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JP4883042B2 - 画像処理装置、画像形成装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置及び画像処理プログラム Download PDF

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JP4883042B2 JP2008100261A JP2008100261A JP4883042B2 JP 4883042 B2 JP4883042 B2 JP 4883042B2 JP 2008100261 A JP2008100261 A JP 2008100261A JP 2008100261 A JP2008100261 A JP 2008100261A JP 4883042 B2 JP4883042 B2 JP 4883042B2
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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、画像を処理するパーソナルコンピュータ等の画像処理装置に係り、より詳しくは、ウォータマークなどの付加画像を付加する機能を有する画像処理装置に関するものである。
従来から、画像読取部あるいは外部装置から入力される画像に、文字列あるいはグラフィックスによるウォータマークを付加する機能を有する画像形成装置が存在している。
このウォータマークは透かし画像などと呼ばれることもあり、会社のロゴマークのようなグラフィックス、あるいは、「コピー禁止」「社外秘」「confidential」などの文字列などの印刷に用いられることが多い。
また、そのウォータマークを所望の角度に傾けて、画像に付加することができるものがある。この場合、ユーザが角度の値を指定しなければならない、という煩わしさがあった。
特許文献1には、ユーザが、ウォータマークの角度を設定することなく、用紙の対角線上にウォータマークを付加することが可能な画像形成装置が開示されている。
特開2000−25278号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置では、ユーザが角度を設定しなくても、ウォータマークを用紙の対角線上に付加できるものの、ウォータマークが付加される画像の配列について、ウォータマークの角度は考慮されていなかった。このため、画像に文字が含まれている場合には、ウォータマークが、用紙上に形成される文字を覆ってしまうことがあり、文字を見えにくくしていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが角度を設定しなくても、用紙上に形成される文字の配列方向と交差する方向に、ウォータマークなどの付加画像を傾けて付加することにより、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上させることができる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知部と、前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更部と、被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更部によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成部とを備え、前記向き変更部は、前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断部を有し、前記交差判断部が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記合成部は、前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に前記付加画像を複数付加して合成画像を生成することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記文字配列方向検知部は、被記録媒体に形成される文字を含む画像の中から文字の有無を検知する文字検知部を有し、前記文字検知部が文字の存在を検知したとき、その検知された文字の配列方向を検知することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記向き変更部は、前記文字検知部によって検知された文字に付加される前記付加画像の向きのみを文字配列方向と交差する方向に変更し、前記検知された文字以外の画像に付加される前記付加画像の向きを変更しないことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記向き変更部は、前記付加画像の向きを、被記録媒体に形成される文字の配列方向に対して90度に変更することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、前記向き変更部は、前記付加画像が文字を隠す目的の隠し画像か否かを判断する隠し画像判断部を有し、前記隠し画像判断部が隠し画像であると判断したとき、付加画像の向きを前記検知された文字配列方向と同一方向に変更することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知部と、前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更部と、被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更部によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成部と、前記合成部によって生成された合成画像を被記録媒体に形成する画像形成部とを備え、前記向き変更部は、前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断部を有し、前記交差判断部が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知機能と、前記文字配列方向検知機能によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更機能と、被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更機能によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成機能とをコンピュータによって実現する画像処理プログラムであって、前記向き変更機能は、前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断機能を有し、前記交差判断機能が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、被記録媒体に形成される文字の配列方向と交差する方向に付加画像の向きが変更され、向きが変更された付加画像を文字に付加して合成画像が生成されるので、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上させることができる。また、付加画像の向きと文字配列方向との交差する角度が所定の交差角度範囲内であれば、付加画像の向きが変更されないので、複雑な処理を行う必要がなくなる。また、所定の交差角度範囲外であれば、付加画像の向きが文字配列方向と所定の角度で交差するように変更されるので、文字の視認性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、文字配列方向と交差する方向に前記付加画像が複数付加される。付加画像が複数付加されることで、付加画像の機能、例えば透かし画像の機能が確保されるとともに、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、被記録媒体に形成される文字を含む画像の中から文字の存在が検知されたとき、その検知された文字の配列方向が検知される。文字を含む画像であれば、文字の配列方向と交差する方向に付加画像の向きが変更されて、文字に付加される。文字と文字以外の画像とが混在する場合でも、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、検知された文字に付加される前記付加画像の向きのみが文字配列方向と交差する方向に変更され、前記検知された文字以外の画像に付加される前記付加画像の向きは変更されない。文字以外の画像の配列方向を検知するには複雑な処理が一般に必要となることから、文字以外の画像について付加画像の向きの変更処理が行われない。この結果、文字と文字以外の画像とが混在する場合でも、比較的簡易な処理により、文字の視認性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記付加画像の向きは、被記録媒体に形成される文字の配列方向に対して90度に変更されるので、文字と付加画像とが重なる領域が、付加画像のどの向きよりも少なくなり、文字の視認性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記付加画像が文字を隠す目的の隠し画像である場合は、付加画像の向きを文字配列方向と同一方向に変更する。これにより、隠し画像の文字を隠す目的が達成できる。
請求項に記載の発明によれば、一つの装置で、被記録媒体に形成される文字の配列方向と交差する方向に付加画像の向きが変更され、向きが変更された付加画像を文字に付加して合成画像が生成されるので、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上させた状態で被記録媒体上に合成画像を形成することができる。また、付加画像の向きと文字配列方向との交差する角度が所定の交差角度範囲内であれば、付加画像の向きが変更されないので、複雑な処理を行う必要がなくなる。また、所定の交差角度範囲外であれば、付加画像の向きが文字配列方向と所定の角度で交差するように変更されるので、文字の視認性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、被記録媒体に形成される文字の配列方向と交差する方向に付加画像の向きが変更され、向きが変更された付加画像を文字に付加して合成画像が生成されるので、付加画像が文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を向上ることができる。また、付加画像の向きと文字配列方向との交差する角度が所定の交差角度範囲内であれば、付加画像の向きが変更されないので、複雑な処理を行う必要がなくなる。また、所定の交差角度範囲外であれば、付加画像の向きが文字配列方向と所定の角度で交差するように変更されるので、文字の視認性を向上させることができる。
[実施形態]
本発明を多機能型の画像形成装置に適用した実施形態について、添付図面を参照して以下に説明する。多機能型の画像形成装置は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能、スキャナ機能等を備えており、公知なものである。
<外観的構成>
図1は、本実施形態の画像形成装置10の外観的構成を示す斜視図である。図1に示すように、画像形成装置10は、下部に設けられるプリンタ部20と、上部に設けられるスキャナ部30と、正面上部に設けられる操作パネル部40と、正面に設けられるスロット部50とを備えている。
プリンタ部20は、正面に開口部21を有している。この開口部21に給紙トレイ22及び排紙トレイ23が上下2段に設けられている。給紙トレイ22は、記録用紙を積載するためのものである。この給紙トレイ22に積載された記録用紙は、プリンタ部20の内部へ給送され、所望の画像が印刷された後に排紙トレイ23へ排出されるようになっている。
スキャナ部30は、フラットベッドタイプのスキャナである。原稿カバー31は、画像形成装置10の天板として設けられている。その原稿カバー31の下側には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿を読み取る場合は、原稿カバー31が上側に開かれ、原稿がプラテンガラス上に載置され、原稿カバー31が閉じられることで、原稿の読み取り準備が完了する。そして、ユーザにより原稿の読み取りが指示されると、プラテンガラスの下側に設けられている図示しないイメージセンサにより原稿の画像が読み取られる。例えば、原稿に、文字の集合として構成されている文書が記載されている場合には、この文書がスキャナ部30によって読み取られる。
操作パネル部40は、キーボード部41とLCD等の表示部42とで構成されている。キーボード部41は、数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等の各種のボタンを備えている。表示部42は、ユーザが実行する機能を指示するための機能選択画面を表示することができる。また、表示部42は、操作手順や実行中の処理の状態を表示すると共に、キーボード部41の押下に対応する情報を表示することができる。
ユーザは、操作パネル部40を操作することで、各種機能の設定や動作の実行を指示することができる。例えば、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能の選択や、記録用紙のサイズおよび種類(普通紙又は葉書)の設定や、片面印刷モードの設定、両面印刷モードの設定等を、操作パネル部40を介して指示することができる。
また、特に、本実施形態では、コピー機能の一部としてウォータマーク機能が搭載されている。ウォータマーク機能は、後述する小型メモリカードに格納されている画像や、スキャナ部30で原稿から読み取った画像や、後述するEEPROM84に予め記憶されている使用頻度の高い所定の画像をウォータマークとして、スキャナ部30で原稿から読み取った文書に合成して合成画像を記録用紙に印刷する機能である。そして、このウォータマーク機能を実行する場合のユーザからの指示が、この操作パネル部40を介して入力される。
スロット部50は、記憶媒体である各種小型メモリカードが装填され得るように構成されている。例えば、スロット部50に小型メモリカードが装填された状態でユーザが操作パネル部40の操作を行うことにより、小型メモリカードに記憶された画像データを読み出され、その読み出された画像データが表示部42により表示されたり、記録用紙に印刷されることが可能となる。
<電気的構成>
次に、図2を参照して、画像形成装置10の電気的構成について説明する。
図2は、画像形成装置10の電気的構成を示すブロック図である。画像形成装置10には、CPU81、ROM82、RAM83、EEPROM84を中心として構成された、マイクロコンピュータが備えられている。CPU81は、バス85を介してASIC86に接続されている。
CPU81は、ROM82やRAM83に記憶されている設定値やプログラム或いは、NCU87を介して送受信される各種信号に従って、画像形成装置10が有している各機能の制御や、ASIC86と接続された各部を制御するものである。
ROM82は、画像形成装置10の各種動作を制御するためのプログラム等を格納している。例えば、図3のフローチャートに示す付加画像と文字とを合成して印刷するメイン処理、図4のフローチャートに示す文字の配列方向を検知する文字配列方向検知処理、図5のフローチャートに示す付加画像の向きを変更する付加画像向き変更処理を画像形成装置10に実行させるプログラムは、このROM82に格納されている。RAM83は、CPU81がこれらのプログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域として、また作業領域として用いられる。また、RAM83には、付加画像データメモリ83a、変更前向きデータメモリ83b、原稿データメモリ83c、透過率データメモリ83d、濃度分布データメモリ83e、文字配列方向データメモリ83f、交差角度範囲データメモリ83g、交差角度方向データメモリ83h、変更後向きデータメモリ83i、配置間隔データメモリ83j、合成画像データメモリ83kの各記憶領域が割り当てられている。
付加画像データメモリ83aは、コピー機能の一部に含まれているウォータマーク機能を使用する場合に、ウォータマークとして記録用紙に印刷する付加画像のデータを一時的に記憶する領域である。変更前向きデータメモリ83bは、付加画像データメモリ83aに記憶されている付加画像の向きを一時的に記憶する領域である。原稿データメモリ83cは、ウォータマークとしての付加画像と合成して記録用紙に印刷するスキャナ部30によって読み取られた原稿の文字および図形を含む画像データを一時的に記憶する領域である。透過率データメモリ83dは、付加画像データメモリ83aに記憶されている付加画像の透過率を一時的記憶する領域である。濃度分布データメモリ83eは、濃度分布の間隔を一時的に記憶する領域である。文字配列方向データメモリ83fは、原稿データメモリ83cに記憶されている原稿中の文字の配列方向を一時的に記憶する領域である。交差角度範囲データメモリ83gは、付加画像の向きが変更されない文字配列方向と付加画像との交差角度範囲を一時的に記憶する領域である。交差角度方向データメモリ83hは、付加画像の向きを文字配列方向に対して交差させる角度を一時的に記憶する領域である。変更後向きデータメモリ83iは、文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字配列方向に応じて変更された、付加画像の向きを一時的に記憶する領域である。配置間隔データメモリ83jは、付加画像同士の配置間隔を一時的に記憶する領域である。合成画像データメモリ83kは、ウォータマーク機能によって記録用紙に印刷する合成画像のデータを一時的に記憶する領域である。
EEPROM84は、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等を格納する。例えば、スロット部50から取り込まれた付加画像を保存できる。これにより、一度取り込んだ付加画像を繰り返し使用することができる。また、前述したように、EEPROM84は、使用頻度の高い所定の付加画像も予め記憶している。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、接続されているプリンタ部などの周辺機器を制御するものである。
プリンタ部20は、ASIC86のからの印刷命令信号により、記録用紙に画像を形成する。スキャナ部30は、ASIC86からの読取指令信号により、原稿の画像や文字を読み取り、読み取った画像データをASIC86に出力する。操作パネル部40は、ASIC86からの検知指令信号により、操作パネル部40のキーボード部41の操作状態を検知し、その検知された操作データをASIC86に出力する。また、操作パネル部40は、ASIC86からの指示命令信号により、表示部42に画像表示データを供給する。スロット部50は、ASIC86からの読出命令信号により、小型メモリカードに記憶された画像データを読み出し、その読み出された画像データをASIC86に出力する。
ASIC86は、NCU(Network control Unit)87に接続されている。NCU87は、公衆回線から通信信号を入力するように構成されている。モデム88は、この入力された通信信号を復調し、ASIC86に入力するものである。また、ASIC86がファクシミリ送信等で画像データを外部へ送信する場合には、モデム88は、その画像データを通信信号に変調し、その通信信号を、NCU87を介して公衆回線に出力するものである。
パラレルインターフェース89は、ASIC86からの通信制御信号により、パソコンなどの外部機器とパラレルケーブルを介してデータの送受信を行う。USBインターフェース90は、ASIC86からの通信制御信号により、パソコンなどの外部機器とUSBケーブルを介してデータの送受信を行う。
<実施形態の動作>
以下に、本実施形態の画像形成装置10の動作について、図3乃至図9を参照して説明する。ここで、図6は、スキャナ部30によって読み取られて原稿データメモリ83cに記憶されている、原稿の文字および図形を含む画像データの内容を概念的に示す図である。画像形成領域GRは、操作パネル部40により設定された記録用紙のサイズに従って決定される。この画像形成領域GR上には、B線方向すなわち横書き方向の文字群M1と、A線方向すなわち縦書き方向の文字群M2と、図形群M3とが記載されている。図9は、合成画像データメモリ83kに記憶されている合成画像データの内容を概念的に示す図である。文字群M1の文字配列方向に対して、付加画像WMの向きは、図9において角度θ1で示すように、反時計回りに45度回転した方向になるように変更されている。また、文字群M2の文字配列方向に対して、付加画像WMの向きは、図9において角度θ2で示すように、反時計回りに45度回転した方向になるように変更されている。図形群M3に対して、付加画像WMの向きは、変更されていない。図7および図8は、横書き方向の文字群M1の濃度分布と、縦書き方向の文字群M2の濃度分布とをそれぞれ示す図である。
(メイン処理)
まず、図3を参照して、画像形成装置10のCPU81により実行されるウォータマークコピーのメイン処理について説明する。図3は、画像形成装置10のメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、ユーザによる操作パネル40の操作を介して、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能から、コピー機能が選択された場合に実行される処理である。特に、メイン処理は、記録用紙上に形成される文字の配列方向と交差する方向にウォータマークを傾けて付加して合成することにより、ウォータマークが文字を覆ってしまうことがなく、文字の視認性を高めるための処理を含んでいる。
このメイン処理では、まず、ウォータマークコピーが選択されたかが判断される(S1)。本実施形態では、ユーザによってコピー機能が選択されると、表示部42には、ウォータマークコピー、通常コピー、両面コピー等のコピー種別を選択する要求が表示され、その中からウォータマークコピーが選択されたかが判断される。ウォータマークが選択されない場合には(S1:NO)、本メイン処理は終了する。本メイン処理の終了後、画像形成装置1は、コピー機能が選択されるまで、ファクシミリ機能などの他の機能を公知の処理手段にて実行する。
一方、ウォータマークコピーが選択されると(S1:YES)、ウォータマークとして使用する付加画像の候補が表示部42により表示される(S2)。表示される付加画像とは、前述したように、小型メモリカードに格納されている画像や、スキャナ部30で原稿から読み取った画像や、EEPROM91に予め記憶されている所定の画像である。
その表示部42により表示されているウォータマーク候補の中から所定の付加画像が選択されるまで待機し(S3:NO)、所定の付加画像が選択されると(S3:YES)、その選択された付加画像が付加画像データメモリ83aにより記憶される(S4)。付加画像データメモリ83aに記憶された付加画像の向きが変更前向きデータメモリ83bに記憶される(S5)。
ユーザがキーボード部41を介して「スキャンOK」を入力したか否かが判断される(S6)。「スキャンOK」が入力されるまで待機し(S6:NO)、「スキャンOK」が入力されると(S6:YES)、スキャナ部30が起動され、スキャナ部30によって、プラテンガラス上に載置されている原稿に記載されている文字および図形を含む画像が読み取られる(S7)。その読み取られた文字および図形を含む画像が原稿データメモリ83cに記憶される(S8)。
透過率設定処理が行われる(S9)。透過率設定処理では、例えば、付加画像の透過率として、キーボード部41のキー操作によって、「0%」から「100%」までの何れかの数値が設定されて表示部42により表示される。そして、設定された透過率は透過率データメモリ83dに記憶される。尚、透過率とは、画像の薄さや濃さを表す値で、単位面積当たりに画像が形成される領域の大小によって決められている。画像が形成される領域が大きい場合は透過率が小さく、最も小さい値は透過率「0%」で最も濃い値である。また、画像が形成される領域が小さい場合は透過率が大きく、最も大きい値は透過率「100%」で最も薄い値である。
原稿データメモリ83cにより記憶された原稿中の文字の配列方向を検知するため、図4に示す文字配列方向検知処理が実行される(S10)。文字配列方向検知処理の詳細については、後述する。
ステップS10で文字配列方向が検知されると、付加画像の向きを変更するために、図5に示す付加画像向き変更処理が実行される(S11)。この付加画像向き変更処理(S12)は、記録用紙に形成される文字に付加する付加画像の向きを、ステップS10で検知された文字の配列方向に応じて変更する処理である。付加画像向き変更処理の詳細については、後述する。
ステップS4で取得された付加画像が、ステップS8で取得され原稿の文字および図形を含む画像に付加されて合成されることにより、合成画像が作成されるために、まず、各種設定処理が行われる(S12)。この各種設定処理では、原稿の文字および図形を含む画像に対する付加画像の配置間隔が設定される。例えば、原稿の文字および図形を含む画像に対する付加画像の位置は、隣り合う2つの付加画像同士の配置間隔が一定間隔になるような位置に決められている。その配置間隔はキーボード部41のキー操作によって設定される。設定された配置間隔は配置間隔データメモリ83jに記憶される。付加画像の透過率としては、前述のステップS9で設定された付加画像の透過率が設定されている。原稿の文字および図形に対する付加画像の向きとしては、後述のステップS34で取得された付加画像の向きが設定されている。
ステップS11およびステップS12で設定された設定内容に基づいて、記録用紙に印刷される合成画像が作成される(S13)。ステップS13は、本発明の合成部の一例である。その作成された合成画像データが合成画像データメモリ83kに記憶される(S14)。
合成画像データメモリ83kに記憶されている図9に示す合成画像が表示部42により表示される(S15)。ユーザがキーボード部41を介して「印刷OK」を入力したか否かが判断される(S16)。「印刷OK」の入力がない場合には(S16:NO)、ステップS12からの処理が繰り返され、「印刷OK」の入力があった場合には(S16:YES)、印刷が実行されて合成画像が記録用紙に印刷され(S17)、本メイン処理が終了する。
(文字配列方向検知処理)
画像形成装置10の文字配列方向検知処理の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、ステップS10にて実行される文字配列方向検知処理の詳細を示すフローチャートである。
この文字配列方向検知処理では、まず、原稿データメモリ83cに記憶された原稿の文字および図形を含む画像について、記録用紙の送り方向に直交する方向である主走査方向と、記録用紙の送り方向に平行な方向である副走査方向とのそれぞれについて、原稿上における文字および図形を含む画像の濃度分布が作成される(S20)。そして、作成された各方向における濃度分布の周期性が検出される(S21)。
図6に示す原稿中の文字および図形を含む画像のデータについて、A線方向(副走査方向)とB線方向(主走査方向)とにおける濃度分布を考える。図7は文字群M1の一部を拡大した図である。文字群M1のように行方向に並んでいる文字は、A線方向の濃度分布ADが文字の存在する部分で高くなり、行間ではほとんど濃度「0」となる。また、B線方向の濃度分布BDが文字の存在する部分で高くなり、文字間ではほとんど濃度「0」となる。このため、行間と文字間とで濃度「0」となっている部分が一定の間隔で発生することになる。これにより、A線方向およびB線方向において濃度分布の周期性が検知される。この濃度「0」となっているA線方向の濃度分布の間隔AD1とB線方向の濃度分布の間隔BD1とは、濃度分布データメモリ83eに記憶される。図8は文字群M2の一部を拡大した図である。文字群M2のように列方向に並んでいる文字は、A線方向の濃度分布ADが文字の存在する部分で高くなり、行間ではほとんど濃度「0」となる。また、B線方向の濃度分布BDが文字の存在する部分で高くなり、文字間ではほとんど濃度「0」となる。このため、この濃度「0」となっている部分が一定の間隔で発生することになる。これにより、A線方向およびB線方向において濃度分布の周期性が検知される。この濃度「0」となっているB線方向の濃度分布の間隔BD2と、A線方向の濃度分布の間隔AD2とは、濃度分布データメモリ83eに記憶される。図形群M3については、A線方向およびB線方向のいずれにおいても、濃度「0」となる部分が周期的に現れることがなく、図形群M3について濃度分布の周期性が検知されない。本実施形態では、上記の濃度分布の周期性の検知は、画像形成領域GRの全領域にわたって、互いに直交するA線方向およびB線方向において実行される。ステップS21は、本発明の文字検知部の一例である。
図7および図8に示すA線方向の濃度分布ADおよびB線方向の濃度分布BDをそれぞれ検出する具体的な方法は、種々の方法が考えられる。例えば、濃度分布ADを検出するためには、1つの文字の幅または高さに対応する所定本数のA線方向の走査線により、原稿データメモリ83cに記憶されているデータについて印字される画素と印字されない画素とが検知される。所定本数の走査線により検知された画素の印字状態の検知結果について、論理和の演算処理が実行されることにより、濃度分布ADが検知される。濃度分布BDを検知するためには、所定本数のB線方向の走査線により、画素の印字状態が検知され、同様の論理和の演算処理が実行される。
ステップS21において濃度分布の周期性の有無が検知された結果に基づいて、文字が存在するか否かが判断される(S22)。すなわち、濃度分布の周期性があると検知された場合、文字が存在すると判断される。濃度分布の周期性がないと検知された場合、文字が存在しないか、または文字以外の図形が存在すると判断される。文字の存在が判断されると(S22:YES)、文字配列方向が検知される。図7において、文字群M1について、濃度分布データメモリ83eに記憶されているA線方向の濃度分布ADの間隔AD1とB線方向の濃度分布BDの間隔BD1とのどちらの間隔が大きいかを比較して、A線方向の濃度分布ADの間隔AD1が、B線方向の濃度分布BDの間隔BD1よりも大きいので、その間隔AD1は文字間隔ではなく行間隔である。この結果、文字配列方向は、文字間隔となる間隔BD1が現われているB線方向すなわち横書き方向であると検知される。反対に、図8において、文字群M2について、濃度分布データメモリ83eに記憶されているB線方向の濃度分布BD2とA線方向の濃度分布ADの間隔AD2とのどちらの間隔が大きいかを比較して、B線方向の濃度分布BD2が、A線方向の濃度分布ADの間隔AD2よりも大きいので、その間隔BD2は文字間隔ではなく行間隔である。この結果、文字配列方向は、文字間隔となる間隔ADが現われているA線方向すなわち縦書き方向であると検知される(S23)。
実際の検知処理においては、原稿の画像形成領域GR全体について濃度分布の周期性が検知されるために、主走査方向と副走査方向とのそれぞれについて、原稿全体に渡るように数十〜数百本程度の線の方向について濃度分布の周期性の検知が実施される。
上記の濃度分布の周期性から、検知された文字配列方向が、各文字群について文字配列方向データメモリ83fにより記憶される(S24)。こうして、文字配列方向が検知され本文字配列方向検知処理が終了する。文字配列方向検知処理は、本発明の文字配列方向検知部の一例である。
尚、ステップS22の判断において、文字の存在が検知されない場合には(S22:NO)、配列方向検知の処理は実行されず、本文字配列方向検知処理が終了する。
(付加画像向き変更処理)
画像形成装置10の付加画像向き変更処理の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、ステップS11で実行される付加画像向き変更処理の詳細を示すフローチャートである。
この付加画像向き変更処理では、まず、文字に付加する付加画像か否かが判断される(S30)。
文字に付加する付加画像である場合は(S30:YES)、付加画像が、隠し画像か否かが判断される(S31)。本実施形態では、隠し画像とは、例えば、ステップS9において、ユーザが設定して、透過率データメモリ83dにより記憶されている透過率「0%」である付加画像を意味する。ステップS31は、本発明の隠し画像判断部の一例である。
ステップS31において、隠し画像でないと判断されると(S31:NO)、変更前向きデータメモリ83bに記憶されている付加画像の向きデータと、文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字配列方向とを比較して、付加画像の向きが文字配列方向に対して、所定の交差角度範囲内か否かが判断される(S32)。ステップS32は、本発明の交差判断部の一例である。
ステップS32において、所定の交差角度範囲内でないと判断されると(S32:NO)、付加画像の向きが所定の交差する方向に変更される(S33)。
例えば、文字の視認性が比較的高い所定の交差角度範囲を40度〜45度に設定しておく。この交差角度範囲はRAM83の交差角度範囲データメモリ83gに記憶されている。変更前向きデータメモリ83bに記憶されている付加画像の向きデータが主走査方向に対して、反時計回りに5度傾けた向きデータであるとする。図6に示すように、文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字群M1の文字配列方向は横書き方向すなわち主走査方向に対して0度であるので、交差角度は5度となる。この交差角度は所定の交差角度範囲外であるので、付加画像の向きデータが、文字配列方向に対して反時計回り方向に45度回転した方向になるように変更される。文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字群M2の文字配列方向は、縦書き方向すなわち主走査方向に対して90度であるので、交差角度は85度となる。この交差角度は所定の交差角度範囲外であるので、付加画像の向きデータが、文字配列方向に対して反時計回り方向に45度回転した方向になるように変更される。尚、本実施形態では、所定の角度で交差する方向は、文字配列方向に対して反時計回りに45度になるように回転した方向である。この所定の角度で交差する方向は、交差角度方向データメモリ83hに記憶されている。
そして、変更された付加画像の向きが変更後向きデータメモリ83iにより記憶される(S34)。こうして、付加画像の付加される向きが変更され、本付加画像向き変更処理が終了する。付加画像向き変更処理は、本発明の向き変更部の一例である。
ステップS30において、文字に付加する付加画像でない場合は(S30:NO)、付加画像の向きは変更されず、本付加画像向き変更処理が終了する。例えば、図7に示すように、図形群M3に対しては、配列方向は検知されていないので、付加画像の向きは、変更されない。本実施形態においては、付加画像が反時計回りに5度傾いた状態で付加される。
また、ステップS31において、隠し画像であると判断された場合は(S31:YES)、文字配列方向に関するデータが、文字配列方向データメモリ83fから読み出され、この文字配列方向に関するデータに従って、隠し画像が文字を覆ってしまうように、付加画像の向きを文字配列方向に変更する(S35)。例えば、図6に示すように、文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字群M1の文字配列方向は、主走査方向すなわち横書き方向であるので、隠し画像が文字を覆ってしまうように、変更前向きデータメモリ83bに記憶されている隠し画像の向きデータが、文字配列方向に対して同一方向になるように変更される。文字配列方向データメモリ83fに記憶されている文字群M2の文字配列方向は、副走査方向すなわち縦書き方向であるので、隠し画像が文字を覆ってしまうように、変更前向きデータメモリ83bに記憶されている隠し画像の向きデータが、文字配列方向に対して同一方向になるように変更される。
そして、変更された隠し画像の向きが変更後向きデータメモリ83iにより記憶される(S36)。こうして、隠し画像の向きが変更され、本付加画像向き変更処理が終了する。
また、ステップS32において、所定の交差角度範囲内であると判断された場合は(S32:YES)、付加画像の向きは変更されず、本付加画像向き変更処理が終了する。
以上、本実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
本実施形態における付加画像とは、ウォータマーク、いわゆる透かし画像、および隠し画像を含むものである。
本実施形態では、メイン処理のプログラムを搭載した画像形成装置10について説明したが、例えば、このメイン処理のプログラムをパーソナルコンピュータに搭載し、このメイン処理のプログラムで作成した付加画像と文字とを合成し、合成画像を生成させる構成としても良い。
また、本実施形態では、濃度分布の周期性は、横書き方向と縦書き方向において検知されたが、斜め方向に書かれている文字においても検知できる。例えば、主走査方向と副走査方向とのそれぞれの方向において濃度分布の周期性の検知されない場合は、検知する方向を回転させていき、斜め方向において濃度分布の周期性を検知できれば、その方向が文字配列方向とされる。それでも濃度分布の周期性が検知されない場合は、図形群であるとする。
また、本実施形態では、所定の交差角度範囲を40度〜45度としたが、これに限定されるものではなく、ユーザが文字の視認性に応じて交差角度範囲を任意に設定できる構成でも良い。
また、本実施形態では、付加画像の向きは、文字配列方向に対して反時計回りに45度回転した方向に変更されたが、これに限定されるものではない。付加画像の向きは、文字配列方向に対して、90度回転した方向に変更されることが、文字の視認性を向上させる上で一番望ましい。その理由として、付加画像と文字との重なり合う領域が、90度回転して交差した場合に、最も小さくなるからである。
本発明の実施形態における画像形成装置の外観的構成を示した斜視図である。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像形成装置のメイン処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の文字配列方向検知処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の付加画像向き変更処理を示すフローチャートである。 文字配列方向検知処理を説明するために原稿の文字データおよび図形データの記憶内容を概念的に示す図である。 横書き方向の文字群M1の濃度分布を説明するために文字データの記憶内容と濃度分布とを概念的に示す図である。 縦書き方向の文字群M2の濃度分布を説明するために文字データの記憶内容と濃度分布とを概念的に示す図である。 付加画像と文字とが合成された合成画像を示す図である。
10 画像形成装置
20 プリンタ部
30 スキャナ部
40 キーボード部
S10 文字配列方向検知処理
S11 付加画像向き変更処理
GR 画像形成領域
M1 文字群
M3 図形群
WM 付加画像

Claims (8)

  1. 被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知部と、
    前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更部と、
    被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更部によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成部と、を備え、
    前記向き変更部は、
    前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断部を有し、
    前記交差判断部が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記合成部は、前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に前記付加画像を複数付加して合成画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記文字配列方向検知部は、
    被記録媒体に形成される文字を含む画像の中から文字の有無を検知する文字検知部を有し、
    前記文字検知部が文字の存在を検知したとき、その検知された文字の配列方向を検知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記向き変更部は、前記文字検知部によって検知された文字に付加される前記付加画像の向きのみを文字配列方向と交差する方向に変更し、前記検知された文字以外の画像に付加される前記付加画像の向きを変更しないことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記向き変更部は、前記付加画像の向きを、被記録媒体に形成される文字の配列方向に対して90度に変更することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記向き変更部は、
    前記付加画像が文字を隠す目的の隠し画像か否かを判断する隠し画像判断部を有し、
    前記隠し画像判断部が隠し画像であると判断したとき、付加画像の向きを前記検知された文字配列方向と同一方向に変更することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知部と、
    前記文字配列方向検知部によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更部と、
    被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更部によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成部と、
    前記合成部によって生成された合成画像を被記録媒体に形成する画像形成部と、を備え、
    前記向き変更部は、
    前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断部を有し、
    前記交差判断部が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とする画像形成装置。
  8. 被記録媒体に形成される文字の配列方向を検知する文字配列方向検知機能と、
    前記文字配列方向検知機能によって検知された文字配列方向と交差する方向に付加画像の向きを変更する向き変更機能と、
    被記録媒体に形成される文字に、前記向き変更機能によって向きが変更された付加画像を付加して合成画像を生成する合成機能と、をコンピュータによって実現する画像処理プログラムであって、
    前記向き変更機能は、
    前記付加画像の向きと前記文字配列方向との交差する角度が所定の角度交差範囲であるか否かを判断する交差判断機能を有し、
    前記交差判断機能が所定の交差角度範囲内であると判断したとき、付加画像の向きを変更せず、所定の交差角度範囲外であると判断したとき、付加画像の向きを前記付加画像の向きと前記文字配列方向とが所定の角度で交差するように変更することを特徴とする画像処理プログラム。
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