JP4736490B2 - Plug-in fittings - Google Patents
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Description
本発明は、ガス配管などに使用されるフレキシブルチューブをワンタッチで接続するための差込式管継手に関する。 The present invention relates to an insertion-type pipe joint for connecting a flexible tube used for gas piping or the like with one touch.
従来、ガス等の流体を流すフレキシブル管を接続する管継手として特許文献1により開示される図11の継手が知られている。この管継手は、内部にシール材収容部150を有する筒状本体152と、先端部が筒状本体152内部にねじ込まれる押輪154と、筒状本体152内部における押輪154よりも奥側に配置されたリテーナ156と、リテーナ156より奥側の筒状本体152のシール材収容部150に配置された環状シール部材158とを具備する。この継手に接続されるフレキシブルチューブ160は薄肉のステンレス製のコルゲイト管162とコルゲイト管外周を覆う合成樹脂製のチューブ状の被覆体164とによって構成されており、コルゲイト管162の先端の数山ぶんにつき被覆体164が取り除かれた状態で、押輪154の端部からこの押輪154とリテーナ156と環状シール部材158と筒状本体152との内部に向けて挿入する。すると、コルゲイト管の山部166がリテーナ156の突部168を押し広げ、この突部168を通過し、環状シール部材158内周に圧入され、接合が完了する。このとき、コルゲイト管162の奥側先端部分は、シール材よりも内周側の部分に設けられ筒状本体152の奥端から押輪154の開口側に向けて突出された薄肉リング状の環状突部170と環状シール部材158との間隙に挿入されている。またこのとき、リテーナ156の突部168はリングばね172の作用によって縮径され、コルゲイト管の谷部174に係り合う。そして、フレキシブルチューブ160に継手からの抜け出し力が作用した場合には、コルゲイト管の谷部174に係り合うリテーナ156の外周テーパ面176が押輪154の内周テーパ面178に接触し、リテーナ156は径方向内向きの力を受けるため、リテーナ156の突部168がコルゲイト管の谷部174の外周を押え付け、継手からのフレキシブルチューブ160の抜け出しを防止する。
Conventionally, the joint of FIG. 11 disclosed by patent document 1 is known as a pipe joint which connects the flexible pipe | tube which flows fluids, such as gas. The pipe joint is disposed on the inner side of the cylindrical
上記の従来の特許文献1の差込式管継手は、継手内の環状シール部材158内周部にコルゲイト管162を挿入することで、継手とコルゲイト管のシールを行っている。しかしながら、筒状本体152の奥端側に薄肉リング状の環状突部170を一体的に形成する作業が難しく、製造効率が劣り製造コストが高い難点があった。また、山部と谷部が連続した波状の形状で寸法公差もあるコルゲイト管を挿入する場合のシール性を向上させるために、環状シール部材の内周径を小さくするとコルゲイト管の挿入抵抗が大きくなり,作業者が挿入する際に大きな力が必要となる。一方、挿入抵抗を減少させるために環状シール部材内周径を大きくするとシール性能が低下するから、環状突部170や環状シール部材158の形成あるいは寸法の設定、調整に高い精度が必要となり製造効率低下、並びに製造コスト高のさらに要因となっていた。しかも、コルゲイト管の先端をシール材と環状突部との狭小間隙に正しく挿入させる作業が容易ではなく、作業時間がかかる上に不適切な挿入のままで作業終了するおそれがあった。さらに、管継手内にフレキシブルチューブを挿入するときに、コルゲイト管の山部がリテーナの突部を押し広げこの突部を通過し、環状シール部材内周に圧入され、接合する構造のため、挿入に大きな抵抗があって、挿入作業が困難で時間もかかるものであった。また、リテーナを縮径状態に保持するために、リテーナと一体として用いられるリングばね等の部品が必要であり、部品点数を多くして組み立て作業や部品管理上、不利となる原因となっていた。さらに、従来の構造ではコルゲイト管が適切な位置に挿入されたことを確認するために予めコルゲイト管の差込位置にマーキングを行う必要があり、組み立て作業工程を多くし、かつ作業時間がかかるものとなっていた。
The above-described conventional plug-in pipe joint of Patent Document 1 inserts a
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、コルゲイト管を軽い力で管継手内に挿入して短時間で正しい嵌合状態で接続でき、確実なシール性能を確保し得る差込式管継手を提供することにある。また、本発明の他の目的は、製造が容易で低コストであり、しかも容易な接続作業でコルゲイト管と管継手とを接続させる差込式管継手を提供することにある。さらに、本発明の他の目的は、コルゲイト管の管継手への差込接続作業に先立ってコルゲイト管へのマーキング、その他の差込接続の準備を特段に行うことなく、少ない部品点数で接続作業を行える差込式管継手を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems. One object of the present invention is to insert a corrugate pipe into a pipe joint with a light force and connect it in a correct fitting state in a short time. An object of the present invention is to provide a plug-in type pipe joint capable of ensuring performance. Another object of the present invention is to provide a plug-in type pipe joint that is easy to manufacture and low in cost, and that connects a corrugate pipe and a pipe joint by an easy connection operation. In addition, another object of the present invention is to perform connection work with a small number of parts without specially performing preparations for marking or other plug-in connection prior to plug-in connection work of a corrugate pipe to a pipe joint. An object of the present invention is to provide a plug-in pipe joint capable of
上記の目的を達成するために、本発明は、コルゲイト管4にて形成されたフレキシブルチューブ1を接続する差込式管継手において、内壁面が段部状に形成された継手本体12と、先端部が継手本体12の内部にねじ込まれ他端側にコルゲイト管4の挿入開口を有する押輪14と、押輪14内部に配置されコルゲイト管と非接触で該コルゲイト管を通過させるように内径がコルゲイト管4の最大径より大きく形成されたリテーナ38と、リテーナ38より奥側の押輪14内部に配置されたシール材42と、シール材42より奥側の継手本体12の内部に設けられ奥端方向移動ができないように係止されたリングであって、コルゲイト管4が挿入されたときにコルゲイト管の先端に当接して一部がコルゲイト管4の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管4の先端部分を把持するとともに、シール材42の端部に当接する他部を有するリング32と、を有し、リテーナ38は、コルゲイト管4を挿入してその先端の山部2Mをリング32に把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材42により直接に押されて押輪14の内径側に設けられた受壁46に密着する基端部382と、基端部382に周方向に形成された薄肉部384と、コルゲイト管4を挿入してその先端の山部2Mをリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材42またはシール材に併設されたプレート40に当接して直接に押され基端部382を中心に先端側を回動させるように内径を縮径させてコルゲイト管4の谷部3に嵌合する斜め内向き突部381と、を含み、フレキシブルチューブ1の継手本体12への接続にあたり、コルゲイト管4を押輪14の挿入開口から挿入して接続するときに少なくともリテーナ38には非接触の状態でその内周側を通過しシール材42内面を経由して奥側のリング32にコルゲイト管4の先端山部2Mが把持されることを特徴とする差込式管継手から構成される。このような構成であると、継手本体とフレキシブルチューブとの接続作業時にコルゲイト管を挿入後、少しの引き抜き動作により確実にリテーナをコルゲイト管の外面に係合させて管の抜け出しを防止できる。コルゲイト管4の管継手内への挿入はリテーナに接触することなくシールパッキンの圧入の抵抗しか受けないため、軽い力でシールパッキン内周面の通過が可能となる。このとき、シールパッキンは潤滑材入りの材質で形成するとよく、これによってよりスムーズな挿入が可能である。
In order to achieve the above object, the present invention provides a plug
また、リング32は内径がコルゲイト管4の最大径よりも大きく形成されたリング基体320と、リング基体320より内径方向に突出されてコルゲイト管4挿入時にコルゲイト管4の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の山部2を内側に挿入させる第1の内周突部321と、リング基体320より内径方向に突出され第1内周突部321と交互であって、かつ、該第1内周突部321と異なる長さ及び角度で配置され、その先端にはコルゲイト管4の進入を規制しコルゲイト管4の振れを防止するための突部322Aを有する第2の内周突部322と、リング基体320の外周に設けられ周方向に弾性的に拡径して継手本体12と係合するための外周突部323と、を有するようにするとよい。コルゲイト管4先端部が継手本体12内のリング32に把持されない位置、すなわち、適切な位置までコルゲイト管4が挿入されていない状態で引き抜き方向に力が作用した場合には、コルゲイト管4は継手に係合せず管継手から抜け出る構造となっているため、不完全な状態での管継手とコルゲイト管4の接合は確実に防止される。
Further, the
なお、リテーナ38は受壁46に対向する対向面385Aを有し、該対向面385Aは、コルゲイト管4の先端にリング32を把持させた状態で引き抜き方向に力が加えられたときに薄肉部384を有する基端部382が最初に受壁46に当たるように挿入方向に向けた傾斜面として設定されるようにしてもよい。コルゲイト管4が管継手10内に挿入されると、コルゲイト管4はリング状のリテーナ38及びシールパッキン42を通過し、コルゲイト管4先端部はリング32に当接してリング32の一部を拡縮しながら、リング32内に把持される。この状態で、コルゲイト管4に引き抜き方向に力を付与すると、リング32及びシールパッキン42が一体となり引き抜き方向に移動し、リテーナ38に引き抜き方向の力を伝え、その引き抜き方向の力によりリテーナ38の内径側が基端部を支点として回動するように内径部分を縮径させる。この作用によって、少ない抵抗と短い移動距離でリテーナ38を縮径方向に回転変形させ、コルゲイト管4と係合させることができる。このとき、リング32とリテーナ38によりシールパッキン42は圧縮されて、シール効果を向上させる。
The
本発明の差込式管継手によれば、コルゲイト管にて形成されたフレキシブルチューブを接続する差込式管継手において,内壁面が段部状に形成された継手本体と、先端部が継手本体の内部にねじ込まれる押輪と、押輪内部に配置され内径がコルゲイト管の最大径より大きく形成されたリテーナと、リテーナより奥側の押輪内部に配置されたシール材と、シール材より奥側の継手本体の内部に設けられてコルゲイト管が挿入されたときにコルゲイト管の先端に当接して一部がコルゲイト管の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の先端部分を把持するとともに、シール材の端部に当接する他部を有するリングと、押輪の内部であって、コルゲイト管を挿入してその先端の山部をリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にリテーナの背面側に配置されて該リテーナを受ける、継手軸と略直角方向に設けられた受壁と、を有し、リテーナは、コルゲイト管を挿入してその先端の山部をリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材またはシール材に併設されたプレートにより直接に押されて受壁側に密着する基端部と、基端部に周方向に形成された薄肉部と、コルゲイト管を挿入してその先端の山部をリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材またはシール材に併設されたプレートに当接して直接に押され基端部を中心に先端側を回動させるように内径を縮径させてコルゲイト管の谷部に嵌合する斜め内向き突部と、を含む構成とすることにより、コルゲイト管を軽い力で管継手内に挿入して短時間で正しい嵌合状態で接続でき、確実なシール性能を確保することができる。特に、挿入方向と平行な継手軸と略直角方向に設けた押輪の受壁で斜め内向き突部の基端部を受けてこの状態でさらに引き抜き力により直接に押されてリテーナの内径を縮径作動させるから、コルゲイト管の谷部への確実なリテーナの係合と、基端部を支点とする円滑な回動と、コルゲイト管挿入時の挿入抵抗をすくなくするための挿入経路外郭形状とリテーナの内径側の作動前の設定位置の十分な空隙確保と、が同時に実現できて、簡単で短時間の正しい嵌合接続と確実なシール機能確保を補償する。また、製造が容易で低コストであり、しかも容易な接続作業でコルゲイト管と管継手とを接続させることができる。さらに、コルゲイト管の管継手への差込接続作業に先立ってコルゲイト管へのマーキング、その他の差込接続の準備を特段に行うことなく、少ない部品点数で接続作業を行える。 According to the plug-in type pipe joint of the present invention, in the plug-in type pipe joint for connecting a flexible tube formed of a corrugated pipe, a joint main body having an inner wall surface formed in a stepped shape, and a tip part of the joint main body A press ring that is screwed into the interior of the press ring, a retainer that is disposed inside the press ring and has an inner diameter larger than the maximum diameter of the corrugate tube, a seal material that is disposed inside the press ring on the back side of the retainer, and a joint on the back side of the seal material When the corrugate tube is inserted inside the main body, it contacts the tip of the corgate tube and a part of the corgate tube is elastically expanded and contracted in the radial direction while gripping the tip of the corgate tube, and a sealing material When a force in the pulling direction is applied with the ring having the other part in contact with the end of the ring and the inside of the press ring, with the corrugate tube inserted and the crest of the tip held by the ring And a receiving wall that is disposed on the back side of the retainer and receives the retainer, and a receiving wall provided in a direction substantially perpendicular to the joint shaft. The retainer is inserted into the corrugate tube and is gripped by the ring at the tip. When a force in the pulling direction is applied in this state, a base end portion that is directly pressed by a sealing material or a plate attached to the sealing material and is in close contact with the receiving wall side, and a circumferential direction is formed at the base end portion. When a force in the pull-out direction is applied with the thin-walled portion and the corrugate tube inserted and the crest at the tip of the thin-walled portion being gripped by the ring, it is pressed directly against the sealing material or the plate attached to the sealing material. And a slanted inward projection that fits into the valley of the corrugate tube by reducing the inner diameter so that the distal end is rotated about the base end, thereby reducing the force of the corgate tube Insert it into the fitting with a short and correct Can connect engaged state, it is possible to ensure a reliable sealing performance. In particular, the base end of the slanted inward projection is received by the receiving wall of the press ring provided in a direction substantially perpendicular to the joint shaft parallel to the insertion direction, and in this state, it is further pushed directly by the pulling force to reduce the inner diameter of the retainer. Since the diameter is operated, the retainer is securely engaged with the valley of the corrugate tube, the smooth rotation with the base end as a fulcrum, and the insertion path outline shape to reduce the insertion resistance when inserting the corgate tube Ensuring sufficient clearance at the set position before operation on the inner diameter side of the retainer can be realized at the same time to compensate for a simple and quick fitting connection and secure sealing function. In addition, it is easy to manufacture and low cost, and the corrugate pipe and the pipe joint can be connected by an easy connection operation. Further, prior to the plug connection work of the corrugate pipe to the pipe joint, the connection work can be performed with a small number of parts without specially preparing for the marking of the corrugate pipe and other preparations for the plug connection.
また、リテーナは、その内側にコルゲイト管の挿入方向に向けて下がり傾斜状となる傾斜内壁を有する構成とすることにより、コルゲイト管の挿入時にリテーナの内径側が当たって挿入抵抗とならないように両脚部の下端側を斜めに上げたように配置させるとともに、コルゲイト管が引かれてシールパッキン等を介してリテーナが押されるときにその傾斜端側から当たってリテーナの中心側に向けた縮径回動を円滑に行わせることができる。 In addition, the retainer has an inclined inner wall that is inclined in the direction of insertion of the corrugate tube on the inner side thereof, so that the inner diameter side of the retainer does not hit against insertion resistance when the corgate tube is inserted. When the corrugate tube is pulled and the retainer is pushed through the seal packing, etc., the diameter of the retainer is reduced and turned toward the center of the retainer. Can be performed smoothly.
また、リテーナは受壁に対向する対向面を有し、該対向面は、コルゲイト管の先端にリングを把持させた状態で引き抜き方向に力が加えられたときに薄肉部を有する基端部が最初に受壁に当たるように挿入方向に向けた傾斜面として設定される構成とすることにより、コルゲイト管が引かれてリテーナの内径側に当り、その後基端部を中心にして斜め内向き突部の先端側が回動し該対向面が受壁に密着するから、リテーナの内径側の縮径動作を円滑、安定的に行わせることが可能である。 The retainer has a facing surface facing the receiving wall, and the facing surface has a base end portion having a thin wall portion when a force is applied in the pulling direction with the ring held at the tip of the corrugate tube. First, the corrugate tube is pulled to hit the inner diameter side of the retainer, and then obliquely inwardly projecting from the base end. Since the tip end side of the retainer rotates and the opposing surface comes into close contact with the receiving wall, the diameter reducing operation on the inner diameter side of the retainer can be performed smoothly and stably.
また、リングは内径がコルゲイト管の最大径よりも大きく形成されたリング基体と、リング基体より内径方向に突出されてコルゲイト管挿入時にコルゲイト管の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の山部を内側に挿入させる第1の内周突部と、リング基体より内径方向に突出され第1内周突部と交互であって、かつ、該第1内周突部と異なる長さ及び角度で配置され、その先端にはコルゲイト管の進入を規制しコルゲイト管の振れを防止するための突部を有する第2の内周突部と、リング基体の外周に設けられ周方向に弾性的に拡径して継手本体と係合するための外周突部と、を有する構成であるから、コルゲイト管の挿入時にその先頭の山部を確実に把持して次の引き抜き動作による接続完成工程に連係させることができる。 In addition, the ring has a ring base whose inner diameter is larger than the maximum diameter of the corrugate tube, and protrudes from the ring base in the inner diameter direction and elastically expands and contracts in the radial direction of the corgate tube when the corgate pipe is inserted. A first inner circumferential protrusion that inserts the portion into the inner side, a length and an angle that are alternated with the first inner circumferential protrusion that protrudes in the inner diameter direction from the ring base, and are different from the first inner circumferential protrusion A second inner peripheral protrusion having a protrusion for restricting the entry of the corrugate pipe to prevent the corrugate pipe from swinging, and being provided on the outer periphery of the ring base and elastically in the circumferential direction. Since it has an outer peripheral protrusion for expanding the diameter and engaging with the joint body, when the corrugate pipe is inserted, the leading peak is securely gripped and linked to the connection completion process by the next pulling operation. Can be made.
また、リテーナとシール材との間にリテーナの回転変形によるシール材の巻き込みを防止するプレートを配置したことにより、リテーナの縮径動作を確実に行わせることができる。 Further, by arranging a plate for preventing the sealing material from being caught by the retainer due to rotational deformation between the retainer and the sealing material, the diameter reducing operation of the retainer can be reliably performed.
上記のように、本発明の差込式管継手によれば、フレキシブルチューブを差込式管継手内に挿入し、接合確認のために引くという作業以外に、他の作業は一切必要とせずにこれらコルゲイト管と継手とを確実にシールし、連結接合することができる。また、挿入のときにコルゲイト管とリテーナは接触せず軽い力での挿入が可能である。また、リテーナの基端部を押輪の継手軸に略直角の受壁に最初に当接させてリテーナの内径側をさらに押し込むことにより徐々に基端部を支点に回動させてコルゲイト管の谷部に係合させるから、短い引きしろでコルゲイト管とリテーナの係り合いを可能にし、コルゲイト管の谷部と強く係り合う結果、継手からのフレキシブルチューブの抜け出しを確実に防止できる。特に、継手本体から押輪がねじ込み式により抜け出ない構成で、コルゲイト管の差込,引き抜きの一連のほぼワンタッチに近い操作により、リテーナの回転位置部分の軸回転状の縮径動作を介した径方向への斜め内向き突部の移動によりコルゲイト管の最大径とリテーナ内径側との間に充分な間隔を確保できるから、両者の隙間調整・リテーナの製作容易性を実現し得るとともに、コルゲイト管の挿入作業を楽に、かつ円滑に行うことが可能である。さらに、継手本体内のリングにコルゲイト管を係合させ、引き抜き作業で継手とフレキシブルチューブを接合する構成であるから、適切な位置までフレキシブルチューブを挿入せずに引き抜いた場合、フレキシブルチューブは完全に継手から抜け出してしまう結果、接合のための引き抜き動作自体で接合確認を容易に行える。 As described above, according to the plug-in type fitting of the present invention, no other work is required other than the work of inserting the flexible tube into the plug-in type pipe fitting and pulling it for confirmation of joining. These corrugate pipes and joints can be reliably sealed and joined together. Further, the corrugate tube and the retainer do not come into contact with each other and can be inserted with a light force. In addition, the base end of the retainer is first brought into contact with a receiving wall that is substantially perpendicular to the joint shaft of the pusher wheel, and the inner diameter side of the retainer is further pushed to gradually rotate the base end about the fulcrum, thereby Since it is engaged with the portion, the corrugate tube and the retainer can be engaged with each other with a short pull, and as a result of being strongly engaged with the valley portion of the corgate tube, it is possible to reliably prevent the flexible tube from coming out of the joint. In particular, a configuration in which the pressing ring from the joint body can not come out in a threaded fashion, insertion of Korugeito tube, by a series of substantially one-touch close operation of the pull, through axial rotation shaped diameter-decreasing operation of the rotational position portion content of the retainer diameter By moving the slanting inward projection in the direction, it is possible to secure a sufficient distance between the maximum diameter of the corrugate tube and the inner diameter side of the retainer. Can be inserted easily and smoothly. In addition, since the corrugate tube is engaged with the ring in the joint body and the joint and flexible tube are joined by the pulling operation, if the flexible tube is pulled out without inserting it to the appropriate position, the flexible tube will be completely As a result of pulling out from the joint, it is possible to easily confirm the joining by the pulling-out operation itself for joining.
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る差込式管継手とフレキシブルチューブとを示す断面図である。フレキシブルチューブ1は、薄肉のステンレス製の山部2と谷部3から構成されるコルゲイト管4と、このコルゲイト管4の外周を覆う合成樹脂製のチューブ状の被覆体5によって構成されている。コルゲイト管4の先端の数山ぶんにつき被覆体5が取り除かれた状態で、差込式管継手10に接続される。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a plug-in type pipe joint and a flexible tube according to an embodiment of the present invention. The flexible tube 1 includes a
管継手10は、継手本体12と先端が継手本体12の内径側にねじ込まれる押輪14と、を含む。継手本体12は、段付き状に形成された中空短円筒形の管体であり、真鍮などの金属で形成され、その一端の外周にはガス管などの被接続体に接続するための外ねじ部16と、外ねじ部16をねじ込むための六角部18を備えている。継手本体12の他端側からその内周部にかけては、開口側から外部パッキン収容部20、内ねじ部22、シール収容部23、リング把持収容部24(24A、24B)、リング収容部26、並びにサポートリング収容部28が設けられている。継手本体12内のサポートリング収容部28に圧入状態でサポートリング30が配置されている。このサポートリング30は真鍮などの金属で形成され、後述するリング32が継手本体12内に入り込むのを防止する。
The pipe joint 10 includes a
押輪14は、真鍮などの金属で形成され、その一端には継手本体12の内径側の内ねじ部22にねじ込み可能な外ねじ部34と外部パッキン溝部36と、を有する。また、内周にはリテーナ38及びプレート40を収容する内周収容部44と、リテーナ38に接触可能な受壁46と、耐火パッキン収容溝48と、を有する。受壁46は、コルゲイト管4を挿入してその先端の山部2をリング32に把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にリテーナ38の背面側に配置されて該リテーナを受ける、押輪の内側段差壁であり、本実施形態において、継手本体12の中心軸である継手軸70と略直角方向に設けられている。さらに、他端外周には継手本体12内にねじ込むための専用工具が係り合う二面平50が設けられ、この二面平50内にガス漏れ検知用孔52を設けている。また、この押輪14の他端側の内周にはダストシール収容凹部54が形成されている。二面平50は一般の工具は係り合うことのできない寸法となっており、誤って継手本体12と押輪14を外すことを防止する構造となっている。押輪14内周面のダストシール収容凹部54には、円形リング状の弾性体よりなるダストシール56がその周方向に沿って装着されており、そのダストシール56の内側突部58がコルゲイト管4の外周を覆う合成樹脂製のチューブ状の被覆体5と密着してシールし、外部からの進入物を防ぐことができる。
The
押輪14の内周面の耐火パッキン収容溝48には、耐火パッキン60が装着されている。この耐火パッキン60は、例えば膨脹黒鉛とNBR(ニトリルゴム)等のゴム材とを一体成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒されたとき、耐火パッキン60の体積が膨脹し、内部を密閉する。
A
ガス漏れ検知用孔52はコルゲイト管損傷によるガス漏れを検知するための貫通孔である。このガス漏れ検知用孔52に栓体62が配置されている。この栓体62はある一定の位置までの押し込みではガスを外に出しガス漏れ検知を行うことができ、ガス漏れがないことを確認した後、栓体62をガス漏れ検知用孔52に押し込むことで外部からの進入物を防ぐことができるようになっている。
The gas
図1に示すように、押輪14を継手本体12内にねじ込んだ状態において、押輪14内の内周収容部44に押輪14から継手本体12に向けて、リテーナ38、プレート40の順に配置されている。プレート40は、押輪14を継手本体12内にねじ込んだ状態で押輪の先端と、継手本体の内ねじ部22から段付き状に縮径しシール収容部23に連続する段差壁と、の境目部分に位置し、奥側の面はシールパッキン42の他端側に当接する。また、その押輪開口側の面はコルゲイト管が引き抜き方向に力を加えられたときにリテーナ38に当たる。プレート40の奥側、すなわち継手本体12内のシール収容部23にはシールパッキン42が配置され、さらに、該シールパッキン42の奥側の継手本体12内にリング32とサポートリング30が配置されている。押輪14の外部パッキン溝36と継手本体12内の外部パッキン収容部20の部分に外部パッキン100が配置されている。外部パッキン100は、耐火パッキンと同じ材質で成形され、押輪14と継手本体12に圧縮されて、内部からの漏れを防止し外部からの進入物の進入を防ぐ。
As shown in FIG. 1, in a state where the
リテーナ38は真鍮などの金属で形成され、図1、3、6、7に示すように一端側内周に形成されてシールパッキンに対する引き込み力で押されてコルゲイト管谷部3と係合する斜め内向き突部381と、リテーナの他端側外周部に形成されてリテーナが押輪開口側に押された際に押輪14の受壁46に接触する基端リング部382と、周方向に沿った複数の位置に形成されて一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込み383と、他端側に形成される変形のための薄肉部384と、を有し、その内径はコルゲイト管4の最大径より大きく形成されている。実施形態では、リテーナ38は、対向1辺のみをく字状に曲成した変形二等辺三角形状の断面を有する変形リングであり、それぞれく字の両端側に断面三角形状の脚部を2個形成している。そして、1つの脚部が斜め内向き突部381を形成するとともに、他の脚部が基端リング部382に接続する対向突部385を形成している。切り込み383は斜め内向き突部381から基端リング部382に向けて切り込まれ、薄肉部384で少許の接続部分を残して終端されている。基端リング部382は、薄肉部384を含むリング状に接続された基端部であり、リテーナがシールパッキンに押される際にこの基端リング部382を中心として斜め内向き突部381の先端側を回動させる軸となる。すなわち、基端リング部382は、コルゲイト管4を挿入してその先端の山部2をリング32に把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材42に併設されたプレート(あるいはシール材)により直接に押されて受壁46側に密着する。後述するように、フレキシブルチューブ1、すなわち、コルゲイト管4を押輪14の開口側に引くとリテーナ38の基端リング部382が押輪14の受壁46に接触し斜め内向き突部381に対してコルゲイト管の長手軸方向に開口側に向けて圧接させる力が加わると、図10のように基端リング部382を回転の中心Rとして斜め内向き突部381の先端側が縮径方向に回転変形し、その際、先端部分をコルゲイト管4の谷部3に向けて係合させるように回動する。
The
斜め内向き突部381の基端リング部を中心とする回動縮径時に脚部の1つである対向突部385が受壁46に対して当着する。対向突部385は、受壁46に対向する対向面385Aを有する。該対向面385Aは、コルゲイト管4の先端にリングを把持させた状態で引き抜き方向に力が加えられたときに薄肉部384を有する基端部が最初に受壁46に当たるように挿入方向に向けた傾斜面として設定されている。さらに、その後基端部を中心にして斜め内向き突部381の先端側が回動し該対向面385Aが受壁46に密着する。このようなリテーナの内径側の縮径動作を円滑、安定的に行わせる。
The opposing
リテーナ38は、その内側にコルゲイト管の挿入方向に向けて下がり傾斜状となる傾斜内壁を有している。本実施形態において、傾斜内壁は、内向き突部傾斜内壁381Aと、対向突部傾斜内壁と、を含む。つまり、本実施形態では、対向突部385の対向面385Aが第2の傾斜内壁とされる。これによって、コルゲイト管4の挿入時にリテーナ38の内径側が当たって挿入抵抗とならないように両脚部の下端側を斜めに上げたように配置させるとともに、コルゲイト管が引かれてシールパッキン等を介してリテーナが押されるときにその傾斜端側から当たってリテーナの中心側に向けた縮径回動を円滑に行わせることができる。
The
プレート40は薄いステンレス板などの金属で形成され,シールパッキン42がリテーナ38の変形時に切り込み383へ巻き込むのを防止する。
The
シールパッキン(シール材)42は、管継手の内外を密閉シールするシール手段であり、本実施形態において、コルゲイト管挿入時の抵抗を少なくするために、例えば潤滑材入りのNBR(ニトリルゴム)等のゴム材からなり、安定したシール性を確保するために、シールパッキン42の内径はコルゲイト管外形より小さい寸法となっている。また、本実施形態において、シールパッキン42は潤滑材入りの材質で形成されているため、よりコルゲイト管4をスムーズに挿入させることができる。
The seal packing (seal material) 42 is a sealing means for hermetically sealing the inside and outside of the pipe joint. In this embodiment, for example, NBR (nitrile rubber) containing a lubricant is used to reduce resistance when the corrugate pipe is inserted. In order to ensure stable sealing performance, the inner diameter of the seal packing 42 is smaller than that of the corrugate tube. Moreover, in this embodiment, since the seal packing 42 is formed of a material containing a lubricant, the
図1ないし図5において、リング32は、薄いばね鋼などの金属で形成され、継手本体12内のリング収容部26に配置され、コルゲイト管4が挿入されて引き抜き方向に引かれた際にコルゲイト管4の先端山部を把持したままでリング把持収容部24A、さらには24Bに移動させる。リング32は、シール材より奥側の継手本体12の内部に設けられてコルゲイト管4が押輪14の開口側から挿入されたときにコルゲイト管の先端に当接し、コルゲイト管の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の先端部分を把持する一部を有するとともに、シール材42の端部に当接する他部を有する。リング32は、環状のリング基体320に一体接続された第1の内周突部321と、第2内周突部322と、外周突部323と、によって構成され、第1内周突部321と第2内周突部322はコルゲイト管先端部の山部2とそれぞれ係合し、外周突部323は所定の位置に移動して継手本体12内のリング把持収容部24に係合する。第2内周突部322は先端部が径方向中心側に向かう突部322Aが形成されており、このため、コルゲイト管4の先端部の山部2が第2内周突部322を通過することはできないようになっている。
1 to 5, the
本実施形態において、図1ないし図3、ならびに図8、図9に示すように、リング把持収容部24は、第1及び第2リング把持収容部24A、24Bから構成される。第1リング把持収容部24Aは、リング収容部26から少しの段差で拡径して継手本体12の開口側に配置され、第2リング把持収容部24Bは、さらにその第1リング把持部から少しの段差で拡径してさらに継手本体12の開口側に配置されている。第2リング把持収容部24Bは、シール収容部23よりも少しの段差で拡径して形成されている。コルゲイト管を、いったん最奥まで挿入し、その後少し引き抜く際にリング32の外周突部323は、第1リング把持部を経由し、第2リング把持収容部24Bに嵌る。このとき、リテーナ38の斜め内向き突部381の先端がコルゲイト管4の谷部3に係合しコルゲイト管の引き抜けを防止する。リング32の外周突部323が第2リング把持収容部24Bに嵌合した状態でロック状態となり、コルゲイト管の引き抜けを防止するとともに、逆に再度コルゲイト管4が継手本体12内側に向けて挿入させる方向の力が加わった場合にも大きな移動しろでコルゲイト管が継手本体12に対して摺動方向に移動することがなく、コルゲイト管の損傷を未然に防止しうる。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 1 to 3 and FIGS. 8 and 9, the ring grip accommodating portion 24 is composed of first and second ring
次に、本実施形態の差込式管継手の作用について説明する。管継手10にフレキシブルチューブ1を接合させる際には、図3のように、継手本体12内にサポートリング30、リング32、シールパッキン42を装着し、押輪14に、プレート40、リテーナ38、耐火パッキン60、ダストシール56を装着した状態から、図1に示すようにコルゲイト管4の谷部3を切管されてコルゲイト管4の先端の数山ぶんにつき被覆体5が取り除かれた状態のフレキシブルチューブ1を、押輪14の端部から継手本体側に向けて挿入する。このとき、コルゲイト管4の先端部は非接触の状態で耐火パッキン60及びリテーナ38の内周側を通過する一方、シールパッキン42には圧入されながらその内周部を通過していく。コルゲイト管4の先端部の山部2Mがリング32に到達すると、第1内周突部321と当接しつつ、この第1内周突部321を弾性的に拡縮させながら通過する。第1内周突部321を通過することで、コルゲイト管4の先端部の山部2Mが第1内周突部321と第2内周突部322に把持される(図2参照)。第2内周突部322の先端部の突部322Aのために、コルゲイト管4の先端部の山部2Mが第2内周突部322を通過することはできない。
Next, the effect | action of the plug-in type pipe joint of this embodiment is demonstrated. When joining the flexible tube 1 to the pipe joint 10, as shown in FIG. 3, the
次に、コルゲイト管4と管継手を完全に接合させるために、引き抜き方向にフレキシブルチューブ1を引き抜くとコルゲイト管4の先端部の山部2Mを把持しているリング32が隣のシールパッキン42、プレート40を引き抜き方向に移動させ、ある所定の位置まで引き出すとリング32の外周突部323が周方向に拡径して継手本体12内のリング把持収容部24Aに係合する。このとき、操作者は段差壁をリングの外周突部323が通過するときの感触を感じ、さらに引き抜き方向に力を加えると第2リング把持収容部24Bに外周突部323の先端が嵌入し、継手本体12と係合することによって、リング32及びフレキシブルチューブ1が逆に挿入方向へ移動することが防止される。これによって、ロック状態となりコルゲイト管に対して引き抜き力あるいは押し込み力のいずれが作用しても、継手本体内で過度に摺動してコルゲイト管を損傷させることを防止しうる。そして、このリング32の引き抜き方向への移動によって、シールパッキン42およびプレート40を介してリテーナ38には引き抜き方向の力が作用する。このとき、プレート40は、挿入方向に下がり傾斜して設けられた斜め内向き突部381の先端部に当り開口方向に向けて押し込みながら基端部382を支点Rとして該先端部を回動させ、内径を縮径させる。このとき、リテーナの背面側において、リテーナ38の基端リング部382が押輪14の受壁46に当り、薄肉部384を含む基端リング部382の基部Rを支点として、リテーナ38の斜め内向き突部381を大きく縮径方向に回転変形させ、これによって、コルゲイト管4の谷部3の外周とリテーナ38の突部381を確実に係合させることとなる。リテーナの斜め内向き突部381の回転変形により確実に突部381とコルゲイト管谷部3との係合が得られるので、そのぶんコルゲイト管4挿入時の山部2とリテーナ38内周側との間隔を充分な大きさで設けることができるから、フレキシブルチューブ1の挿入作業を軽易な労力で簡単に行える上に、リテーナ38の製造時の精度をある程度ラフに行ってもよい。また、シールパッキン42の内周側との密着性の調整も簡易に行える。そして、リング32とリテーナ38との間に位置するシールパッキン42は、リング32とリテーナ38とによって圧縮され、内径方向に膨脹することでシール効果を向上させることができる。このように、コルゲイト管4が継手本体12の奥まで完全に挿入されたならば、次に作業者の手によってフレキシブルチューブ1を引き抜き方向に引っ張ることでリテーナ38と係合させ、図9の状態となり施工作業が完了する。
Next, when the flexible tube 1 is pulled out in the pulling direction in order to completely join the
このように、コルゲイト管を押輪の端部から押輪内部に向けて挿入し、シール材の奥側に配置されたリングにコルゲイト管先端部が把持された後、引き抜き方向に引き抜くことでリングとシール材は軸方向に移動しシール材、プレートを介して押されたリテーナは、押輪の受壁に当たって基端部を中心にして回動する様に内径を縮径し、コルゲイト管と係合する。したがって、コルゲイト管の挿入後、引抜によるリテーナ内径の縮径動作が確実で安定し、フレキシブルチューブの継手本体との接続作業を簡単な操作で行え、かつ確実な接続状態を得られる。これによって、コルゲイト管を含むフレキシブルチューブが管継手から抜け出すのを確実に防止し得る。コルゲイト管の挿入時にリングによる把持が不十分な状態で引き抜くと、シール材を移動させることなくコルゲイト管全体が引き抜ける。これによって、コルゲイト管の管継手に対する連結作業時にその接続状態の確認をほぼ同時に行えるから、接続作業を簡易に短時間で効率よく行うことができる。また、リテーナの回動によりコルゲイト管の谷部と係合してコルゲイト管の抜け出しを防止するから、コルゲイト管の挿入時に挿入抵抗とならないようにコルゲイト管の通過経路と十分な空隙を設けた状態でリテーナの内径側の縮径前形状として設定できる結果、フレキシブルチューブの接続作業時に作業者が接続状態確認に迷うようなことがなく、円滑にかつ短時間に作業を遂行しうる。また、構造上も比較的に簡単でありコスト面でも有利となる。フレキシブルチューブ1を差込式管継手から取り外す場合には、パイプレンチ等の工具を使用し、押輪14を継手本体12から取り外すことで、差込式管継手を分解することができ、フレキシブルチューブ1を差込式管継手から取り外すことができる。
In this way, the corrugate pipe is inserted from the end of the press ring toward the inside of the press ring, and after the end of the corrugate pipe is gripped by the ring disposed on the back side of the seal material, the ring and seal are pulled out in the pull-out direction. The material moves in the axial direction, and the retainer pushed through the seal material and the plate is brought into contact with the receiving wall of the pusher wheel so that the inner diameter is reduced so that the retainer rotates around the base end portion, and engages with the corrugate tube. Therefore, after inserting the corrugate tube, the operation of reducing the inner diameter of the retainer by pulling out is reliable and stable, the connection work of the flexible tube with the joint body can be performed with a simple operation, and a reliable connection state can be obtained. This can reliably prevent the flexible tube including the corrugate tube from coming out of the pipe joint. When the corrugate tube is inserted and pulled out with insufficient gripping by the ring, the entire corgate tube is pulled out without moving the sealing material. As a result, since the connection state can be confirmed almost simultaneously when the corrugate pipe is connected to the pipe joint, the connection work can be easily and efficiently performed in a short time. In addition, since the retainer engages with the valley of the corrugate tube by rotating the retainer to prevent the corgate tube from coming out, the corrugate tube passage and sufficient clearance are provided so as not to cause insertion resistance when the corgate tube is inserted. As a result, it is possible to set the shape before the diameter reduction on the inner diameter side of the retainer, so that the operator can be smoothly and quickly performed without being confused about the connection state confirmation when connecting the flexible tube. In addition, the structure is relatively simple and advantageous in terms of cost. When removing the flexible tube 1 from the plug-in type pipe joint, using a tool such as a pipe wrench and removing the
以上説明した本発明の差込式管継手は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。 The plug-in type pipe joint of the present invention described above is not limited to the above-described embodiment, and may be arbitrarily modified without departing from the essence of the present invention described in the claims. Good.
本発明の差込式管継手は、ガス、その他の気体、液体等の配管用の管継手として広く適用し得る。 The plug-in type pipe joint of the present invention can be widely applied as a pipe joint for piping of gas, other gases, liquids and the like.
1 フレキシブルチューブ
4 コルゲイト管
10 差込式管継手
12 継手本体
14 押輪
32 リング
38 リテーナ
40 プレート
42 シールパッキン
46 受壁
321 第1内周突部
322 第2内周突部
323 外周突部
381 斜め内向き突部
382 基端リング部
383 切り込み
384 薄肉部
385 対向突部
385A 対向面
R 支点
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
先端部が継手本体の内部にねじ込まれ他端側にコルゲイト管の挿入開口を有する押輪と、
押輪内部に配置されコルゲイト管と非接触で該コルゲイト管を通過させるように内径がコルゲイト管の最大径より大きく形成されたリテーナと、
リテーナより奥側の押輪内部に配置されたシール材と、
シール材より奥側の継手本体の内部に設けられ奥端方向移動ができないように係止されたリングであって、コルゲイト管が挿入されたときにコルゲイト管の先端に当接して一部がコルゲイト管の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の先端部分を把持するとともに、シール材の端部に当接する他部を有するリングと、を有し、
リテーナは、コルゲイト管を挿入してその先端の山部をリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材により直接に押されて押輪の内径側に設けられた受壁に密着する基端部と、
基端部に周方向に形成された薄肉部と、
コルゲイト管を挿入してその先端の山部をリングに把持された状態で引き抜き方向の力が加えられた際にシール材またはシール材に併設されたプレートに当接して直接に押され基端部を中心に先端側を回動させるように内径を縮径させてコルゲイト管の谷部に嵌合する斜め内向き突部と、を含み、
フレキシブルチューブの継手本体への接続にあたり、コルゲイト管を押輪の挿入開口から挿入して接続するときに少なくともリテーナには非接触の状態でその内周側を通過しシール材内面を経由して奥側のリングにコルゲイト管の先端山部が把持されることを特徴とする差込式管継手。 In a plug-in type pipe joint for connecting a flexible tube formed of a corrugate pipe, a joint main body whose inner wall surface is formed in a stepped shape, and
A push ring whose tip is screwed into the inside of the joint body and has an insertion opening for the corrugate tube on the other end side ;
A retainer that is disposed inside the press ring and has an inner diameter larger than the maximum diameter of the corrugate pipe so as to pass through the corgate pipe without contact with the corgate pipe ;
A sealing material disposed inside the pusher wheel behind the retainer;
A ring provided inside the joint body on the back side of the sealing material and locked so as not to move in the back end direction. When the corgate pipe is inserted , the ring abuts against the tip of the corgate pipe and part of the ring While holding the tip portion of the corrugate tube while elastically expanding and contracting in the radial direction of the tube, and having a ring having another portion that contacts the end portion of the seal material,
The retainer is a receiving wall provided on the inner diameter side of the pusher wheel by being directly pushed by the sealing material when a pulling direction force is applied in a state where the corrugate tube is inserted and the peak portion of the retainer is held by the ring. A proximal end closely contacting with
A thin-walled portion formed in the circumferential direction at the proximal end,
When a corrugate tube is inserted and the crest at the tip is gripped by the ring and a force in the pulling direction is applied, the base end is pressed directly against the sealant or the plate attached to the sealant look including a an oblique inward projection which fits into valleys Korugeito tube by diameter of the inner diameter so as to rotate the tip end side around the,
When connecting the flexible tube to the fitting body, when the corrugate tube is inserted and connected from the insertion opening of the press ring, at least the retainer passes through the inner peripheral side in a non-contact state and passes through the inner surface of the sealing material to the back side. A plug-type pipe joint in which a tip crest of a corrugate pipe is gripped by a ring .
リング基体より内径方向に突出されてコルゲイト管挿入時にコルゲイト管の径方向に弾性的に拡縮しながらコルゲイト管の山部を内側に挿入させる第1の内周突部と、
リング基体より内径方向に突出され第1内周突部と交互であって、かつ、該第1内周突部と異なる長さ及び角度で配置され、その先端にはコルゲイト管の進入を規制しコルゲイト管の振れを防止するための突部を有する第2の内周突部と、
リング基体の外周に設けられ周方向に弾性的に拡径して継手本体と係合するための外周突部と、を有することを特徴とする請求項1記載の差込式管継手。 The ring has a ring base whose inner diameter is larger than the maximum diameter of the corrugate tube,
A first inner peripheral protrusion that protrudes in an inner diameter direction from the ring base and elastically expands and contracts in the radial direction of the corgate pipe when the corgate pipe is inserted;
It protrudes in the inner diameter direction from the ring base and is arranged alternately with the first inner peripheral protrusion and at a different length and angle from the first inner protrusion, and restricts the entry of the corrugate tube at the tip. A second inner peripheral protrusion having a protrusion for preventing the corrugate tube from swinging;
The plug-in type pipe joint according to claim 1, further comprising an outer peripheral protrusion provided on the outer periphery of the ring base and elastically expanding in the circumferential direction to engage with the joint main body.
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