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JP4719302B2 - 制御装置、表示装置、電子機器、テレビジョン放送受信装置 - Google Patents

制御装置、表示装置、電子機器、テレビジョン放送受信装置 Download PDF

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JP4719302B2 JP2010145291A JP2010145291A JP4719302B2 JP 4719302 B2 JP4719302 B2 JP 4719302B2 JP 2010145291 A JP2010145291 A JP 2010145291A JP 2010145291 A JP2010145291 A JP 2010145291A JP 4719302 B2 JP4719302 B2 JP 4719302B2
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Description

本発明は、第1記憶部の空き領域にデータを書き込む第1書込手段と、第1記憶部のデータを第1記憶部から順次削除する削除手段と、第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む第2書込手段と、削除手段によるデータが削除されるまでの第1の時間と、第2書込手段によるデータの書き込みに要する第2の時間とを比較し、第2の時間が第1の時間よりも長いときに第2書込手段による書き込みを制限する制御手段と、を具備することを特徴とする。
最近、デジタル機器の普及と共にハードディスクレコーダ等の放送受信装置が一般化しつつあり、従来のVTR(Video Tape Recorder)による記録再生処理の場合よりも、多くの映像情報を容易に記録・再生することが可能となってきている。このような放送受信装置においては、簡易な操作によって予約録画等が可能となるため、より多くの映像音声情報が記憶領域に記憶されることとなる。従って、単に一つのハードディスクに放送コンテンツデータを記録するというだけでなく、ユーザの番組の視聴の仕方に応じて、様々なハードディスクへの録画方法が有効となる。
特許文献1においては、複数のハードディスクドライブを設け、一方のハードディスクドライブで一定時間内の繰り返し録画である番組コンテンツデータの上書き記録を行い、他方のハードディスクドライブでこの上書き記録した番組コンテンツデータを長期保存するための保存録画を行なう記録再生装置を開示している。
特開2002−142177公報
しかし、上記した従来技術においては、一時録画領域にループ録画された放送コンテンツデータに対して、保存領域へのコピー処理が指示されると、一時録画領域に記録途中の放送コンテンツデータを保存領域へのコピー処理が行なわれる。しかし、このとき、更にループ録画が行なわれる場合もあり、ループ録画の進行によっては、コピー処理中の放送コンテンツデータが、コピー処理がまだ完了していないにもかかわらず削除されてしまい、利便性が悪い。
本発明は、録画処理に関するユーザの利便性を向上させることができる制御装置、表示装置、電子機器およびテレビジョン放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1記憶部からデータを順次削除する削除手段と、第1記憶部の空き領域から新たなデータを書き込む第1書込手段と、第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む第2書込手段と、現時点から所定時間経過するまでに削除手段によって削除される第1記憶部のデータに対し、前記第2書込手段による書き込みを制限する制御手段と、を具備することを特徴とする。
録画処理に関するユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る放送記録装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る放送記録装置の他の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る放送記録装置の他の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る放送記録装置の他の構成の一例を示すブロック図である。 本実施例の放送記録装置を操作するためのリモコン装置の一例を示す説明図である。 本実施例の放送記録装置の保存録画処理の一例を示す説明図である。 本実施例の放送記録装置の保存録画処理の一例を示すフローチャートである。 過去に録画された放送コンテンツデータのリストを過去の電子番組表形式で示した例である。 過去の電子番組表形式で示した放送コンテンツデータのリストの中で複数の保存録画対象が選定された場合の例である。 本実施例の放送記録装置の保存録画処理の一例を示すフローチャートである。 本実施例の放送記録装置のリスト表示対象となるコンテンツデータを示す説明図である。 過去に録画された放送コンテンツデータのリストを過去の電子番組表形式で示した他の表示例である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
すなわち、図1は、本発明の一実施形態に係る放送記録装置の構成の一例を示すブロック図、図2乃至図4は、本発明の一実施形態に係る放送記録装置の他の構成の一例を示すブロック図である。
<本発明の一実施形態に係る放送記録装置>
(構成)
初めに、図1の放送記録装置10は、一例として、チューナ等をソースとして記録機能を有するデジタルテレビジョンである。しかしながら、チューナ等と記録機能とをもったハードディスクレコーダも同様に好適である。
従って、以下の図1を用いた実施形態の説明においては、記録機能をもったデジタルテレビジョンとして詳細に説明を行なうが、図1からモニタ41を分離することで、全く同様の機能をもったハードディスクレコーダとしての説明と解釈することが可能である。
図1において、デジタルテレビジョンである放送記録装置10は、ハードディスクドライブ18を有しており、このハードディスクドライブ18は、いわゆるループ録画に用いられる一時記録領域Aと、保存記録に用いられる保存領域Bをもっている。又、制御部30は、全体の動作を司るべくデータバスDBを介して各部に接続されている。
又、図1の放送記録装置10は、録画側を構成するエンコーダ部21と、再生側を構成するMPEGデコーダ部23と、装置本体の動作を制御する制御部30とを主たる構成要素としている。放送記録装置10は、入力側のセレクタ16と出力側のセレクタ17とを有しており、入力側のセレクタ16には、LAN等の通信部11と、いわゆる衛星放送(BS/CS)アナログチューナ部12と、いわゆる地上波アナログチューナ部13と、衛星放送(BS/CS)デジタルチューナ部14と、いわゆる地上波デジタルチューナ部15とが接続され、エンコーダ部21に信号を出力する。又、BS/CSアナログチューナ部12には衛星アンテナが、地上波アナログチューナ部13には地上波アンテナが、BS/CSデジタルチューナ部14には衛星アンテナが、地上波デジタルチューナ部15には地上波アンテナが接続されている。
又、放送記録装置10は、エンコーダ部21と、エンコーダ部21の出力を受け、データ編集等の所望のデータ処理を行うデータ編集部20、データ編集部20に接続され、ループ録画のための一時記録領域Aと保存録画のための保存領域Bとをもつハードディスクドライブ18を有している。更に、放送記録装置10は、ハードディスクドライブ18からの信号を受けてデコードするMPEGデコーダ部23と、エンコーダ部21、バッファ部22、MPEGデコーダ部23、多重化部28、分離部29、制御部30、ループ録画・保存録画制御部34、予約録画部43を有している。これらの各部は、データバスDBを介して制御部30に接続されている。更に、セレクタ部17の出力は、モニタ41に供給されるか、外部装置との通信を行うインタフェース部27を介して、外部装置に供給される。
更に、放送記録装置10は、データバスDBを介して制御部30に接続され、ユーザの操作やリモート・コントローラR(以下、リモコンRと称する)の操作を受ける操作部32を有している。ここで、リモコンRは、放送記録装置10の本体に設けられる操作部32とほぼ同等の操作を可能とするものであり、ハードディスクドライブの記録再生指示や、編集指示、又、チューナの操作、予約録画の設定等、各種設定が可能である。
又、図2に示すように、本発明の一実施形態に係る放送記録装置10の一時記録領域Aと保存領域Bとは、独立したハードディスクドライブ18a,19に設けられている場合も好適である。又、図3に示すように、本発明の一実施形態に係る放送記録装置10のハードディスクドライブ18bは、インタフェース25を介して着脱可能な外付けハードディスクドライブであることも好適である。更に、図4に示すように、内蔵のハードディスクドライブ18に加えて、更に外付けのハードディスクドライブ44を設け、保存領域Bをここに設けることも好適である。
(基本動作)
・放送コンテンツデータ再生
このような構成のデジタルテレビジョンである放送記録装置10において、ユーザのリモコンR又は操作部32の操作に応じた操作信号に従って、制御部30等の制御下において、放送信号を受信しBS/CSアナログチューナ12、地上波アナログチューナ部13、BS/CSデジタルチューナ14又は地上波デジタルチューナ部15からの放送コンテンツデータをモニタ41に表示する。
・記録処理
次に、記録時の動作について、他の実施形態も含めて詳細に説明する。放送記録装置10の入力側として、LAN等の通信部11は、外部機器と接続して、例えばモデムM等を介しインターネット等の通信路を経由して番組情報提供サーバS等と通信を行ったり、コンテンツデータ情報等をダウンロードしたりする。又、BS/CSアナログチューナ部12、地上波アナログチューナ部13、BS/CSデジタルチューナ14、地上波デジタルチューナ部15は、アンテナを介して放送信号を選局し復調して映像信号及び音声信号を入力する。又、必ずしも一つだけを設けるものではなく、例えば、地上波アナログ放送のチューナ部や、BS/CSチューナ部を2つ又は3つ以上を有し、予約録画の要求に応じて平行して機能させる場合も含んでいる。
又、先の通信部11は、IEEE1394インタフェースであってもよく、ネットワーク上の外部機器からデジタルコンテンツデータを受けることが可能である。又、図示しない入力端部から、輝度信号や色差信号、コンポジット等の映像信号、音声信号を受けることも可能である。これらは、制御部30等で制御されるセレクタ16により、入力が制御されて、エンコーダ部21に選択的に供給される。
エンコーダ部21は、セレクタ16により入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。更に、副映像エンコーダも含む。エンコーダ部21の出力は、所定のMPEG等の圧縮フォーマットに変換され、先の制御部30に供給される。
又、BS/CSアナログチューナ12等は、必ずしも内蔵されている必要はなく、データ入力端子を介して外付けされて、受信したデジタル信号を、セレクタ部16を介してエンコーダ部21や制御部30に供給することも好適である。
ここで図1の装置は、エンコーダ部21でエンコードされた情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)及び作成された管理情報を、又はデジタル情報をエンコードすることなく、制御部30を介してハードディスクドライブ18,19に供給し記録することができる。なお、BS/CSアナログチューナ部12、地上波アナログチューナ部13は、ここから出力される放送コンテンツデータをエンコーダ部21でエンコードして、ハードディスクドライブ18等に記録する。又、BS/CSデジタルチューナ14、地上波デジタルチューナ部15の場合は、出力された放送コンテンツデータは複数チャンネル分の放送コンテンツデータを含んでおり、分離部29により所望のチャンネルの放送コンテンツデータを分離し、更に、多重化部28により、複数チャンネル分の管理情報を分離した所望のチャンネル用の管理信号に書き換えるべく管理情報を多重処理する。又、アナログチューナ部からの放送コンテンツデータのようなエンコーダ部でのエンコード処理を行なうことなく、多重処理された放送コンテンツデータをそのままハードディスクドライブ18等に記録するものである。
データ編集部20により、ハードディスクドライブ18等に記録されている複数番組の放送コンテンツデータを、一部削除したり、異なる番組のオブジェクトをつなげたり、といった編集処理を行うこともできる。
・再生処理等
次に、主に記録された情報の再生処理について、他の実施形態も含めて詳細に説明する。MPEGデコーダ部23は、デコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサを備えている。
MPEGデコーダ部23の出力音声映像信号は音声映像処理部24に出力される。音声映像処理部24は、MPEGデコーダ部23からの出力音声映像信号にEPG等の映像を付加処理することで再生映像を生成する。当該再生映像は、セレクタ部17を介してモニタ41に表示される。セレクタ部17は、制御部30からのセレクト信号により制御される。これによりセレクタ部17は、各チューナ部12,13,14,15からのデジタル信号を直接モニタする時、エンコーダ部21をスルーした信号を直接選択することも可能である。
・予約録画処理
次に、予約録画処理について説明する。本実施例の予約録画部43では、通信部11等から取得した電子番組情報に基づきユーザがリモコンR等の操作で特定した番組に応じた録画予約処理を実行する。また、本実施例では、録画を実行するための予約録画情報を例えば一時記憶領域A等に記憶する。予約録画部43は、記憶された予約録画情報を参照することで、BS/CSアナログチューナ部12、地上波アナログチューナ部13、BS/CSデジタルチューナ部14、および地上波デジタルチューナ部15で受信した放送コンテンツデータを、予約時刻にハードディスクドライブ19等に記録する。
この実施形態の放送記録装置10は、このように総合的な機能を有しており、複数のソースに対して、ハードディスクドライブ18等に対する記録・再生処理を行うものである。又、ハードディスクドライブ18等の他に、データ編集部20等に図示しない光ディスクドライブを接続して、同様に記録・再生処理を行なうことも好適である。
<本発明の一実施形態であるループ録画及び保存録画処理>
次に、本発明の一実施形態であるループ録画及び保存録画処理を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
(ループ録画と保存録画)
初めに、本実施例におけるループ録画と保存録画の概要を説明する。
ループ録画とは、例えば、BS/CSアナログチューナ部12からの放送コンテンツデータをハードディスクドライブ18の一時記憶領域Aに書き込み、記憶するものであり、例えば所定の制限容量や制限時間の範囲でこの一時記憶領域Aに連続的に録画する方法である。ここで、書き込んだ容量が制限容量を超えた場合や録画時間が制限時間を越えた場合は、一時記憶領域Aに書き込まれた古いコンテンツデータから削除し、空いている記憶領域から新たなコンテンツデータを書き込む録画を行なっていき、これにより記憶容量の節約を行ないながら放送コンテンツデータの録画・再生処理を行う機能である。
しかしながら、ループ録画では、録画したが再生をしないままに、その後の他の放送コンテンツデータの録画により、放送コンテンツデータが上書きされ削除されてしまうという不具合がある。従って、このような場合を回避するために保存領域Bを用いる。具体的には、ループ録画中の放送コンテンツデータを対象として、又は、ループ録画を完了した放送コンテンツデータを対象として、放送コンテンツデータの保存領域Bへのコピー処理(又は移動処理)を行なうことにより、放送コンテンツデータを長期的に保存することができる。
しかし、一時録画領域に記録途中の放送コンテンツデータを保存領域へのコピー処理が行なわれる際に、更にループ録画が行なわれる場合もあり、ループ録画の進行によってはコピー処理中の放送コンテンツデータが、コピー処理がまだ完了していないにもかかわらず、削除されてしまうという不具合がある。例えば、このような状況下では、ユーザは保存対象の放送コンテンツデータにおける保存領域Bへのコピー処理が可能か否か事前に把握することができず、録画実行中或いは録画終了後に初めてコピー処理が不可であったことを理解し、利便性が悪い。
このような不具合等を回避し、録画処理に関する利便性を向上するべく、以下のようなフローチャート等で特定される実施形態を行なうことが好適となる。ここでは、図5、図6、及び図7を参照しながら、本実施例の録画に関する処理を説明する。
図5は、放送記録装置を操作するためのリモコン装置の一例を示す説明図である。図6は、同じく放送記録装置の保存録画処理の一例を示す説明図である。図7は、同じく放送記録装置の保存録画処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態は、放送コンテンツデータの一時記録領域Aへの録画処理中に、この一時記録領域A内の所定コンテンツデータを保存領域Bにコピー又は移動等の保存録画処理を行う場合、この保存録画処理が、当該所定コンテンツデータがループ録画によって削除されるまでに完了するか否か判別することにより、保存対象の放送コンテンツデータにおける保存領域Bへの保存録画処理が可能か否か、ユーザに事前に把握させる機能を有した放送記録装置である。
すなわち、本発明の一実施形態の放送記録再生装置10においては、例えば、地上波アナログチューナ部12等からの放送コンテンツデータを音声映像処理部24で生成した再生映像をモニタ41に表示している状態で、ユーザがリモコンのループ録画スイッチ51を押下することで、ループ録画が行なわれる(ステップS11)。
制御部30及びループ録画・保存録画制御部34は、ループ録画スイッチ51からの操作信号を受けると、地上波チューナ部13等からの放送コンテンツデータをエンコーダ部21に供給し、エンコーダ部21によりエンコードされた放送コンテンツデータは、データ編集部20を介して、ハードディスクドライブ18の一時記憶領域Aに記録される(ステップS12)。
ここで、本実施例の放送記録再生装置10では、例えば制御部30によって一時記憶領域Aに記録された各放送コンテンツデータにおける削除開始されるまで時間と、当該各放送コンテンツデータにおける保存領域Bへの保存録画処理に要する時間とを算出する。具体的に、例えば制御部30は、一時記憶領域Aに記録された各放送コンテンツデータの録画時間、ビットレート、及びコンテンツデータのコピー又は移動時の転送レート等の情報から、各放送コンテンツデータにおける削除開始されるまでの時間と、各放送コンテンツデータにおけるコピー又は移動等の保存録画処理の完了までに要する時間とを算出する(ステップS13)。
更に、ここで、ユーザによりリモコンの保存録画スイッチ52が押下されると(ステップS14)、制御部30は、S13で算出した一時記憶領域Aに記録された各放送コンテンツデータにおける削除開始されるまで時間と、当該各放送コンテンツデータにおける保存領域Bへの保存録画処理に要する時間とを参照することにより、S14で保存録画対象として選定された放送コンテンツデータが、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータであるか否かを判別する(ステップS15)。尚、ここでは、リモコンの保存録画スイッチ52押下前に放送コンテンツデータにおける保存録画処理の完了までに要する時間を算出する場合を示したが、これに限らず、リモコンの保存録画スイッチ52押下に伴い算出しても良いものとする。尚この場合は、現時点から判断して何時までの時間的余裕があるのかを算出するとともにユーザに通知する構成を備えるものとする。例えば後10秒以内に保存を開始すれば間に合うかを示した情報を通知することでユーザは所望のコンテンツデータについて保存開始のタイミングを計ることができる。
ここで、制御部30は、保存録画対象として選定された放送コンテンツデータの少なくとも一部が、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータであると判別した場合は(S15のYes)、この旨を表示画面等の出力手段を介して通知するとともに、当該コンテンツデータの保存録画処理を無効にする(S16)。尚、ここで保存録画処理の無効とは、放送コンテンツデータに関する保存領域Bへの保存録画処理を禁止することを示す。
また、S15の処理において制御部30は、保存録画対象として選定された放送コンテンツデータの少なくとも一部が、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータではないと判別した場合(S15のYes)、この旨を表示画面等の出力手段を介して通知するとともに、当該コンテンツデータを保存領域Bに保存(コピー又は移動)する(ステップS17)。
又、リモコンの保存録画スイッチ52が押下されずストップスイッチ53が押下されると(ステップS18)、そこでループ録画は終了となる。
これにより、本実施例では、保存録画処理の対象となった放送コンテンツデータが、削除されるまで保存を完了させることが可能なコンテンツデータであるか否か事前に判別することにより、当該放送コンテンツデータが現在のループ録画による削除される前に保存ができるコンテンツデータであるか否かをユーザに通知することができ、ユーザの利便性向上を実現する。例えば通知を受けたユーザは、保存録画処理をするときに、ループ録画を継続しながら保存録画処理できるのか、それともループ録画を中止しなければ保存録画処理できないかを保存録画処理を実行する前に知ることができる。
また、本実施例では、保存録画処理の対象となった放送コンテンツデータが、削除されるまで保存を完了させることが可能なコンテンツデータではないと判断した場合、当該コンテンツデータに関する保存領域Bへの保存録画処理を禁止する代わりに、ループ録画処理を中断させる機能を備える。この機能により、ユーザが現在ループ録画中のコンテンツデータより重要と考えるコンテンツデータの保存を優先することができる。また、本実施例では、或いはループ録画処理及び保存領域Bへの保存録画処理の何れか一方をユーザに選択させる機能を備えてもよい。
尚、ここでは、リモコンの保存録画スイッチ52の押下に伴い、保存録画対象として選定された放送コンテンツデータが、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータであるか否かを判別する場合を示したが、これに限らず、リモコンの保存録画スイッチ52の押下前であって電子番組表等型式で表示したタイミングで判別を行っても良い。このような構成によれば、ユーザはループ録画中に、現在一時記憶領域A内に保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータを一覧することができる。
以下では、判別結果を過去の電子番組表形式に示した場合の構成例を図8及び図9を参照しながら示す。図8は、複数のチャンネルを同時にループ録画した場合における、過去に録画された放送コンテンツデータのリスト410を過去の電子番組表形式で示した例である。図9は、過去の電子番組表形式で示した放送コンテンツデータのリスト410の中で、複数の保存録画対象421、422が選定された場合の例である。図10は、本実施例の放送記録装置の保存録画処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施形態では、過去に録画された放送コンテンツデータのリスト410を過去の電子番組表形式で示すことで、一時保存領域A内の放送コンテンツデータが、現在のループ録画における保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータであるか否か示す。本実施例の放送記録装置では、例えば過去にループ録画されて一時記憶領域Aに書き込まれた放送コンテンツデータを、番組表を過去方向に伸長させたGUIの録画リストとして表示させるとともに、アクセス可能に示す。
先ず、ユーザがリモコンのループ録画スイッチ51を押下することで、ループ録画が行なわれる(ステップS201)。
次に、制御部30及びループ録画・保存録画制御部42は、ループ録画スイッチ51からの操作信号を受けると、地上波チューナ部13等からの放送コンテンツデータをエンコーダ部21に供給し、エンコーダ部21によりエンコードされた放送コンテンツデータは、データ編集部20を介して一時記憶領域Aに記録される(ステップS202)。
ここで、リモコン等から録画リスト表示指示を受けると(ステップS203)、本実施例の放送記録再生装置10では、例えば制御部30によって一時記憶領域Aに記録された各放送コンテンツデータにおける削除開始されるまで時間と、当該各放送コンテンツデータにおける保存領域Bへの保存録画処理に要する時間とを算出する(ステップS204)。
次に、制御部30は、各放送コンテンツデータにおける削除開始されるまで時間と、当該各放送コンテンツデータにおける保存領域Bへの保存録画処理に要する時間とを参照することにより、録画リスト410に表示された各放送コンテンツデータが、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータであるか否かを其々判別する(ステップS205)。
そして、本実施例では、一時記憶領域A内の放送コンテンツデータであって既に一部が削除されているコンテンツデータ420を示す。例えば本実施例では、例えば図8に示すように番組表の一部をトーンダウンさせる。次に、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータを同様にトーンダウンさせて示す(ステップS206)。本実施では、トーンダウンして示された放送コンテンツデータについては、保存録画処理として選択不可(保存不可)となるようにする。
更にここで、ユーザによりリモコンの保存録画スイッチ52が押下されると(S207)、制御部30は、保存録画対象として放送コンテンツデータが複数選択されたか否か判別する(ステップS208)。
ステップS208において、保存録画対象として放送コンテンツデータが複数選択された場合(ステップS208のYes)、1つ目のコンテンツデータが選択された時点で、当該コンテンツデータの保存録画処理にかかる時間を加算して、他の放送コンテンツデータは保存録画処理が完了するまでに削除されてしまうか否か改めて判別する。このとき、保存録画処理の順序を変更すれば削除が開始される前に保存録画処理が完了するか否かについても各放送コンテンツデータで判別し、最適な順序を調整する(ステップS209)。例えば、図9に示すように保存録画処理対象として、放送コンテンツデータ421aの次に放送コンテンツデータ421bが選択された場合、保存録画処理に長い時間を要する放送コンテンツデータ421aを先に保存してしまうと、放送コンテンツデータ421bについては保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう可能性がある。本実施例では、このような状況を防ぐために削除が開始されるまでの時間・コンテンツデータの容量等を考慮し、保存の優先順位を適宜決定する。例えば、放送コンテンツデータ421aと比べて保存録画処理にかかる時間が短い放送コンテンツデータ421bを優先して保存開始すれば、放送コンテンツデータ421a及び放送コンテンツデータ421bともに削除前に保存を完了させることができる。このように本実施例では、保存録画処理対象が複数選択された場合、保存録画処理の順序を変更すれば削除が開始される前に保存録画処理が完了するか否かについても放送コンテンツデータ毎に判別することで、最適な順序を決定することができる。
次に制御部30は、保存録画対象として選定された放送コンテンツデータを保存領域Bに保存する(ステップS210)。そして、リモコンの保存録画スイッチ52が押下されずストップスイッチ53が押下されると(ステップS211)、そこでループ録画は終了となる。
尚ここでは、番組表の一部をトーンダウンさせることで、一時記憶領域A内の放送コンテンツデータであって既に一部が削除されているものを示したが、保存録画処理が完了するまでに削除されてしまう放送コンテンツデータを示す手段については、これに限らない。例えば、予め所定のマージン(所定時間・所定容量)を設定した上で、録画リストの表示時には、一時記憶領域A内に書き込まれた各放送コンテンツデータのうち、古い順に上記所定のマージンに含まれる放送コンテンツデータの表示を行わないようにしても良い。この手段について、図11及び図12を参照しながら説明する。
図11は、本実施例の放送記録装置のリスト表示対象となるコンテンツデータを示す説明図である。図12は、過去に録画された放送コンテンツデータのリストを過去の電子番組表形式で示した表示例である。
図11に示すように、ここでは所定のマージンを予め定めておく。当該マージンは時間や容量等で設定することができる。そして、ループ録画における上書きが実行されている時点(記憶領域)から上記マージン内に納まるコンテンツデータに関しては録画リスト410に表示させず、その他のコンテンツデータを表示させる。具体的には、図12に示すように、予め保存対象とならないコンテンツデータを録画リスト410に表示させず、保存対象となるもののみ表示させる。尚ここでは、上記マージン内に一部が納まるコンテンツデータに関しては、現時点では保存が可能であることを示すために斜線431で表示させた場合を示したが、表示形態はこれに限らない。
このような構成にすることで、ユーザには予め保存対象とならないコンテンツデータの存在を意識させず、保存対象となるもののみを直感的に把握させることができる。
これにより、本実施例では、保存録画処理の対象となった放送コンテンツデータが、削除されるまで保存を完了させることが可能なコンテンツデータであるか否か事前に判別することにより、当該放送コンテンツデータが現在のループ録画による削除される前に保存ができるコンテンツデータであるか否かをユーザに一覧を表示することで通知でき、ユーザの利便性向上を実現する。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本実施形態を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
11…通信部
12…BS/CSアナログチューナ部
13…地上波アナログチューナ部
14…BS/CSデジタルチューナ部
15…地上波デジタルチューナ部
18…ハードディスクドライバ
20…信号編集部
21…エンコーダ部
22…バッファ部
23…MPEGデコーダ部
24…音声映像処理部
26…ディスプレイ
27…I/F部
28…多重化部
29…分離部
30…制御部
32…操作部
33…表示部
41…モニタ
42…予約録画部
43…番組表生成部。
R…リモコン

Claims (15)

  1. 第1記憶部の空き領域にデータを書き込む第1書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを前記第1記憶部から順次削除する削除手段と、
    前記第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む第2書込手段と、
    前記削除手段による前記データが削除されるまでの第1の時間と、前記第2書込手段による前記データの書き込みに要する第2の時間とを比較し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも長いときに前記第2書込手段による書き込みを制限する制御手段と、
    を具備することを特徴とする制御装置。
  2. 第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを第1記憶部から順次更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記データの更新開始までの第1の時間と、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みに要する第2の時間とを比較して前記書込手段による前記データの書き込みが完了するか否か判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記第1の時間内に前記書込手段による前記第2記憶部への書込みが完了すると判断された場合、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みが可能であることを表示部に表示させる表示手段と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  3. 前記第1記憶部から前記第2記憶部へ書き込むデータの指定入力を受ける入力手段と、
    前記判別手段により前記第1の時間内に前記書込手段による書き込みが完了すると判断されなかった前記第1記憶部のデータを、前記入力手段で指定される対象から外す制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記第1記憶部のデータは、放送コンテンツデータであることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  5. 第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを第1記憶部から順次更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記データの更新開始までの第1の時間と、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みに要する第2の時間とを比較し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも長いときに前記更新手段により更新される前記第1記憶部のデータに対し、前記書込手段による書き込みを制限する制御手段と、
    を具備することを特徴とする制御装置。
  6. 前記第1記憶部から前記第2記憶部へ書き込むデータの指定入力を受ける入力手段を更に具備し、
    前記制御手段は、前記第1の時間内に前記更新手段により更新される前記第1記憶部のデータを、前記入力手段で指定される対象から外すことを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  7. 前記第1記憶部のデータのリストを表示装置に表示させる表示手段を更に有し、
    前記書込手段は、前記入力手段で受ける、前記表示装置に表示された前記映像の指定入力に伴い、該指定されたータを前記第2記憶部へ書き込むことを特徴とする請求項6記載の制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の時間内に前記更新手段により更新される前記第1記憶部のデータを、前記表示手段によってトーンダウンさせて前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  9. 前記第1記憶部のデータは、放送コンテンツデータであることを特徴とする請求項5記載の制御装置。
  10. 第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを第1記憶部から順次更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記データの更新開始までの第1の時間と、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みに要する第2の時間とを比較して前記書込手段による前記データの書き込みが完了するか否か判別する判別手段と、
    前記第1記憶部のデータのうち、前記判別手段により前記第1の時間内に前記書込手段による前記第2記憶部への書き込みが完了すると判断されなかったデータをトーンダウンさせて表示することにより他のデータと識別可能に表示部に表示させる表示手段と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  11. 前記第1記憶部のデータは、放送コンテンツデータであることを特徴とする請求項10記載の表示装置。
  12. 第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを第1記憶部から順次更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記データの更新開始までの第1の時間と、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みに要する第2の時間とを比較し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも長いときに前記更新手段により更新される前記第1記憶部のデータに対し、前記書込手段による書き込みを制限する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  13. 前記第1記憶部のデータは、放送コンテンツデータであることを特徴とする請求項12記載の電子機器。
  14. 表示画面を有した表示部と、
    第1記憶部のデータを第2記憶部に書き込む書込手段と、
    前記第1記憶部のデータを第1記憶部から順次更新する更新手段と、
    前記更新手段による前記データの更新開始までの第1の時間と、前記書込手段による前記データの前記第2記憶部への書き込みに要する第2の時間とを比較し、前記第2の時間が前記第1の時間よりも長いときに前記更新手段により更新される前記第1記憶部のデータに対し、前記書込手段による書き込みを制限する制御手段と、
    を具備することを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
  15. 前記第1記憶部のデータは、放送コンテンツデータであることを特徴とする請求項14記載のテレビジョン放送受信装置。
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