JP4835892B2 - 小型両面回路の形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は小型両面回路の形成方法に関し、更に詳しくは基材の片面に第1の回路を備え、反対側の面に第2の回路を備え、両回路はIC回路を介して連続している小型両面回路の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりRFIDデータキャリアはコイル状のアンテナ回路とアンテナ回路に搭載したICたチップにより構成される。その場合において、一般にコイル状に形成した回線の始端と終端を基材の裏面を接続して回路の形成すると共に回路の途中にICチップ搭載部を形成しアンテナ回路とIC回路を電気的に接続してRFIDデータキャリアパターンを形成していた。
【0003】
また、基材の両面にコイル状の回線を形成する場合には、表裏のコイル状回線を直列に接続し、直列に接続した回線の始端と終端を電気的に接続して回路を形成すると共に回路の途中にICチップ搭載部を形成しアンテナ回路とIC回路を電気的に接続してRFIDデータキャリアパターンを形成していた。
【0004】
また、ICチップの搭載はベアチップ実装、即ち、ベア(裸)のICを実装基板に実装する実装技術によりアンテナ回路に接続されていた。ベアチップ実装の接続技術は、ワイヤボンディング方式とフリップチップ方式がある。接続後に信頼性を確保するために樹脂封止が行われる。
【0005】
ベアチップ実装は、電子部品を小型、薄型、軽量化するために使用される。さらにベアチップ実装は、パッケージ品と比べ高密度実装が可能である。ICと回路基板の接続距離を短くでき、より高速なシステムへ対応できる。従って、電卓、時計、携帯機器などの汎用品から、高速のコンピュータ向けまでの幅広い範囲で適用されている。
【0006】
しかしながら従来のフリップチップは、ICチップの電極パッド上に突起状電極(バンプ)を形成し、相対する基板上の電極パッドに対して位置合わせして実装するように構成されたもので、ICチップを回路に接続する手段しか備えていないもので、基材の表裏に形成した2つの回線を電気的に接続する手段は備えていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は表裏の回線を接続してアンテナ回路を形成することと、アンテナ回路にIC回路を接続することを同時に行うことができる小型両面回路の形成方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上記の課題の解決するもので、基材の片面に第1の回路を備え、反対側の面に第2の回路を備え、両回路はIC回路を介して連続している小型両面回路の形成方法であって、4つのバンプ(A,B,イ,ロ)を備え、そのうちの一対のバンプ(イ,ロ)は互いに電気的に接続されており、残り一対のバンプ(A,B)の各々はその端子部につながるICチップを用い、第1の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの一つ(A)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの一つ(イ)に接続し、第2の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続することを特徴とする。
【0009】
本発明の方法において、フレキシブル基板の両面に金属層を積層してなる母材を用意し、フォトエッチング法により一方の面に第1の回路を形成すると共に反対側の面に第2の回路を形成し、第1の回路の両端末に対応する位置に反対面側から前記端末に至るスルーホールをドライエッチングまたはウェットエッチングのうちの何れかの方法により形成し、第2の回路を設けた側からICチップを、ICチップの電極パッド上に形成されたバンプの一つはスルーホールを介して第1の回路の端末に接続し、もう一つは第2の回路の端末につながるように位置合わせして搭載し、前記バンプをそれぞれ第1の回路の端末及び第2の回路の端末に接続し、第1の回路のもう一つの端末及び第2の回路のもう一つの端末は前記互いに電気的に接続された一対のバンプに夫々接続することにより、表裏の回線の接続とアンテナ回路にICチップを接続することを同時に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明について詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の方法において用いるICチップ1の背面図を示す。このICチップ1は4つのバンプ(A,B,イ,ロ)を備え、そのうちの一対のバンプ(イ,ロ)は互いにワイヤ2を介して電気的に接続されており、残り一対のバンプ(A,B)はICチップの端子部につながるものである。尚、イとロの接続はIC回路内の導通によってもよい。
【0012】
図2は図1に示すICチップを用いて表裏の回線を接続してアンテナ回路を形成することと、アンテナ回路にIC回路を接続することを同時に行った状態を示す。ICチップ1のバンプ(A)は第1の回路(表回路)の一方の端末4aにスルーホール6を通して接続され、バンプ(B)は第2の回路(裏回路)の端末5aに接続されている。また、第2の回路の他方の端末(図示せず)は図示しないバンプ(イ)に接続される。一方、第1の回路の他方の端末4bはバンプ(イ)に電気的に接続されたバンプ(ロ)にスルーホール7を通して接続され、図3に示すような回路が形成される。
【0013】
図4及び図5は第1の回路及び第2の回路の一例を示す。尚、図面において8はアンテナコイルの内側の領域を示す。
【0014】
以上述べたように本発明の方法によればICチップを搭載し、接続するだけで表裏の回線を接続してアンテナ回路を形成することと、アンテナ回路にIC回路を接続することを同時に行うことができる。
【0015】
図6は基材の表裏に第1の回路及び第2の回路を形成する過程を示す。
PET、PI等の絶縁性プラスチックフィルムからなる基材3の両面に銅箔、アルミニウム箔等の金属21を積層した母材22を用意する(図6(a))。次いで、この母材22の両面にレジストパターン23,24を取り付け(図6(b))、ウエットエッチングによりエッチングした後レジストを剥離して第1の回路4及び第2の回路5を形成する(図6(c))。最後に、エキシマレーザ、インパクト炭酸ガスレーザによりスルーホール6、7を形成する(図6(d))。
【0016】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の方法によれば、4つのバンプ(A,B,イ,ロ)を備え、そのうちの一対のバンプ(イ,ロ)は互いに電気的に接続されており、残り一対のバンプ(A,B)の各々はその端子部につながるICチップを用い、第1の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの一つ(A)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの一つ(イ)に接続し。第2の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続することにより、表裏の回線を接続してアンテナ回路を形成することと、アンテナ回路にICチップを接続することを同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法において用いるICチップの背面図である。
【図2】 本発明の方法によって表裏の回線を接続してアンテナ回路を形成し、同時にアンテナ回路にICチップを接続した状態を示す略図である。
【図3】 本発明の方法により形成した回路の回路図である。
【図4】 第1の回路の平面図である。
【図5】 第2の回路の平面図である。
【図6】 第1及び第2の回路の形成過程を示す。
【符号の説明】
1 ICチップ
A,B,イ,ロ バンプ
2 ワイヤ
3 基材
4a、4b 第1の回路の端末
5a、5b 第2の回路の端末
6、7 スルーホール
3 基材
21 金属
22 母材
23、24 レジストパターン
4 第1の回路
5 第2の回路
Claims (3)
- 基材の片面に第1の回路を備え、反対側の面に第2の回路を備え、両回路はIC回路を介して連続している小型両面回路の形成方法であって、4つのバンプ(A,B,イ,ロ)を備え、そのうちの一対のバンプ(イ,ロ)は互いに電気的に接続されており、残り一対のバンプ(A,B)の各々はその端子部につながるICチップを用い、第1の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの一つ(A)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの一つ(イ)に接続し、第2の回路の一方の端末をICチップの端子部につながる一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続し、他方の端末を前記互いに電気的に接続された一対のバンプのうちの残りの一つ(B)に接続することを特徴とする小型両面回路の形成方法。
- フレキシブル基板の両面に金属層を積層してなる母材を用意し、フォトエッチング法により一方の面に第1の回路を形成すると共に反対側の面に第2の回路を形成し、第1の回路の両端末に対応する位置に反対面側から前記端末に至るスルーホールをドライエッチングまたはウェットエッチングのうちの何れかの方法により形成し、第2の回路を設けた側からICチップを、ICチップの電極パッド上に形成されたバンプの一つはスルーホールを介して第1の回路の端末に接続し、もう一つは第2の回路の端末につながるように位置合わせして搭載し、前記バンプをそれぞれ第1の回路の端末及び第2の回路の端末に接続し、第1の回路のもう一つの端末及び第2の回路のもう一つの端末は前記互いに電気的に接続された一対のバンプに夫々接続することを特徴とする請求項1に記載の小型両面回路の形成方法。
- 第1および第2の回路が直列につながるアンテナ回路であることを特徴とする請求項1または2に記載の小型両面回路の形成方法。
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