JP2003044807A - 非接触icカードと非接触icカード用インレット及びその検査方法 - Google Patents
非接触icカードと非接触icカード用インレット及びその検査方法Info
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Abstract
ても効率よく検査が可能な非接触ICカードのインレッ
トを提供すること。 【解決手段】少なくともループアンテナと、ICを備え
ている非接触ICカード用インレットの検査方法におい
て、前記ループアンテナの少なくとも一部分が未接続と
なっており、また、前記ICと前記ループアンテナが接
続された状態で、検査プローブを前記ICに接触させて
行うIC検査と、前記ループアンテナと検査プローブを
接触させて行うループアンテナ検査をし、最後に、前記
ループアンテナの未接続部分を接続することを特徴とし
た非接触ICカード用インレットの検査方法を提供す
る。
Description
ド基体に電子部品等からなるインレットを挿入してなる
非接触ICカード及びこの非接触ICカード用インレッ
トの検査方法に関する。
触状態でデータの通信を行う非接触ICカードは、定期
券などへの応用が期待されている。この非接触ICカー
ドは、一般的にプラスチックカード基体内に通信を制御
し、データを読書きするなどの機能を有したICと電磁
波を送受するためのアンテナを内蔵している。従来の非
接触ICカード用インレットは、図1に示すようなイン
レット103の外観を有し、図2に示すようなモジュー
ルを有する。そして、インレット103に設けるアンテ
ナ101は、導体をループ状に形成したループアンテナ
が用いられる。このアンテナ101を構成する導体は、
マグネットワイヤと呼ばれている銅線に絶縁被覆を施し
たものが用いられる。
等に実装され、封止樹脂203により封止されたモジュ
ールとして使用されることが多い。このモジュール10
2とループアンテナ101の接合は、溶接やはんだ付け
等が用いられている。このようにしてインレット103
と呼ばれる機能部品が完成する。そして非接触ICカー
ドは、前記インレットを樹脂シートなどで挟み、熱ラミ
ネート法など一体化して製造される。
合に溶接やはんだ付けを用いている。 この溶接やはん
だ付けを用いて接合すると、接合時に加わる温度や圧力
等のストレスが大きいためICに直接接合できない。そ
のため、ICを一旦モジュールに加工した後、前記の接
合を行なわなければならない。
封止樹脂が必要なため、厚さが、IC単体よりも厚くな
ってしまう。一般的な非接触ICカードは、ISO/I
ECで規定されており、ID−1サイズにより、厚さが
約0.8mm程度のものが流通している。そのため、前
記規格に合わせて、内蔵されるLSIなどの電子部品は
極薄く加工する必要がある。
4に示すように、極めて薄い絶縁樹脂フィルム304上
に、ループアンテナ302をプリント配線板で形成し、
フェイスダウン方式でループアンテナ302に直接IC
301を実装する方法が提案されている。
テナ302に実装されるため、ループアンテナ302と
の接続用の基板は不要である。また、フェイスダウン実
装方式によりICの実装面がACF(An isotr
opic conductive film)303な
どの接合用樹脂により保護されるため、封止樹脂も不要
となり、全体の厚さを薄くすることができる。
によりパターンが形成されるが、ループを形成したアン
テナを、ICと接合するためには、図3に示すように、
樹脂フィルムの両面に導体パターンを形成し、上パター
ン305を下パターン306に接合するためのスルーホ
ール307を設ける加工が必要である。そのため製造コ
ストが上がってしまう問題があった。
め、図6に示すように、多数のインレット403が面付
けされた状態で加工する。図6の例は15面付けであ
る。IC402をループアンテナ401に実装したと
き、実装が正常かどうかの検査が必要である。このよう
にカードを面付けされた状態で検査する方法は、図7の
ように検査プローブ501を面付けに合わせて移動さ
せ、実際にインレット502と通信を行って検査する方
法しかない。ここで、面付けの数だけ検査プローブを用
意して検査することも可能であるが、検査プローブ同士
の干渉があるため、検査プローブの動作を時間で切替え
て検査する。そのため、15面付けの場合の検査時間は
インレット1つの検査時間の15倍は必要である。
ド単体での検査についてその方法が提案されている。し
かし、多数面付け状態での検査にはふれておらず、単に
非接触ICカードの通信をそのまま利用した検査方法で
あるため、面付け時のカード間の電磁波干渉等について
は対応できない問題があった。特開2000−2417
46号公報においても同様に、カード単体での検査につ
いてのみ記載がなされており、多面付けでの同時検査方
法についての解決手段が記載されていない。
もので、安価で、かつ、多数枚面付けされた状態におい
ても効率よく検査が可能な非接触ICカードのインレッ
トおよびそれを有する非接触ICカードを提供すること
を課題とする。
は、少なくともループアンテナとICを備えている非接
触ICカード用インレットの検査方法において、検査時
には、前記ICが前記ループアンテナに接続されてお
り、また、前記ループアンテナの少なくとも一部分が未
接続状態となっており、前記ループアンテナと検査プロ
ーブを接触させて前記ループアンテナを検査し、また、
前記ICと検査プローブを接触させて前記ICを検査
し、該ループアンテナ検査と該IC検査後に、前記ルー
プアンテナの未接続部分を接続することを特徴とする非
接触ICカード用インレットの検査方法である。このよ
うにすることにより、安価なループアンテナで、かつ、
効率的に非接触ICカード用インレットの検査を実施す
ることができる。
プアンテナとICを備えている非接触ICカード用イン
レットにおいて、請求項1に記載の非接触ICカード用
インレットの検査方法による検査前には、前記ICが前
記ループアンテナに接続されており、また、前記ループ
アンテナの少なくとも一部分が未接続状態となってお
り、請求項1に記載の非接触ICカード用インレットの
検査方法による検査の後に前記ループアンテナの未接続
部分を接続することを特徴とする非接触ICカード用イ
ンレットである。
の非接触ICカード用インレットを有することを特徴と
する非接触ICカードである。
を説明する。まず、図8は、本発明のインレットの一例
を示す説明図である。アンテナ601は、絶縁性樹脂フ
ィルム602上に貼りつけられた導体箔をエッチングに
よりスパイラル形状のパターンを形成した片面プリント
配線板からなる。ここで、前記絶縁性樹脂フィルムは、
ポリエステルやポリイミド、エポキシ樹脂等をフィルム
状に加工したもので、FPC(flexible pr
inted circuit)用に用いられるものであ
る。また、絶縁性を有するものであれば使用可能であ
り、前記樹脂以外に、セラミックス等も使用可能であ
る。
が1μmから100μm程度の金属箔を用いることがで
き、具体的には、主に銅やアルミ、あるいはそれらの合
金などでもよく、また、それらにメッキをしたものでも
よい。その他導電性を有するものであれば使用可能であ
り、前記金属箔を用いる以外、銀ペーストや銅ペースト
を印刷し、乾燥あるいは焼成した物でもよい。なお、導
体のパターン形成方法は、導体パターンを金属箔から形
成する場合は、エッチング法が有利である。その他、印
刷法や打ち抜き、転写法などにより形成してもよい。
に、IC604を実装する。このICの実装方式は、ワ
イヤボンディング法やフリップチップ法などがある。薄
く仕上げるためには、アンテナとの接続にワイヤを用い
ないフリップチップ法が有利である。フリップチップ法
の場合、ICのアンテナとの接続用のパッド(図示せ
ず)にバンプ(図示せず)を設ける。バンプはボールバ
ンプ法やスタッドバンプ法、メッキバンプ法など一般的
なICの実装に用いられ方法でよい。バンプの材質はア
ンテナの導体箔の材質との関係を考慮して選択される。
金や銀、プラチナ、アルミ、はんだなどの金属や合金、
あるいは銀ペーストは銅ペーストなどを使用したポリマ
ーバンプでも良い。
(Anisotropic conductive f
ilm)を貼りつけ、そこにICを実装する。ACF以
外にもACP(Anisotropic conduc
tive paste)やNCF(Non−condu
ctive film)、NCP(Non−condu
ctive paste)などの接着剤やはんだ付けに
より接続した後、アンダーフィルと呼ばれる充填材を充
填しても良い。ACFを用いた場合は、ICに熱と圧力
を加え、ACFを硬化させICを接合する。
否と、IC自体の機能検査を実施する。具体的には、ア
ンテナに設けられたIC検査用パッド605に、検査用
プローブを接触させて検査を実施する。ここで、検査プ
ローブは、接触させるので、図9のように閉回路が形成
され、アンテナが多面付けされている状態でも、他のア
ンテナに干渉が及ぶ心配はない。このように、複数のア
ンテナを同時に検査することが可能である。検査はIC
の機能検査やICとアンテナの実装による接合抵抗の抵
抗値などが検査可能である。
用いて、アンテナに設けられたアンテナ検査用パッド6
06に接触させて、アンテナの検査を同時に実施するこ
とができる。このときも図10のような閉回路が形成さ
れるため、複数のアンテナで同時に検査を実施すること
が可能である。
に、アンテナの未接続部分の接続パッド609を、ジャ
ンパー線608で接続して、インレット602が得られ
る。図13は、ジャンパー線608の一例の断面図であ
る。ジャンパー線は、マグネットワイヤと呼ばれる絶縁
皮膜を供えた銅線が用いられるのが一般的である。図で
は断面が円であるが方形でもよい。絶縁皮膜はアンテナ
との接触がなければ良いので、テープ状の導体のアンテ
ナとの接触面のみ絶縁してあるものでも良い。また、ア
ンテナの接続パッドとの接続部分を選択的に絶縁をしな
いようにしても良い。もちろん、アンテナにレジストを
施して絶縁して、導電体で接合しても良い。
波接合などが用いられる。溶接を使用した場合、ジャン
パー線608は、絶縁被覆611を取り除かずに、その
ままアンテナの接合パッド部分に配し、その上から接合
用治具を使って溶接を実施し、絶縁皮膜611、及び絶
縁性の融着皮膜610を溶接のエネルギーで取り除くと
同時にアンテナの接合パッドとの接合も行うことができ
る。
レットを同時に検査することが可能となり、検査時間の
短縮による工程の短縮がはかることができ、製品のコス
トダウンが可能である。
を利用して測定したもののように外部に電磁波が漏れる
ことがなく、電磁波による他の製造機器の誤動作などを
防ぐことができる。
り、片面プリント配線板が使用できるので、ループアン
テナの価格が両面基板を使用したものに比べ安価に製造
でき、広くしよう可能となった。
す説明図。
ール部拡大説明図。
示す説明図(a)およびそのC−Cでの断面図(b)。
のインレットの説明図。
レットの検査状態を示す説明図。
図。
路の一例を示した説明図。
等価回路の一例を示した説明図。
の一例を示した上面拡大図
例を示した断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくともループアンテナとICを備えて
いる非接触ICカード用インレットの検査方法におい
て、検査時には、前記ICが前記ループアンテナに接続
されており、また、前記ループアンテナの少なくとも一
部分が未接続状態となっており、前記ループアンテナと
検査プローブを接触させて前記ループアンテナを検査
し、また、前記ICと検査プローブを接触させて前記I
Cを検査し、該ループアンテナ検査と該IC検査後に、
前記ループアンテナの未接続部分を接続することを特徴
とする非接触ICカード用インレットの検査方法。 - 【請求項2】少なくともループアンテナとICを備えて
いる非接触ICカード用インレットにおいて、請求項1
に記載の非接触ICカード用インレットの検査方法によ
る検査前には、前記ICが前記ループアンテナに接続さ
れており、また、前記ループアンテナの少なくとも一部
分が未接続状態となっており、請求項1に記載の非接触
ICカード用インレットの検査方法による検査の後に前
記ループアンテナの未接続部分を接続することを特徴と
する非接触ICカード用インレット。 - 【請求項3】請求項2に記載の非接触ICカード用イン
レットを有することを特徴とする非接触ICカード。
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---|---|---|---|
JP2001229171A JP4774646B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 非接触icカードと非接触icカード用インレット及びその検査方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229171A patent/JP4774646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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