[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4810156B2 - 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置 - Google Patents

鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4810156B2
JP4810156B2 JP2005229570A JP2005229570A JP4810156B2 JP 4810156 B2 JP4810156 B2 JP 4810156B2 JP 2005229570 A JP2005229570 A JP 2005229570A JP 2005229570 A JP2005229570 A JP 2005229570A JP 4810156 B2 JP4810156 B2 JP 4810156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens holding
holding means
lens barrel
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005229570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007047285A5 (ja
JP2007047285A (ja
Inventor
智幸 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005229570A priority Critical patent/JP4810156B2/ja
Publication of JP2007047285A publication Critical patent/JP2007047285A/ja
Publication of JP2007047285A5 publication Critical patent/JP2007047285A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4810156B2 publication Critical patent/JP4810156B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、デジタルカメラ及びフィルムカメラまたはビデオカメラ等の撮像装置に具備される鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置に関する。
近年、フィルムを使用せずに画像をメモリに取り込むことができるデジタルカメラが急速に普及している。このデジタルカメラの中には、鏡筒ユニットを用いて複数の光学レンズを光軸方向に移動させ撮影倍率を変更するズーム機構を備えるものがある。
例えば、特許文献1には、複数のレンズを保持する複数のレンズ保持手段をカムリングで光軸方向に移動させると共に、回転規制手段によりレンズ保持手段の回転方向への移動を規制する撮影レンズ鏡筒が開示されている。この構成によれば、光学レンズを指定の位置に移動させることが可能である。
特開平07−027962号公報 従来、上記のようなデジタルカメラでは、鏡筒の内部に有害光が進入しないように様々な方法が用いられている。例えば、鏡筒の内部において光学レンズの中心に入射した光線のみを囲うように蛇腹状の筒を設けることにより、光学レンズを保持するレンズホルダと鏡筒との間の開口部から鏡筒の内部への有害光の進入を防ぐ方法がある。
しかしながら、上記蛇腹状の筒では、蛇腹状の筒を設置できるように鏡筒の内部にスペースを設ける必要があるため、他の構成部品の配置によっては鏡筒の内部に蛇腹状の筒を設けることが難しく、確実に有害光を遮光することができないという問題がある。また、鏡筒の内部に蛇腹状の筒を設けることができた場合であっても、有害光を遮光することができるのは蛇腹状の筒が届く範囲に限られ、蛇腹状の筒が届かない範囲では有害光を遮光することができない。さらに、複数のレンズホルダ間の開口部を機械的に塞ぐようにすると、一のレンズホルダを他のレンズホルダと干渉しないように設ける必要があるため、デジタルカメラ全体が大型化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、小型化を実現すると共に確実な遮光性能を得ることができる鏡筒及び該鏡筒を備える撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る鏡筒は、鏡筒内の第1のレンズ保持手段に設けられた開口部を閉鎖すべく移動可能に設けられた閉鎖部材と、前記第1のレンズ保持手段と同軸上に配された第2のレンズ保持手段の該第1レンズ保持手段側の端部に設けられた部材であって、前記閉鎖部材を前記開口部に当接させる当接部材と、前記閉鎖部材を前記開口部から離間させる離間部材とを有し、前記離間部材は、前記鏡筒が不使用状態にあるときに前記閉鎖部材を前記開口部から離間させ、前記当接部材は、前記鏡筒が使用状態にあるときに前記閉鎖部材を前記開口部に当接させることを特徴とする。
本発明によれば、当接部材前記鏡筒が使用状態にあるときに閉鎖部材を開口部に当接させ、一方、離間部材は、鏡筒が不使用状態にあるときに閉鎖部材を開口部から離間させるので、近接する他の構成部品と係合するように設けられた開口部から進入する光を確実に遮光することができ、もって小型化を実現すると共に確実な遮光性能を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る鏡筒を備えるデジタルカメラの撮影時の状態を概略的に示す斜視図であり、図2は、図1のデジタルカメラの非撮影時の状態を概略的に示す斜視図である。
図1及び図2において、デジタルカメラ15は、その正面側(被写体側)において、被写体の構図を決めるファインダ14と、測光測距を行う測光測距センサ13と、被写体画像の赤目を防止する赤目ランプ16と、被写体を照射するストロボ17と、第1レンズ群10aが配置されている撮影レンズ鏡筒10と、デジタルカメラ15内に収容された撮影レンズ鏡筒10の前面を覆うように設けられ、撮影時には横方向(デジタルカメラ15の長手方向)にスライドすることにより撮影レンズ鏡筒10を開放するスライドバリア部材18とを備える。
デジタルカメラ15はいわゆるスライドバリアタイプのカメラであり、撮影時は、スライドバリア部材18をデジタルカメラ15のカメラ本体に対して横方向にスライドさせる(図1)。これにより、撮影レンズ鏡筒10が被写体方向に開放される。
一方、非撮影時は、撮影レンズ鏡筒10がデジタルカメラ15のカメラ本体に収容された後、スライドバリア部材18を撮影時における移動方向と反対方向にスライドさせる。これにより、撮影レンズ鏡筒10の前面、測光測距センサ13、ファインダ14、及び赤目ランプ16がスライドバリア部材18に覆われる(図2)。
図3は、図1のデジタルカメラ15の上面図であり、図4は、図2のデジタルカメラ15の底面図である。
図3及び図4において、デジタルカメラ15は、その上面においてレリーズボタン11と、ストロボ発光モードボタン12とを備え、その底面において三脚取り付け部21と、後述するメモリーカードドライブ36及びバッテリー挿入部(不図示)が内部に設けられたカードバッテリーカバー22とを備える。また、デジタルカメラ15の一方の側面には、ストラップ保持手段20が設けられ、他方の側面には外部入出力端子取付部19が設けられている。
図5は、図2のデジタルカメラ15を使用者側から見た側面図である。
図5において、デジタルカメラ15は、その背面において複数のボタンからなる操作ボタン24、LCDからなるディスプレイ25、ズームボタン23、及びファインダ接眼部14aを備える。
操作ボタン24のいずれか1つが押下されることにより、各ボタンに対応して設定されたデジタルカメラ15の動作モード、例えば撮影モード、再生モード、又は動画撮影モードが選択される。
ディスプレイ25は、画像表示手段であり、後述するメモリ34に保存された画像データやメモリーカードから読み込んだ画像データを画面上に表示する。また、上記動作モードを選択すると、複数の撮影データを縮小して画面表示する。
図6は、図1のデジタルカメラ15の構成を概略的に示すブロック図である。
図6において、デジタルカメラ15の制御系は、CPU40、ROM39、及びRAM41で構成され、バス38を介してレリーズボタン11、操作ボタン24、ディスプレイ25、スライドバリア部材18の動作に連動する電源スイッチ18a、メモリ34、圧縮伸張手段35、及びメモリーカードドライブ36の各構成要素が接続されている。ROM39には、後述の各構成要素を制御する制御プログラムが記憶されている。また、RAM41には各制御プログラムに必要なデータが記憶されている。
また、バス38を介して上記制御系と接続された駆動回路37には、撮影レンズ鏡筒10をズームモータにより駆動させるズームモータ駆動手段26、フォーカス手段27をフォーカスモータにより駆動させるフォーカスモータ駆動手段28、シャッタ手段30を駆動するシャッタ駆動手段29、絞り手段43を駆動する絞り駆動手段44、測光センサ113a及び測距センサ13bで構成される測光測距センサ、CCDやCMOS等の撮像デバイス42、及びストロボ17が接続されており、上記制御系からの信号により各駆動手段の駆動を制御する。
上記のように構成されるデジタルカメラ15では、使用者がスライドバリア部材18をスライドさせて電源スイッチ18aをOFFからONにすると、CPU40はROM39から必要な制御プログラムを読み出して初期動作を開始する。すなわち、スライドバリア部材18のバリア開動作を行った後、撮影レンズ鏡筒10を所定の撮影可能領域に移動させることにより、デジタルカメラ15が撮影スタンバイ状態になる。
撮影を行うためにレリーズボタン11を押下すると、測光センサ13aにより被写体の明るさを測光し、その測光値に基づいて、絞り値やシャッタスピードを決定すると共にストロボ17の発光の要否を判断する。尚、操作ボタン24の操作により、強制的なストロボ発光の有無を予め選択することもできる。次に、測距センサ13bによりデジタルカメラ15から被写体までの距離を測定し、測定された距離に基づいてフォーカスモータ駆動手段28を駆動することによりフォーカス手段27を所定のフォーカス位置へ移動させる。その後、シャッタ手段30の開閉を行い、所望の画像を撮像デバイス42に取り込む。
撮像デバイス42には、露光制御値に基づいて撮影レンズ鏡筒10から入射した光の光量に応じた電荷が蓄積され、その電荷が画像データに変換されてアナログ信号処理手段31に出力される。
アナログ信号処理手段31では、取り込まれた画像データにアナログ処理を施し、画像データから得られたアナログデータをA/D変換部32に出力する。A/D変換部32では取り込まれたアナログデータをデジタルデータに変換し、このデジタルデータをデジタル信号処理手段33に出力する。デジタル信号処理手段33では、A/D変換部32から出力されたデジタルデータの各種処理が行われる。各種処理が行われた画像データは一時的にメモリ34に記憶される。
圧縮伸張手段35では、操作ボタン24の操作に基づいて、メモリ34に記憶された画像データにJPEGやTIFF等の圧縮加工等を施し、圧縮加工された画像データを再度メモリ34に記憶する。尚、メモリ34を具備しないデジタルカメラの場合は、デジタル信号処理手段33で処理された画像データを圧縮伸張手段35に出力し、圧縮加工された画像データをメモリーカードドライブ36に記憶する。
また、メモリ34に記憶された画像データやメモリーカードドライブ36に記憶されている画像データに、圧縮伸張手段35により伸張処理を施し、伸張処理が施された画像をバス38を介してディスプレイ25に表示することができる。ディスプレイ25に表示されている画像を使用者が見ることで、その画像が不必要である場合は、操作ボタン24の操作により、メモリ34又はメモリーカードドライブ36に記憶された画像データを消去することができる。
デジタルカメラ15の背面には、上述のようにズームボタン23が配置されており、ズームボタン23の操作により駆動回路37を介してズームモータ駆動手段26の駆動を制御し、撮影レンズ鏡筒10をレンズの光軸方向に移動させる。また、ディスプレイ25上に表示されている画像をズームボタン23の操作により拡大及び縮小する、いわゆるデジタルズームを行うことができる。
次に、デジタルカメラ15の鏡筒ユニットの構成について説明する。
図7は、図6における撮影レンズ鏡筒10を有する鏡筒ユニットの内部構成を概略的に示す分解斜視図である。
図7において、鏡筒ユニットは、第1レンズ群10aを保持する第1レンズ保持手段10と、第1レンズ保持手段10と係合する第1のカムが設けられた第1カム手段1と、第1レンズ保持手段10の直進を規制する直進規制手段8と、第2レンズ群を保持する第2レンズ保持手段2(他のレンズ保持手段)と、第3レンズ群を保持する第3レンズ保持手段(レンズ保持手段)3と、後述する第1鏡筒構成手段5と一体的に組み込まれる第2カム手段4と、第2レンズ保持手段2と係合する第2のカムが内部に設けられると共に、第2カム手段4と一体的に光軸方向に移動し得る第1鏡筒構成手段5と、第1鏡筒構成手段5と係合する第3のカムが設けられた第3カム手段6と、第3カム手段6と係合すると共にズームモータ駆動手段26により複数のギアを介して回転する鏡筒回転手段7とを備える。
この鏡筒ユニットでは、レンズ群10aを保持する第1レンズ保持手段10、第2レンズ保持手段2、及び第3レンズ保持手段3を光軸方向に移動することにより、光学の変倍ズームを行っている。
第1レンズ保持手段10は、第1カム手段1の内部に設けられた第1のカムにより光軸方向に移動可能であり、直進規制手段8に設けられた回転規制部8aにより回転規制される。第1カム手段1は、後述する貫通カム4aにより繰り出し動作を行い、第1鏡筒構成手段5により回転力を得ている。
第2レンズ保持手段2は、直進規制手段8に設けられた回転規制部8bにより回転規制され、第1鏡筒構成手段5の内部に設けられた第2のカムにより光軸方向に沿って前後移動する。
第3レンズ保持手段3は、第2カム手段4に直進規制されており、第1鏡筒構成手段5の内部に設けられている第2のカムにより光軸方向に移動可能である。このとき、第1鏡筒構成手段5は第2カム手段4と一体的に移動する。
また、第1鏡筒構成手段5は、第3カム手段6に設けられた第3のカムにより光軸方向に移動可能であり、ズームモータ駆動手段26から鏡筒回転手段7及び第3カム手段6を介して伝達された駆動力により回転移動する。
図8は、図7における第2レンズ保持手段2及び第3レンズ保持手段3近傍の拡大斜視図である。
図8において、鏡筒ユニットは、第3レンズ保持手段3と同軸上に設けられたAFレンズ保持手段9と、AFレンズ保持手段9に光軸方向に移動可能に支持された第4レンズ保持手段47と、フォーカスモータ駆動手段28により駆動されるフォーカスモータからの駆動力を第4レンズ保持手段47に伝達するリードスクリューからなるAFレンズ駆動手段48と、AFレンズ保持手段9に設けられ第4レンズ保持手段47の移動を規制するAFガイドバー(離間部材)49とを備える。AFレンズ保持手段9、第4レンズ保持手段47、AFレンズ駆動手段48、及びAFガイドバー49は、フォーカス手段27を構成する。
鏡筒ユニットの焦点を合わせるときは、第4レンズ保持手段47を光軸方向に移動させることによりピント位置を合わせる。このとき、AFレンズ駆動手段48がフォーカスモータからの駆動力によって回転することにより、第4レンズ保持手段47が不図示のナット機構により光軸方向に移動する。また、第4レンズ保持手段47はAFガイドバー49により直進規制される。
AFガイドバー49はAFガイドバー保持部9aを有し、AFガイドバー保持部9aは、第4レンズ保持手段47の必要駆動範囲に応じてAFレンズ保持手段9から光軸方向に沿って突出するように設けられる。したがって、第4レンズ保持手段47の必要駆動範囲が大きい場合は、AFガイドバー保持部9aの突出長さが通常より大きくなる。
図9は、鏡筒不使用状態における第3レンズ保持手段3及びAFレンズ保持手段9の拡大斜視図である。
図9に示すように、鏡筒を使用せず鏡筒ユニットを収納させた場合には、第4レンズ保持手段47の必要駆動範囲に応じて、AFガイドバー49が第3レンズ保持手段3に光軸方向に重なるように設けられる。したがって、第3レンズ保持手段3には、AFガイドバー49と第3レンズ保持手段3との干渉を防ぐために、第3レンズ保持手段3にAFガイドバー49用貫通口としての開口部50が設けられている。
ここで、デジタルカメラや銀塩カメラ等の光学機器は、有害光が外部から鏡筒ユニットの内部に進入したときは使用できなくなるため、使用時には有害光が進入し得る開口部等を閉口する必要が生じる。
従来では、鏡筒ユニットの内部に蛇腹状の筒を設け、レンズ周辺を蛇腹状の筒で囲うことにより有害光が進入しないようにしたり、第3レンズ保持手段3に開口部を設けない代わりに、AFガイドバー49が第3レンズ保持手段3と光軸方向に重ならないように設けられている。しかし、この場合、上述したように、鏡筒ユニットの内部に蛇腹状の筒を配置するスペースを設けたり、鏡筒ユニットの収納が不完全となって光学機器全体が大型化するという問題がある。
図10は、図9の第2レンズ保持手段2、第3レンズ保持手段3、及びAFレンズ保持手段9の展開斜視図であり、図11は、鏡筒不使用状態における第2レンズ保持手段2、第3レンズ保持手段3、及びAFレンズ保持手段9の斜視図である。
図10において、鏡筒ユニットは、開口部50を閉鎖するべく第3レンズ保持手段3において光軸方向に関して第2レンズ保持手段2側の端部に移動可能に設けられた閉鎖部材46と、第2レンズ保持手段2において光軸方向に関して第3レンズ保持手段3側の端部に設けられ閉鎖部材46を開口部50に当接させる当接部材2aとを有する。AFガイドバー49、閉鎖部材46、及び当接部材2aは遮光構造体を構成する。当接部材2aが、移動可能に設けられた閉鎖部材46を開口部50に当接させることにより、開口部50から進入する有害光が遮光される。また、当接部材2aが第3レンズ保持手段3と同軸上に配された第2レンズ保持手段2に設けられることにより、閉鎖部材46を開口部50に当接させるための専用の部材を用いることなく遮光性能を向上させることができる。
閉鎖部材46は、第3レンズ保持手段3に固定された固定部46aと、固定部46aに移動可能に固定された可動部46bとを有し、鏡筒使用時は開口部50を閉口すると共に鏡筒不使用時は可動部46bが固定部46aに対して折れ曲がることにより開口部50を開口する。
鏡筒不使用状態にあるときは、図9に示すように、AFガイドバー49は、閉鎖部材46の可動部46bを押圧することにより閉鎖部材46を開口部50から離間させる。これにより、閉鎖部材46による開口部50の開口を制御することができる。また、AFガイドバー保持部9aが第3レンズ保持手段3の開口部50から突出するようにAFレンズ保持手段9と第3レンズ保持手段3とを配置する。これにより、第3レンズ保持手段3をAFレンズ保持手段9に近接する位置に配設することができ、鏡筒ユニット全体を小型化することができる。
一方、鏡筒使用状態であるときは、図8に示すように、第2レンズ保持手段2と第3レンズ保持手段3を近接させ、当接部材2aは、閉鎖部材46の可動部46bを開口部50側に押圧することにより閉鎖部材46を開口部50に当接させる。したがって、鏡筒使用状態では、可動部46bが開口部50と確実に当接し、開口部50から進入し得る有害光が確実に遮光される。これにより、閉鎖部材46による開口部50の閉口を制御することができる。
さらに、鏡筒不使用状態では、図11に示すように、第2レンズ保持手段2、第3レンズ保持手段3、及びAFレンズ保持手段9を最大まで近接させることができ、鏡筒ユニット全体をさらに小型化することができる。
図12は、電源ONから撮影終了までのデジタルカメラ15の動作を示すフローチャートである。
図12において、使用者がデジタルカメラ15の電源をONすると(ステップS11)、CPU40がズームモータ駆動手段26に指令を送り、ズームモータ駆動手段26を時計回りに回転(CW回転)させる(ステップS12)。その後、所定の動作を行って撮影レンズ鏡筒手段10を撮影位置に移動し(ステップS13)、撮影レンズ鏡筒手段10の移動を停止する。このとき、図8に示すように、第2レンズ保持手段2と第3レンズ保持手段3とが近接した状態となり、また、AFガイドバー49が開口部50から退出することにより、閉鎖部材46の可動部46bが開口部50を閉口する位置に移動する。
次に、使用者がレリーズボタンをONすると(ステップS14)、測光センサ13aによる測光を行い(ステップS15)、被写体の輝度情報を得る。得られた輝度情報が既定の輝度より高輝度であるか否かを判別し(ステップS16)、高輝度の場合は絞り手段43を光軸内に挿入し(ステップS17)、入射光量を変化させる。得られた輝度情報が既定の輝度より低輝度の場合は(ステップS16でNO)、絞り手段43の動作は行わず光軸より退避した状態にして、ステップS18に進む。
その後、フォーカス手段27を被写体のピントが合う位置に移動して(ステップS18)、画像の取り込みを開始する(ステップS19)。次に、シャッタ手段30を作動させることにより開状態から閉状態に移動し(ステップS20)、入射光量を遮り、画像取り込みを終了する(ステップS21)。その後、絞り手段43を光軸から退避させ(ステップS22)、フォーカス手段を初期位置に移動して(ステップS23)、撮影動作が終了する。このとき、図11に示すように、第2レンズ保持手段2、第3レンズ保持手段3、及びAFレンズ保持手段9が近接した状態となり、AFガイドバー49が開口部50から突出することにより閉鎖部材46の可動部46bが開口部50を開口する位置に移動する。
図13は、電源OFFにした場合におけるデジタルカメラ15の動作を示すフローチャートである。
図13において、使用者がデジタルカメラ15の電源をOFFすると(ステップS31)、シャッタ手段30を閉位置に移動させ(ステップS32)、絞り手段43が退避位置にいることを確認した後(ステップS33)、ズームモータを反時計回りに回転(CCW回転)させ(ステップS34)、さらに、撮影レンズ鏡筒10を所定の位置に収納させる(ステップS35)。
図14は、図12のフローチャートの変形例を示す図である。
図14において、使用者がデジタルカメラ15の電源をONすると(ステップS41)、CPU40がズームモータ駆動手段26に指令を送り、ズームモータ駆動手段26を時計回りに回転(CW回転)させる(ステップS42)。その後、所定の動作を行って撮影レンズ鏡筒手段10を第1の停止位置に移動し(ステップS43)、撮影レンズ鏡筒手段10の移動を停止する。ここで、第1の停止位置とは、実際に撮影時には使用しない位置であり、第2レンズ保持手段2と第3レンズ保持手段3とが近接した状態である。このとき、AFガイドバー49が開口部50から退出することにより閉鎖部材46の可動部46bが開口部50を閉口する位置に移動すると共に、当接部材2aが可動部46bを押圧することにより可動部46bを開口部50に当接させる。その後、当接部材2aが閉鎖部材46を開口部50に当接させた後、第2レンズ保持手段2を図10に示す撮影位置に移動することによりAFガイドバー49と可動部46bとを離間させる。これにより、デジタルカメラ15が撮影可能状態となる。
次に、使用者がレリーズボタンをONすると(ステップS45)、測光センサ13aによる測光を行い(ステップS46)、被写体の輝度情報を得る。得られた輝度情報が既定の輝度より高輝度であるか否かを判別し(ステップS47)、高輝度の場合は絞り手段43を光軸内に挿入し(ステップS48)、入射光量を変化させる。得られた輝度情報が既定の輝度より低輝度の場合は(ステップS47でNO)、絞り手段43の動作は行わず光軸より退避した状態にして、ステップS49に進む。
その後、フォーカス手段27を被写体のピントが合う位置に移動して(ステップS49)、画像の取り込みを開始する(ステップS50)。次に、シャッタ手段30を作動させることにより開状態から閉状態に移動し(ステップS51)、入射光量を遮り、画像取り込みを終了する(ステップS52)。その後、絞り手段43を光軸から退避させ(ステップS53)、フォーカス手段を初期位置に移動して(ステップS54)、撮影動作が終了する。このとき、図11に示すように、第2レンズ保持手段2、第3レンズ保持手段3、及びAFレンズ保持手段9が近接した状態となり、閉鎖部材46の可動部46bは開口部50を開口する位置に移動している。
上述したように、本実施の形態によれば、当接部材2aが、移動可能に設けられた閉鎖部材46を開口部50に当接させるので、AFレンズ保持手段9と係合するように設けられた開口部50から進入する光を確実に遮光することができ、もって小型化を実現すると共に確実な遮光性能を得ることができる。また、光学系を含む鏡筒ユニットが収納されている状態、すなわち鏡筒不使用状態で長時間放置された後に鏡筒使用状態になった場合に、閉鎖部材46の形状が回復せず可動部46bが開口部50に当接していないときでも、当接部材2aが閉鎖部材46を開口部50に当接させることにより、開口部50から進入する有害光を確実に遮光することができる。
また、第2のレンズ保持手段2が、当接部材2aが閉鎖部材46を開口部50に当接させた後、当接部材2aと閉鎖部材46とを離間させるので、当接部材2aと閉鎖部材46とが夫々単独で移動可能に設けられ、これにより、確実な遮光性能を保ちつつ自由度のある動作を得ることができる。
本実施の形態では、閉鎖部材46は、第3レンズ保持手段3に固定された固定部46aと、固定部46aに移動可能に固定された可動部46bとを有するが、これに限るものではなく、固定部46aと可動部46bとが一体的に成形された弾性体からなるものであってもよい。
本実施の形態では、遮光構造体を備えるデジタルカメラ15を例として説明しているが、これに限定されず、ビデオカメラや銀塩フィルムを使用するアナログカメラ等に遮光構造体を適用することができる。
本発明の実施の形態に係る鏡筒を備えるデジタルカメラの撮影時の状態を概略的に示す斜視図である。 図1のデジタルカメラの非撮影時の状態を概略的に示す斜視図である。 図1のデジタルカメラの上面図である。 図2のデジタルカメラの底面図である。 図2のデジタルカメラを使用者側から見た側面図である。 図1のデジタルカメラの構成を概略的に示すブロック図である。 図6における撮影レンズ鏡筒を有する鏡筒ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 図7における第2レンズ保持手段及び第3レンズ保持手段近傍の拡大斜視図である。 鏡筒不使用状態における第3レンズ保持手段及びAFレンズ保持手段の拡大斜視図である。 図9の第2レンズ保持手段、第3レンズ保持手段、及びAFレンズ保持手段の展開斜視図である。 鏡筒不使用状態における第2レンズ保持手段、第3レンズ保持手段、及びAFレンズ保持手段の斜視図である。 電源ONから撮影終了までのデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 電源OFFにした場合におけるデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 図12のフローチャートの変形例を示す図である。
符号の説明
2 第2レンズ保持手段
2a 当接部材
3 第3レンズ保持手段
9 AFレンズ保持手段
15 デジタルカメラ
46 閉鎖部材
46a 固定部
46b 可動部
50 開口部

Claims (4)

  1. 鏡筒内の第1のレンズ保持手段に設けられた開口部を閉鎖すべく移動可能に設けられた閉鎖部材と、
    前記第1のレンズ保持手段と同軸上に配された第2のレンズ保持手段の該第1レンズ保持手段側の端部に設けられた部材であって、前記閉鎖部材を前記開口部に当接させる当接部材と、
    前記閉鎖部材を前記開口部から離間させる離間部材とを有し、
    前記離間部材は、前記鏡筒が不使用状態にあるときに前記閉鎖部材を前記開口部から離間させ、
    前記当接部材は、前記鏡筒が使用状態にあるときに前記閉鎖部材を前記開口部に当接させることを特徴とする鏡筒。
  2. 前記当接部材が前記閉鎖部材を前記開口部に当接させた後、前記当接部材を前記閉鎖部材から離間させる他の離間部材を有することを特徴とする請求項1記載の鏡筒。
  3. 前記他の離間部材は、前記鏡筒内のレンズ保持手段と同軸上に配された他のレンズ保持手段であることを特徴とする請求項2記載の鏡筒。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鏡筒と、複数のレンズと、前記複数のレンズを通過した被写体光を受光する撮像素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
JP2005229570A 2005-08-08 2005-08-08 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置 Expired - Fee Related JP4810156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229570A JP4810156B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229570A JP4810156B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007047285A JP2007047285A (ja) 2007-02-22
JP2007047285A5 JP2007047285A5 (ja) 2008-09-18
JP4810156B2 true JP4810156B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=37850180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005229570A Expired - Fee Related JP4810156B2 (ja) 2005-08-08 2005-08-08 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4810156B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3302493B2 (ja) * 1994-04-20 2002-07-15 オリンパス光学工業株式会社 沈胴型カメラ
JP3762500B2 (ja) * 1996-11-28 2006-04-05 オリンパス株式会社 レンズ鏡筒
JPH1172680A (ja) * 1997-08-27 1999-03-16 Olympus Optical Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2004252200A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Olympus Corp レンズ鏡枠
JP4605439B2 (ja) * 2004-04-19 2011-01-05 ソニー株式会社 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007047285A (ja) 2007-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4098940B2 (ja) デジタルカメラ
JP2009081808A (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
US7936985B2 (en) Lens barrel and image pickup apparatus
US20060088314A1 (en) Camera system
US8228415B2 (en) Lens barrel and image pickup apparatus
KR20110090291A (ko) 디지털 일안 리플렉스 카메라
JP4810156B2 (ja) 鏡筒、及び該鏡筒を備える撮像装置
JP4785452B2 (ja) レンズ鏡筒、及びそれを有する撮像装置
JP4542111B2 (ja) 鏡筒及び撮影装置
JP5037802B2 (ja) 組立て鏡筒
JP4542109B2 (ja) 鏡筒及び撮影装置
JP4508707B2 (ja) 鏡筒、および撮像装置
JP4606804B2 (ja) レンズ駆動装置及び撮像装置
JP4455089B2 (ja) レンズ保持機構及び撮像装置
JP4886237B2 (ja) レンズ鏡筒、及びそれを有する撮像装置
JP2010016762A (ja) カメラ
JP2005277629A (ja) カメラ
JP2007060720A (ja) カメラアクセサリ装置
JP2006235077A (ja) レンズ交換式カメラ
JP2006201568A (ja) 手ぶれ検出可能なカメラ
JP2008164685A (ja) ズーム機能付きカメラ
JP2015204580A (ja) 撮像装置
JP2006047392A (ja) 光学機器
JP2011039240A (ja) カメラ
JP2005331852A (ja) 撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080801

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4810156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees