JP4703405B2 - 放電ランプ装置用アークチューブの製造方法 - Google Patents
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Description
一次ピンチシールされたガラス管の開口端側から発光物質等の所定の封入予定物を球状膨出部内に供給する封入物供給工程と、
一次ピンチシールされたガラス管の開口端側から第2の電極アッシーを挿入する第2の電極アッシー挿入工程と、
球状膨出部に封入物が供給されたガラス管の第2の電極アッシー挿入部位をピンチシールする二次ピンチシール工程と、を備えた放電ランプ装置用アークチューブの製造方法であって、
前記一次ピンチシール工程と前記二次ピンチシール工程との間に、ガラス管の少なくとも球状膨出部から二次ピンチシール予定領域までを500〜800℃で加熱する加熱脱水処理工程を設けるように構成した。
また、請求項1においては、前記第2の電極アッシー構成部材であるモリブデン製リード線には、長手方向途中にガラス管の内径より大きい幅の屈曲部が形成されて、第2の電極アッシーをガラス管内所定位置に自己保持できるように構成されており、前記加熱脱水処理工程および前記封入物供給工程前に、ガラス管の開口端側を下方に向けた形態で前記第2の電極アッシー挿入工程を行うように構成した。
(作用)第2の電極アッシーに、ガラス管内の長手方向所定位置に自己保持される機能(第2の電極アッシー構成部材であるモリブデン製リード線の屈曲部がガラス管内周面に圧接保持される機能)をもたせることで、第2の電極アッシー挿入工程,加熱脱水処理工程,封入物供給工程および二次ピンチシール工程をスムーズに遂行できる。
また、第2の電極アッシーを挿入する工程では、上方に向けたガラス管の開口端から第2の電極アッシーを下向きに挿入すると、リード線の屈曲部とガラス管とが擦れ合って削れたガラス片やモリブデン片が球状膨出部に落下して、製造されたアークチューブの密閉ガラス球内に異物として残り、フリッカー現象(アークの立ち消え)発生の原因や光束維持率(光色および光束)低下の原因となるが、下方に向けたガラス管の開口端から第2の電極アッシーを上向きに挿入するので、リード線の屈曲部とガラス管が擦れ合ってガラス片やモリブデン片が削れたとしても、これらは自重でガラス管内を落下し下方の開口端から自然にガラス管外に排出される。
なお、ガラス管の開口端側を下方に向けた形態で第2の電極アッシー挿入工程を行った後に、封入物供給工程を行う場合には、第2の電極アッシー挿入工程で下方を向いていたガラス管の開口端を上方に向けるが、第2の電極アッシーはガラス管内に自己保持されているので、第2の電極アッシーが勝手にガラス管内を移動してしまうこともない。
また、第2の電極アッシーを挿入した状態で加熱脱水処理工程が行なわれるので、二次ピンチシール工程では、ガラス管の内表面に付着している水分が除去された形態であることは勿論、第2の電極アッシー表面に付着している水分も確実に除去された形態でガラス管の第2の電極アッシー挿入部位がピンチシールされる。
(作用)第2の電極アッシーには、予め真空加熱処理等の加熱脱水処理が施されており、二次ピンチシール工程では、第2の電極アッシー表面に付着している水分も除去された形態で、ガラス管の第2の電極アッシー挿入部位がピンチシールされる。アークチューブの製造工程開始前に、第2の電極アッシーに予め加熱脱水処理を施している場合は、全く加熱脱水処理を施していない第2の電極アッシーを用いる場合に比べて、水分除去の効果はあるが、特に、アークチューブの製造が開始される直前や第2の電極アッシー挿入工程直前に第2の電極アッシーに加熱脱水処理を施した場合は、二次ピンチシール工程までに第2の電極アッシー表面に水分が再付着するおそれがない。
また、第2の電極アッシー挿入工程で発生したガラス片やモリブデン片といった異物が球状膨出部内に残ることがないので、製造されたアークチューブの密閉ガラス球に異物が混入するという不具合が低減し、アークチューブを製造する上での歩留まりが向上する。
また、第2の電極アッシー表面に付着している水分も確実に除去された形態で二次ピンチシールが行なわれるので、密閉ガラス球内の水分量が一層少なく、寿命低下につながるフリッカーの発生、起動電圧上昇やノイズ発生への影響が確実に回避されたアークチューブを製造できる。
A’ 二次ピンチシール側の電極アッシー
6 電極棒
7 モリブデン箔
8 リード線
8a リード線のM型の屈曲部
P 発光物質等の封入予定物のペレット
W ガラス管
w1 ガラス管の直線状延出部
w2 ガラス管の球状膨出部
10 水銀フリーアークチューブ
12 密閉ガラス球
13A 一次ピンチシール部
13A’ 二次ピンチシール部
60 円筒状ヒータ
Claims (2)
- 長手方向途中に球状膨出部が形成されたガラス管の第1の電極アッシー挿入部位をピンチシールする一次ピンチシール工程と、
一次ピンチシールされたガラス管の開口端側から発光物質等の所定の封入予定物を球状膨出部内に供給する封入物供給工程と、
一次ピンチシールされたガラス管の開口端側から第2の電極アッシーを挿入する第2の電極アッシー挿入工程と、
球状膨出部に封入物が供給されたガラス管の第2の電極アッシー挿入部位をピンチシールする二次ピンチシール工程と、を備えた放電ランプ装置用アークチューブの製造方法であって、
前記一次ピンチシール工程と前記二次ピンチシール工程との間に、ガラス管の少なくとも球状膨出部から二次ピンチシール予定領域までを500〜800℃で加熱する加熱脱水処理工程を設け、
前記第2の電極アッシー構成部材であるモリブデン製リード線は、長手方向途中にガラス管の内径より大きい幅の屈曲部が形成されて、第2の電極アッシーをガラス管内所定位置に自己保持できるように構成されており、前記加熱脱水処理工程および前記封入物供給工程前に、ガラス管の開口端側を下方に向けた形態で前記第2の電極アッシー挿入工程を行うことを特徴とする放電ランプ装置用アークチューブの製造方法。
- 前記第2の電極アッシー挿入工程に用いられる第2の電極アッシーは、予め加熱脱水処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ装置用アークチューブの製造方法。
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JP2006004328A JP4703405B2 (ja) | 2006-01-12 | 2006-01-12 | 放電ランプ装置用アークチューブの製造方法 |
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JP2007188691A JP2007188691A (ja) | 2007-07-26 |
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JPH02220328A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-09-03 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | ダブルエンド形高圧放電ランプの製造方法 |
JP2005183172A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Erebamu:Kk | 放電ランプ |
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JPH02220328A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-09-03 | Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh | ダブルエンド形高圧放電ランプの製造方法 |
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