以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る写真シール作成装置10の外観構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置10は、撮影作業や編集作業をゲームとして行わせる代わりに、利用者(ユーザ)より代金を受け取るゲーム機であり、ゲームセンタなどの店舗に設置される。
写真シール作成装置10の筐体20は複数のユニットにより構成される。筐体20を構成する撮影ユニット21と背景ユニット22は所定の距離をあけて設置され、撮影ユニット21と背景ユニット22の間に形成される空間の天井を構成する部材として天井部23が設けられている。天井部23の下に天井ストロボ60が配置されている。
なお、同図においては、便宜上天井部23が透明に表示されている。
撮影ユニット21の面のうちの背景ユニット22に対向する面である正面21aにはカメラや撮影画像表示用モニタが設けられる。すなわち、撮影ユニット21と背景ユニット22に挟まれる空間が、写真シール作成装置10において、ユーザが撮影を行う撮影空間とされる。
写真シール作成装置10を利用したゲームの一連の流れについては後述するが、ユーザは、このようにして撮影ユニット21と背景ユニット22の間に形成される撮影空間の中で、撮影画像表示用モニタの表示を見ながらカメラに向かって撮影を行う。
図2は、図1の写真シール作成装置10を撮影ユニット21の背面側(正面21aの反対側)より見た斜視図である。
図2に示されるように、撮影ユニット21を挟んで、撮影空間が形成される位置の反対の位置には背面21bに接する形で編集ユニット24が設けられる。なお、写真シール作成装置10が実際に店舗に設置される場合、編集ユニット24の周囲が、天井部23に取り付けられたカーテンにより覆われる。
編集ユニット24を構成する面のうちの地面に対して垂直な面24aには照明44が設けられ、この照明44により、面24aの前方の空間が照射される。編集ユニット24の斜面24bには、タブレット内蔵モニタ41が設けられ、その左右にはタッチペン42−1、およびタッチペン42−2が設けられる。面24cには必要に応じてスピーカなどが設けられるようにしてもよい。
撮影空間での撮影を終えたとき、その撮影によって得られた画像に対してユーザは好みの文字や記号を入力するなどの編集を行うことができ、撮影画像の中からユーザによって選択された編集の対象となる画像がこのタブレット内蔵モニタ41に表示される。タブレット内蔵モニタ41には、編集の対象となる画像の他に、編集に用いる各種のツールを選択するときにタッチペン42−1、タッチペン42−2によって操作されるボタンなども表示される。このように、編集ユニット24の面のうちの面24a、面24b、面24cの前方が、ユーザが画像の編集を行う編集空間となる。
以上のような構成は、編集ユニット24の面24a、面24b、面24cが形成される側の反対側にも設けられている。したがって、写真シール作成装置10には編集ユニット24を挟んで2つの編集空間が設けられており、撮影作業を終えた2つのユーザのグループが、それぞれの編集空間において時間的に並行して編集作業を行うことができるようになされている。以下、適宜、編集ユニット24の面24a,24b,24cの前方にある編集空間を第1編集空間といい、編集ユニット24を挟んで第1編集空間の反対の位置にある編集空間を第2編集空間という。
撮影ユニット21の背面21bに平行な面である編集ユニット24の面24dにはシール紙排出口45が設けられている。このシール紙排出口45から、編集済みの撮影画像が印刷されたシール紙が排出される。シール紙排出口45の前方は、編集作業をも終えたユーザが、シール紙が印刷されるのを待つ印刷待ち空間となる。
図3は、撮影ユニット21を、正面21a側から見た図である。
同図に示される正面21aは、撮影ユニット21の撮影空間内に面する側面であり、撮影作業を行うユーザにとって前方に位置する面である。つまり、ユーザは、撮影空間において、基本的にこの正面21aに向かって撮影作業を行う。
正面21aには、撮影空間内の被写体を撮影する(本撮影を行う)カメラ81、カメラ81により取得された画像や撮影結果等を表示するカメラ画像表示部82、撮影空間内を照明したり、カメラ81による撮影タイミングに合わせてフラッシュ光を発光したりするストロボ61乃至ストロボ67、およびユーザの操作を受け付けるタッチパネルモニタ83、並びに、撮影作業中のユーザの手荷物等を置くための荷物置場84が設けられている。
また、ストロボ67の図中右側に、ユーザがゲームを開始するとき所定の代金を投入するための硬化投入排出部85が設けられている。
カメラ81は、ユーザを撮影し、画像を得るためのCCDを利用した撮像素子等により構成され、ユーザを撮影し、画像(動画)を取得する(取得画像)。カメラ81によって取得された取得画像は、本撮影として、所定のタイミングのフレーム画像が抜き出され、撮影画像(静止画)として保存される。なお、カメラ81として、CCDの代わりに、例えばCMOSセンサを用いたカメラを使用してもよい。もちろん、これら以外にも、ユーザを撮影し、デジタル画像データを得られるものであればどのようなカメラを用いるようにしてもよい。また、カメラ81の個数も任意である。
カメラ画像表示部82は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイとして構成され、例えば、カメラ81の取得画像、撮影画像に合成する合成用画像、撮影結果として保存される撮影画像、または撮影作業の手順を案内する案内画像等、撮影作業に関する画像を表示するモニタである。
ストロボ61乃至ストロボ67は、複数の、蛍光灯およびストロボ発光可能な照明装置などにより構成され、撮影空間を明るくし、操作性や安全性を確保するために、撮影空間を常時照らすとともに、撮影画像の画質を向上させるために、撮影タイミングに対応するタイミングでストロボ発光し、撮影されるユーザに向けて光を照射する。
また、ストロボ65の右側には、タッチパネルモニタ83が設けられている。タッチパネルモニタ83は、例えば、タッチパネルを内蔵するディスプレイとして構成される。タッチパネルモニタ83には、ディスプレイに表示される各種の選択に対して、決定するときに操作される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするときに操作される「×ボタン」、またカーソル等を上下左右に移動するときに操作される「矢印ボタン」等が適宜配置される。
荷物置場84は、撮影時におけるユーザの手荷物や衣類等の置き場所として利用する棚である。荷物置場84は、撮影の邪魔にならないような位置、すなわち、ユーザが撮影ポーズをとるのに邪魔にならず、かつ、ストロボ61乃至ストロボ67の光の照射の妨げとならない位置に設けられている。
図4は、撮影空間内において、撮影ユニット21の正面21aと対向する面を示す図である。撮影空間において、ユーザは、基本的にこの面を背にして撮影作業を行う。写真シール作成装置10における撮影時には、必要に応じて背景ユニット22に格納されている複数の背景カーテンのうち所定の背景カーテンが図中下方向に引き出され、ストロボ68とストロボ69が光を照射するようになされている。
図5は、第1編集空間において編集ユニット24を正面から見た図である。上述したように、編集ユニット24の地面に対して垂直な面24aには照明44が設けられ、編集ユニット24の斜面24bには、タブレット内蔵モニタ41が設けられ、その左右にはタッチペン42−1、およびタッチペン42−2が設けられる。撮影空間において撮影を終えたユーザは、第1編集空間(または第2編集空間)に立って、タブレット内蔵モニタ41に表示された画像を、タッチペン42−1、タッチペン42−2を用いて編集する。
図6は、編集ユニット24を側面から見た図である。上述したように、編集ユニット24の側面24dには、シール紙排出口45が設けられており、同図の図中左側が第1編集空間となり、図中右側が第2編集空間となる。すなわち、写真シール作成装置10においては、撮影空間において撮影を終えたユーザが、第1編集空間と、第2編集空間にそれぞれ1組(グループ)ずつ立って、2組のユーザが同時に編集を行うことが可能となるようになされている。
図7は、写真シール作成装置10の内部構成例を示すブロック図である。以上において説明した部分と同じ部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。
図7に示されるように、写真シール作成装置10は、写真シール作成装置10の装置全体を制御する処理部である制御装置141を有しており、その制御装置141には、記憶部142、通信部143、ドライブ144、ROM(Read Only Memory)146、RAM(Random Access Memory)147、撮影部151、編集部152、およびプリンタ153がそれぞれバスなどを介して接続される。
記憶部142は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等のような不揮発性の記録媒体を有しており、制御装置141より供給される画像データや各種設定情報をその記録媒体に保存したり、記録媒体に記録されている設定情報を読み出して制御装置141に供給したりする。
通信部143は、例えばインターネットや公衆電話回線網等のような外部のネットワーク(図示せず)を介して、または単に通信ケーブル(図示せず)を介して、他の通信装置(図示せず)に接続され、制御装置141に制御されて、他の通信装置と通信を行う。例えば、通信部143は、制御装置141より供給される送信情報を他の通信装置に送信したり、他の通信装置より供給された受信情報を制御装置141に供給したりする。
ドライブ144には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM、DVDを含む)、光磁気ディスク、および、半導体メモリ等のリムーバブルメディア145が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムやデータが、必要に応じて制御装置141に供給され、記憶部142等に保存されたり、インストールされたりする。
ROM146には、制御装置141において実行されるプログラムやデータが予め格納されており、ROM146は、制御装置141の指示に基づいて、プログラムやデータを制御装置141に供給する。RAM147は、制御装置141が処理するデータやプログラムを一時的に保持する。
撮影部151は、撮影ユニット21に関するブロックであり、硬貨処理部161、照明装置162、カメラ81、カメラ画像表示部82、タッチパネルモニタ83、スピーカ163、背景ユニット制御部164、およびカーテン部165を有する。
硬貨処理部161は、硬貨投入排出部85と接続され、硬貨の投入、選別、および排出等に関する処理を行う。例えば、ユーザにより硬貨投入排出部85に、写真シール作成ゲームの代金として所定の金額の硬貨が投入されると、硬貨処理部161は、その金額を算出したり、その算出結果に基づいて、写真シール作成ゲームを開始させる起動信号を制御装置141に供給したり、お釣りの返却や、不正な硬貨の排出等の処理を行ったりする。
照明装置162は、天井ストロボ60、およびストロボ61乃至ストロボ69と接続され、制御装置141より供給される照明制御信号に基づいて、これらを点灯させたり、消灯させたり、またはフラッシュ光を発光させたりする。
カメラ81は、上述したように、撮影ユニット21の正面21aの中央付近に配置され、制御装置141に制御されて撮影空間内の被写体(ユーザ)の撮影を行う。例えば、カメラ81は、制御装置141の制御の下、取り込んだ取得画像を画像データとして制御装置141に供給する。また、カメラ81は、制御装置141より供給されるシャッタ制御信号に基づいて、メカシャッタを動作させる等して、撮影画像の取得を行う。その撮影画像の画像データも取得画像の画像データと同様に、制御装置141に供給される。
カメラ画像表示部82は、カメラ81の近傍に配置されたモニタであり、制御装置141より供給されるRGB信号に基づいた撮影作業に関する画像を表示する。
タッチパネルモニタ83は、制御装置141より供給されるRGB信号に基づいた撮影作業に関する画像を表示する。タッチパネルモニタ83の表面には、例えば、無色透明のタッチパネルが重畳されており、ユーザが、自分自身の指等を用いてこのタッチパネルにタップ(接触または近接)すると、その位置情報が制御装置141に供給される。制御装置141は、その位置情報を解析し、表示画像に対してユーザが入力した情報や指示を特定し、受け付ける。
スピーカ163は、例えば、撮影ユニット21等の、撮影空間内の所定の場所に設けられ、制御装置141より供給される音声信号の音声(撮影作業の案内音声、効果音、またはBGM等)を出力する。
背景ユニット制御部164は、例えば、背景ユニット22の内部に設けられ、制御装置141の制御に基づいてカーテン部165の動作を制御する。カーテン部165は、背景ユニット22の内部に設けられ、互いに色や模様の異なる複数の背景カーテンを有し、背景ユニット制御部164の制御に基づいて、それらの上げ下げを行い、選択された背景カーテンを撮影空間の内側側面であって、撮影ユニット21の正面21aと対向する側面に吊設する。なお、背景カーテンは、画像合成のための、特定の色(クロマキーとなる色)の一種類のカーテンのみとされ、静止画または動画の複数の合成用画像が適宜合成されるようにしてもよい。
編集部152は、編集ユニット24に関するブロックであり、タブレット内蔵モニタ41、タッチペン42−1、タッチペン42−2、およびスピーカ173を有する。
タブレット内蔵モニタ41は、編集用モニタ171およびタブレット172から構成される。編集用モニタ171は、制御装置141より供給されるRGB信号に対応する、編集入力用のGUIや撮影画像等、編集に関する画像の表示を行う。この編集用モニタ171の画面表示部分には、タッチペン42−1またはタッチペン42−2により指示された位置を検出するための無色透明のタブレット172(またはタッチパネル)が重畳されている。
ユーザが、タッチペン42−1またはタッチペン42−2を操作してこのタブレット172にタップ(接触または近接)すると、その位置情報が制御装置141に供給される。制御装置141は、その位置情報を解析し、表示画像に対してユーザが入力した情報や指示を特定し、受け付ける。つまり、撮影画像(撮影画像を用いて作成された合成画像)に対する編集入力は、これらの構成を用いて行われる。
スピーカ173は、制御装置141より供給される音声信号の音声(編集作業の案内音声、効果音、またはBGM等)を出力する。
プリンタ153は、制御装置141より印刷用の画像を印刷データとして取得すると、その印刷用の画像をシール紙ユニット181より取り出したシール紙182に印刷する。プリンタ153は、その印刷されたシール紙182を写真シールとしてシール紙排出口45より排出し、ユーザに提供する。
次に、制御装置141について説明する。図8は、制御装置141の機能的構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、制御装置141は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金(硬貨)に関する処理を行う硬貨投入受付処理部201、ユーザを撮影する撮影作業に関する処理を行う撮影処理部202、撮影画像に対する編集作業に関する処理を行う編集処理部203、シール紙182への画像印刷に関する処理を行う印刷処理部204、および事後接客に関する処理を行う事後接客処理部205を有する。
撮影処理部202は、撮影コース選択部211、Aコース処理部212、およびBコース処理部213を有する。
撮影コース選択部211は、ユーザの操作に応じて、撮影コースを選択する。
ここで、撮影コースとは、写真シール作成ゲームにおいて、撮影方法によって分けられたゲーム(撮影作業)の種類であって、例えば、AコースとBコースが予め設定されているものとする。
Aコースは、例えば、主に写真シール機をあまり利用したことがないユーザ(初心者やライトユーザ)に適した撮影コースとされ、Aコースにおいては、ユーザに、「写り」や「明るさ」等を選択させず、自動的に撮影に関する各種の設定値が調整されるようになされている。
Bコースは、例えば、写真シール機をよく利用するユーザ(ヘビーユーザ)に適した撮影コースとされ、Bコースにおいては、ユーザに、「写り」や「明るさ」等を選択させ、ユーザによる選択に基づいて撮影に関する各種の設定値が調整されるようになされている。
ここで、「写り」とは、撮影画像におけるクロマキーの値など画質に関する所定のパラメータを調整することを表しており、例えば、「ふんわり」や「くっきり」等の予め用意された所定の数のイメージ画像のそれぞれに対応する画質に関するパラメータ値が記憶部142に予め記憶されている。例えば、「写り」として「ふんわり」が選択された場合、記憶部142に記憶されている情報に基づいて、「ふんわり」のイメージ画像に対応する画質に関するパラメータ値が設定されるようになされている。また、「明るさ」も「写り」と同様に、画質に関する所定のパラメータを調整することを表しており、例えば、「美白」や「美黒」等の所定の数のイメージ画像のそれぞれに対応する画質に関するパラメータ値が記憶部142に予め記憶されており、例えば、「明るさ」として「美白」が選択された場合、「美白」のイメージ画像に対応する画質に関するパラメータ値が設定されるようになされている。
すなわち、Bコースにおいては、例えば、ユーザがタッチパネルモニタ83などに表示される複数のモデルのイメージ画像のうち、自分が好みのイメージ画像を選択することで、「写り」や「明るさ」に対応する画質のパラメータが設定される。一方、Aコースにおいては、「写り」や「明るさ」の選択が行われない。
また、Aコースにおいては、被写体の画像に合成される背景画像が自動的に選択されるようになされている。一方、Bコースにおいては、被写体の画像に合成される背景画像を、ユーザが選択できるようになされている。写真シールにおいては、通常、被写体の画像に背景画像が合成される。この背景画像は、被写体の画像と合成される画像であり、主に被写体の背景となる絵や模様などにより構成される画像であるが、ここでいう背景とは、被写体との位置関係を示すものではなく、被写体の後ろ側だけでなく、前に位置するように合成される画像も含む。写真シール作成装置10において用いることができる背景画像は、記憶部142に予め記憶されている。
Aコース処理部212は、撮影コース選択部211によりAコースが選択された場合、Aコースの撮影処理を行う。Aコース処理部212は、例えば、ユーザが好む写真シールの背景画像や画質などを予め設定されたテーマに分けて複数提示し、それらのテーマの中からユーザが選択したテーマに対応する撮影処理を行うようになされている。
例えば、「レディ定番」、「レディおすすめ」、「ガールズ定番」および「ガールズおすすめ」の4つのテーマが予め設定されているものとする。ここでテーマは、例えば、モデルの服装や髪型、またはモデルの服装や髪の色合いなどに基づいて「レディ」と「ガールズ」に分けられる。「レディ」に分類されたモデルを被写体として撮影した画像に、所定の背景画像を合成し、「写り」や「明るさ」に対応する画質などを調整して得られる画像であって、そのモデルがきれいにみえる画像を複数用意しておく。これらの画像のうち、例えば、写真シールの見本などでよく用いられる背景画像と画質の組み合わせを有する画像を「レディ定番」とし、それ以外の画像を「レディおすすめ」とする。同様に、「ガールズ」に分類されたモデルを被写体として撮影した画像に、所定の背景画像を合成し、画質などを調整して得られる画像であって、そのモデルがきれいにみえる画像を複数用意し、これらの画像のうち、例えば、写真シールの見本などでよく用いられる背景画像と画質の組み合わせを有する画像を「ガールズ定番」とし、それ以外の画像を「ガールズおすすめ」とする。
なお、4つのテーマに対応する画像は複数用意される。例えば、「レディ定番」に分類された画像の中で、背景画像として背景画像Aが用いられ、画質として、「写り」や「明るさ」に対応する画質に関するパラメータがそれぞれ第1のパラメータ値に設定されたもの、背景画像として背景画像Bが用いられ、画質として、「写り」や「明るさ」に対応する画質に関するパラメータがそれぞれ第2のパラメータ値に設定されたもの、・・・などのように、それぞれのテーマにおいて複数の画像が用意される。
このようにして分類された、4つのテーマに対応する画像がそれぞれ、記憶部142に予め記憶されており、Aコース処理部212は、例えば、タッチパネルモニタ83に4つのテーマに対応する複数の画像をそれぞれ表示し、ユーザにテーマを選択させる。なお、記憶部142には、それぞれの画像と対応付けられて、その画像に合成された背景画像を特定する情報、およびその画像における「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値も記憶されている。そしてユーザにより選択されたテーマに分類された複数の画像のそれぞれと同じ、背景画像を合成し、また、「写り」や「明るさ」に対応する画質に関するパラメータを同じ値に設定してユーザを撮影する。すなわち、ユーザが選択したテーマに対応する画像の数だけ、ユーザを被写体とした撮影処理が行われる。
このようにすることで、ユーザは、「写り」や「明るさ」の選択の操作を行うことなく、また、背景画像の選択を行うことなく、バリエーションに富んだ美しい画像を撮影することが可能となる。
ここでは、ユーザに、「写り」や「明るさ」の選択の操作を行わせない例について説明したが、例えば、ユーザに「写り」の選択の操作は行わせず、「明るさ」の選択の操作は行わせるようにしてもよい。
なお、テーマの数や分類は、上述したものに限られるものではない。
Bコース処理部213は、撮影コース選択部211によりBコースが選択された場合、Bコースの撮影処理を行う。Bコース処理部213は、例えば、予め撮影されて記憶部142に記憶されているモデルのイメージ画像であって、「ふんわり」や「くっきり」等に対応する画像を、タッチパネルモニタ83に表示させ、それらの画像の中からユーザが好みのものを選択させることで、ユーザに「写り」を選択させる。また、Bコース処理部213は、例えば、やはり予め撮影されて記憶部142に記憶されているモデルのイメージ画像であって、「美白」や「美黒」等に対応する画像をタッチパネルモニタ83に表示させ、それらの画像の中からユーザが好みのものを選択させることで、ユーザに「明るさ」を選択させる。
また、Bコース処理部213は、被写体の画像に合成可能な背景画像を、予め設定された複数の背景の種類に分類して提示し、ユーザに背景画像を選択させるようになされている。例えば、背景画像を、「ヨコプリ」、「オーラ」、「フレーム」、および「ノーマル」の4つの背景の種類に分類し、それら4つの種類に分類された複数の背景画像を合成したモデルの画像をタッチパネルモニタ83に表示させ、それらの画像の中からユーザが好みのものを選択させることで、ユーザに背景画像を選択させる。なお、4つの種類に分類された複数の背景画像は、予め撮影されて記憶部142に記憶されている。
なお、背景画像の分類は、上述したものに限られるものではない。
そしてBコース処理部213は、ユーザにより選択された「写り」や「明るさ」に対応する画質に関するパラメータを同じ値に設定し、かつユーザにより選択された背景画像を合成してユーザを撮影する。すなわち、ユーザが選択した背景画像に対応する画像の数だけ、ユーザを被写体とした撮影処理が行われる。
このようにすることで、ユーザは、「写り」や「明るさ」を自分の好みに合わせて、また、背景画像を自分の好みに合わせて選択し、バリエーションに富んだ美しい画像を撮影することが可能となる。
編集処理部203は、タブレット内蔵モニタ41の編集用モニタ171に表示される各種の画面の表示を制御し、また、タッチペン42−1、またはタッチペン42−2の操作に基づいてタブレット172を介して受け付けられた編集入力に基づいて撮影画像を編集する。
印刷処理部204は、編集処理部203の処理を経て編集された画像を、写真シール紙に印刷する処理を行う。
事後接客処理部205は、例えば、編集処理を終えたユーザが待ち時間に行うゲーム等に関する処理を制御する。
次に、写真シール作成ゲームの流れについて、図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11において、制御装置141の撮影処理部202は、撮影ユニット21のタッチパネルモニタ83にデモ画面を表示させる。このデモ画面は、ユーザが代金を支払うことでゲームが開始されるまで表示される。
写真シール作成ゲームを行うユーザは撮影空間に入り、最初に、撮影ユニット21の硬貨投入排出部85にコインを投入し、ゲームの代金を支払う。制御装置141の硬貨投入受付処理部201は、ステップS12において、硬化が投入されたか否かを判定し、正当な代金の硬化が投入されたと判定した場合、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13において、撮影コース選択部211は、上述したAコースまたはBコースの選択の選択を受け付け、選択されたコースを判定する。
例えば、撮影コース選択部211は、Aコースを「おすすめセット撮影コース」、Bコースを「こだわり撮影コース」として、「おすすめセット撮影コース」または「こだわり撮影コース」のいずれかの選択を促す画面をタッチパネルモニタ83に表示させる。タッチパネルモニタ83に表示された「おすすめセット撮影コース」または「こだわり撮影コース」に対応するボタン、アイコンなどのうち、ユーザがタップしたものが、「おすすめセット撮影コース」に対応するボタン、アイコンなどであった場合、ステップS13の処理では、Aコースが選択されたと判定され、処理は、ステップS14に進む。一方、ユーザがタップしたものが、「こだわり撮影コース」に対応するボタン、アイコンなどであった場合、ステップS13の処理では、Bコースが選択されたと判定され、処理は、ステップS15に進む。
ここで、図10のフローチャートを参照して、図9のステップS14のおすすめセット撮影処理の詳細について説明する。
ステップS51において、Aコース処理部212は、複数のテーマを表示する。ここでは、テーマとして「レディ定番」、「レディおすすめ」、「ガールズ定番」および「ガールズおすすめ」の4つのテーマが設定されているものとする。
このとき、例えば、図11に示されるような画面がタッチパネルモニタ83に表示される。この例では、4つのテーマに対応するタブ301乃至タブ304が表示されており、タブ301は、「レディ定番」、タブ302は、「レディおすすめ」、タブ303は、「ガールズ定番」、タブ304は、「ガールズおすすめ」にそれぞれ対応している。図11の例では、タブ301が選択されており、テーマ「レディ定番」に対応する画像321乃至画像328が表示されている。
なお、画像321乃至画像328は、それぞれ「レディ」に分類されたモデルを被写体として撮影した画像に、所定の背景画像を合成し、「写り」や「明るさ」に対応する画質などを調整して得られる8つの画像であって、そのモデルがきれいにみえる画像のうち、例えば、写真シールの見本などでよく用いられる背景画像と画質の組み合わせを有する画像とされる。
例えば、背景画像そのものと、「写り」や「明るさ」を表す情報(例えば、「ふんわり」、「美白」)が表示されるようにしてもよいが、実際にモデルを撮影したイメージ画像を表示した方が、よりユーザにとって分かりやすい。さらに、モデルのイメージ画像を表示することで、ユーザは、モデルのポーズなども参考にして撮影を行うことも可能となる。すなわち、ユーザは、例えば、表示された画像321乃至画像328に写ったモデルを自分に置き換えて、実際に作成される写真シールを具体的にイメージすることができる。
さらに、テーマ毎にモデルのイメージ画像が、タッチパネルモニタ83の画面に大きく表示されるので、ユーザに、モデルのイメージ画像を詳細に確認させることができる。
また、タブ301の場合と同様に、タブ302が選択された場合、テーマ「レディおすすめ」に対応する8つの画像が表示され、タブ303が選択された場合、テーマ「ガールズ定番」に対応する8つの画像が表示され、タブ304が選択された場合、テーマ「ガールズおすすめ」に対応する8つの画像が表示されるようになされている。
図12は、ステップS51においてタッチパネルモニタ83に表示される画面の別の例を示す図である。この例では、画面の中に4つのテーマに対応する領域320、領域330、領域340、および領域350が設けられており、領域320には、テーマ「レディ定番」に対応する画像321乃至画像328が表示され、領域330には、テーマ「レディおすすめ」に対応する画像331乃至画像338が表示され、領域340には、テーマ「ガールズ定番」に対応する画像341乃至画像348が表示されており、領域350には、テーマ「ガールズおすすめ」に対応する画像351乃至画像358が表示されている。
図12に示されるように、テーマ毎にモデルのイメージ画像を一覧表示すれば、各テーマにおいて撮影される画像のイメージ、および各テーマの背景画像を、ユーザに瞬時に認識させることができ、ユーザによる選択の操作がより簡素化される。
図11または図12において、画面上部には、「どのおすすめセットにする?」と表示されており、上述した4つのテーマのそれぞれを、ユーザに「おすすめセット」として選択させる。上述したように、ユーザが選択したテーマに対応する画像の数(図中の場合、8)だけ、ユーザを被写体とした撮影が行われるので、各画像の背景画像と画質(「写り」や「明るさ」など)に対応する8回の撮影を、セットとしてユーザに選択させる。
ユーザは、タッチパネルモニタ83に表示された、各テーマ(「おすすめセット」)に対応するそれぞれ8つの画像を確認し、気に入った画像のテーマを選択する。なお、テーマを選択する操作は、図示せぬ「決定」ボタンなどをユーザが押下することなどにより行われる。
例えば、図11の例の場合、タブ301乃至304のいずれかが選択されている状態で、または、選択されたタブに対応して表示された画像のいずれかが選択されている状態で、「決定」ボタンをユーザが押下することによりテーマの選択が行われる。図12の場合、各テーマに対応する領域320、領域330、領域340、および領域350の枠、または領域320、領域330、領域340、および領域350の領域内に表示された画像のいずれかが選択されている状態で、「決定」ボタンをユーザが押下することによりテーマの選択が行われる。
あるいはまた、「決定」ボタンを押下することなく、タブ、各領域の枠、またはタブに対応して表示される画像、若しくは領域内に表示された画像のいずれかを選択する操作のみでテーマの選択が行われるようにしてもよい。
図11と図12では、各テーマについて、それぞれ8つ画像が表示される例について説明したが、表示される画像の数は8に限られるものではない。例えば、テーマ「レディ定番」に対応する画像として記憶部142に記憶されているN個の画像のうち、任意のM個の画像が抽出されて、タブ301に対応する画像、または領域320に表示される画像として表示されるようにしてもよい。
あるいはまた、各テーマに対応する複数の画像から所定の数(例えば、8)の画像を、複数のパターン抽出しておき、それらのパターンが順に表示されるようにしてもよい。例えば、図13に示されるように、テーマ「レディ定番」に対応するパターンとして、画像A1乃至画像A8で構成されるパターンAと、画像B1乃至画像B8で構成されるパターンBと、画像C1乃至画像C8で構成されるパターンCを予め記憶部142に記憶させておき、例えば、第1組目のユーザの撮影処理では、パターンAがテーマ「レディ定番」に対応する8つの画像として表示され、第2組目のユーザの撮影処理では、パターンBがテーマ「レディ定番」に対応する8つの画像として表示され、第3組目のユーザの撮影処理では、パターンCがテーマ「レディ定番」に対応する8つの画像として表示されるようにしてもよい。
さらに、後述するこだわり撮影処理において選択された背景画像と画質(「写り」や「明るさ」など)のうち、最も多く選択されたものから順に、所定の枚数だけ画像が表示されるようにすることも可能である。詳細は後述するが、こだわり撮影処理においては、ユーザにより背景画像が選択される。例えば、背景画像のそれぞれを、予め上述した4つのテーマのいずれかに対応づけておき、こだわり撮影処理において選択された背景画像の中で選択された回数が多いものから順に、ランキング形式で各テーマの画像が表示されるようにしてもよい。
ランキング形式で各テーマの画像を表示する場合、例えば、図12の画像321として、テーマ「レディ定番」に対応付けられた複数の背景画像のうち、こだわり撮影コースを選択したユーザが最も多く選択した背景画像が合成されたモデルのイメージ画像が表示され、画像322として、テーマ「レディ定番」に対応付けられた複数の背景画像のうち、こだわり撮影コースを選択したユーザが2番目に多く選択した背景画像が合成されたモデルのイメージ画像が表示され、・・・画像331として、テーマ「レディおすすめ」に対応付けられた複数の背景画像のうち、こだわり撮影コースを選択したユーザが最も多く選択した背景画像が合成されたモデルのイメージ画像が表示され、・・・のようになる。
なお、ランキング形式で各テーマの画像を表示する場合の「写り」や「明るさ」の設定は、例えば、こだわり撮影コースを選択したユーザがその背景画像とともに設定した「写り」や「明るさ」とされてもよいし、その背景画像に対応したデフォルトの「写り」や「明るさ」として予め記憶部142に記憶されている「写り」や「明るさ」とされてもよい。
このようにすることで、例えば、ユーザが、次回ゲームを行うときに、前回と違うイメージ画像が表示される。すなわち、ユーザがゲームを行う都度、違うイメージ画像が表示されるようにすることができるのでユーザを飽きさせないようにすることができ、リピータ率を向上させることができる。
あるいはまた、テーマを選択させるために画面に表示される各テーマの画像は、常に同じ画像とされ、実際に撮影される画像の背景画像、「写り」や「明るさ」などが、ユーザがゲームを行う都度変更されるようにしてもよい。例えば、テーマを選択させるためにタッチパネルモニタ83の画面に表示される各テーマの画像は、図12に示される1種類の画面とされ、撮影が行われるとき、カメラ画像表示部82などに図13を参照して上述したようなパターンの画像が順次表示され、カメラ画像表示部82に表示された画像(モデルのイメージ画像)に対応する背景画像、「写り」や「明るさ」などが設定されてユーザが撮影されるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、装置の負荷を軽減することができる。
また、図11または図12に示される画面に代えて、図14に示されるような画面が表示されるようにしてもよい。
図14の例では、画面中央上側に、「どのセットにする?」と表示されており、領域360の小領域360aには「レディおすすめセット」と表示されており、小領域360bには「レディのおすすめセットだよ」と表示されており、モデルの画像360cも表示されている。画像360cは、例えば、レディに分類されたモデルの画像とされる。
領域360に表示された画像361乃至画像369はそれぞれテーマ「レディおすすめ」に対応するモデルのイメージ画像とされる。
また、領域370の小領域370aには「レディランキングセット」と表示されており、小領域370bには「みんなに人気のセットだよ」と表示されており、モデルの画像370cも表示されている。画像370cは、例えば、レディに分類されたモデルの画像とされる。
領域370に表示された画像371乃至画像379は、それぞれテーマ「レディおすすめ」、またはテーマ「レディ定番」に対応付けられた複数の背景画像のうち、こだわり撮影コースを選択したユーザが選択した背景画像が合成されたモデルのイメージ画像が、選択された回数の多い順に表示された(ランキング表示された)画像とされる。
また、領域380の小領域380aには「ガールズおすすめセット」と表示されており、小領域380bには「ガールズのおすすめを集めたよ」と表示されており、モデルの画像380cも表示されている。画像380cは、例えば、ガールズに分類されたモデルの画像とされる。
領域380に表示された画像381乃至画像389はそれぞれテーマ「ガールズおすすめ」に対応するモデルのイメージ画像とされる。
また、領域390の小領域390aには「ガールズランキングセット」と表示されており、小領域390bには「みんなに人気のセットだよ」と表示されており、モデルの画像390cも表示されている。画像390cは、例えば、ガールズに分類されたモデルの画像とされる。
領域390に表示された画像391乃至画像399は、それぞれテーマ「ガールズおすすめ」、またはテーマ「ガールズ定番」に対応付けられた複数の背景画像のうち、こだわり撮影コースを選択したユーザが選択した背景画像が合成されたモデルのイメージ画像が、選択された回数の多い順に表示された(ランキング表示された)画像とされる。
このように、「レディおすすめ」、「ガールズおすすめ」など予め定められたセット(イメージ画像の組み合わせ)とともにランキング表示がなされるようにしてもよい。また、画像360c乃至画像390cに示されるように、モデルの画像を表示し、小領域360b乃至390bに示されるように、各領域の説明を表示させることで、より分かりやすい画面を提示することができる。
図10に戻って、ステップS51の処理の後、ステップS52において、Aコース処理部212は、テーマが選択されたか否かを判定する。図11または図12を参照して上述した4つのテーマのうちのいずれかが選択された場合、ステップS52では、テーマが選択されたと判定され、処理は、ステップS54に進む。
一方、ステップS51の処理の後、所定の時間が経過してもいずれのテーマも選択されなかった場合、ステップS52では、テーマが選択されなかったと判定され、処理は、ステップS53に進み、デフォルトのテーマが選択されたものとみなされる。例えば、ステップS51の処理の後、所定の時間が経過してもいずれのテーマも選択されなかった場合、ユーザがテーマ「レディ定番」を選択したものとみなして、Aコース処理部212は、ステップS54に処理を進める。
ステップS54において、Aコース処理部212は、選択されたテーマに対応するN個(図11または図12の例では、8個、図14の例では、9個)の画像のうちの第X番目の画像の背景画像と画質(「写り」や「明るさ」など)を読み出す。ここで、変数Xの初期値は1とされる。
例えば、図11または図12の例において、テーマ「レディ定番」が選択された場合、最初に、第1番目の画像である画像321に合成されている背景画像と、画像321における「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値が記憶部142から読み出される。
ステップS55において、Aコース処理部212は、カメラ画像表示部82に、カメラ81により取得されたユーザの動画像を、ライブビュー画像として表示する。
ステップS56において、Aコース処理部212は、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82にカウントダウンインジケータを表示させ、ユーザを撮影する。いまの場合、第1回目の撮影となる。このとき、ステップS54で読み出された背景画像が合成され、また、「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値が設定されて撮影が行われることになる。
ステップS57において、Aコース処理部212は、ステップS56の処理で撮影された画像を、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82に表示させ、ユーザに確認させる。
ステップS58において、Aコース処理部212は、N回の撮影が行われたか否かを判定する。ここでNは、各テーマにおいてセットとして撮影される撮影回数に対応する数値であり、図11または図12の例の場合、Nの値は8となる。図14の例の場合、Nの値は9となる。
ステップS58では、変数Xの値がN未満であれば、まだN回の撮影が行われていないと判定され、処理は、ステップS59に進んで変数Xの値が1だけインクリメントされて、処理は、ステップS54に戻るが、このときには、画像322に合成されている背景画像と、画像322における「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値が記憶部142から読み出される。
そして、ステップS55の処理を経てステップS52で第2回目の撮影が行われ、ステップS57、ステップS58の処理へ進む。
第1回目の撮影では、画像321に合成されている背景画像と、画像321における「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値が記憶部142から読み出されて撮影が行われ、第2回目の撮影では、画像322に合成されている背景画像と、画像322における「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値が記憶部142から読み出されて撮影が行われるので、第1回目の撮影と第2回目の撮影では、例えば、異なる「写り」や「明るさ」が設定され、異なる背景画像が合成された画像が撮影されることになる。このようにユーザは、都度、「写り」、「明るさ」、背景画像などを変更することなく、それぞれ異なる「写り」や「明るさ」が設定され、異なる背景画像が合成された画像を合計N回撮影することが可能となる。
このように、ステップS58でN回の撮影が行われたと判定されるまで、ステップS54乃至S58の処理が繰り返し実行されることになる。ステップS58でN回の撮影が行われたと判定された場合、処理は、ステップS60に進む。
なお、ステップS58では、撮影時間として設定されている所定の時間が経過したか否かを判定するようにし、所定の時間が経過した場合、処理はステップS60に進むようにしてもよい。
ステップS60において、Aコース処理部212は、ステップS56の処理で撮影されたN個の画像を、タッチパネルモニタ83に表示させ、それらN個の画像の中から、この後編集を行う、編集対象用画像を予め設定された所定の数だけ選択させ、選択された画像を記憶部142に記憶させる。
このようにして、おすすめセット撮影処理が行われる。図11または図12を参照して上述したように、画面に表示された画像に基づいて1つのテーマを選択することにより、例えば、8回分の撮影において用いられる背景画像と画質の組み合わせを一括して選択して設定することができるので、初心者やライトユーザであっても、バリエーションに富んだ写真シールを簡単に作成することが可能となる。また、都度、「写り」、「明るさ」、背景画像を変更するなどの操作が必要ないので、操作に不慣れな初心者やライトユーザであっても、短時間でユーザが満足する画像を得ることも可能となる。
ここでは、おすすめセット撮影処理において、例えば、各テーマの8つの画像は、背景画像と、「写り」や「明るさ」とがそれぞれ異なる複数の画像が用意されているものとして説明したが、必ずしも「写り」や「明るさ」に対応する画質に関するパラメータ値が8つの画像のそれぞれにおいて異なる値に設定される必要はない。例えば、各テーマの8つの画像における、「写り」や「明るさ」は一定とされ、背景画像のみが異なるようにされても構わない。
また、おすすめセット撮影処理では、テーマを選択させることで一括してバリエーションに富んだ背景画像を選択できるようにしたので、初心者やライトユーザだけでなく、ヘビーユーザも満足させることができる。ヘビーユーザは、背景画像、「写り」や「明るさ」などにおいて自分の好みがはっきりしており、自分らしいこだわりのある写真シールを作成したいと考えることが多い。
例えば、ヘビーユーザとライトユーザがペアになってゲームを行う場合、ヘビーユーザが、背景画像、「写り」や「明るさ」などの選択の操作を行えば、撮影の都度、背景画像、「写り」や「明るさ」などの選択を行ってもスムーズに撮影することが可能と考えられる。しかしながら、ヘビーユーザ同士がペアになってゲームを行う場合、互いの好みが一致しないときは、背景画像、「写り」や「明るさ」などの選択について意見が合わず、かえってスムーズに撮影することができない場合がある。
このような場合、背景画像、「写り」や「明るさ」などの選択をユーザに行わせることなく、装置により自動的に背景画像、「写り」や「明るさ」などの選択が行われるようにしてもよいが、従来の写真シール作成装置のように、ありふれた画像を撮影させたのでは、こだわりをもったヘビーユーザを満足させることはできない。また、仮に、背景画像、「写り」や「明るさ」などがランダムに設定されるような撮影コースがあったとしても、統一感のない画像が撮影されることになり、そのような画像では、やはりこだわりをもったヘビーユーザを満足させる画像を撮影することができない。
本発明の写真シール作成装置においては、上述したおすすめセット撮影処理により複数のテーマに対応した複数の種類の背景画像、「写り」や「明るさ」などを一括して選択して設定することができるので、例えば、互いの好みが一致しないヘビーユーザ同士がペアになってゲームを行う場合であっても、選択すべきテーマさえ決まれば、スムーズに撮影を行うことが可能となる。また、選択されたテーマに基づいて撮影された画像は、背景画像、「写り」や「明るさ」などが充分考慮されて予め設定されているので、ありふれた画像や統一感のない画像とはならず、こだわりをもったヘビーユーザを満足させる画像を撮影することも可能となる。
次に、図15と図16のフローチャートを参照して、図9のステップS15のこだわり撮影処理の詳細な例について説明する。
ステップS81において、Bコース処理部213は、「写り」、「明るさ」が選択されたか否かを判定する。このとき、例えば、予め撮影されて記憶部142に記憶されているモデルのイメージ画像であって、「ふんわり」や「くっきり」等に対応する画像を、タッチパネルモニタ83に表示させ、また、予め撮影されて記憶部142に記憶されているモデルのイメージ画像であって、「美白」や「美黒」等に対応する画像をタッチパネルモニタ83に表示させる。
あるいはまた、「ふんわり」や「くっきり」等に対応するボタン、また、「美白」や「美黒」等に対応するボタンなどが表示されるようにしてもよい。
そしてそれらの画像またはボタンなどの中からユーザが好みのものを選択させることで、ユーザに「写り」、「明るさ」を選択させる。
「写り」として、「ふんわり」や「くっきり」などのうちのいずれかに対応する画像またはボタンが選択され、「明るさ」として「美白」や「美黒」などのうちのいずれかに対応する画像またはボタンがユーザによりタップされた場合、ステップS81では、「写り」、「明るさ」選択されたと判定され、処理は、ステップS83に進む。
一方、こだわり撮影処理が開始された後、所定の時間が経過しても、「写り」または「明るさ」としていずれの画像またはボタンもタップされなかった場合、ステップS81では、「写り」、「明るさ」が選択されなかったと判定され、処理は、ステップS82に進み、デフォルトの「写り」または「明るさ」が選択されたものとみなされる。例えば、こだわり撮影処理が開始された後、所定の時間が経過しても「写り」が選択されなかった場合、ユーザが「ふんわり」を選択したものとみなし、また、こだわり撮影処理が開始された後、所定の時間が経過しても「明るさ」が選択されなかった場合、ユーザが「美白」を選択したものとみなして、Bコース処理部213は、ステップS83に処理を進める。
ステップS83において、Bコース処理部213は、ステップS81で選択されたと判定された「写り」、「明るさ」またはステップS82で選択されたとみなした「写り」、「明るさ」を設定する。具体的には、「ふんわり」や「くっきり」、「美白」や「美黒」などに対応する値のパラメータ値がこの後、撮影される画像の画質に関するパラメータ値として設定されることになる。
ステップS84において、Bコース処理部213は、タッチパネルモニタ83に、背景画像を表示させ、ユーザに背景画像を選択させる。
このとき、例えば、図17乃至図20に示されるような画面がタッチパネルモニタ83に表示される。
図17の例では、タブ401乃至タブ404のうち、タブ401が選択されている。タブ401は、「ヨコプリ」に対応する画像を表示させるためのタブであり、この例では、画像421乃至画像436の16個の画像が「ヨコプリ」に対応する画像として表示されている。ここで、「ヨコプリ」とは、例えば、通常シール紙に縦に印刷される画像を横に印刷する場合に適した背景画像である。
画像421乃至画像436の16個の画像は、それぞれモデルが被写体として撮影された画像に対して背景画像が合成された状態の画像であるが、ユーザが画像421乃至画像436のうちのいずれかを選択した場合、その画像において用いられた背景画像が記憶部142から読み出されることになる。
図18の例では、タブ401乃至タブ404のうち、タブ402が選択されている。タブ403は、「オーラ」に対応する画像を表示させるためのタブであり、この例では、16個の画像が「オーラ」に対応する画像として表示されている。ここで、「オーラ」とは、例えば、被写体の輪郭を彩るのに適した背景画像などである。
図19の例では、タブ401乃至タブ404のうち、タブ403が選択されている。タブ403は、「フレーム」に対応する画像を表示させるためのタブであり、やはり16個の画像が「フレーム」に対応する画像として表示されている。ここで、「フレーム」とは、例えば、被写体の画像に図柄や模様などを付加する背景画像(実際には前景画像)などである。
図20の例では、タブ401乃至タブ404のうち、タブ404が選択されている。タブ404は、「ノーマル」に対応する画像を表示させるためのタブであり、やはり16個の画像が「ノーマル」に対応する画像として表示されている。ここで、「ノーマル」とは、例えば、色や模様のみからなる背景画像などである。
図17乃至図20において、画面上部には「撮りたいイメージを3つ選んでね」と表示されており、ユーザは、タブ401乃至タブ404のうちのいずれかを選択して表示された画像を3つ選択するようになされている。そして選択された画像が画像451乃至画像453として表示される。例えば、タブ401を選択して表示された「ヨコプリ」に対応する画像のうちの1個の画像が選択されて、画像452として表示され、タブ402を選択して表示された「オーラ」に対応する画像のうちの1個の画像が選択されて、画像451として表示され、タブ403を選択して表示された「フレーム」に対応する画像のうちの1個の画像が選択されて、画像453として表示される。
このとき選択された背景画像を特定する情報(例えば、背景画像のIDなど)が記憶部142に記憶され、選択された回数がカウントされるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、上述したおすすめセット撮影処理のステップS51の処理においてランキング形式で各テーマの画像を表示する場合、背景画像のそれぞれについて選択された回数をカウントされた値が用いられるようにすることができる。
図15に戻って、Bコース処理部213は、ステップS85において、ステップS84でユーザに選択された画像のうち第X番目の画像(例えば、画像451)において用いられた背景画像を記憶部142から読み出す。なお、変数Xの初期値は、1とする。
ステップS86において、Bコース処理部213は、カメラ画像表示部82に、カメラ81により取得されたユーザの動画像を、ライブビュー画像として表示する。
ステップS87において、Bコース処理部213は、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82にカウントダウンインジケータを表示させ、ユーザを撮影する。いまの場合、第1回目の撮影となる。このとき、ステップS83で設定された「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値に設定され、ステップS85で読み出された背景画像が合成されて撮影が行われることになる。
ステップS88において、Bコース処理部213は、ステップS87の処理で撮影された画像を、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82に表示させ、ユーザに確認させる。
ステップS89において、Bコース処理部213は、N回の撮影が行われたか否かを判定する。ここでNは、ステップS84の処理で選択された画像に対応する数値であり、図17乃至図20の例の場合、Nの値は3となる。
ステップS89では、変数Xの値がN未満であれば、まだN回の撮影が行われていないと判定され、処理は、ステップS90に進んで変数Xの値が1だけインクリメントされて、処理は、ステップS85に戻るが、いまの場合、画像452に合成されている背景画像が記憶部142から読み出される。
そして、ステップS86の処理を経てステップS87で第2回目の撮影が行われ、ステップS88、ステップS89の処理へ進む。
このように、ステップS89でN回の撮影が行われたと判定されるまで、ステップS85乃至S89の処理が繰り返し実行されることになる。ステップS89でN回の撮影が行われたと判定された場合、処理は、ステップS91に進む。
ステップS91において、Bコース処理部213は、あと3回以上撮影できるか否かを判定する。例えば、こだわり撮影処理が開始されてからの経過時間と、予め設定されている撮影可能時間が比較されて、あと3回以上撮影できるだけの時間として設定された所定の時間が残されているか否かが判定される。
ステップS91において、あと3回以上撮影できると判定された場合、処理は、ステップS81に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行されることで、さらに3回の撮影が行われることになる。
一方、ステップS91において、あと3回以上撮影できないと判定された場合、処理は、ステップS92に進む。
ステップS92において、Bコース処理部213は、こだわり撮影処理が開始されてからの経過時間が撮影可能時間を超えていないか否かを判定する。ステップS92において、こだわり撮影処理が開始されてからの経過時間が撮影可能時間を超えていないと判定された場合、処理は、ステップS93に進み、Bコース処理部213は、ボーナス撮影用案内画面をタッチパネルモニタ83に表示させる。ここでボーナス撮影用案内画面とは、さらに撮影(ボーナス撮影)が可能であることをユーザに知らせる画面である。
ただし、ボーナス撮影では、「写り」、「明るさ」を選択することはできず、予め定められた「写り」、「明るさ」に対応するパラメータ値が設定されて撮影が行われる。
ステップS94において、Bコース処理部213は、タッチパネルモニタ83に表示された画像に基づいてユーザに背景画像を選択させる。このとき、図17乃至図20を参照して上述した画面が表示されるようにしてもよいし、ボーナス撮影用の背景画像が画面に表示されるようにしてもよい。ステップS94においては、画面に表示された画像のうち、1個の画像の選択が受け付けられる。
ステップS95において、Bコース処理部213は、ステップS93でユーザに選択された画像において用いられた背景画像を記憶部142から読み出す。
ステップS96において、Bコース処理部213は、カメラ画像表示部82に、カメラ81により取得されたユーザの動画像を、ライブビュー画像として表示する。
ステップS97において、Bコース処理部213は、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82にカウントダウンインジケータを表示させ、ユーザを撮影する。このとき、予め定められた「写り」や「明るさ」に対応するパラメータ値に設定され、ステップS95で読み出された背景画像が合成されて撮影が行われることになる。
ステップS98において、Bコース処理部213は、ステップS97の処理で撮影された画像を、タッチパネルモニタ83またはカメラ画像表示部82に表示させ、ユーザに確認させる。
なお、ステップS92において、こだわり撮影処理が開始されてからの経過時間が撮影可能時間を超えていると判定された場合、ステップS93乃至ステップS98の処理はスキップされる。
ステップS99において、Bコース処理部213は、ステップS87の処理で撮影された画像とステップS97の処理で撮影された画像とを、タッチパネルモニタ83に表示させ、それらの画像の中から、この後編集を行う、編集対象用画像を予め設定された所定の数だけ選択させ、選択された画像を記憶部142に記憶させる。
このようにして、こだわり撮影処理が行われる。こだわり撮影処理では、「写り」や「明るさ」が自由に選択でき、また、図17乃至図20を参照して上述したように、多数の背景画像の中から自分の好みの背景画像を選択できるので、例えば、互いの好みが一致するヘビーユーザ同士がペアとなってゲームを行う場合も、充分にゲームを楽しむことができ、また、ユーザが満足する画像の写真シールを提供することが可能となる。
図9に戻って、ステップS14またはステップS15の処理の後、ステップS16において、移動案内が行われる。撮影作業が終了すると、ユーザは、編集空間への移動を案内される。ユーザは、編集空間に移動し、ゲームを進行させる。
ステップS17において、編集処理部203乃至事後接客処理部205は、図21のフローチャートを参照して後述する編集、印刷、事後接客処理を実行する。
ここで、図21のフローチャートを参照して、図9のステップS17の編集、印刷、事後接客処理の詳細について説明する。
編集処理が開始されると、ステップS111において編集処理部203は、ステップS60またはステップS99の処理で記憶部142に記憶されている編集対象画像を取得する。
ステップS112において、編集処理部203は、例えば、印刷処理が終了するまでの間、編集作業を終了したユーザに対して、ユーザを飽きさせないように、ミニゲーム等のゲームを選択させるゲーム選択画面を、タブレット内蔵モニタ41に表示し、事後接客処理(ゲーム)の種類を選択させる。
ステップS113において、編集処理部203は、ユーザによるタッチペン42−1またはタッチペン42−2の操作に応じてタブレット172から供給される入力に関する情報に基づいて、編集開始ボタンが操作されたか否かを判定し、編集開始ボタンが操作されたと判定されるまで待機する。
ステップS113において、編集開始ボタンが操作されたと判定された場合、ステップS114において、編集処理部203は、例えば、編集対象画像を編集するための編集入力画面をタブレット内蔵モニタ41に表示し、ユーザからの編集入力の受付を開始する。
ステップS115において、編集処理部203は、編集入力が受け付けられた画像をタブレット内蔵モニタ41に表示する。
ステップS116において、編集処理部203は、例えば3分等の所定の編集処理時間が経過したか否か、または終了ボタンが操作されたか否かを判定し、まだ編集処理時間が経過していないと判定され、かつ終了ボタンが操作されていないと判定された場合、処理はステップS115に戻る。
ステップS116において、所定の編集処理時間が経過したか、または終了ボタンが操作されたと判定された場合、処理は、ステップS117に進み編集処理部203は、編集入力の受け付けを終了する。
ステップS118において、印刷処理部204は、ステップS115で表示された画像に基づいて印刷データを作成し、ステップS119で、その印刷データに基づいてシール紙182への印刷を開始する。
ステップS120において、事後接客処理部205は、印刷処理が終了するまでの間、編集作業を終了したユーザに対して、そのユーザを飽きさせないように、例えば、ミニゲーム、画像登録、または撮影画像や編集画像のデータを携帯電話機に転送する画像転送等の作業を行わせる事後接客処理を行う。
そして印刷処理が終了すると、ステップS121において事後接客処理部205は、印刷された写真シールを取得するよう、ユーザを促す移動案内を行う。
ステップS122において、印刷処理部204は、ステップS118で作成された印刷用データに基づいて画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口45から排出し、成果物としてユーザに提供する。写真シールを排出すると印刷処理部204は、そのユーザに対する写真シール作成ゲームを終了する。
このようにして、写真シール作成ゲームが行われる。ユーザの選択に基づいて、ステップS14のおすすめセット撮影処理、またはステップS15のこだわり撮影処理が行われるようにしたので、写真シール機をあまり利用したことがないユーザであっても、写真シール機をよく利用するユーザであっても、満足する画像を撮影することができる写真シール機を提供することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図7に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア145により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM146や、記憶部142に含まれるハードディスクなどで構成されるようにしてもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、以上において、印刷媒体は、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。