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JP4879356B2 - フラットケーブルの保護固定具 - Google Patents

フラットケーブルの保護固定具 Download PDF

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Description

この発明は、筐体等の開口部に取り付けて、フラットケーブルを筐体等に引き込んだ状態で固定するための保護固定具に関するものである。
筐体に設けられた開口部からケーブルを引き込むまたは引き出す構造において、開口部のエッジによりケーブルが傷付いたり断線したりすることを防ぐために、従来は、エッジに面打ち加工または曲げ加工等の傷付き防止加工を施すか、別部品でエッジを覆う必要があった。
さらに、筐体開口部からの異物の侵入防止および意匠向上を目的として、開口部を閉塞するための樹脂製の蓋を取り付ける必要があった。例えば特許文献1には、薄い樹脂板の中央部にケーブル束を挿通する開口を設けた樹脂部品が提案されている。この樹脂部品は、筐体開口部を覆うようにねじ止めされ、開口からケーブル束を引き込むことにより、筐体内への異物の侵入を防止していた。
特開2005−32954号公報
従来のケーブル引き込み構造は以上のように構成されているので、エッジの傷付き防止加工は、金型構造の複雑化および作業工程数の増加につながり、金型製作時の費用増大および作業工賃増大といったコスト的問題と、傷付き防止加工の加工漏れ、加工不十分および加工カスの発生等の二次弊害といった品質的問題とが発生してしまう課題があった。
また、開口部のエッジを別部品で覆う場合には、開口部の裏表どちらか一方からの嵌合となるため、完全にエッジを覆ってケーブルを保護することは困難であった。
さらに、開口部を樹脂部品で閉塞する場合には、樹脂部品を筐体にねじ止めするため、構成部品の増加につながり、コスト増大の一因となってしまった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、筐体開口部へのフラットケーブル挿入固定構造と筐体開口部のエッジによる傷付き防止構造を備えたフラットケーブルの保護固定具を提供することを目的とする。
この発明に係るフラットケーブルの保護固定具は、フラットケーブルを挿通させる第一のスリットが穿設された第一の蓋体と、第一のスリットと対向する位置からずれた位置に、フラットケーブルを挿通させる第二のスリットが穿設された第二の蓋体と、第一の蓋体と第二の蓋体とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部とを備え、第一の蓋体と第二の蓋体が、第一のスリット、筐体開口部および第二のスリットを挿通したフラットケーブルと共に筐体開口部の周縁を表裏から挟み込むことで、フラットケーブルを筐体開口部に挿入固定するものである。
この発明によれば、第一の蓋体と第二の蓋体が、第一のスリット、筐体開口部および第二のスリットを挿通したフラットケーブルと共に筐体開口部の周縁を表裏から挟み込むようにしたので、筐体開口部へのフラットケーブル挿入固定構造と筐体開口部のエッジによる傷付き防止構造を備えたフラットケーブルの保護固定具を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る保護固定具の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具を取り付ける筐体開口部の一例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部へ取り付ける様子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部に仮固定した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具にフラットケーブルを挿通した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部に取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部に取り付けた状態を示す断面図であり、図6に示すAA線に沿って切断した断面である。 この発明の実施の形態1に係る保護固定具が固定するフラットケーブルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る保護固定具を筐体開口部に取り付けた状態を示す断面図であり、図6に示すAA線に相当する位置で切断した断面である。 この発明の実施の形態3に係る保護固定具の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る保護固定具を筐体開口部に取り付けた状態を示す断面図であり、図6に示すBB線に相当する位置で切断した断面である。 この発明の実施の形態4に係る保護固定具を筐体開口部に取り付けた状態を示す断面図であり、図6に示すAA線に相当する位置で切断した断面である。
以下、この発明をより詳細に説明する為に、この発明を実施する為の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具の構成を示す斜視図である。保護固定具は、上蓋(第一の蓋体)1、下蓋(第二の蓋体)2、および上蓋1と下蓋2とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部3から構成される一部品である。なお、便宜的に上蓋、下蓋と呼んでいるが、保護固定具の上下は反転してもかまわない。
また、図2は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具を取り付ける筐体開口部11の一例を示す平面図である。筐体10の一面に穿設された筐体開口部11は、図1に示す保護固定具を取り付けてフラットケーブルを引き込むまたは引き出すための穴である。
上蓋1には、フラットケーブルを挿通するための上蓋スリット(第一のスリット)4が穿設されている。また、上蓋1の下蓋2との対向面には、複数の固定爪5が設けられている。固定爪5が係合する固定孔5aは、下蓋2の各固定爪5と当接する位置にそれぞれ設けられている。なお、固定爪5と固定孔5aとで凹凸係止部が構成される。
下蓋2には、フラットケーブルを挿通するための下蓋スリット(第二のスリット)6が穿設されている。また、下蓋2の上蓋1との対向面には、筐体開口部11に嵌合する凸部8が突設され、凸部8の全周がフランジ9になっている。また、凸部8の縁部には複数の保持爪7が設けられている。上蓋1において、上蓋1と下蓋2とを折り曲げたときに下蓋2の保持爪7が当接する位置に、各保持爪7を収容するための保持孔7aがそれぞれ設けられている。
なお、固定爪5および保持爪7はスナップフィット構造とした。また、固定爪5および保持爪7は、上蓋1および下蓋2のどちらに設けてもよい。
図2に示す筐体開口部11には、保護固定具を取り付ける際に下蓋2を通すための取付用スリット12、取り付けた際にヒンジ部3を収容するヒンジ用スリット13が設けられている。
図3は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部11へ取り付ける様子を示す斜視図である。また、図4は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部11に仮固定した状態を示す斜視図である。図4では、保護固定具の仮固定の様子を説明するために、隠れて見えない部分を点線で示す。
図3に示すように、下蓋2が、筐体開口部11の表面側から取付用スリット12を通して裏面側へ移動する。そして、図4に示すように、筐体10の裏面から下蓋2の凸部8が筐体開口部11に嵌合するように押入されると、凸部8の端部にある各保持爪7が筐体開口部11の周縁に掛止して保護固定具を筐体開口部11に仮固定する。ヒンジ部3はヒンジ用スリット13に収容される。このようにして保護固定具が筐体開口部11に仮固定されると、筐体開口部11のエッジ面は凸部8に覆われ、裏面側エッジは下蓋2のフランジ9に覆われる。
図5は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具にフラットケーブル14を挿通した状態を示す斜視図である。フラットケーブル14は、筐体開口部11に仮固定された保護固定具の下蓋スリット6から挿入され、上蓋スリット4から引き出される。あるいは上蓋スリット4から挿入され、下蓋スリット6から引き出される。
なお、フラットケーブル14としては、フレキシブルフラットケーブル(FFC)またはフレキシブルプリント基板(FPC)が用いられる。
図6は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部11に取り付けた状態を示す斜視図である。
図5に示す状態の保護固定具の上蓋1が下蓋2の方向へ折り曲げられると、上蓋1の各固定爪5が下蓋2の各固定孔5aに係合し、図6に示すように上蓋1が下蓋2に固定される。このとき、フラットケーブル14は上蓋1と下蓋2とに挟み込まれて筐体10に固定される。このようにして保護固定具が筐体開口部11に固定されると筐体開口部11の表面側エッジが上蓋1に覆われる。上述したように表面側以外のエッジも覆われているので、筐体開口部11のエッジがフラットケーブル14と接触することがない。そのため、筐体開口部11のエッジによるフラットケーブル14の傷付きおよび断線を防止することができる。
また、固定爪5は、筐体開口部11およびフラットケーブル14を挟み込んだ状態の上蓋1と下蓋2とを固定するため、ねじ等を使わずに保護固定具を筐体開口部11へ取り付けることができる。
なお、上蓋スリット4および下蓋スリット6にフラットケーブル14が挿通されてから、固定爪5によって上蓋1と下蓋2とを折り曲げて固定するまでの間、上蓋スリット4が摩擦力によってフラットケーブル14を仮保持することとなる。このため、作業途中のフラットケーブル14の無駄な遊びが押さえられ、傷付きおよび断線の防止ならびに作業性の向上が可能となる。
図7は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具を筐体開口部11に取り付けた状態を示す断面図であり、図6のAA線に沿って切断した断面を示す。図7に示すように、上蓋スリット4と下蓋スリット6の穿設位置を対向しないようにずらすことにより、上蓋1と下蓋2とがフラットケーブル14を挟み込んだ挟み込み面とフラットケーブル14の間で摩擦力が発生する。そのため、フラットケーブル14へ過度な負荷がかかった場合でも、保護固定具がフラットケーブル14を固定しておくことができ、フラットケーブル14のコネクタ等の接続器具からの抜け防止が可能となる。
図8は、この発明の実施の形態1に係る保護固定具が固定するフラットケーブル14aを示す斜視図である。フラットケーブル14に代えて、図8に示すフラットケーブル14aを保護固定具に挿通してもよい。
フラットケーブル14aには耳形状が設けられ、そこにフラットケーブル穴15が穿設されている。フラットケーブル穴15を上蓋1の固定爪5に挿通することで、固定爪5がフラットケーブル14aを仮保持しておくことができる。このため、作業途中のフラットケーブル14aの無駄な遊びが押さえられ、傷付きおよび断線の防止ならびに作業性の向上が可能となる。
また、フラットケーブル穴15を固定爪5に挿通したままでフラットケーブル14aを上蓋1と下蓋2で挟み込むことにより、保護固定具はフラットケーブル14aをより強固に固定することができる。
なお、耳形状を設けず、フラットケーブル14aに直接穴をあけてもよい。また、固定爪5をフラットケーブル14aの保持部として兼用せず、上蓋1または下蓋2の任意の位置に保持部を設けてもよい。
なお、上記説明では、保護固定具とフラットケーブル14の筐体開口部11への取付手順として、先ず保護固定具を保持爪7で筐体開口部11に仮固定し、フラットケーブル14を保護固定具に挿通した後で固定する手順を示した。しかし取付手順はこれに限定されるものではなく、先にフラットケーブル14を保護固定具に挿通して上蓋スリット4に仮保持しておき、フラットケーブル14と一体となった保護固定具を筐体開口部11に固定する手順であってもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、筐体開口部11に取り付けられて、フラットケーブル14を筐体10に挿入固定する保護固定具を、フラットケーブル14を挿通させる上蓋スリット4が穿設された上蓋1と、上蓋スリット4と対向する位置からずれた位置に、フラットケーブル14を挿通させる下蓋スリット6が穿設された下蓋2と、上蓋1と下蓋2とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部3と、上蓋1と下蓋2を固定する固定爪5と、下蓋2の上蓋1と対向する面に、筐体開口部11の周縁に係止する保持爪7とを備えるように構成した。
そのため、保護固定具がフラットケーブル14と共に筐体開口部11の全周を表裏から挟み込むことで、筐体開口部11のエッジが全く露出しない構造とすることができる。さらに、保護固定具内でフラットケーブル14を引き回すため、フラットケーブル14の傷付きおよび断線を防止することができる。
また、上蓋スリット4および下蓋スリット6の穿設位置をずらしてフラットケーブル14の挟み込み面を設けるようにしたので、挟み込み面とフラットケーブル14の間で摩擦力が発生し、フラットケーブル14を筐体開口部11に挿入固定することができる。また、フラットケーブル14にフラットケーブル穴15を穿設して、フラットケーブル穴15を固定爪5に挿通して保持させることができる。これらのことより、フラットケーブル14へ過大な負荷がかかった場合でも、フラットケーブル14から接続先コネクタへ直接負荷がかかるのを防止でき、コネクタからの抜けを防止することが可能となる。
また、固定爪5が筐体開口部11を挟み込んだ状態で上蓋1と下蓋2とを固定すると共に、筐体開口部11の周縁に保持爪7が掛止することで、ねじ等を必要とせず、保護固定具単独で筐体開口部11へ取り付けることができる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2に係る保護固定具を筐体開口部11に取り付けた状態を示す断面図であり、この保護固定具を図6に示すAA線に相当する位置で切断した断面である。本実施の形態の保護固定具は、上記実施の形態1に示す保護固定具の上蓋1に凸リブ部21を突設し、下蓋2の、凸リブ部21に対向する位置に溝部22を凹設したものである。その他の構成は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
なお、上蓋1に溝部22を凹設し、下蓋2に凸リブ部21を突設してもかまわない。
保護固定部をフラットケーブル14と共に筐体開口部11に取り付けると、上蓋1および下蓋2がフラットケーブル14を挟み込むことでフラットケーブル14へ摩擦力が加わるが、凸リブ部21および溝部22がフラットケーブル14を拘持することでフラットケーブル14へ摩擦力をさらに加えることができる。この結果、フラットケーブル14へ過度な負荷がかかった場合でも、保護固定具がフラットケーブル14をより強固に固定しておくことができ、フラットケーブル14のコネクタ等の接続器具からの抜け防止が可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、上蓋1に突設した凸リブ部21と、下蓋2の凸リブ部21と対向する位置に凹設した溝部22とを備え、上蓋1と下蓋2がフラットケーブル14と共に筐体開口部11の周縁を表裏から挟み込むと、凸リブ部21と溝部22がフラットケーブル14を挟み込んで拘持するように構成した。そのため、保護固定具は、筐体開口部11にフラットケーブル14をより強固に挿入固定することができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係る保護固定具の構成を示す斜視図である。本実施の形態の保護固定具は、上記実施の形態1に示す保護固定具の上蓋1の両端部にリブ31を設けたものである。その他の構成は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
図11は、この発明の実施の形態3に係る保護固定具を筐体開口部11に取り付けた状態を示す断面図であり、この保護固定具を図6に示すBB線に相当する位置で切断した断面である。上蓋1は固定爪5によって筐体開口部11側へ引き寄せられているため、リブ31によって上蓋1が弾性変形する。そのため、上蓋1と筐体開口部11との間にテンションが発生して保護固定具のがたつきを防止でき、ラトル音の発生を防止することが可能となる。
なお、上蓋1ではなく下蓋2にリブ31を設けてもよく、さらに、リブ形状ではなくボス形状等であってもかまわない。
以上のように、実施の形態3によれば、上蓋1の下蓋2と対向する面にリブ31を突設するように構成した。そのため、上蓋1へ筐体開口部11とのテンションを負荷することで、ラトル音の発生を防止することができる。
実施の形態4.
図12は、この発明の実施の形態4に係る保護固定具を筐体開口部11に取り付けた状態を示す断面図であり、この保護固定具を図6に示すAA線に相当する位置で切断した断面である。本実施の形態の保護固定具は、上記実施の形態1に示す保護固定具の下蓋2を表裏反転させた下蓋2aを備える構成である。保護固定具は、上蓋1と下蓋2aとで筐体開口部11を挟み込むように取り付けられるのではなく、筐体開口部11の片面に取り付けられる。下蓋2aの筐体開口部11に対向する面に突出した凸部8が筐体開口部11に嵌合すると共に、凸部8と同一面に突設した保持爪7が筐体開口部11の周縁に掛止することで保護固定具が筐体開口部11へ固定される。
なお、この保護固定具は、筐体開口部11の片面に取り付ける構造のため、筐体10に図2に示すような取付用スリット12およびヒンジ用スリット13を穿設する必要はない。
先ずフラットケーブル14を上蓋スリット4および下蓋スリット6に挿通させて上蓋1と下蓋2aとで挟み込み、上蓋1の固定爪5を下蓋2の固定孔(不図示)に係合させることで、フラットケーブル14と保護固定具とを固定する。そして、事前にフラットケーブル14を固定しておいた保護固定具を、保持爪7によって筐体開口部11へ取り付ける。このような取付手順とすることにより、製造工程内での取付効率の向上が可能となる。
または、保護固定具を保持爪7によって筐体開口部11に取り付けた後で、フラットケーブル14を上蓋スリット4および下蓋スリット6に挿通させ、上蓋1と下蓋2aとで挟み込んで固定することも可能である。
以上のように、実施の形態4によれば、筐体開口部11に取り付けられて、フラットケーブル14を筐体10に挿入固定する保護固定具を、フラットケーブル14を挿通させる上蓋スリット4が穿設された上蓋1と、上蓋スリット4と対向する位置からずれた位置に、フラットケーブル14を挿通させる下蓋スリット6が穿設された下蓋2と、上蓋1と下蓋2とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部3と、上蓋1と下蓋2を固定する固定爪5と、下蓋2に筐体開口部11の周縁に係止する保持爪7とを備え、下蓋2が筐体開口部11の周縁に掛止してエッジを覆うと共に、上蓋1と下蓋2とがフラットケーブル14を挟み込んで挿入固定するよう構成した。この結果、上記実施の形態1の保護固定具と同様に、保護固定具がフラットケーブル14を筐体開口部11へ固定できると共に、筐体開口部11のエッジによる傷付き防止ができ、かつねじ等を用いず単独で筐体開口部11へ取り付けが可能となる。
なお、上記実施の形態4では、保護固定具を筐体開口部11の周縁に掛止する保持爪7を設けたが、固定爪5が下蓋2aと筐体開口部11とをあわせて係止するように構成してもよい。即ち、保持爪7を廃し、上蓋1の、筐体開口部11の周縁を係止する位置に固定爪5を設け、さらに下蓋2aの、筐体開口部11の周縁に沿う位置に固定孔を穿設する。
なお、上述した説明では、上記実施の形態1で示した構成に対して上記実施の形態2から上記実施の形態4までをそれぞれ適用する場合を示したが、これに限らず、上記実施の形態2から上記実施の形態4までの構成を適宜組み合わせたものであってもかまわない。
この発明に係るフラットケーブルの保護固定具は、筐体開口部へのフラットケーブル挿入固定構造と筐体開口部のエッジによる傷付き防止構造を備えたので、筐体等の開口部に取り付けて、フラットケーブルを筐体等に引き込んだ状態で固定するための保護固定具等に用いるのに適している。

Claims (7)

  1. 筐体開口部に取り付けられて、フラットケーブルを当該筐体に挿入固定するフラットケーブルの保護固定具であって、
    前記フラットケーブルを挿通させる第一のスリットが穿設された第一の蓋体と、
    前記第一のスリットと対向する位置からずれた位置に、前記フラットケーブルを挿通させる第二のスリットが穿設された第二の蓋体と、
    前記第一の蓋体と前記第二の蓋体とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部とを備え、
    前記第一の蓋体と前記第二の蓋体が、前記第一のスリット、前記筐体開口部および前記第二のスリットを挿通した前記フラットケーブルと共に前記筐体開口部の周縁を表裏から挟み込むことで、前記フラットケーブルを前記筐体開口部に挿入固定するフラットケーブルの保護固定具。
  2. 第一および第二の蓋体のうちのいずれか一方の蓋体に、筐体開口部の周縁に掛止する保持爪を設け、
    他方の蓋体に前記保持爪を挿入する保持孔を設けることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの保護固定具。
  3. 第一および第二の蓋体がフラットケーブルと共に筐体開口部の周縁を表裏から挟み込んだときに互いに係止する凹凸係止部を前記第一および第二の蓋体に相対的に設けることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの保護固定具。
  4. フラットケーブルに穴が穿設され、この穴に挿通して当該フラットケーブルを保持する保持部を第一および第二の蓋体のうちのいずれか一方に設けることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの保護固定具。
  5. 第一および第二の蓋体のうちのいずれか一方の蓋体に突設した凸リブ部と、
    他方の蓋体の、前記凸リブ部と対向する位置に凹設した溝部とを備え、
    前記第一の蓋体と前記第二の蓋体がフラットケーブルと共に筐体開口部の周縁を表裏から挟み込むと共に、前記凸リブ部および前記溝部が当該フラットケーブルを挟み込んで拘持することを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの保護固定具。
  6. 第一および第二の蓋体のうちのいずれか一方の蓋体の、他方の蓋体と対向する面に突設したリブを備えることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの保護固定具。
  7. 筐体開口部に取り付けられて、フラットケーブルを当該筐体に挿入固定するフラットケーブルの保護固定具であって、
    前記フラットケーブルを挿通させる第一のスリットが穿設された第一の蓋体と、
    前記第一のスリットと対向する位置からずれた位置に、前記フラットケーブルを挿通させる第二のスリットが穿設された第二の蓋体と、
    前記第一の蓋体と前記第二の蓋体とを折り曲げ可能に連結するヒンジ部と、
    前記第二の蓋体を前記筐体開口部の周縁に掛止する保持爪を備え、
    前記第一の蓋体と前記筐体開口部の周縁に掛止した前記第二の蓋体が、前記第一のスリットおよび前記第二のスリットを挿通した前記フラットケーブルを挟み込むことで、当該フラットケーブルを前記筐体開口部に挿入固定するフラットケーブルの保護固定具。
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