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JP4793797B2 - 電化製品の種別に応じた情報を表示する情報処理装置、プログラム、システム、方法 - Google Patents

電化製品の種別に応じた情報を表示する情報処理装置、プログラム、システム、方法 Download PDF

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Description

本発明は、電化製品の種別に応じた情報を表示する情報処理装置、プログラム、システム、方法に関する。
近年、家庭内ネットワークに接続される電化製品として、コンピュータや電話機のみならず、デジタルテレビ、冷蔵庫、電話機、洗濯機等の家庭用電化製品全般が、適用可能となってきている。
さらに、近年のIT化により、家庭で使用される電化製品の絶対的な数も増加してきており、ユーザにとっては、全ての家庭電化製品を詳細に管理することが困難となってきている。
また、家庭電化製品を提供するメーカは、販売する電化製品をどのユーザが所有しているかを知りたい場合がある。仮に、電化製品を所有するユーザをメーカ側が把握していれば、その電化製品についてのリコール情報を通知したい場合、新聞、TV広告等の公共公告を利用せずに、直接、所有者であるユーザに通知をすることが可能である。
このような状況において、インターネットを経由したサポートサービスに加入して、家庭内の電化製品を管理する方法も開示されている(例えば、特許文献1)。また、現在、実際のメーカのユーザ情報の管理としては、各メーカのホームページにて、家庭電化製品の型名、シリアルナンバー等を入力させて、ユーザ情報を登録することが一般的である(例えば、非特許文献1)。
特開2007−305145号公報
株式会社東芝、"東芝デジタル商品お客様登録"、[online]、[平成21年10月26日検索]、インターネット<URL:http://room1048.jp/onetoone/login.jsp>
しかしながら、特許文献1の方法では、インターネットを経由したサポートサービスに加入することが条件となっており、非特許文献1の方法であっても、ユーザがインターネットでユーザ情報を自発的に登録することが必要となる。したがって、ユーザとしては、登録にメリットがない場合は、ユーザ登録をしないため、結果的に、メーカ側が家庭電化製品の所有者を特定することができなくなってしまう。
本発明者は、家庭電化製品のユーザを効果的に特定することができれば、リコール情報の通知の他にも、ユーザが所有する家庭電化製品に適した広告情報を、メーカが配信することも可能となることに着目した。例えば、家庭電化製品の新製品の発売を広告する対象として、同じシリーズの旧製品を所有しているユーザに対してのみ、広告を配信すれば、単に公衆に対して広告を行うよりも、広告効果を向上することが可能である。
本発明の目的は、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された種別の情報に基づいて、リコール情報、広告等の適切な情報を表示する情報処理装置、プログラム、システム、方法を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置であって、
前記電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段と、
前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
前記得点化手段の得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報とする電化製品種別決定手段と、
前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段と、
を備える情報処理装置。
(1)の発明は、情報処理装置は、電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信し、予め記憶された定義ファイルとパケットとを比較し、得点化(スコアリング)する。そして、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、電化製品の電化製品情報として、電化製品の種別を決定し、決定した電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報を取得する。
したがって、(1)の発明によれば、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された電化製品情報に基づいて、サーバから受信した出力情報(例えば、リコール情報、広告等)を取得することが可能となる。
(2) 前記出力情報取得手段が取得した出力情報データを、当該電化製品に送信する出力情報送信手段を備える(1)に記載の情報処理装置。
(2)の発明は、(1)の発明の情報処理装置が、出力情報データを種別が決定された当該電化製品に送信することで、例えば、その電化製品が、自身の製品に関する出力情報データを表示できるため、当該製品のリコール情報や当該製品の新製品情報を、その製品そのものが表示することができる。
(3) 通信可能な複数の出力デバイスが存在する場合には、前記出力情報データを表示する時間帯と、各出力デバイスの当該時間帯における電源が、過去においてオンであった回数に基づいて、送信する出力デバイスを選択し、選択した当該出力デバイスに出力情報データを送信する出力情報送信手段を備える(1)に記載の情報処理装置。
(3)の発明は、(1)の発明の情報処理装置が、通信可能な複数の出力デバイスが存在する場合には、出力情報データを表示する時間帯と、各出力デバイスの当該時間帯における電源が、過去においてオンであった回数に基づいて、送信する出力デバイスを選択し、選択した当該出力デバイスに出力情報データを送信する。
したがって、(3)の発明によれば、表示時間帯において過去に電源がオンである回数に基づいて、出力デバイスを選択するため、ユーザが最も視聴する可能性の高い出力デバイスに、出力情報データを出力することができる。
(4) 前記出力情報取得手段は、前記出力情報データを取得する際に、前記電化製品情報とともに、前記電化製品の使用状態に関するデータを送信し、当該使用状態に関するデータに基づいた出力情報データを取得する(1)乃至(3)に記載の情報処理装置。
(4)の発明は、(1)から(3)の情報処理装置が、出力情報データを取得する際に、電化製品情報とともに、電化製品の使用状態に関するデータを送信し、当該使用状態に関するデータに基づいた出力情報データを取得する。したがって、(4)の発明によれば、種別を決定した電化製品の使用状態に基づいた出力情報データを取得することができる。
(5) 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置に、
前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段、
前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段、
前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段、
前記得点化手段の得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報とする電化製品種別決定手段、
前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段、
として機能させるためのプログラム。
(5)の発明は、プログラムにより情報処理装置は、電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信し、予め記憶された定義ファイルとパケットとを比較し、得点化(スコアリング)する。そして、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、電化製品の電化製品情報として、電化製品の種別を決定し、決定した電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報を取得する。
したがって、(5)の発明によれば、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された電化製品情報に基づいて、サーバから受信した出力情報(例えば、リコール情報、広告等)を取得することが可能となる。
(6) 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置と、当該情報処理装置と通信可能に接続された機器認識サーバと、から構成される電化製品種別決定システムであって、
前記情報処理装置は、
前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段と、
前記パケットを前記機器認識サーバに送信することで、前記電化製品の種別に関する情報を要求する種別情報要求手段と、を備え、
前記機器認識サーバは、
前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置からの要求に応じて、前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
前記得点化手段の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報として、前記情報処理装置に送信する電化製品種別決定手段と、を備え、
さらに、前記情報処理装置が、前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段を備える電化製品種別決定システム。
(6)の発明は、電化製品種別決定システムの情報処理装置が、電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを機器認識サーバに送信することで、電化製品の種別に関する情報を要求する。そして、機器認識サーバが、電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶し、情報処理装置からの要求に応じて、パケットと電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する。そして、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、電化製品の電化製品情報として、情報処理装置に送信する。さらに、情報処理装置が、電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する。
したがって、(6)の発明によれば、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された電化製品情報に基づいて、サーバから受信した出力情報(例えば、リコール情報、広告等)を取得することが可能となるが、機器認識サーバにより電化製品種別の決定が行われるため、SaaS(Software as a Service)型で機器識別の処理を提供することが可能となる。
(7) 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置と、当該情報処理装置と通信可能に接続された機器認識サーバと、から構成される電化製品種別決定システムが実行する方法であって、
前記情報処理装置が、
前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信ステップと、
前記パケットを前記機器認識サーバに送信することで、前記電化製品の種別に関する情報を要求する種別情報要求ステップと、を実行し、
前記機器認識サーバが、
前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
前記情報処理装置からの要求に応じて、前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
前記得点化ステップの結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報として、前記情報処理装置に送信する電化製品種別決定ステップと、を実行し、
さらに、前記情報処理装置が、前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得ステップを実行する方法。
(7)の発明は、電化製品種別決定システムの情報処理装置が、電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを機器認識サーバに送信することで、電化製品の種別に関する情報を要求する。そして、機器認識サーバが、電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶し、情報処理装置からの要求に応じて、パケットと電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する。そして、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、電化製品の電化製品情報として、情報処理装置に送信する。さらに、情報処理装置が、電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する。
したがって、(7)の発明によれば、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された電化製品情報に基づいて、サーバから受信した出力情報(例えば、リコール情報、広告等)を取得することが可能となるが、機器認識サーバにより電化製品種別の決定が行われるため、SaaS(Software as a Service)型で機器識別の処理を提供することが可能となる。
本願発明によれば、ユーザからの登録操作を必要とせずに、ネットワークに接続された電化製品の機器識別を行い、機器識別された種別の情報に基づいて、リコール情報、広告等の適切な情報を表示する情報処理装置、プログラム、システム、方法を提供することが可能となる。
図1は、ネットワークシステム1の全体構成を示す図である。 図2は、情報処理装置50と電化製品20等の機能ブロック図である。 図3は、種別決定・出力情報送信処理のフローチャート図である。 図4は、MACアドレスの一例を示す図である。 図5は、MACアドレスメーカテーブルの一例を示す図である。 図6は、MACアドレス機種テーブルの一例を示す図である。 図7は、ポート番号の一例を示す図である。 図8は、ポート番号テーブルの一例を示す図である。 図9は、得点化処理と電化製品を特定する処理の一例を示す概念図である。 図10は、表示装置360に表示される画面イメージの一例を示す図である。 図11は、出力情報テーブルの一例を示す図である。 図12は、電源状態識別テーブルの一例を示す図である。 図13は、出力デバイスに表示した出力情報の一例を示す図である。 図14は、情報処理装置50のハードウェア構成の一例を示す図である。 図15は、機器認識サーバ500を備えるシステムにおける機能ブロック図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[第1実施形態]:[全体構成]
図1は、ネットワークシステム1の全体構成を示す図である。
ネットワークシステム1は、インターネット等の公衆回線網を含むネットワークシステム(ローカルネットワーク)であって、情報処理装置50と、電化製品20−a,20−b,20−cと、ローカルネットワーク2と、により構成される。情報処理装置50は、有線・無線LAN等のローカルネットワーク2を介して、電化製品20−a,20−b,20−cに通信可能に接続される。さらに、情報処理装置50は、出力情報提供サーバ300とインターネット等の公衆回線網3を介して通信可能に接続される。
電化製品20−a,20−b,20−cとは、ネットワーク接続機能を備える電化製品であって、例えば、テレビ20−a、電話機20−b、コンピュータ20−cに加えて、携帯電話、携帯情報端末、携帯型音楽プレーヤ、テレビ、オーディオコンポ、コンテンツ再生・録画プレーヤ、プリンタ、電話機、FAX機、コピー機、スキャナ機、MFP(多機能周辺装置、多機能プリンタ)等の情報家電のみならず、冷蔵庫、洗濯機、食器洗浄乾燥機、扇風機、エアコン、電気ストーブ、炊飯器、電子レンジ等の白物家電や、電気照明、サーバ、交換機、ルータ等も含む。
これらの電化製品20−a,20−b,20−cは、ローカルネットワーク2を介して、情報処理装置50とTCP/IP等のプロトコルで通信する機能を備える。電化製品20−a,20−b,20−cのうち、コンテンツを表示する装置である出力デバイスが含まれてよい。すなわち、出力デバイスとは、テキスト、動画、静止画像等のコンテンツを表示する機能を有する電化製品20である。図1の場合では、出力デバイスとは、テレビ20−a、パソコン20−cである。
[情報処理装置、出力情報提供サーバ、電化製品の機能]
図2は、情報処理装置50と電化製品20、出力情報提供サーバ300の機能ブロック図である。
情報処理装置50は、リクエストパケット送信手段51と、レスポンスパケット受信手段52と、定義ファイル記憶手段53と、得点化手段54と、電化製品種別決定手段55と、を備える。情報処理装置50は、制御部10、メインメモリ340(図14参照、図2に図示せず)を備えた情報機器であり、コンピュータであってよい。上記の各手段は、これを実現するプログラムがメインメモリ340に読み込まれて、制御部10により実行され実現される。すなわち、情報処理装置50は、上記手段を備える専用の情報機器でもよいし、パソコン、テレビ、ルータ等の他の機能を有する情報機器であってもよい。
リクエストパケット送信手段51は、後述するリクエストパケットを送信する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
レスポンスパケット受信手段52は、後述するレスポンスパケットを電化製品20より受信する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
定義ファイル記憶手段53は、後述する定義ファイルを記憶する機能を有し、ハードディスク390、メインメモリ340等により実現される。
得点化手段54は、定義ファイルに基づいて、各定義ファイルを得点化する機能を有し、制御部10、ハードディスク390、メインメモリ340等により実現される。
電化製品種別決定手段55は、最終的に電化製品の種別を決定する機能を有し、制御部10、ハードディスク390、メインメモリ340等により実現される。
出力情報取得手段58は、出力情報提供サーバ300から出力情報を取得する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
出力情報送信手段59は、出力情報提供サーバ300から取得した出力情報データを、ローカルネットワーク2に接続される電化製品20のうち、電化製品種別の決定した電化製品20又はいずれかの出力デバイスに送信する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
出力情報表示手段60は、情報処理装置50が液晶ディスプレイ等の表示装置360を有する場合に、出力情報提供サーバ300から取得した出力情報データを、情報処理装置50が自ら表示する機能を有し、表示装置360と、制御部10により実現される。
電化製品20は、CPUにより実現される制御部21と、通信I/Fにより実現される通信部24と、ハードディスク、メインメモリにより実現される記憶部22と、を少なくとも備え、液晶モニタ等の表示部23を備えていてもよい。電化製品20は、コンピュータであることを前提とするが、上記の構成を備えれば、一般的な家庭用電化製品又は業務用電化製品であってもよい。
出力情報提供サーバ300は、出力情報取得手段58からの出力情報取得要求に応じて、出力情報データベース305を検索し、検索した出力情報データを情報処理装置50に送信するコンピュータであり、ハードウェアの基本的な機能構成は、情報処理装置50と同一であってよい。
出力情報データとは、ローカルネットワーク2内に存在する電化製品20に関連したデータであって、ユーザに通知するデータである。例えば、電化製品20に関連した画像広告(バナー広告)、動画広告、テキスト広告、音声広告である。図11を参照すると、出力情報テーブルが示されるが、横軸の「条件」に対して、各機器名に対応する出力情報データが示されている。PC−01(コンピュータ20−c)に関連したデータとしては、初期設定として、PC−01の次の新製品に関する「PC−03広告.mp4」の内容が出力情報データに該当する。
出力情報データは、出力情報テーブルにおいて、表示する時間帯である表示時間帯と関係づけられている(図11参照)。表示時間帯は、出力情報データを提供するメーカ等が、ユーザの視認を望むために予め指定した時間帯である。表示時間帯が「10:00−11:00」である場合は、「10:00−11:00」に、該当する出力情報データを表示するという設定である。一方、表示時間帯が「取得時」である場合は、出力情報データを、情報処理装置50が取得したらすぐに、該当する出力情報データを表示するという設定である。
出力情報データベース305は、出力情報データや図11に示される出力情報テーブルが記憶されたデータベースである。
[種別決定・出力情報送信処理のフローチャート]
図3は、種別決定・出力情報送信処理のフローチャートである。まず、情報処理装置50のリクエストパケット送信手段51は、電化製品20に対して、リクエストパケットを送信する(ステップS10)。
リクエストパケットとは、電化製品20の種別を判別するためのレスポンスパケットを受信するために、情報処理装置50が、電化製品20に送信するパケットデータである。
リクエストパケットは、例えば、ARP(Address Resolution Protocol)、ICMP(Internet Control Message Protocol)、SNMP(Simple Network Manegement Procol)等のコマンドであってよく、uPnP(Universal Plug and Play)、DLNA(Digital Living Network Alliance)準拠のプロトコルであってよい。
なお、リクエストパケット送信手段51は、定期的に電化製品20に対して、リクエストパケットを送信する態様であってよい。すなわち、リクエストパケット送信手段51が、数十秒毎、数分毎、数時間毎に、リクエストパケットを送信することで、通信可能に接続された電化製品20を、所定のタイミングで検知する。
電化製品情報とは、電化製品に関する情報であって、電化製品の種別(電化製品の種類を特定するためのメーカ名、機器名等)が少なくとも含まれる情報である。
次に、情報処理装置50のレスポンスパケット受信手段52は、所定の電化製品20からレスポンスパケットを受信する(ステップS11)。
レスポンスパケットとは、電化製品20から送信されるパケットであって、電化製品20の種別を判別する、あるいは、電化製品20の種別を判別する手がかりとなる、パケットデータである。第1実施形態では、レスポンスパケットとは、情報処理装置50から送信されたリクエストパケットを受信した電化製品20から送信される応答パケットである。第3実施形態で、レスポンスパケットが、リクエストパケットの応答パケットでない場合について説明する。
次に、情報処理装置50は、定義ファイル参照処理を行う(ステップS12)。情報処理装置50の制御部10は、定義ファイル記憶手段53に記憶された定義ファイルを参照し、比較して、次の得点化処理(ステップS13)を行う。
定義ファイルとは、電化製品20ごとに予め定められたデータ(ライブラリ)であって、電化製品20の種別を特定するために必要なデータである。後述する図9を参照すると、定義ファイル(電化製品A定義ファイル)は、1以上の定義項目(X5,Y2,Z3)からなり、定義項目の一つ一つを得点化して比較し、電化製品20(この場合、電化製品A)を特定する。定義項目とは、一つのリクエストパケット及びレスポンスパケットで電化製品20の種別を特定するための定義データである。
次に、情報処理装置50の得点化手段54は、定義ファイルとレスポンスパケットを比較して、得点化(スコアリング)を行う(ステップS13)。
得点化について、図9を参照して説明する。情報処理装置50は、1以上のリクエストパケット(A1,B1,C1)を送信し、これに対するレスポンスパケット(X5,Y8,Z9)を受信する。そして、情報処理装置50は、定義ファイル記憶手段53に記憶された、電化製品毎の定義ファイル(電化製品A定義ファイル、電化製品B定義ファイル、電化製品C定義ファイル)の定義項目を参照し、レスポンスパケットと比較する。
例えば、リクエストパケットとして、ARPコマンドを送信し、このレスポンスをある電化製品20から受信した場合で説明する。ARPコマンドをターゲットの電化製品20に送信することで、ターゲットの電化製品20のMACアドレスの情報を含むパケットをレスポンスパケットとして受信する。
図4に示すように、MACアドレスは、48Bitの符号からなり、上位24BitがベンダーIDとして、ベンダー固有のIDが付与され、次の8Bitが機種IDである。
そして、定義ファイル記憶手段53には、電化製品毎の定義ファイルを構成するための、テーブルが記憶されていてよい。例えば、図5に示すように、MACアドレスメーカテーブルとして、上位24Bitの符号と、電化製品20のメーカ名(必ずしも、製造元のベンダー名でなくてよく、通信I/Fを備える電化製品20全体のベンダー(メーカ)名であってよい)と、得点化のためのポイントと、IDとが関係付けられている。さらに、図6に示すように、MACアドレス機種テーブルとして、上位24Bitの符号と、電化製品20の機種名と、得点化のためのポイントと、IDとが関係付けられている。
このMACアドレスメーカテーブルと、MACアドレス機種テーブルの、各要素を抽出することで、定義項目となり、電化製品毎の定義ファイルを構成する。例えば、MACアドレスメーカテーブルのID001が、電化製品A定義ファイルのX5(図9参照)(定義項目X5)に該当し、MACアドレス機器テーブルのID010が、電化製品A定義ファイルのY2(定義項目Y2)に該当する。
リクエストパケットとして送信されたA1のパケットを受けて、電化製品20は、レスポンスパケット(X5)を送信する。このレスポンスパケット(X5)と、電化製品Aの定義ファイルの定義項目を比較して、同一であれば、各テーブルを参照して、ポイントを付与する。
例えば、上記の例で、レスポンスパケットX5が、ターゲットのMACアドレスの情報を含むパケットであって、48Bitの符号が「04−A3−43−5F−43−23」である場合で説明する。上位24Bitが定義項目X5(ID001)と同一であるため、0.3のポイントを付与する。さらに、次の8Bitにおいても、定義項目(ID010)と同一であるため、0.3のポイントを付与する。したがって、電化製品A定義ファイルは、合計0.6ポイントを取得することができる。
なお、上記の例では、一のリクエストパケット(A1)に対して、レスポンスパケット(X5)により、2つの定義項目(ID001、ID010)に対して得点化しているが、このように、一のレスポンスパケットから複数の定義項目を得点化する態様であってよい。
次に、情報処理装置50は、レスポンスパケットY8を、電化製品A定義ファイルのY2と比較して、レスポンスパケットZ9を、電化製品A定義ファイルのZ3と比較して、各ポイントを取得する(図9参照)。電化製品A定義ファイルの総合点は、このようにして求めた全てのポイントを足し合わせたものである。これを、電化製品A定義ファイル、電化製品B定義ファイル、電化製品C定義ファイル・・と、全ての定義ファイルに対して算出する。
上記の説明では、レスポンスパケットX5と定義項目X5が同一である場合で説明したが、同一に限らず、類似度で判断してもよい。
類似度で判断する例として、レスポンスパケットX5の上位24Bitの上位16Bitまでが同一であれば0.2ポイントを付与し、上位8Bitまでが同一であれば、0.1ポイントを付与する態様(パケットの文字列の類似度で判断する)であってよい。このようにすることで、レスポンスパケットと定義項目の類似度が高いとポイントを高くするといったように、ポイントの値を調整することができる。
情報処理装置50は、複数種類のリクエストパケットを送信することで、複数のレスポンスパケットを電化製品20から受信する。
次に、情報処理装置50の電化製品種別決定手段55が、電化製品20(機器)の種別を決定する(ステップS14)。すなわち、上記のような得点化を、全ての定義ファイルで行い、取得した得点を比較して、得点が最も高い定義ファイルを抽出することで、電化製品20の種別を決定する。
例えば、前述の説明のように、電化製品A定義ファイル、電化製品B定義ファイル、電化製品C定義ファイル・・と、全ての電化製品ごとの定義ファイルに対して算出して、最も得点の高い電化製品の定義ファイルを抽出して、電化製品20を特定する。
図9を用いて説明すると、例えば、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と電化製品A定義ファイル(X5,Y2,Z3)のX5が同一であるため、電化製品A定義ファイルでは、0.6ポイントを取得するとする。これに対して、電化製品B定義ファイルの各定義項目(X1,Y7,Z1)は、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と、どれも同一ではないが、類似度を考慮して、0.3ポイントを取得できたとする。
そして、電化製品C定義ファイル(X5,Y8,Z8)は、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と、定義項目Y8が同一であるため、電化製品A定義ファイルでは、0.9ポイントを取得したとする。この場合には、電化製品AからCの定義ファイルのうち、電化製品Cの定義ファイルが最も高い総合点(0.9ポイント)であると決定し、定義ファイルCを抽出するため、電化製品20の種別は、電化製品Cと決定される。
一例として、電化製品A定義ファイルを、A社というメーカ名までの定義ファイルとして、電化製品B定義ファイルを、A社というメーカ名に加えて、機器の種別の一つである(AB−01)まで特定できる定義ファイルとする。この場合は、ある電化製品20が、A社製で、AB−01という種別である場合には、電化製品A定義ファイルよりも、電化製品B定義ファイルの方が、ポイントが高くなる。したがって、電化製品20は、総合点が高くなる、電化製品B(A社のAB−01)であると決定される。
逆に、ある電化製品20が、A社製で、BC−03という種別である場合には、BC−03であることは特定できないが、A社製というところまで、電化製品A又は電化製品Bの定義ファイルにより特定できる。したがって、機器名は特定できないが、少なくとも、メーカ名までは特定が可能であり、段階的に、電化製品情報を特定することができる。
MACアドレス以外の得点化のための判断要素として、図7、図8を用いてTCP/IPのポートにより判断する例について説明する。電化製品20ウェルノウンポートその電化製品20で特別に使用(バインド)されるポート番号の使用状況により、電化製品20の種別を特定する。
図7に示すように、電化製品Xは、ポート番号5000、5002番は、使用中であり、5001番は使用していないとする。例えば、NETSTATコマンドにより、このステイタスを検知する。そして、図8に示すように、定義ファイル記憶手段53に記憶されたポート番号テーブルを参照して、使用中(バインド中)のポート番号を比較して、ID100の定義項目との同一を判断して、ポイントを付与する。ポート番号5000番、5002番は、使用中であり、5001番は使用していない場合は、ポイントが0.2付与される。
NETSTATコマンドを使用する場合は、リクエストパケットとして、NETSTATコマンドが、相手となる電化製品20にパケットを送信してもよいが、第3実施形態で説明するように、情報処理装置50は、電化製品20から、ブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを予め受信しており、これらの受信したパケットを利用して、NETSTATのコマンド結果を得てもよい。
すなわち、情報処理装置50が、リクエストパケットとなるNETSTATコマンドを、電化製品20に対して送信しなくても、これまでに受信していた電化製品20から送信されるブロードキャスト又はマルチキャストのパケット(ポート番号のバインド状態を通知するパケット等)に基づいて、上記の得点化処理が実現されてもよい。
なお、ポイントの付与は、ポート番号テーブルのポート番号とバインドの状態が完全に同一の場合のみではなく、存在するポートの何割が使用中であり、何割が不使用であるかということを判別して、使用程度(使用程度が完全に同一ではないが類似の程度)に応じてポイントが付与されてもよい。例えば、テーブルとして、ポートの使用程度とポイントが対応付けられて予め記憶されているとする。この場合、ポート番号5000、5002番は、使用中であり、5001番は使用していないときに、66%のポートが使用中である。したがって、66%のポートが使用中のときに、テーブルを参照して、所定のポイントを付与するといった処理である。
さらに、OS(Operating System)のバージョンを確定して、ポイントの付与を実行してもよい。例えば、第3実施形態で説明するように、ブロードキャストに送信されるレスポンスパケットとして、nbns(Net BIOS Name Server)パケットを受信して、OSのバージョン情報を取得し、これに基づいて、OSを特定し、特定されたOSのバージョンに基づいて、ポイントが付与されてもよい。
例えば、電化製品AB−01の定義ファイルに、定義項目として、「OSのバージョンが「X型」を使用している場合には、ポイントを0.5加算する」と登録されているとする。このとき、nbnsパケットにより、OSのバージョンが「X型」と特定されれば、電化製品AB−01のポイントを0.5加算するという態様である。
図10は、情報処理装置50が、表示装置360を有する場合に、ローカルネットワーク2に接続された、電化製品20−a,20−b,20−c,20−dの電化製品情報(メーカ名、機器名)がアイコンとともに表示されたことを示す画面イメージ図である。電化製品情報が特定されると、リアルタイムに、この画面に電化製品情報が表示される。
情報処理装置50の出力情報取得手段58は、種別決定処理が終了後に、出力情報取得処理を実行する(ステップS15)。すなわち、出力情報取得手段58は、出力情報取得要求を出力情報提供サーバ300に行う。そして、出力情報提供サーバ300は、出力情報取得手段58から電化製品情報を取得して、電化製品情報に基づいて出力情報データを、出力情報データベース305に対して検索する。例えば、図11の出力情報テーブルに基づいて、出力情報データベース305を検索し、検索した出力情報データを出力情報取得手段58に通知する。ここでは、出力情報取得手段58は、電化製品情報として機器名「PR−01」であって、「条件」が「初期設定」の場合には、出力情報データ「PR−05広告.mp4」を取得する。
ここで、「条件」とは、出力情報提供サーバ300が検索し、決定する出力情報データの選択条件であって、例えば、条件として、「初期設定」の出力情報データが原則的に検索され、決定されるが、「リコール情報」に出力情報データが存在する場合は、例外的に、リコール情報に関係づけられた出力情報データが、検索される。例えば、メーカ側でリコールが発生した場合は、図11の出力情報テーブルのリコール情報に、メーカ側が、リコール情報に関するデータを予め関係づけておく(例えば、TV−01でリコールが発生し、「メッセージ01.txt」が対応するリコール情報の出力情報データ)。これにより、出力情報データとして、リコール情報を情報処理装置50に取得させることができる。
なお、情報処理装置50は、リクエストパケット、レスポンスパケットの送受信により電化製品20の使用状態に関するデータ(使用状態データ)を生成しておき、この使用状態データを電化製品情報とともに、送信してもよい。すなわち、電化製品20に「PINGコマンド」をリクエストパケットとして定期的に送信することで、電化製品20の電源のオン・オフの使用状態を把握することができる。したがって、例えば、情報処理装置50は、ある電化製品20が、1週間等の所定期間に、電源がオフされていたか否かを示す使用状態をデータ(使用状態データ)として生成する。情報処理装置50は、この使用状態データを、電化製品情報とともに、送信する。
図11の横軸の「条件」において、「1週間 電源オフ」の列は、情報処理装置50から、この使用状態データを受信した場合に、使用状態データが「1週間 電源オフ」であることを示す場合に参照される項目である。例えば、機器名「PC−01」が、PINGコマンドにより、1週間、電源オフであるとする。この場合、情報処理装置50が1週間電源オフであることを示す使用状態データを生成した場合は、出力情報提供サーバ300が「BA−01広告.mp4」を検索し、出力情報データと決定する。例えば、PC−01は、1週間、電源がオフであるコンピュータであるため、ユーザに飽きられてしまったコンピュータである可能性があり、「BA−01広告.mp4」として、PC−01とは異なる仕様や機能、デザイン等を備えるコンピュータの広告を送信することであれば、広告効果が向上できる可能性がある。
使用状態データは、上述のように、所定期間、電源オフであることを示すデータのみならず、電化製品20の使用状態を示すデータであればよく、例えば、電化製品20が使用する消耗品がなくなっていることを示すデータ(例えば、トナー切れ、印刷用紙切れ)等を示すデータであってもよい。この場合に、情報処理装置50が取得する出力情報データとして、消耗品の広告情報であれば、広告効果が向上できる可能性がある。
次に、情報処理装置50は、取得した出力情報データを送信又は(及び)表示する出力処理を実行する(ステップS16)。情報処理装置50が、表示装置360を有する場合は、取得した出力情報データを指定された表示時間帯に情報処理装置50が表示装置360に表示する。
さらに、好適な実施形態として、情報処理装置50が、取得した出力情報データを種別が決定された電化製品20に送信し、この電化製品20が、出力情報データを受信して、指定した表示時間帯に表示する。この場合には、種別が決定された当該電化製品20に、自身の製品に関する出力情報データを表示できるため、当該製品のリコール情報や当該製品の新製品情報を、その製品そのものが表示することができる。
また、他の実施形態として、取得した出力情報データを種別が決定された電化製品20に送信せずに、ユーザが最も視聴する可能性が高い電化製品20である出力デバイスに送信する場合について、説明する。
ローカルネットワーク2に接続される出力デバイスが複数ある場合は、情報処理装置50は、出力デバイスごとに、図12に示される電源状態識別テーブルを生成する。すなわち、出力デバイス(PC−01、TV−01)ごとに、電源がオンになった時間及びオフになった時間を1時間ごとに集計し、その時間帯のオン回数を集計する。
情報処理装置50は、上述のように、電化製品20である出力デバイスに対して、「PINGコマンド」をリクエストパケットとして、定期的に送信するため、出力デバイスがオンであるか否かを判別して、電源オンの回数を集計し、電源状態識別テーブルを更新することができる。例えば、情報処理装置50は、5分ごとに、このリクエストパケットを出力デバイスへ送信して、電源のオン・オフのデータを集計する。
図12の例によれば、10:00−11:00には、7日前(1週間前)は、PC−01において、10:25に電源をオンしており、2日前は、10:30に電源をオンしており、昨日は、10:25に電源をオンしている。したがって、オン回数は、過去である7日前、2日前、昨日で、合計3回である。一方、TV−01は、10:00−11:00には、いずれの日も電源をオンにしていないため、オン回数は、合計0回である。したがって、ユーザの習慣として、10:00−11:00は、PC−01を起動し、画面を視認している可能性が高く、TV−01は視認していないと判断できる。
したがって、情報処理装置50は、電源状態識別テーブルに基づいて、出力情報データを取得した際に、出力情報と関係づけられた表示時間帯を参照し、その表示時間帯における電源オン回数が最も大きい出力デバイスを選択する。
図12の例によれば、表示時間帯が、「11:00−12:00」に指定されている場合は、PC−01が出力デバイスとして選択されるが、「12:00−13:00」に指定されている場合は、TV−01の方が、電源オン回数が大きいため、TV−01が出力デバイスとして選択される。
情報処理装置50は、選択された出力デバイスに、該当する出力情報データを送信する。そして、出力情報データを受信した出力デバイスが、出力情報データを表示する。図13は、出力情報データ100を出力デバイス(TV−01)20−aに、PC−01の出力情報データを表示した一例である。PC−01の電源を1週間入れていないとすると、情報処理装置50が、電化製品情報(PC−01)とともに、PC−01の使用状態データとして、1週間、電源をオンしていないというデータを出力情報提供サーバ300に送信する。そして、情報処理装置50が出力情報データとして、図11の出力情報テーブルに基づいて、「BA−01広告.mp4」を取得する。
情報処理装置50は、出力情報データ(「BA−01広告.mp4」)とともに表示時間帯(「12:00−13:00」)を取得し、表示時間帯に基づいて、出力デバイスを選択する。この場合、表示時間帯が「12:00−13:00」であるから、図12の電源状態識別テーブルに基づいて、出力デバイスとして「TV−01」を選択する。情報処理装置50は、時刻が「12:00―13:00」の時間帯になることを確認し、例えば、12:00になった場合は、情報処理装置50は、「TV−01」に、PC−01のための出力情報データ「BA−10広告.mp4」を送信し、TV−01が「BA−10広告.mp4」を受信し、表示する。
なお、上述の種別決定・出力情報送信処理では、出力情報の送信・表示処理(ステップS16)が、電化製品20の種別決定処理(ステップS14)の直後に実行されることを前提としているが、一度、種別決定処理(ステップS14)が実行されて、電化製品の機器名が決定され、機器名が情報処理装置50に記憶されていれば、出力情報取得処理(ステップS15)、出力情報送信・表示処理(ステップS16)の実行タイミングは、任意であってよい。例えば、1週に1回等のタイミングで、出力情報取得処理(ステップS15)、出力情報送信・表示処理(ステップS16)が定期的に実行され、その都度、異なる出力情報が表示されてよい。
[ハードウェア構成図]
図14は、情報処理装置50のハードウェア構成を示す図である。本発明が実施されるサーバは標準的なものでよく、以下に構成の一例を示す。
情報処理装置50は、制御部10を構成するCPU310(マルチプロセッサ構成ではCPU320等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン490、通信I/F(I/F:インターフェイス)330、メインメモリ340、BIOS(Basic Input Output System)350、表示装置360、I/Oコントローラ370、キーボード及びマウス等の入力装置380、ハードディスク390、光ディスクドライブ400、並びに半導体メモリ420を備える。なお、ハードディスク390、光ディスクドライブ400、並びに半導体メモリ420をまとめて記憶部120と呼ぶ。
制御部10は、情報処理装置50を統括的に制御する部分であり、ハードディスク390に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
通信I/F330は、情報処理装置50が、上述したローカルネットワーク2を介して電化製品20と情報、データを送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F330は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
BIOS350は、情報処理装置50の起動時にCPU310が実行するブートプログラムや、情報処理装置50のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
表示装置360は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
I/Oコントローラ370には、ハードディスク390、光ディスクドライブ400、及び半導体メモリ420等の記憶装置である記憶部120を接続することができる。
入力装置380は、情報処理装置50の管理者による入力の受付けを行うものである。
ハードディスク390は、本ハードウェアを情報処理装置50として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するテーブル及びレコードを記憶する。なお、情報処理装置50は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
光ディスクドライブ400としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は、各ドライブに対応した光ディスク410を使用する。光ディスク410から光ディスクドライブ400によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ370を介してメインメモリ340又はハードディスク390に提供することもできる。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、情報処理装置50は、制御部10、記憶部120等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
[第2実施形態:機器認識サーバ]
上記の第1実施形態では、情報処理装置50が電化製品20の種別を決定する実施態様について説明したが、これに限られず、電化製品20の種別を、公衆回線を介して接続された機器認識サーバ500が決定する態様を第2実施形態として、以下に説明する。
図15に示すように、電化製品種別決定システム5は、情報処理装置50と、電化製品20と、機器認識サーバ500とから構成される。好適な実施形態では、電化製品20と情報処理装置が、ローカルネットワーク(ホームネットワーク)で通信可能に接続され、機器認識サーバ500とは、公衆回線(インターネット等)を介して、通信可能に接続されている。
情報処理装置50は、リクエストパケット送信手段51と、レスポンスパケット受信手段52と、電化製品種別情報要求手段56と、電化製品種別情報受信手段57と、を備える。情報処理装置50のハードウェア構成は、第1実施形態と同様である。情報処理装置50は、例えば、Java(登録商標)VM(Java Virtual Machine)とOSGi(Open Services Gateway Initiative)フレームワークが動作する機器上でならば動作させることが可能である。
リクエストパケット送信手段51は、電化製品20に対して、リクエストパケットを送信する機能を有し、通信I/F330(図11参照)と、制御部10により実現される。
レスポンスパケット受信手段52は、電化製品20からレスポンスパケットを受信する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
電化製品種別情報要求手段56は、機器認識サーバ500に対して、電化製品種別を特定する情報(電化製品情報)を要求する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。具体的には、情報処理装置50から、電化製品20に送信されたリクエストパケット、これに対して電化製品20が応答したレスポンスパケットを機器認識サーバ500に送信して、電化製品情報を要求する。
電化製品種別情報受信手段57は、機器認識サーバ500が特定した電化製品種別を特定する情報(電化製品情報)を受信する機能を有し、通信I/F330と、制御部10により実現される。
出力情報取得手段58、出力情報送信手段59、出力情報表示手段60は、第一実施形態と同様の機能を有するが、出力情報取得手段58は、機器認識サーバ500が特定した電化製品情報に基づいて、出力情報提供サーバ300に対して出力情報を要求して、取得する。
機器認識サーバ500は、情報処理装置50からの要求を受付ける要求受付手段501と、得点化手段502と、定義ファイルデータベース503と、電化製品種別決定手段504と、を備える。機器認識サーバ500は、コンピュータであり、ハードウェアの基本的な構成は、情報処理装置50と同一であってよい。
要求受付手段501は、情報処理装置50からの電化製品情報の要求を受け付ける機能を有し、制御部と通信I/Fにより実現される。具体的には、情報処理装置50から、電化製品20に送信されたリクエストパケット、これに対して電化製品20が応答したレスポンスパケットを情報処理装置50から受信し、得点化手段502に処理を促す。
得点化手段502は、定義ファイルに基づいて、各定義ファイルを得点化する機能を有し、制御部、ハードディスクにより実現される。本機能は、第1実施形態の得点化手段54と同様である。
定義ファイルデータベース(定義ファイル記憶手段)503は、後述する定義ファイルを記憶するデータベース機能を有し、制御部、ハードディスクにより実現される。本機能は、第1実施形態の定義ファイル記憶手段53と同様であるが、定義ファイルデータベース503は専用のサーバであることから、情報処理装置50で管理するよりも、取扱うことが可能な定義ファイルのデータ量を多くすることが可能である。なお、データベース言語として、SQLを使用してもよい。
電化製品種別決定手段504は、最終的に電化製品の種別を決定し、情報処理装置50に送信する機能を有し、制御部、ハードディスクにより実現される。本機能は、第1実施形態の電化製品種別決定手段55とは、最終的に決定された電化製品の種別についての情報である電化製品情報を、情報処理装置50に送信する機能を除いて、同様である。
電化製品20は、第1実施形態と同様の機能構成である。
電化製品20が通信可能に接続された情報処理装置50と、情報処理装置50と通信可能に接続された機器認識サーバ500と、から構成される電化製品種別決定システム5が以下を実行する。
情報処理装置50が、電化製品20に対して、所定のリクエストパケットを送信するリクエストパケット送信ステップと、リクエストパケットを送信した電化製品20から、この電化製品20の種別を判別するためのレスポンスパケットを受信するレスポンスパケット受信ステップと、レスポンスパケットを機器認識サーバ500に送信することで、電化製品20の種別に関する情報を要求する種別情報要求ステップと、を実行する。
これに対して、機器認識サーバ500が、電化製品20ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、情報処理装置50からの要求に応じて、レスポンスパケットと電化製品20ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、得点化ステップにより得点が高い定義ファイルを抽出し、定義ファイルの電化製品情報を、電化製品20の電化製品情報として、情報処理装置50に、電化製品情報を送信する電化製品種別決定ステップと、を実行する。
次に、情報処理装置50の電化製品種別情報受信手段57は、機器認識サーバ500より電化製品情報を受信し、情報処理装置50の出力情報取得手段58が、第一実施形態と同様に、出力情報提供サーバ300に出力情報を要求し、取得する。その後、出力情報送信手段59又は(及び)出力情報表示手段60が、第一実施形態と同様に、出力情報を出力する。したがって、電化製品の種別決定までを、SaaS(Software as a Service)型に提供することができる。
なお、第二実施形態によれば、通信可能に接続された電化製品の種別(電化製品の種類を特定する機器名等)を、ユーザが関与することなく自動的に特定することが可能であるが、さらに、機器認識サーバ500が電化製品情報を決定するため、定義ファイルが新たに更新されても、機器認識サーバ500の定義ファイルデータベース503のみを更新すればよく、情報処理装置50の定義ファイルを更新する必要がない。
すなわち、情報処理装置50は、ユーザの家庭や企業内に少なくとも1台配置されるため、これらの個々の情報処理装置50の定義ファイルを更新することは、効率的ではない場合がある。これに対して、機器認識サーバ500の定義ファイルデータベース503のみの更新で、更新を行うことができるため、結果として、電化製品20の種別を決定するための情報の管理の一元化を図ることが可能である。定義ファイルは、電化製品20の種別が増える度(新しい電化製品20がリリースされるたび)に更新されるため、一元化により利便性が大いに高まる。
[第3実施形態:パッシブパケットの実施態様]
第3実施形態では、情報処理装置50が、リクエストパケットを電化製品20に対して送信せずに(情報処理装置50がリクエストパケット送信手段51を備えない)、種別決定処理(ステップS11からS14)を実行する実施形態である。
すなわち、電化製品20が所定のタイミングで情報処理装置50に対して送信するブロードキャストのパケット及び、マルチキャストのパケット(パッシブパケット)を、(レスポンス)パケットとして処理を行う。
情報処理装置50は、電化製品20の種別を決定する際に、電化製品20に対してリクエストパケットを送信することなく、電化製品20からブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを受信して、これらのパケットに基づいて、定義ファイルを参照し、得点化処理を行い、電化製品20の種別を決定する(図3の種別決定処理のステップS12からS14)。
ブロードキャストのパケットとは、ネットワーク上にある、全ての端末に対して、同時に送信するデータパケットである。マルチキャストのパケットとは、ブロードキャストのパケットのように、全ての端末ではないが、ネットワーク上の所定の複数の端末に、同時に送信するデータパケットである。
例えば、パッシブパケットであるnbnsパケットを受信して、OSのバージョン情報を取得し、これに基づいて、OSを特定し、特定されたOSのバージョンに基づいて、ポイントが付与されてもよい。例えば、電化製品AB-01の定義ファイルに、定義項目として、「OSのバージョンが「X型」を使用している場合には、ポイントを0.5加算する」と登録されているとする。このとき、nbnsパケットにより、OSのバージョンが「X型」と特定されれば、電化製品AB-01のポイントを0.5加算するという態様である。
なお、情報処理装置50が、複数種類のブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを受信して、個々に得点化した総合点に基づいて、電化製品20を特定してもよい。
情報処理装置50が、リクエストパケットを送信し、これに対するレスポンスパケットを受信して得点化処理を行った結果と、ブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを受信して得点化処理を行った結果と、を組み合わせて、電化製品20の種別を特定してもよい。
機器認識サーバ500が電化製品20の種別を決定する場合も同様に、情報処理装置50が、電化製品20に対してリクエストパケットを送信することなく、電化製品20からブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを受信して、これらのパケットに基づいて、機器認識サーバ500が得点化処理を行い、電化製品20の種別を決定してもよい。
[ユーザからの補助入力]
上記実施形態によれば、情報処理装置50又は機器認識サーバ500により、電化製品20の種別が決定されるが、ユーザからの補助的なデータ入力を受付けて、このデータに基づいて、種別が決定されてもよい。例えば、ユーザが電化製品20に関するデータ(例えば、メーカ名)を認識している場合は、ユーザが電化製品20に関するデータを、情報処理装置50又は機器認識サーバ500が受付けて、このデータと得点化の結果に基づいて電化製品の種別を決定する。すなわち、情報処理装置50又は機器認識サーバ500は、得点化の前に、ユーザからの入力データにより、例えば、メーカ名を決定し、決定されたメーカ名に関する定義ファイルのみを参照し、他のメーカ名を含む定義ファイルの参照を行わないで、種別を決定する。
ここで、メーカ名の入力は、電化製品20、情報処理装置50又は機器認識サーバ500いずれかに対するユーザによるテキスト入力であってもよいし、デジタルカメラで撮影した画像から文字認識を行い、この文字からメーカ名を抽出し、このメーカ名のデータを利用してもよい。すなわち、情報処理装置50又は機器認識サーバ500は、デジタルカメラで撮影した画像の入力を受けて、この画像の文字認識を行い、この電化製品20に関する情報をテキスト文字として抽出する。この抽出したテキスト文字を、入力データとして利用する。
ここで、電化製品20のメーカ名までは決定ができるが、電化製品20の機器名までは決定できないといった、最終的な種別の決定ではなく、段階的な決定までが可能である場合がある。このような場合に対応するために、例えば、「メーカ名は○×で特定できましたが、機器名が不明ですので、機器名の入力をお願いします。」といった、質問形式で、ユーザに問いかけるウィザードを表示してもよい。すなわち、メーカ名までが、決定できるが、機器名が決定できない場合には、この質問メッセージを表示するように構成する。ここで、質問する内容は、機器名に限られず、電化製品20の種別(デジタルテレビ、記録媒体再生レコーダー等)を問いかけてもよいし、想定される電化製品20の、大きさ、色彩、形状を問いかけてもよい。この場合は、予め当該電化製品20と、大きさ、色彩、形状等が対応づけて記憶され、これらに対する応答を得ることで、機器名等の識別が可能となっている。問いかける場合に、決定される候補となる電化製品20のアイコン(画像)が、複数、表示されて、ユーザからアイコンの選択を受け付ける形であってもよい。
また、入力データは、上述のメーカ名に限定されることなく、商品名、ロゴマーク、ハウスマーク、型名等であってよい。この場合は、使用される商品名、ロゴマーク、ハウスマーク、型名等が、定義項目を構成し定義ファイルとして予め記憶されていることを前提としている。逆に、ユーザから入力されたデータが定義項目として記憶され、定義ファイル等のデータベースの更新に使用されてよい。
結果として、このように、ユーザから電化製品20の補助的な情報を受けることで、種別決定の処理時間を短縮し、的確な種別に決定することが可能となる。
[HTTPのパケットキャプチャ]
情報処理装置50がルータの場合は、電化製品20が公衆回線(インターネット)等の外部ネットワークに接続する際に、情報処理装置50を経由して、アクセスが行われる。したがって、情報処理装置50が、電化製品20から外部ネットワークへの要求パケットを取得(キャプチャ)し、このパケットを分析することで、電化製品20の種別を決定してもよい。すなわち、クライアント端末となる電化製品20が、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)要求パケットを送信して通信を行う際に、最初の要求パケットから通信が終了するまでのパケットのうちの全部又は一部を電化製品20の種別の決定に利用してもよい。
例えば、電化製品20が、デジタルテレビである場合に、デジタルテレビの種別によっては、閲覧、再生可能なコンテンツに違いがある場合がある。デジタルテレビAであれば、Webページ閲覧機能、ビデオ再生機能及びレンタルビデオ再生機能を有するが、デジタルテレビBであると、Webページ閲覧機能のみを有するといった場合である。したがって、電化製品20が、ビデオ再生機能の再生要求のパケットを送信し、これを情報処理装置50がキャプチャした場合は、電化製品20は、デジタルテレビBではなく、デジタルテレビAであると決定する。このように再生可能なコンテンツの違いに応じて、要求するパケットの種類に応じて、電化製品20の種別を決定してもよい。
[種別決定の手掛かりとなる他の情報について]
電化製品20の種別を決定するにあたって、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)クライアントの種別を分類することで、電化製品20の種別を決定することも可能である。
IPv6(Internet Protocol Vertion 6)に対応した電化製品20であるか否かの情報を利用することも可能である。
メーカ独自のプロトコルを使用することで、ネットワーク内の電化製品20間の通信を確立する場合がある。例えば、NAS(Network Attached Strage)と、パソコンを(LAN等の)ネットワークに接続すると、パソコンが、NASを探知し、接続するためのメーカ独自のパケットを送信する場合がある。この場合に、情報処理装置50が、メーカ独自のパケットを取得して、種別を決定してもよい。
各電化製品20の消費電力を時系列でグラフとして形成した消費電力波形に基づいて、電化製品20の種別を決定してもよい。すなわち、消費電力の波形は、電化製品20の種別に応じて異なるため、予め電化製品20毎の消費電力の波形を記憶しておき、記憶された波形と比較することで、電化製品20を特定してもよい。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が、所定のアプリケーションプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。アプリケーションプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からアプリケーションプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 ネットワークシステム
5 電化製品種別決定システム
20 電化製品
50 情報処理装置
500 機器認識サーバ

Claims (7)

  1. 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置であって、
    前記電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
    前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
    前記得点化手段の得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報とする電化製品種別決定手段と、
    前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記出力情報取得手段が取得した出力情報データを、当該電化製品に送信する出力情報送信手段を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 通信可能な複数の出力デバイスが存在する場合には、前記出力情報データを表示する時間帯と、各出力デバイスの当該時間帯における電源が、過去においてオンであった回数に基づいて、送信する出力デバイスを選択し、選択した当該出力デバイスに出力情報データを送信する出力情報送信手段を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力情報取得手段は、前記出力情報データを取得する際に、前記電化製品情報とともに、前記電化製品の使用状態に関するデータを送信し、当該使用状態に関するデータに基づいた出力情報データを取得する請求項1乃至3に記載の情報処理装置。
  5. 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置に、
    前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段、
    前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段、
    前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段、
    前記得点化手段の得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報とする電化製品種別決定手段、
    前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置と、当該情報処理装置と通信可能に接続された機器認識サーバと、から構成される電化製品種別決定システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケットを前記機器認識サーバに送信することで、前記電化製品の種別に関する情報を要求する種別情報要求手段と、を備え、
    前記機器認識サーバは、
    前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
    前記得点化手段の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報として、前記情報処理装置に送信する電化製品種別決定手段と、を備え、
    さらに、前記情報処理装置が、前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得手段を備える電化製品種別決定システム。
  7. 電化製品が通信可能に接続された情報処理装置と、当該情報処理装置と通信可能に接続された機器認識サーバと、から構成される電化製品種別決定システムが実行する方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記電化製品から、当該電化製品の種別を判別するためのパケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記パケットを前記機器認識サーバに送信することで、前記電化製品の種別に関する情報を要求する種別情報要求ステップと、を実行し、
    前記機器認識サーバが、
    前記電化製品ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記パケットと前記電化製品ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
    前記得点化ステップの結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電化製品情報を、前記電化製品の電化製品情報として、前記情報処理装置に送信する電化製品種別決定ステップと、を実行し、
    さらに、前記情報処理装置が、前記電化製品情報に基づいて、通信可能に接続された出力情報提供サーバから出力情報データを取得する出力情報取得ステップを実行する方法。
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