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JP4800188B2 - ビードエイペックス用ゴム組成物およびそれを用いたビードエイペックスを有するタイヤ - Google Patents

ビードエイペックス用ゴム組成物およびそれを用いたビードエイペックスを有するタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、ビードエイペックス用ゴム組成物およびそれを用いたビードエイペックスを有するタイヤに関する。
タイヤのビードエイペックスに使用されるゴム組成物は、硬度(E*)を高く、tanδを低く、破断時伸びに優れる(操縦安定性、転がり抵抗特性および縁石ピンチカット性能に優れる)必要がある。
これらの要求を満足するために、ビードエイペックス用ゴム組成物には、カーボンブラックやシリカなどの充填剤、フェノール樹脂などを使用する手法(特許文献1参照)が知られている。高硬度を満足させるために、カーボンブラックやシリカなどの充填剤の配合量を多くしたり、フェノール樹脂の配合量を多くしたり、カーボンブラックやシリカなどの充填剤を微細化することが必要となる。しかし、この場合、tanδが大きくなってしまい、破断時伸びも低下してしまうため、いまだ改善の余地がある。
特開2003−72312号公報
本発明は、操縦安定性、転がり抵抗特性および縁石ピンチカット性能をバランスよく向上させることができるビードエイペックス用ゴム組成物およびそれを用いたビードエイペックス用ゴム組成物を有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックを20〜70重量部、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂を2〜25重量部、ならびに瀝青炭を3〜40重量部含有するビードエイペックス用ゴム組成物に関する。
また、本発明は、前記ビードエイペックス用ゴム組成物を用いたビードエイペックスを有するタイヤに関する。
本発明によれば、ゴム成分、カーボンブラック、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂、ならびに瀝青炭を所定量含有することで、操縦安定性、転がり抵抗特性および縁石ピンチカット性能をバランスよく向上させることができるビードエイペックス用ゴム組成物およびそれを用いたビードエイペックス用ゴム組成物を有するタイヤを提供することができる。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物は、ゴム成分、カーボンブラック、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂、ならびに瀝青炭を含有する。
ゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などがあげられ、これらのゴム成分は、とくに制限はなく、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、破断性能に優れるという理由から、NRおよび/またはIRが好ましい。
カーボンブラックまたは瀝青炭とフェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂はからみあい、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の粒子中にカーボンブラックや瀝青炭がレンコン状に均一に分散した球体を形成する。さらに、残りのカーボンブラックまたは瀝青炭が形成した球体中に取り込まれ、球体の外径が大きくなり、それとともに充分な硬度が得られるようになる。本発明では、カーボンブラック、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂、瀝青炭の配合量を調節することで、操縦安定性、転がり抵抗特性および縁石ピンチカット性能をバランスよく向上させることが可能となる。なお、カーボンブラックまたは瀝青炭のいずれかを配合しないと、上記球体の外径が充分ではなく、充分な硬度が得られないという問題点がある。
カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(DBP)は70ml/100g以上が好ましく、80ml/100g以上がより好ましい。カーボンブラックのDBPが70ml/100g未満では、硬度が小さい傾向がある。また、カーボンブラックのDBPは140ml/100g以下が好ましく、130ml/100g以下がより好ましく、120ml/100g以下がさらに好ましい。カーボンブラックのDBPが140ml/100gをこえると、tanδが大きくなってしまう傾向がある。
カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100重量部に対して20重量部以上、好ましくは40重量部以上である。カーボンブラックの配合量が20重量部未満では、粘度が低く、混練り時のトルクが発生せず、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の分散が悪化し、転がり抵抗特性や縁石ピンチカット性能が悪化する。また、カーボンブラックの配合量は70重量部以下、好ましくは65重量部以下である。カーボンブラックの配合量が70重量部をこえると、tanδが大きくなってしまう。
フェノール樹脂としては、とくに制限されるわけではないが、たとえば、フェノール類と、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラールなどのアルデヒド類を酸またはアルカリ触媒で反応させることにより得られるものなどがあげられる。
変性フェノール樹脂としては、とくに制限されるわけではないが、たとえば、カシューオイル、トールオイル、アマニ油、各種動植物油、不飽和脂肪酸、ロジン、アルキルベンゼン樹脂、アニリン、メラミンなどを使って変性したフェノール樹脂などがあげられる。
フェノール樹脂または変性フェノール樹脂としては、硬度(Hs)を向上させ、操縦安定性を向上させることができるという理由から、変性フェノール樹脂が好ましく、カシューオイル変性フェノール樹脂またはロジン変性フェノール樹脂が好ましい。
フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の配合量は、ゴム成分100重量部に対して5重量部以上、好ましくは7重量部以上である。フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の配合量が5重量部未満では、充分な硬度(Hs)が得られないため、操縦安定性が悪化する。また、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の配合量は25重量部以下、好ましくは20重量部以下、より好ましくは18重量部以下である。フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂の配合量が25重量部をこえると、縁石ピンチカット性能が低下する。
瀝青炭とは、石炭一般を含むものである。瀝青炭としては、粘結炭、非粘結炭などがあげられる。
瀝青炭の炭素含量は60重量%以上が好ましく、65重量%以上がより好ましく、70重量%以上がさらに好ましい。瀝青炭の炭素含量が60重量%未満では、水分を多く含むため、扱いにくくなる傾向がある。また、瀝青炭の炭素含量は90重量%以下が好ましく、80重量%以下がより好ましい。瀝青炭の炭素含量が90重量%をこえると、コストが高くなる傾向がある。
瀝青炭の平均1次粒子径は0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましい。瀝青炭の平均1次粒子径が0.1μm未満では、コストが高くなる傾向がある。また、瀝青炭の平均1次粒子径は30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましい。瀝青炭の平均1次粒子径が30μmをこえると、補強性が低下する傾向がある。
瀝青炭の配合量は、ゴム成分100重量部に対して3重量部以上、好ましくは10重量部以上である。瀝青炭の配合量が3重量部未満では、硬度上昇とtanδ低減の効果が小さい。また、瀝青炭の配合量は40重量部以下、好ましくは35重量部以下である。瀝青炭の配合量が40重量部をこえると、瀝青炭中に含有するオイルの、ゴム組成物中における含有量が多くなりすぎ、分散性が低下するだけでなく、充分な硬度が得られない。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物には、さらに、シリカを含有することが好ましい。
シリカとしては、とくに制限はなく、従来からゴム工業で使用されるものを使用することができる。
シリカの配合量は、ゴム成分100重量部に対して5〜10重量部が好ましい。シリカの配合量が5重量部未満では、縁石ピンチカット性能が悪化する傾向があり、10重量部をこえると、押出成形時のシュリンクが問題となる傾向がある。
カーボンブラック、瀝青炭およびシリカの合計配合量は、ゴム成分100重量部に対して50重量部以上が好ましく、60重量部以上がより好ましい。カーボンブラック、瀝青炭およびシリカの合計配合量が50重量部未満では、硬度が小さい傾向がある。また、カーボンブラック、瀝青炭およびシリカの合計配合量は90重量部以下が好ましく、80重量部以下がより好ましい。カーボンブラック、瀝青炭およびシリカの合計配合量が90重量部をこえると、tanδが大きく、破断特性も悪化する傾向がある。
シリカを配合する場合、シリカとともにシランカップリング剤を配合することが好ましい。
シランカップリング剤としては、とくに制限されるわけではなく、従来からシリカとともに使用されるものを使用することができ、たとえば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリメトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィドなどのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシランなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランなどのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシランなどのクロロ系などがあげられる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して6重量部以上が好ましく、8重量部以上がより好ましい。シランカップリング剤の配合量が6重量部未満では、ゴム練り後にシリカが再凝集し、tanδが大きくなってしまう傾向がある。また、シランカップリング剤の配合量は15重量部以下が好ましく、12重量部以下がより好ましい。シランカップリング剤の配合量が15重量部をこえると、シリカの表面積を覆うのではなく、ゴム間の架橋に消費されるシランカップリング剤が増え、破断特性が悪化する傾向がある。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物には、さらに、ヘキサメチレンテトラミン(HMT)を含有することが好ましい。
HMTの配合量は、ゴム成分100重量部に対して0.5重量部以上が好ましく、0.7重量部以上がより好ましい。HMTの配合量が0.5重量部未満では、ゴム組成物中に存在するメチレン基が少なすぎて、フェノール樹脂の架橋が不充分なものとなる傾向がある。また、HMTの配合量は3.0重量部以下が好ましく、2.0重量部以下がより好ましい。HMTの配合量が3.0重量部をこえると、メチレン基とともに放出されるアンモニアが、隣接するケースとコードとの接着を阻害する傾向がある。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物には、前記ゴム成分、カーボンブラック、フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂、瀝青炭、シリカならびにシランカップリング剤以外にも、従来からゴム工業で使用される配合剤、たとえば、老化防止剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、粘着付与剤、加硫促進補助剤、硫黄、加硫促進剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記配合剤を混練りしたのち、加硫することにより本発明のビードエイペックス用ゴム組成物を製造することができる。
本発明のビードエイペックス用ゴム組成物は、操縦安定性、転がり抵抗特性および縁石ピンチカット性能をバランスよく向上させることができることから、タイヤ部材のなかでもビードエイペックスとして好適に使用されるものである。
本発明のタイヤは、本発明のビードエイペックス用ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。すなわち、必要に応じて前記配合剤を配合した本発明のビードエイペックス用ゴム組成物を、未加硫の段階でタイヤのビードエイペックスの形状にあわせて押出し加工し、タイヤ成形機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、本発明のタイヤを得る。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例および比較例で使用した各種薬品をまとめて説明する。
天然ゴム(NR):RSS♯3
カーボンブラック(1):キャボットジャパン(株)製のショウブラックN550(DBP:121ml/100g)
カーボンブラック(2):キャボットジャパン(株)製のショウブラックN660(DBP:90ml/100g)
瀝青炭:コールフィラー製のオースチンブラック(炭素含量:77%、平均1次粒子径:5μm)
シリカ:ローディア社製の115GR
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
変性フェノール樹脂:住友ベークライト(株)製のPR12686(カシューオイル変性フェノール樹脂)
ヘキサメチレンテトラミン(HMT):大内新興化学工業(株)製のノクセラーH
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製
ステアリン酸:日本油脂(株)製
粘着付与剤:(株)日本触媒製のSP1068
加硫促進補助剤:田岡化学工業(株)製のタッキロールV200
不溶性硫黄:フレキシス社製のクリステックスHSOT20(硫黄80重量%およびオイル分20重量%を含む不溶性硫黄)
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
N−シクロヘキシルチオ−フタルアミド(CTP):大内新興化学工業(株)製のCTP
(SEM観察)
カーボンブラック、瀝青炭および変性フェノール樹脂を含むゴム組成物を調製し、走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行った。その結果、変性フェノール樹脂とカーボンブラックや瀝青炭が取り込まれ、変性フェノール樹脂粒子中にカーボンブラックや瀝青炭がレンコン状に均一に分散していることがわかった。
実施例1〜6および比較例1〜4
表1に示す配合処方にしたがい、バンバリーミキサーを用いて、加硫促進補助剤、不溶性硫黄、加硫促進剤およびCTP以外の薬品を混練りし、混練り物を得た。次に、オープンロールを用いて、得られた混練り物に加硫促進補助剤、不溶性硫黄、加硫促進剤およびCTPを添加して混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、実施例1〜6および比較例1〜4の加硫ゴム組成物を調製した。
(粘弾性試験)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータVESを用いて、温度70℃、周波数10Hz、初期歪10%および動歪2%の条件下で、加硫ゴム組成物の複素弾性率E*(MPa)および損失正接tanδを測定した。E*が大きいほど剛性が高く、操縦安定性が優れることを示し、tanδが小さいほど転がり抵抗が小さく、優れることを示す。
(引張試験)
前記加硫ゴム組成物からからなる3号ダンベル型試験片を用いて、JIS K 6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて引張試験を実施し、破断時伸びEB(%)を測定した。EBが大きいほど、縁石ピンチカット性能に優れることを示す。
前記評価結果を表1に示す。
Figure 0004800188

Claims (2)

  1. ゴム成分100重量部に対して、
    カーボンブラックを20〜70重量部、
    フェノール樹脂および/または変性フェノール樹脂を2〜25重量部、
    瀝青炭を3〜40重量部、ならびに
    シリカを含有し、
    カーボンブラック、瀝青炭およびシリカの合計配合量が50〜90重量部であるビードエイペックス用ゴム組成物。
  2. 請求項1記載のビードエイペックス用ゴム組成物を用いたビードエイペックスを有するタイヤ。
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