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JP2006047392A - 光学機器 - Google Patents

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JP2006047392A JP2004224452A JP2004224452A JP2006047392A JP 2006047392 A JP2006047392 A JP 2006047392A JP 2004224452 A JP2004224452 A JP 2004224452A JP 2004224452 A JP2004224452 A JP 2004224452A JP 2006047392 A JP2006047392 A JP 2006047392A
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Tomoyuki Kudo
智幸 工藤
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Abstract

【課題】小型で、かつ衝撃に強い光学機器を実現する。
【解決手段】 第1の部材6と、第1の部材6の内周側に該第1の部材6に対して光軸回りで回転可能に配置され、かつ内周面に第1のカム部5dが設けられた第2の部材5と、外周面に第1のカム部5dに係合する第1の係合部2bが設けられ、第2の部材5の回転により光軸方向に駆動される第3の部材2Aとを有し、第1の部材6は、第3の部材2Aを光軸方向にガイドするガイド部6aを有し、第3の部材2Aには、ガイド部6aに係合する第2の係合部2cが設けられ、さらに第3の部材2Aの外周面には、第2の部材5の物体側端面5aに当接する当接部2aが設けられており、当接部2aは、第2の係合部5よりも内周側であって第1の係合部6が設けられた第1の径方向範囲Aを含む第2の径方向範囲Bに設けられている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、撮影装置等の光学機器におけるレンズ駆動構造に関する。
従来、撮影倍率を変更できるズーム機構を備えた撮像装置が知られている。このズーム機構は、撮像装置本体に固定された固定筒と、この固定筒の内径に保持されたカム環を有し、このカム環によりレンズを保持するレンズ鏡筒を光軸方向に移動させることにより変倍を行う。また、レンズ鏡筒はカム環にテーパが形成された3つのフォロワで固定筒に支持されている。
しかし、レンズ鏡筒に衝撃が加わった場合、該フォロワで衝撃に対応しなければならないため、フォロアがカムから外れてしまう問題があった。
そこで、特許文献1では、固定筒にリブを形成し、さらに移動カム環にもリブを形成することで、移動カム環が繰り出した状態で互いのリブを当接させ、レンズ鏡筒を保護する技術が提案されている。
また、特許文献2でも特許文献1と同様に、レンズ鏡筒を構成する2つの部材にリブを形成し、繰り出し状態においてリブ同士が当接することでレンズ鏡筒への衝撃に耐え得る構成が提案されている。
特開2001−324663号公報(段落0031〜0032、図3、図10等) 特開2003−084187号公報(段落0015〜0023、図3、図4等)
しかし、上記特許文献1、2では、固定筒とカム環にリブを設けるため、固定筒と移動カム環との間にリブを配置するための空間が必要で、レンズ鏡筒の外形が大きくなるとともに、レンズ鏡筒の繰出し状態においてリブ同士が当接して衝撃に対応する構成であるため、レンズ鏡筒の収納時においてはレンズ鏡筒を十分に保護できない課題を有している。
本発明の目的は、小型で、かつ衝撃に強いレンズ駆動構造を有する光学機器を実現することにある。
本発明の1つの観点としての光学機器は、第1の部材と、前記第1の部材の内周側に該第1の部材に対して光軸回りで回転可能に配置され、かつ内周面に第1のカム部が設けられた第2の部材と、外周面に前記第1のカム部に係合する第1の係合部が設けられ、前記第2の部材の回転により光軸方向に駆動される第3の部材とを有し、前記第1の部材は、前記第3の部材を光軸方向にガイドするガイド部を有し、前記第3の部材には、前記ガイド部に係合する第2の係合部が設けられ、さらに前記第3の部材の外周面には、前記第2の部材の物体側端面に当接する当接部が設けられており、前記当接部は、前記第2の係合部よりも内周側であって、前記第1の係合部が設けられた第1の径方向範囲を含む第2の径方向範囲に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第3の部材の外周面に第2の部材の物体側端面に当接する当接部が設けられているので、外部からの衝撃に対する強度が向上し、かつ、該当接部が第2の係合部よりも内周側であって、第1の係合部が設けられた第1の径方向範囲を含む第2の径方向範囲に設けられているので、リブを設ける必要がない小型の光学機器を実現することができる。
以下に本発明の実施例について説明する。
図1から図12は、本発明の実施例1における光学機器を示す図であり、図1から図5は、本実施例の光学機器を搭載した撮像装置の外観図である。この撮像装置15は、レンズ鏡筒2の前面をバリア18で覆い、使用時はバリア18を横方向にスライドすることでレンズ鏡筒2が繰出し状態(開放)となるスライドバリアタイプの撮像装置である。
なお、本実施例の光学機器は、デジタルカメラや一眼レフレックスカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルムを使用するアナログカメラ等の撮像装置に搭載されるレンズ鏡筒を例に説明するが、その他の装置及び機器等、光学系を有する機器に適用することもできる。
図1はバリア18をカメラ本体に対して開放した状態を示す外観斜視図である。図2はバリア18をカメラ本体に対して閉じた状態を示す外観斜視図である。図3は上面図、図4は底面図、図5は背面図である。
撮像装置15の正面にはファインダ14、測光を行う測光センサ、焦点検出センサが配置されたセンサ部13、赤目ランプ16、ストロボユニット17が配設され、さらに、第1レンズ群1が配置されるレンズ保持部材であるレンズ鏡筒2が設けられている。
撮像装置15の上面にはレリーズスイッチ11、ストロボ発光モードボタン12、側面にはストラップ保持部20、底面には三脚取り付け部21が設けられ、バッテリーを内部に有するカードバッテリー22、外部入出力端子部19が配置されている。また、不図示のメモリーカードドライブも設けられている。
背面には操作スイッチ24、LCDを有するディスプレイ25、ズームボタン23、ファインダ接眼部14aが配置されている。操作スイッチ24により撮像装置15の動作モード、例えば撮影モード、再生モード、動画撮影モード等の選択を行う。
画像表示手段であるディスプレイ25は、メモリ34に保存された画像データやメモリーカード等の外部記憶装置から読み込んだ画像情報をディスプレイ画面上に表示する。モードを選択すると複数の撮影情報を縮小して画面表示したりすることもできる。
そして、図6に示すように、本実施例の撮像装置15は、制御部を構成するCPU40、ROM39、RAM41が設けられ、さらに、バスを介してレリーズスイッチ11、操作スイッチ24、ディスプレイ25、メモリ34、メモリーカードドライブに設けられる外部記憶装置36等の各種構成要素が接続されている。
また、ズームモータ駆動回路26、フォーカスモータ駆動回路28、シャッタ駆動回路29が設けられ、この駆動回路がモータを駆動してズームレンズ3やフォーカスレンズ7、シャッタ30を駆動させる。そのほか、測光回路13a、焦点検出回路13b、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子10が設けられており、各回路やユニットはバスを介してCPU40に接続され、CPU40からの信号により各々が制御されることになる。
ROM39には上述の各機能構成要素を制御するプログラムが記憶されている。RAM41には各制御プログラムに必要なデータが記憶されている。
そして、使用者がバリア18をスライドさせてそれに連動する電源ボタン27をOFFからONにすると、CPU40はROM39から必要な制御プログラムを読み出して初期動作を開始する。つまりバリア18の開動作を行った後、レンズ鏡筒2を所定の撮影可能領域に移動させ、撮影スタンバイ状態になる。
撮影を行うためにレリーズスイッチ11を押すと(SW1がオンされると)、測光回路13bにより被写体の明るさを検出する。そして、測光された測光値に基づいて絞り値やシャッタスピード、またストロボユニット17を発光するかどうかを判断する。また、あらかじめ操作スイッチ24によって使用者がストロボユニット17を強制的に発光させるか、発光させないかを選択することもできる。
次に焦点検出回路13bにより焦点検出を行い、被写体との距離を測定してフォーカスモータ駆動回路28を駆動することにより所定の合焦位置へフォーカスレンズ7を移動させる。次にシャッタ30の開閉を行い、被写体像を撮像素子10に結像させる。
撮像素子10には、露光制御値に基づいて入射した光の光量に応じた電荷が蓄積され、その電荷が画像信号となり、撮像回路31を介してA/D変換回路32に出力される。A/D変換回路32では取り込まれたアナログ画像情報をデジタル画像情報に変換する。このデジタル画像情報を画像処理回路33に出力し、ここでデジタル画像情報の処理を行う。最終的にデジタル画像情報はメモリ34に記憶される。
メモリ34に記憶された画像情報は、操作スイッチ24を操作することで圧縮伸張回路35によりJPEGやTIFF等の圧縮加工等が行われ、メモリーカードドライブ36に装着された外部記憶装置に記憶される。また、撮像装置15内にメモリ34を有しない場合は、画像処理回路33で処理されたデジタル画像情報を圧縮伸張手段35に出力し、メモリーカードドライブ36の外部記憶装置に直接に記憶させてもよい。
そして、メモリ34や外部記憶装置に記憶された画像情報は、圧縮伸張手段35によって伸張処理が行われ、バスを介してディスプレイ25に表示させることができる。このディスプレイ25上の情報を使用者が参照することで、その画像情報が不必要である場合には、使用者は操作スイッチ24を操作し、該当する画像情報を消去することができる。
また、背面にはズームスイッチ23が配置されており、ズームスイッチ23を操作することによりCPU40を介してズームモータ駆動回路26を制御することができ、レンズ鏡筒2をレンズの光軸方向に移動させる。また、ディスプレイ25上に表示されている記憶された画像をズームスイッチ23の操作で拡大及び縮小、いわゆるデジタルズームを行うことができる。
次に、本実施例のレンズ鏡筒2について詳細に説明する。図7は本実施例のレンズ鏡筒2の繰出し時においてズームレンズ3がワイド端にある状態を示す概略断面図、図8はレンズ鏡筒2の繰出し時においてズームレンズ3がテレ端にある状態を示す概略断面図、図9はレンズ鏡筒2を収納した状態を示す断面図、図10はレンズ鏡筒2の繰出し時においてズームレンズ3がワイド端にある状態を示す外観斜視図、図11はレンズ鏡筒2の収納時を示す外観斜視図、図12はレンズ鏡筒2の分解斜視図である。
第1レンズ1は第1レンズ保持部材2Aにより保持され、第2レンズ(ズームレンズ)3を保持する第2レンズ保持部材4が光軸方向に移動することにより、撮像装置15の画角を変化させることができ、狭い範囲を拡大する、いわゆるTELE(テレ)状態のとき、第2レンズ3は前方に移動し(図7参照)、広い範囲、いわゆるWIDE(ワイド)状態のとき、第2レンズ3は後方に移動する(図8参照)。なお、第1〜第3レンズは、1つ以上のレンズから構成されるレンズ群を採用することもでき、レンズ構造は撮像装置15や光学機器の性能、特性等を加味して任意に設定可能である。
そして、図12に示すように、ズームカムリング5の内面には第1レンズ保持部材2Aと第2レンズ保持部材4を動作させる第1カム溝部5d、第2カム溝部5eが設けられており、第1レンズ保持部材2Aに形成された第1カムフォロワ(第1の係合部)2bが第1カム溝部5dに、第2レンズ保持部材4に形成された第2カムフォロワ4aが第2カム溝部5eにそれぞれ係合し、ズームモータ駆動回路26からの駆動信号に基づいて、ズームカムリング5と一体に具備されているズームギア5cが動作し、ズームカムリング5が回転するとともに、第1レンズ保持部材2Aと第2レンズ保持部材4が移動する。
ズームカムリング(第2の部材)5は、ズームカムリング保持部材(第1の部材)6により外周を保持され、シール部50と、このシール部50の内側にズームカムリング保持部材6に形成されたカム溝部60に係合する係合部5fとが形成され、このカム溝部60と係合部5fとの係合により、ズームカムリング5のズームカムリング保持部材6に対する光軸方向の移動が阻止されている。
また、ズームカムリング保持部材6には、第1レンズ保持部材(第3の部材)2Aに設けられた第2の係合部2cと係合して、該第1レンズ保持部材2A(当接部2a)の光軸回りの回転を阻止するとともに、光軸方向への移動をガイドする直進ガイド部6aが設けられている。そして、第1レンズ保持部材2Aは、第2レンズ保持部材4の第2カムフォロワ4aの光軸回りの回転を阻止する直進ガイド部2dが設けられている。この直進ガイド部2dに第2レンズ保持部材4に設けられた第3カムフォロワ4bが係合し、第2レンズ保持部材4の光軸回りの回転を阻止している。
ズームカムリング保持部材6は撮像素子であるCCD10を保持している撮像素子保持部材9に取り付けられている。撮影時には第3レンズ7(フォーカスレンズ)を保持する第3レンズ保持部材8をフォーカスモータ駆動回路28を介してモータにより光軸方向に駆動し、被写体像の焦点検出を行う。
第1レンズ保持部材2Aの外周面には、ズームカムリング5の第1の物体側端面5aと、この端面5aよりも像面側に形成された第2の物体側端面5bとに当接する当接部2aが設けられている。この当接部2aは第2の係合部2cと一体的、かつ略長方形状に形成され、第2の係合部2cよりも周方向に長い。そして、当接部2aは第2の係合部2cよりも内周側であって、第1カムフォロワ2bが設けられた第1の径方向範囲Aを含む第2の径方向範囲Bに設けられている。
図7及び図10に示すようにレンズ鏡筒2が繰出し状態のとき、第1レンズ保持部材2Aの当接部2aとズームカムリング5の端面5aとが互いに平行に位置し、当接部2aの長手方向が端面5aに当接し、レンズ鏡筒2が収納状態のとき図9及び図11に示すように、当接部2aとズームカムリング5の端面5bとが互いに平行に位置され、当接部2aの端面5bに当接している。
次に、本実施例の光学機器を有する撮像装置15の動作について、図13、図14に基づいて説明する。
まず、撮影装置15の電源をONにすると(S101)、CPU40がズームモータ駆動回路26に駆動信号を出力し、該ズームモータ駆動回路26によるモータ駆動処理が行われ(S102)、ズームカムリング5をCW方向に回転させる。このズームモータ駆動回路26の動作により、第1レンズ保持部材2A及び第2レンズ保持部材4が光軸前方に移動し、画角がWIDE状態で停止する(S103)。
その後、レリーズスイッチ11がオン(SW1がオン)されると(S104)、合焦動作のため、測光及び焦点検出処理を行う。検出された焦点検出結果はCPU40に入力され、CPU40がフォーカスモータ駆動回路に駆動信号を出力する。フォーカスモータ駆動回路28はモータを駆動して第3レンズ保持部材8を移動させ(S105)、合焦状態となる合焦位置で第3レンズ保持部材8の移動を停止する(S106)。
さらに、レリーズスイッチ11をオン(SW2がオン)されると(S107)、シャッタ30が動作し、撮像素子10に蓄積された電荷を取り込むとともに、デジタル画像処理や伸張・圧縮処理等がされ、被写体の画像情報がメモリ34や外部記憶装置に記憶される(S108、S109)。
撮影が終了すると、フォーカスモータ駆動回路28を介してモータを駆動して第3レンズ保持部材8を繰り込み(至近端側)方向に移動させて初期位置に停止する(S110)。
その後、使用者が撮影装置15の電源をOFFにすると(S201)、フォーカスモータ駆動回路26を介してモータをCCW方向に回転させ、第3レンズ保持部材8を光軸後方へ移動させる(S202)。第3レンズ保持部材8が基準位置に達した時にモータ駆動を停止し、第3レンズ保持部材8の移動を停止する(S203)。そして、ズームモータ駆動回路28を介してモータを駆動させ、第1レンズ保持部材2A及び第2レンズ保持部材4を移動する。レンズ鏡筒2の収納動作と連動して、バリア18がレンズ鏡筒2の前面を覆うように閉方向に移動し、終了処理が完了する(S204)。
このように本実施例では、ズームカムリング保持部材6の直進ガイド部6aに係合する第2の係合部2cよりも内周側であって、第1カムフォロワ2bが設けられた第1の径方向範囲Aを含む第2の径方向範囲Bに当接部2aが設けられているので、ズームカムリング5の厚み範囲内においてズームカムリング5の端面5a、5bと当接部2aと当接させることができる。
よって、従来例のようにリブを設けることで形成される部材間の空間が形成されない、すなわち、ズームカムリング保持部材6と第1レンズ保持部材2Aとにリブを設ける必要が無く、該部材間に配置されるズームカムリング5の厚み範囲内で、かつ第1カムフォロワ2bと当接部2aとが略同一直径上に配置されるので、衝撃に対する強度を向上させつつ。レンズ鏡筒2の径方向の小型化を実現することができる。
また、直進ガイド部6aと係合する第2の係合部2cと当接部2aが略同一角度方向に形成されており、一体的に構成されているので、ズームカムリング5の形状を最小限に抑えることができる。
なお、当接部2aの径方向範囲B、すなわち、径方向の高さはズームカムリング5の厚み範囲内においてズームカムリング5の第1及び第2の物体側端面5a、5bに当接させることができる範囲であればよく、第1ガイド溝部5dの深さ(径方向の高さ)である第1の径方向範囲Aを含む範囲であれば、該端面5a、5bと当接し、衝撃に対してレンズ鏡筒2を保護できる。例えば、ズームカムリング5の厚みをCとすると、第1の径方向範囲A<第2の径方向範囲B(当接部2aの径方向の高さ)<ズームカムリング5の厚みCの範囲、となる。
そして、第1レンズ保持部材2Aが物体側の端位置にある繰出し状態(第1の状態)で第2の部材であるズームカムリング5が第1の回転領域で回転することにより、第2レンズ保持部材4が移動して変倍が行われ、かつこのズームカムリング5が第1の回転領域とは異なる第2の回転領域で回転することにより、第1レンズ保持部材2Aが物体側の端位置と像面側の端位置との間で光軸方向に移動し、このズームカムリング5は繰出し状態において当接部2aに当接する第1の物体側端面5aと、第1レンズ保持部材2Aが像面側の端位置にある収納状態(第2の状態)において当接部2aに当接する第2の物体側端面5bと有している。
すなわち、繰出し時において第1レンズ保持部材2Aの当接部2aと端面5aとが平行に位置し、レンズ鏡筒2に対して衝撃等の外圧が働いたとき、当接部2aの長手方向と端面5aとが当接し、レンズ鏡筒2の収納時においても衝撃等の外圧が働いたときは当接部2aと端面5bとが当接するので、衝撃に対する強度が向上する。
よって、第1カムフォロワ2bがカムから外れることを確実に防止でき、レンズ鏡筒2を保護することができる。
なお、本実施例の第1カム溝部5d等のカム溝部は、例えば凸形状のカム部に凹形状の係合部を係合させる突条部であってもよく、カムとしての機能が確保できる形状であれば他の形状であってもよい。
本発明の実施例1の撮像装置において、レンズ鏡筒(光学機器)の繰出し状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施例1の撮像装置において、レンズ鏡筒(光学機器)を収納した状態を示す外観斜視図である。 図1の上面図である。 図2の底面図である。 図1の背面図である。 本発明の実施例1の光学機器を搭載した撮像装置の構成ブロック図である。 本発明の実施例1の光学機器の断面図である(WIDE状態)。 本発明の実施例1の光学機器の断面図である(テレ状態)。 本発明の実施例1の光学機器の断面図である(収納時)。 本発明の実施例1の光学機器の構成斜視図である。 本発明の実施例1の光学機器の構成斜視図である。 本発明の実施例1の光学機器の分解斜視図である。 本発明の実施例1の光学機器を搭載した撮像装置の動作フローチャートである。 本発明の実施例1の光学機器を搭載した撮像装置の動作フローチャートである。
符号の説明
2a 当接部
2b 第1カムフォロワ(第1の係合部)
2c 第2の係合部
2A レンズ保持部材(第3の部材)
5 ズームカムリング(第2の部材)
5a 端面
5d カム溝部(第1のカム部)
6 ズームカムリング保持部材(第1の部材)
6a ガイド部

Claims (5)

  1. 第1の部材と、
    前記第1の部材の内周側に該第1の部材に対して光軸回りで回転可能に配置され、かつ内周面に第1のカム部が設けられた第2の部材と、
    外周面に前記第1のカム部に係合する第1の係合部が設けられ、前記第2の部材の回転により光軸方向に駆動される第3の部材とを有し、
    前記第1の部材は、前記第3の部材を光軸方向にガイドするガイド部を有し、
    前記第3の部材には、前記ガイド部に係合する第2の係合部が設けられ、
    さらに前記第3の部材の外周面には、前記第2の部材の物体側端面に当接する当接部が設けられており、
    前記当接部は、前記第2の係合部よりも内周側であって、前記第1の係合部が設けられた第1の径方向範囲を含む第2の径方向範囲に設けられていることを特徴とする光学機器。
  2. 前記当接部の周方向の長さは、前記係合部よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記係合部と前記当接部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記第2の部材は、前記第1の部材に対する光軸方向の移動が阻止されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  5. 前記第3の部材が物体側の端位置にある第1の状態で前記第2の部材が第1の回転領域で回転することにより変倍が行われ、かつ前記第2の部材が前記第1の回転領域とは異なる第2の回転領域で回転することにより、前記第3の部材が前記物体側の端位置と像面側の端位置との間で光軸方向に移動し、
    前記第2の部材は、前記第1の状態において前記当接部に当接する第1の物体側端面と、前記第3の部材が前記像面側の端位置にある第2の状態において前記当接部に当接する第2の物体側端面とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光学機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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