JP4807290B2 - 皮膜の成膜方法、及び皮膜形成部材 - Google Patents
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図1は、本実施形態に係る金属皮膜及び該金属皮膜表面の非晶質炭素皮膜を形成するに、好適な皮膜形成装置の概略図であり、図2は、本実施形態に係る金属皮膜及び非晶質炭素皮膜の好適な製造方法を説明するための図である。図3は、本実施形態に係る金属皮膜の断面における金属組織の模式図である。
(実施例1)
<皮膜形成部材>
前記実施形態に係る皮膜形成部材として、以下に示す試験片を作成した。基材として、直径28mm、厚さ3mmの焼入れ焼戻しを行った、ビッカース硬さHv800のクロムモリブデン鋼(JIS規格:SCM415相当)を準備し、直径28mmの円表面を、ダイヤモンドラップにより、表面粗さを中心線平均粗さ0.007μmとなるように、研磨した。そして、金属ターゲットとしてチタンターゲットを準備し、成膜開始時(成膜初期)のバイアス電圧の大きさを800Vとし、成膜終了時(成膜終期)の前記バイアス電圧の大きさを50Vとし、成膜開始時から成膜終了時まで、バイアス電圧の大きさを傾斜的に減少させながら、チタンターゲットの金属をアーク放電によりイオン化させると共に、バイアス電圧により、円表面にイオン化したチタンを付着させて、チタンからなる金属皮膜を成膜した。なお、この段階で、後述する表面の組織観察及び濡れ性の試験を行った。
前記試験片の皮膜の断面を観察すべく、試験片を切断し、その断面をTEM(透過型電子顕微鏡)より観察した。この結果を図4(a)に示す。また、前記非晶質炭素皮膜を形成する前に、チタンの金属皮膜の成膜を完了した際の金属皮膜表面をAFM(原子間力顕微鏡)により観察した。この結果を、図5(a)に示す。
図6に示すように、金属皮膜が形成された基材(個体)の表面に、(a)純水、(b)ホルムアミン、(c)エチレングリコールを滴下し、これらの液体の接触角を測定し、該接触角から、表面の密着性の指標として、付着仕事の大きさを算出した。この結果を、図6に示す。
スクラッチ法による試験:皮膜の密着力を測定した。具体的には、半径0.2μmのダイヤモンド圧子を用いて、この薄膜表面に、負荷速度100N/minで負荷をかけながら、圧子を10mm/minで相対移動させ、この薄膜が剥離した時点での荷重を、その薄膜の密着力として測定した。この結果を図7に示す。
図8に示すボールオンディスク試験装置を用いて、摩擦摩耗試験を行った。具体的には、皮膜を形成した試験片を回転数500rpmで回転させると共に、直径6.35mmの高炭素クロム軸受鋼(JIS規格:SUJ2)を10Nで押しつけて、試験片の回転抵抗を測定することにより、摩擦係数を算出し、皮膜の摩耗深さを測定し、該摩耗深さを摩耗量とした。この結果を図7に示す。
実施例1と同じ基材を準備した。実施例1と相違する点は、スパッタリングにより金属皮膜と非晶質炭素皮膜とを成膜した点であり、基材とチタンからなるチタンターゲットとの間に、炉内圧が0.3Paとなるようにアルゴンガスを流し、この処理ガスを流した状態で、成膜温度(具体的には基材の温度)を150℃に保持して、チタンターゲットと基材との間に800Vに調整したバイアス電圧をかけながら、プラズマを発生させて、基板の表面をスパッタリングすることにより、金属皮膜を成膜した。さらに、チタンターゲットとカーボンターゲットを準備し、前記条件で、厚さ方向に沿ってチタンの割合が減少するチタン−カーボン複合層を形成し、さらに、チタンが複合した非晶質炭素皮膜(Ti複合DLC層)を形成した。そして、実施例1と同様の条件で、顕微鏡観察、密着性試験、及び摩擦試験を行った。この結果を図4(b)、図5(b)、図7に示す。
実施例1と同じようにして、AIP法により皮膜を成膜した。実施例1と相違する点は、金属皮膜の成膜時のおけるバイアス電圧の大きさを800V一定とした点である。そして、実施例1と同じように、顕微鏡観察、及び濡れ性試験を行った。この結果を、図5(c)、図6に示す。
図4(a)から、実施例1の基材と金属層(金属皮膜)であるチタン層(Ti層)と界面が、入り組んだ凹凸面となっている。さらに、金属層は、基材の表面と接触している部位およびその近傍には、基材表面に対して垂直方向に延出した幅40nm〜50nm、長さ200mm〜400nmの柱状の金属結晶が形成されていた。さらに、図5(a)に示すように、実施例1の金属皮膜(金属層)の表面およびその近傍では、基材表面に対して平行方向に延出した幅40nm〜50nm、長さ200mm〜400nmの柱状の結晶組織が形成されていた。
図6に示すように、実施例1の金属皮膜の表面の付着仕事が、いずれの液体を用いた場合であっても、比較例2のものに比べて大きかった。
図7に示すように、実施例1のほうが、比較例1に比べてスクラッチ法による荷重が40Nと高く(比較例1は20N)、HRc法では、比較例1の皮膜のみが剥離した。この結果から、実施例1の皮膜のほうが密着性に優れていることがわかった。
実施例1と比較例1の摩擦係数は同程度であり、実施例1の摩耗量は、比較例1のものに比べ、より少なかった。尚、実施例1の皮膜の成膜時間は、比較例1のものに比べて、4倍程度短かった。
結果1より、実施例1の基材と金属層と界面は、入り組んだ凹凸面が形成されており、基材の表面に接触している金属層の部位およびその近傍には、基材表面に対して垂直方向に延出した柱状の金属結晶が形成されたことにより、基材と金属層との間に投錨効果が得られたと考えられる。これにより、結果3に示すように、実施例1のほうが、比較例1に比べて、皮膜の密着性が高くなったと考えられる。なお、実施例1の成膜初期においては、AIPによりTi原子がイオン化され、バイアス電圧が一般的な成膜時のバイアス電圧よりも大きいので、原子がひきつけられる力が強い。これにより、基材に衝突する際のエネルギが大きいため、基材と金属層と界面が入り組んだ凹凸面となり、基材表面に対して垂直方向に延出した柱状の金属結晶が形成されたものと推定される。
実施例1と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。実施例1と相違する点は、金属皮膜の成膜開始時(初期)の前記バイアス電圧の大きさを500Vとした点である。なお、実施例3は実施例2と同一の条件で成膜した。そして、実施例2,3の皮膜に対して、実施例1の密着性試験のうちHRc法により、荷重を100kg,150kg加え、皮膜の剥離を確認した。この結果を表1に示す。
実施例1と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。比較例3が、実施例1と相違する点は、金属皮膜の成膜開始時(初期)の前記バイアス電圧の大きさを250Vとした点である。比較例4が、実施例1と相違する点は、金属皮膜の成膜開始時(初期)の前記バイアス電圧の大きさを250Vとした点と、厚さ方向に沿ったチタンの割合を20質量%一定として、非晶質炭素皮膜を形成した点である。そして、比較例2,3の皮膜に対して、実施例2と同様の密着性試験を行った。この結果を表1に示す。
実施例2,3の皮膜は、剥離しなかったが、比較例3,4の皮膜は、基材と金属皮膜との界面から剥離した。この結果から、実施例2,3は、金属皮膜を成膜開始時(初期)のバイアス電圧が、比較例3,4に比べて大きかったことにより、基材と金属皮膜の界面に前記した投錨効果が得られ、この結果、実施例2,3の皮膜は剥離しなかったと考えられる。このことから、前記投錨効果を得るためには、実施例2,3のように、金属皮膜の成膜開始時(初期)のバイアス電圧の大きさは、少なくとも500V以上である必要がある。また、比較例4のように、金属組成比を変化させても、基材と金属皮膜の界面における密着性に及ぼす影響は少ないと考えられる。
実施例2と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。実施例4〜6が、実施例2と相違する点は、金属皮膜の成膜終了時(終期)のバイアス電圧の大きさを順次25V,50V,100Vとした点であり、非晶質炭素皮膜の成膜開始時(初期)のバイアス電圧の大きさを順次25V,50V,100Vとした点である。実施例6は、厚さ方向に沿ったチタンの割合を20質量%一定として、非晶質炭素皮膜を形成した点もさらに実施例2と相違する。そして、実施例4〜6の皮膜に対して、実施例2と同様の密着性試験を行った。この結果を表2に示す。
実施例4と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。比較例4が、実施例4と相違する点は、金属皮膜の成膜終了時(終期)の前記バイアス電圧の大きさを500Vとした点である。そして、比較例5の皮膜に対して、実施例4と同様の密着性試験を行った。この結果を表2に示す。
実施例4〜6の皮膜は、剥離しなかったが、比較例5の皮膜は、金属皮膜と非晶質炭素皮膜との界面から剥離した。この結果から、実施例4〜6は、金属皮膜を成膜終了時(終期)のバイアス電圧が、比較例3,4に比べて小さかったことにより、金属皮膜の表面の濡れ性が向上し、金属皮膜と非晶質炭素皮膜との密着性が向上したものと考えられる。このような理由から、実施例4〜6の皮膜は剥離しなかったと考えられる。このことから、前記濡れ性を得るためには、実施例4〜6のように、金属皮膜の成膜終了時(終期)のバイアス電圧の大きさは、100V以下である必要がある。また、実施例6のように、金属組成比を変化させても、金属皮膜と非晶質炭素皮膜との密着性に及ぼす影響は少ないと考えられる。
実施例2と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。実施例7の成膜条件は、実施例2と同一であり、実施例8が、実施例2と相違する点は、金属皮膜の厚さを50nmとした点である。そして、実施例7,8の皮膜に対して、実施例2と同様の密着性試験を行った。この結果を表2に示す。
実施例7と同じようにして、基材の表面に、金属層(金属皮膜)及び金属複合DLC層(非晶質炭素皮膜)を成膜した。比較例6〜9が、実施例7と相違する点は、金属皮膜の厚さを5nmとした点である。比較例7は、非晶質炭素皮膜の成膜開始時(初期)の前記バイアス電圧の大きさを300Vとした点がさらに相違する。比較例8は、金属皮膜の成膜開始時(初期)のバイアス電圧の大きさを250Vにした点が相違する。また、比較例9は、金属皮膜の成膜開始時(初期)のバイアス電圧の大きさを250Vにした点、及び非晶質炭素皮膜の成膜開始時(初期)の前記バイアス電圧の大きさを300Vとした点が相違する。そして、実施例4と同様の試験を行った。この結果を表3に示す。
実施例7,8の皮膜は、剥離しなかったが、比較例6〜9の皮膜は、基材と金属皮膜との界面から剥離した。但し、比較例6の皮膜は、測定箇所によっては、100kgで剥離しない箇所もあった。また、比較例7,9は、さらに、金属皮膜と非晶質炭素皮膜との界面から剥離するものもあった。この結果から、実施例7,8は、皮膜厚さが、比較例6〜9に比べて大きかったことにより、基材と金属皮膜の密着性が確実に向上したものと考えられる。このような理由より、実施例7,8の皮膜は剥離しなかったと考えられる。このことから、実施例7,8のように、皮膜厚さは、20nm以上であることが好ましいと考えられる。また、比較例7,9のように、金属皮膜と非晶質炭素皮膜との界面から剥離するものもあったのは、非晶質炭素皮膜の成膜開始時(初期)のバイアス電圧の大きさを、金属皮膜の成膜終了時(終期)のバイアス電圧の大きさよりも大きくしたため、濡れ性の高い金属皮膜の界面の組織形態とは異なった結晶組織が、非晶質炭素皮膜の界面に形成され、これにより、界面同士の密着性が低下したものと考えられる。
Claims (11)
- 金属ターゲットの金属をアーク放電によりイオン化させると共に、基材にバイアス電圧を印加することにより、前記基材の表面に前記イオン化した金属を付着させて、前記金属からなる皮膜を成膜する工程を少なくとも含む皮膜を成膜する方法であって、
該金属皮膜の成膜工程において、前記成膜開始時の前記バイアス電圧の大きさを少なくとも500V以上とし、前記成膜終了時の前記バイアス電圧の大きさを少なくとも100V以下とし、前記成膜開始時から前記成膜終了時まで、前記バイアス電圧の大きさを傾斜的に減少させながら前記金属皮膜の成膜を行い、
前記金属皮膜の表面に前記金属ターゲットの前記金属を含む非晶質炭素皮膜を成膜する工程をさらに含むことを特徴とする皮膜の成膜方法。 - 前記金属ターゲットとして、4A族元素、5A族元素、6A族元素、3B族元素、及びSiから選択される1種以上の金属ターゲットを用いて前記金属皮膜の成膜を行い、
前記非晶質炭素皮膜の成膜を、前記金属ターゲットと前記基材との間に炭化水素ガスをさらに供給した状態で、前記ターゲットの金属及び前記炭化水素ガスの炭化水素をイオン化させると共に、前記基材にバイアス電圧を付加することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の皮膜の成膜方法。 - 前記金属皮膜の厚さを少なくとも20nm以上となるように前記金属皮膜の成膜を行うことを特徴とする請求項2に記載の皮膜の成膜方法。
- 前記非晶質炭素皮膜の成膜工程において、前記炭化系水素ガスの濃度を上昇させることにより、前記非晶質炭素皮膜中の炭素の割合を、該非晶質炭素皮膜の表面に向かう厚さ方向に沿って傾斜的に増加させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の皮膜の成膜方法。
- 前記非晶質炭素皮膜の成膜を、前記バイアス電圧の大きさを増加させながら行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の皮膜の成膜方法。
- 前記非晶質炭素皮膜の成膜開始時のバイアス電圧を、前記金属皮膜の成膜終了時のバイアス電圧と同じ大きさとする請求項5に記載の皮膜の成膜方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の成膜方法により成膜された皮膜を基材の表面に形成した摺動部材。
- 基材の表面に少なくとも金属皮膜を形成した皮膜形成部材であって、
前記金属皮膜は、前記基材の表面との接触部位およびその近傍では、前記基材の表面に対して垂直方向に延出した柱状の結晶組織を形成しており、
前記金属皮膜の表面及びその近傍では、基材表面に対して平行方向に延出した柱状の結晶組織を形成しており、
前記金属皮膜の表面には、さらに前記金属皮膜の金属を含む非晶質炭素皮膜が形成されていることを特徴とする皮膜形成部材。 - 前記金属皮膜の金属は、4A族元素、5A族元素、6A族元素、3B族元素、及びSiから選択される1種以上の金属であることを特徴とする請求項8に記載の皮膜形成部材。
- 前記金属皮膜の厚さは少なくとも20nm以上であることを特徴とする請求項8又は9に記載の皮膜形成部材。
- 前記非晶質炭素皮膜は、該非晶質炭素皮膜の表面に向かう厚さ方向に沿って、傾斜的に炭素の割合が増加していることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の皮膜形成部材。
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