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JP4865376B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写部にて未定着画像を記録材に転写し、定着部にて未定着画像を記録材に定着する電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、図11に示すように、中間転写ベルト102に担持された未定着画像を転写ローラ対103によって記録材Pに転写し、定着ローラ対105によって前記未定着画像を記録材Pに定着し、排出ローラ対111によって前記画像が定着された記録材を装置外の排出トレイ107に排出する。
前記定着ローラ対105は、未定着画像を記録材に対して加熱定着するが、この定着処理により定着ローラから一時的に奪われる熱は、記録材に転写された未定着画像をなす現像剤の付着量、定着ローラ対を通過する単位時間当たりの記録材の通過枚数、記録材の熱容量の違いなどによって様々に変化する。この定着ローラ対105に発生する一時的な温度変化は、ローラの外径変化となって現れる。このため、定着ローラ対105による記録材搬送速度と転写ローラ対103による記録媒体搬送速度とに差が生じる場合がある。
このように定着ローラ対105と転写ローラ対103との記録材搬送速度に差が生じると、画像劣化を招く場合がある。すなわち、定着ローラ対105による記録材搬送速度が転写ローラ対103による記録材搬送速度よりも速いと、定着ローラ対105と転写ローラ対103との間で記録材Pが引っ張られ、転写ローラ対103による記録材Pへの転写時に画像の乱れなどが発生し、画像劣化を招く場合がある。一方、定着ローラ対105による記録材搬送速度が転写ローラ対103による記録材搬送速度よりも遅いと、定着ローラ対105と転写ローラ対103との間で記録材Pが過大なループを形成し、この過大なループを形成した記録材Pが搬送ガイド120に強く押し付けられて擦れ、この搬送ガイド120への擦れによって転写時の画像の乱れなどが発生し、画像劣化を招く場合がある。
このため、従来、前記転写ローラ対103と前記定着ローラ対105との間で記録材Pに所定のループを形成して該記録材Pが引っ張られたり、又はたわみ過ぎたりするのを防止して、前述したような画像劣化を解決するために、次のような提案がなされている。
図11に示すように、定着ローラ対105と転写ローラ対103との間の搬送ガイド120部に記録材Pのループを検知するループ検知センサSを設け、この検知結果に応じて定着ローラ対105による記録材搬送速度を、転写ローラ対103による記録材搬送速度より遅い第1の速度、又はこの第1の速度より速い第2の速度に切り換えて所定のループが維持されるようにする(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
図11に示す技術では、記録材Pが転写ローラ対103と定着ローラ対105によって挟持搬送されている間は、前記ループ検知センサSの検知結果に基づく前記両ローラ対103,105の速度差によって記録材Pのループを一定に保ちつつ画像形成を行うことができる。
しかしながら、前記両ローラ対103,105の速度差によって形成する記録材Pのループの大きさは常に一定であるため、例えばこのループの大きさの設定値が大きい場合、記録材Pの後端が転写ローラ対103を抜けた際に、記録材Pのコシによって該記録材後端が跳ね、この記録材Pの跳ねによって画像が乱れ、画像劣化を招くおそれがある。
この記録材の後端跳ねの問題を解決するために、記録材のループの大きさを一定に維持して画像形成を行い、記録材の後端が転写部の所定位置に到達したときに記録材のループ量を減じる速度に搬送速度を切り替えるようにした技術がある。これにより、記録材のループが小さい状態で後端が転写部を抜けるようにして、記録材後端の跳ねを防止している(例えば、特許文献3参照)。
特開平05−107966号公報 特開平07−234604号公報 特開2003−241453号公報
しかしながら、このように速度を切り替えてループの大きさを小さくする構成では、次のような問題が生じる。
この構成では、ループの大きさを小さくするための搬送速度の切り替えのタイミングがずれてしまったり、記録材の種類(表面状態や剛性)などによるスリップなどで搬送状態が異なってしまうと、記録材が転写部から抜けるタイミングがばらついてしまう。そのため、十分にループが小さくなる前に後端が転写部を抜けてしまうと確実に後端跳ねを防止することができない。また、記録材のループが無くなってしまってから転写部を抜けると、通常定着ローラ対の搬送力が転写部の搬送力よりも大きいため、記録材を定着ローラ対が引張ってしまい転写部での転写不良を起こすおそれがある。このように、従来の技術では、安定した記録材の後端跳ねの防止が行えないという問題があった。
本発明の目的は、転写部と定着部との間で記録材にループを形成する画像形成装置において、定着部に記録材の先端がニップされてから前記記録材の後端が転写部から抜けるまでの記録材の搬送状態によって生じる画像劣化等を確実に抑制することである。
本発明は、像担持体が担持している未定着画像を記録材に転写する転写部と、記録材の搬送速度を切り替え可能に設けられ、前記転写部で転写された未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部と前記定着部の間で形成された、記録材ループを検知する第1のループ検知部と、前記転写部と前記定着部の間で形成された、前記第1のループ検知部より小さい記録材のループを検知する第2のループ検知部と、前記第1又は第2のループ検知部の検知信号に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御して記録材のループを一定の範囲内に維持させるように制御する制御部と、を有し、前記制御部は、記録材の先端が前記定着部に到達してから、前記第1のループ検知部の検知に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御し、記録材の後端が前記転写部に到達する前に、前記第2のループ検知部の検知に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御するように変更することを特徴とする。
本発明は、第2のループ検知部の検知に基づいて小さいループが記録材に形成されるようにした状態で記録材の後端が転写部から抜けるようにしたため、転写部での転写不良などの画像の乱れを生じることなく確実な記録材の後端跳ねの防止が行える。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施の形態〕
本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要部の概略構成を示す断面図である。図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すタイミングチャートである。図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置のブロック図である。図9は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
まず画像形成装置全体の概略構成について説明し、次に記録材に関わる情報に応じたループ検知センサの選択及び選択されたループ検知部の検知信号に基づく記録材のループ維持制御について説明する。
図9に示すカラー画像形成装置30は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する、平行に配置された4つの像担持体(電子写真感光体)である感光体ドラムa(イエロー),b(マゼンタ),c(シアン),d(ブラック)と、これら感光体ドラムa〜dの上部に、これを縦断する態様で配置された中間転写体としての中間転写ベルト2を備える。
不図示のモータにより駆動される各感光体ドラムa,b,c,dの周囲には、それぞれ不図示の一次帯電器、現像器などが配置され、それらが画像形成装置本体30に対して着脱自在なプロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dとしてユニット化されている。
また感光体ドラムa〜dの下方にはポリゴンミラー等で構成される露光装置6が配置される。
まず、最初の画像形成部における感光体ドラムaには、イエロー成分色の画像信号によるレーザー光が露光装置6のポリゴンミラー等を介して投射され、感光体ドラムa上に静電潜像が形成され、これに現像器からイエロートナーを供給して現像し、静電潜像がイエロートナー像として可視化される。
このトナー像が感光体ドラムaの回転に伴って、感光体ドラムaと中間転写ベルト2とが当接する1次転写部位に到達すると、転写帯電部材2aに印加した1次転写バイアスによって、感光体ドラムa上のイエロートナー像が中間転写ベルト2に転写される(1次転写)。
中間転写ベルト2のイエロートナー像を担持した部位が次の画像形成部に移動すると、このときまでに先の画像形成部と同様な工程で感光体ドラムb上にマゼンタトナー像が形成され、感光体ドラムbと中間転写ベルト2とが当接する1次転写部位において前記マゼンタトナー像が中間転写ベルト2上のイエロートナー像上に重ね合わせて転写される。同様に、中間転写ベルト2が移動するにつれて、各画像形成部のそれぞれの1次転写部位においてシアントナー像、ブラックトナー像が、前記イエロートナー像、マゼンタトナー像上に順次重ね合わせて転写される。
一方、記録材Pは給紙カセット4に収納されている。記録材Pは、給紙カセット4からピックアップローラ8により1枚ずつ送り出され、レジストローラ9でタイミングを合わされた後、2次転写部位に達し、転写部としての2次転写ローラ対3に印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト2上の4色のトナー像が記録材P上に一括して転写される(2次転写)。
4色のトナー像が転写された記録材Pは、搬送ガイド20に案内されて、前記転写ローラ対3の上方に配置された定着部としての定着ローラ対5に搬送され、そこで熱および圧力を受けて前記4色のトナー像が定着される。これにより各色のトナーが溶融混色して記録材Pにフルカラーのプリント画像として定着される。その後、画像が定着された記録材Pは、搬送ガイド21,22に案内されて、定着ローラ対5の下流に設けられた排出手段としての排出ローラ対11によって排出トレイ7上に排出される。
次に前記画像形成装置において転写ローラ対3と定着ローラ対5との間で行う記録材のループ維持制御について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、図1に示すように、前記転写ローラ対3と前記定着ローラ対5の間で記録材Pの異なる大きさのループを検知するための複数のループ検知部としてのループ検知センサS1,S2と、前記記録材Pに関わる情報に応じて前記複数のループ検知センサS1,S2の中から特定のループ検知センサを選択し、前記特定のループ検知センサの検知信号に基づいて前記定着ローラ対5の記録材搬送速度を切り替えて記録材Pのループを一定の範囲内に維持させるように制御する制御部51と、を有している。
更に前記画像形成装置は、前記定着ローラ対5を回転駆動する定着駆動部としての定着モータMを有している。この定着モータMは、前記定着ローラ対5による記録材の搬送速度を前記転写ローラ対3よりも複数の遅い速度または複数の速い速度に切り替え可能となっている。
そして、前記制御部51は、図3に示すように、CPU17、タイマ14、メモリ50、各ループ検知センサS1,S2を非作動状態にすることが可能な複数のマスク手段としてのループ検知マスキングQ1,Q2を有している。この制御部51は、前記複数のループ検知センサS1,S2の中から前記記録材に関わる情報に応じた大きさのループを検知するループ検知センサを選択し、前記記録材に関わる情報に応じて選択されたループ検知センサの検知信号に基づいて前記記録材Pのループを一定の範囲内に維持されるように制御する。
前記記録材Pに関わる情報とは、記録材のサイズ(搬送方向の長さなど)及び記録材の端部位置(搬送方向先端と後端)である。この記録材Pに関わる情報は、図3に示すように、制御部51におけるメモリ50にあらかじめ設定されており、設定情報入力部15からの情報により、画像形成前に設定される。なお、この設定情報入力部15は、画像形成装置の操作部(操作パネル)から入力する場合や、給紙カセット4に設けられているサイズ検知手段(図示せず)などで検知した情報の自動入力、搬送中の記録材をCCD等の検知手段で検知した情報の自動入力なども含む。入力された各情報は制御部51に送られる。
前記制御部51は、前記複数のループ検知センサS1,S2の中から前記記録材Pのサイズ及び記録材Pの端部位置に応じた大きさのループを検知するループ検知センサを選択する。
具体的には、前記制御部51は、前記複数のループ検知センサS1,S2を選択して使用する。ループ検知センサS2はループ検知センサS1よりも小さなループを検知するためのものである。制御部51は、記録材Pの先端が定着ローラ対5に到達してから記録材Pの後端が転写ローラ対3に到達する前までの記録材サイズに応じた所定時間は第1のループ検知センサS1を選択してループ検知に使用する。また、前記所定時間後、記録材Pの後端が転写ローラ対3に到達する前までは、ループ検知センサS1より小さいループを検知する第2のループ検知センサS2を選択してループ検知に使用する。
以下、記録材に関わる情報に応じたループ検知センサの選択、及び選択されたループ検知部の検知信号に基づく記録材のループ維持制御について詳しく説明する。
記録材Pは、給紙カセット4からピックアップローラ8により1枚ずつ送り出され、停止しているレジストローラ9でタイミングを合わされる。
そして、図2及び図3に示すように、レジストローラ9の駆動系のレジクラッチ13がONすると、レジストローラ9に駆動が伝わり、記録材Pが2次転写部位となる2次転写ローラ対3に向かって搬送される。また、前記レジクラッチ13がONするのと同時に、制御部51におけるタイマ14のカウントが開始する。
記録材Pが2次転写部位に達すると、2次転写ローラ対3に印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト2上の4色のトナー像が記録材P上に一括して転写される(2次転写)。4色のトナー像が転写された記録材Pは、図4に示すように、搬送ガイド20に案内されて、L0のループを形成しながら、定着ローラ対5のニップ部に突入する。
なお、定着ローラ対5は、前述したように、感光体ドラム、現像器、中間転写ベルト、排出ローラ対などの駆動源から独立した駆動源である定着モータ(定着駆動部)Mにより駆動されている。また、定着モータMはステッピングモータであり、制御部51中のドライバのパルス信号をもとに、回転速度が切り替え可能に構成されている。
図2に示すように、定着ローラ対5に記録材Pの先端部分が突入するタイミングを第1のループ検知マスキングQ1の開始時間として、タイマ14の開始からの時間Tsがメモリ50にあらかじめ設定されている。すなわち、ループ検知マスキングQ1がONし、CPU17によるループ検知センサS1の信号読み取りが開始される。このように、メモリ50にあらかじめ設定されている記録材Pに関する情報に基づき、2つのループ検知センサS1,S2の中から、前記記録材Pに関わる情報に応じた大きさのループ(第1のループ)L1を検知する第1のループ検知センサS1が選択される。
ここで、図5及び図6に示すように、ループ検知センサS1,S2はフォトインタラプタであり、転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材Pとの接触によって作動する単一のアクチュエータとしてのループ検知フラグ12の動きを検知する。この第1のループ検知センサS1と第2のループ検知センサS2は、それぞれループ検知フラグ12の揺動角度が異なる位置で検出するように配置されている。すなわち、2次転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材Pの異なる大きさのループL1,L2を検出するように配置されている。
なお、ループ検知部は図5及び図6に示すループ検知センサS1,S2に限定されるものではなく、例えば非接触式の光学式の変位センサを複数用いて記録材Pの各ループを検知するようにしてもよい。
前述の如くして記録材Pが定着ローラ対5のニップ部に突入すると、定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfはあらかじめ2次転写ローラ対3の記録材搬送速度Vtよりも遅い速度Vfl(定着モータMの回転速度Ml)に設定されており、転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材Pのループはしだいに大きくなる。
しだいに大きくなった記録材PのループがL2になると、該ループした記録材Pによりループ検知フラグ12が押されて揺動し、該ループ検知フラグ12により第2のループ検知センサS2がOFFからONとなる(図6参照)。しかし、このタイミングでは第2のループ検知マスキングQ2がOFF(非作動状態)となっているため、CPU17による第2のループ検知センサS2の信号読み取りはなされない。
そして、図2に示すように、2次転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材PのループがL1になると、該ループした記録材Pにより押されて揺動するループ検知フラグ12により第1のループ検知センサS1がOFFからONとなる(図5参照)。このとき、ループ検知マスキングQ1がON(動作状態)であり、第1のループ検知センサS1の信号読取がなされる。そのため、第1のループ検知センサS1がONになると、図2に示すように定着モータMは、一定の遅れ時間Ta後に、定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも速い速度Vfh(定着モータMの回転速度Mh)なるように切り替わる。これにより転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材PのループはL1を境にしだいに小さくなる。
そして、前記記録材Pのループの大きさが徐々に小さくなり、この記録材Pのループに追従して揺動するループ検知フラグ12の揺動により、第1のループ検知センサS1がON状態からOFF状態に切り替わると、図2に示すように定着モータMは、一定の遅れ時間Tb後に、再び定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも遅い速度Vfl(定着モータM1の回転速度Ml)なるように切り替わる。これにより転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材PのループはL1を境に再びしだいに大きくなる。
そして、上記行程を繰り返すことによって、ループL1を基準として記録材Pのループを一定の範囲内に維持することができる。すなわち2次転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材Pのループ状態を図2に示すループL1にほぼ保つことができる。
ここで、第1のループ検知センサS1は、記録材Pが搬送方向と直交する幅方向に波を打っている場合を想定して、記録材Pが波打ち状態で送られる際に画像乱れを生じさせないようなループの大きさで制御するように検知位置が決められている。すなわち、記録材Pが薄手の普通紙や高湿環境での普通紙などに画像を形成するときには、図10に示すように記録材Pが搬送方向に交差する幅方向に波を打つ場合がある。この場合、未定着画像を有する記録材Pは、定着ローラ対5のニップに入る前に、未定着画像側の定着ローラ(定着ローラ対5の図4中左側の定着ローラ5a)に記録材Pの未定着のトナー像が転写されている山の部分が触れてしまうことで画像乱れを生じるおそれがある。そこで、第1のループ検知センサS1により記録材Pを大きなループL1で維持するように制御することにより、記録材Pの未定着トナー像の面が定着ローラ5aから離れるようにして、記録材の山の部分が定着ローラ5aに触れないようにしている。
また、このような記録材の幅方向の波打ちを解消するため、定着ローラ対5はクラウン形状となっており、記録材Pの定着ローラ対5でニップされている部分が、記録材の搬送が進むに連れて波打ちが解消される。クラウン形状とは、ローラ長手方向(軸方向)の中央部から両端部にかけて外径を増加させた形状である。定着ローラ対5をクラウン形状としたことにより、そのニップ部において記録材Pの搬送スピードが、両端では速く、中央部では遅くなる。これにより、記録材Pを両側へ引っ張る効果を得ることができて、記録材Pが搬送されるに連れて波打ちが解消される。
ここで、記録材Pが第1のループ検知センサS1の検知信号に基づくループ状態(ループL1)のまま搬送され続けると、記録材Pの後端が2次転写ローラ対3を抜ける際に、記録材Pの後端が跳ね上がり、画像不良を生じる場合がある。
そのため、定着ローラ対5のクラウン形状によって波打ちが解消されている時間をタイマ14からの時間Trで設定し、図2に示すように前記時間Trになると、第1のループ検知マスキングQ1がOFFとなり、CPU17による第1のループ検知センサS1の信号読み取りを終了する。なお、予め記録材Pのサイズに応じて波打ちが解消される時間を実験等で検証しておき、それに基づいて時間Trを設定する。
これと同時に、第2のループ検知マスキングQ2がONとなり、CPU17による第2のループ検知センサS2の信号読み取りが開始される。更に同時に、定着モータMの回転速度が高速側の回転速度Mh(定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも速い速度Vfh)に切り替わり、転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材Pのループはしだいに小さくなる。これは、第1のループ検知センサS1よりも小さいループを検知する第2のループ検知センサS2の検知信号に基づくループ維持制御が行われるためである。
しだいに小さくなった記録材Pのループは、2次転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材PのループがL2となったとき、この記録材Pのループに追従して揺動するループ検知フラグ12の揺動により、第2のループ検知センサS2がONからOFFに切り替わる(図6参照)。
その後、第2のループ検知センサS2の検知信号に基づくループ維持制御は、前述した第1のループ検知センサS1の検知信号に基づくループ維持制御と同様に行われる。すなわち、第2のループ検知センサS2がOFFになると、図2に示すように定着モータMは、一定の遅れ時間Ta後に、定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも遅い速度Vfl(定着モータMの回転速度Ml)なるように切り替わる。これにより転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材PのループはL2を境にしだいに大きくなる。
そして、前記記録材Pのループの大きさが徐々に大きくなり、この記録材Pのループに追従して揺動するループ検知フラグ12の揺動により、第2のループ検知センサS2がOFFからONに切り替わる。図2に示すように定着モータMは、一定の遅れ時間Tb後に、再び定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも速い速度Vfh(定着モータM1の回転速度Mh)なるように切り替わる。これにより転写ローラ対3と定着ローラ対5の間の記録材PのループはL2を境に再びしだいに小さくなる。
そして、上記行程を繰り返すことによって、ループL2を基準として記録材Pのループを一定の範囲内に維持することができる。すなわち2次転写ローラ対3と定着ローラ対5の間で記録材Pのループ状態を前記ループL1よりも小さいループL2にほぼ保つことができる。
第2のループ検知センサS2の検知信号に基づいて制御されたループ状態L2は、ループの大きさが小さいため、記録材Pが2次転写ローラ対3を抜けるタイミングTd(図2参照)で、記録材Pの後端の跳ねを抑えることができる。
そして、記録材Pの後端が2次転写ローラ対3を抜けると、記録材Pのループは開放されるため、第2のループ検知センサS2は記録材Pのループを検知できなくなる。
したがって、前述したようにメモリ50にあらかじめ設定された記録材Pに関わる情報(搬送方向の長さなど)に基づいて、記録材Pの後端が2次転写ローラ対3を抜けるタイミングをタイマ14からカウントした時間Teに設定しておき、図2に示すようにタイマ14のカウントが時間Teに達すると、第2のループ検知マスキングQ2がOFFとなり、CPU17による第2のループ検知センサS2の信号読み取りが終了する。即ち第2のループ検知センサS2が非作動状態となる。
これと同時に後続の記録材Pが定着ローラ対5に突入してくることに備えて定着モータMは低速側の回転速度Ml(定着ローラ対5の記録材搬送速度Vfが2次転写ローラ対3の記録材搬送速度よりも遅い速度Vfl)に切り替わる。
なお、第2のループ検知マスキングQ2により第2のループ検知センサS2が非作動状態になるタイミングは、先の記録材Pの後端が2次転写ローラ対3を抜けてから、次の記録材Pが定着ローラ対5にニップ搬送されるまでの間で設定されていればよい。
そして、記録材Pは、定着ローラ対5、第1の排出ローラ対10から順に該記録材Pの後端が抜け、最終的に第2の排出ローラ対11によって排出トレイ7に排出される。
上述したように、本実施の形態によれば、転写ローラ対3と定着ローラ対5の間での記録材Pのループ状態を、適宜、記録材Pに関わる情報に応じた大きさのループに選択・維持することができるので、定着ローラ対5に記録材Pの先端がニップされてから前記記録材Pの後端が転写ローラ対3から抜けるまでの転写ローラ対3と定着ローラ対5の間での記録材Pの搬送状態によって生じる種々の画像劣化を抑制することができる。
具体的には、転写ローラ対3と定着ローラ対5との間で記録材にループを形成している時の記録材の搬送状態を精度よく制御できるだけでなく、記録材Pの後端が転写ローラ対3から抜けた際に、強制的ループ形成が開放されたことにより記録材Pが自身のコシによって跳ね上がるのを抑え、この記録材の跳ねに起因する画像劣化を抑制することができる。特に、記録材Pに小さいループを形成した状態で後端が転写ローラ対3を抜けるようにしたため、従来の技術のように記録材の後端が抜けるタイミングがずれることにより跳ねを抑えられなかったり、画像転写不良を起こしたりすることがなくなる。なお、転写ローラ対3と定着ローラ対5との間の距離が短い系であっても記録材の搬送を安定化することができる。
また記録材との接触によって連動し、複数のループ検知部が検知するアクチュエータ(ループ検知フラグ12)は単一部材で構成されているため、簡易な構成且つコストを低減することができる。
〔第2実施の形態〕
本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置について図面を用いて説明する。図7は本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。図8は本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置のメモリ内の定数テーブルを示した表図である。
本実施の形態では、前述した第1実施の形態と構成は同じであり、記録材に関わる情報として、記録材の剛性および環境情報を用いている点が異なる。そして、制御部は、複数のループ検知部の中から前記記録材の剛性および環境情報に応じた大きさのループを検知するループ検知部を選択するようにしている。なお、本実施の形態の構成及びループ維持制御は第1の実施の形態と同じであるため、図1、図2、図4〜図6を参照する。
図7に示す設定情報入力部15では、記録材のサイズ(搬送方向の長さなど)及び記録材の端部位置(搬送方向先端と後端)などの紙種情報、記録材の厚さを示す紙厚情報、画像形成装置の使用環境(温度、湿度)や、画像形成装置内の環境(温度、湿度)などの環境情報が入力される。ここで、紙種情報は第1実施の形態と同じように種々の手段で入力され、紙厚情報は画像形成装置の操作部(操作パネル)からの入力や、紙厚検知センサでの検知情報の自動入力なども含む。また、環境情報は、環境センサ16を用いて画像形成装置の使用環境の温度や湿度などの環境情報を検出して自動入力される。そして、各情報は制御部51に送られる。
本実施の形態では、制御部51は設定情報入力部15から記録材Pの紙厚情報を入手している。制御部51は、この紙厚情報に基づき記録材Pの剛性を予測し、2つのループ検知センサS1,S2の中から、記録材Pの剛性に応じた大きさのループを検知するループ検知センサであって、メモリ100にあらかじめ設定された最適なループ検知センサが選択される。
また、使用環境の温度や湿度などの環境情報に基づき記録材Pの波打ちを予測し、2つのループ検知センサS1,S2の中から、前記環境情報に応じた大きさのループを検知するループ検知センサであって、メモリ100にあらかじめ設定された最適なループ検知センサが選択される。
なお、記録材に関わる情報としての紙厚情報および環境情報に対応したループ検知センサはあらかじめ図8に示すようにメモリ100内に各条件毎の定数テーブルとして蓄えられている。図8では、記録材サイズとしてA4サイズを、環境情報として予め定めた基準となる湿度より高い高湿とこれより湿度の低い低湿を、記録材の剛性として予め定めた基準となる剛性の普通紙、普通紙より薄い薄紙、普通紙より厚い厚紙を、それぞれ例示している。しかしながら、記録材に関わる情報はこれらに限定されるものではない。
本実施の形態では、図8に示すように、制御部51は、前記環境情報としての湿度が第2の湿度(図8では高湿で表示)より低い第1の湿度(図8では低湿で表示)である場合であっても、前記記録材の剛性が第1の剛性(図8では普通紙、厚紙)より低い第2の剛性(図8では薄紙)である場合は、2つのループ検知センサS1,S2の中から、記録材Pの先端が定着ローラ対5に到達してから記録材Pの後端が転写ローラ対3に到達する前までの記録材サイズ(図8ではA4サイズ)に応じた所定時間(図2に示す時間Tsから時間Trまで)は第1のループ検知センサS1を選択し、前記所定時間後、記録材Pの後端が転写ローラ対3に到達する前に前記第1のループ検知センサS1より小さいループを検知する第2のループ検知センサS2を選択する(図8に示す定数テーブルd4)。
なお、前記環境情報としての湿度が第1の湿度(図8では低湿)である場合は、高湿である場合に比べて記録材Pの剛性が低下することはないため、前記第1の剛性である記録材(図8では普通紙、厚紙)に対して、前記複数のループ検知センサS1,S2の中から、前記第1のループ検知センサS1より小さいループを検知する第2のループ検知センサS2を選択する(図8に示す定数テーブルd5,d6)。
一方、前記環境情報としての湿度が第1の湿度(図8では低湿)より高い第2の湿度(図8では高湿)である場合であっても、前記記録材の剛性が第2の剛性(図8では普通紙、薄紙)より高い第1の剛性(図8では厚紙)である場合は、前記複数のループ検知センサS1,S2の中から、前記第1のループ検知センサS1より小さいループを検知する第2のループ検知センサS2を選択する(図8に示す定数テーブルd3)。
なお、前記環境情報としての湿度が第2の湿度(図8の高湿)である場合は、低湿である場合に比べて記録材Pの剛性が低下するため、前記第2の剛性である記録材(図8では普通紙、薄紙)に対して、複数のループ検知センサS1,S2の中から、記録材の先端が定着ローラ対に到達してから記録材の後端が転写ローラ対に到達する前までの記録材サイズ(本実施の形態ではA4サイズを例示)に応じた所定時間(図2に示す時間Tsから時間Trまで)は第1のループ検知センサS1を選択し、前記所定時間後、記録材の後端が転写ローラ対に到達する前に前記第1のループ検知センサS1より小さいループを検知する第2のループ検知センサS2を選択する(図8に示す定数テーブルd1,d2)。
なお、ループ検知部選択後のループ維持制御は前述した第1実施の形態と同様である。
上述したように、本実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様に、転写ローラ対3と定着ローラ対5の間での記録材Pのループ状態を、適宜、記録材Pに関わる情報に応じた大きさのループに選択・維持することができるので、定着ローラ対5に記録材Pの先端がニップされてから前記記録材Pの後端が転写ローラ対3から抜けるまでの転写ローラ対3と定着ローラ対5の間での記録材Pの搬送状態によって生じる種々の画像劣化を抑制することができる。
更に、記録材の紙厚情報に応じた最適なループを検知するループ検知センサが選択され、該ループ検知センサの検知信号に基づくループ維持制御が行われるため、記録材Pの剛性にかかわらず、ループ形成された記録材がループ形成前の状態へ戻ろうとする力によって転写ローラ対3のニップ部においてスリップするのを低減することができ、前記記録材Pのスリップに起因する画像の乱れや画像の伸縮を抑制することができる。
更に、記録材Pは搬送方向と直交する幅方向に波を打つ傾向があり、高温多湿な環境状態になるほどその傾向が強くなるが、環境情報に応じた最適なループを検知するループ検知センサが選択され、該ループ検知センサの検知信号に基づくループ維持制御が行われるため、環境状態にかかわらず、記録材の先端が定着ローラ対のニップに入る前に、定着ローラ側に記録材の未定着画像をのせた山の部分が触れてしまうことで画像乱れを生じるのを防止することができる。
〔他の実施の形態〕
前述した第2実施の形態では、第1実施の形態の構成に加えて更に、記録材に関わる情報として、記録材の剛性および環境情報を用い、これらの情報に基づいたループ維持制御を行う構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。これらの記録材に関わる情報をそれぞれ個々に用いても良い。
例えば、前記記録材に関わる情報として、記録材の剛性を用い、前記制御部は、前記複数のループ検知部の中から前記記録材の剛性に応じた大きさのループを検知するループ検知部を選択するようにしても良い。
具体的には、前記記録材の剛性が第1の剛性より低い第2の剛性である場合、前記複数のループ検知部の中から、記録材の先端が定着部に到達してから記録材の後端が転写部に到達する前までの記録材サイズに応じた所定時間は第1のループ検知部を選択し、前記所定時間後、記録材の後端が転写部に到達する前に前記第1のループ検知部より小さいループを検知する第2のループ検知部を選択するようにすれば良い。
更に、前記記録材の剛性が第2の剛性より高い第1の剛性である場合は、前記複数のループ検知部の中から、前記第2のループ検知部を選択するようにすれば良い。
なお、ループ検知部選択後のループ維持制御は前述した第1実施の形態と同様である。
この構成によれば、転写部と定着部の間での記録材のループ状態を、適宜、記録材の剛性に応じた大きさのループに選択・維持することができるので、前述した実施の形態と同様に、定着部に記録材の先端がニップされてから前記記録材の後端が転写部から抜けるまでの転写部と定着部の間での記録材の搬送状態によって生じる種々の画像劣化を抑制することができる。
更に、記録材の剛性に応じた最適なループを検知するループ検知部が選択され、該ループ検知部の検知信号に基づくループ維持制御が行われるため、記録材の剛性にかかわらず、ループ形成された記録材がループ形成前の状態へ戻ろうとする力によって転写部のニップ部においてスリップするのを低減することができ、前記記録材のスリップに起因する画像の乱れや画像の伸縮を抑制することができる。
また、前記記録材に関わる情報として、環境情報を用い、前記制御部は、前記複数のループ検知部の中から前記環境情報に応じた大きさのループを検知するループ検知部を選択するようにしても良い。
具体的には、前記環境情報としての湿度が第1の湿度より高い第2の湿度である場合、前記複数のループ検知部の中から、記録材の先端が定着部に到達してから記録材の後端が転写部に到達する前までの記録材サイズに応じた所定時間は第1のループ検知部を選択し、前記所定時間後、記録材の後端が転写部に到達する前に前記第1のループ検知部より小さいループを検知する第2のループ検知部を選択するようにすれば良い。
更に、前記環境情報としての湿度が第2の湿度より低い第1の湿度である場合は、前記複数のループ検知部の中から、前記第2のループ検知部を選択するようにすれば良い。
なお、ループ検知部選択後のループ維持制御は前述した第1実施の形態と同様である。
この構成によれば、転写部と定着部の間での記録材のループ状態を、適宜、使用環境の温度や湿度などの環境情報に応じた大きさのループに選択・維持することができるので、前述した実施の形態と同様に、定着部に記録材の先端がニップされてから前記記録材の後端が転写部から抜けるまでの転写部と定着部の間での記録材の搬送状態によって生じる種々の画像劣化を抑制することができる。
更に、記録材の紙厚情報に応じた最適なループを検知するループ検知部が選択され、該ループ検知部の検知信号に基づくループ維持制御が行われるため、記録材の剛性にかかわらず、ループ形成された記録材がループ形成前の状態へ戻ろうとする力によって転写部のニップ部においてスリップするのを低減することができ、前記記録材のスリップに起因する画像の乱れや画像の伸縮を抑制することができる。
また前述した実施の形態では、記録材の異なる大きさのループを検知する複数のループ検知部として、2つのループ検知センサを例示したが、ループ検知部の数はこれに限定されるものではなく、必要に応じて2つ以上適宜設ければよい。
また前述した実施の形態では、カラー画像形成のために4つの画像形成部を使用した画像形成装置を例示しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施の形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置や、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置や、前述したベルト状の像担持体でなく、ドラム状の像担持体を中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御を示すタイムチャート図である。 本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の転写〜定着間の突入時における記録材のループ状態を示す部分断面図である。 本発明の転写〜定着間におけるループ形状の一例を示した断面図である。 本発明の転写〜定着間におけるループ形状の一例を示した断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の第2実施の形態に係る画像形成装置のメモリ内の定数テーブルを示した表図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 転写〜定着間におけるシートの撓み状態を示す図である。 従来の転写〜定着間のループ状態を示した画像形成装置の要部断面図である。
符号の説明
M …定着モータ(定着駆動部)
P …記録材
Q1 …第1のループ検知マスキング(第1のマスク手段)
Q2 …第2のループ検知マスキング(第2のマスク手段)
S1 …第1のループ検知センサ(第1のループ検知部)
S2 …第2のループ検知センサ(第2のループ検知部)
a,b,c,d …感光体ドラム(像担持体)
1a,1b,1c,1d …プロセスカートリッジ
2 …中間転写ベルト
3 …2次転写ローラ対(転写部)
5 …定着ローラ対(定着部)
9 …レジストローラ
10,11 …排出ローラ対(排出手段)
12 …ループ検知フラグ(アクチュエータ)
13 …レジクラッチ
14 …タイマ
15 …ユーザ設定情報
17 …CPU
20,21,22 …搬送ガイド
30 …画像形成装置本体
50 …メモリ
51 …制御基板(制御部)

Claims (7)

  1. 像担持体が担持している未定着画像を記録材に転写する転写部と、
    記録材の搬送速度を切り替え可能に設けられ、前記転写部で転写された未定着画像を記録材に定着させる定着部と、
    前記転写部と前記定着部の間で形成された、記録材ループを検知する第1のループ検知部と、
    前記転写部と前記定着部の間で形成された、前記第1のループ検知部より小さい記録材のループを検知する第2のループ検知部と、
    前記第1又は第2のループ検知部の検知信号に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御して記録材のループを一定の範囲内に維持させるように制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、記録材の先端が前記定着部に到達してから、前記第1のループ検知部の検知に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御し、記録材の後端が前記転写部に到達する前に、前記第2のループ検知部の検知に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御するように変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、記録材のサイズ情報に応じて、前記第1のループ検知部の検知に基づく制御から前記第2のループ検知部の検知に基づく制御に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、記録材の剛性が予め定めた基準となる剛性よりも小さい場合は、記録材の後端が前記転写部に到達する前に前記第1のループ検知部による検知に基づく制御から前記第2のループ検知部による検知に基づく制御に変更し、前記記録材の剛性が前記基準の剛性よりも大きい場合には、記録材の先端が定着部に到達した最初から前記第1のループ検知部の検知を用いずに前記第2のループ検知部の検知を用いて制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、使用環境での湿度が予め定めた基準となる湿度より高い場合は、記録材の後端が前記転写部に到達する前に前記第1のループ検知部による検知に基づく制御から前記第2のループ検知部による検知に基づく制御に変更し、前記環境情報としての湿度が前記基準の湿度より低い場合は、記録材の先端が定着部に到達した最初から前記第1のループ検知部の検知を用いずに前記第2のループ検知部の検知に基づいて制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、使用環境での湿度が前記基準の湿度より高い場合であっても、記録材の剛性が前記基準の剛性より高い場合は、最初から前記第2のループ検知部の検知に基づいて制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、使用環境での湿度が前記基準の湿度より低い場合であっても、記録材の剛性が前記基準の剛性より低い場合には、記録材の先端が前記定着部に到達してから複数のループ検知部の中の第1のループ検知部に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御し、記録材の後端が前記転写部に到達する前に、前記第1のループ検知部より小さいループを検知する第2のループ検知部の検知に基づいて前記定着部の記録材搬送速度を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部を回転駆動し、前記定着部による記録材の搬送速度を前記転写部よりも遅い速度または速い速度に切り替え可能な定着駆動部を有し、前記制御部は、前記各ループ検知部を非作動状態にすることが可能な複数のマスク手段を有し作動状態にあるループ検知部の検知信号に基づき、前記記録材のループが一定の範囲内に維持されるように、前記定着駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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