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JP4950819B2 - 交流消耗電極短絡アーク溶接方法 - Google Patents

交流消耗電極短絡アーク溶接方法 Download PDF

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JP4950819B2
JP4950819B2 JP2007244603A JP2007244603A JP4950819B2 JP 4950819 B2 JP4950819 B2 JP 4950819B2 JP 2007244603 A JP2007244603 A JP 2007244603A JP 2007244603 A JP2007244603 A JP 2007244603A JP 4950819 B2 JP4950819 B2 JP 4950819B2
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本発明は、電極プラス極性と電極マイナス極性とを交互に切り換えて溶接を行う交流消耗電極短絡アーク溶接において極性切り換えに伴う溶接状態の不安定を抑制するための交流消耗電極短絡アーク溶接方法に関するものである。
短絡アーク溶接は、消耗電極である溶接ワイヤを定速で送給すると共に、溶接ワイヤと母材との間で短絡期間とアーク期間とを繰り返しながら溶接が行われる。短絡期間中は予め定めた短絡電流波形パラメータに従って短絡電流を通電し、アーク期間中は溶接電源の定電圧特性に従ってアーク電流を通電する。短絡アーク溶接には、中電流域以下のCO2溶接、MAG溶接、MIG溶接等が該当する。短絡アーク溶接は、通常は溶接ワイヤが陽極となり母材が陰極となる電極プラス極性で溶接が行われる。しかし、ワークが薄板でギャップの大きい場合には、電極プラス極性と電極マイナス極性とを交互に切り換えて溶接を行う交流消耗電極短絡アーク溶接方法が使用されることが多い。これは、交流消耗電極短絡アーク溶接方法では、電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間との時間比率を調整することによって母材への入熱及びワイヤ溶着量を所望値に設定することができるので、ギャップのある薄板を高品質に溶接することができるからである。極性を切り換える周期は、0.2〜10Hz程度である。
溶接中において極性を切り換えるためには、下記に説明する様々な工夫を行う必要がある。溶接中に極性を切り換える場合において、その切換タイミングがアーク状態であると、極性切換時にアーク切れが発生して不良な溶接になってしまう。このアーク切れを防止するために、極性切換時に数百Vの高電圧を印加する必要がある。この高電圧印加回路は回路構成が複雑であるために高価であり、かつ、大型であるという問題を有している。この問題を短絡アーク溶接において解決するために提案されたのが、以下に説明する従来技術(特許文献1、2参照)である。この従来技術では、溶接中の極性切り換えを必ず短絡期間において行うものである。アーク期間ではないのでアーク切れが発生する心配はない。このために、上記の高電圧印加回路も不要となる。以下、この従来技術について図面を参照して説明する。
図3は、従来技術の交流消耗電極短絡アーク溶接方法における電圧・電流波形図である。同図(A)は極性切換信号Saを示し、同図(B)は極性切換開始信号Sbを示し、同図(C)は溶接ワイヤと母材との間の電圧である溶接電圧vを示し、同図(D)はアーク/短絡負荷を通電する溶接電流iを示す。同図において、EPとは電極プラス極性を示し、ENとは電極マイナス極性を示す。以下、同図を参照して説明する。
短絡期間Ts中は、同図(C)に示すように、溶接電圧vは数V程度の短絡電圧値となり、同図(D)に示すように、溶接電流iは予め定めた短絡電流波形パラメータに従って通電する。すなわち、短絡が発生すると、短絡電流を予め定めた短絡初期期間Ti中は小電流値(数十A)の予め定めた短絡初期電流値Iiにアーク電流から減少させ、その後は予め定めた上昇特性Cuに従って増加させ、これでも短絡が解除しないときは短絡発生から予め定めた短絡解除期間Tkが経過した後は大電流値(400〜600A程度)の予め定めた短絡解除電流値Ikに急増させる。したがって、上記の短絡電流波形パラメータは、短絡初期期間Ti、短絡初期電流値Ii、上昇特性Cu、短絡解除期間Tk及び短絡解除電流値Ikから形成される。短絡電流波形パラメータは、短絡期間Ts中の短絡電流の波形を定義するためのものであるので、同図に示した以外にも種々なパラメータの設定方法がある。短絡電流波形パラメータは出力極性おとに適正値に設定される。したがって、短絡電流波形パラメータの一部又は全部は、電極プラス極性期間Tepと電極マイナス極性期間Tenとは異なった値になる。この短絡期間Ts中は、短絡電流波形パラメータに従った短絡電流を通電するために、溶接電源は定電流特性となる。
短絡電流パラメータは、アーク期間Ta中に溶接ワイヤ先端に形成された溶滴を短絡期間Ts中に円滑に溶融池に移行させるために適正値に設定される。溶滴の下端部が溶融池に接触すると短絡が発生する。この状態をより確実な短絡状態に導くために、短絡初期期間Tiを設けて短絡初期電流Iiを通電する。その後は上昇特性Cuに従って短絡電流を増加させて短絡解除に導く。この上昇特性Cuが急勾配過ぎると短絡解除時に大粒のスパッタが発生してビード外観が悪くなる。他方、この上昇特性Cuが緩やかな勾配過ぎると短絡が解除されずに不安定な溶接状態になる。1秒間に30〜80回程度発生する短絡は、ほとんどこの上昇特性Cuの短絡電流が通電しているときに解除されてアークが発生する。しかし、ワイヤ送給速度の変動、溶融池の不規則な運動、トーチ高さの変動等の外乱によって溶滴サイズが大きくなる場合がときたま生じる。このようなときには、上昇特性Cuの短絡電流の通電では短絡が解除できない場合がある。このときは、短絡発生時点から短絡解除期間Tkが経過した後は短絡解除電流Ikを通電して強制的な短絡解除を行う。短絡電流波形パラメータを出力極性に応じて異なった値に設定する理由は、出力極性によって溶滴サイズが大きく異なるためである。すなわち、電極プラス極性期間Tep中はワイヤ直径よりも少し大きい程度の溶滴サイズになる。他方、電極マイナス極性期間Ten中の溶滴サイズは、電極プラス極性期間Tepよりも約2倍程度大きくなり、かつ、そのサイズが大きく変動する。このために、電極マイナス極性期間Ten中の短絡電流波形パラメータは、電極プラス極性期間Tep中に比べて以下のように設定される。すなわち、上昇特性Cuは急勾配に、短絡解除期間Tkは短く、短絡解除電流値Ikは大きく設定される。
次に、アーク期間Ta中は、同図(C)に示すように、溶接電圧vは数十V程度のアーク電圧値となり、同図(D)に示すように、溶接電流iはアーク電流となり次第に減少する。アーク期間Ta中は溶接電源は定電圧特性になるので、このアーク電流は定電圧特性とアーク負荷との関係によって変化する。アーク期間Ta中は定電圧特性に設定される理由は、アーク長を適正値に制御するためである。
時刻t1において、同図(A)に示すように、極性切換信号Saが変化すると、これに応動して同図(B)に示すように、極性切換開始信号Sbは時刻t1以降の最初の短絡が時刻t2で発生した後の短絡初期期間Tiが経過した時刻t3において変化する。これに応動して、同図(C)に示す溶接電圧v及び同図(D)に示す溶接電流iの極性は、電極プラス極性EPから電極マイナス極性ENへと切り換わる。電極マイナス極性ENから電極プラス極性EPに切り換わるときも同図と同様に行う。同図では、極性切換タイミングを短絡初期期間Tiが経過した時点としているが、短絡期間Ts又は短絡初期期間Ti中の任意の時点で行っても良い。
特開昭58−38664号公報 特開2006−142317号公報
上述した従来技術では、図3に示すように、極性切換タイミングは短絡期間Ts中となる。時刻t3において極性が切り換わると、それに伴って短絡電流波形パラメータも切り換わる。上述したように、短絡電流波形パラメータの値は、アーク期間Ta中に形成された溶滴を円滑に移行うさせるように設定される。時刻t2において溶融池と接触する溶滴はそれ以前のアーク期間Ta中に形成されたものである。したがって、時刻t2時点での溶滴は電極プラス極性EPで形成されたものであるのでそのサイズは小さい。しかし、時刻t3において短絡電流波形パラメータは電極マイナス極性EN用の値に切り換わるために、小さなサイズの溶滴に対しては不適合であり、大粒のスパッタが発生しビード外観が悪くなる。このようになる理由は、電極プラス極性EPで形成された溶滴が電極マイナス極性EN用の短絡電流波形パラメータ値によって移行させられるためである。電極マイナス極性ENから電極プラス極性EPに切り換わるときも同様に溶接状態が不安定になる。すなわち、電極マイナス極性ENのアーク期間Taで形成された大きなサイズの溶滴を、電極プラス極性EP用の短絡電流波形パラメータ値によって移行させるために短絡解除に長い時間がかかり溶接状態が不安定になる。
そこで、本発明は、極性切換に伴う溶滴移行状態の不安定を抑制することができる交流消耗電極短絡アーク溶接方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、
溶接ワイヤを送給すると共に、予め定めた短絡電流波形パラメータに従った短絡電流が通電する短絡期間と予め定めた定電圧特性に従ったアーク電流が通電するアーク期間とを繰り返す短絡アーク溶接にあって、
溶接電源の出力極性を電極プラス極性と電極マイナス極性とに前記短絡期間中の所定極性切換タイミングで交互に切り換え、前記短絡電流波形パラメータを前記電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とで異なる値に設定して溶接を行う交流消耗電極短絡アーク溶接方法において、
前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生した後に各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする交流消耗電極短絡アーク溶接方法である。
第2の発明は、短絡が発生すると、短絡電流を予め定めた短絡初期期間中は小電流値の予め定めた短絡初期電流値に減少させ、その後は予め定めた上昇特性に従って増加させ、短絡発生後予め定めた短絡解除期間が経過すると大電流値の予め定めた短絡解除電流値に急増させて短絡を解除させ、
前記短絡電流波形パラメータとして、前記上昇特性、前記短絡解除期間又は前記短絡解除電流値の少なくとも1つ以上を設定する、ことを特徴とする第1の発明記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法である。
第3の発明は、前記極性切換タイミングが前記短絡初期期間中である、ことを特徴とする第2の発明記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法である。
第4の発明は、前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定期間経過後に各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする第1〜第3の発明のいずれか1項に記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法である。
第5の発明は、前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定回数の短絡が発生した時点で各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする第1〜第3の発明のいずれか1項に記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法である。
上記第1の発明によれば、短絡電流波形パラメータは出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生した後に各出力極性に対応した値に切り換わる。このために、極性切換前に形成された溶滴が極性切換後もその溶滴サイズに適合した短絡電流波形パラメータに従った短絡電流によって溶滴移行が行われるので、安定した溶滴移行となり、良好な溶接品質を得ることができる。
上記第2の発明によれば、短絡が発生すると、短絡電流を予め定めた短絡初期期間中は小電流値の予め定めた短絡初期電流値に減少させ、その後は予め定めた上昇特性に従って増加させ、短絡発生後予め定めた短絡解除期間が経過すると大電流値の予め定めた短絡解除電流値に急増させて短絡を解除させる場合において、
短絡電流波形パラメータとして上昇特性、短絡解除期間又は短絡解除電流値の少なくとも1つ以上を設定することによって、上記の効果を奏することができる。
第3の発明によれば、極性切換タイミングが短絡初期期間中であるときは、小電流の状態で極性を切り換えることができるので、極性切換用スイッチング素子へのサージ電圧の印加を抑制することができる。このために溶接電源の信頼性を向上させることができる。
第4の発明によれば、短絡電流波形パラメータを、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定期間経過後に各出力極性に対応した値に切り換えるようにしている。極性切換後のしばらくの間は、極性切換前に溶接ワイヤに蓄積された熱量のために溶滴形成が影響される場合がある。このために、極性切換後の短絡が解除されてから所定期間の間は極性切換前の短絡電流波形パラメータ値を使用することによって、安定した溶滴移行を行うことができる。
第5の発明によれば、短絡電流波形パラメータを、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定回数の短絡が発生したときに各出力極性に対応した値に切り換えるようにしている。極性切換後のしばらくの間は、極性切換前に溶接ワイヤに蓄積された熱量のために溶滴形成が影響される場合がある。このために、極性切換後の短絡が解除されてから所定回数の短絡が発生するまでの間は極性切換前の短絡電流波形パラメータ値を使用することによって、安定した溶滴移行を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る交流消耗電極短絡アーク溶接方法を示すタイミングチャートである。同図(A)は極性切換信号Saを示し、同図(B)は極性切換開始信号Sbを示し、同図(C)は溶接電圧vを示し、同図(D)は溶接電流iを示し、同図(E)はパラメータ切換信号Spを示す。同図は上述した図3と対応しており、以下異なる点について同図を参照して説明する。
同図(D)に示すように、短絡電流波形パラメータは、電極プラス極性EPのときは(短絡初期期間Tip,短絡初期電流値Iip,上昇特性Cup,短絡解除期間Tkp,短絡解除電流値Ikp)から形成され、電極マイナス極性ENのときは(短絡初期期間Tin,短絡初期電流値Iin,上昇特性Cun,短絡解除期間Tkn,短絡解除電流値Ikn)から形成される。極性によって、上昇特性、短絡解除期間又は短絡解除電流値の少なくとも1つ以上は異なった値に設定される。
時刻t1において、同図(A)に示すように、、極性切換信号Saが変化し、最初の短絡が発生して短絡初期期間Tipが経過した時点(t3)ににおいて、同図(B)に示すように、極性切換開始信号Sbが変化する。これに応動して、同図(C)に示すように、電極プラス極性EPから電極マイナス極性ENに切り換わる。同図(D)に示すように、時刻t2に短絡が発生し、短絡初期期間Tipに入るために短絡電流は短絡初期電流値Iipになる。この短絡初期電流値Iipは数十A程度の小さな値であるので、後述する極性切換用スイッチング素子(図2のPTR及びNTR)へのサージ電圧の印加が小さくなり負担が抑制される。短絡期間Ts中に極性を切り換えているので、アーク切れの心配は不要であり安定した極性切換を行うことができる。
時刻t4において極性切換後の最初の短絡が解除されると、同図(E)に示すように、パラメータ切換信号Spが変化する。これに応動して、短絡電流波形パラメータは、上述した電極プラス極性EP用の値から電極マイナス極性EN用の値に切り換わる。このために、時刻t2からの最初の短絡期間Ts中は電極プラス極性EP用の短絡電流波形パラメータ値になる。したがって、極性切換前に電極プラス極性EPで形成された溶滴が、極性切換後も電極プラス極性EP用の短絡電流波形パラメータ値で移行させられることになり、安定した溶滴移行を行うことができる。電極マイナス極性ENから電極プラス極性EPに切り換えるときも同様に安定した溶滴移行を行うことができる。
同図においては、極性切換後の最初の短絡が解除される時点で短絡電流波形パラメータ値を切り換える場合を例示した。これ以外にも、最初の短絡が解除されてアークが発生してから所定期間経過した時点で短絡電流波形パラメータ値を切り換えても良い。また、最初の短絡が解除されてアークが発生した後に所定回数の短絡が解除された時点で短絡電流波形パラメータ値を切り換えるようにしても良い。
図2は、上述した実施の形態に係る交流消耗電極短絡アーク溶接方法を実施するための溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
インバータ回路INVは、交流商用電源AC(3相200V等)を入力として整流し、後述する誤差増幅信号Eaに従ってインバータ制御によって高周波交流を出力する。高周波トランスINTは、高周波交流をアーク溶接に適した電圧値へと降圧した高周波交流を出力する。2次側ダイオードD2a〜D2dは、降圧された高周波交流を直流に整流する。電極プラス極性スイッチング素子PTRは、後述する電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pdに従ってオン/オフされ、オン状態のときは電極プラス極性EPになる。電極マイナス極性スイッチング素子NTRは、後述する電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Ndに従ってオン/オフされ、オン状態のときは電極マイナス極性ENになる。リアクトルWLは、整流されたリップルのある直流を平滑する。溶接ワイヤ1はワイヤ送給装置の送給ロール5によって溶接トーチ4内を通って送給され、母材2との間にアーク3が発生する。
電圧検出回路VDは、交流の溶接電圧vを検出し絶対値に変換して、電圧検出信号Vdを出力する。短絡判別回路SDは、この電圧検出信号Vdの値によって短絡期間とアーク期間とを判別し、短絡期間のときはHighレベルとなりアーク期間のときはLowレベルとなる短絡判別信号Sdを出力する。電流検出回路IDは、交流の溶接電流iを検出し絶対値に変換して、電流検出信号Idを出力する。
極性切換信号生成回路SAは、予め定めた電極プラス極性期間Tepの間はHighレベルになり予め定めた電極マイナス極性期間Tenの間はLowレベルになる極性切換信号Saを出力する。極性切換開始信号生成回路SBは、この極性切換信号Saが変化した後に後述する短絡初期期間終了信号Stiが入力された時点で変化する極性切換開始信号Sbを出力する。駆動回路Dvは、この極性切換開始信号SbがHighレベルのときは電極プラス極性スイッチング素子PTRを駆動するための電極プラス極性スイッチング素子駆動信号Pdを出力し、Lowレベルのときは電極マイナス極性スイッチング素子NTRを駆動するための電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号Ndを出力する。
電極プラス極性用短絡電流波形パラメータ設定回路PPRは、予め定めた電極プラス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号Pprを出力する。電極マイナス極性用短絡電流波形パラメータ設定回路PNRは、予め定めた電極マイナス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号Pnrを出力する。ここで、Ppr=(Tip,Iip,Cup,Tkp,Ikp)であり、Pnr=(Tin,Iin,Cun,Tkn,Ikn)である。パラメータ切換信号生成回路SPは、上記の極性切換開始信号Sbが変化し、かつ、上記の短絡判別信号SdがLowレベル(アーク期間)に変化した時点で変化するパラメータ切換信号Spを出力する。パラメータ切換回路SWPは、このパラメータ切換信号SpがHighレベルのときは上記の電極プラス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号Pprをパラメータ設定信号Prとして出力し、Lowレベルのときは上記の電極マイナス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号Pnrをパラメータ設定信号Prとして出力する。短絡電流設定回路IRは、上記の短絡判別信号SdがHighレベル(短絡期間)になった時点からこのパラメータ設定信号Prに従った短絡電流を通電するための短絡電流設定信号Irを出力する。この短絡電流波形パラメータによる短絡電流の通電については、図1で上述している。電流誤差増幅回路EIは、上記の短絡電流設定信号Irと電流検出信号Idとの誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。
電圧設定回路VRは、予め定めた電圧設定信号Vrを出力する。電圧誤差増幅回路EVは、この電圧設定信号Vrと上記の電圧検出信号Vdとの誤差を増幅して電圧誤差増幅信号Evを出力する。外部特性切換回路SWは、上記の短絡判別信号SdがHighレベル(短絡期間)のときは上記の電流誤差増幅信号Eiを誤差増幅信号Eaとして出力し、Lowレベル(アーク期間)のときは上記の電圧誤差増幅信号Evを誤差増幅信号Eaとして出力する。したがって、溶接電源の外部特性は短絡期間中は定電流特性となり、アーク期間中は定電圧特性となる。上述したブロック構成によって、図1の各信号が出力されて交流の溶接電圧v及び溶接電流iが通電する。
上述した実施の形態によれば、短絡電流波形パラメータは出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生した後に各出力極性に対応した値に切り換わる。このために、極性切換前に形成された溶滴が極性切換後もその溶滴サイズに適合した短絡電流波形パラメータに従った短絡電流によって溶滴移行が行われるので、安定した溶滴移行となり、良好な溶接品質を得ることができる。
短絡が発生すると、短絡電流を予め定めた短絡初期期間中は小電流値の予め定めた短絡初期電流値に減少させ、その後は予め定めた上昇特性に従って増加させ、短絡発生後予め定めた短絡解除期間が経過すると大電流値の予め定めた短絡解除電流値に急増させて短絡を解除させる場合において、短絡電流波形パラメータとして上昇特性、短絡解除期間又は短絡解除電流値の少なくとも1つ以上を設定することによって、上記の効果を奏することができる。
極性切換タイミングが短絡初期期間中であるときは、小電流の状態で極性を切り換えることができるので、極性切換用スイッチング素子へのサージ電圧の印加を抑制することができる。このために溶接電源の信頼性を向上させることができる。
短絡電流波形パラメータを、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定期間経過後に各出力極性に対応した値に切り換えるようにしても良い。極性切換後のしばらくの間は、極性切換前に溶接ワイヤに蓄積された熱量のために溶滴形成が影響される場合がある。このために、極性切換後の短絡が解除されてから所定期間の間は極性切換前の短絡電流波形パラメータ値を使用することによって、安定した溶滴移行を行うことができる。この所定期間は、10〜100ms程度である。
短絡電流波形パラメータを、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定回数の短絡が発生したときに各出力極性に対応した値に切り換えるようにしても良い。極性切換後のしばらくの間は、極性切換前に溶接ワイヤに蓄積された熱量のために溶滴形成が影響される場合がある。このために、極性切換後の短絡が解除されてから所定回数の短絡が発生するまでの間は極性切換前の短絡電流波形パラメータ値を使用することによって、安定した溶滴移行を行うことができる。この所定回数は、1〜10回程度である。
本発明の実施の形態に係る交流消耗電極短絡アーク溶接方法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る交流消耗電極短絡アーク溶接方法を実施するための溶接電源のブロック図である。 従来技術の交流消耗電極短絡アーク溶接方法を示す波形図である。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
AC 交流商用電源
Cu 上昇特性
Cun 電極マイナス極性用上昇特性
Cup 電極プラス極性用上昇特性
D2a〜D2d 2次側ダイオード
Dv 駆動回路
Ea 誤差増幅信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EN 電極マイナス極性
EP 電極プラス極性
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
i 溶接電流
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
Ii 短絡初期電流
Iin 電極マイナス極性用短絡初期電流値
Iip 電極プラス極性用短絡初期電流値
Ik 短絡解除電流値
Ikn 電極マイナス極性用短絡解除電流値
Ikp 電極プラス極性用短絡解除電流値
INT 高周波トランス
INV インバータ回路
IR 短絡電流設定回路
Ir 短絡電流設定信号
Nd 電極マイナス極性スイッチング素子駆動信号
NTR 電極マイナス極性スイッチング素子
Pd 電極プラス極性スイッチング素子駆動信号
PNR 電極マイナス極性用短絡電流波形パラメータ設定回路
Pnr 電極マイナス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号
PPR 電極プラス極性用短絡電流波形パラメータ設定回路
Ppr 電極プラス極性用短絡電流波形パラメータ設定信号
Pr パラメータ設定信号
PTR 電極プラス極性スイッチング素子
SA 極性切換信号生成回路
Sa 極性切換信号
SB 極性切換開始信号生成回路
Sb 極性切換開始信号
SD 短絡判別回路
Sd 短絡判別信号
SP パラメータ切換信号生成回路
Sp パラメータ切換信号
Sti 短絡初期期間終了信号
SW 外部特性切換回路
SWP パラメータ切換回路
Ta アーク期間
Ten 電極マイナス極性期間
Tep 電極プラス極性期間
Ti 短絡初期期間
Tin 電極マイナス極性用短絡初期期間
Tip 電極プラス極性用短絡初期期間
Tk 短絡解除期間
Tkn 電極マイナス極性用短絡解除期間
Tkp 電極プラス極性用短絡解除期間
Ts 短絡期間
v 溶接電圧
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
VR 電圧設定回路
Vr 電圧設定信号
WL リアクトル

Claims (5)

  1. 溶接ワイヤを送給すると共に、予め定めた短絡電流波形パラメータに従った短絡電流が通電する短絡期間と予め定めた定電圧特性に従ったアーク電流が通電するアーク期間とを繰り返す短絡アーク溶接にあって、
    溶接電源の出力極性を電極プラス極性と電極マイナス極性とに前記短絡期間中の所定極性切換タイミングで交互に切り換え、前記短絡電流波形パラメータを前記電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とで異なる値に設定して溶接を行う交流消耗電極短絡アーク溶接方法において、
    前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生した後に各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする交流消耗電極短絡アーク溶接方法。
  2. 短絡が発生すると、短絡電流を予め定めた短絡初期期間中は小電流値の予め定めた短絡初期電流値に減少させ、その後は予め定めた上昇特性に従って増加させ、短絡発生後予め定めた短絡解除期間が経過すると大電流値の予め定めた短絡解除電流値に急増させて短絡を解除させ、
    前記短絡電流波形パラメータとして、前記上昇特性、前記短絡解除期間又は前記短絡解除電流値の少なくとも1つ以上を設定する、ことを特徴とする請求項1記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法。
  3. 前記極性切換タイミングが前記短絡初期期間中である、ことを特徴とする請求項2記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法。
  4. 前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定期間経過後に各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法。
  5. 前記短絡電流波形パラメータは、出力極性が短絡期間中に切り換わりこの短絡が解除されてアークが発生してから所定回数の短絡が発生した時点で各出力極性に対応した値に切り換わる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の交流消耗電極短絡アーク溶接方法。
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