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JP4767586B2 - 血圧測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アームにより被検体を挟持する血圧測定装置に関するものである。
高齢化が進み、成人の生活習慣病への対応が社会的に大きな課題となっている。特に高血圧に関連する疾患の場合、長期の血圧データの収集が非常に重要である点が認識されている。例えば、常時装着を可能とするため被検者の生活に支障が出ないように外耳の一部に装着する小型の血圧測定装置も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。前記血圧測定装置は本体を外耳道又は外耳中の他の部位に挿入して、脈拍、脈波、心電、体温、動脈血酸素飽和度、及び血圧などを被検体内へ放射した赤外光、可視光の散乱光の受光量から計算するものである。
なお、本願では、耳介の名称は非特許文献1、2による。
特開平9−122083号公報 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.126、(株)医学書院、1996年10月1日発行 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.127、(株)医学書院、1996年10月1日発行
コロトコフ法、オシロメトリック法等のカフを用いて被検体を圧迫して血流を阻血する血圧測定方式は従来から一般的に血圧測定時に用いられてきたが、カフを採用した場合、良好に阻血するためには被検体を均一に圧迫することが求められ、適切なカフの幅が必要であった。
しかし、血圧測定をしようとする被検体の大きさにより、血圧測定装置の大きさは制限され、合わせてカフの大きさも制限されることになる。特に、外耳等の被検体は複雑な形状(例えば、非特許文献1、2参照。)をしており、その形状には個人差がある。そのため、血圧測定装置を外耳等の被検体に固定することは難しく、カフによる外耳等の被検体を圧迫する圧力も不均一になりやすい。また、被検体内の血管分布は被検者毎に異なっているため、阻血が不十分となりやすく血圧測定の精度に課題があった。
本願発明は上記課題を解決するためになされたもので、被検体の大きさにより血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の発明に係る血圧測定装置は、被検体を挟持する二のアームに被検体を圧迫する圧迫面の面積が互いに異なる二のカフをそれぞれ搭載し、前記カフのうち面積が小さい方のカフを被検体の血圧測定装置の大きさが制限される側に、面積の大きい方のカフを前記制限の少ない側に配置して装着することとした。
具体的には、本願の発明は、対向する二のアームで被検体を挟持するU字型構造の挟持部と、前記被検体を圧迫する圧迫面の面積が互いに異なる二のカフと、を備える血圧測定装置であって、前記二のカフは前記被検体を圧迫する圧迫面が互いに対向するよう前記二のアームの対向する側にそれぞれ搭載されていることを特徴とする血圧測定装置である。
本願の発明に係る血圧測定装置は、前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフ(以下、「前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフ」を「幅広カフ」と略記する。)と前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフ(以下、「前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフ」を「幅狭カフ」と略記する。)とを前記U字型構造の挟持部の対向する二のアームにそれぞれ搭載する。前記幅狭カフを被検体の血圧測定装置の大きさが制限される側に配置し、前記幅広カフを前記制限が少ない側に配置し、前記幅広カフの圧迫面及び前記幅狭カフの圧迫面によって被検体を挟み込むようにして前記血圧測定装置を装着する。血圧測定装置の大きさが制限されていても前記幅広カフにより被検体との接触面積が増えるため前記血圧測定装置を安定して被検体に装着することができる。また、被検体の血圧測定をしようとする測定面と前記幅広カフの圧迫面とを接触させるように装着することで測定面は前記幅広カフにより広く覆われることになる。さらに、前記幅広カフは前記アーム側へは膨張せず、前記被検体方向に膨張するため、前記幅広カフは圧迫面により被検体と接触する一定範囲を広く均一に圧迫することができる。ゆえに、前記幅広カフは被検体の形状及び被検体の血管分布に関わらず、被検体内の血管を広範囲にわたって良好に阻血することができる。
従って、本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフのうち、前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面の面積は前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面の面積の2倍以上5倍以下であることが好ましい。
前記幅広カフの圧迫面の面積は、前記血圧測定装置の安定装着及び被検体の血圧測定をしようとする測定面を広く覆うために幅狭カフの圧迫面の面積の2倍以上であることが好ましい。一方、外耳等の被検体に装着するためには被検体の大きさにより前記幅広カフの圧迫面の面積は幅狭カフの圧迫面の面積の5倍以下に制限されることになる。
従って、本願の発明は、前記幅広カフの圧迫面の面積を幅狭カフの圧迫面の面積の2倍以上5倍以下とすることで、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても外耳等の被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフは液体又は気体の供給と排出により伸縮する袋状のカフであって、前記二のカフの前記圧迫面の周囲をそれぞれ囲う枠をさらに備えてもよい。
前記二のカフを液体又は気体の供給と排出により伸縮する袋状のカフとすることで、前記二のカフは液体又は気体の供給で膨張する力を利用して被検体を圧迫することができる。さらに、前記幅広カフの前記圧迫面の周囲を囲う前記枠を備えることにより、前記幅広カフは前記アーム側だけでなく、前記枠と接触する方向への膨張も阻害される。ゆえに、前記幅広カフは開放されている前記圧迫面が膨張することになり、供給された液体又は気体の圧力を被検体に効率よく伝え、被検体を圧迫することができる。前記幅狭カフも同様に前記枠を備えることにより供給された液体又は気体の圧力を被検体に効率よく伝え、被検体を圧迫することができる。
従って、本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面の一部又は全部の形状が前記被検体の圧迫される一部又は全部の形状に近似する形状であることが好ましい。
外耳等の被検体の大きさにより、前記幅広カフの大きさも制限されることもある。そこで、前記幅広カフの圧迫面の一部又は全部の形状を被検体の一部又は全部の形状に近似させることで、前記幅広カフの大きさが制限されていても被検体との接触面積を広くすることができ、前記血圧測定装置の装着を安定させることができる。さらに、前記幅広カフは広く均一に被検体を圧迫することができる。
従って、本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体が複雑な形状をしていても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面の形状が前記二のアームの長手方向と平行な長軸を有する楕円形状であることが好ましい。
外耳等の被検体の大きさにより前記幅狭カフの大きさは制限される。特に、前記幅狭カフを外耳道内に配置して前記血圧測定装置を装着する場合、前記幅狭カフの大きさは大幅に制限される。そこで、前記幅狭カフの圧迫面の形状を前記二のアームの長手方向と平行な長軸を有する楕円形状とすることで、前記幅狭カフの大きさが制限されていても外耳道の内壁との接触面積を広くすることができ、前記血圧測定装置の装着を安定させることができる。さらに、前記幅狭カフは接触する外耳道の内壁を広く均一に圧迫することができる。
従って、本願の発明は、前記幅狭カフを外耳道内に配置することで、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記U字型構造の挟持部は、前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフを耳珠の外耳道側に、前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフを耳珠の外側に接触させ耳珠を挟持することが好ましい。
本願の発明に係る血圧測定装置における前記U字型構造の挟持部の前記二のアームのうち前記幅狭カフが搭載されているアームを外耳道に挿入し、前記幅狭カフの圧迫面を耳珠の外耳道側に接触させる。一方、前記幅広カフの圧迫面を耳珠の外側に接触させ、耳珠の外側の血圧測定をしようとする測定面を広く覆う。前記幅狭カフ及び前記幅広カフにより耳珠の外耳道側と外側から挟持して前記血圧測定装置を装着する。前記幅広カフにより耳珠の外側で接触面積が増えたことで前記血圧測定装置を安定して耳珠に装着することができる。さらに、前記幅広カフ及び前記幅狭カフは前記アーム側へは膨張せず、挟持した耳珠の方向に膨張するため、耳珠内の血管を広範囲にわたって良好に阻血することができる。
本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠に安定して装着することができ、耳珠を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載されていることが好ましい。
また、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載されていてもよい。
さらに、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載されていてもよい。
逆に、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載されていてもよい。
前記発光素子及び前記受光素子を使用した光電測定手段においては良好に阻血されている箇所に前記発光素子の発した光を照射する必要がある。一方、前記幅広カフ及び前記幅狭カフの圧迫面上において前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一となる範囲(以下、「圧迫面上において前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一となる範囲」を「圧力均一範囲」と略記する。)がある。被検体を圧迫する際に前記圧力均一範囲によって被検体内に均一な圧力が印加されるため、被検体の血管分布が異なっていても被検体内に良好に阻血することができる一定の範囲(以下、「良好に阻血することができる一定の範囲」を「良好阻血範囲」と略記する。)が生ずる。そこで、前記幅広カフ又は/及び前記幅狭カフの前記圧力均一範囲に前記発光素子及び前記受光素子を搭載することで、被検体内の良好阻血範囲に光を照射することができ、良好阻血範囲で透過、散乱又は反射した光を受光することができる。ゆえに、被検体の脈動を精度よく測定することができる。
従って、本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
本願の発明は、血圧測定装置の大きさが制限されるような場合であっても被検体に安定して装着することができ、被検体を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定ができる血圧測定装置を提供することができる。
添付の図面を参照して本願発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本願発明の構成の例であり、本願発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(実施の形態1)
本願の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、対向する二のアームで被検体を挟持するU字型構造の挟持部と、前記被検体を圧迫する圧迫面の面積が互いに異なる二のカフと、を備える血圧測定装置であって、前記二のカフは前記被検体を圧迫する圧迫面が互いに対向するよう前記二のアームの対向する側にそれぞれ搭載されていることを特徴とする。
本願の発明の一の実施形態に係る血圧測定装置111の概略図を図1に示す。図1の血圧測定装置111は被検体として外耳の一部である耳珠1を挟み込んで装着している。血圧測定装置111はU字型構造挟持部10及び前記二のカフとしてのカフ15とカフ16とを備える。図1は血圧測定装置111のU字型構造挟持部10がU字に見える方向から示したものである。以下の説明において、U字型構造挟持部10がU字に見える血圧測定装置の面を側面とする。なお、図1および以下の図においては、血圧測定装置111に関連する表示部、電源部、その他の通常の技術により実現できる部分は表示していない。
U字型構造挟持部10は前記二のアームとしての第一アーム11と第二アーム12とから構成される。U字型構造挟持部10は耳珠1を第一アーム11及び第二アーム12によって挟持するU字型形状の一体の構造体である。なお、U字型構造挟持部10は耳珠全体を挟持できる程度の大きさである。さらに、図1のように第一アーム11と第二アーム12とを調整部19で接続してもよい。調整部19により第一アーム11と第二アーム12との間隔を耳珠1の大きさに合わせ調整することができる。調整部19は蝶番とすることができる。
U字型構造挟持部10は、耳珠1を挟持し、かつカフ15及びカフ16からの圧力を受けるため、変形しない部材で形成される。また、外耳の一部に装着するため、軽量であることが求められる。例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属あるいはアクリルやポリカーボネート等のプラスチックで形成されることが好ましい。
カフ15はカフ15の外部に圧力を印加するものである。カフ15はカフ15の表面に被検体と接触し、被検体を圧迫する圧迫面15aを有する。カフ15は水等の液体又は空気等の気体が供給又は排気されることで膨張又は収縮するように袋状となっており、耳珠1の形状に合わせて変形する程度柔軟性を有している。カフ15は膨張及び収縮可能かつ柔軟な素材、例えば、シリコンゴム、天然ゴム等のゴム素材を使用することができる。
カフ15には液体又は気体を供給するポンプが配管を通じて接続され、さらに、カフ15内の液体又は気体の圧力を測定する圧力センサも配管を通じて接続されている。前記ポンプ及び圧力センサはU字型構造挟持部10に内蔵あるいは外部に設置することができる。なお、前記ポンプ、前記圧力センサ及び前記配管は通常の技術で実現されるために図1及び以下で説明する図面において図示をしていない。カフ15は前記ポンプにより液体又は気体が供給され膨張し、カフ15の外部に圧力を印加することができる。一方、カフ15に供給された液体又は気体を前記ポンプにより排出することでカフ15は収縮し、外部を圧迫する圧力を弱くすることができる。前記圧力センサによりカフ15内の液体又は気体の圧力を測定することができ、前記圧力センサの測定したカフ15内の圧力を外部を圧迫する圧力とすることができる。従って、カフ15は液体又は気体の供給及び排出を調整することで外部を圧迫する圧力を調整することができる。なお、カフ15のゴム素材の弾性力と図示されない弁の開閉により、前記ポンプを用いず、供給された液体又は気体を排出してもよい。
カフ16はカフ15と同じ機能及び同じ動作をする。カフ16はカフ16の表面に被検体と接触し、被検体を圧迫する圧迫面16aを有する。カフ15とカフ16の違いは、圧迫面16aの面積が圧迫面15aの面積より狭いことである。なお、圧迫面15aの面積は圧迫面16aの面積の2倍以上5倍以下であることが好ましい。
カフ15の圧迫面15aの面積は、血圧測定装置111の安定装着のため及び被検体の血圧測定をしようとする測定面を広く覆うためにカフ16の圧迫面16aの面積の2倍以上であることが好ましい。一方、耳珠1に装着するためには耳珠1の大きさによりカフ15の圧迫面15aの面積はカフ16の圧迫面16aの面積の5倍以下に制限されることになる。
圧迫面15aと圧迫面16aが互いに対向するようにカフ15はU字型構造挟持部10の第一アーム11に、カフ16はU字型構造挟持部10の第二アーム12に搭載される。従って、カフ15の圧迫面15aとカフ16の圧迫面16aとの間に耳珠1が挿入されることになる。なお、第一アーム11の長手方向に対し垂直な方向の第一アーム11の幅よりカフ15の幅が広い場合は、カフ15が第一アーム11側へ膨張しないように第一アーム11とカフ15との間に受け板15bを搭載してもよい。同様に、第二アーム12とカフ16との間に受け板16bを搭載してもよい。受け板15b及び受け板16bはU字型構造挟持部10と同様に変形しない部材で形成される。
図1の血圧測定装置111ではカフ15とカフ16は配管17で接続されているため、前記ポンプは一機でよい。また、圧迫面15aの耳珠1を圧迫する圧力と圧迫面16aの耳珠1を圧迫する圧力は同じとなるため、前記圧力センサも一台でよい。なお、配管17でカフ15とカフ16を接続せず、別個に前記ポンプ及び前記圧力センサを接続してもよい。
U字型構造挟持部10、受け板15b及び受け板16bは変形しない素材で形成されるため、カフ15の膨張時にはカフ15は第一アーム11側へ膨張せず、圧迫面15aが膨張することになる。同様にカフ16の膨張時にはカフ16は第二アーム12側へ膨張せず、圧迫面16aが膨張することになる。すなわち、U字型構造挟持部10が耳珠1を挟持している場合、耳珠1は圧迫面15aと圧迫面16aとにより圧迫されることになる。
血圧測定装置111は、前記U字型構造の挟持部が、前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフを耳珠の外耳道側に、前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフを耳珠の外側に接触させ耳珠を挟持するように装着する。
図2に血圧測定装置111の装着例を示す。図2は血圧測定装置111を耳珠1に装着した例である。図2において図1で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。第二アーム12を外耳道に挿入し、カフの大きさが制限される耳珠1の外耳道側(以下、「耳珠1の外耳道側」を「耳珠1の内側」と略記する。)に配置し、第一アーム11を前記制限が少ない耳珠1の外耳道の反対側(以下、「耳珠1の外耳道の反対側」を「耳珠1の外側」と略記する。)に配置するように装着する。なお、図2の血圧測定装置111では、カフ15は受け板15bと耳珠1との間にあるため破線で示し、第二アーム12の一部、カフ16及び圧迫面16aは耳珠1の内側にあるため表示していない。従って、カフ15とカフ16で耳珠1を挟むようにすることで血圧測定装置の大きさが制限される被検体に血圧測定装置111を装着することができる。また、カフ15が耳珠1の外側を広く覆うため血圧測定装置111を安定して耳珠1に装着させることができる。さらにカフ15及びカフ16には柔軟性があるため、耳珠1が複雑かつ個人差があるような形状であっても、カフ15及びカフ16は膨張時に耳珠1の形状に合わせて膨張面が変形する。ゆえに、カフ15及びカフ16は耳珠1を広く均一に加圧することができる。従って、血圧測定装置111と耳珠1との相対位置、耳珠1の形状及び耳珠1の血管分布に関わらず、カフ15及びカフ16は耳珠1内に良好阻血範囲を生じさせることができる。
血圧測定装置111は以下のように動作する。以下の図2の血圧測定装置111の説明ではカフ15及びカフ16は空気で膨張するものとして説明する。前記圧力センサが所定の値になるまで前記ポンプにより空気を供給し、カフ15及びカフ16の耳珠1を圧迫する圧力を強くし、耳珠1内に良好阻血範囲を生じさせる。その後、カフ15及びカフ16内の空気を徐々に排出し、耳珠1を圧迫する圧力を減少させる。耳珠1を圧迫する圧力の減少に伴い、耳珠1の内部で阻血されていた血液が流れ始め、前記血流による脈動が大きくなり始める。前記血流の脈動はカフ15及びカフ16内の空気を介して前記圧力センサで検出することができる。カフ15及びカフ16が耳珠1を圧迫する圧力がさらに弱くなると、前記血流の脈動が小さくなり前記圧力センサは脈動を検出できなくなる。例えば、前記血流の脈動を検出し始めたときの前記圧力センサの圧力を収縮期血圧値、前記血流の脈動を検出できなくなったときの前記圧力センサの圧力を拡張期血圧値とすることができる。また、前記圧力センサが検出した脈動の周波数から脈拍数を算出することができる。カフ15及びカフ16が耳珠1を圧迫しなくなった時点で血圧測定装置111は血圧測定を終了する。なお、収縮期血圧値及び拡張期血圧値は血圧値の名称の一例であり、他の名称を使用することもある。
従って、血圧測定装置111は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態2)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフは液体又は気体の供給と排出により伸縮する袋状のカフであって、前記二のカフの前記圧迫面の周囲をそれぞれ囲う枠をさらに備えてもよい。
図3は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置113の側面を示す概略図である。血圧測定装置113は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図3において、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置113と図1の血圧測定装置111との違いはカフ15の周囲を囲う枠35と、カフ16の周囲を囲う枠36と、をさらに備えていることである。
枠35及び枠36は、カフ15及びカフ16からの圧力を受けるため、変形しない部材で形成される。また、血圧測定装置113は耳珠1に装着するため、枠35及び枠36は軽量であることが求められる。例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属あるいはアクリルやポリカーボネート等のプラスチックで形成されることが好ましい。
枠35は圧迫面15aの周囲に沿ってカフ15の周囲を囲うように第一アーム11上又は受け板15b上に搭載される。すなわち、U字型構造挟持部10が耳珠1を挟持する際に耳珠1と第一アーム11又は受け板15bとの間に生ずる隙間に枠35が存在することになる。従って、枠35は液体又は気体の供給されたカフ15が前記隙間方向に膨張することを防止することができる。カフ15は開放されている圧迫面15aが膨張することになり、カフ15は供給された液体又は気体の圧力を耳珠1に効率よく伝えることができる。
枠36も枠35と同様に圧迫面16aの周囲に沿ってカフ16の周囲を囲うように第二アーム12上又は受け板16b上に搭載される。枠36により開放されている圧迫面16aが膨張することになり、カフ16は供給された液体又は気体の圧力を耳珠1に効率よく伝えることができる。
血圧測定装置113は図2の血圧測定装置111で説明したように耳珠1に装着され、血圧測定をする。
従って、血圧測定装置113は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態3)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面の一部又は全部の形状が前記被検体の圧迫される一部又は全部の形状に近似する形状であることが好ましい。
図4は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置114を示す概略図である。血圧測定装置114は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図4において、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置114と図1の血圧測定装置111との違いは図1の血圧測定装置111のカフ15及び受け板15bを備えず、カフ45及び受け板45bを備えたことである。すなわち、前記二のカフとしてカフ45とカフ16を備えている。なお、図4の血圧測定装置114では、カフ45は受け板45bと耳珠1との間にあるため破線で示し、第二アーム12の一部、カフ16及び圧迫面16aは耳珠1の内側にあるため表示していない。
カフ45は液体又は気体を供給するポンプ及びカフ45内の液体又は気体の圧力を測定する圧力センサが配管を通じて接続されており、図1の血圧測定装置111で説明したカフ15と同じ機能であり、同じ動作をする。カフ45とカフ15との違いは形状である。カフ45の一部又は全部の形状が耳珠1の外側の一部又は全部の形状に近似している。
受け板45bは受け板15bと同様に変形しない部材でカフ45と相似形状に形成される。受け板45bの機能は受け板15bの機能と同じであり、カフ45と第一アーム11との間に搭載される。
血圧測定装置114は図2の血圧測定装置111で説明したように耳珠1に装着される。耳珠1の大きさにより、耳珠1を圧迫するカフの大きさは制限されるが、カフ45の形状により耳珠1との接触面積を広くすることができ、血圧測定装置114の装着を安定させることができる。さらに、カフ45は広く均一に耳珠1を圧迫することができる。
血圧測定装置114は図2の血圧測定装置111で説明したように血圧測定をする。
従って、血圧測定装置114は、耳珠1が複雑な形状をしていても耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態4)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面の形状が前記二のアームの長手方向と平行な長軸を有する楕円形状であることが好ましい。
図5は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置115を示す概略図である。血圧測定装置115は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図5において、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置115と図1の血圧測定装置111との違いは図1の血圧測定装置111のカフ16及び受け板16bを備えずカフ56及び受け板56bを備えたことである。すなわち、前記二のカフとしてカフ15とカフ56を備えている。なお、図5の血圧測定装置115はカフ56及び受け板56bを説明するために耳珠1の外側に配置される第一アーム11の一部、カフ15及び受け板15bを省いて示している。また、第二アーム12の一部は外耳道9内部に配置されており、また、カフ56及び受け板56bは外耳道9の内壁に接触しているため破線で示している。
カフ56は液体又は気体を供給するポンプ及びカフ56内の液体又は気体の圧力を測定する圧力センサが配管を通じて接続されており、図1の血圧測定装置111で説明したカフ16と同じ機能であり同じ動作をする。カフ56とカフ16との違いは形状である。カフ56の圧迫面56aの形状は第二アーム12の長手方向と平行な長軸を有する楕円形状である。
血圧測定装置115はカフ56の圧迫面56aを外耳道9の内壁に接触させ、図2の血圧測定装置111で説明したように耳珠1に装着する。外耳道9の大きさにより、外耳道9の内壁を圧迫するカフの大きさは制限されるが、カフ56の圧迫面56aが楕円形状としたため外耳道9の内壁との接触面積を広くすることができ、血圧測定装置115装着を安定させることができる。さらに、カフ56は外耳道9の内壁を広く均一に圧迫することができる。
血圧測定装置115は図2の血圧測定装置111で説明したように血圧測定をする。
従って、血圧測定装置115は、カフ56を外耳道9内に配置しても耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態5)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載される。
図6は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置116の側面を示す概略図である。血圧測定装置116は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図6において、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置116と図1の血圧測定装置111との違いは耳珠1の脈動によるカフ15及びカフ16内の圧力変動を測定する圧力変動測定から発光素子及び受光素子を用いた光電測定としたものである。具体的には血圧測定装置116の圧迫面15aの表面に発光素子65を、圧迫面16aに受光素子66をさらに備えたことである。なお、図6及び以下の図において信号配線、電源及び電源線等、通常技術で実現できるものは図示をしていない。
発光素子65は血液中のヘモグロビンに吸収されやすい波長の照射光Aを耳珠1に向けて照射する。
受光素子66は耳珠1の血流の脈動に伴う血液中のヘモグロビン量の増減によって照射光Aが透過又は散乱して生じた散乱光Bを光電変換し、電気信号として出力する。
前記光電測定手段では、血圧測定をするための脈波を得るためには良好な阻血位置に照射光Aを照射し、散乱光Bを受光する必要がある。圧迫面15a及び圧迫面16a上には圧力均一範囲がある。カフ15及びカフ16が耳珠1を圧迫する際に、前記圧力均一範囲からの均一な圧力によって、被検者毎に耳珠1の血圧分布が異なっていてもカフ15及びカフ16は耳珠1内に良好阻血範囲6を生じさせることができる。そこで、圧迫面15a及び圧迫面16aの圧力均一範囲に発光素子65及び受光素子66を搭載することで、発光素子56は圧迫面15aから良好阻血範囲6に照射光Aを照射することができ、受光素子66は良好阻血範囲6において透過又は散乱した散乱光Bを圧迫面16aで受光することができる。
血圧測定装置116は図2の血圧測定装置111で説明したように装着する。カフ15及びカフ16は前記圧力センサが所定の値になるまで耳珠1を圧迫する圧力を強くする。カフ15及びカフ16が耳珠1を圧迫する圧力を減少させる過程において、受光素子66は血流の脈動を前記電気信号として出力する。血圧測定装置116は前記電気信号の変動を図示しない信号受信回路で処理することにより、血流の脈動に対応する脈波を検出することができる。例えば、前記信号受信回路が前記電気信号の変動を検出し始めたときの前記圧力センサの圧力を収縮期血圧値、前記信号受信回路が前記電気信号の変動を検出できなくなったときの前記圧力センサの圧力を拡張期血圧値とすることができる。また、前記電気信号の変動の周波数から脈拍数を算出することができる。
従って、血圧測定装置116は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態6)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載される。
図7は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置117の側面を示す概略図である。血圧測定装置117は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図7において、図1、図2及び図6で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。
血圧測定装置117と図6の血圧測定装置116との違いは、図6の血圧測定装置116では圧迫面15aの表面に発光素子65を、圧迫面16aに受光素子66を備えていたことに対し、血圧測定装置117では圧迫面15aの表面に受光素子66を、圧迫面16aに発光素子65を備えたことである。すなわち、発光素子65は圧迫面16aから良好阻血範囲6に照射光Aを照射でき、受光素子66は良好阻血範囲6において透過又は散乱した散乱光Bを圧迫面15aで受光する。
血圧測定装置117は図6の血圧測定装置116で説明したように動作する。
従って、血圧測定装置117は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態7)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載される。
図8は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置118の側面を示す概略図である。血圧測定装置118は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図8において、図1、図2及び図6で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。
血圧測定装置118と図6の血圧測定装置116との違いは、図6の血圧測定装置116では圧迫面15aの表面に発光素子65を、圧迫面16aに受光素子66を備えていたことに対し、血圧測定装置118では圧迫面16aの表面に発光素子65と受光素子66を備えたことである。すなわち、発光素子65は圧迫面16aから良好阻血範囲6に照射光Aを照射でき、受光素子66は良好阻血範囲6において反射した反射光Cを圧迫面16aで受光する。
血圧測定装置118は図6の血圧測定装置116で説明したように動作する。
従って、血圧測定装置118は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
(実施の形態8)
本願の発明に係る血圧測定装置において、前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載される。
図9は、本願の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置119の側面を示す概略図である。血圧測定装置119は被検体として外耳の一部である耳珠1に装着する。図9において、図1、図2及び図6で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。
血圧測定装置119と図6の血圧測定装置116との違いは、図6の血圧測定装置116では圧迫面15aの表面に発光素子65を、圧迫面16aに受光素子66を備えていたことに対し、血圧測定装置119では圧迫面15aの表面に発光素子65と受光素子66を備えたことである。すなわち、発光素子65は圧迫面15aから良好阻血範囲6に照射光Aを照射でき、受光素子66は良好阻血範囲6において反射した反射光Cを圧迫面15aで受光する。
血圧測定装置119は図6の血圧測定装置116で説明したように動作する。
従って、血圧測定装置119は、血圧測定装置の大きさが制限される耳珠1に安定して装着することができ、耳珠1を広く均一に圧迫して精度よく血圧測定をすることができる。
本願発明の血圧測定装置は、健康保持や健康診断のための生体情報を検出する健康器具に適用することができる。
本願発明の一の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。 本願発明の一の実施形態に係る血圧測定装置の装着例を示す図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。 本願発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の側面を示す概略図である。
符号の説明
111、113、114、115、116、117、118、119 血圧測定装置
1 耳珠
6 良好阻血範囲
9 外耳道
10 U字型構造挟持部
11 第一アーム
12 第二アーム
15、16、45、56 カフ
15a、16a、56a 圧迫面
15b、16b、45b、56b 受け板
17 配管
19 調整部
35、36 枠
65 発光素子
66 受光素子
A 照射光
B 散乱光
C 反射光

Claims (5)

  1. 対向する二のアームで被検体を挟持するU字型構造の挟持部と、
    空気で膨張して前記被検体を圧迫する圧迫面の面積が互いに異なる二のカフと、
    を備える血圧測定装置であって、
    前記二のカフは前記被検体を圧迫する圧迫面が互いに対向するよう前記二のアームの対向する側にそれぞれ搭載され、
    前記二のカフのうち、前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面の面積は前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面の面積の2倍以上5倍以下であり、
    前記二のカフのうち、前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面の形状が前記二のアームの長手方向と平行な長軸を有する楕円形状であることを特徴とする血圧測定装置。
  2. 前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、
    前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、
    前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載されていることを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
  3. 前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体を透過又は散乱した光を受光する受光素子をさらに備え、
    前記発光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載され、
    前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に搭載されていることを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
  4. 前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、
    前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が狭いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載されていることを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
  5. 前記被検体に光を照射する発光素子及び前記発光素子が照射した光が前記被検体で反射した光を受光する受光素子をさらに備え、
    前記発光素子及び前記受光素子は前記二のカフのうち前記被検体を圧迫する圧迫面が広いカフの圧迫面上で前記被検体を圧迫する圧力の圧力分布が均一である範囲に重ならないように搭載されていることを特徴とする請求項に記載の血圧測定装置。
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