JP4845686B2 - 車両用アンテナ - Google Patents
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Description
互いに異なる指向性を有するアンテナとして機能する複数の前記高周波電流の電流経路のそれぞれにおいて当該高周波電流を検出する検出部と、
前記検出部のそれぞれの出力を合成する合成部と、を有し、
前記検出部は、前記高周波電流により誘導される磁界が形成される磁性部材と、当該磁性部材に巻回され、前記磁性部材に形成される前記誘導される磁界と鎖交するコイル部とを有するとともに、
前記磁性部材は、前記電流経路のうちの前記車体のヒンジやストライカ及びキャッチの少なくともいずれか一つの周囲を囲むよう長手状の磁性体を環状に巻回して構成してある点にある。
従って、車両の車体をアンテナとして用いた、無指向性の車両用アンテナを提供できる。
以下に図面を参照して第1実施形態の車両用アンテナについて説明する。
図1は第1実施形態の車両用アンテナの構成図であり、図2は合成部の等価回路図であり、図3は磁性部材の構成図である。本実施形態の車両用アンテナは、電波を受信した車両の車体に誘起される高周波電流を検出するように構成されている。この高周波電流が流れる電流経路は微小ループアンテナとして作用しており、その微小ループアンテナは電波の到来方向に指向性を有する。
トランクパネル2tは、車体2に対して導電性の2つのトランクヒンジ3a、3bによって揺動可能に支持されている。また、トランクパネル2tが閉じられるとき、車体2に設けられた導電性のトランクストライカ3cはトランクパネル2tに設けられた導電性のトランクキャッチ3dと係止される。よって、トランクヒンジ3a、3bは、トランクパネル2tなどの車体2と導通している。また、トランクストライカ3c及びトランクキャッチ3dは互いに導通すると共に、トランクパネル2tなどの車体2と導通する。
ブリッジ回路を構成している。
第2実施形態の車両用アンテナは、給電点の位置が異なる点で第1実施形態の車両用アンテナと異なっている。以下に、第2実施形態の車両用アンテナについて説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
<1>
上記実施形態では、車両用アンテナが有する複数の検出部が、車両のトランクパネルに誘起される高周波電流を検出する場合を例示したが、検出部が車両1の他の部位に誘起される高周波電流を検出するように構成してもよい。
図7は車両のドア部分の構成図であり、図8は車両のボンネット部分の構成図である。図7に示すように、検出部4が、車両1のドアストライカ13aに流れる高周波電流を検出するように構成されている。図示するように、車体2側には導電性のドアストライカ1
3aが設置され、導電性のドアパネル2dにはドアキャッチ13cが設置されている。そして、車両1に設けられたドアパネル2bは、車体2に対して導電性のドアヒンジ13bによって揺動可能に支持されている。また、ドアパネル2dが閉じられるとき、車体2に設けられたドアストライカ13aはドアパネル2dに設けられたドアキャッチ13cに係止される。つまり、ドアパネル2dは、ドアヒンジ13bを介して車体2と導通し、並びに、ドアストライカ4bとドアキャッチとを介して車体2と導通する。よって、ドアストライカ13aと車体2とドアヒンジ13bとドアパネル2dとを通過する電流経路E、Fに、到来した電波により誘起される高周波電流が流れる。そして、上記実施形態と同様に、本別実施形態においても、検出部4は、高周波電流によって貫通され、その高周波電流により誘導される磁界が形成される環状磁性部材6と、環状磁性部材6に誘導される磁界と鎖交するように磁性部材6に巻回されたコイル部8とを有する。
以上のように、本発明に係る車両用アンテナが有する複数の検出部のうちの一つの検出部が車両の所定部位に誘起される高周波電流を検出するように構成することで、車両に対する電波の到来方向が変化しても、何れかの検出部で検出できるように構成される。
上記検出部4の構成は適宜変更可能である。例えば、図9に示す別実施形態の検出部4は、複数の共振周波数を有している共振回路11を備える。具体的には、共振回路11は、コイル部8の位置P1に対してインダクタL1とキャパシタC1とが直列接続される第1LC共振回路部分12aと、コイル部8の位置P2に対してインダクタL2とキャパシタC2とが直列接続される第2LC共振回路部分12bと、コイル部8の位置P3に対してインダクタL3とキャパシタC3とが直列接続される第3LC共振回路部分12cとからなるLC共振回路12を有する。よって、検出部4は、広い帯域の高周波電流を検出可能となる。
上記実施形態では、検出部が、車体中の電流経路を流れる高周波電流を、環状磁性部材及びコイル部を用いて間接的に検出する場合の例について説明したが、検出部が、車体中の電流経路を流れる高周波電流を直接検出するように構成してもよい。
例えば、図10は、車両のトランク部分において、電流経路の一部が絶縁性の部材によって形成された場合の車両用アンテナ40の概略的な構成図である。そして、検出部41は、給電線16と整合器15とを有する。
絶縁されている。そして、絶縁体14を挟むように給電線16が接続され、給電線16はインピーダンス整合のための整合器15に接続されている。その結果、電流経路A、Bを流れる高周波電流は、検出部41によって直接検出される。
また、図10にはトランクストライカが車体と絶縁されている場合について例示したが、ドアストライカなどの他の部材が車体と絶縁されている場合も同様の検出部41を用いて高周波電流を直接検出可能である。
上記実施形態では、トランクヒンジ、トランクストライカ及びトランクキャッチなどの複数の部位に検出部(つまり、アンテナの給電点)を設けることで、車両用アンテナの無指向性化を計っていたが、車体のどの部位に複数の給電点を設けるかは適宜変更可能である。例えば、一つの検出部をトランクヒンジに設け、別の検出部をドアヒンジに設け、それぞれの検出部で直接又は間接的に検出された高周波電流を合成部において合成するように構成してもよい。また、車両用アンテナを更に無指向性化するために、車体の3以上部位に検出部を設け、それらから検出された高周波電流を合成部において合成するように構成してもよい。
上記実施形態では、検出部の一例として、高周波電流により誘導される磁界が形成される環状磁性部材と、環状磁性部材6(6a、6b)に巻回され、環状磁性部材6(6a、6b)に誘導される磁界と鎖交するコイル部8(8a、8b)とを有する検出部を説明したが、検出部の構成は改変可能である。例えば、棒状の磁性材料とその磁性材料に巻回されたコイル部とを有する検出部を用いて上記高周波電流を検出することもできる。具体的には、高周波電流の電流経路の近傍に、その高周波電流により誘導される磁界に沿うように磁性材料を配置すれば、その磁性材料に誘導される磁界により、コイル部に電圧が誘起される。
2 車体
4 検出部
5 合成部
6 磁性部材
6a 環状磁性部材
6b 環状磁性部材
7 磁性体
8a コイル部
8b コイル部
10、30、40 車両用アンテナ
A、B、C、D、E、F 電流経路
Claims (3)
- 電波を受信した車両の車体に誘起される高周波電流を検出する車両用アンテナであって、
互いに異なる指向性を有するアンテナとして機能する複数の前記高周波電流の電流経路のそれぞれにおいて当該高周波電流を検出する検出部と、
前記検出部のそれぞれの出力を合成する合成部と、を有し、
前記検出部は、前記高周波電流により誘導される磁界が形成される磁性部材と、当該磁性部材に巻回され、前記磁性部材に形成される前記誘導される磁界と鎖交するコイル部とを有するとともに、
前記磁性部材は、前記電流経路のうちの前記車体のヒンジやストライカ及びキャッチの少なくともいずれか一つの周囲を囲むよう長手状の磁性体を環状に巻回して構成してある車両用アンテナ。 - 前記合成部は、複数の前記磁性部材にそれぞれ形成される前記誘導される磁界と鎖交するように設けられた複数の前記コイル部の出力が無指向性になるように、所定の位相差を与えて合成するように構成されている請求項1記載の車両用アンテナ。
- 前記検出部は、複数のLC共振回路部分を有することで複数の共振周波数を有している共振回路を備える請求項1又は2記載の車両用アンテナ。
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