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JP4815382B2 - グローブボックス装置 - Google Patents

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JP4815382B2
JP4815382B2 JP2007100474A JP2007100474A JP4815382B2 JP 4815382 B2 JP4815382 B2 JP 4815382B2 JP 2007100474 A JP2007100474 A JP 2007100474A JP 2007100474 A JP2007100474 A JP 2007100474A JP 4815382 B2 JP4815382 B2 JP 4815382B2
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Description

本発明は、ボックス本体の開口部を開閉可能なリッドに取付けられるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支承されるハンドル本体に該ハンドル本体の前面を覆うようにして操作ノブが装着されて成る操作ハンドルと、施錠位置および解錠位置間で回動するロータがシリンダ体に回動可能に挿入されて成るとともに前記操作ハンドルに前記シリンダ体が前面から挿入、固定されるシリンダ錠と、前記リッドの閉鎖状態を維持するロック状態ならびに前記リッドの開放を許容するアンロック状態を前記シリンダ錠の解錠状態での前記操作ハンドルの操作に応じて切換えるロック機構とを備えるグローブボックス装置に関する。
このようなグローブボックス装置は、たとえば下記特許文献1等により既に知られている。
特開2004−76449号公報
ところで上記特許文献1で開示されたものでは、ハンドル本体に操作ノブを側方からスライドさせて嵌着せしめるようにしている。しかるに操作ノブが複雑な形状となると、スライド組付け可能とするような金型の形成が困難となる。そこでハンドル本体の前方から操作ノブを係合させる構造とすることが考えられるが、操作ノブを操作するときに操作ノブおよびハンドル本体の係合部に大きな力が作用して係合状態が解除されることは避ける必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作ノブをハンドル本体に係合して操作ハンドルを構成するにあたり、操作ノブおよびハンドル本体の係合状態が確実に維持されるようにしたグローブボックス装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ボックス本体の開口部を開閉可能なリッドに取付けられるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支承されるハンドル本体に該ハンドル本体の前面を覆うようにして操作ノブが装着されて成る操作ハンドルと、施錠位置および解錠位置間で回動するロータがシリンダ体に回動可能に挿入されて成るとともに前記操作ハンドルに前記シリンダ体が前面から挿入、固定されるシリンダ錠と、前記リッドの閉鎖状態を維持するロック状態ならびに前記リッドの開放を許容するアンロック状態を前記シリンダ錠の解錠状態での前記操作ハンドルの操作に応じて切換えるロック機構とを備えるグローブボックス装置において、前記操作ノブに、前記ハンドル本体に係脱可能に係合する係合片が設けられ、前記シリンダ錠のシリンダ体が、前記ハンドル本体に係合した状態にある前記係合片に前記ハンドル本体との係合状態が解除されるのを阻止する方向で当接して前記操作ハンドルに挿入、固定されることを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、操作ノブをハンドル本体に係合して操作ハンドルを構成した状態で、該操作ハンドルにシリンダ錠のシリンダ体を挿通、固定すると、シリンダ体が操作ノブの係合片に当接し、ハンドル本体との係合状態が解除される側への係合片の作動が阻止されるので、操作ノブの操作によっても操作ノブおよびハンドル本体の係合状態が確実に維持されることになる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図12は本発明の一実施例を示すものであり、図1はグローブボックスの正面図、図2はベース部材、操作ハンドルおよびロック機構をリッドの正面側から見た図、図3はスライド部材がロック作動位置にある状態でのベース部材およびロック機構を図2とは反対側から見た図、図4はリッドが閉鎖作動の途中にある状態での図2の4−4線拡大断面図、図5はリッドが閉鎖作動の途中にある状態での図2の5−5線拡大断面図、図6はリッドの閉鎖状態での図4に対応した断面図、図7はリッドの閉鎖状態での図5に対応した断面図、図8はハンドル本体および操作ノブの分解斜視図、図9はシリンダ錠を解錠操作した状態での操作ハンドル非操作時の図2の9−9線拡大断面図、図10はシリンダ錠を解錠操作した後での操作ハンドル操作時の図9に対応した断面図、図11はシリンダ錠を鎖錠操作した状態での操作ハンドル非操作時の図9に対応した断面図、図12はシリンダ錠を鎖錠操作した後での操作ハンドル操作時の図9に対応した断面図である。
先ず図1において、たとえば左ハンドルである乗用車両の車室内前部に配置されるインストルメントパネル15に、該インストルメントパネル15と一体であるボックス本体16と、水平軸線まわりに上下に回動するようにしてボックス本体16の開口部を開閉可能なリッド17とを備えるグローブボックス18が、助手席19の前方に位置するようにして設けられる。
図2および図3を併せて参照して、合成樹脂から成るリッド17には、その内部に収容されるようにして左右方向に延びる合成樹脂製のベース部材20が取付けられており、このベース部材20の左右方向一端側(この実施例では左端側)には操作ハンドル21が回動可能に支承され、施錠位置および解錠位置間で回動するロータ24がシリンダ体23に回動可能に挿入されて成るシリンダ錠22の前記シリンダ体23が前記操作ハンドル21に固定される。またロック作動位置およびアンロック作動位置間でのスライド動作を可能としたスライド部材26を有するとともに該スライド部材26のスライド動作に応じて前記リッド17の閉鎖状態を維持するロック状態ならびに前記リッド17の開放を許容するアンロック状態を切換えるロック機構25が前記ベース部材20に配設されており、前記シリンダ錠22のロータ24およびスライド部材26間には、前記ロータ24が解錠位置にあるときに前記操作ハンドル21を開放側に回動操作したときには前記スライド部材26をロック作動位置からアンロック作動位置側にスライドさせるべく前記操作ハンドル21とともに回動する前記ロータ24の回動力を前記スライド部材26に伝達するものの前記ロータ24が施錠位置にあるときにはロック作動位置にある前記スライド部材26および前記ロータ24間の動力伝達を遮断する連結部材27が介装される。
図4および図5を併せて参照して、ロック機構25は、前記ベース部材20の左右方向他端側(この実施例では右端側)に固定される金属製のロックボディ30と、ボックス本体16側に設けられるストライカ31と、該ストライカ31に係合し得るラッチ32と、ストライカ31に係合して前記ラッチ32が回動するように該ラッチ32を回動可能に支承して前記ロックボディ30に装着される第1支軸33と、前記ロックボディ30および前記ラッチ32間に設けられるばね34と、ストライカ31に係合したラッチ32に係合して該ラッチ32の回動を阻止することによりリッド17の閉鎖状態を維持するロック作動位置(図6および図7で示す位置)ならびに前記ラッチ32との係合を解除して該ラッチ32の回動を許容することによりリッド17の開放を許容するアンロック作動位置(図2〜図5で示す位置)間での直線的な移動を可能として前記ロックボディ30に装着される鋼板製のスライド部材26と、該スライド部材26およびベース部材20間に設けられる戻しばね35とを備える。
ラッチ32には、ロックボディ30内に進入してきたストライカ31を係合させる係合溝32aが設けられており、ラッチ32が図4で示す開放位置にある状態でリッド17を閉じ側に操作すると、ラッチ32がストライカ31で押されて図6および図7で示す閉鎖位置まで回動し、ストライカ31が係合溝32aに係合することになり、この状態でラッチ32の回動が阻止されることにより、リッド17が閉鎖状態でロックされる。
前記第1支軸33を囲繞するばね34の両端はロックボディ30およびラッチ32に係合される。このばね34は、ラッチ32を図4で示す開放位置側すなわち図4および図6の時計方向に回動付勢するばね力を発揮するものであり、ラッチ32には、該ラッチ32の開放位置側への回動端を規制すべく前記スライド部材26に当接する回動規制部36が設けられる。而してラッチ32は、金属製のラッチ主体37がその一部を除いて合成樹脂から成る被覆部38で覆われて成るものであり、前記回動規制部36は被覆部38に形成される。
スライド部材26は、第1支軸33の軸線と平行な方向に長く延びるものであり、ベース部材20と、該ベース部材20に固定される前記ロックボディ30とで長手方向のスライド動作を可能として支承される。このスライド部材26の前記ラッチ32側の端部には、ストライカ31で閉鎖位置まで回動された状態にあるラッチ32に係合して該ラッチ32を閉鎖位置に保持するための係合突部39が側方に突出するようにして一体に突設される。
而してスライド部材26は、図6および図7で示すように係合突部39をラッチ32に係合させるようにした長手方向一端側のロック作動位置と、図4および図5で示すように係合突部39をラッチ32に係合可能な位置から移動させるようにした長手方向他端側のアンロック作動位置との間でのスライド動作が可能である。
スライド部材26の一端には、図3で示すように、ばね当接部40が設けられており、ベース部材20に突設された軸41を囲繞する捩じりばねである前記戻しばね35の両端部がベース部材20および前記ばね当接部40に当接、係合され、この戻しばね35のばね力によりスライド部材26はロック作動位置側に付勢される。
前記ラッチ32の左右一側、この実施例では前記ラッチ32よりも操作ハンドル21側でロックボディ30には、前記ラッチ32への前記ストライカ31の係合時に該ストライカ31に当接して該ストライカ31を前記ラッチ32から離脱させる側に付勢する板ばね42が固定されており、この板ばね42が発揮する弾発力により、ストライカ31がロックボディ30に衝撃的に接触することが防止される。
前記ロックボディ30の前記操作ハンドル21側の端部には、前記ベース部材20とは反対側で前記ロックボディ30の外面に開口する直角四辺形状の係止凹部43を形成する突部44が、該突部44および前記ラッチ32間の前記ロックボディ30の内面30aよりも内方に突出するようにして一体に形成される。前記係止凹部43の閉塞端は平坦な係止当接面43aを形成するものであり、係止凹部43の深さは、前記ロックボディ30の前記内面30aよりも前記板ばね42の厚さdに対応した分だけ前記係止当接面43aが内方に位置するように設定され、前記係止当接面43aの中央部には係合突部45が一体に突設される。また前記突部44には、前記係止凹部43をロックボディ30の内方に通じさせるスリット46が設けられる。
前記板ばね42は、前記スリット46から係止凹部43内に挿入されて前記係止当接面43aに当接されるとともに前記係合突部45を係合させる係合孔47が設けられる係合板部42aと、前記ロックボディ30内で前記係合板部42aに一端部が略直角に連設されてベース部材20側に延びる支持板部42bと、該支持板部42bの他端に連設されて前記ラッチ32側に延出される弾発板部42cとを一体に有する。而して前記板ばね42の一端部は、係合板部42aを係止当接面43aに当接させるとともに前記係合突部45を係合させることでロックボディ30に係合されることになり、前記係合板部42aおよび前記支持板部42bの連設部はロックボディ30の前記内面30aに当接される。
一方、ベース部材20には、前記ストライカ31の前記板ばね42への非接触状態で該板ばね42における弾発板部42cの中間部に当接して該弾発板部42cを自由状態からわずかに撓ませる押さえ部48が一体に設けられる。ところで前記係合板部42aおよび前記支持板部42bの連設部はロックボディ30の前記内面30aに当接されるものであり、前記押さえ部48が弾発板部42cに当接することで、前記係合板部42aおよび前記支持板部42bの連設部を支点として前記係合板部42aは係止当接面43aに弾発的に押しつけられることになり、前記押さえ部48は、前記板ばね42の一端部の前記ロックボディ30への係合が解除される側に前記板ばね42が変位するのを阻止することになり、板ばね42の一端部ががたつきを生じることがないようにして前記ロックボディ30に係合されることになる。而してストライカ31は、前記ラッチ32への係合時に前記板ばね42の弾発板部42cに当接して、該弾発板部42cを撓ませつつ前記ラッチ32に係合する。
図8および図9において、操作ハンドル21は、前記スライド部材26の長手方向と直交して上下に延びる軸線を有する第2支軸51を介してベース部材20の左右方向一端側(この実施例では左端側)に回動可能に支承される金属製のハンドル本体52と、該ハンドル本体52に装着される合成樹脂製の操作ノブ53とから成る。
前記ハンドル本体52は、第2支軸51で支持される軸支部52aと、該軸支部52aから前記ベース部材20の左右方向他端側に延出される支持腕部52bと、ベース部材20側に突出するようにして前記支持腕部52bの中間部に設けられる装着筒部52cと、慣性力で操作ハンドル21が開放側に回動することを阻止するために前記支持腕部52bとは反対側で前記軸支部52aに連なるカウンタウエイト部52dとを一体に有する。
前記操作ノブ53は、前記ハンドル本体52に該ハンドル本体52の前面を覆うようにして装着されるものであり、この操作ノブ53には、前記ハンドル本体52の装着筒部52cに対応した円形の装着孔54が設けられる。
前記操作ノブ53には、前記ハンドル本体52に係脱可能に係合する2つの係合片55,56が設けられており、一方の係合片55は、前記ハンドル本体52のカウンタウエイト部52dに設けられる係止凹部57に係脱可能に係合する。また他方の係合片56は、前記装着筒部52cの軸線に関して前記係止凹部57とは反対側で前記ハンドル本体52の支持腕部52bに係脱可能に係合するものであり、ハンドル本体52には、その装着筒部52cの一部を切欠いた切欠き部58が設けられる。また他方の係合片56は、その内面を前記装着筒部52cの内面と面一にして前記切欠き部58に挿入されて前記支持腕部52bに係脱可能に係合する。
而して操作ノブ53をハンドル本体52に装着するにあたっては、前記両係合片55,56の一方55をハンドル本体52の前記係止凹部57に先ず係合し、係合片55の係止凹部57への係合状態を維持するようにして操作ノブ53を前記カウンタウエイト部52d側に押しつけつつ、前記両係合片55,56の他方56をハンドル本体52の前記支持腕部52bに弾発係合すればよい。
また操作ハンドル21のハンドル本体52およびベース部材20間には、第2支軸51を囲繞するねじりばね60が設けられており、このねじりばね60のばね力により、操作ハンドル21は閉じ側に付勢され、ベース部材20には、操作ハンドル21が閉じ位置にあるときにハンドル本体52の支持腕部52bに当接して操作ハンドル21の閉じ位置を定める規制リブ61が一体に突設される。さらに規制リブ61よりも外方でベース部材20には、規制リブ61および前記支持腕部52b間に操作者の指が挟まれることを防止するための指挟み防止リブ62が一体に突設される。
シリンダ錠22のシリンダ体23は、ハンドル本体52に操作ノブ53が装着された状態で装着孔54からハンドル本体52の装着筒部52cに回転不能として嵌合される。しかも装着筒部52cの外周には、該装着筒部52c内に両端部を突入させ得る略C字状の弾性係合部材63が装着されており、装着筒部52c内にシリンダ体23を嵌合することで弾性係合部材63の両端部がシリンダ体23の外周に弾発係合することにより、シリンダ体23が装着筒部52cに嵌合、固定される。
しかも装着筒部52cに嵌合、固定される前記シリンダ体23は、前記操作ノブ53に設けられた係合片55,56のうち前記ハンドル本体52の支持腕部52bに係合した状態にある係合片56に装着筒部52cの内方側から当接するものであり、前記シリンダ体23は、係合片56にハンドル本体52との係合状態が解除されるのを阻止する方向で当接して前記操作ハンドル21に挿入、固定されることになる。
ところでロータ24は、回動可能としてシリンダ体23に挿入されるとともにその前端を操作ノブ53の外面に臨ませるようにして操作ノブ53の装着孔54に挿入されるものであり、ロータ24は、該ロータ24に設けられるキー孔64に挿入される正規キー65による回動操作によって、図2で示す解錠位置と、その解錠位置から略90度だけ図2の時計方向に回動した施錠位置との間で回動可能であり、ロータ24内には、解錠位置および施錠位置間のロータ24の回動の許容・阻止をキー孔64への正規キー65の挿入によるシリンダ体23への係脱によって切り換えるタンブラー66…が設けられる。
前記ロータ24の一部外面はハンドル本体52および操作ノブ53間で露出されており、このロータ24の露出部外面に一端を対向させる連結部材27が、前記ロータ24および前記スライド部材26間に介装される。
この連結部材27は、前記ロータ24が解錠位置(図9で示す位置)にあるときに、図10で示すように操作ハンドル21を開放側に回動操作したときにはスライド部材26をロック作動位置からアンロック作動位置側にスライドさせるべく操作ハンドル21とともに回動するロータ24の回動力をスライド部材26に伝達するものの、ロータ24が施錠位置(図11で示す位置)にあるときにはロック作動位置にある前記スライド部材26および前記ロータ24間の動力伝達を遮断する働きをする。
この連結部材27は、前記操作ハンドル21の回動軸線と同一軸線まわりに回動することを可能としてベース部材20に支承されるものであり、操作ハンドル21をベース部材20に回動可能に支承する第2支軸51に連結部材27が回動可能に支承される。
連結部材27の一端が対向する部分で前記ロータ24の外面には、該ロータ24が解錠位置にあるときに前記連結部材27の一端に当接する駆動当接面67と、前記ロータ24が施錠位置にあるときに前記連結部材27の一端に当接することを回避する逃げ凹部68とが設けられる。
また連結部材27の他端は、前記スライド部材26の一端に対向するように配置されるものであり、図9および図11で示すように、スライド部材26がロック作動位置にある状態ではベース部材20に設けられた規制部69およびスライド部材26の一端のばね当接部40間に挟まれるようにして該スライド部材26の一端に対向配置される。
而してロータ24が解錠位置にあるときには図9で示すように、ロータ24の駆動当接面67が連結部材27の一端に対応する位置にあって連結部材27の一端が該駆動当接面67に当接しており、この状態で、操作ハンドル21を開放操作すると、図10で示すように、連結部材27はシリンダ錠22のロータ24とともに回動し、スライド部材26をロック作動位置からアンロック作動位置側にスライドさせる力が連結部材27からスライド部材26に伝達される。これによりスライド部材26は、図4および図5で示すように係合突部39をラッチ32に係合可能な位置から移動させたアンロック作動位置にスライド作動することになり、この状態では、ラッチ32がばね34のばね力によってストライカ31との係合を解除する側に回動することになり、ロック機構25がアンロック状態となる。
この際、操作ハンドル21から手を離すことにより該操作ハンドル21がねじりばね60のばね力によって閉鎖位置に戻ると、スライド部材26はアンロック作動位置からロック作動位置に戻しばね35のばね力によって戻ろうとするが、既にラッチ32がアンロック作動位置側に戻っており、係合突部39がラッチ32の側面に当接することでスライド部材26はロック作動位置まで戻ることはない。而してリッド17を閉鎖位置側に戻すことでラッチ32がストライカ31との係合によって回動すると、スライド部材26は係合突部39をラッチ32に係合させてロック機構25をロック状態とすべくロック作動位置まで戻ることになる。
またロータ24が施錠位置にあるときには図11で示すように、ロータ24の逃げ凹部68が連結部材27の一端に対応する位置にあり、この状態で、図12で示すように、操作ハンドル21を開放操作すると、ロータ24が操作ハンドル21とともに回動しても連結部材27の一端は逃げ凹部55内に入り込むだけであり、連結部材27は静止したままであり、ロック作動位置にあるスライド部材26および前記ロータ24間の動力伝達を遮断すべく連結部材27は静止したままである。
次にこの実施例の作用について説明すると、ロック機構25は、ラッチ32へのストライカ31の係合時に該ストライカ31に当接して該ストライカ31を前記ラッチ32から離脱させる側に付勢するようにしてロックボディ30側に配設される板ばね42を備え、その板ばね42の一端部がロックボディ30に係合され、板ばね42の一端部のロックボディ30への係合が解除される側に前記板ばね42が変位するのを阻止するようにして前記板ばね42の中間部に当接する押さえ部48が、ベース部材20に設けられている。
したがって板ばね42の一端部をロックボディ30に係合した状態でベース部材20にロックボディ30を取付けると、ベース部材20の押さえ部48が板ばね42の中間部に当接することで板ばね42がロックボディ30側に固定されることになり、かしめ結合作業等の煩雑な作業を不要として板ばね42をロックボディ30側に容易に固定することができる。
また操作ハンドル21は、ベース部材20に回動可能に支承されるハンドル本体52に該ハンドル本体52の前面を覆うようにして操作ノブ53が装着されて成るものであり、操作ノブ53には、ハンドル本体52の支持腕部52bに係脱可能に係合する係合片56が設けられ、シリンダ錠22のシリンダ体23が、ハンドル本体52に係合した状態にある前記係合片56にハンドル本体52との係合状態が解除されるのを阻止する方向で当接して操作ハンドル21に挿入、固定される。
したがって操作ノブ53をハンドル本体52に係合して操作ハンドル21を構成した状態で、該操作ハンドル21にシリンダ錠22のシリンダ体23を挿通、固定すると、シリンダ体23が操作ノブ53の係合片56に当接し、ハンドル本体52との係合状態が解除される側への係合片56の作動が阻止されるので、操作ノブ53の操作によっても操作ノブ53およびハンドル本体52の係合状態が確実に維持されることになる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
グローブボックスの正面図である。 ベース部材、操作ハンドルおよびロック機構をリッドの正面側から見た図である。 スライド部材がロック作動位置にある状態でのベース部材およびロック機構を図2とは反対側から見た図である。 リッドが閉鎖作動の途中にある状態での図2の4−4線拡大断面図である。 リッドが閉鎖作動の途中にある状態での図2の5−5線拡大断面図である。 リッドの閉鎖状態での図4に対応した断面図である。 リッドの閉鎖状態での図5に対応した断面図である。 ハンドル本体および操作ノブの分解斜視図である。 シリンダ錠を解錠操作した状態での操作ハンドル非操作時の図2の9−9線拡大断面図である。 シリンダ錠を解錠操作した後での操作ハンドル操作時の図9に対応した断面図である。 シリンダ錠を鎖錠操作した状態での操作ハンドル非操作時の図9に対応した断面図である。 シリンダ錠を鎖錠操作した後での操作ハンドル操作時の図9に対応した断面図である。
符号の説明
16・・・ボックス本体
17・・・リッド
20・・・ベース部材
21・・・操作ハンドル
22・・・シリンダ錠
23・・・シリンダ体
24・・・ロータ
25・・・ロック機構
52・・・ハンドル本体
53・・・操作ノブ
56・・・係合片

Claims (1)

  1. ボックス本体(16)の開口部を開閉可能なリッド(17)に取付けられるベース部材(20)と、該ベース部材(20)に回動可能に支承されるハンドル本体(52)に該ハンドル本体(52)の前面を覆うようにして操作ノブ(53)が装着されて成る操作ハンドル(21)と、施錠位置および解錠位置間で回動するロータ(24)がシリンダ体(23)に回動可能に挿入されて成るとともに前記操作ハンドル(21)に前記シリンダ体(23)が前面から挿入、固定されるシリンダ錠(22)と、前記リッド(17)の閉鎖状態を維持するロック状態ならびに前記リッド(17)の開放を許容するアンロック状態を前記シリンダ錠(12)の解錠状態での前記操作ハンドル(21)の操作に応じて切換えるロック機構(25)とを備えるグローブボックス装置において、前記操作ノブ(53)に、前記ハンドル本体(52)に係脱可能に係合する係合片(56)が設けられ、前記シリンダ錠(22)のシリンダ体(23)が、前記ハンドル本体(52)に係合した状態にある前記係合片(56)に前記ハンドル本体(52)との係合状態が解除されるのを阻止する方向で当接して前記操作ハンドル(21)に挿入、固定されることを特徴とするグローブボックス装置。
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