[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4958188B2 - 基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4958188B2
JP4958188B2 JP2009079049A JP2009079049A JP4958188B2 JP 4958188 B2 JP4958188 B2 JP 4958188B2 JP 2009079049 A JP2009079049 A JP 2009079049A JP 2009079049 A JP2009079049 A JP 2009079049A JP 4958188 B2 JP4958188 B2 JP 4958188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
substrate
chucks
pair
sandwiching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009079049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010232465A (ja
Inventor
昌生 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009079049A priority Critical patent/JP4958188B2/ja
Publication of JP2010232465A publication Critical patent/JP2010232465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4958188B2 publication Critical patent/JP4958188B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、基板搬送方法に関し、特に、トレー上に載せられた基板を搬送するための基板搬送方法に関するものである。
熱処理装置に対して基板を搬入および搬出する際に、ガラス基板を載せるトレーが用いられることがある。この場合、トレーに載せられた高温のガラス基板が処理装置から搬出される。
たとえば特開2008−130596号公報(特許文献1)によれば、ガラス基板を載せる耐熱支持板が開示されている。またこの耐熱支持板として、ガラス基板の水平ズレを防止するためのストッパを有するものが開示されている。
特開2008−130596号公報
耐熱支持板(トレー)に上記ストッパが設けられるとトレーの構造が複雑になるのでトレーのコストが増大するという問題がある。またトレー上のストッパが設けられた領域には基板を載せることができないので、トレーの有効面積が小さくなるという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、基板が載せられた簡易な構造を有するトレーが搬送される際に、トレー上における基板のズレを抑制することができる基板搬送方法を提供することである。
本発明の基板搬送方法は、トレーの一部を覆いトレーの他部を露出するようにトレー上に載せられた基板を搬送する基板搬送方法であって、以下の工程を有する。
第1の場所に位置するトレーがハンドによって支持され、かつ一の方向に互いに離れた1対の第1チャックによってトレーの他部が挟まれる。ハンドおよび1対の第1チャックを共に移動させることによって、トレーが第2の場所に動かされる。トレーが第2の場所に動かされた後に、一の方向において1対の第1チャックの間に位置し、かつ一の方向に互いに離れた1対の第2チャックによって、トレーの一部と基板とが共に挟まれる。トレーが第2の場所に動かされた後に、1対の第1チャックが開放される。トレーの一部と基板とが共に挟まれ、かつ1対の第1チャックが開放された後に、ハンドおよび1対の第2チャックを共に移動させることによってトレーが第3の場所に動かされる。
本発明の基板搬送方法によれば、トレーが第3の場所に動かされる際に第2チャックがトレーおよび基板の双方を挟むことで、トレー上における基板のズレが抑制される。またトレーが第3の場所に動かされる際に、第1チャックが開放されていることで、トレーはより自由に変形できる状態にある。よって第1チャックが開放されない場合に比して、トレーは基板の形状に沿って変形することができる。これによりトレーが基板に及ぼすストレスが軽減されるので、このストレスに起因する基板の割れを防止することができる。
好ましくは、トレーの他部が挟まれる前に、基板が加熱される。これにより、加熱された基板を搬送することができる。
好ましくは、第1の場所は、トレー上に載せられた基板を収める第1の容器の内部である。これにより第1の容器からトレーを搬出することができる。
好ましくは、トレーが第3の場所に動かされる際に、ハンドおよび1対の第2チャックが共に回転される。これにより、トレーおよび基板の位置ズレを抑制しつつ、トレーを回転させることができる。
好ましくは、トレーは、平面視において、1対の第1チャックによって挟まれる部分が1対の第2チャックによって挟まれる部分に比して突出している。これによりトレーの位置にチャックが接近しにくい状況であっても、第1のチャックはトレーをより容易に挟むことができる。
好ましくは、基板はガラス基板である。これにより、割れやすい基板であるガラス基板を、基板割れを防止しつつ搬送することができる。
好ましくは、トレーの一部と基板とが共に挟まれた後に、1対の第1チャックが開放される。これにより1対の第1チャックが開放される際のトレーおよび基板の位置ズレを抑制することができる。
好ましくは、トレーの一部と基板とが共に挟まれる前に、1対の第1チャックが開放される。これによりトレーと基板とが共に挟まれる際に第1チャックが既に開放されているので、基板の割れをより確実に防止することができる。
好ましくは、トレーの一部と基板とが共に挟まれるのと同時に、1対の第1チャックが開放される。これにより1対の第1チャックが開放される際にトレーと基板とが共に挟まれているので、トレーおよび基板の位置ズレを抑制することができる。またトレーと基板とが共に挟まれるときに第1チャックが開放されているので、基板の割れをより確実に防止することができる。
好ましくは、上記の基板搬送方法は、以下の工程をさらに有する。
トレーが第3の場所に動かされた後に、1対の第1チャックによってトレーの他部が再び挟まれる。トレーが第3の場所に動かされた後に、1対の第2チャックが開放される。トレーの他部が再び挟まれ、かつ1対の第2チャックが開放された後に、ハンドおよび1対の第1チャックを共に移動させることによってトレーが第4の場所に動かされる。
この基板搬送方法によれば、第2チャックが開放された状態でトレーを第4の場所に動かすことができる。
好ましくは、第4の場所は、トレー上に載せられた基板を収める第2の容器の内部である。これにより第2チャックが開放された状態で第2の容器にトレーを収めることができる。
好ましくは、トレーの他部が再び挟まれた後に、1対の第2チャックが開放される。これによりハンド上におけるトレーのズレを抑制することができる。
好ましくは、トレーの他部が再び挟まれる前に、1対の第2チャックが開放される。これによりトレーの他部が挟まれる際に第2チャックが既に開放されているので、基板の割れをより確実に防止することができる。
好ましくは、トレーの他部が再び挟まれるのと同時に、1対の第2チャックが開放される。これにより1対の第2チャックが開放される際にトレーの他部が挟まれているので、ハンド上におけるトレーのズレを抑制することができる。またトレーの他部が挟まれる際に第2チャックが開放されているので、基板の割れをより確実に防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、トレー上における基板のズレが抑制され、また基板の割れを防止することができる。
本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第1工程を概略的に示す平面図である。 図1の概略正面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第2工程を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第3工程を概略的に示す断面図であり、図3の線IV−IVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第4工程を概略的に示す断面図であり、図3の線IV−IVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第5工程を概略的に示す断面図であり、図3の線IV−IVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第6工程を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第7工程を概略的に示す平面図である。 図8の線IX−IXに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第8工程を概略的に示す断面図であり、図8の線IV−IVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第9工程を概略的に示す断面図であり、図8の線IV−IVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第10および第11工程を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第12工程を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第13工程を概略的に示す断面図であり、図13の線XIV−XIVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第14工程を概略的に示す断面図であり、図13の線XIV−XIVに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第15工程を概略的に示す平面図である。 図16の線XVII−XVIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第16工程を概略的に示す断面図であり、図16の線XVII−XVIIに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第17工程を概略的に示す断面図であり、図16の線XVII−XVIIに沿う位置に対応する断面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第18工程を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における基板搬送方法の第19工程を概略的に示す平面図である。 比較例における基板割れの様子を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2における基板搬送方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における基板搬送方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3における基板搬送方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3における基板搬送方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態4における基板搬送方法の一工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態5における基板搬送方法の一工程を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態の基板搬送方法は、図1〜図21に示すように、トレー51上に載せられた基板52を、ハンド50と、1対の第1チャック61a、61bと、1対の第2チャック62a、62bとを用いて、第1の容器41から第2の容器42へと搬送する方法である。
トレー51(図1)は、基板52を載せるためのものである。基板52は、トレー51の一部を覆い、かつトレー51の他部(図1における露出部)を露出するように載せられ得る。またトレー51は、基板52を確実に運べるような剛性を有し、比較的軽量な材質からなり、かつ生産性を加味して安価な材料からなる。具体的にはトレー51は、たとえばアルミニウムからなる板状の部材である。
好ましくはトレー51は、平面視(図1の視野)において、一の方向(図1における横方向)の両端部の各々において、前記一の方向に交差する方向(図1における縦方向)における一方側(図1における下側)に突出している部分を有する。
基板52(図1)は、ストレスを受けることによって割れやすい基板であり、たとえばガラス基板である。
第1の容器41(図1)は、たとえば熱処理をともなうCVD(Chemical Vapor Deposition)を行なうための装置のロードロック室である。また第1の容器41は、トレー51の両端部のそれぞれを支持するローラ71a、71b(図2)を有する。
第2の容器42(図16)は、たとえば基板52を一時的に保管するためのラックである。また第2の容器42は、トレー51の両端部のそれぞれを下方から支持するローラ72a、72b(図19)を有する。
ハンド50は、搬送ロボットのアームの先端部である。これによりハンド50は、トレー51を下方から支持し、かつ移動することができる。
1対の第1チャック61a、61b(図3)は、トレー51の露出部を挟むためのものであり、一の方向(図3の横方向)に互いに離れて設けられている。また1対の第1チャック61a、61bは、ハンド50と共に移動することができるように構成されている。
好ましくは、1対の第1チャック61a、61bは、上述したトレー51(図1)の突出している部分を挟むように設けられている。
第1チャック61a(図4)は、トレー51の上方および下方の各々に指部を有する。また第1チャック61aは、駆動されると1対の指部がトレー51を挟み(図6)、開放されると1対の指部の間隔が拡がることでトレー51の拘束を解く(図11)ように構成されている。
第1チャック61bの構成も第1チャック61aの構成と同様である。
1対の第2チャック62a、62b(図8)は、基板52と、トレー51の基板52に覆われた部分とを共に挟むためのものである。1対の第2チャック62a、62bは、一の方向(図8の横方向)において1対の第1チャック61a、61bの間に位置することができるように設けられており、かつこの方向に互いに離れて設けられている。また1対の第2チャック62a、62bは、ハンド50と共に移動することができるように構成されている。
第2チャック62a(図9)は、トレー51および基板52の積層体の上方および下方の各々に指部を有する。また第2チャック62aは、駆動されると1対の指部がトレー51および基板52を共に挟み(図10)、開放されると1対の指部の間隔が拡がることでトレー51および基板52の拘束を解く(図15)ように構成されている。
第2チャック62bの構成も第2チャック62aの構成と同様である。
以下に、本実施の形態の基板搬送方法について工程順に説明する。
図1および図2を参照して、基板52がトレー51上に載せられ、第1の容器41の内部に搬入される。具体的には、たとえばCVD装置のロードロック室に搬入され、ローラ71a、71bに支持される。
次に基板52は熱処理室に搬送され、基板52の熱処理が行なわれる。具体的には、たとえば基板52が加熱されつつ、基板52上にCVD法による成膜が行なわれる。次に基板52は第1の容器41に戻される。熱処理直後において、トレー51および基板52は、温度分布および自重によって下方に凸に撓んでいる。またトレー51は基板52に比して撓み易いために、トレー51と基板52との間に空隙が生じている。
なお基板52の搬入と搬出とのために別個の独立した容器が設けられてもよい。
図3を参照して、第1の容器41の外部から第1の容器41の内部におけるトレー51の下方に、ハンド50の先端部が挿入される(矢印I1)。また1対の第1チャック61a、61bがトレー51を挟むことができる位置に移動される。
図4を参照して、ハンド50が上昇することで(矢印U)、トレー51がローラ71a、71b(図2)から持ち上げられる。すなわち、第1の容器41の内部(第1の場所)に位置するトレー51がハンド50によって支持される。
図5を参照して、ハンド50との接触によってトレー51下面が急冷される。この結果トレー51の下側が上側に比して低温となるので、トレー51は上方に凸に撓む(矢印CL)。
図6を参照して、1対の第1チャック61a、61bによってトレー51が挟まれる(矢印A1)。これによりトレー51は、1対の第1チャック61a、61b付近においては略フラット形状となり、1対の第1チャック61a、61bから遠く離れた位置においては上記したように凸に撓んだままである。
図7を参照して、ハンド50および1対の第1チャック61a、61bが、第1の容器41の外部に向かって共に移動される(矢印O)。この移動の際、1対の第1チャック61a、61bによってハンド50上におけるトレー51のズレが抑制される。
図8および図9を参照して、上記の移動によってトレー51は、第1の容器41の内部と外部とに跨る場所(第2の場所)に動かされる。
図10を参照して、1対の第2チャック62a、62bによって、トレー51と基板52とが共に挟まれる(矢印A2)。これにより、1対の第1チャック61a、61bおよび1対の第2チャック62a、62bの双方が稼動された状態となる。この結果、トレー51が基板52に及ぼすストレスが増大する。
具体的には、基板52は1対の第2チャック62a、62bのみに挟まれることで、中央部は上方に凸に撓むように変形され、両端部(図10における左右端部)はトレー51の両端部に強く押し付けられる。この結果、矢印S(図10)に示す位置において、第2チャック62a、62bから基板52にストレスが加わる。
図11を参照して、上記の1対の第2チャック62a、62bの稼動後、できるだけ速やかに1対の第1チャック61a、61bが開放される(矢印B1)。
図12を参照して、ハンド50、1対の第1チャック61a、61b、および1対の第2チャック62a、62bが共に並進移動される(矢印T)。これによりトレー51は第1の容器41(図8)から完全に取り出される。
次にハンド50、1対の第1チャック61a、61b、および1対の第2チャック62a、62bが共に回転移動される。これによりトレー51が回転される(矢印R)。
上記の移動(図12の矢印TおよびR)の際、1対の第2チャック62a、62b(図11)によって、トレー51および基板52の位置ズレが抑制される。なおこの位置ズレは特に回転移動の際に生じやすいものであり、1対の第2チャック62a、62bによって効果的に抑制される。
図13を参照して、ハンド50、1対の第1チャック61a、61b、および1対の第2チャック62a、62bが共に並進移動される(矢印J1)。これによりトレー51は、第2の容器42の内部と外部とに跨る場所(第3の場所)に動かされる。
図14を参照して、1対の第1チャック61a、61bによってトレー51が再び挟まれる(矢印A1)。
図15を参照して、上記の1対の第1チャック61a、61bの稼動後、できるだけ速やかに1対の第2チャック62a、62bが開放される(矢印B2)。
図16および図17を参照して、ハンド50および1対の第1チャック61a、61bを共に移動させることによって、トレー51が第2の容器42の内部(第4の場所)に動かされる。
図18を参照して、1対の第1チャック61a、61bが開放される(矢印B1)。
図19を参照して、ハンド50が下降されることにより、トレー51がローラ72a、72b上に載せられる。
図20を参照して、ハンド50および1対の第1チャック61a、61bが第2の容器42の内部から引き抜かれる(矢印P1)。
図21を参照して、以上により、トレー51に載せられた基板52が第1の容器41(図1)から第2の容器42へ搬送される。
次に比較例について説明する。
本比較例においては、まず図10の工程まで本実施の形態と同様の方法が行なわれる。次に、本実施の形態(図11)と異なり、1対の第1チャック61a、61bが開放されることなく、第2の容器42の内部と外部とに跨る場所(図13においてトレー51が位置する場所)にトレー51が搬送される。この後、本実施の形態と同様の工程(図15〜図21)が行なわれる。
本比較例によれば、並進移動および回転移動(図12の矢印TおよびR)が行なわれる最中、図10に示すように、1対の第1チャック61a、61bおよび1対の第2チャック62a、62bが同時に稼動されている。このため矢印S(図10、図14および図22)において、第2チャック62a、62bから強いストレスが基板52に長時間印加され続ける。この結果、図22に示すように、基板52に割れCRが発生しやすい。
これに対して本実施の形態によれば、並進移動および回転移動(図12の矢印TおよびR)が行なわれる最中、図11に示すように1対の第1チャック61a、61bが開放されていることで、トレー51はより自由に変形できる状態にある。よって上記比較例の場合に比して、トレー51は基板52の形状に沿って変形することができる。これによりトレー51が基板52に及ぼすストレスが軽減されるので、割れCR(図22)の発生を抑制することができる。
また並進移動および回転移動(図12の矢印TおよびR)が行なわれる最中、図11に示すように1対の第2チャック62a、62bがトレー51および基板52の双方を挟むことで、トレー51上における基板52のズレが抑制される。またハンド50上におけるトレー51のズレが抑制される。
またトレー51が第1の容器41または第2の容器42の内部に完全に納まっている場合(図3および図16)、第1の容器41または第2の容器42の構造に妨げられることで、1対の第1チャック61a、61bはトレー51の位置に接近しにくくなる。しかしながらトレー51が突出している部分を有することで、1対の第1チャック61a、61bはトレー51を挟むことができる位置まで容易に移動することができる。
(実施の形態2)
まず図1〜図9の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
図23を参照して、次に1対の第1チャック61a、61bが開放される(矢印B1)。
図24を参照して、1対の第2チャック62a、62bによって、トレー51と基板52とが共に挟まれる(矢印A2)。この後、図12〜図21の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
本実施の形態によれば、図24に示すようにトレー51と基板52とが共に挟まれる前に、図23に示すように1対の第1チャック61a、61bが開放される。これによりトレー51と基板52とが共に挟まれる際に1対の第1チャック61a、61bが既に開放されているので、上述した矢印S(図10、図14および図22)における強いストレスの発生を防止することができる。よって基板52の割れCR(図22)をより確実に防止することができる。
(実施の形態3)
まず図1〜図13の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
図25を参照して、次に1対の第2チャック62a、62bが開放される(矢印B2)。
図26を参照して、1対の第1チャック61a、61bによって、トレー51が挟まれる(矢印A1)。この後、図16〜図21の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
本実施の形態によれば、図26に示すようにトレー51が挟まれる前に、図25に示すように1対の第2チャック62a、62bが開放される。これにより1対の第1チャック61a、61bが稼動する際(図26)に1対の第2チャック62a、62bがすでに開放されているので(図25)、上述した矢印S(図10、図14および図22)における強いストレスの発生を防止することができる。よって基板52の割れCR(図22)をより確実に防止することができる。
(実施の形態4)
まず図1〜図9の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
図27を参照して、次に1対の第2チャック62a、62bによってトレー51と基板52とが共に挟まれる(矢印A2)。同時に1対の第1チャック61a、61bが開放される(矢印B1)。この後、図12〜図21の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
本実施の形態によれば、図27に示すように、1対の第1チャック61a、61bが開放される際にトレー51と基板52とが共に挟まれているので、トレー51および基板52の位置ズレを抑制することができる。またトレー51と基板52とが共に挟まれるときに1対の第1チャック61a、61bが開放されているので、上述した矢印S(図10、図14および図22)における強いストレスの発生を防止することができる。よって基板52の割れCR(図22)をより確実に防止することができる。
(実施の形態5)
まず図1〜図13の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
図28を参照して、1対の第1チャック61a、61bによってトレー51が挟まれる(矢印A1)。同時に1対の第2チャック62a、62bが開放される(矢印B2)。この後、図16〜図21の工程が実施の形態1と同様に行なわれる。
本実施の形態によれば、図28に示すように、1対の第2チャック62a、62bが開放される際にトレー51が挟まれているので、ハンド50上におけるトレー51のズレを抑制することができる。また1対の第1チャック61a、61bによってトレー51が挟まれる際に1対の第2チャック62a、62bが開放されているので、上述した矢印S(図10、図14および図22)における強いストレスの発生を防止することができる。よって基板52の割れCR(図22)をより確実に防止することができる。
なお上記の各実施の形態に対応する図面においては、図を見やすくするために、トレー51および基板52の変形が誇張されている。またこれにともない、第1チャック61a、61bと、第2チャック62a、62bとのそれぞれの高さ位置の相違も誇張されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、トレー上に載せられた基板を搬送するための基板搬送方法に特に有利に適用することができる。
41 第1の容器、42 第2の容器、50 ハンド、51 トレー、52 基板、61a,61b 第1チャック、62a,62b 第2チャック、71a,71b,72a,72b ローラ。

Claims (14)

  1. トレーの一部を覆い前記トレーの他部を露出するように前記トレー上に載せられた基板を搬送する基板搬送方法であって、
    第1の場所に位置する前記トレーをハンドによって支持し、かつ一の方向に互いに離れた1対の第1チャックによって前記トレーの他部を挟む工程と、
    前記ハンドおよび前記1対の第1チャックを共に移動させることによって、前記トレーを第2の場所に動かす工程と、
    前記トレーを前記第2の場所に動かす工程の後に、前記一の方向において前記1対の第1チャックの間に位置し、かつ前記一の方向に互いに離れた1対の第2チャックによって、前記トレーの一部と前記基板とを共に挟む工程と、
    前記トレーを前記第2の場所に動かす工程の後に、前記1対の第1チャックを開放する工程と、
    前記トレーの一部と前記基板とを共に挟む工程および前記1対の第1チャックを開放する工程の後に、前記ハンドおよび前記1対の第2チャックを共に移動させることによって前記トレーを第3の場所に動かす工程とを備えた、基板搬送方法。
  2. 前記トレーの他部を挟む工程の前に、前記基板を加熱する工程をさらに備えた、請求項1に記載の基板搬送方法。
  3. 前記第1の場所は、前記トレー上に載せられた前記基板を収める第1の容器の内部である、請求項1または2に記載の基板搬送方法。
  4. 前記トレーを前記第3の場所に動かす工程は、前記ハンドおよび前記1対の第2チャックを共に回転させる工程を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の基板搬送方法。
  5. 前記トレーは、平面視において、前記1対の第1チャックによって挟まれる部分が前記1対の第2チャックによって挟まれる部分に比して突出している、請求項1〜4のいずれかに記載の基板搬送方法。
  6. 前記基板はガラス基板である、請求項1〜5のいずれかに記載の基板搬送方法。
  7. 前記1対の第1チャックを開放する工程は、前記トレーの一部と前記基板とを共に挟む工程の後に行なわれる、請求項1〜6のいずれかに記載の基板搬送方法。
  8. 前記1対の第1チャックを開放する工程は、前記トレーの一部と前記基板とを共に挟む工程の前に行なわれる、請求項1〜6のいずれかに記載の基板搬送方法。
  9. 前記1対の第1チャックを開放する工程は、前記トレーの一部と前記基板とを共に挟む工程と同時に行なわれる、請求項1〜6のいずれかに記載の基板搬送方法。
  10. 前記トレーを前記第3の場所に動かす工程の後に、前記1対の第1チャックによって前記トレーの他部を再び挟む工程と、
    前記トレーを前記第3の場所に動かす工程の後に、前記1対の第2チャックを開放する工程と、
    前記トレーの他部を再び挟む工程および前記1対の第2チャックを開放する工程の後に、前記ハンドおよび前記1対の第1チャックを共に移動させることによって前記トレーを第4の場所に動かす工程とをさらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の基板搬送方法。
  11. 前記第4の場所は、前記トレー上に載せられた前記基板を収める第2の容器の内部である、請求項10に記載の基板搬送方法。
  12. 前記1対の第2チャックを開放する工程は、前記トレーの他部を再び挟む工程の後に行なわれる、請求項10または11に記載の基板搬送方法。
  13. 前記1対の第2チャックを開放する工程は、前記トレーの他部を再び挟む工程の前に行なわれる、請求項10または11に記載の基板搬送方法。
  14. 前記1対の第2チャックを開放する工程は、前記トレーの他部を再び挟む工程と同時に行なわれる、請求項10または11に記載の基板搬送方法。
JP2009079049A 2009-03-27 2009-03-27 基板搬送方法 Expired - Fee Related JP4958188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009079049A JP4958188B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基板搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009079049A JP4958188B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基板搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010232465A JP2010232465A (ja) 2010-10-14
JP4958188B2 true JP4958188B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=43048009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009079049A Expired - Fee Related JP4958188B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 基板搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4958188B2 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0922933A (ja) * 1995-07-06 1997-01-21 Nikon Corp 基板搬送方法及びその装置
JPH11121580A (ja) * 1997-10-13 1999-04-30 Hitachi Ltd 板状物体の支持方法及び処理装置
JP4538883B2 (ja) * 2000-02-25 2010-09-08 株式会社ニコン 平面基板観察装置
JP2002128269A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Kondo Seisakusho:Kk 半導体基板搬送用フィンガ
JP4018895B2 (ja) * 2001-11-01 2007-12-05 Nec液晶テクノロジー株式会社 基板移載用ロボットおよびその基板移載方法
JP3929364B2 (ja) * 2002-06-26 2007-06-13 エスペック株式会社 基板支持及び出し入れ装置
JP4522081B2 (ja) * 2003-12-02 2010-08-11 株式会社カネカ 着脱装置、着脱システム、並びに、成膜装置
JP2006321575A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスプレイパネルの製造装置および製造方法
JP4676925B2 (ja) * 2006-06-20 2011-04-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 基板搬送装置およびそれを用いた基板搬送方法
JP2008130596A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Ihi Corp ガラス基板の熱処理方法及び装置
JP2008227134A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装装置及び基板搬送方法
JP4661808B2 (ja) * 2007-03-14 2011-03-30 パナソニック株式会社 部品実装装置及び基板搬送方法
JP5551878B2 (ja) * 2009-01-16 2014-07-16 リンテック株式会社 半導体ウエハの搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010232465A (ja) 2010-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8550765B2 (en) Apparatus and method for receiving and transferring glass substrate plates
TW200902415A (en) Substrate treatment apparatus
JP2013154407A (ja) 搬送ロボット
JP4853204B2 (ja) 板状物の搬送方法および板状物の搬送装置
KR20180035664A (ko) 기판 반송 장치 및 기판 반송 방법
JP5192719B2 (ja) 加熱装置および基板処理装置
TW200530095A (en) Substrate conveyance tray
JP2011148510A (ja) 収納トレイ
JP4958188B2 (ja) 基板搬送方法
TW201306149A (zh) 基板運送方法、記錄有用以執行該基板運送方法之程式的記錄媒體、及基板運送裝置
JP4168452B2 (ja) 水蒸気アニール用治具、水蒸気アニール方法及び基板移載装置
JP3929364B2 (ja) 基板支持及び出し入れ装置
JP5731838B2 (ja) トレイ式基板搬送システム、成膜方法及び電子装置の製造方法
JP6616892B2 (ja) 成膜装置
TW201038765A (en) ALD reactor, method for loading ALD reactor, and production line
JP5670645B2 (ja) ウエハ移載装置
JP2019067848A (ja) 基板搬送装置およびこの基板搬送装置を備えた基板処理装置
JP7198039B2 (ja) 基板搬送装置およびこの基板搬送装置を備えた基板処理装置
KR101989322B1 (ko) 필름을 이송하기 위한 로봇 핸드
TWM483942U (zh) 密閉式晶圓傳送盒
CN105753308B (zh) 玻璃基板运送装置及玻璃基板取出方法
JP7371990B1 (ja) 熱成形装置
JP5688838B2 (ja) 基板処理装置
KR20120047007A (ko) n 배수의 기판을 배치방식으로 정렬 가능한 원자층 증착장치
CN112839882B (zh) 玻璃板捆包体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120314

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees