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JP4973503B2 - ファイル検索プログラム、方法及び装置 - Google Patents

ファイル検索プログラム、方法及び装置 Download PDF

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JP4973503B2 JP2007556716A JP2007556716A JP4973503B2 JP 4973503 B2 JP4973503 B2 JP 4973503B2 JP 2007556716 A JP2007556716 A JP 2007556716A JP 2007556716 A JP2007556716 A JP 2007556716A JP 4973503 B2 JP4973503 B2 JP 4973503B2
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Description

本発明は、パーソナルコンピュータやファイルサーバ等に格納されたファイルから目的のファイルを検索するファイル検索プログラム、方法及び装置に関し、特に、ファイルの属性情報を利用して目的のファイルを検索するファイル検索プログラム、方法及び装置に関する。
近年、コンピュータシステムやネットワークの普及により、多くの電子データがネットワークや記憶媒体を通じてやり取りされ、コンピュータ上に格納されるようになっている。このような状況の中、大量の情報を取得できるメリットの一方で、目的の情報が探し難くなる問題が発生している。
パーソナルコンピュータやファイルサーバ等に格納されたファイルから、目的のファイルを探し出す方法として、ファイルに格納されている語句を対象とした全文検索が一般的である。
また検索対象が大量であったり、目的のファイルが曖昧な場合は、複数のキーワードを用いて、AND、OR検索を行ったり、検索結果に対してキーワードを追加し検索結果を絞り込んでいく。
更に、検索結果のファイルに対して、ユーザ自身が適合性の判定をすること、即ち目的のファイルに似ているか似ていないかの判定をすることで、次回の検索に判定結果をフィードバックする方法もある。
国際公開W04/0319566号公報 特開2001−209660号公報
しかしながら、このような従来のファイルの検索方法にあっては、一般的な全文検索方式では、検索対象のファイルが大量であったり、目的のファイルが曖昧な場合は、キーワードの設定が難しいという問題がある。また検索漏れを無くすために簡単なキーワードを設定すれば、検索結果が大量となり、ユーザ自身による判定作業の負担が大きくなる。
更に、検索結果に対して、ユーザが適合性を判定する方法でも、検索結果が多い場合には、似ているファイルか似ていないファイルかを探す判定作業が大きな負担となる。
このため現状では、試行錯誤を繰返してキーワードを変更したり、大量の検索結果から目的のファイルを時間をかけて選別しており、ユーザにとって大きな負担となっている。
本発明は、ユーザの負担を軽減して目的(target)のファイルを探しやすくするファイル検索プログラム、方法及び装置を提供することを目的としする。
(プログラム)
本発明はファイル検索プログラムを提供する。本発明のファイル検索プログラムは、ファイル毎に抽出した属性情報を関連付けて登録したファイル格納部を備えたコンピュータに、
ファイルの検索条件として属性情報を設定する検索条件設定ステップと、
登録されているファイル毎に、検索条件の属性情報と登録された属性情報から重みを用いて類似性を算出してファイルを検索する検索ステップと、
検索ステップによるファイルの検索結果を表示すると共に検索結果に対する閲覧操作に応じた表示状態を生成する検索結果表示ステップと、
検索結果表示ステップによる閲覧操作履歴を抽出する閲覧操作抽出ステップと、
閲覧操作履歴から検索ステップでの類似性の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に検索ステップに設定する重み算出ステップと、
を実行させることを特徴とする。
ここで、属性情報は複数の属性項目を含み、検索ステップは、ファイルの類似性を、各属性項目の類似度に各属性項目の重みを乗じた総和として算出する。
検索結果表示ステップは、検索結果としてファイルのプレビューを閲覧操作により表示可能であり、
閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた1又は複数ファイルの各属性項目の頻度を算出して閲覧操作履歴として抽出し、
重み算出ステップは、閲覧操作履歴の各属性項目の頻度に応じて属性項目毎の重みを算出する。
具体的に、閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた複数ファイルの各属性項目に含まれる共通の属性値を計数して属性値の最大頻度を属性項目毎に抽出し、重み算出ステップは、属性項目毎の最大頻度をプレビュー回数で除して正規化した値として各属性項目の重みを算出する。
検索結果表示ステップは、複数の属性項目のいずれか1つの選択操作に対し、選択された属性項目の類似性に応じて昇順または降順に検索結果のファイルを並び替え表示可能であり、
また閲覧操作抽出ステップは、並び替えのために選択された各属性項目の順位に応じた値を算出して閲覧操作履歴として抽出し、
重み算出ステップは、閲覧操作履歴の各属性項目の順位に応じて属性項目毎の重みを算出するようにしても良い。
具体的に、閲覧操作抽出ステップは、並び替えのために選択された各属性項目の順位に対し、並び替え操作の新しい順に高い値となる得点を算出して閲覧操作履歴として格納し、重み算出ステップは、属性項目毎の得点を並び替え回数で除して正規化した値として各属性項目の重みを算出する。
更に、検索結果表示ステップは、検索結果としてファイルのプレビューを閲覧操作により表示可能とし、
閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた1又は複数ファイルの各属性項目の頻度と閲覧時間を算出して閲覧操作履歴として抽出し、
重み算出ステップは、閲覧操作履歴の各属性項目の頻度と閲覧時間に応じて属性項目毎の重みを算出するようにしても良い。
具体的に、閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた複数ファイルの各属性項目に含まれる共通の属性値を計数して属性値の最大頻度を属性項目毎に抽出し、重み算出ステップは、属性項目毎の最大頻度を閲覧時間で除して正規化した値として各属性項目の重みを算出する。
検索結果表示ステップは、検索結果としてファイルのプレビューを閲覧操作により表示可能であり、且つ複数の属性項目のいずれか1つの選択操作に対し、選択された属性項目の類似性に応じて昇順または降順に検索結果のファイルを並び替え表示可能であり、
閲覧操作抽出ステップは、
プレビューされた1又は複数ファイルの各属性項目の頻度を算出して閲覧操作履歴として抽出する第1抽出ステップと、
並び替えのために選択された各属性項目の順位に応じた値を算出して閲覧操作履歴として抽出する第2抽出ステップと、
閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた1又は複数ファイルの各属性項目の頻度と閲覧時間を算出して閲覧操作履歴として抽出する第3抽出ステップと、
の少なくともいずれか2つを備え、
重み算出ステップは、閲覧操作抽出ステップに対応して、
第1抽出ステップによる閲覧操作履歴の各属性項目の頻度に応じて属性項目毎の重みを算出する第1重み算出ステップと、
第2抽出ステップによる重み算出ステップは、閲覧操作履歴の各属性項目の順位に応じて前記属性項目毎の重みを算出する第2重み算出ステップと,
第3抽出ステップによる閲覧操作履歴の各属性項目の頻度と閲覧時間に応じて属性項目毎の重みを算出する第3重み算出ステップと、
の少なくともいずれか2つを備えても良い。
この場合、重み算出ステップは、第1重み算出ステップ乃至第3重み算出ステップの少なくとも2つを組合わせた際に、例えば、各々で算出された属性項目毎の重みの加算平均を算出して検索ステップに設定する。
検索条件設定ステップは、検索作業画面を使用して入力された複数の属性項目の属性値を検索条件として設定する。
検索条件設定ステップは、検索作業画面を使用して指定されたファイルから属性項目の属性値を抽出して検索条件を設定する。
属性情報は、属性項目として、タイプ、所有者、作成又は更新の日時、語句を含む。
(方法)
本発明はファイル管理方法を提供する。本発明は、ファイル毎に抽出した属性情報を関連付けて登録したファイル格納部から目的とするファイルを検索するファイル管理方法に於いて、
ファイルの検索条件として属性情報を設定する検索条件設定ステップと、
ファイル格納部のファイル毎に、検索条件の属性情報と登録された属性情報から重みを用いて類似性を算出してファイルを検索する検索ステップと、
検索ステップによるファイルの検索結果を表示すると共に検索結果に対する閲覧操作に応じた表示状態を生成する検索結果表示ステップと、
検索結果表示ステップによる閲覧操作履歴を抽出する閲覧操作抽出ステップと、
閲覧操作履歴から検索ステップでの類似性の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に検索ステップに設定する重み算出ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(装置)
本発明はファイル管理装置を提供する。本発明のファイル管理装置は、
ファイル毎に抽出した属性情報を関連付けて登録したファイル格納部と、
ファイルの検索条件として属性情報を設定する検索条件設定部と、
登録されたファイル毎に、検索条件の属性情報と登録された属性情報から重みを用いて類似性を算出してファイルを検索する検索部と、
検索部によるファイルの検索結果を表示すると共に検索結果に対する閲覧操作に応じた表示状態を生成する検索結果表示部と、
検索結果表示部による閲覧操作履歴を抽出する閲覧操作抽出部と、
閲覧操作履歴から前記検索部の類似性の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に前記検索部に設定する重み算出部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ファイルの属性情報(更新日、所有者、ファイル種類などの属性項目を含む)を検索ファイルの類似度算出に使用する。また、検索結果の表示画面におけるユーザの閲覧操作履歴から、ユーザが注目している属性情報を探索視点として抽出し、次の検索にフィードバックすることで、ユーザの意図を反映した検索を実現する。
ユーザの探索視点を抽出する方法として、検索結果画面に設けた、
(1)プレビュー画面、
(2)並べ替え機能、
を用いることができる。
プレビュー画面は、リスト表示された検索結果から、任意の検索結果の要約やイメージを表示する機能である。ユーザが閲覧したプレビューは、ユーザが注目しているファイルであることを表している。複数ファイルがプレビューされた場合は、各ファイルの共通点となる属性項目である語句、ファイルタイプ、所有者、更新日時等を検出して次の検索に反映させ、次回の検索でユーザの探索視点を考慮した検索が可能となる。
更に、並べ替え機能と組合わせると、表示の優先度を上げた属性項目、例えば特定のファイルタイプに対して、プレビューが集中的に実行されれば、ユーザの探索視点をより確実に抽出することができる。
本発明では、再帰的に検索が実行されることを想定しており、1回目、2回目といった検索間でも同様の方式で探索視点を抽出することができる。
この結果、ユーザが検索結果を閲覧する操作から、ユーザが探しているファイルの特徴を自動的に抽出するため、ユーザへの負担が少なく、かつ、ユーザの探索視点を反映した精度の高い検索が可能である。
本発明のファイル検索プログラムが実行されるハードウェア環境のブロック図 本発明のファイル検索プログラムが実行される他のハードウェア構成のブロック図 本発明のファイル検索プログラムが実行される他のハードウェア構成のブロック図 本発明によるファイル検索装置の機能構成のブロック図 図4のファイル登録処理部の詳細機能構成を示したブロック図 図5の属性情報格納部の説明図 図4のファイル検索処理部の詳細機能構成を示したブロック図 本実施形態で使用する検索画面の説明図 図7のファイル検索処理部の具体的な処理内容の説明図 図9の検索結果に対応した属性情報ファイルの説明図 図9の検索結果のプレビューに基づいて生成された操作履歴を含む重みテーブルの説明図 プレビューを閲覧操作履歴として次回の検索で使用する重みを計算する検索処理のフローチャート 属性項目「タイプ」の類似度で並べ替えた検索結果に対応した属性情報ファイルの説明図 図9の検索結果の並び替えに基づいて生成された操作履歴を含む重みテーブルの説明図 図14の並び替え順位により属性項目に設定する得点を定めた並び替え順位得点テーブルの説明図 並び替えを閲覧操作履歴として次回の検索で使用する重みを計算する検索処理のフローチャート 図9の検索結果のプレビューの閲覧時間に基づいて生成された操作履歴を含む重みテーブルの説明図 プレビュー時間を閲覧操作履歴として次回の検索で使用する重みを計算する検索処理のフローチャート プレビュー回数、並び替え回数及びプレビュー時間を閲覧操作履歴として次回の検索で使用する重みを計算する検索処理のフローチャート
図1は本発明のファイル検索プログラムが実行されるハードウェア構成のブロック図である。図1において、本実施形態にあってはファイル検索装置10はCPU12、メモリ14、入出力部16及び記憶装置18で構成され、記憶装置18内にファイル検索プログラム20とファイル22を格納している。
ファイル検索プログラム20はCPU12により実行され、ファイル22の中から目的のファイルを検索する。尚、入出力部16にはキーボード、マウス、ディスプレイなどの機器が含まれ、記憶装置18は例えばハードディスクドライブである。
図2は本発明のファイル検索プログラムが実行される他のハードウェア構成のブロック図である。図2の実施形態にあっては、ファイル検索装置10をネットワーク11を介してファイル管理装置24に接続している。ファイル検索装置10にはCPU12、メモリ14、入出力部16及び記憶装置18が設けられ、記憶装置18にはファイル検索プログラム20が格納されている。
一方、ファイル管理装置24にはCPU26、メモリ28、入出力部30及び記憶装置32で構成され、記憶装置32にファイル22を格納している。このためファイル検索装置10はCPU12により記憶装置18内のファイル検索プログラム20を実行し、ファイル管理装置24の記憶装置32内のファイル22から目的のファイルを検索する。
図3は本発明のファイル検索プログラムが実行される他のハードウェア構成のブロック図であり、図2の実施形態と同様、ファイル検索装置10をネットワーク11を介してファイル管理装置24に接続しているが、ファイル検索プログラム20及びファイル22がファイル管理装置24の記憶装置32に格納されている。
このためファイル検索装置10はファイル管理装置24の記憶装置32からファイル検索プログラム20を読み出して、CPU26により実行し、ファイル管理装置24の記憶装置32に格納しているファイル22から目的のファイルを検索する。
図4は本発明によるファイル検索装置10の機能構成のブロック図である。図4において、ファイル検索装置10はファイル登録処理部34、ファイル検索処理部36、ファイル格納部38及び属性情報格納部40で構成される。
図5は図4のファイル登録処理部34の機能構成であり、ファイル登録処理部34にはファイル処理検出部42、ファイル登録部44及び属性情報抽出部46が設けられる。
図4のファイル検索処理部36は例えばファイルシステムにおけるファイルの書込みイベントからファイルの格納処理を検出し、図5のファイル登録部44及び属性情報抽出部46に格納処理の検出を通知する。ファイル登録部44はファイルシステムのファイル書込み機能を用いてハードディスクなどの記憶装置に配置されたファイル格納部38にファイルの実態を記憶する。
属性情報抽出部46はファイルに付随する属性情報、例えばファイル名、ファイルタイプ、所有者、格納場所、作成や更新の日時、文書語句などの属性情報を抽出する。
属性情報抽出部46で抽出する属性情報の項目において、ファイル情報以外の情報は一般的なファイルシステムから取得することができる。またファイル内の属性項目はファイルの実態から読み取ることができる。尚、ここに列挙した属性情報を構成する属性項目は一例であり、ファイルから取得できる全ての情報は本発明の検索処理に用いる属性情報に含まれる。
属性情報抽出部46で抽出された属性情報は属性情報格納部40にファイルに関連づけて格納される。
図6は図5の属性情報格納部40の説明図である。図6において、この例ではファイルと関連づけるための「ファイルID」に対応して「属性a」、「属性b」、「属性c」及び「属性d」の4つの属性項目が定義され、ファイルID=#1〜#4に対応した「属性a」〜「属性d」として「a1、b1,c1,・・・・d4」が格納されており、これは各属性a〜dに対応する属性値を表している。
図7は図4のファイル検索処理部36の詳細機能構成を示したブロック図である。図7において、ファイル検索処理部36は検索条件設定部48、検索部50、検索結果出力部54、閲覧操作抽出部56、操作履歴情報格納部58、重み算出部60及び重み格納部62を備えている。
検索条件設定部48は目的とするファイルの検索条件として属性情報を設定する。検索条件として設定する属性情報は図5のファイル登録処理部34によるファイル登録の際に作成された図6の属性情報格納部40の属性項目に対応した属性値を設定する。
検索条件設定部48による検索条件としての属性情報の設定はユーザが属性項目の値を検索操作画面を検索して直接入力する方法と、目的とするファイルに近いファイルを指定することで指定されたファイルから自動的に検索条件としての属性情報を抽出して設定する方法のいずれかを選択的することができる。
検索部50はファイル格納部38に格納されたファイルを対象にファイル毎に検索条件の属性情報と属性情報格納部40のファイルに対応して登録している属性情報から重みを用いて類似度(類似性)を算出し、類似度の高いファイルを検索する。
検索部50に設けた類似度算出部52による類似度の演算は、検索条件として設定された各属性項目の類似度に各属性項目の重みに乗じた総和として算出する。検索結果出力部54は検索部50によるファイルの検索結果を表示すると共に、検索結果に対するプレビューや並び替えといった閲覧操作に応じた表示状態を設定する。
閲覧操作抽出部56は検索結果出力部54におけるプレビューや並び替えなどの閲覧操作履歴を抽出して操作履歴情報格納部58に格納する。更に重み算出部60は、操作履歴情報格納部58に格納した閲覧操作履歴から検索部50に設けた類似度算出部52による類似度の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に検索部50の類似度算出のために設定する。
図8は本実施形態で使用する検索画面の説明図である。図8において、検索画面64は上側から検索条件設定操作部66、並び替え操作部68、検索結果表示部72が配置されている。
検索条件設定操作部66には目的とするファイルの検索に使用する検索条件としての属性項目を設定するため、タイプ入力枠74、所有者入力枠76、日時入力枠78、語句入力枠80が設けられている。また検索条件としての属性項目をファイルから自動的に抽出して設定する検索条件ファイルを指定するパス入力枠82と検索対象パスから参照される参照ボタン84を設けている。
更に検索条件設定操作部66の右側には操作項目及びパス指定による検索条件の入力が済んだ状態で検索を開始するための検索ボタン86と、再検索の際に既に入力した操作項目もしくはパスを初期状態にクリアするための初期化ボタン88を備えている。
検索結果表示部72は、この例では5つの検索ファイル情報98−1〜98−5が検索の際の類似度演算で算出された類似度の高い順に配列表示されている。
検索ファイル情報98−1〜98−5は検索ファイル情報98−1を例にとると、ファイルイIDとして「ファイル#1」が表示され、またタイプ、所有者、日時、語句の属性項目に対応した属性値として「abc」、「2005/11/01 17:25」、「ユーザU1」、「ファイル#1の要約」が表示されている。
更に検索ファイル情報98−1〜98−5の右側にはプレビューボタン100−1〜100−5が設けられ、プレビューボタン100−1〜100−5のいずれかを操作することで、対応したファイルのプレビューを検索画面64に対する前画面として重ね合わせ表示することができる。
このため操作者は検索結果表示部72の検索ファイル情報98−1〜98−5を見ながら、更にその内容を確認したい場合にはプレビューボタン100−1〜100−5を必要に応じてプレビューを閲覧し、目的とするファイルが検索できたかどうか判断することができる。
更に検索結果表示部72の上には並び替え操作部68が設けられており、ここには並び替えを属性項目の優先度にしたがって実行するため、タイプ並び替えボタン90、所有者並び替えボタン92、日時並び替えボタン94、語句並び替えボタン96を配置している。
並び替え操作部68のいずれかの並び替えボタンを選択操作すると、選択した属性項目の類似度に従った検索ファイル情報98−1〜98−5の並び替えが行われ、並び替えが済んだ状態で類似度の高い方にあるファイルに注目してプレビューの閲覧などにより目的とするファイルが検索できたかどうかの判断を適切に行うことができる。
尚、図8の検索結果表示部72にあっては5つの検索結果を表示しているが、それ以上についてはスクロール操作あるいは画面切り替え操作により検索結果表示部72に表示させることができる。
図9は図7のファイル検索処理部36の具体的な処理内容の説明図である。図9において、この例では検索条件設定部48として属性aにつき属性値「a2」または「a3」を指定し、属性bにつき属性値「b2」または「b3」を指定し、属性cについては属性値「c2」を指定し、属性dについては属性値「d1」を指定している。
検索条件設定部48による各属性項目の属性値の指定に基づき、検索部50は指定された属性値a2,a3,b2,b3,c2,d1により属性情報格納部40のファイル毎の属性値との間で類似演算を行って、各属性項目a〜dごとの類似度sa,sb,sc,sdを算出する。
この例における各属性項目の類似度の算出は、指定条件の属性値と属性情報格納部40の属性値とが一致した場合に1点とすると、例えばファイル「#1」については属性値「d1」のみが一致することから1点、ファイル「#2」については属性値a2,b2,c2が一致することから3点、ファイル「#3」については属性値a3,b3が一致することから2点、更にファイル「#4」については属性値の一致がないことから0点としている。
一方、検索部50に対し重み格納部62が設けられており、属性a〜dごとに重みWa,Wb,Wc,Wdが設定されている。この検索部50における属性項目a〜dごとの類似度Sa,Sb,Sc,Sdと重み格納部62の属性項目a〜dごとの重みWa,Wb,Wc,Wdを用いて類似度Sを算出する。
類似度S=Wa・a+Wb・b+Wc・c+Wd・d (1)
ここで重み格納部62による重みWa〜Wdとして初期値が「1」であったとすると、前記(1)式によりファイル#1の類似度は1点、ファイル#2の類似度は3点、ファイル#3の類似度は2点、ファイル#4の0点となり、検索結果出力部54は類似度の高い順に並べた検索結果を出力表示することになる。
なお、実際の類似度Sの算出にあっては、全ての属性項目の重みの総和が「1」となるように属性項目の出現確率を正規化した重みを使用しており、図9の場合、4つの重みWa,Wb,Wc,Wdの正規化された初期値は「0.25」となる。
このため本発明の検索処理にあっては、ユーザの検索結果に対するプレビューや並び替えといった操作履歴からユーザが探しているファイルの特徴である探索視点を自動的に抽出し、この探索視点を重み計算により次回の検索処理の類似度の演算に使用する重みに反映させることで、ユーザに負担をかけることなくユーザの検索意図を反映した精度の高い検索が可能となる。
即ちユーザは図8の検索画面64に示した検索結果表示部72に対し検索ファイル情報98−1〜98−5のそれぞれのプレビューボタン100−1〜100−5を必要に応じて操作することでプレビューを参照したり、並び替え操作部68でタイプ、所有者、日時または語句といったいずれかの属性項目を選択して選択した属性項目の類似度に従った並び替えを行って目的とするファイルかどうか判断する閲覧操作を行っている。
このような検索結果に対する閲覧結果に対し、ユーザが意図的に閲覧したプレビューや並び替えの順位から共通の属性項目を抽出し、ユーザが注目している属性項目については前記(1)式の重みを上げるように重み計算により調整することで、次の検索についてユーザの探索視点を反映した検索を行うことができる。
本発明にあってはユーザの探索視点を自動的に抽出して重みを調整する手法として次のいずれかを行うことができる。
(1)プレビューの閲覧操作からユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法;
(2)ユーザの並び替え操作によりユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法;
(3)プレビューの閲覧操作による閲覧時間からユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法;
(4)前記(1)(2)(3)の少なくとも2つを組み合わせて重みを算出する方法;
まずプレビューの閲覧操作によりユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法を説明する。
図10は図8の検索画面64における検索結果表示部72の検索結果一覧テーブル101であり、ファイルID102に対応して、属性項目としてタイプ104、所有者106、日時108及び語句110を表している。このような検索結果一覧表示101に対し、左側の矢印115−1、115−2、115−3に示すようにファイル#1、ファイル#3及びファイル#5についてプレビューが実行されたとする。
このプレビューが実行されたファイル#1、#3、#5につき属性項目タイプ104、所有者106、日時108及び語句110のそれぞれにつき共通の属性値をカウントし、属性値の最大頻度を算出する。この最大頻度をプレビュー回数で割った値はその属性値が出現した確率を表しており、この確率を示す値が大きいほどユーザがその属性値に注目しているということができる。
また最大頻度をプレビュー回数で割った値を前記(1)式の重みとして設定すれば、次回の検索においてユーザの注目している属性である探索視点を反映した検索が実現できる。
図11は図9の検索結果一覧テーブル101のプレビューを実行したファイル#1、#3、#5に基づいて生成された閲覧操作履歴を含む重みテーブル112の説明図である。
重みテーブル112にあっては、検索回数114、プレビュー回数116、重み118としてタイプ、所有者、日時、語句の属性値を設定している。ここで重み118は、上段と下段の2行に分けており、上段は各属性の出現確率であり、下段が各属性の出現確率を正規化した重みである。
図10の検索結果一覧テーブル101は、図11の重みテーブル112における検索回数114が「1回目」のプレビュー回数116を「3回」とした場合の重み計算に使用される。
この重み計算については各属性項目ごとに出現確率を
出現確率=(共通する属性値をカウントした最大頻度)/(プレビュー回数)
(2)
として算出する。
例えば図10の属性項目の中のタイプ104を例にとると、共通する属性値をカウントした最大頻度は、属性値「abc」の頻度「2」であることから、前記(2)式から、この場合閲覧操作履歴に基づくのタイプ104の出現確率Paは
Pa=2/3
として求まる。
次の所有者106の共通属性値の最大頻度は「ユーザU1」の頻度「2」であることから、所有者の出現確率Pbは
Pb=2/3
となる。また日時108については、全ての属性値が異なることから共通の属性値の最大頻度は「1」であり、その出現確率Pcは
Pc=1/3
となる。
更に属性値である語句110については、プレビューしてファイル#1,#3,#5に語句が3個ずつ登録されているため、合計9個であり、ファイル#1,#3,#5に共通に含まれる属性値「apple」の最大頻度「2」であることから、その出現確率Pdは
Pd=2/9
となる。
このようにプレビュー回数の操作履歴から算出された属性項目ごとの出現確率2/3,2/3,1/3,2/9については各属性項目の出現確率の和が「1」となるように正規化し、各属性項目の重みWa、Wb、Wc、Wdとして求める。
正規化は各属性項目の出現確率2/3,2/3,1/3,2/9の総和17/9を求め、各出現確率に総和の逆数(9/17)を掛けることで算出され,次のようになる。
タイプの重みWa=6/17
所有者の重みWb=6/17
日時の重み Wc=3/17
語句の重み Wd=2/17
これを小数で表すと図11のように0.35、0.35、0.18、0.12となり、総和は「1」となる。
図11の重みテーブル112にあっては検索回数114を1回目から5回目までを繰り替えした場合を格納しており、1回目から5回目におけるプレビュー回数は3回、5回、2回、4回、6回実行したことを表している。なお、2回目以降につき、語句110については全てのファイル#1〜#5に語句が3個ずつ登録されていると想定して重みを算出している。
2回目以降の各属性項目の出現確率については、現在の検索に前回までの検索の最大頻度を加えた総和を、同じく前回までのプレビュー回数を加えた総和として次式から求めている。ただし、nは現在の検索回数である。
Figure 0004973503
例えば検索回数114における「2回目」のタイプの出現確率を見ると、2回目のプレビュー回数5回における共通の属性値の最大頻度は「4」であり、これに1回目の共通の属性値の最大頻度「2」を加算して「2+4=6」としている。またプレビュー回数の総和は1回目と2回目を加算して「3+5=8」である。したがって2回目のタイプの出現確率Paは
Pa=6/8
となる。
このような1回目から5回目までの検索回数の繰り返しによりプレビューの実行により最終的に5回目に得られた各属性項目ごとの重みを見ると、もっとも高い正規化された重みはタイプの「0.47」であり、ユーザのプレビューの実行から属性項目「タイプ」についてユーザの注目度が高いことがわかり、これが重み計算によって検索結果に反映されている。
図12は図10及び図11に示したプレビューの閲覧操作によりユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法を採用した本発明による検索処理のフローチャートである。
図12において、ステップS1で検索条件として属性項目を設定し、続いてステップS2で前記(1)式から全ファイルに対し類似度を算出する。この場合の初期値としての重みは各属性項目について全て同じ値である。
続いてステップS3で類似度に応じて検索結果を図8の検索画面のように表示する。続いてステップS4でプレビュー実行の有無をチェックしており、もしプレビューが行われるとステップS5に進み、プレビューファイルの共通する属性値をカウントする。
ステップS4でプレビューがなければステップS6で目的のファイルか否かユーザの入力指示に基づいてチェックし、目的のファイルでなければステップS7に進み、再帰検索実行か否かをユーザの操作、例えば図8の検索画面64における検索条件設定操作部66に設けた初期化ボタン88の操作の有無から判別する。
初期化ボタン88の操作があれば再帰検索実行と判断してステップS8に進み、図11の重みテーブル112に示したように現在の検索結果に対するプレビューの閲覧操作履歴から各属性項目ごとの重みを算出し、再びステップS1に戻り、次の検索処理を繰り返し、その際にステップS2の類似度の算出にステップS8で算出されたプレビュー操作履歴情報に基づく重みが使用される。
次に並び替え操作によりユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法を説明する。
ここで並び替え操作とは、図8の検索画面64に設けた切り替え操作部68において、タイプ並び替えボタン90、所有者並び替えボタン92、日時並び替えボタン94、語句並び替えボタン96のいずれかのボタンを選択操作し、選択した操作項目の類似度にしたがって検索結果表示部の検索ファイル情報98−1〜98−5を類似度の高い順である昇順、または逆に類似度の低い順である降順に並び替えて検索結果を見やすくする操作である。
例えば図8の検索画面64における検索結果表示部72は、並び替え前には図10の検索結果一覧テーブル101となるが、これに属性項目「タイプ」を選択して並び替えると図13の検索結果一覧テーブル101−1のようになる。
並び替え操作は複数の属性項目を選択して実行することもできる。例えば「タイプ」、「所有者」の順で並び替えが操作された場合には、最初に「所有者」の類似度に従って並び替えを実行し、次に同じ所有者を持つ結果に対し「タイプ」の並び替えを実行する。
図14は図13の並び替え操作による検索結果一覧テーブル101−1からユーザの探索視点を抽出して重みを算出した重みテーブル120を示しており、重みテーブル120は検索回数122、並び替え回数124及びタイプ、所有者、日時、語句ごとの重み126で構成されている。
図14の重みテーブル120における並び替えの閲覧操作履歴は、検索回数122における「1回目」につき並び替え回数124として「4回」実行している。この4回の並び替えは次の順番で属性項目を選択して並び替えを行っている。
1回目:語句
2回目:タイプ
3回目:所有者
4回目:日時
ここで1回の検索結果に対する並び替え回数の順番に対し、並び替えが新しいほど高い得点を設定するようにしている。
図15は1回の検索結果における並び替え回数に対する順位に従った得点を設定する並び替え順位得点ファイル128の説明図である。図14の1回目については、並び替え回数が4回であることから時間軸上の並び替え実行の順番に従って1回目から4回目につき、現時点から最も新しい4回目の得点が最高点の4点、それより古い3回目の得点が3点、さらに古い2回目の得点が2点、もっとも古い1回目の得点が1点としている。この並び替え順序に従った得点は図4の重みの上段の右側にカッコ内の数字として示している。
したがって1回目の検索結果に対する並び替え回数4回に伴う属性項目「タイプ」、「所有者」、日時」及び「語句」の重みは、「1/10」、「2/10」、「3/10」、「4/10」となり、更に重みの総和が1になるように正規化して各属性項目の重みを求めると「0.20」、「0.30」、0.40」、「0.10」が求まる。
図14の場合には検索回数1回目から5回目につき並び替え回数を4回、2回、1回、2回、3回を行っており、2回目以降については各属性項目の重みは次式で求める。
Figure 0004973503
また検索回数の2回目については並び替え回数は2回であり、
1回目:タイプ
2回目:所有者
であり、したがって図15の並び替え順位得点ファイル128から並び替え回数1回を参照すると、1回目につき3点、2回目につき4点が設定される。
このように並び替えで得られた得点を総得点で割った値を検索が繰り返されるたびに累積加算して重みを計算し、前記(1)式に正規化した重みとして用いることでユーザの検索結果に伴う並び替え操作から抽出された探索視点に応じた検索が可能となる。
図14の場合には5回目の検索結果に対する並び替えから算出された属性項目「所有者」の重みが「0.49」ともっとも大きいことから、ユーザは最終的に属性項目「所有者」について関心が高いことがわかる。
図16は図13〜図15に示した検索結果に対する並び替え操作によりユーザの探索視点を抽出して重みを算出する処理を用いた検索処理のフローチャートである。
図16において、ステップS1で検索条件として属性項目を設定し、ステップS2で全ファイルに対し前記(1)式にしたがって類似度を算出し、ステップS3で類似度に応じて検索結果を表示する。
この検索結果に対しステップS4で並び替え実行の有無を判別し、並び替えが行われるとステップS5で並び替えの属性値、具体的には並び替えの順序に応じた得点をカウントする。
並び替えの実行がなければステップS6で目的のファイルか否かのユーザ判定有無を判別し、目的のファイルでなければステップS7で再帰検索実行か否か判別し、再帰検索実行をユーザの操作から判別するとステップS8に進み、図14の重みテーブル120に示したように並び替え回数から得られた順位の得点から各属性項目の重みを計算してステップS1に戻り、次の検索におけるステップS2の類似度の計算にステップS8で算出した重みが反映される。
次に検索結果に対するプレビューの閲覧操作に伴うプレビュー時間からユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法を説明する。
図10〜図12に示したプレビュー操作を用いた探索視点の抽出にあっては、プレビュー回数を使って重みを算出しているが、別の方法としてプレビュー時間を使ってもユーザの探索視点を抽出して重みを算出することができる。即ちユーザのプレビュー時間が長いほどユーザが求めている検索結果に近いと判断することができる。
このプレビュー時間で重みを算出する方法は、図17の重みテーブル130に示すようになる。図17の重みテーブル130は、検索回数132、プレビュー時間134及びタイプ、所有者、日時、語句の属性項目ごとの重み136で構成されている。
プレビュー時間を使用してユーザの探索視点を抽出する方法の重みテーブル130は、図11に示したプレビュー回数からユーザの探索視点を抽出する重みテーブル112におけるプレビュー回数116をプレビュー時間134に置き換えたものである。
例えば検索回数1回目にあってはプレビュー時間として「30秒」が得られており、このプレビュー時間によりプレビューを行ったファイルにおける共通の属性値の最大頻度を求め、これをプレビュー時間で割ることになる。即ち各属性項目の単位プレビュー時間当りの出現頻度は次式で与えられる。
Figure 0004973503
となる。そして、各損正項目の単位プレビュー時間当りの出現頻度を正規化した値を重みとする。
図18はプレビュー時間からユーザの探索視点を抽出して重みを算出する方法を用いた検索処理のフローチャートである。図18において、ステップS1で検索条件としての属性項目を設定し、ステップS2で全ファイルにつき前記(1)式につき類似度を算出し、ステップS3で類似度に応じて検索結果を表示する。
続いてステップS4でプレビューの実行を判別すると、ステップS5でプレビューの共通する属性と閲覧時間をカウントする。プレビューの実行がなければステップS6で目的ファイルか否かチェックし、目的ファイルでなければステップS7で再帰検索実行の有無を判別する。
再帰検索実行であればステップS8に進み、図17の重みテーブル130に示したようなプレビュー時間に基づく属性の重み計算を行ってステップS1から次の検索を行い、ステップS2で次の検索処理の類似度の算出にステップS8で算出されたプレビュー時間に応じた属性の重みが反映される。
図19はプレビュー回数、並び替え回数及びプレビュー時間を閲覧履歴として次回の検索で使用する重みを計算する方法を使用した本発明の検索処理のフローチャートである。
この検索処理にあってはステップS1で検索条件として属性項目を設定し、ステップS2で全ファイルに対し前記(1)式で類似度を算出した後、ステップS3で類似度に応じて検索結果を表示する。
この検索結果についてステップS4で閲覧操作が実行されると、ステップS5でプレビューや並び替えなどの閲覧操作であった場合には、ステップS5でプレビューファイルの共通する属性値をカウントし、またステップS6でプレビューファイルの共通する属性と閲覧時間をカウントし、更にステップS7で並び替えの順番に応じた得点を属性項目ごとにカウントする。
ステップS4で閲覧操作の実行がなければ、ステップS8で目的ファイルの有無をチェックし、目的ファイルでなければステップS9で再帰検索実行か否かチェックし、再帰検索実行であればステップS10で重み計算の組合せを選択する。
この重み計算としては
(1)プレビュー回数を反映した重み計算
(2)プレビュー時間を反映した重み計算
(3)並び替え回数を反映した重み計算
のうちの少なくとも2つの組合せを選択する。
続いてステップS11で選択された組合せについて、それぞれの履歴操作情報から属性項目の重みを計算し、それぞれの重み計算の結果につき、同じ属性項目について2つの重みの加算平均を求めて次回の検索の類似度の計算に使用する重みを設定し、ステップS1から次回の検索処理を再開する。
また図19のフローチャートにあっては、前記(1)〜(3)の少なくとも2つの組合わせてを選択して重み計算を実行しているが、これ以外に、(1)と(2)、(2)と(3)、もしくは(1)(2)(3)を固定的に設定した重み計算を伴うようにしても良い。
また本発明はコンピュータで実行されるファイル検索プログラムを提供するものであり、本発明のファイル検索プログラムは、図12、図16、図18もしくは図19のフローチャートに示した処理内容を持つことになる。
また本発明はファイル検索プログラムを格納したコンピュータなどの記憶媒体を提供するものであり、この記憶媒体はCD−ROM、フロッピー(R)ディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどのカード型記憶媒体やコンピュータシステムの内外に備え付けられたハードディスクなどの記憶装置のほか、回線を介してプログラムを保持するデータベース、あるいは他のコンピュータシステムならびにそのデータベースや、さらに回線上の伝送媒体を含むものである。
尚、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

Claims (5)

  1. ファイル毎に抽出した属性情報を関連付けて登録したファイル格納部を備えたコンピュータに、
    ファイルの検索条件として属性情報を設定する検索条件設定ステップと、
    前記ファイル格納部のファイル毎に、前記検索条件の属性情報と登録された属性情報から重みを用いて類似性を算出してファイルを検索する検索ステップと、
    前記検索ステップによるファイルの検索結果を表示すると共に、前記検索結果に対する閲覧操作に応じた表示状態を生成する検索結果表示ステップと、
    前記検索結果表示ステップによる閲覧操作履歴を抽出する閲覧操作抽出ステップと、
    前記閲覧操作履歴から前記検索ステップの類似性の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に前記検索ステップに算出した前記重みを設定する重み算出ステップと、
    を実行させることを特徴とするファイル検索プログラム。
  2. 請求項1記載のファイル検索プログラムに於いて、前記属性情報は複数の属性項目を含み、前記検索ステップは、ファイルの類似性を、各属性項目の類似度に各属性項目の重みを乗じた総和として算出することを特徴とするファイル検索プログラム。
  3. 請求項2記載のファイル検索プログラムに於いて、
    前記検索結果表示ステップは、検索結果としてファイルのプレビューを閲覧操作により表示可能であり、
    前記閲覧操作抽出ステップは、プレビューされた1又は複数ファイルの各属性項目の頻度を算出して閲覧操作履歴として抽出し、
    前記重み算出ステップは、前記閲覧操作履歴の各属性項目の頻度に応じて前記属性項目毎の重みを算出することを特徴とするファイル検索プログラム。
  4. 請求項2記載のファイル検索プログラムに於いて、
    前記検索結果表示ステップは、複数の属性項目のいずれか1つの選択操作に対し、選択された属性項目の類似性に応じて昇順または降順に検索結果のファイルを並び替え表示可能であり、
    前記閲覧操作抽出ステップは、並び替えのために選択された各属性項目の順位に応じた値を算出して閲覧操作履歴として抽出し、
    前記重み算出ステップは、前記閲覧操作履歴の各属性項目の順位に応じて前記属性項目毎の重みを算出することを特徴とするファイル検索プログラム。
  5. ファイル毎に抽出した属性情報を関連付けて登録するファイル格納部から目的とするファイルを検索するファイル検索方法に於いて、
    ファイルの検索条件として属性情報を設定する検索条件設定ステップと、
    前記ファイル格納部のファイル毎に、前記検索条件の属性情報と登録された属性情報から重みを用いて類似性を算出してファイルを検索する検索ステップと、
    前記検索ステップによるファイルの検索結果を表示すると共に前記検索結果に対する閲覧操作に応じた表示状態を生成する検索結果表示ステップと、
    前記検索結果表示ステップによる閲覧操作履歴を抽出する閲覧操作抽出ステップと、
    前記閲覧操作履歴から前記検索ステップの類似性の算出に使用する重みを算出し、再度検索を行う際に前記検索ステップに設定する重み算出ステップと、
    を備えたことを特徴とするファイル検索方法。
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