JP4961646B2 - Semiconductor device and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、炭化珪素パワーデバイスを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、炭化珪素半導体デバイス(トランジスタ)として、例えば特開2000−312008号公報に開示されているような炭化珪素静電誘導型トランジスタ(JFET)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした炭化珪素半導体デバイスを実際にインバータ等のスイッチング素子として利用する場合、製造工程等で発生する人体や機械の静電気、モータロック時の過剰電流による過昇温、そして特に、インバータ駆動時に発生するモータの逆起電力サージエネルギによる破壊から炭化珪素半導体デバイスを保護して、その信頼性を確保する必要がある。炭化珪素半導体デバイスでアバランシェブレークダウンが発生すると、生成電流がゲート端子に流れ込みゲート制御回路部を破壊してしまうという問題も発生する。
【0004】
本発明は、こうしたことを背景としてなされたものであり、スイッチング素子として用いられる炭化珪素半導体デバイス(以下、「炭化珪素パワーデバイス」という)を、静電気、サージエネルギ、過昇温などから保護できる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた本発明(請求項1記載)の半導体装置は、炭化珪素パワーデバイス(炭化珪素パワートランジスタ)と、該炭化珪素パワーデバイスを保護するための保護用ダイオードと、を同一チップ上に有する。
【0006】
例えばドレイン−ソース間に印加される誘導負荷のフライバックエネルギや、ゲート端子に加わる人体や機械からの静電気からの炭化珪素パワーデバイスの保護は、炭化珪素パワーデバイスの端子に加わる電圧をツェナーダイオードでクランプしてそれ以上の電圧が印加されないようにしたり、炭化珪素パワーデバイスをオンさせたりすることによって実現することが可能である。
【0007】
請求項1の半導体装置によれば、炭化珪素パワーデバイスと同一チップ上に保護用ダイオードを有しているため、そうしたツェナーダイオードとして保護用ダイオードを用いることによって、炭化珪素パワーデバイスをサージエネルギによる破壊から保護することができる。ツェナーダイオードを半導体装置に外付けして保護を図る場合よりも、低コストで、しかもコンパクトに回路を構成できる。
【0008】
また、炭化珪素パワーデバイスの過昇温による破壊からの保護は、その炭化珪素パワーデバイスの近傍にダイオードを形成し、このダイオードのI−V特性からチップの温度(即ち炭化珪素パワーデバイスの温度)を算出して、それが所定温度以上になった場合に、炭化珪素パワーデバイスをオフするようゲート端子に制御電圧をかけることによって、実現することができる。請求項1の半導体装置によれば、保護用ダイオードをその様な温度検出素子として用いることによって、炭化珪素パワーデバイスの保護を図ることができる。
【0009】
炭化珪素パワーデバイスとして、例えば請求項2記載の様に、炭化珪素接合型電界効果トランジスタ(SiC−JFET)を有する半導体装置について、本発明(請求項1)を適用すると好ましい。JFETでは、MOSFETと異なり、ゲート電極が絶縁膜により保護されておらず、サージエネルギなどからの保護を図る必要性が高いためである。
【0010】
保護用ダイオードとしては、請求項3記載の様に、多結晶シリコン(Poly−Si)ダイオードを用いることができるほか、請求項4記載の様に、炭化珪素(SiC)ダイオードを用いることができる。SiCダイオードを用いれば、より高温に強いため、炭化珪素パワーデバイスの保護の確実性が上がる。
【0011】
保護用ダイオードを設ける場所としては、請求項1のように、当該半導体装置の外周部にJTE構造(Junction Termination Edge:接合終端構造)を有している場合には、そのJTE構造の上部が好ましい。ここで、JTE構造は、半導体装置の外周部において、ドレイン層とは逆の導電型であってソース電位となる不純物層がドレイン層上部に設けられ、更にその不純物層がドレイン層の方向に凸状に形成された構造である。
【0012】
JTE構造は、本来、半導体装置の外周部において電界の緩和を図るための構造であるが、その上部にダイオードを設けることによってJTE構造内の電界をバランス良く均一に引き延ばすことができ、電界の緩和をさらに図ることができる。なおドレイン端子に逆起電力サージエネルギが印加された場合、JTE構造を設けてあるため、初期に上記不純物層の凸状部分でブレークダウンを発生させることができ、炭化珪素パワーデバイスのゲート電極およびゲート駆動回路の破壊防止に寄与することができる。
【0013】
保護用ダイオードをJTE構造の上部に設ける態様としては、請求項1に記載の様に、JTE構造上に形成された低不純物濃度層の上に、保護用ダイオードを設けるという形態が考えられる。この低不純物濃度層とは、基板やソース層よりも不純物濃度が低い炭化珪素半導体であり、これが保護用ダイオードとJTE構造との間にあるため、保護用ダイオードによって、半導体装置(炭化珪素パワーデバイス)内部の外周部における電界緩和に更に寄与することができる。
【0015】
さて、誘導負荷に発生するフライバックエネルギから炭化珪素パワーデバイスを保護するには、ドレイン・ゲート間に、ツェナーダイオードとして保護用ダイオードを設けることが考えられる。そして、請求項5記載の様に、当該半導体装置の周縁部に、前記炭化珪素パワーデバイスのドレイン電位とされた等ポテンシャルリングを有している場合、保護用ダイオードをゲート・ドレイン間に設けるには、一端を等ポテンシャルリング(EQR:Equivalent Potential Ring)と電気的に接続し、他端を炭化珪素パワーデバイスのゲート端子と電気的に接続するとよい。
【0016】
そうすれば、いわゆるフィールドプレート効果も発揮することができ、半導体装置の外周部における電界緩和を更に図ることができる。EQRとは、半導体装置の周縁部の電位を等しくするための構造である。
次に請求項6の様に、炭化珪素パワーデバイスとしては、具体的には、第1導電型のドレイン層と、このドレイン層上に形成された第2導電型(第1導電型と反対の導電型をいう)の第1不純物領域と、この第1不純物領域の上に形成された第1導電型のソース層と、このソース層側から当該ソース層及び上記第1の不純物領域を貫通してドレイン層に到達するように形成された溝と、少なくとも溝の内面に形成された第1導電型のチャネルエピ層と、このチャネルエピ層の上に形成された第2導電型の第2不純物領域とから構成したものが考えられる。
【0017】
この場合、第1不純物領域を、炭化珪素パワーデバイスのゲート領域とし、第2不純物領域を、ソース層と電気的に接続する(即ちソース電位とする)と共に、この第1不純物領域よりも下方に(即ち、ドレイン層方向に)延びるように構成するとよい。
【0018】
つまり、ゲート領域である第1不純物領域より下部に、ソース電位となる第2不純物領域を形成しているため、ドレインに電圧を印加すると、第1不純物領域の下に空乏層を伸ばすことができ電界を緩和できる。
また、アバランシェブレークダウンは、溝(トレンチ)内部の第2不純物領域で発生することになり、その降伏電流は、第2不純物領域がソース層よりも下部にあるため寄生トランジスタを介さずに、ソース電極に引き抜かれる。従って、炭化珪素パワーデバイスのサージ耐量を、pnダイオードと同程度まで向上させることができる。
【0022】
また、請求項7の発明は、炭化珪素パワーデバイスと、この炭化珪素パワーデバイスを保護するための保護用ダイオードと、を同一チップ上に有する半導体装置の製造方法であって、上記保護用ダイオードが、多結晶シリコンダイオードである場合には、多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成は、前記炭化珪素パワーデバイスへのオーミック電極の形成よりも後に行うと好ましい。
炭化珪素へのオーミック電極の形成は、多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成の場合と比べて高い温度で行われるため、多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成を先に又は同時に行うと、多結晶シリコンダイオードへオーミック材料が拡散するという問題が生じる。そこで、請求項7の様に、炭化珪素パワーデバイスへのオーミック電極の形成の後、多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成を行うことによって、そうした問題を防ぐことができる。
【0023】
なお、請求項8記載の様に、多結晶シリコンダイオードのオーミック電極と炭化珪素パワーデバイスのオーミック電極との電気的接続を行う必要がある場合には、多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成と同時に、多結晶シリコンダイオードのオーミック電極と炭化珪素パワーデバイスのオーミック電極との電気的接続を図るようにすれば、製造工程を簡素化できる。
【0024】
請求項9の発明は、請求項6の半導体装置を製造する方法の一つである。請求項6の半導体装置は、第2不純物領域がソース層と電気的に接続された構造をとるものである。この構造を実現するためには、第2の不純物領域を溝内部に形成した後、開口周囲のソース層および開口内の第2不純物領域が面一となるようCMP(化学機械研磨)法により平坦化し、このソース層および第2の不純物領域の平坦化された表面にオーミック電極を形成するとよい。
【0025】
ソース層16および第2不純物領域220を面一に平坦化しない場合には、製造工程上、第2不純物領域の縁部分(マージン)がソース層の上に出てしまうが、請求項9の方法によって、第2不純物領域とソース層とが電気的に接続するようにすれば、マージンがソース層の上に出ないため、炭化珪素パワーデバイスをコンパクトに構成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施例を図面と共に説明する。
図1は、第1実施例としての半導体装置(チップ)の要部を模式的に示す断面図である。この図に示すように、半導体装置は、セル単位で構成される炭化珪素接合型電解効果トランジスタ(SiC−JFET)2と、SiC−JFET2のドレイン・ゲート間に設けられた第1のツェナーダイオード群4と、SiC−JFET2のゲート・ソース間に設けられた第2のツェナーダイオード群6と、温度検出用の感温ダイオード8とを有している。SiC−JFET2は、請求項の「炭化珪素パワーデバイス」であり、第1のツェナーダイオード群4、第2のツェナーダイオード群6、感温ダイオード8は、請求項の「保護用ダイオード」である。
【0027】
SiC−JFET2は、n型(第1導電型)の高不純物濃度の基板10の上に形成された低不純物濃度のドレイン層12(以下、ドリフトエピ層という)12と、ドリフトエピ層12の上に形成されたp型(第2導電型)の高不純物濃度の第1不純物領域14と、この第1不純物領域14の上に形成されたn型の高不純物濃度のソース層16とを備えている。
【0028】
ソース層16側から、このソース層16および第1不純物領域14を貫通してドリフトエピ層12に到達するようにトレンチが形成されており、このトレンチの内面およびトレンチの内面から開口外周部にかけて、n型の低不純物濃度のチャネルエピ層18が形成されている。そして、その上に、チャネルエピ層18に沿って、層状にp型の高不純物濃度の第2不純物領域20が形成されている。第2不純物領域20は、第1不純物領域14よりも下方に(即ち、ドリフトエピ層12の方向に)延びている。
【0029】
ソース層16の上には、低温熱CVD酸化膜で、絶縁性の層間膜22が形成されている。また、半導体装置の外周部においては、第1不純物領域14およびソース層16が除去されており、ドリフトエピ層12の上には、JTE構造を構成する低不純物濃度のp型領域23が形成されている。そして、半導体装置の外周部においては、ドリフトエピ層12およびp型領域23の上に層間膜22が形成されている。
【0030】
SiC−JFET2との電気的接触をとるべき個所においては、層間膜22にコンタクトホールが穿設されており、そこにメタル電極24が形成されている。
メタル電極24上には、アルミニウム(Al)配線26が設けられている。このAl配線26により、半導体装置上における必要な電気的接続が図られている。p型領域23に接触するメタル電極24は、Al配線26によりソース電極に電気的に接続されている。なお、Al配線のうち、断面図として表せない部分については、太線で示している。
【0031】
第1のツェナーダイオード群4は、第1半導体装置の外周部において、ドリフトエピ層12の上に形成された層間膜22の上に設けられている。第1のツェナーダイオード群4は、多結晶シリコンからなり、直列に交互に配列した複数のn型領域4aおよびp型領域4bにより、所定の降伏電圧VZ1で降伏するように構成されている。第1のツェナーダイオード群4の一端は、Al配線26を介してゲート端子Gに接続され、他端は、半導体装置の周縁部のAl配線26およびメタル電極24を介して、ドリフトエピ層12に電気的に接続されている。半導体装置の周縁部のAl配線26およびメタル電極24は、EQRを構成するものである。ドリフトエピ層12の周縁部には、高不純物濃度のn型領域12aが形成され、これによりEQRとの電気的接触がとられている。
【0032】
第2のツェナーダイオード群6は、ソース層16の上に形成された層間膜22の上に、SiC−JFET2に隣接して設けられている。第2のツェナーダイオード群6は、多結晶シリコンからなり、直列に交互に配列したn型領域6aおよびp型領域6bにより、所定の降伏電圧VZ2で降伏するように構成されている。第2のツェナーダイオード群6の一端は、Al配線26を介してゲート端子Gに接続され、他端は、Al配線26を介してソース端子Sに接続されている。
【0033】
感温ダイオード8は、高不純物濃度のn型層28の上に形成された層間膜22の上において、多結晶シリコンからなるn型領域8aおよびp型領域8bを接合して形成されたものであり、複数(本実施例では2つ)設けられている。このn型層28は、ソース層16と同様に第1不純物領域14の上に形成されたものであるが、ソース層16とは電気的、空間的に分離されている。複数の感温ダイオード8は、Al配線26を介して、温度測定用端子G2からソース端子Sに向けて順方向に、直列に接続されている。
【0034】
なお基板10の、ドリフトエピ層12と反対側にはドレイン電極10aが設けられている。
図2、図3は、第1のツェナーダイオード群4および第2のツェナーダイオード群6を用いて、誘導性負荷(モータ30)のフライバックエネルギーからSiCーJFET2を保護する仕組みを示す図である。
【0035】
図2に示す様に、第2のツェナーダイオード群6の降伏電圧VZ2は、SiC−JFET2がオンとなるしきい値電圧Vtより高い値に設定される。ただし、SiC−JFET2では、小数キャリアの蓄積が発生すると、スイッチング遅れやドライブ回路の負荷が増大する問題がある。そこで、通常動作に影響を与えないように、降伏電圧VZ2は、SiC−JFET2のゲート−ソース間のビルトイン電圧Vbiより小さい値であることが望ましい(つまり、Vt<VZ2<Vbi)。
【0036】
また、SiC−JFET2がモータ30のフライバックエネルギにより破壊される前にツェナーダイオード群4,6が動作するように、第1のツェナーダイオード群4の降伏電圧VZ1と第2のツェナーダイオード群6の降伏電圧VZ2との和が、SiC−JFET2のドレインーソース間の耐圧BVより小さい値となるよう(つまり、BV>VZ1+VZ2)、ツェナーダイオード群6、8の降伏電圧VZ1、VZ2の値が選ばれる。
【0037】
本実施例では、BV=700V、Vbi=3.1V、Vt=1Vであるので、以上のことから、VZ1=600V、VZ2=3Vとしている。
図3は、モータ30の逆起電力サージエネルギがドレイン端子Dに印加されたときの動作を示す。
【0038】
ドレイン端子Dに加わる電圧VDが601Vより小さい場合(図3(a)参照)、第1および第2のツェナーダイオード群4,6に電圧が分配され、第2のツェナーダイオード群6に加わる電圧は1Vを超えない。従って、SiC−JFET2のゲート端子Gとソース端子Sとの間に印加される電圧は、しきい値電圧Vtを超えないため、SiC−JFET2はオンしない。
【0039】
ドレイン端子Dに加わる電圧VDが601〜603Vの場合(図3(b)参照)、第2のツェナーダイオード群6に加わる電圧はしきい値電圧Vtを超えるため、SiC−JFET2がオン状態となり、サージエネルギがドレイン端子Dからソース端子S側に引き抜かれる。
【0040】
ドレイン端子に603V以上の電圧が印加された場合(図3(c)参照)、第1および第2のツェナーダイオード群4,6が動作して、ドレイン電圧の上昇を抑制する。この時、第2のツェナーダイオード6群の両端にかかる電圧は3Vにクランプされ、SiC−JFET2のしきい値電圧Vtを超える。従って、SiC−JFET2がオン状態となり、サージエネルギがドレイン端子Dから引き抜かれる。このとき、降伏電圧VZ2はビルトイン電圧Vbiより低く抑えられているため、第2のツェナーダイオード6群の両端にかかる電圧は、ビルトイン電圧Vbiを超えることが無く、ゲートからドリフト層への少数キャリアの注入が抑制される。
【0041】
図4(a)は、ゲート端子Gに静電気サージなどの高電圧が印加された場合に、第2のツェナーダイオード群6によってSiC−JFET2が保護される様子を示す。この場合、第2のツェナーダイオード群6がオンして、サージエネルギが逃がされる。
【0042】
図4(b)は、感温ダイオード8を用いて半導体装置の温度を検出し、SiC−JFET2を過昇温による破壊から保護する仕組みを示すものである。マイクロコンピュータを備える過昇温保護回路32では、感温ダイオード8に一定電流を流すように構成されると共に、その際に感温ダイオード8に印加されている電圧Vfを検出するよう構成されている。感温ダイオード8の電流−電圧特性(I−V特性)は、温度によって変化し、一定電流を流すための電圧Vfは温度が高くなるほど小さくなる。過昇温保護回路32には、予め測定された電圧Vfと温度との関係が記憶されており、感温ダイオード8の両端に加わる電圧Vfから、感温ダイオード8の温度、つまりSiC−JFET2の温度を求める。
【0043】
そして、求められた温度が、予め定められた一定温度以上である場合、過昇温保護回路32は、SiCーJFET2のゲート端子Gへの出力電圧を制御して、SiCーJFET2をオフさせる。これにより、SiC−JFET2の過昇温が防止される。なお、図2、図3、図4(a)では、感温ダイオード8の図示を省略しており、また図4(b)では、第1、第2ツェナーダイオード群4,6の図示を省略している。
【0044】
この様に、本実施例の半導体装置においては、SiC−JFET2と、このSiC−JFET2を保護するための保護用ダイオード4,6,8とを同一チップ上に有しており、SiC−JFET2を静電気、サージエネルギ、過昇温などから保護できる。
【0045】
即ち、ツェナーダイオード群4,6を用いることによって、SiC−JFET2をサージエネルギから保護することができる。そして、第1及び第2のツェナーダイオード群4,6は、SiC−JFET2と同一チップ上に形成されているので、ツェナーダイオードを半導体装置に外付けして保護を図る場合よりも、低コストで、しかもコンパクトに回路を構成できる。
【0046】
また、感温ダイオード8を用いることによって、SiC−JFET2の温度を求め、所定温度以上になった場合にSiC−JFET2をオフさせることによって、SiC−JFET2を過昇温による破壊から保護することができる。
また、本実施例の半導体装置においては、JTE構造を有しているため、ドレイン端子に逆起電力サージエネルギが印加された場合、初期にp型領域23下部の凸状部分でブレークダウンを発生させることができ、SiC−JFET2のゲート電極およびゲート駆動回路の保護に寄与することができる。
【0047】
また、第1のツェナーダイオード群4は、JTE構造の上部に設けられているため、JTE構造内の電界をバランス良く均一に引き延ばすことができ、電界の緩和に寄与することができる。
また第1のツェナーダイオード群4,第2のツェナーダイオード群6,および感温ダイオード8は、層間膜22の上に設けられている。そのため、これらのダイオード4,6,8からSiC−JFET2への電荷移動を防ぐことができ、SiC−JFET2の動作安定性を高くすることができる。
【0048】
また、半導体装置の周縁部には、ドレイン電位とされるEQRを有し、第1のツェナーダイオード群4は、一端がEQRと電気的に接続され、他端がゲート端子Gに接続されている。このため、いわゆるフィールドプレート効果が発揮され、半導体装置の外周部における電界緩和が更に図られる。
【0049】
また外周部に、ツェナーダイオードを形成したため、素子の有効面積(トランジスタ部の面積)を犠牲にすることが無く、チップを小さくすることができる。
また、感温ダイオード8とドリフトエピ層12との間には第1不純物領域14が介在しているので、pn接合分離によって、両者は電気的に分離される。従って、感温ダイオード8による温度検出に、SiC−JFET2の動作が影響するのを防ぐことができる。
【0050】
次に上記半導体装置の製造工程の主要部分について説明する(図5〜9)。
図5の工程フロー等に示す様に、基板10を成長させた後、この基板10の上にエピタキシャル成長によって、基板10よりも高抵抗のn−層(ドリフトエピ層12)、p+層14(第1不純物領域)、n−層15を順に形成する。そして、n−層15にn型不純物をイオン注入し(図6(a))、活性化アニール(約1600℃)を行うことにより、n+層(ソース層)16を形成する(図6(b))。
【0051】
次に、n+層16側から、n+層16およびp+層14を貫通するトレンチをn−層12に至るまで形成すると共に、外周部においては、トレンチと同程度の深さの低部を形成し、更に、エピタキシャル成長(約1600℃)により、少なくともトレンチの内面にn−層18(チャネルエピ層)を形成する(図6(c))。
【0052】
そして、n−層18にp型ドーパントのイオン注入を行い(図6(d))、活性化アニール(約1600℃)を行うことにより、n−層18の上部の導電型を反転させてp+層20(第2不純物領域)を形成する(図7(a))。なお、n−層18の上に、デポジションすることによってp+層20を形成しても良い。
【0053】
p+層20を形成した後、n−層18およびp+層20をパターニングする(図7(b))。更にn+層16の一部を分離して、n型層28を構成し(図7(c))、層間膜22を、低温熱CVD酸化膜で形成する(図7(d))。
層間膜22の上の所定位置には、ノンドープの多結晶シリコン34をデポジションする(図8(a))。そして、この多結晶シリコン34にp型ドーパントおよびn型ドーパントをイオン注入し、更に活性化アニールを行うことで、第1のツェナーダイオード群4,第2のツェナーダイオード群6および感温ダイオード8を構成する。また、SiC−JFET2との電気的接触をとるべき箇所では、層間膜22にコンタクトホール36を形成する(図8(b))。
【0054】
このコンタクトホール36を通して、約1000℃の温度下で、SiC−JFET2にメタル電極24(オーミック電極)を形成する(図8(c))。そして、Al配線26を形成することによりダイオード4,6,8のオーミック電極の形成を行うと共に、ダイオードのオーミック電極(つまりAl配線26)とメタル電極24との接続を行う(図8(d))。その後、パッシベーション膜(図示せず)を形成し、SiC−JFET2、ダイオード4,6,8を保護する。
【0055】
以上の様に、上記製造方法においては、多結晶シリコンダイオード4,6,8の形成は、SiC−JFET2を作成するために高温で行われる工程、即ち活性化アニール工程や、エピタキシャル成長工程などよりも後に行う。従って、多結晶シリコンダイオード4,6,8からのSiの昇華や、ドーパントの外方拡散等の問題の発生を回避できる。
【0056】
また、上記製造方法においては、多結晶シリコンダイオード4,6,8へのオーミック電極の形成は、SiC−JFET2へのメタル電極24の形成よりも後に行う。即ち、多結晶シリコンダイオード4,6,8へのオーミック電極の形成工程は、SiC−JFET2へのメタル電極24の形成工程と同一工程ではなく分離している。従って、多結晶シリコンダイオード4,6,8へオーミック材料が拡散するという問題を回避できる。
【0057】
また、上記製造方法においては、多結晶シリコンダイオード4,6,8へのオーミック電極(Al配線26)の形成と同時に、このオーミック電極とメタル電極24との電気的接続を図るようにしていることから、製造工程を簡素化できる。
【0058】
次に第2実施例について説明する。
第2実施例は、図9に示すようにAl配線126の配線パターンについて第1実施例と異なり、SiC−JFET102の第1不純物領域14がゲート端子Gと接続されていると共に、第2不純物領域20がソース端子Sに接続されている。その他については、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0059】
このように接続すると、第1実施例の半導体装置と同様の効果を奏するほか、ソース電位となる第2不純物領域20が、ゲート領域である第1不純物領域14より低位置にある(即ちドレイン電極10aに近い)ため、次の様な効果を奏する。
【0060】
まず、ドレイン端子Dに電圧を印加した場合に、第1不純物領域14の下に空乏層を伸ばすことができるため、電界を緩和できる。
また、第1不純物領域14よりも先に第2不純物領域20でアバランシェブレークダウンを起こすことができ、第1不純物領域14でのブレークダウンを防ぐことができる。つまり、アバランシェブレークダウンは、トレンチ内部の第2不純物領域20で発生することになり、その降伏電流は(第2不純物領域20がソース層よりも下部にあるため)寄生トランジスタを介さずに、ソース電極に引き抜かれる。このため、サージ耐量をpnダイオードと同程度まで向上させることができ、第1不純物領域14で生ずるブレークダウンによるゲート電極の破壊等を防止できる。
【0061】
次に第3実施例について説明する。
第3実施例は、図10〜12に示す様に、トレンチ付近の構造およびその製造工程に関して、第2実施例と異なる。その他については、第2実施例と同様であるので説明を省略する。
【0062】
この第3実施例の半導体装置においては、図10に示す様に、内面にチャネルエピ層218が形成されたトレンチの内部は第2不純物領域220で埋められている。そしてトレンチの開口面に沿ってソース層16と第2不純物領域220とが同一面をなしており、その同一面上にメタル電極224が形成されている。
【0063】
この構造は以下の様にして得ることができる(図11、12)。
まず図6(b)の様にn+層16(ソース層16)を形成した後、n+層16側から、n+層16およびp+層14を貫通するトレンチをn−層12に達するまで形成し(図12(a))、次に、エピタキシャル成長により、少なくともトレンチの内面にn−層218を形成する(図12(b))。そして更に、n−層218の上に、p+層220をエピタキシャル成長させる(図12(c))。
【0064】
こうして形成したn−層218及びp+層220のうち、n+層16よりも上の部分については、CMP法による平坦化処理で除去して、n+層16を露出させる(図12(d))と共に、n+層16とp+層220とを面一とする。
その後、第1実施例と同様に絶縁膜等の形成を行った後、n+層16とp+層20とが成す同一面上にメタル電極224を形成する(図12(e))。
【0065】
一方、ソース層16および第2不純物領域220を面一に平坦化しない場合(例えば、第1、第2実施例の場合など)には、図13に示す様に第2不純物領域220の縁部分(マージン)がソース層16の上に残ってしまうため、その分、SiC−JFET202を構成するために必要な面積が増えてしまう。
【0066】
第3実施例によれば、第2実施例と同様の効果を奏するほか、マージンがソース層16の上に残らないため、SiC−JFET202をコンパクトに構成することができる。
次に第4実施例について説明する。
【0067】
第4実施例は、図14に示す様に、多結晶シリコンダイオードの代わりに、第1のツェナーダイオード群304,第2のツェナーダイオード群306、感温ダイオード308として、炭化珪素ダイオードを用いている点で第1実施例と異なる。その他については、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0068】
炭化珪素ダイオード304,306,308は、チャネルエピ層18と同じ組成のn−層318の中に、n型ドーパントイオンおよびp型ドーパントイオンをイオン注入して構成される。また、n−層318のうち、炭化珪素ダイオード304,306,308の下側に当たる部分は、バナジウムのイオン注入により絶縁膜化されている。
【0069】
この構造は、図15の工程フローに示す様に、トレンチの形成、チャネルエピ層18およびn−層318の形成、第2不純物領域20の形成の後、n−層318の所定箇所の下部にバナジウムをイオン注入し、その部分を絶縁膜化する。そして、n−層318のうち、絶縁膜化された箇所の上部に、n型ドーパントイオンおよびp型ドーパントイオンをイオン注入することにより、n型領域304a,306a,308aおよびp型領域304b,306b,308bを形成して炭化珪素ダイオードを構成する。
【0070】
その後の工程は、第1実施例とほぼ同様であるが、メタル電極形成工程においては、SiC−JFET302へのオーミック電極(メタル電極324)の形成と、炭化珪素ダイオードへのオーミック電極(図示せず)の形成とが同時に行わる。そして、配線形成工程では、SiC−JFET302のオーミック電極と、炭化珪素ダイオードのオーミック電極との、Al配線26による接続が行われる。
【0071】
第4実施例においては、第1実施例と同様の効果が得られるほか、保護用ダイオードを、より高温に強い炭化珪素ダイオードを用いて構成しているので、SiC−JFET302を高温動作においても確実に保護できるという効果を奏する。
【0072】
なお、バナジウムのイオン注入工程は省略しても良い。その場合、例えば第1のツェナーダイオード群304は、絶縁膜化されていないn−層318(低不純物濃度層)を介して、JTE構造の上に位置することとなるため、第1のツェナーダイオード群304によって、半導体装置の外周部の電界緩和がより図りやすくなるという効果を奏する。
【0073】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の半導体装置のチップを模式的に示す断面図である。
【図2】 サージエネルギーからSiCーJFETを保護するための電気的構成を示す図である。
【図3】 ドレイン端子に加わるサージエネルギーからSiCーJFETが保護される様子を示す図である。
【図4】 (a)ゲート端子に加わるサージエネルギーからSiCーJFETが保護される様子を示す図である。(b)過昇温からSiCーJFETを保護するための構成を示す図である。
【図5】 第1実施例の半導体装置の製造工程フロー概略図である。
【図6】 第1実施例の半導体装置の製造工程を模式的に示す図である。
【図7】 第1実施例の半導体装置の製造工程を模式的に示す図である。
【図8】 第1実施例の半導体装置の製造工程を模式的に示す図である。
【図9】 第2実施例の半導体装置のチップを模式的に示す断面図である。
【図10】 第3実施例の半導体装置のチップを模式的に示す断面図である。
【図11】 第3実施例の半導体装置の製造工程フロー概略図である。
【図12】 第3実施例の半導体装置の製造工程の要部を模式的に示す図である。
【図13】 第3実施例の半導体装置との比較例を示す図である。
【図14】 第4実施例の半導体装置のチップを模式的に示す断面図である。
【図15】 第4実施例の半導体装置の製造工程フロー概略図である。
【符号の説明】
2,202,302…SiC−JFET
4,304…第1のツェナーダイオード群
6,306…第2のツェナーダイオード群
8,308…感温ダイオード
10…基板
10a…ドレイン電極、
12…ドリフトエピ層(ドレイン層)
14…第1不純物領域、
16…ソース層(n−層)
18,218,318…チャネルエピ層(n−層)
20,220…第2不純物領域
22…層間膜(絶縁膜)
23…p型領域(JTE)
24,224,324…メタル電極
26,126…配線(Al配線)
32…過昇温保護回路
D…ドレイン端子
G…ゲート端子
G2…温度測定用端子
S…ソース端子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device having a silicon carbide power device and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a silicon carbide semiconductor device (transistor), for example, a silicon carbide electrostatic induction transistor (JFET) as disclosed in JP 2000-312008 A is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When such a silicon carbide semiconductor device is actually used as a switching element such as an inverter, the static electricity of the human body or machine generated in the manufacturing process, the excessive temperature rise due to the excessive current when the motor is locked, and the motor generated especially when the inverter is driven Therefore, it is necessary to protect the silicon carbide semiconductor device from destruction caused by the back electromotive force surge energy and to ensure its reliability. When an avalanche breakdown occurs in a silicon carbide semiconductor device, a problem arises that the generated current flows into the gate terminal and destroys the gate control circuit unit.
[0004]
The present invention has been made against the background described above, and a semiconductor that can protect a silicon carbide semiconductor device (hereinafter referred to as “silicon carbide power device”) used as a switching element from static electricity, surge energy, excessive temperature rise, and the like. An object is to provide an apparatus and a method for manufacturing the same.
[0005]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
A semiconductor device of the present invention (claim 1) made to solve the above-described problems includes a silicon carbide power device (silicon carbide power transistor) and a protective diode for protecting the silicon carbide power device. On the same chip.
[0006]
For example, to protect the silicon carbide power device from the flyback energy of the inductive load applied between the drain and the source or static electricity from the human body or machine applied to the gate terminal, the voltage applied to the terminal of the silicon carbide power device is applied by a Zener diode. It can be realized by clamping so that no further voltage is applied or by turning on the silicon carbide power device.
[0007]
According to the semiconductor device of
[0008]
In addition, a diode is formed in the vicinity of the silicon carbide power device in order to protect the silicon carbide power device from destruction due to excessive temperature rise, and the chip temperature (ie, the temperature of the silicon carbide power device) is determined from the IV characteristics of the diode. Can be realized by applying a control voltage to the gate terminal so that the silicon carbide power device is turned off when the temperature exceeds a predetermined temperature. According to the semiconductor device of the first aspect, the silicon carbide power device can be protected by using the protective diode as such a temperature detecting element.
[0009]
As a silicon carbide power device, for example, as in
[0010]
As the protective diode, a polycrystalline silicon (Poly-Si) diode can be used as described in
[0011]
Where to place the
[0012]
The JTE structure is originally a structure for reducing the electric field in the outer peripheral portion of the semiconductor device. However, by providing a diode on the upper part of the JTE structure, the electric field in the JTE structure can be extended uniformly in a balanced manner. Can be further planned. When a back electromotive force surge energy is applied to the drain terminal, since the JTE structure is provided, breakdown can be generated in the convex portion of the impurity layer in the initial stage, and the gate electrode of the silicon carbide power device and This can contribute to preventing the gate drive circuit from being destroyed.
[0013]
As a mode in which the protective diode is provided on the top of the JTE structure, 1 As described in (1), a mode in which a protective diode is provided on a low impurity concentration layer formed on the JTE structure is conceivable. The low impurity concentration layer is a silicon carbide semiconductor having an impurity concentration lower than that of the substrate or the source layer, and is located between the protection diode and the JTE structure. Therefore, the semiconductor device (silicon carbide power device) is formed by the protection diode. ) It can further contribute to electric field relaxation at the inner periphery.
[0015]
In order to protect the silicon carbide power device from flyback energy generated in the inductive load, it is conceivable to provide a protective diode as a Zener diode between the drain and the gate. And claims 5 As described, in the case where the peripheral portion of the semiconductor device has an equipotential ring that is the drain potential of the silicon carbide power device, one end is provided to provide a protective diode between the gate and the drain. It is preferable to electrically connect to a potential ring (EQR) and to connect the other end to a gate terminal of the silicon carbide power device.
[0016]
By doing so, a so-called field plate effect can also be exhibited, and electric field relaxation at the outer peripheral portion of the semiconductor device can be further achieved. The EQR is a structure for equalizing the potential at the peripheral edge of the semiconductor device.
[0017]
In this case, the first impurity region is used as the gate region of the silicon carbide power device, the second impurity region is electrically connected to the source layer (that is, the source potential is set), and below the first impurity region. It may be configured to extend (that is, in the direction of the drain layer).
[0018]
In other words, since the second impurity region having the source potential is formed below the first impurity region which is the gate region, a depletion layer can be extended under the first impurity region when a voltage is applied to the drain. The electric field can be relaxed.
In addition, the avalanche breakdown occurs in the second impurity region inside the trench (trench), and the breakdown current does not go through the parasitic transistor because the second impurity region is below the source layer. It is pulled out by the electrode. Therefore, the surge resistance of the silicon carbide power device can be improved to the same extent as that of the pn diode.
[0022]
Claims 7 The present invention relates to a method of manufacturing a semiconductor device having a silicon carbide power device and a protective diode for protecting the silicon carbide power device on the same chip, wherein the protective diode is a polycrystalline silicon diode In this case, the ohmic electrode is preferably formed on the polycrystalline silicon diode after the ohmic electrode is formed on the silicon carbide power device.
Since the formation of the ohmic electrode on the silicon carbide is performed at a higher temperature than the formation of the ohmic electrode on the polycrystalline silicon diode, if the ohmic electrode is formed on the polycrystalline silicon diode first or simultaneously, The problem arises that the ohmic material diffuses into the polycrystalline silicon diode. Therefore, the claim 7 Thus, such problems can be prevented by forming the ohmic electrode on the polycrystalline silicon diode after the formation of the ohmic electrode on the silicon carbide power device.
[0023]
[0024]
Claim 9 The invention of
[0025]
In the case where the
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a main part of a semiconductor device (chip) as a first embodiment. As shown in this figure, a semiconductor device includes a silicon carbide junction field effect transistor (SiC-JFET) 2 configured in cell units, and a first Zener diode group provided between the drain and gate of the SiC-
[0027]
The SiC-
[0028]
A trench is formed from the
[0029]
On the
[0030]
At locations where electrical contact with the SiC-
On the
[0031]
The first
[0032]
The second
[0033]
The temperature
[0034]
A
2 and 3 are diagrams showing a mechanism for protecting SiC-
[0035]
As shown in FIG. 2, the breakdown voltage VZ2 of the second
[0036]
Further, the breakdown voltage VZ1 of the first
[0037]
In this embodiment, since BV = 700V, Vbi = 3.1V, and Vt = 1V, VZ1 = 600V and VZ2 = 3V are obtained from the above.
FIG. 3 shows an operation when the back electromotive force surge energy of the
[0038]
When the voltage VD applied to the drain terminal D is smaller than 601 V (see FIG. 3A), the voltage is distributed to the first and second
[0039]
When the voltage VD applied to the drain terminal D is 601 to 603 V (see FIG. 3B), the voltage applied to the second
[0040]
When a voltage of 603 V or higher is applied to the drain terminal (see FIG. 3C), the first and second
[0041]
FIG. 4A shows a state in which the SiC-
[0042]
FIG. 4B shows a mechanism for detecting the temperature of the semiconductor device using the temperature
[0043]
When the obtained temperature is equal to or higher than a predetermined temperature, the overheat protection circuit 32 controls the output voltage to the gate terminal G of the SiC-
[0044]
As described above, in the semiconductor device of this embodiment, the SiC-
[0045]
That is, by using the
[0046]
Further, by using the temperature-
In addition, since the semiconductor device of this embodiment has a JTE structure, when a back electromotive force surge energy is applied to the drain terminal, a breakdown is initially generated at the convex portion below the p-
[0047]
In addition, since the first
The first
[0048]
Further, the periphery of the semiconductor device has an EQR that is a drain potential, and the first
[0049]
Since the Zener diode is formed on the outer peripheral portion, the effective area of the element (the area of the transistor portion) is not sacrificed, and the chip can be made small.
Further, since the
[0050]
Next, the main part of the manufacturing process of the semiconductor device will be described (FIGS. 5 to 9).
As shown in the process flow of FIG. 5 and the like, after the
[0051]
Next, a trench penetrating the n +
[0052]
Then, ion implantation of a p-type dopant is performed on the n− layer 18 (FIG. 6D), and activation annealing (about 1600 ° C.) is performed to invert the conductivity type above the n−
[0053]
After forming the p +
Non-doped
[0054]
Through this
[0055]
As described above, in the above manufacturing method, the formation of the
[0056]
In the above manufacturing method, the ohmic electrode is formed on the
[0057]
In the above manufacturing method, the ohmic electrode (Al wiring 26) is formed on the
[0058]
Next, a second embodiment will be described.
In the second embodiment, as shown in FIG. 9, the wiring pattern of the
[0059]
When connected in this way, the same effect as that of the semiconductor device of the first embodiment is obtained, and the
[0060]
First, when a voltage is applied to the drain terminal D, the depletion layer can be extended under the
In addition, an avalanche breakdown can occur in the
[0061]
Next, a third embodiment will be described.
As shown in FIGS. 10 to 12, the third embodiment is different from the second embodiment regarding the structure near the trench and the manufacturing process thereof. Others are the same as those of the second embodiment, and thus the description thereof is omitted.
[0062]
In the semiconductor device of the third embodiment, as shown in FIG. 10, the inside of the trench having the
[0063]
This structure can be obtained as follows (FIGS. 11 and 12).
First, after forming the n + layer 16 (source layer 16) as shown in FIG. 6B, a trench penetrating the n +
[0064]
Of the n−
Thereafter, after forming an insulating film or the like in the same manner as in the first embodiment, a
[0065]
On the other hand, when the
[0066]
According to the third embodiment, the same effects as those of the second embodiment can be obtained, and since no margin remains on the
Next, a fourth embodiment will be described.
[0067]
In the fourth embodiment, as shown in FIG. 14, silicon carbide diodes are used as the first
[0068]
[0069]
As shown in the process flow of FIG. 15, this structure is formed under a predetermined portion of the n−
[0070]
Subsequent processes are substantially the same as those in the first embodiment. However, in the metal electrode forming process, an ohmic electrode (metal electrode 324) is formed on the SiC-JFET 302 and an ohmic electrode (not shown) is formed on the silicon carbide diode. ) At the same time. In the wiring formation step, the
[0071]
In the fourth embodiment, the same effects as in the first embodiment can be obtained, and the protective diode is made of a silicon carbide diode that is resistant to higher temperatures, so that the SiC-JFET 302 can be reliably operated even at high temperature operation. There is an effect that can be protected.
[0072]
Note that the vanadium ion implantation step may be omitted. In this case, for example, the first
[0073]
As mentioned above, although one Example of this invention was described, this invention is not limited to the said Example, It can take a various aspect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a chip of a semiconductor device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing an electrical configuration for protecting a SiC-JFET from surge energy.
FIG. 3 is a diagram showing a state in which a SiC-JFET is protected from surge energy applied to a drain terminal.
FIG. 4A is a diagram illustrating a state in which a SiC-JFET is protected from surge energy applied to a gate terminal. (B) It is a figure which shows the structure for protecting SiC-JFET from overheating.
FIG. 5 is a manufacturing process flow schematic diagram of the semiconductor device of the first embodiment;
FIG. 6 is a diagram schematically showing a manufacturing process of the semiconductor device according to the first embodiment;
FIG. 7 is a diagram schematically showing a manufacturing process of the semiconductor device of the first example.
FIG. 8 is a diagram schematically showing a manufacturing process of the semiconductor device of the first example.
FIG. 9 is a cross-sectional view schematically showing a chip of a semiconductor device of a second embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view schematically showing a chip of a semiconductor device of a third embodiment.
FIG. 11 is a schematic manufacturing process flow diagram of the semiconductor device of the third embodiment;
FIG. 12 is a diagram schematically showing a main part of a manufacturing process of a semiconductor device according to a third embodiment.
FIG. 13 is a diagram showing a comparative example with the semiconductor device of the third embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view schematically showing a chip of a semiconductor device according to a fourth embodiment.
FIG. 15 is a flow chart schematically showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
2,202,302 ... SiC-JFET
4,304... First Zener diode group
6,306 ... second Zener diode group
8,308 ... Temperature sensitive diode
10 ... Board
10a ... drain electrode,
12. Drift epi layer (drain layer)
14 ... first impurity region,
16 ... Source layer (n-layer)
18, 218, 318... Channel epilayer (n-layer)
20, 220 ... second impurity region
22 ... Interlayer film (insulating film)
23 ... p-type region (JTE)
24,224,324 ... Metal electrode
26, 126 ... wiring (Al wiring)
32. Overheat protection circuit
D ... Drain terminal
G ... Gate terminal
G2 ... Terminal for temperature measurement
S ... Source terminal
Claims (9)
当該半導体装置の外周部にJTE構造を有し、該JTE構造の上に形成された低不純物濃度層の上に、前記保護用ダイオードを設けたことを特徴とする半導体装置。A semiconductor device having a silicon carbide power device and a protective diode for protecting the silicon carbide power device on the same chip,
A semiconductor device having a JTE structure on an outer peripheral portion of the semiconductor device, and the protective diode is provided on a low impurity concentration layer formed on the JTE structure.
前記炭化珪素パワーデバイスは、炭化珪素接合型電界効果トランジスタであることを特徴とする半導体装置。The semiconductor device according to claim 1,
The silicon carbide power device is a silicon carbide junction field effect transistor.
前記保護用ダイオードは、多結晶シリコンダイオードであることを特徴とする半導体装置。The semiconductor device according to claim 1 or 2,
The semiconductor device according to claim 1, wherein the protective diode is a polycrystalline silicon diode.
前記保護用ダイオードは、炭化珪素ダイオードであることを特徴とする半導体装置。The semiconductor device according to claim 1 or 2,
The semiconductor device, wherein the protective diode is a silicon carbide diode.
当該半導体装置の周縁部に、前記炭化珪素パワーデバイスのドレイン電位とされる等ポテンシャルリングを有し、
前記保護用ダイオードは、一端が前記等ポテンシャルリングと電気的に接続され、他端が前記炭化珪素パワーデバイスのゲート端子と電気的に接続されたこと
を特徴とする半導体装置。In the semiconductor device in any one of Claims 1-4 ,
In the periphery of the semiconductor device, it has an equipotential ring that is the drain potential of the silicon carbide power device,
One end of the protective diode is electrically connected to the equipotential ring, and the other end is electrically connected to a gate terminal of the silicon carbide power device.
前記炭化珪素パワーデバイスは、
第1導電型のドレイン層と、
前記ドレイン層上に形成された第2導電型の第1不純物領域と、
前記第1不純物領域の上に形成された第1導電型のソース層と、
該ソース層側から該ソース層および前記第1の不純物領域を貫通して前記ドレイン層に到達するように形成された溝と、
少なくとも前記溝の内面に形成された第1導電型のチャネルエピ層と、
前記溝の内部にて前記チャネルエピ層上に形成された第2導電型の第2不純物領域と、
からなり、
前記第1不純物領域は、前記炭化珪素パワーデバイスのゲート領域であり、
前記第2不純物領域は、前記ソース層と電気的に接続されると共に、前記第1の不純物領域よりも下方に延びていること
を特徴とする半導体装置。In the semiconductor device in any one of Claims 1-5 ,
The silicon carbide power device is
A drain layer of a first conductivity type;
A first impurity region of a second conductivity type formed on the drain layer;
A source layer of a first conductivity type formed on the first impurity region;
A groove formed so as to penetrate the source layer and the first impurity region from the source layer side to reach the drain layer;
A channel epi layer of a first conductivity type formed on at least the inner surface of the groove;
A second impurity region of a second conductivity type formed on the channel epilayer inside the trench;
Consists of
The first impurity region is a gate region of the silicon carbide power device;
The second impurity region is electrically connected to the source layer and extends downward from the first impurity region.
前記保護用ダイオードは、多結晶シリコンダイオードであり、
該多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成は、前記炭化珪素パワーデバイスへのオーミック電極の形成よりも後に行うことを
特徴とする半導体装置の製造方法。A method of manufacturing a semiconductor device having a silicon carbide power device and a protective diode for protecting the silicon carbide power device on the same chip,
The protective diode is a polycrystalline silicon diode,
The method of manufacturing a semiconductor device, wherein the formation of the ohmic electrode on the polycrystalline silicon diode is performed after the formation of the ohmic electrode on the silicon carbide power device.
前記多結晶シリコンダイオードへのオーミック電極の形成と同時に、該オーミック電極と炭化珪素パワーデバイスのオーミック電極との電気的接続を行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。The method of manufacturing a semiconductor device according to claim 7 .
A method for manufacturing a semiconductor device, wherein the ohmic electrode and an ohmic electrode of a silicon carbide power device are electrically connected simultaneously with the formation of the ohmic electrode on the polycrystalline silicon diode.
前記第2の不純物領域を前記溝内部に形成した後、その開口周囲のソース層および開口内の前記第2の不純物領域をCMP法により平坦化して面一とし、該ソース層および前記第2の不純物領域の平坦化された表面にオーミック電極を形成すること
を特徴とする半導体装置の製造方法。A method for manufacturing the semiconductor device according to claim 6 , comprising:
After forming the second impurity region in the trench, the source layer around the opening and the second impurity region in the opening are planarized by CMP to be flush with the source layer and the second impurity region. A method for manufacturing a semiconductor device, comprising forming an ohmic electrode on a planarized surface of an impurity region.
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