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JP4961197B2 - 直流モータのアーマチュア及び直流モータ - Google Patents

直流モータのアーマチュア及び直流モータ Download PDF

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JP4961197B2 JP2006315324A JP2006315324A JP4961197B2 JP 4961197 B2 JP4961197 B2 JP 4961197B2 JP 2006315324 A JP2006315324 A JP 2006315324A JP 2006315324 A JP2006315324 A JP 2006315324A JP 4961197 B2 JP4961197 B2 JP 4961197B2
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Description

この発明は、車両等に搭載される直流モータのアーマチュア及び直流モータに関するものである。
従来から、例えば自動車用のワイパーモータとして、回転速度を切替えることができる3ブラシ式モータが用いられることが知られている。この種のモータは、内周面に2極の磁極を備えた円筒状のヨークの内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアコアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアを有しており、アーマチュアコアには軸方向に長いスロットが12個形成されている。このスロットには所定間隔をあけて巻線が重巻方式にて巻装され、複数のコイルが形成されている。各コイルは、回転軸に取り付けられた各セグメントに導通している。
各セグメントは、ブラシと摺接可能になっている。ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらブラシに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成されている。通常、低速用ブラシと共通ブラシは互いに対向するように配置され、高速用ブラシは、低速用ブラシから回転方向に角度θ(例えば45°)だけ周方向に離間して配置されている。そして、直流モータは、通常作動時は共通ブラシと低速用ブラシによって、高速作動時は共通ブラシと高速用ブラシによって電力供給されるようになっている。このように構成することによって、3ブラシ式モータは、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができる。つまり、高速作動時には通常作動時よりもモータが進角され、通常作動時よりも高回転で作動させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−189549号公報
しかしながら、上述の従来技術のような3つのブラシを一般的な3相集中巻きのブラシ付きモータに適用しても有効導体数に差をつけることができない。この一例を図26、図27に基づいて説明する。図26は、従来の3相集中巻きのブラシ付きモータにおけるアーマチュア60の展開図、図27は、図26の結線図である。
図26に示すように、例えば、6個のセグメント61にそれぞれ番号S1〜S6を付し、6個のティース62にそれぞれ番号1〜6を付した場合、巻線63は、S1セグメント61aから巻出され、1−6番ティース62の間のスロット64aと1−2番ティース62の間のスロット64bを通って1番ティース62にn(nは1以上の自然数)回順方向に巻装されコイルC1を形成し、S2セグメント61bに接続される。
続いて、巻線63は、S2セグメント61bから巻出され、1−2番ティース62の間のスロット64bと2−3番ティース62の間のスロット64cを通って2番ティース62にn回順方向に巻装されコイルC2を形成し、S3セグメント61cに接続される。これを順次各セグメント61間で行うことによって複数のコイルC1,C2,C3,C4,C5,C6がアーマチュアコアの周回りに形成される。尚、同電位となるセグメント同士は、接続線66によって短絡されている。
このようなアーマチュア60にあっては、図27に示すように、結線図は三角形になる。そして、図26、図27に示すように、セグメント61に低速(Lo)用ブラシ67と高速(Hi)用ブラシ68と共通(−)ブラシ69をそれぞれ所定間隔以上離間して配設すると、低速用ブラシ67と共通ブラシ69によって電力供給する場合と、高速用ブラシ68と共通ブラシ69によって電力供給する場合とで有効導体数に差が生じない。このことは、磁極を多極化した場合であっても巻線63の巻装方法が同じであれば、並列回路数が増加するだけのことであって、結線図は三角形のままである。尚、図26に示すように、共通ブラシ69は、S2セグメント61bとS3セグメント61cとに跨って接続されているため、コイルC2とコイルC5は短絡されている。
また、図28に基づいてスロット数に対してセグメントの数が2倍である場合の一般的な3相集中巻き構造の場合について説明する。
図28は、スロット54が6個、セグメント51が12個設けられたアーマチュア50の展開図である。尚、同電位となるセグメント同士は、接続線66によって短絡されている。
同図に示すように、各ティース52に巻線56をそれぞれn(nは1以上の自然数)回順方向に巻装するものとすると、巻線56は、例えば、S1セグメント51aより巻出された場合、まず、S1セグメント51aから1−6番ティース52の間のスロット54aに引き込んで1番ティース52にn/2回順方向に巻装し、副コイルC1’を形成する。続いて、1−2番ティース52の間のスロット54bから巻線56を引き出し、一端2番セグメント51bに接続する。
そして、再びスロット54aに引き込んで1番ティース52にn/2回順方向に巻装し、副コイルC1’を形成する。その後、スロット54bから巻線56を引き出し、S3セグメント51cに接続する。これによって1番ティース52に二つの副コイルC1’を備えたコイルC1が形成される。これを順次各セグメント51間で行うことによって複数のコイルC1,C2,C3,C4,C5,C6がアーマチュアコアの周回りに形成される。
このようなアーマチュア50にあっては、スロット数に対してセグメントの数が2倍となっているが、一つのセグメント51に対して同相のコイル同士の巻線56が接続される箇所がある(例えば、S2,S4,S6,S8,S10,S12)。このため、これら同相同士の巻線56が接続されるセグメント51(S2,S4,S6,S8,S10,S12)に単独でブラシが接触してしまうと副コイルC1’同士に互いに逆方向の電流が流れてしまい、副コイルC1’同士で磁界を打ち消しあってしまう。したがって、図28に示すように、各ブラシ67,68,69の周方向の幅をセグメント51の周方向の幅よりも大きく設定し、一つのセグメント51に単独でブラシ67,68,69が接触することがないようにすることが好ましい。
このように、各ブラシ67,68,69の周方向の幅をセグメント51の周方向の幅よりも大きく設定すると、低速用ブラシ67と高速用ブラシ68とが同電位となるセグメント51同士に接触してしまう。このため、スロット数に対してセグメントの数が2倍であっても、結果的にその結線図は3角形のままとなり、通常作動時と高速作動時で有効導体数に差をつけることができない。また、各ブラシ67,68,69により常に短絡するコイルが発生するため、通常作動時の有効導体数が減少してしまう。
したがって、3相集中巻きのブラシ付きモータは、3ブラシ式モータとして使用することが困難であり、これにより、従来の3ブラシ式のモータでは小型化に限界があるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、回転速度の切替えを行う3ブラシ式モータを小型化することができる直流モータのアーマチュア及び直流モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が4:6:12に設定され、各ティースは、U相、V相、W相がこの順で割り当てられ、前記コイルは、周方向に順方向と逆方向とが交互となるように巻装されている直流モータのアーマチュアであって、前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、前記コイルが順方向に巻装されている各相をU相、V相、W相とし、前記コイルが逆方向に巻装されている各相を−U相、−V相、−W相としたとき、隣接するセグメント間には、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順で電気的に接続されていることを特徴とする。
この場合、請求項2に記載した発明のように、周方向に連続して配設されている任意の3つのセグメントには、それぞれ任意の異相の2つのコイルが電気的に接続され、前記任意の3つのセグメントは、セグメント一つ置きに存在していてもよい。
このように構成することで、スロット数に対してセグメントの数を2倍とし、且つ一つのセグメントに対してそれぞれ異相のコイル同士を結線することができる。このため、結線図を多角形にすることができる。
請求項3に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が2:3:6に設定され、各ティースは、U相、V相、W相がこの順で割り当てられると共に、順方向に巻装された第一コイルと、逆方向に巻装された第二コイルとを備えている直流モータのアーマチュアであって、前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、前記第一コイルが巻装されている各相をU相、V相、W相とし、前記第二コイルが巻装されている各相を−U相、−V相、−W相としたとき、隣接するセグメント間には、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順で電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、同電位となるセグメント同士が短絡されているため、コイルの巻き始め端と巻き終わり端とを隣接するセグメント間に接続する必要がなく、巻き始め端、巻き終わり端のそれぞれ近傍に存在するセグメントに電気的に接続することができる。
請求項5に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して巻線に給電を行うためのブラシとから成り、前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が4:5:10に設定されている直流モータのアーマチュアであって、前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、隣接するセグメント間に前記巻線が電気的に接続されると共に、前記巻線が前記ティースに巻装されてコイルを形成していることを特徴とする。
この場合、請求項6に記載した発明のように、同じ相に相当するティース同士に前記巻線が連続して巻装されていてもよい。
また、請求項7に記載した発明のように、前記隣接するセグメント間に前記巻線が電気的に接続され、前記ティース毎にそれぞれ別体の前記巻線が巻装されていてもよい。
このように、アーマチュアを5相巻き構造とすることで極対数あたりのセグメント数を奇数にすることができる。
請求項8に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が2:3:6に設定されている直流モータのアーマチュアにおいて、前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、前記低速用ブラシと前記共通ブラシの周方向の幅を前記セグメントの周方向の幅よりも大きく、且つ前記セグメント2つ分の周方向の幅より小さくなるように設定し、前記高速用ブラシの周方向の幅を前記セグメントの周方向の幅より小さくなるように設定したことを特徴とする。
このように構成することで、低速用ブラシと共通ブラシによってコイルに電力供給する場合には高速用ブラシに通電されないので、高速用ブラシから同相に逆方向の電流が流れることを防止することができる。
請求項9に記載した発明は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の直流モータのアーマチュアを用いたことを特徴とする直流モータ。
本発明によれば、スロット数に対してセグメントの数を2倍とし、且つ一つのセグメントに対してそれぞれ異相のコイル同士を結線することができるため、結線図を多角形にすることができる。このため、通常作動時(低速用ブラシと共通ブラシによって電力供給)と高速作動時(高速用ブラシと共通ブラシによって電力供給)の有効導体数に差をつけることができる。よって、3相集中巻きのブラシ付きモータを3ブラシ式モータとして使用することができ、これにより、回転速度を切替えることができる3ブラシ式モータを小型化することが可能になる。
また、同電位となるセグメント同士が短絡されているため、コイルの巻き始め端と巻き終わり端とを隣接するセグメント間に接続する必要がなく、巻き始め端、巻き終わり端のそれぞれ近傍に存在するセグメントに電気的に接続することができる。このため、コンミテータとアーマチュアコアとの間の巻太りを防止することができる。よって、さらに3ブラシ式モータの小型化を図ることができる。
さらに、アーマチュアを5相巻き構造とすることで極対数あたりのセグメント数を奇数にすることができる。このため、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができる。
そして、低速用ブラシと共通ブラシによってコイルに電力供給する場合には高速用ブラシに通電されないので、高速用ブラシから同相に逆方向の電流が流れることを防止することができる。このため、図25に示すような高速用ブラシによって短絡されるコイルが常時存在するような状態がなくなり、且つ高速ブラシが3つのセグメントに同時に接触することがなくなる。よって、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができ、3相集中巻きのブラシ付きモータを3ブラシ式モータとして使用することが可能になる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、直流モータ1は、自動車用のワイパーモータに用いられるものであって、有底円筒形状のモータハウジング2内にアーマチュア3を回転自在に配置した構成となっている。モータハウジング2の内周面には周方向に永久磁石4が4個固定されている。つまり、磁極を4個有している。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、アーマチュアコア6の一端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸方向に複数枚積層したものである。金属板8の外周部にはT字型のティース9(図2参照)が周方向に沿って等間隔に6個放射状に形成されている。
複数枚の金属板8を回転軸5に外嵌することにより、アーマチュアコア6の外周には隣接するティース9間に蟻溝状のスロット11が形成されている。スロット11は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に6個形成されている。このスロット11間にはエナメル被覆の巻線12が巻装され、これによりアーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成される。
コンミテータ13は回転軸5の一端に外嵌固定されている。コンミテータ13の外周面には、導電材で形成されたセグメント14が12個取り付けられている。すなわち、コンミテータ13には、スロット11の個数に対して2倍の数のセグメント14が設けられている。
セグメント14は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。各セグメント14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が一体形成されている。ライザ15には、アーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線12が掛け回わされ、巻線12はヒュージングによりライザ15に固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
また、図2に示すように、同電位となるセグメント14(本実施形態では5つ置きのセグメント14)に対応するライザ15には、それぞれ接続線25が掛け回され、接続線25はヒュージングによりライザ15に固定されている。接続線25は、同電位となるセグメント14同士を短絡するためのものであって、コンミテータ13とアーマチュアコア6との間に配線されている。
図1に示すように、回転軸5の他端側は、モータハウジング2に突出形成されたボス内の軸受16によって回転自在に支持されている。モータハウジング2の開口端にはカバー17が設けられており、このカバー17の内側にはホルダーステー18が取り付けられている。ホルダーステー18には周方向3箇所にブラシホルダ19が形成されている。
ブラシホルダ19にはそれぞれブラシ21が各々スプリング29を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部は、スプリング29によって付勢されているためコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ13に供給されるようになっている。
図3に示すように、ブラシ21は、低速用ブラシ(Lo)21aと、高速用ブラシ(Hi)21bと、共通ブラシ(−)21cとで構成されている。低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cは周方向に90°だけ離間して配置され、高速用ブラシ21bは低速用ブラシ21aから回転方向に角度α(この実施形態では135°)だけ周方向に離間して配置されている。そして、直流モータ1は、通常作動時は共通ブラシ21cと低速用ブラシ21aによって、高速作動時は共通ブラシ21cと高速用ブラシ21bによって電力供給されるようになっている。尚、この第一実施形態では、共通ブラシ21cを陰極側とし、低速用ブラシ21a及び高速用ブラシ21bを陽極側として説明するが、陽極側と陰極側を反対にしてもよい。
このように、永久磁石4(磁極)とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6に設定されている直流モータ1、すなわち、4極6スロット12セグメントの直流モータ1のアーマチュア3には、以下のように巻線12が巻装されている。
図4は、アーマチュア3のセグメント14(ライザ15)とティース9、そして、接続線25を展開した図面であり、隣接するティース9間のとの間の空隙がスロット11に相当している。尚、以下の図面においては、各セグメント14、各ティース9及び巻装された巻線12にそれぞれ符号を附して説明する。
同図に示すように、同電位となるセグメント14同士は、接続線25によって短絡されている。つまり、5つ置きのセグメント14同士(例えば、S1セグメント14aとS7セグメント14d)が接続線25によってそれぞれ短絡されている。
また、各ティース9には、それぞれU,V,W相がこの順で割り当てられている。つまり、1番、4番ティース9がU相、2番、5番ティース9がV相、3番、6番ティース9がW相になっている。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30がS1セグメント14aより巻き始められた場合、まず、S1セグメント14aのライザ15に掛け回された後、S1セグメント14aの近傍に存在する1−6番ティース9の間のスロット11aに引き込まれる。続いて、1番ティース9にn(nは1以上の自然数)回順方向に巻装された後、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12が引き出される。そして、S1セグメント14aに隣接するS2セグメント14bのライザ15に掛け回され、S2セグメント14bに巻き終わり端40が接続される。これにより、S1−S2セグメント14a,14b間には1番ティース9に順方向にn回巻装されたコイルC1(U相)が形成される。
また、S1セグメント14aのS2セグメント14b側とは反対側に隣接しているS12セグメント14cより巻き始められる巻線12は、まず、S12セグメント14cのライザ15にその巻き始め端30が掛け回された後、2−3番ティース9の間のスロット11cに引き込まれる。続いて、2番ティース9にn回逆方向に巻装された後、スロット11bから巻線12が引き出される。そして、S1セグメント14aのライザ15に掛け回され、S1セグメント14aに巻き終わり端40が接続される。これにより、S12−S1セグメント14c,14a間には2番ティース9に逆方向にn回巻装されたコイルC2(−V相)が形成される。
続いて、S2セグメント14bから一つ飛ばしたS4セグメント14eより巻線12が巻き始められる。この場合、巻線12は、S4セグメント14eのライザ15に掛け回された後、4−5番ティース9の間のスロット11dに引き込まれる。続いて、4番ティース9にn回逆方向に巻装された後、3−4番ティース9の間のスロット11eから巻線12が引き出される。そして、S5セグメント14fに巻き終わり端40が接続される。これにより、S4−S5セグメント14e,14f間には4番ティース9に逆方向にn回巻装されたコイルC4(−U相)が形成される。
さらに、S5セグメント14fより巻き始められる巻線12は、まず、S5セグメント14fのライザ15にその巻き始め端30が掛け回された後、スロット11cに引き込まれる。続いて、3番ティース9にn回順方向に巻装された後、スロット11eから巻線12が引き出される。そして、S6セグメント14gに巻き終わり端40が接続される。これにより、S5−S6セグメント14f,14g間には3番ティース9に順方向にn回巻装されたコイルC3(W相)が形成される。
同様にして、S6セグメント14gから一つ飛ばしたS8セグメント14hと、これに周方向に連続して配置されているS9,S10セグメント14i,14jの3つのセグメントにC5,C6コイルが接続され、S8−S9セグメント14h,14i間に−W相が、S9−S10セグメント14i,14j間にV相が形成される。これによりアーマチュアコア6の外周には、順方向と逆方向とが交互となるように巻線12が巻装されている3相(U,V,W相)集中巻きのアーマチュアコイル7が形成される。
したがって、順方向に巻装されたコイルC1,C3,C5の各相をU相、V相、W相とし、逆方向に巻装されたコイルC2,C4,C6の各相を−U相、−V相、−W相としたとき、隣接するセグメント14間には、S1−S2セグメント14a,14b間から順次U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルが電気的に接続されていることになる。
図5は、図4の結線図である。同図に示すように、隣接するセグメント14間にU相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順に電気的に接続されたものの結線図は多角形となる。このため、通常作動時(低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cによって電力供給)と高速作動時(高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cによって電力供給)の有効導体数に差をつけることができる。
より詳しく、図6、図7に基づいて説明する。図6、図7は、低速用ブラシ21aがS4セグメント14eに、高速用ブラシ21bがS8−S9セグメント14h,14i間に、共通ブラシ21cがS1セグメント14aにそれぞれ接触している場合を示し、図6は、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとによって電力供給している状態のアーマチュア3の展開図、図7は、高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cによって電力供給している状態のアーマチュア3の展開図である。尚、図6、図7において、各コイルC1,C2,C3,C4,C5,C6上に記載されている矢印は電流の流れる方向を示している。
図6に示すように、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとによって電力供給される場合においては、コイルC1,C2,C4,C5に逆方向の電流が流れ、コイルC3に順方向の電流が流れる。これに対し、図7に示すように、高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cによって電力供給される場合においては、コイルC1,C2,C4に逆方向の電流が流れ、コイルC3,C5に順方向の電流が流れる。つまり、通常作動時と高速作動時では、コイルC5の電流の向きが変化することによって、有効導体数に差をつけることができる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、スロット11の数に対してセグメント14の数が2倍に構成されているアーマチュア3において、隣接するセグメント14間に、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルをこの順で電気的に接続することができる。この結果、2つのコイルが接続されているS1セグメント14a、S5セグメント14f及びS9セグメント14iにおいて、それぞれ異相のコイル同士を結線することが可能になる。このため、モータ特性を低減させることなく結線図を多角形にすることができ、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができる。よって、3相集中巻きのブラシ付きモータ(直流モータ1)を3ブラシ式モータとして使用することができ、3ブラシ式モータを小型化することが可能になる。
また、S1セグメント14a、S5セグメント14f及びS9セグメント14iにおいて、それぞれ異相のコイル同士が結線されているので、各ブラシ21a,21b,21cの周方向の幅を各コイルに供給する負荷電流に応じて任意に設定することが可能になる。
因みに、各ブラシ21a,21b,21cの周方向の幅をセグメント14の周方向の幅よりも小さく設定することによって、通常作動時の有効導体数を増加させ、通常作動/高速作動での有効導体比率を小さくすることができる。ここで、一般的に、回転速度を切替えることができる3ブラシ式モータにあっては、通常作動/高速作動での有効導体比率が小さい方が通常作動時と高速作動時の回転速度差を付けやすい。
さらに、同電位となるセグメント14同士が短絡されているため、コイルが結線されていないセグメント(例えば、S3,S7,S11)にブラシ21a,21b,21cが接触した場合であっても所望のコイルに電流を供給することができる。このため、コンミテータ13とアーマチュアコア6との間の巻太りを防止することができ、結果的に、より3ブラシ式モータの小型化を図ることができる。
尚、各コイルC1,C2,C3,C4,C5,C6は、1本の巻線12で巻装される場合に限られるものではなく、図8に示すように、各コイルC1,C2,C3,C4,C5,C6を2本以上の巻線12で巻装してもよい。
また、上述の第一実施形態では、4極6スロット12セグメントの直流モータ1の場合について説明したが、これに限られるものではなく、永久磁石4とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6に設定されていればよい。
その一例を図9〜図12に基づいて説明する。
図9は、8極12スロット24セグメントの直流モータにおけるアーマチュア3の展開図、図10は、図9の結線図である。
図9、図10に示すように、各ティースには順方向と逆方向とが周方向に交互となるように巻線12が巻装され、コイルが形成されている。そして、2つのコイルC1,C2は周方向に連続して配設されている3つのS24,S1,S2セグメントに電気的に接続され、コイルC3,C4はS4,S5,S6に電気的に接続されている。
このように、上述した第一実施形態と同様、任意の3つのセグメント14にそれぞれ任意の2つの相のコイルが電気的に接続されるように巻線12を巻き進め、且つ前記任意の3つのセグメントをセグメント1つ置きに存在させることによって、隣接するセグメント14間には、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相の各コイルがこの順で電気的に接続される。尚、同電位となるセグメント14同士は、全て接続線25によって短絡されている。
図11、図12も8極12スロット24セグメントの直流モータにおけるアーマチュア3の展開図と、この結線図であるが、各ティース9に巻装されているコイルの巻き方向が図9、図10に対して逆になっている。すなわち、コイルC1が逆方向に巻装され、コイルC2が順方向に巻装され、この順で各ティース9にコイルが順次巻装されている。
したがって、2つのコイルC2,C3が3つのS2,S3,S4セグメントに電気的に接続され、コイルC4,C5はS6,S7,S8セグメントに電気的に接続され、これを順次行うことで周方向に連続する3つのセグメント14に2つのコイルが接続されている。尚、この実施形態も同電位となるセグメント14同士が接続線25によって短絡されているが、図11、図12に示すように、同電位となるセグメント14同士を全て接続線25によって短絡させなくても上述した第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、この発明の第二実施形態を図13に基づいて説明する。
この第二実施形態では、直流モータ1は、永久磁石4を有するモータハウジング2内にアーマチュア3を回転自在に配置した4極6スロット12セグメントの直流モータである点、同電位となるセグメント14同士は、接続線25によって短絡されている点等の基本的構造は前記第一実施形態と同様である。したがって、以下の図面において、第一実施形態のアーマチュア3の展開図である図4と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、この第二実施形態と第一実施形態との相違点は、第一実施形態が各ティース9に順方向と逆方向とが交互となるように巻線12が巻装されているものであるのに対し、各ティース9は、順方向に巻装された第一コイルと逆方向に巻装された第二コイルとを備えている点にある。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30がS1セグメント14aより巻き始められた場合、まず、S1セグメント14aのライザ15に掛け回された後、巻線12をS1セグメント14aの近傍に存在する1−6番ティース9の間のスロット11aに引き込む。そして、各ティース9に巻線12をそれぞれn回巻装するものとすると、1番ティース9にn/2回順方向に巻装して順巻きコイル33aを形成する。
続いて、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12を引き出し、3−4番ティース9の間のスロット11eに引き込む。そして、4番ティース9にn/2回順方向に巻装した順巻きコイル33bを形成する。
巻線12は、順巻きコイル33bを形成した後、4−5番ティース9の間のスロット11dから引き出し、4番ティース9の近傍に存在するS8セグメント14hのライザ15に掛け回される。そして、S8セグメント14hに巻線12の巻き終わり端40が接続される。これにより、S1−S8セグメント14a,14b間には1番ティース9と4番ティース9に順方向に巻装され、且つ直列接続された一対の順巻きコイル33a,33bを備える第一コイル33(U相)が形成される。
尚、巻き終わり端40が接続されているS8セグメント14hとS1セグメント14aに隣接するS2セグメント14bは、接続線25により短絡されている。このため、S1−S8セグメント14a,14h間の電位差は、隣接するセグメント間の電位差と等しくなる。したがって、第一コイル33は、隣接するS1−S2セグメント14a,14b間に電気的に接続されており、このS1−S2セグメント14a,14b間に第一コイル33(U相)が形成されているのと等しいことになる。
一方、S4セグメント14eのライザ15に掛け回された巻線12を1−2番ティース9の間のスロット11bに引き込む。そして、1番ティース9にn/2回逆方向に巻装して逆巻きコイル34aを形成する。
続いて、1−6番ティース9の間のスロット11aから巻線12を引き出し、4−5番ティース9の間のスロット11dに引き込む。そして、4番ティース9にn/2回逆方向に巻装して逆巻きコイル34bを形成する。
巻線12は、逆巻きコイル34bを形成した後、3−4番ティース9の間のスロット11eから引き出し、S4セグメント14eに隣接するS5セグメント14fのライザ15に掛け回される。そして、S5セグメント14fに巻線12の巻き終わり端40が接続される。これにより、S4−S5セグメント14e,14f間には1番ティース9と4番ティース9に逆方向に巻装され、且つ直列接続された一対の逆巻きコイル34a,34bを備える第二コイル34(−U相)が形成される。
このように、U相に相当する1番ティース9及び4番ティース9には、巻線12が順方向にn/2回巻装された第一コイル33と巻線12が逆方向にn/2回巻装された第二コイル34とを備えたn回巻きのアーマチュアコイル7が形成される。
同様にして、例えば、巻線12の巻き始め端30がS3セグメント14kより巻き始められた場合、V相に相当する2番ティース9と5番ティース9にそれぞれn/2回順方向に巻装して順巻きコイル33a,33bを形成して第一コイル33を形成する。その後、S10セグメント14jに接続する。
一方、2番ティース9と5番ティース9とにそれぞれn/2回逆巻き方向に巻装した逆巻きコイル34a,34bを形成して第二コイル34を形成する。この第二コイル34の巻き始め端30及び巻き終わり端40は、S6−S7セグメント14g,14dに接続されている。
このようにすることで、V相に相当する2番ティース9及び5番ティース9には、巻線12が順方向にn/2回ずつ巻装された第一コイル33(V相)と巻線12が逆方向にn/2回ずつ巻装された第二コイル34(−V相)とを備えたn回巻きのアーマチュアコイル7が形成される。
そして、これを各相に対応するセグメント14間で順次行うことにより、アーマチュアコア6には3相集中巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント14同士が接続線25によって短絡されているため、巻線12が順方向に巻装されている各相の第一コイル33をそれぞれU,V,W相、巻線12が逆方向に巻装されている各相の第二コイル34をそれぞれ−U,−V,−W相としたとき、隣接するセグメント14間には、S1−S2セグメント14a,14b間からU相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順で電気的に接続されていることになる。
したがって、上述の第二実施形態であっても、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、同電位となるセグメント14同士が短絡されているため、巻線12の巻き始め端30と巻き終わり端40とを隣接するセグメント14間に接続する必要がない。このため、巻き始め端30、巻き終わり端40のそれぞれ近傍に存在するセグメント14に電気的に接続させれば、各ブラシ21a,21b,21cによって所望の電流を各コイルに供給することができる。
尚、この第二実施形態においては、4極6スロット12セグメントの直流モータである場合について説明したが、これに限られるものではなく、永久磁石4とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6に設定されていればよい。例えば、図14に示すように、6極9スロット18セグメントのアーマチュア3であっても、同じ相に相当するティース9同士に順巻きコイルを直列接続して第一コイル33(順巻きコイル33a,33b,33c)を形成すると共に、逆巻きコイルを直列接続して第二コイル34(逆巻きコイル34a,34b,34c)を形成し、これによって各相のアーマチュアコイル7を形成することができる。
また、同じ相に相当するティース9同士の第一コイル33及び第二コイル34をそれぞれ直列接続することなく、ティース9毎にそれぞれ別体の巻線12を巻装して第一コイル33と第二コイル34を形成し、各コイル33,34を隣接するセグメント14間に接続した構造としてもよい。
その一例を、図15、図16に基づいて説明する。図15、図16は、2極3スロット6セグメントの直流モータにおけるアーマチュア3の展開図である。
図15に示すように、巻線12は、例えば、その巻き始め端30がS1セグメント14aより巻き始められた場合、まず、S1セグメント14aのライザ15に掛け回された後、巻線12をS1セグメント14a近傍に存在する1−3番ティース9の間のスロット11aに引き込む。そして、1番ティース9にn/2回順方向に巻装する。
続いて、巻線12は1−2番ティース9の間のスロット11bから引き出され、S1セグメント14aに隣接するS2セグメント14eのライザ15に掛け回される。そして、S2セグメント14bに巻き終わり端40が接続される。これにより、S1−S2セグメント14a,14b間には1番ティース9に順方向に巻装された第一コイル33(U相)が形成される。
一方、S4セグメント14eのライザ15に掛け回された巻線12を1−2番ティース9の間のスロット11bに引き込む。そして、1番ティース9にn/2回逆方向に巻装する。
続いて、巻線12は1−3番ティース9の間のスロット11aから引き出され、S4セグメント14eに隣接するS5セグメント14fのライザ15に掛け回される。そして、S5セグメント14fに巻き終わり端40が接続される。これにより、S4−S5セグメント14e,14f間には1番ティース9に逆方向に巻装された第二コイル33(−U相)が形成される。
したがって、U相に相当する1番ティース9には、巻線12が順方向にn/2回巻装された第一コイル33と巻線12が逆方向にn/2回巻装された第二コイル34とを備えたn回巻きのアーマチュアコイル7が形成される。そして、これを各相に対応するセグメント14間で順次行うことにより、アーマチュアコア6には3相集中巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、図16に示すように、それぞれのコイル33,34の順逆を図15とは逆にして各隣接するセグメント14間に巻き始め端30と巻き終わり端40を接続してもよい。具体的には、S1−S2セグメント14a,14b間に逆方向にn/2回巻装された第二コイル34を形成し、S4−S5セグメント14e,14f間に順方向に巻装された第一コイル33を形成してもよい。
次に、この発明の第三実施形態を図3を援用し、図17、図18に基づいて説明する。
この第三実施形態においては、上述の実施形態の永久磁石4とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6に設定されている場合であるのに対し、その個数比が4:5:10に設定されている場合について説明する。
図17は、4極5スロット10セグメントの直流モータにおけるアーマチュア3の展開図、図18は、図17の結線図である。
図17、図18に示すように、同電位となるセグメント14同士は、接続線25によって短絡されている。つまり、4つ置きのセグメント14同士(例えば、S1セグメント14aとS6セグメント14g)が接続線25によってそれぞれ短絡されている。
また、各ティース9には、それぞれU,V,W,X,Y相が周方向にこの順で割り当てられている。つまり、1番ティース9がU相、2番ティース9がV相、3番ティース9がW相、4番ティース9がX相、5番ティース9がY相になっている。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30がS1セグメント14aより巻き始められた場合、まず、S1セグメント14aのライザ15に掛け回された後、巻線12をS1セグメント14a近傍に存在する1−5番ティース9の間のスロット11aに引き込む。そして、1番ティース9にn回順方向に巻装する。これにより、S1−S2セグメント14a,14bの間には1番ティース9に巻装されたU相のコイルC1が形成される。
続いて、巻線12は1−2番ティース9の間のスロット11bから引き出され、S1セグメント14aに隣接するS2セグメント14bのライザ15に掛け回される。そして、S2セグメント14bに巻き終わり端40が接続される。次に、S3セグメント14kから巻線12を巻き始め、2番ティース9にn回順方向に巻装した後、その巻き終わり端40をS4セグメント14eに接続する。
そして、これを順次隣接するセグメント14間にティース9毎に各コイルC1,C2,C3,C4,C5を形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には5相(U,V,W,X,Y相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント14同士が接続線25によって短絡されているため、結果的に隣接するセグメント14間には、U,X,V,Y,W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続された構造となっている。
したがって、上述の第三実施形態のように、アーマチュア3を5相巻き構造とすることで、極対数あたりのセグメント数を奇数にすることができる。このようにすれば、通常作動時と高速作動時との有効導体数に差をつけることができ、上述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚、この第三実施形態においても各ブラシ21a,21b,21cの周方向の幅を各コイルに供給する負荷電流に応じて任意に設定することが可能であるが、これらブラシ21a,21b,21cの周方向の幅をセグメント14の周方向の幅よりも小さく設定すれば、通常作動時には、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとが同時に整流されることがない。このため、通常作動/高速作動での有効導体比率を小さくすることができる。
また、上述の第三実施形態では、各コイルC1,C2,C3,C4,C5が1本の巻線12で巻装されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、図19に示すように、各コイルC1,C2,C3,C4,C5を2本以上の巻線12で巻装してもよい。
さらに、上述の第三実施形態では、4極5スロット10セグメントの直流モータの場合について説明したが、これに限られるものではなく、永久磁石4とスロット11とセグメント14の個数比が4:5:10に設定されていればよい。具体的には、図20に示すように、8極10スロット20セグメントのアーマチュア3であっても、同様の5相巻き構造とすることができる。
そして、上述の第三実施形態では、巻線12を隣接するセグメント14間に接続し、ティース9毎に巻線12を巻装した構造の場合について説明したが、同じ相に相当するティース9同士にそれぞれ形成されたコイルを直列接続してアーマチュアコイル7を形成する構造としてもよい。
具体的に図21に示す。同図は、8極10スロット20セグメントのアーマチュア3の展開図である。
図21に示すように、巻線12は、例えば、その巻き始め端30がS1セグメント14aより巻き始められた場合、まず、S1セグメント14aのライザ15に掛け回された後、巻線12をS1セグメント14aの近傍に存在する1−10番ティース9の間のスロット11aに引き込む。そして、1番ティース9にn回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12を引き出し、5−6番ティース9の間のスロット11eに引き込む。そして、6番ティース9にn回巻装して第二コイル7bを形成する。
巻線12は、第二コイル7bを形成した後、6−7番ティース9の間のスロット11fから引き出し、6番ティース9の近傍に存在するS12セグメント14cのライザ15に掛け回される。そして、S12セグメント14cに巻線12の巻き終わり端40が接続される。これにより、S1−S12セグメント14a,14cの間には1番ティース9と6番ティース9に巻装され、且つ直列接続された一対のコイル7a,7bを備えるアーマチュアコイル7(U相)が形成される。
尚、巻き終わり端40が接続されているS12セグメント14cとS1セグメント14aに隣接するS2セグメント14bは、接続線25により短絡されている。このため、S1セグメント14a、S12セグメント14c間の電位差は、隣接するセグメント(セグメント14a,14b)間の電位差と等しくなる。
そして、これを順次各セグメント14間に二つのコイル7a,7bを繰り返し形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には5相(U,V,W,X,Y相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
次に、この発明の第四実施形態を図3を援用し、図22に基づいて説明する。
図22は、永久磁石4(磁極)とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6に設定されている直流モータ1、例えば、4極6スロット12セグメントの直流モータ1におけるアーマチュア3の展開図である。
この第四実施形態においては、各ティース9に巻線12が一般的な3相集中巻き構造(図28参照)で巻装されている。
しかしながら、上述の第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態においては各ブラシ21a,21b,21cの周方向の幅を任意に設定することができるのに対し、この第四実施形態においては各ブラシ21a,21b,21cの周方向の幅が所定の寸法に規定されている。
つまり、図22に示すように、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cの周方向の幅がセグメント14の周方向の幅よりも大きく、且つセグメント14の2つ分の周方向の幅よりも小さく設定されていると共に、高速用ブラシ21bの周方向の幅がセグメント14の周方向の幅よりも小さく設定されている。
したがって、上述の第四実施形態によれば、永久磁石4(磁極)とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6(例えば、4極6スロット12セグメント)の直流モータ1において、そのアーマチュア3が一般的な3相集中巻き構造であっても、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cによってコイル(C1,C2,C3,C4,C5,C6)に電力供給する場合には高速用ブラシ21bに通電されないので、高速用ブラシ21bから同相に逆方向の電流が流れることを防止することができる。このため、高速用ブラシ21bによって短絡されるコイルが常時存在するような状態がなくなり、且つ高速ブラシ21bが3つのセグメント14に同時に接触することがなくなる。よって、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができる。
また、高速作動時は、高速ブラシ21bによって同相のコイルが接続されているセグメント14(この第四実施形態においては、S2,S4,S6,S8,S10,S12セグメント)から同相に互いに逆方向となる電流を流すことにより高速作動時の有効導体数を小さくし、通常作動/高速作動での有効導体比率を小さくすることができる。
尚、上述の第四実施形態では、各ティース9に巻線12が一般的な3相集中巻き構造で巻装されている場合について説明したが、これはほんの一例にすぎず、例えば、図23に示すように、同じ相に相当するティース9同士に巻線12が連続して巻装されていてもよい。
さらに、上述の第四実施形態では、4極6スロット12セグメントの場合について説明したが、永久磁石4(磁極)とスロット11とセグメント14の個数比が2:3:6であればよい。図24、図25にその一例を示す。図24、図25は、6極9スロット18セグメントの直流モータにおけるアーマチュア3の展開図である。
図24、図25に示すように、6極9スロット18セグメントであっても、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cの周方向の幅がセグメント14の周方向の幅よりも大きく、且つセグメント14の2つ分の周方向の幅よりも小さく設定されていると共に、高速用ブラシ12bの周方向の幅がセグメント14の周方向の幅よりも小さく設定されていれば、この第四実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
さらに、上述の実施形態では、アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸方向に複数枚積層したものであって、金属板8の外周部にはT字型のティース9が周方向に沿って等間隔に複数個放射状に形成されている場合について説明したが、アーマチュアコア6の形状はこれに限られるものではなく、周方向に分割可能な分割コア方式であってもよいし、軸方向に対して捩れつつ傾斜するように所定のスキュー角を有しているものであってもよい。
さらに、上述の実施形態では、直流モータ1が自動車用のワイパーモータに用いられるものである場合について説明したが、直流モータ1の使用はこれに限られるものではない。
本発明の実施形態における直流モータの縦断面図である。 本発明の第一実施形態における直流モータの横断面図である。 本発明の実施形態における直流モータのブラシ配置図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 図4の結線図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 図9の結線図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 図11の結線図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 図17の結線図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 従来のアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 図26の結線図である。 従来のアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。
符号の説明
1 直流モータ
2 モータハウジング(ヨーク)
3,50,60 アーマチュア
4,53 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7,55,65 アーマチュアコイル(コイル)
9,52,62 ティース
11,11a,11b、11c,11d,11e,11f,54,54a,54b,64,64a,64b,64c スロット
12,56,63 巻線
13 コンミテータ
14,51,61 セグメント
21 ブラシ
21a,67 低速用ブラシ
21b,68 高速用ブラシ
21c,70 共通ブラシ
25,66 接続線(短絡部材)
33 第一コイル
34 第二コイル

Claims (9)

  1. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、
    前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が4:6:12に設定され、
    各ティースは、U相、V相、W相がこの順で割り当てられ、前記コイルは、周方向に順方向と逆方向とが交互となるように巻装されている直流モータのアーマチュアであって、
    前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、
    前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、
    前記コイルが順方向に巻装されている各相をU相、V相、W相とし、前記コイルが逆方向に巻装されている各相を−U相、−V相、−W相としたとき、
    隣接するセグメント間には、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順で電気的に接続されていることを特徴とする直流モータのアーマチュア。
  2. 周方向に連続して配設されている任意の3つのセグメントには、それぞれ任意の異相の2つのコイルが電気的に接続され、前記任意の3つのセグメントは、セグメント一つ置きに存在していることを特徴とする請求項1に記載の直流モータのアーマチュア。
  3. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、
    前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が2:3:6に設定され、
    各ティースは、U相、V相、W相がこの順で割り当てられると共に、順方向に巻装された第一コイルと、逆方向に巻装された第二コイルとを備えている直流モータのアーマチュアであって、
    前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、
    前記第一コイルが巻装されている各相をU相、V相、W相とし、前記第二コイルが巻装されている各相を−U相、−V相、−W相としたとき、
    隣接するセグメント間には、U相、−W相、V相、−U相、W相、−V相のコイルがこの順で電気的に接続されていることを特徴とする直流モータのアーマチュア。
  4. 前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の直流モータのアーマチュア。
  5. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延びる複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して巻線に給電を行うためのブラシとから成り、
    前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が4:5:10に設定されている直流モータのアーマチュアであって、
    前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、
    前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、隣接するセグメント間に前記巻線が電気的に接続されると共に、前記巻線が前記ティースに巻装されてコイルを形成していることを特徴とする直流モータのアーマチュア。
  6. 同じ相に相当するティース同士に前記巻線が連続して巻装されていることを特徴とする請求項5に記載の直流モータのアーマチュア。
  7. 前記隣接するセグメント間に前記巻線が電気的に接続され、前記ティース毎にそれぞれ別体の前記巻線が巻装されていることを特徴とする請求項5に記載の直流モータのアーマチュア。
  8. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行うためのブラシとから成り、
    前記磁極と前記スロットと前記セグメントの個数比が2:3:6に設定されている直流モータのアーマチュアにおいて、
    前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられ、
    前記ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成され、前記低速用ブラシと前記共通ブラシの周方向の幅を前記セグメントの周方向の幅よりも大きく、且つ前記セグメント2つ分の周方向の幅より小さくなるように設定し、前記高速用ブラシの周方向の幅を前記セグメントの周方向の幅より小さくなるように設定したことを特徴とする直流モータのアーマチュア。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載の直流モータのアーマチュアを用いたことを特徴とする直流モータ。


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