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JP2006148749A - データ通信システム、端末装置、および、通信制御装置 - Google Patents

データ通信システム、端末装置、および、通信制御装置 Download PDF

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JP2006148749A JP2004338681A JP2004338681A JP2006148749A JP 2006148749 A JP2006148749 A JP 2006148749A JP 2004338681 A JP2004338681 A JP 2004338681A JP 2004338681 A JP2004338681 A JP 2004338681A JP 2006148749 A JP2006148749 A JP 2006148749A
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Abstract


【課題】 状況や設定に応じて、端末装置を柔軟に省電力動作させる。
【解決手段】 SIPサーバ12は、送信元の携帯端末からの着信先の携帯端末への接続要求を着信先の携帯端末に送信するか否かを判断するための判断情報を記憶した端末状態テーブル28を備え、送信元の携帯端末からの着信先の携帯端末への接続要求を受信し、端末状態テーブル28を参照して、テーブルに含まれる当該着信先の携帯端末に関する判断情報に基づき、接続要求を、着信先の携帯端末に送信するか否かを判断する。携帯端末16は、省電力動作が可能であり、SIPサーバ12に対して、省電力動作中には接続要求を、携帯端末16に送信しないことを端末状態テーブル28に登録することを要求する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線LANを用いた端末装置の省電力を図るデータ通信制御方法、通信制御装置、および、当該端末装置に関する。
現在、無線LANを利用するデータ通信は、いわゆるIP電話における携帯端末と、アクセスポイント(AP)との間でも利用されるようになっている。携帯端末は、充電可能なバッテリーで駆動されるため、長時間の使用を可能にするためには、省電力化が望まれる。
いわゆる携帯電話においては、たとえば、特許文献1に開示されたように、待ち受け時に周期的に基地局から与えられるLCCH(Logical Control CHannel)を利用して、携帯電話のCPUのクロックを高速/低速に切り替え、次のLCCHを受信するまでの時間は、携帯電話が低速クロックにより省電力(低消費電力)で作動する。
特開平8−172389号公報
特許文献1に記載された技術において、LCCHは、ほぼ周期的に基地局から携帯電話に与えられるため、上述した省電力動作は、周期的なものに限定される。したがって、携帯電話のバッテリーがほぼ消費され、携帯電話が停止寸前であっても、LCCHの受信により、通常の高速クロックによる作動に移行してしまう場合もある。また、基地局との定期的な通信確認(つまり、LCCH信号の送受信)は、周期的に行われるため、携帯電話のLCCHの受信回路は、連続的に高速クロックで動作させなければならない。
その一方、無線LANを用いる携帯端末は、上記携帯電話と比較して、連続通話の場合には、電力消費が小さいものの、待ち受けについては、常にAPとのデータ通信が継続されるため、待ち受け時間が短い(たとえば、携帯端末で数十時間程度)のが実情である。無線LANにおいても、上述したようなLCCHに相当する間欠的な信号を送受信し、完結的な信号間には、受信回路も含めて、省電力で動作することも考えられるが、着信や位置確認等の動作において、間欠的な信号間に反応速度が遅れる可能性があるという問題点がある。
本発明は、状況や設定に応じて、端末装置を柔軟に省電力動作させることが可能なデータ通信制御システム、端末装置および通信制御装置を提供することを目的とする。
本発明においては、端末装置と通信制御装置(たとえば、SIPサーバのような呼制御装置)が、ネットワークを介して連携して動作するため、周期的に省電力動作をすることなく、必要に応じて柔軟に省電力動作が実現できる。たとえば、バッテリーが消耗する寸前や、通信不能地域に入るという端末装置の条件に合わせて、動作を休止する時間や休止の割合を柔軟に設定することが可能である。
また、省電力動作においては、たとえば、アクセスポイントとの間で定期的な通信確認のための信号の受信も必要なくなるため、受信に必要な全ての回路を停止することができる。たとえば、この場合に、端末装置において、局所的な電力で動作するCMOSタイマなどに全ての制御を任せ、主電源を停止することができる。CMOSタイマの消費電力を1mW以下と考えれば、数週間程度、省電力動作を継続させることが可能となる。
より詳細には、本発明の目的は、端末装置と、端末装置間の音声データ通信を制御する通信制御装置とがネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおいて、
前記通信制御装置が、送信元の端末装置からの、着信先の端末装置への接続要求を当該着信先の端末装置に送信するか否かを判断するための判断情報を記憶した判断情報記憶手段と、送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を受信し、前記判断情報記憶手段中、当該着信先の端末装置に関する判断情報に基づき、当該接続要求を、着信先の端末装置に送信する送受信手段と、を備えたことを特徴とするデータ通信システムにより達成される(請求項1)。
本発明によれば、端末装置から判断情報を受信して、これを判断情報記憶手段に記憶しておき、接続要求を送信する際に、当該判断情報を参照して、送信の是非を判断する。これにより、端末装置は、通信制御装置との間のデータ通信を望まない場合には、通信制御装置との間のデータ通信を回避することができる。たとえば、端末装置は、データ通信を望まないときに、データ送受信のための回路への電力供給を停止することで、消費電力を小さくすることができる。
通信制御装置は、たとえば、上述したようにSIPサーバが該当し、端末装置は、VoIP(Voice over IP)端末が該当する。この場合、上記接続要求は、「INVITE」など発呼要求を意味する。
好ましい実施態様においては、前記端末装置が、送受信の停止を希望する時間を含むメッセージを、前記通信制御装置に送信するメッセージ送信手段を備え、前記通信制御装置が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からのメッセージに基づき、前記判断情報記憶手段を更新する判断情報登録手段を備えている(請求項2)。
たとえば、前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、省電力動作開始時刻、周期的動作時間および周期的休止時間を含む(請求項3)。たとえば、端末装置が、周期的動作時間および周期的休止時間を交互に繰り返す場合には、メッセージには上記情報が含まれる。
また、前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、次回端末起動予定時刻を含んでいても良い(請求項4)。たとえば、端末装置が、一定の期間、送受信を停止する場合には、メッセージに、上記日時を含ませればよい。
別の好ましい実施態様においては、前記送受信手段が、前記判断情報記憶手段を参照して、着信先の端末装置が、一定時間以内に送受信の停止が終了し、送受信が再開される場合に、送受信の再開まで待機した上で、前記着信先の端末装置に、接続要求を送信するように構成されている(請求項5)。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記端末装置のメッセージ送信手段が、送受信の停止期間が経過後、前記通信制御装置に対して、送受信の再開を示す登録情報を送信するように構成され、前記通信制御装置の判断情報登録手段が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からの登録情報に基づき、前記判断情報記憶手段を更新するように構成されている(請求項6)。
また、本発明の目的は、上記請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ通信システムにおいて、通信制御装置とネットワークを介して接続される端末装置であって、判断情報に基づき、前記送受信が停止される場合に、主電源回路を停止させるとともに、タイマ回路に、次回に送受信が再開される条件を設定する動作制御手段を備え、前記動作制御手段が、前記タイマ回路からの、送受信が再開される通知にしたがって起動し、前記主電源回路を再起動するように構成されたことを特徴とする端末装置によっても達成される(請求項7)。
このように、判断情報にしたがって、主電源回路を停止させることで、送受信を望まない場合、送受信が不可能な場合、或いは、端末装置自体のバッテリー残量が少ない場合などに、端末装置を省電力動作させ、バッテリー寿命を引き延ばすことが可能となる。
さらに、本発明の目的は、端末装置間の音声データ通信を制御する通信制御装置であって、送信元の端末装置からの、着信先の端末装置への接続要求を当該着信先の端末装置に送信するか否かを判断するための判断情報を記憶した判断情報記憶手段と、送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を受信し、前記判断情報記憶手段中、当該着信先の端末装置に関する判断情報に基づき、当該接続要求を、着信先の端末装置に送信する送受信手段と、を備えたことを特徴とする通信制御装置によっても達成される(請求項8)。
好ましい実施態様においては、前記送受信手段が、前記端末装置からの送受信の停止を希望する時間を含むメッセージを受信するように構成され、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からのメッセージに基づき、前記判断情報記憶手段を更新する判断情報登録手段を備えている(請求項9)。
たとえば、前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージは、省電力動作開始時刻、周期的動作時間および周期的休止時間を含んでもよいし(請求項10)、次回端末起動予定時刻を含んでも良い(請求項11)。
また、別の好ましい実施態様においては、前記送受信手段が、前記判断情報記憶手段を参照して、着信先の端末装置が、一定時間以内に送受信の停止が終了し、送受信が再開される場合に、送受信の再開まで待機した上で、前記着信先の端末装置に、接続要求を送信するように構成されている(請求項12)。
さらに別の好ましい実施態様においては、前記送受信手段が、携帯端末からの、送受信の停止期間が経過し、送受信の再開を示す登録情報を受信するように構成され、前記通信制御装置の判断情報登録手段が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からの登録情報に基づき、前記判断情報記憶手段を更新するように構成されている(請求項13)。
本発明によれば、状況や設定に応じて、端末装置を柔軟に省電力動作させることが可能なデータ通信システム、端末装置および通信制御装置を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるデータ通信システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。本実施の形態において、データ通信システム10は、VoIP(Voice over IP)を利用し、携帯端末間での音声パケットを送受信できるようになっている。図1に示すように、データ通信システム10においては、SIPサーバ12が、ネットワークを介して、多数のアクセスポイント(AP)14−1、14−2、・・・と接続される。AP14の管轄下の携帯端末16−1、16−2は、それぞれ、自己の属するAPおよびネットワークを介して、他の携帯端末との間で音声データを送受信することが可能である。
図2は、本実施の形態にかかるSIPサーバ12の構成を示すブロックダイヤグラムである。図2に示すように、本実施の形態にかかるSIPサーバ12は、ネットワークを介したデータ送受信を制御するネットワークインタフェース(I/F)20と、携帯端末16からの呼を処理する呼処理部22と、携帯端末16の動作に関する登録やネットワークへの登録の際に必要な処理を実行する登録処理部24と、携帯端末および携帯端末間の通信に関する種々のデータを格納するデータベース(DB)26とを備えている。ここで、呼処理部22及び登録処理部24は特許請求の範囲でいう送受信手段に対応し、データベース26は判断情報記憶手段に対応する。
本実施の形態において、データベース26には、携帯端末の動作状態を示すデータを格納する端末状態テーブル28と、後述するように、発呼の際に通信ができなかった場合に、発呼側の携帯端末(発呼端末)および着呼側の携帯端末(着呼端末)に対して呼を発生する形態で接続を図るための逆呼び出しテーブル30と、発呼端末と着呼端末との間の接続状態を示すデータを格納する接続状態テーブル32とが含まれる。
図3(a)は、本実施の形態にかかる端末状態テーブルのデータ構成の例を示す図である。図3(a)に示すように、端末状態テーブル28のレコードは、端末名、アドレス、端末ステート、周期動作フラグ、周期的動作時間、周期的休止時間、省電力動作開始時刻、次回端末起動予定時刻、リトライカウント、フェイルフラグなどの項目を有する。ここで、端末ステートという項目は、携帯端末16が、通常動作しているか、後述する省電力動作であるかを示す。周期動作フラグとは、携帯端末16が周期動作を行なうか否かを表し、ONであれば周期動作を行なうことを示す。周期的動作時間および周期的休止時間は、どのくらいの周期で通常動作および省電力動作を繰り返すかを示す。省電力動作開始時刻とは、携帯端末16が省電力動作を開始するもしくは開始した時刻を示し、次回端末起動予定時刻は、携帯端末16が次に通常動作の状態になる時刻を示す。また、リトライカウント、フェイルフラグは、休止端末用タイマ処理で用いられるものであり、詳細は後述する。図3(a)のレコード301においては、端末Aは、通常動作を60秒間、省電力動作を120秒間交番させる設定であることがわかる。なお、後述するように、本実施の形態にかかる携帯端末16は、設定にしたがって、通常動作或いは省電力動作の状態のいずれかをとることができる。
また、次回端末起動予定時刻として、携帯端末16が省電力動作しているときに、当該携帯端末16が次に通常動作に戻ると予想される時刻が格納される。たとえば、図3(a)のレコード302においては、端末Bは、通常動作と省電力動作を交番させるのではなく、一定期間省電力動作となり、次回に通常動作となるのが「2004/11/15 9:00:00」であることが示される。
図3(b)は、本実施の形態にかかる逆呼び出しテーブルのデータ構成の例を示す図である。図3(b)に示すように、逆呼び出しテーブル30のレコードは、それぞれのレコードを一意的に特定する呼出し番号、発呼アドレス、着呼アドレス、呼び出し時刻などの項目を有する。発呼アドレスおよび着呼アドレスは、それぞれ、着呼端末が省電力動作で、接続ができなかったときの、発呼端末および着呼端末を特定するものである。
図3(c)は、接続状態テーブルのデータ構成の例を示す図である。この接続状態テーブル32のレコードは、携帯端末間の接続が成功し、音声データ通信が行われた携帯端末に関する種々の情報を格納する。
図4は、携帯端末(端末A)と携帯端末(端末B)との間の通話が開始されるまでの処理例を示すシーケンス図である。図4においては、端末Aおよび端末Bは、省電力動作をせず、通常動作(端末ステートが「通常動作中」である)となっている。たとえば、端末Bは、電源投入などに伴って、SIPサーバ12に対して、アドレスなどを登録する(ステップ400)。登録により、後に詳述するように、SIPサーバ12の登録処理部24は、端末状態テーブル28に、登録された携帯端末(端末B)の情報を格納したレコードを生成する。これにより、端末Bは、着信待ちの状態となる。省電力動作がない場合には、端末Bは、これ以降、連続的に動作する(符号410参照)。
端末Aが端末Bに対して発呼する場合に、端末Aから「INVITE」がSIPサーバ12を経て端末Bに伝達される(ステップ401、402)。SIPサーバ12は、「INVITE」を、端末Bに送信した後、端末Aに対しては、呼び出しをしていることを示す「100Trying」を送信する(ステップ403)。
端末Bは、「INVITE」に対して、「180Ringing」で応答する。この応答は、SIPサーバ12を経て端末Aに伝達される(ステップ404、405)。その後、端末Bのユーザが、通話のために操作することに応答して、端末Bから「200ACK」が、SIPサーバ12を経て、端末Aに伝達される(ステップ406、407)。端末Aから、「200ACK」の応答として、端末Bに対して、「ACK」が送信される(ステップ408)ことにより、端末Aと端末Bとの間の通話が開始される(ステップ409)。SIPサーバ12は、通話が開始されると、通話を一意的に特定する通話IDとともに、端末Aのアドレス(発呼アドレス)、端末Bのアドレス(着呼アドレス)および通話の開始時刻などを含むレコードを、接続状態テーブル32に格納する。
通常動作の下では、携帯端末16において、受信回路やCPUなどが全て動作している。また、携帯端末16が属するAP14と携帯端末16との間では、ほぼ継続的にデータ通信が行われている。
本実施の形態においては、携帯端末16は、通常動作或いは省電力動作のいずれかの状態(端末状態テーブルの端末ステートが「通常動作中」あるいは「省電力動作中」のいずれか)をとることができる。そこで、このような状態をとることができる携帯端末(端末B)において通話が開始されるまでの処理の例を、図5を参照して説明する。
図5に示すように、端末Bは、電源投入などに伴って、SIPサーバ12に対して、アドレスなどを登録する(ステップ500)。ここでは、たとえば、携帯端末のアドレスのほか、携帯端末が通常動作する時間(周期的動作時間)および省電力動作する時間(周期的休止時間)などが、端末状態テーブル28に登録される。登録後、端末Bは、登録した周期的動作時間および周期的休止時間にしたがって、基本的には、通常動作および省電力動作を繰り返す。端末Bの動作(符号520)において、ハッチングが付されている部分(たとえば、符号522参照)は、端末Bが省電力動作していることを示し、その他の部分(たとえば、符号521、523参照)は、端末Bが通常動作していることを示す。
端末Aから、端末Bとの音声データ通信を求める「INVITE」がSIPサーバ12に伝達されると、SIPサーバ12は、端末状態テーブル28の端末ステートを参照して、着呼端末である端末Bが通常動作であるか否かを判断する。図5の例では、端末Bは省電力動作の下(端末ステートが「省電力動作中」)にあるため、SIPサーバ12は、端末Bが通常動作(端末ステートが「通常動作中」)となるまで「INVITE」の送信を遅らせて、待機状態とする(符号503参照)。その一方、発呼端末である端末Aに対しては、当該端末Aからの再度の「INVITE」の送信やタイムアウトを防ぐため、「100Trying」を送信しておく(ステップ502)。
端末状態テーブル28の端末ステートを参照して、端末Bが通常動作(端末ステートが「通常動作中」)となったと判断すると、SIPサーバ12は、「INVITE」を端末Bに送信する(ステップ504)。端末Bにおいては、「INVITE」を受信すると、これ以降、音声データ通信が開始されるため、通常動作と省電力動作の交番を停止し、以後、通常動作が継続されることになる。端末Bが「INVITE」を受信した後の動作は、図4に示すものと同様である。図5において、ステップ505〜510は、図4のステップ404〜409にそれぞれ対応する。
このような通常動作および省電力動作を実現する携帯端末の構成について以下に説明する。図6は、本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロックダイヤグラムである。図6に示すように、携帯端末16は、無線LANネットワークを介したデータ送受信を制御する通信I/F40と、発呼や着呼に関して必要な処理を実行する呼処理部42と、受信したデータのパケットに含まれる音声データを復号化し、また、音声データを符号化する音声コーデック44と、携帯端末16に関する情報のSIPサーバ12への登録に必要な処理を実行する登録処理部46と、携帯端末16自身の動作状態を制御する動作状態制御部48と、CPU、メモリ、通信I/F40や呼処理部42を含む受信回路など、携帯端末16の主たる回路要素の電源供給を制御する主電源回路50と、タイマ回路52と、マイク54と、スピーカ56と、を有する。
登録処理部46は、ユーザの操作にしたがって、或いは、携帯端末16自身の状況に基づき動作状態制御部48の指示にしたがって、SIPサーバ12に登録すべき情報を生成する。本実施の形態においては、ユーザの操作により、たとえば、以下のように携帯電話の動作状態を設定することができる。
(1)一定周期で携帯端末16を通常動作或いは省電力動作させる。
たとえば、1分間通常動作させ、引き続いて2分間省電力動作させる場合などがこれに相当する。省電力動作と通常動作とを交番させることにより、携帯端末16のバッテリーの寿命を引き延ばすことが可能である。
(2)ある日時からある日時までの一定期間、携帯端末16を省電力動作させる。たとえば、携帯端末16を保持するユーザが、ある期間だけ、無線LANの管轄範囲を離れる場合や、ある期間(たとえば休日)にユーザが、携帯端末16における着呼を拒否したい場合などがこれに相当する。この場合にも、着信が不能あるいは不要である場合に、携帯端末16を省電力動作させることにより、バッテリーの寿命を長くすることができる。
ユーザが、携帯端末のキーを操作して、上記(1)或いは(2)の設定を指示すると、携帯端末16の登録処理部46は、動作状態制御部48に設定条件を伝達する。動作状態制御部48は、メモリ(図示せず)に、設定条件を記憶する。この設定条件において、上記(1)の場合には、周期動作フラグ(ON)、省電力動作開始時刻、周期的動作時間、周期的休止時間、が含まれる。また、上記(2)の場合には、設定条件には、次回端末起動予定時刻が含まれる。
また、図5のステップ500に示す登録時に、登録処理部46は、通信I/F40に設定条件を渡す。通信I/F40は、呼処理部42からのアドレス等とともに、設定条件を送信する。これにより、SIPサーバ12において、携帯端末16の登録処理が実行される。
図7は、本実施の形態にかかるSIPサーバ12において実行される登録処理を示すフローチャートである。図7に示すように、SIPサーバ12が、携帯端末16からの登録処理依頼を受け付けると(ステップ701)、登録依頼に、省電力動作に関する情報が含まれるか否かを判断する(ステップ702)。ステップ702でイエス(Yes)と判断された場合には、SIPサーバ12の登録処理部24は、DB26の端末状態テーブル28において、登録依頼を送信した携帯端末の端末名、アドレスを有するレコードを生成し、当該レコードに、端末ステート、周期動作フラグ、周期的動作時間、周期的休止時間、省電力動作開始時刻、次回端末起動予定時刻、リトライカウント、フェイルフラグなどを書き込む(ステップ703)。
たとえば、上記(1)の場合には、周期動作フラグはONであり、省電力動作開始時刻と周期的動作時間および周期的休止時間に基づき、次回端末起動予定時刻が算出され、これらがレコードに格納される。具体的には、省電力動作開始時刻に周期的休止時間を加算し、その結果を次回端末起動予定時刻とする。次回端末起動予定時刻になると、端末ステートを「通常動作中」に更新する。次回端末起動予定時刻に周期的動作時間を加算した時刻になると、端末ステートを「省電力動作中」に更新する。以降、この動作を繰り返す。また、上記(2)の場合には、周期動作フラグはOFFであり、かつ、携帯端末は省電力動作中であるため、次回端末起動予定時刻が到来すると、端末ステートを「通常動作中」に更新する。
ステップ702においてノー(No)と判断された場合には、端末名およびアドレスに、該当する値が格納され、かつ、状態が通常動作であるようなレコードが、端末状態テーブル28に生成される(ステップ704)。
このような処理の後、SIPサーバ12は、登録完了プロトコルを携帯端末16に送信する(ステップ705)。
図8(a)に示すように、携帯端末16の動作状態制御部48は、通常動作の下、定時的にメモリ(図示せず)に記憶された設定条件を参照する(ステップ801)。設定条件に基づき、省電力動作すべきと判断されると(ステップ802でイエス(Yes))、動作状態制御部48は、主電源回路50にCPUなどの各構成要素への電力供給の停止を指示する(ステップ803)。CPUなどはこれに応答して必要な情報のメモリへの退避などの処理を実行する。次いで、動作状態制御部48は、設定条件に基づいて次回端末起動予定時刻を算出し、タイマ回路52に次回端末起動予定時刻を伝達する(ステップ804)。これにより、タイマ回路52は起動し、次回端末起動予定時刻に動作状態制御部48を起動することになる。このようにして、携帯端末16においては、タイマ回路52を除き、ほぼ全ての構成要素への電源供給が停止され、携帯端末16は省電力動作に移行する(ステップ805)。
図8(b)に示すように、次回端末起動予定時刻に達すると(ステップ811)、タイマ回路52から動作状態制御部48に時刻に達したことが伝達され、動作状態制御部48が起動する(ステップ812)。動作状態制御部48は、主電源回路50に電力供給の再開を指示する(ステップ813)。これにより、携帯端末16は、再度、通常動作する。次いで、動作状態制御部48は、登録処理部46に、SIPサーバ12への携帯端末の再登録を指示する(ステップ814)。この再登録において、登録処理部46は、端末名およびアドレスとともに、状態が「通常動作」に戻ったことを通知する。SIPサーバ12は、この再登録にしたがって、必要に応じて、端末状態テーブル28の端末ステートの項目を更新することもできる。
このように構成されたデータ通信システム10のSIPサーバ12における呼処理について、図9を参照してより詳細に説明する。SIPサーバ12の呼処理部22が、発呼端末からの発呼要求を受信すると(ステップ901)、発呼要求を参照して、着呼端末を特定し、端末状態テーブル28を参照して、着呼端末の状態をチェックする(ステップ902)。
着呼端末にかかる端末状態テーブル28のレコード中、端末ステートの項目が、「省電力動作中」でない場合、つまり、「通常動作中」である場合には(ステップ903でノー(No))、発呼要求を着呼端末に転送する(ステップ904)。
その一方、ステップ903でイエス(Yes)と判断された場合には、SIPサーバ12の呼処理部22は、休止端末対応処理を実行する(ステップ905)。図10は、休止端末対応処理をより詳細に示すフローチャートである。
図10に示すように、SIPサーバ12の呼処理部22は、着呼端末にかかる端末状態テーブル28のレコードにおいて、次回端末起動予定時刻の項目を参照する。(ステップ1001)
次に、該当する携帯端末が省電力動作から通常動作にその状態が変更されるまで、所定の時間以上であるか否かを判断する(ステップ1002)。この所定の時間は、所望のように設定可能であり、たとえば、10秒あるいは5分などとすることができる。
ステップ1002でノー(No)と判断された場合には、次回端末起動予定時刻に達し、着呼端末が通常動作まで待機する。(ステップ1003)。次回端末起動予定時刻にすでに到達していた場合、あるいは待機後到達した場合には、発呼要求が着呼端末に転送される(図9のステップ904)。
その一方、ステップ1002でイエス(Yes)と判断された場合には、呼処理部22は、当該着呼端末において、一定時間以上、応答(再登録)がない状態であるか否かを判断する(ステップ1004)。
ステップ1004でイエス(Yes)と判断された場合には、着呼端末に関する端末状態テーブル28のレコードを削除する(ステップ1005)。これに対して、ステップ1004でノー(No)と判断された場合には、呼処理部22は、着呼端末が休止中であることを発呼端末に報告し、かつ、着信端末に関する端末状態テーブル28のレコード中、次回端末起動予定時刻の項目を参照して、これを予定再起動時間として通知するようなトーキーを、発呼端末に送信する(ステップ1007)。その後、呼処理部22は、逆呼び出し設定処理を実行する(ステップ1008)。
この逆呼び出し設定処理は、着呼端末が次に通常動作するときに、発呼端末と着呼端末との間を自動的に接続させるために必要な情報を設定するものである。逆呼び出し設定処理は、発呼端末のユーザからの指示の有無にかかわらず実行されるように構成しても良いし、或いは、発呼端末のユーザからの指示があった場合に、実行されるように構成しても良い。逆呼び出し処理設定においては、呼処理部22は、着呼端末に関する端末状態テーブル28のレコード中、次回端末起動予定時刻を呼び出し時刻として、逆呼び出しを特定する逆呼び出し番号、発呼アドレスおよび着呼アドレスとともに、逆呼び出しテーブル30に格納する。
ステップ1005或いはステップ1008の後、呼処理部22は、発呼端末からの呼を切断するために必要な処理を実行する(ステップ1006)。
SIPサーバ12においては、定期的に、逆呼び出しテーブル30を参照して、呼び出し時刻に達したものについて、逆呼び出しを実行する。図11は、本実施の形態にかかる逆呼び出し処理の例を示すフローチャートである。呼処理部22は、まず、逆呼び出しテーブル30をロックして、当該テーブルのレコード中の呼び出し時刻を参照して、逆呼び出しの対象となるレコードが存在するか否かを判断する(ステップ1102)。ステップ1102においてイエス(Yes)と判断された場合には、次いで、呼処理部22は、携帯端末が呼び出し可能であるか否かを判断する(ステップ1103)。ステップ1103においては、たとえば、呼処理部22は、端末状態テーブル28を参照して、逆呼び出しの対照となる発呼端末および着呼端末の端末ステートが「通常動作中」となっているかどうかを判断すればよい。
ステップ1103でイエス(Yes)と判断された場合には、呼処理部22は、発呼端末および着呼端末を呼び出す(ステップ1104)。呼び出しが成功し、発呼端末および着呼端末の間で通話が開始された場合には(ステップ1105でイエス(Yes))、呼処理部22は、逆呼び出しテーブル30の該当レコードを削除する(ステップ1106)。その後、逆呼び出しテーブル30のロックが解除され(ステップ1107)、処理が終了する。
図12は、ステップ1104における発呼端末および着呼端末の呼び出しの一例を示すシーケンス図である。この例では、SIPサーバ12は、RFC3725に準拠して双方の携帯端末を呼び出す。図12において、右欄(符号1210)は、着呼端末である端末Bの動作状態を示し、ハッチングに示す部分(符号1211)において端末Bは省電力動作し、白い部分(符号1212)において携帯端末は通常動作する。また、図12の例において、端末Aは常に通常動作していると考える。
端末Bが、省電力動作から通常動作に移行すると、SIPサーバ12に対して再登録が行われる(ステップ1200)。これにより、SIPサーバ12において、端末状態テーブル28の、端末Bに関するレコード中、端末ステートの項目が「通常動作」に変化する。基本的には、この処理が行われる時刻は、端末状態テーブル28の当該レコードにおける次回動作時刻とほぼ同じである。これにより、端末Aおよび端末Bの双方が通常動作となり、逆呼び出しが可能な状態となる。SIPサーバ12の呼処理部22は、双方の携帯端末(端末A、端末B)に「INVITE」を送信し、それぞれからの応答(200OK)の返信を待つ。なお、実際には、呼び出し中の「180 Ringing」や「100 Trying」も送受信される場合もあるが、この図においては省略している。
端末Aおよび端末Bから「200 OK」を受信すると(ステップ1202、1204)、SIPサーバ12の呼処理部22は、それぞれの携帯端末に「ACK」を送信する(ステップ1205、1206)。これにより、端末Aと端末Bとの間の通話が開催される(ステップ1207)。
次に、次回端末起動予定時刻が経過しても、再登録が送信されない携帯端末16(以下、このような携帯端末を「休止端末」と称する。)に関する処理(休止端末用タイマ処理)について説明する。図13は、本実施の形態にかかる休止端末用タイマ処理の例を示すフローチャートである。この処理も、たとえば、数時間に一度など定期的に実行される。
呼処理部22は、まず、端末状態テーブル28中、リトライカウントおよびフェイルフラグの項目をロックする(ステップ1301)。次いで、端末状態テーブル28のレコードの端末ステートの項目、次回端末起動予定時刻を参照して、処理対象の携帯端末からの再登録があったか否かを判断する。ここに、処理対象の携帯端末とは、端末状態テーブルのレコードにおいて、その端末ステートが「省電力動作中」でありかつ次回端末起動予定時刻が既に経過しているようなものが該当する。したがって、そのような携帯端末を見出す(ステップ1302)。処理対象の携帯端末がある場合(ステップ1302でイエス(No))、呼処理部22は、端末状態テーブル28の当該携帯端末に関するレコードを参照して、リトライカウントの値が、所定の数「n」であるか否かを判断し(ステップ1303)、リトライカウントの値が「n」より小さければ(ステップ1303でノー(No))、リトライカウントをインクリメントし(ステップ1304)、「n」以上であれば、フェイルフラグに「1」をセットする(ステップ1305)。
その後、リトライカウントおよびフェイルフラグの項目のロックが解除され(ステップ1306)、処理が終了する。フェイルフラグが「1」にセットされたようなレコードは、後に、端末状態テーブル28の登録抹消処理(図10のステップ1005参照)により削除される。
このように、本実施の形態によれば、携帯端末16は、設定により、通常動作或いは省電力動作を選択できる。たとえば、一定時間ごとに通常動作および省電力動作することにより、バッテリー寿命を引き延ばすことができる。さらに、携帯端末16による受信(着呼)を望まない場合や不可能な場合には、省電力動作させることにより、さらにバッテリー寿命を延ばすことが可能となる。また、SIPサーバ12は、携帯端末の動作状態を端末状態テーブルに記憶し、その端末ステートにしたがって、携帯端末に発呼要求を転送するか否かを判断する。比較的短時間で、携帯端末が通常動作に戻る場合には、その時間を待機した上で、発呼要求を転送する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、携帯端末16は、省電力動作から通常動作に移行すると、SIPサーバ12に再登録している。これに対して、第2の実施の形態においては、携帯端末16は、通常動作に移行した場合に、SIPサーバ12に対して再登録を行わない。このため、SIPサーバ12の登録処理部24は、定期的に端末状態テーブル28のレコード中の周期的動作時間および周期的休止時間を参照して次回端末起動予定時刻を算出して、その値をレコード中に格納するとともに、次回端末起動予定時刻を参照して、その時刻を経過している場合には、当該レコードについて、端末ステートの項目を「通常動作中」に変化させる。それ以外について、第2の実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態のものと同様である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、本発明において、次回端末起動予定時刻は、短期間(たとえば、現在より数時間先の時刻)に限定されず、数日或いは数週間先の日時を設定しても良い。たとえば、ユーザが長期出張の際に、携帯端末のバッテリーの消費を防止したい場合には、このような設定を利用すればよい。
また、前記実施の形態においては、通常動作および省電力動作を交番させる設定や、ユーザの指示により一定期間、携帯端末を省電力動作させる設定について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、携帯端末16の主電源回路において、バッテリー残量が所定量を下回った場合に、携帯端末のバッテリー切れを防止するために、省電力動作に移行するように構成しても良い。この際に、携帯端末16は、SIPサーバ12に対して、状態が「省電力動作中」となることを登録すれば良い。これに応答して、SIPサーバ12の登録処理部24は、当該携帯端末について、端末状態テーブル28の該当レコード中、端末ステートの項目を「省電力動作中」にする。
このような機能は、端末がある条件を満たした際に「省電力動作」へ移行、もしくは「通常動作」へ戻る場合に、端末16を起動もしくは停止する必要がある用途への応用が可能である。
たとえば、この携帯端末の条件としては、無線タグ、外気温度センサー、音声センサー、光センサー、振動センサー、ガスセンサーなど、ある特定の条件、または場所に移動、接近したことを携帯端末が検出する手段を有すれば、携帯端末16はSIPサーバ12に対して「省電力動作」もしくは「通常動作」の登録を自動的に行うことが出来る。
この動作により、電話のマナーモードの自動化なども可能であり、図書館、レストラン、劇場、映画館などでの応用が考えられる。
さらに、ユーザが、携帯端末を契約する際に、一定の日時(たとえば、土日など)は、携帯端末16を省電力動作させることを通知し、携帯端末が予め、通知にしたがった設定となっていても良い。発呼要求の制御は、端末状態テーブルの「端末ステート」フィールドでの制御ではなく、次回端末起動予定時刻と発呼要求の受信時刻との比較でもよい。受信時刻が次回端末起動予定時刻の前であれば、「省電力動作中」と判断できる。
また、本実施の形態においては、携帯端末が、無線LANを用いてAP14と接続される構成であったが、これに限定されず、携帯端末とAPとの間は有線による接続であっても良い。
図1は、本実施の形態にかかるデータ通信システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかるSIPサーバの構成を示すブロックダイヤグラムである。 図3(a)〜(c)は、それぞれ、第1の実施の形態にかかる端末状態テーブル、逆呼び出しテーブル、接続状態テーブルのデータ構成の例を示す図である。 図4は、携帯端末(端末A)と携帯端末(端末B)との間の通話が開始されるまでの処理例を示すシーケンス図である。 図5は、携帯端末(端末A)と携帯端末(端末B)との間の通話が開始されるまでの処理例を示すシーケンス図である。 図6は、本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図7は、本実施の形態にかかるSIPサーバにおいて実行される登録処理の例を示すフローチャートである。 図8は、本実施の形態にかかる携帯端末において実行させる処理の例を示すフローチャートである。 図9は、本実施の形態にかかるSIPサーバにおける呼処理の例を示すフローチャートである。 図10は、休止端末対応処理をより詳細に示すフローチャートである。 図11は、本実施の形態にかかる逆呼び出し処理の例を示すフローチャートである。 図12は、ステップ1104における発呼端末および着呼端末の呼び出しの例を示すシーケンス図である。 図13は、本実施の形態にかかる休止端末用タイマ処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 データ通信システム
12 SIPサーバ
14 AP
16 携帯端末
20 ネットワークI/F
22 呼処理部
24 登録処理部
26 DB
28 端末状態テーブル
30 逆呼び出しテーブル
32 接続状態テーブル

Claims (13)

  1. 端末装置と、端末装置間の音声データ通信を制御する通信制御装置とがネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおいて、
    前記通信制御装置が、
    送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を当該着信先の端末装置に送信するか否か、を判断するための判断情報を記憶した判断情報記憶手段と、
    送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を受信し、前記判断情報記憶手段中、当該着信先の端末装置に関する判断情報に基づき、当該接続要求を、着信先の端末装置に送信する送受信手段と、を備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記端末装置が、送受信の停止を希望する時間を含むメッセージを、前記通信制御装置に送信するメッセージ送信手段を備え、
    前記通信制御装置が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からのメッセージに基づき、前記判断情報記憶手段を更新する判断情報登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、省電力動作開始時刻、周期的動作時間、周期的休止時間を含むことを特徴とする請求項2に記載のデータ通信システム。
  4. 前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、次回端末起動予定時刻を含むことを特徴とする請求項2に記載のデータ通信システム。
  5. 前記送受信手段が、前記判断情報記憶手段を参照して、着信先の端末装置が、一定時間以内に送受信の停止が終了し、送受信が再開される場合に、送受信の再開まで待機した上で、前記着信先の端末装置に、接続要求を送信するように構成されたことを特徴とする請求項2ないし4の何れか一項に記載のデータ通信システム。
  6. 前記端末装置のメッセージ送信手段が、送受信の停止期間が経過後、前記通信制御装置に対して、送受信の再開を示す登録情報を送信するように構成され、
    前記通信制御装置の判断情報登録手段が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からの登録情報に基づき、前記判断情報記憶手段を更新するように構成されたことを特徴とする請求項2ないし5の何れか一項に記載のデータ通信システム。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ通信システムにおいて、通信制御装置とネットワークを介して接続される端末装置であって、
    判断情報に基づき、前記送受信が停止される場合に、主電源回路を停止させるとともに、タイマ回路に、次回に送受信が再開される条件を設定する動作制御手段を備え、
    前記動作制御手段が、前記タイマ回路からの、送受信が再開される通知にしたがって起動し、前記主電源回路を再起動するように構成されたことを特徴とする端末装置。
  8. 端末装置間の音声データ通信を制御する通信制御装置であって、
    送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を当該着信先の端末装置に送信するか否かを判断するための判断情報を記憶した判断情報記憶手段と、
    送信元の端末装置からの着信先の端末装置への接続要求を受信し、前記判断情報記憶手段中、当該着信先の端末装置に関する判断情報に基づき、当該接続要求を、着信先の端末装置に送信する送受信手段と、を備えたことを特徴とする通信制御装置。
  9. 前記送受信手段が、前記端末装置からの送受信の停止を希望する時間を含むメッセージを受信するように構成され、
    前記送受信手段により受信された、前記端末装置からのメッセージに基づき、前記判断情報記憶手段を更新する判断情報登録手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の通信制御装置。
  10. 前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、省電力動作開始時刻、周期的動作時間および周期的休止時間を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信制御装置。
  11. 前記送受信の停止を希望する時間を含むメッセージが、次回端末起動予定時刻を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信制御装置。
  12. 前記送受信手段が、前記判断情報記憶手段を参照して、着信先の端末装置が、一定時間以内に送受信の停止が終了し、送受信が再開される場合に、送受信の再開まで待機した上で、前記着信先の端末装置に、接続要求を送信するように構成されたことを特徴とする請求項9ないし11の何れか一項に記載のデータ通信システム。
  13. 前記送受信手段が、携帯端末からの、送受信の停止期間が経過し、送受信の再開を示す登録情報を受信するように構成され、
    前記通信制御装置の判断情報登録手段が、前記送受信手段により受信された、前記端末装置からの登録情報に基づき、前記判断情報記憶手段を更新するように構成されたことを特徴とする請求項9ないし12の何れか一項に記載の通信制御装置。
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