置決めさせ、図6に図示したようにブースター装置の組立を完了する。
【0015】
(操作モード)
インプットシャフト80に加えられた入力の力に応答して、プランジャー72は移動し、ポペット部材76を弁座54に係合させ、段付軸線方向ボア54による前側チャンバー26、26’と後側チャンバー28、28’との間の連通を終わらせる。プランジャー72のさらなる移動は、面73をポペット部材76から離し、周囲環境からの空気を通路61、61’を通して後側チャンバー28、28’に連通させ、壁22、24の両側の圧力差をつくる。この圧力差は壁22、24に作用して、ハブ50からリアクション部材96に伝えられる作動力を発生させる。リターンスプリング130、130’の力に打ち勝った後、作動力は、出力プッシュロッド94を移動させ、該出力プッシュロッドは、次いでマスターシリンダー202のピストン200を移動させ、マスターシリンダー202の流体を加圧する。マスターシリンダーピストン200によって加圧された流体は、ホイールブレーキ400、402に伝わり、対応した制動を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によりつくられブレーキブースターの断面図である。
【図2】 出力プッシュロッド及びリターンスプリングを、図1のブレーキブースターの可動壁組立体のハブの軸線方向ボア内に保持したリテーナーの斜視図である。
【図3】 図2のリテーナーをハブ内に摩擦的に位置決めするための係止装置を示す、図1の3−3線における断面図である。
【図4】 ばね装置をハブの軸線方向ボア内に保持する際の図2のリテーナー用の端キャップの正面図である。
【図5】 図4の5−5線における断面図である。
【図6】 マスターシリンダーを図1のブレーキブースターに取付けたブレーキ装置の略図である。
Claims (3)
- 第1の操作モードで、第1のチャンバー(26、26')を第2のチャンバー(28、28')と連通させ、第2の操作モードで、前記第1のチャンバー(26、26')を前記第2のチャンバー(28、28')から分離する前記可動壁(22、24)の前後に圧力差をつくるために前記第2のチャンバー(28、28')を周囲環境と連通させるための、可動壁(22、24)のハブ(50)の軸線方向ボア(54)に位置した制御バルブ(70)と、
可動壁(22、24)によって支持され、前記圧力差によってつくられた作動力を出力プッシュロッド(94)に伝えるリアクション部材(96)と、を有し、
前記出力プッシュロッド(94)は、リターンスプリング(130、130')に打ち勝った後移動して、マスターシリンダー(202)内のピストン(200)に対応する作動力を与えて、制動を行うために車輪ブレーキ(400、402)に供給される加圧流体を生じさせ、
前記ハブ(50)は、前記軸線方向ボア(54)の周面に位置した複数の円弧状軸線方向スロット(82、82'、...82 n )を備え、
前記複数の円弧状軸線方向スロット(82、82'、...82 n )は各々、側壁(86)及び円弧状リップ(88)を有し、前記前記円弧状リップ(88)は、前記スロットと同軸であり、側壁及び円弧状リップは、前記軸線方向ボア(54)内に係止面(83)を構成し、
前記ブレーキブースター(12)は、ベース(102)と、このベース(102)を貫く軸線方向開口部(104)と、前記ベース(102)から延びる複数の軸線方向レッグ(106、106'、...106 n )とを有し、前記出力プッシュロッド(94)及び前記リターンスプリング(130、130')を保持するためのリテーナー(100)を備え、
このリテーナー(100)の前記ベース(102)は、前記出力プッシュロッド(94)のヘッド(92)を前記軸線方向開口部(104)に通して、前記軸線方向ボア(54)に位置決めされ、前記複数の軸線方向レッグ(106、106'、...106n)が前記ハブ(50)の複数の円弧状軸線方向スロット(82、82'、...82 n )の係止面(83)に係合して、前記出力プッシュロッド(94)のシャフト(91)が前記リアクション部材(96)に隣接して位置決めされるように前記ベース(102)を前記軸線方向ボア(54)に位置決めすることを特徴とする、ブレーキブースター(12)。 - 前記複数の円弧状軸線方向スロット(82、82'、...82n)は、第2の円弧状軸線方向スロット(82n-1)と実質的に反対側に、前記軸線方向ボア(54)内に位置した少なくとも第1のスロット(82)を有し、
前記第1のスロット(82)は、前記複数のレッグ(106、106'、...106n)の第1のレッグ(106)を受け入れ、前記第2のスロット(82n-1)が前記複数のレッグ(106、106'、...106n)の第2のレッグ(106n-1)を受け入れ、前記シャフト(91)が前記ハブ(50)の軸線に沿って位置決めされるように前記ベース(102)を前記軸線方向ボア(54)内に整列させることを特徴とする、請求項1に記載のブレーキブースター(12)。 - 第1のレッグ及び第2のレッグの各々は、リブ(116)と、該リブから延びる、第1のアーム(118)及び第2のアーム(120)とで構成され、
前記第1のアーム(118)及び前記第2のアーム(120)は、前記係止面(83)より大きい一定幅を構成し、
前記第1のアーム(118)は、前記側壁(86)に係合し、前記第2のアーム(120)が円弧状リップ(88)に係合し、前記レッグを円弧状軸線方向スロット内に摩擦保持することをさらに特徴とする、請求項2に記載のブレーキブースター(12)。
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