JP4876820B2 - 塗布方法および塗布装置並びにディスプレイ用部材の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る塗布方法は、一方向に延在する吐出口を有する塗布器を静止した被塗布部材に近接させ、定容量ポンプから塗布器に塗布液を最終的に供給速度Qpとなる供給速度で供給して被塗布部材上に塗布器から塗布液をプリディスペンスし、次いで定容量ポンプから塗布器に塗布液を定常供給速度Qsで供給して被塗布部材に塗布器から塗布液を吐出するとともに、被塗布部材の塗布器に対する相対移動を定常移動速度Vsで行って、被塗布部材上に塗布膜を形成する塗布方法であって、プリディスペンス開始からts秒後に相対移動を開始するとともに、相対移動の開始からtp秒後には定容量ポンプの供給速度Qpを定常供給速度Qsに増速開始させ、さらに相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qsと、相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vsと、を略同一にして塗布することを特徴とする。
本発明に係るディスプレイ用部材の製造方法は、上記に記載の塗布方法を用いてディスプレイ用部材を製造することを特徴とする。
また、本発明に係る塗布装置は、塗布液を吐出するために一方向に延在する吐出口を有する塗布器と、塗布器に塗布液を供給する定容量ポンプと、被塗布部材を保持する載置台と、前記塗布器および載置台のうちの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段を備えて、被塗布部材に塗布膜を形成する塗布装置において、静止した被塗布部材上の塗布開始位置で、同じく静止した塗布器から塗布液を吐出開始して最終的に供給速度Qpとなるプリディスペンスを行い、プリディスペンス開始からts秒後に相対移動を開始するとともに、相対移動の開始からtp秒後には定容量ポンプの供給速度Qpを定常供給速度Qsに増速開始させ、さらに相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qsと、相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vsと、を略同一にして塗布させる制御手段を有することを特徴とする。
本発明に係るディスプレイ用部材の製造方法によれば、上記の優れた塗布方法を用いてディスプレイ用部材を製造するのであるから、均一な膜厚区間が長い優れた塗布品位のディスプレイ用部材を高い生産性と高歩留まりで製造することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る塗布装置であるスリットコータ1の概略正面図、図2は、本発明の参考となる第1の塗布方法(以下「塗布方法1)と表す場合がある。)を表すポンプ供給速度とステージ速度の時間線図、図3は、本発明に係る第2の塗布方法(以下「塗布方法2)と表す場合がある。)を表すポンプ供給速度とステージ速度の時間線図、図4は従来の塗布方法を表すポンプ供給速度とステージ速度の時間線図である。
次にスリットコータ1による本発明の参考となる第1の塗布方法について詳述する。まずスリットコータ1の各動作部の原点復帰が行われると、各移動部はスタンバイ位置に移動する。すなわち、ステージ6は図1の左端部(破線で示す位置)、スリットノズル20は最上部に移動するとともに、拭き取りユニット90はトレイ100がスリットノズル20の下部位置にくるよう移動する。ここで、タンク64〜スリットノズル20まで、塗布液66はすでに充満されており、スリットノズル20内部の残留エアーを排出する作業も既に終了している。この時の塗布液供給装置40の状態は、シリンジ52に塗布液66が充填、吸引バルブ44は閉、供給バルブ42は開、そしてピストン54は最下端の位置にあり、いつでも塗布液66をスリットノズル20に供給できるようになっている。
以上の塗布方法では、塗布開始部のシリンジポンプ50、ステージ6の加速区間から定常時の膜厚Thになるように制御を行っているので、塗布開始部の定常膜厚Thにならない不良膜厚区間を最小とし、定常膜厚Thの製品領域を最大にすることが可能となる。特に加速区間の実長さが長くなって不良膜厚区間が長くなる100mm/s以上の高速塗布時や、2m角以上基板用のスリットコータでステージやスリットノズルを保持するガントリーの加速時間が長くなる時に、この塗布方法は威力を発揮し、不良膜厚区間を10mm以下に容易にでき、膜厚が均一で有効な製品領域を大きくすることができる。
本発明に係る第2の塗布方法は、塗布開始が以下のようである以外は、第1の塗布方法と全く同じである。すなわち、基板Aの厚さを測定後、上下昇降ユニット70を駆動して、スリットノズル20の吐出口面36と基板A間のクリアランスがあらかじめ定めた値になるようスリットノズル20を下降させて停止させる。スリットノズル20とステージ6が完全に停止した状態で、図3に示すように、シリンジポンプ50を駆動開始して、ポンプ供給速度Qpで塗布液をスリットノズルから吐出し、静止しているスリットノズル20と基板A間のすきまに塗布液が満たされ、ビードBが形成されるようプリディスペンスする。そしてシリンジポンプ50が動作開始してからts秒後に、シリンジポンプ50がポンプ供給速度Qpで塗布液を供給している途中で、ステージ6の動作を開始させる。この後ステージ6の動作開始、すなわちスリットノズル20とステージ6の相対移動の開始からtp秒後、シリンジポンプ50の動作開始からはts+tp秒後に、シリンジポンプ50はポンプ供給速度Qpから定常ポンプ供給速度Qsまで立ち上げ開始する。このポンプ供給速度Qpから定常ポンプ供給速度Qsまで立ち上げる加速区間、すなわちスリットノズル20とステージ6の相対移動の開始からt秒後(ただしt≧tp)でのポンプ供給速度Q(t)と定常ポンプ供給速度Qsの比Q(t)/Qsを、同じくスリットノズル20とステージ6の相対移動の開始からt秒後(ただしt≧tp)でのステージ速度V(t)と定常ステージ速度Vsの比V(t)/Vs、を略同一になるように制御することが好ましい。すなわち、シリンジポンプ50をポンプ供給速度Qpから増速開始するタイミングでは、ステージ速度V(t)が、Vs×Qp/Qsに達している。これによって、定常のポンプ供給速度Qsで定常のステージ速度Vsで移動する基板Aに塗布される膜厚Thで、加速区間から塗布されることになる。なおビードBを形成するために必要なシリンジポンプ50からのプリディスペンス量は、プリディスペンスを開始してからステージ6を移動開始するまでの時間tsの大きさによって調整する。以上のシリンジポンプ50のポンプ供給速度と、ステージ6のステージ速度の塗布開始部の制御によって、塗布開始部から定常膜厚Thの塗布膜Cを形成することが原理的に可能となる。以上の第2の塗布方法でも、第1の塗布方法と同じように、塗布開始部のシリンジポンプ50、ステージ6の加速区間から定常時の膜厚Thになるように制御を行っているので、塗布開始部の定常膜厚Thにならない不良膜厚区間を最小とし、定常膜厚Thの製品領域を最大にすることが可能となる。特に加速区間での通過長さが長くなって不良膜厚区間が長くなる100mm/s以上の高速塗布時や2m角以上基板用の大型スリットコータ使用時に、本発明の塗布方法は威力を発揮し、不良膜厚区間を10mm以下に容易にでき、製品領域を大きくすることができる。特に第2の塗布方法は、プリディスペンスから塗布開始をシリンジポンプ50の動作を続けて行っているので、第1の塗布方法よりもタクトタイムをより短縮して、生産性の向上に役立たせることができる。
また、ポンプ供給速度Q、ステージ移動速度Vの加速時間taはいかなる値にしても、本発明の参考となる塗布方法1、本発明の塗布方法2ともに有効である。特に2m角以上のガラス基板に塗布できるようなスリットコータでは、ステージまたはスリットノズルの移動速度の加速時間である立ち上がり時間taは0.4秒以上と、小型装置の0.2秒に比べて長くなるが、そのような場合にでも本発明の参考となる塗布方法1や本発明の塗布方法2はその効力を発揮して、塗布開始部の定常膜厚Thにならない不良膜厚区間を最小とし、定常膜厚Thの製品領域を最大にすることが可能となる。また本発明の参考となる塗布方法1、本発明の塗布方法2ともに、タクトタイムが長くなるような操作は行っていないので、本発明の塗布方法を実施することで、タクトタイムが長くなることもない。
実施例1
1100×960mmで厚さ0.7mmの無アルカリガラス基板を洗浄後に、スリットコータ1を用いて塗布を行った。スリットノズルは吐出口の長手方向長さが1100mm、スリットの間隙が100μmで、基板に1100mm幅の塗布膜が形成できるものであり、塗布速度は200mm/sにした。1100mmの長辺側を基板幅方向とし、960mmの短辺方向に塗布を行った。塗布液はカラーフィルター用Redの感光性ネガレジストで、固形分濃度14%、粘度が3mPaSであった。定常時、すなわち塗布時のシリンジポンプ50からの定常ポンプ供給速度Qsは、真空乾燥後の厚さが2.8μm、すなわち塗布直後にTh=20μmになるように、4400μl/sに設定した。上記の第2の塗布方法で塗布を開始することにし、ステージ6を駆動して、まずスリットノズル20の吐出口が基板の塗布開始部、すなわち基板端の直上位置になるように基板を移動させて停止させた。それからスリットノズルを下降して、基板〜スリットノズルの吐出口面間のクリアランスを100μmになるようにした。スリットノズル20と基板が停止した状態で、図3に示される通りにシリンジポンプを駆動して、ポンプ供給速度Qp=325μl/sでプリディスペンスを行い、プリディスペンスを開始してからts=0.6秒後にステージ6を移動開始した。ステージ6はta=0.4秒後に定常ステージ速度Vs=200mm/sに立ち上げた。さらにステージ6移動開始から、tp=0.03秒後に、ステージ6のステージ速度Vが14.8mm/sに達した段階で、ポンプ供給速度325μl/sで駆動中のシリンジポンプ50に指令を出して、ポンプ供給速度を定常ポンプ供給速度Qs=4400μl/sまでにする立ち上げを開始した。なお、同じタイミングで定常ポンプ供給速度Qs、定常ステージ速度Vsに達するように、すなわちシリンジポンプ50がポンプ供給速度Qpから定常ポンプ供給速度Qsへの増速開始から0.37秒後に定常ポンプ供給速度Qsに達するように駆動した。これらの駆動によって、ステージ6の移動開始からt秒後(ただしt≧tp=0.03秒)では、シリンジポンプ50の供給速度Q(t)は、Q(t)=((t−0.03)/0.4)×Qs+Qp、ステージ速度V(t)はV(t)=(t/0.4)×Vsと表される。ここで、上記の記述より、tp/ta×Qs=(0.03/0.4)×Qs=Qpとなるようにしているので、Q(t)/Qs=(t/0.4)×Qs/Qs=t/0.4、一方ステージ速度の方はV(t)/Vs=(t/0.4)×Vs/Vs=t/0.4となるので、ステージ6の移動開始からt秒後(ただしt≧tp=0.03秒)では、定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qsと、定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vsが、同一になっている。
そして、以上のようにしてシリンジポンプ50とステージ6を、定常ポンプ供給速度Qs、定常ステージ速度Vsにそれぞれ駆動して塗布を行い、基板端から955mmのガラス基板の位置にスリットノズル20の吐出口34がきた時に、シリンジポンプ50を停止し、スリットノズル20を、基板端から960mmのガラス基板位置が吐出口34の真下に来たところで、塗布終了のために上昇させた。以上の塗布後に、到達真空度65Paの真空乾燥を行った。そして塗布方向の膜厚分布を、光干渉式の膜厚計で測定し、図5に示す膜厚分布図をえた。図5より、この時の膜厚精度Uを、端部10mmを除く領域でU=(最大値−最小値)/(2×平均値)×100(%)で求め、1.6%の値をえて、目標の3%未満を達成した。
塗布開始方法に特許文献3の方法を用い、塗布開始は、スリットノズル20と基板が停止した状態から、プリディスペンスを行わずにシリンジポンプ50を駆動して塗布液をスリットノズルに供給開始して定常ポンプ供給速度4400μl/sにまで0.2秒で立ち上げるともに、シリンジポンプ50の駆動開始から0.06秒後に、ステージ6を駆動開始して、定常ステージ速度200mm/sまで0.2秒で立ち上げた他は、実施例1と全く同じ条件でガラス基板に塗布をして乾燥を行った。ここで、シリンジポンプ50の供給速度Q(t)は、Q(t)=(t/0.2)×Qs、ステージ速度V(t)はV(t)=((t−0.06)/0.2)×Vsと表される。シリンジポンプ50の駆動開始からt秒後(ただしt≧0.06秒)では、定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qs=t/0.2、定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vs=(t−0.06)/0.2となり、Q(t)/QsとV(t)/Vsは同一になっていない。乾燥後の塗布方向の膜厚分布を、光干渉式の膜厚計で測定し、図6に示す塗布開始部が厚い膜厚分布図をえた。図6より、膜厚精度Uを端部10mmを除く領域でU=(最大値−最小値)/(2×平均値)×100(%)で求め、5.5%の値をえた。シリンジポンプ50の駆動開始からステージ6を駆動開始するまでの時間を調整したが、膜厚精度は5.5%が最良値で、目標の3%を達成できなかった。
参考例1
スリットコータ1を用いてカラーフィルターを製造した。スリットノズルは、吐出口の長手方向長さが1100mm、スリットの間隙が100μmで、基板に1100mm幅の塗布膜が形成できるものであった。
まず、1100×1300mmで厚さ0.7mmの無アルカリガラス基板を洗浄後に、短辺側をスリットノズル長手方向として、ブラックマトリックス塗布液を厚さ10μm、スリットノズルと基板との間のクリアランス100μmで150mm/sにて塗布した。塗布は本発明の参考となる第1の塗布方法を用いた。すなわち、まずステージ6を駆動して塗布開始位置である基板端を、スリットノズル20の吐出口の直下で停止させ、ついでスリットノズルを下降させて、スリットノズルの吐出口面と基板間のクリアランスが100μmとなる位置で、スリットノズルを静止させた。スリットノズルと基板が静止している状態で、シリンジポンプを駆動して、200μl/sのポンプ供給速度で、200μlだけプリディスペンスをした。プリディスペンス終了後に、シリンジポンプとステージ6を同時に駆動開始し、0.5秒後に、シリンジポンプは定常ポンプ供給速度1650μl/s、ステージ6は定常ステージ速度150mm/sに立ち上げた。この加速区間中の、ポンプ供給速度Q(t)と定常ポンプ供給速度Qsの比Q(t)/Qs、ステージ速度V(t)と定常ステージ速度Vsの比V(t)/Vsは、同じ時間でシリンジポンプ50、ステージ6ともに、ゼロから定常ポンプ供給速度Qs、ステージ速度Vsに立ち上げているので、t/0.5と同一となった。そして、基板端から1295mmの位置にスリットノズル20の吐出口34がきた時に、シリンジポンプ50を停止し、スリットノズル20を、基板端から1300mmの位置が吐出口34の真下に来たところで、塗布終了のためにスリットノズルを引き上げた。なおこの時塗布したブラックマトリックス塗布液には、チタン酸窒化物を遮光材、アクリル樹脂をバインダー、PGMEAを溶剤にそれぞれ用い、固形分濃度を10%、粘度を4mPaSに調整した感光性のものを用いた。なお塗布のタクトタイムは60秒であった。さて、塗布した基板は30秒で65Paに到達する真空乾燥を60秒行ってから、100℃のホットプレートで10分間さらに乾燥した。ついで露光・現像・剥離を行った後、260度のホットプレートで30分加熱して、キュアを行い、基板の幅方向にピッチが254μm、基板の長手方向にピッチが85μm、線幅が20μmとなる格子形状で、厚さが1μmとなるブラックマトリックス膜を作成した。なお、乾燥後の格子模様形成前の状態で塗布厚さを測定し、膜厚精度Uを端部10mmを除く領域でU=(最大値−最小値)/(2×平均値)×100(%)で算出したところ、基板走行方向、幅方向とも3%以下であった。
2 基台
4 ガイドレール
6 ステージ
10 門型ガントリー
20 スリットノズル(塗布器)
22 フロントリップ
24 リアリップ
26 マニホールド
28 スリット
32 シム
34 吐出口
36 吐出口面
38 斜面
40 塗布液供給装置
42 供給バルブ
44 吸引バルブ
46 フィルター
50 シリンジポンプ
52 シリンジ
54 ピストン
56 本体
60 供給ホース
62 吸引ホース
64 タンク
66 塗布液
68 圧空源
70 上下昇降ユニット
72 モータ
74 ガイド
76 ボールネジ
78 昇降台
80 吊り下げ保持台
90 拭き取りユニット
92 拭き取りヘッド
94 ブラケット
96 スライダー
98 駆動ユニット
100 トレイ
102 台車
120 厚さセンサー
122 支持台
130 制御装置
132 操作盤
A 基板(被塗布部材)
B ビード
C 塗布膜
Q ポンプ供給速度
Qs 定常ポンプ供給速度
Th:膜厚
V ステージ速度
Vs 定常ステージ速度
ta 加速時間
tp ステージを駆動開始から、シリンジポンプ増速開始するまでの時間
ts シリンジポンプ駆動開始から、ステージを駆動開始するまでの時間
Claims (3)
- 一方向に延在する吐出口を有する塗布器を静止した被塗布部材に近接させ、定容量ポンプから塗布器に塗布液を最終的に供給速度Qpとなる供給速度で供給して被塗布部材上に塗布器から塗布液をプリディスペンスし、次いで定容量ポンプから塗布器に塗布液を定常供給速度Qsで供給して被塗布部材に塗布器から塗布液を吐出するとともに、被塗布部材の塗布器に対する相対移動を定常移動速度Vsで行って、被塗布部材上に塗布膜を形成する塗布方法であって、プリディスペンス開始からts秒後に相対移動を開始するとともに、相対移動の開始からtp秒後には定容量ポンプの供給速度Qpを定常供給速度Qsに増速開始させ、さらに相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qsと、相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vsと、を略同一にして塗布することを特徴とする塗布方法。
- 請求項1に記載の塗布方法を用いてディスプレイ用部材を製造することを特徴とするディスプレイ用部材の製造方法。
- 塗布液を吐出するために一方向に延在する吐出口を有する塗布器と、塗布器に塗布液を供給する定容量ポンプと、被塗布部材を保持する載置台と、前記塗布器および載置台のうちの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段を備えて、被塗布部材に塗布膜を形成する塗布装置において、静止した被塗布部材上の塗布開始位置で、同じく静止した塗布器から塗布液を吐出開始して最終的に供給速度Qpとなるプリディスペンスを行い、プリディスペンス開始からts秒後に相対移動を開始するとともに、相対移動の開始からtp秒後には定容量ポンプの供給速度Qpを定常供給速度Qsに増速開始させ、さらに相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常供給速度Qsに達するまでの供給速度Q(t)と定常供給速度Qsの比Q(t)/Qsと、相対移動の開始からt秒後(t≧tp)であって定常相対移動速度Vsに達するまでの相対移動速度V(t)と定常相対移動速度Vsの比V(t)/Vsと、を略同一にして塗布させる制御手段を有することを特徴とする塗布装置。
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