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JP4763741B2 - 受動部品 - Google Patents

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JP4763741B2
JP4763741B2 JP2008075867A JP2008075867A JP4763741B2 JP 4763741 B2 JP4763741 B2 JP 4763741B2 JP 2008075867 A JP2008075867 A JP 2008075867A JP 2008075867 A JP2008075867 A JP 2008075867A JP 4763741 B2 JP4763741 B2 JP 4763741B2
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Description

本発明は、数百MHz〜数GHzのマイクロ波帯において共振回路を構成する積層型誘電体フィルタ等を含む受動部品に関し、通信機器や電子機器の小型化を有効に図ることができる受動部品に関する。
近時、ICが高集積化され、IC自体の小型化が急速に進んでいる。これに伴い、前記ICの周辺に使用されるフィルタ等の受動部品も小型化が進んでいる。また、受動部品の小型化には、誘電体基板を使用した積層型誘電体フィルタが有効である(例えば特許文献1及び2参照)。
特開2002−280805号公報 特開2002−261643号公報
ところで、フィルタにおいては、送信側と受信側にそれぞれ1個使用される。無線LANにおいては、2.4GHzと5GHzのデュアルシステム等が開発されており、この場合、フィルタは少なくとも合計4個は使用されることになる。
このような場合に、ICの集積化・小型化に対して、受動部品の実装エリアの省スペース化が追いついていないのが現状である。なぜなら、従来の積層型誘電体フィルタ等においては、それ自体の小型化は進んでいるが、受動部品毎に入出力端子に加え、グランド端子が必要となることと、実装時の強度維持のために端子の大きさを小さくするにも限界があるからである。従って、受動部品の端子ピッチは、ICの端子ピッチよりもはるかに大きい。
また、個々の受動部品には、一定の実装面積(通常、部品の投影面積の約1.5倍)が必要であり、受動部品の実装について集積化ができないという問題がある。従って、通信装置等の小型化のために、ICや受動部品を含めた実装領域が狭くなると、ICや受動部品の配置並びに配線も困難になることから、通信装置等の小型化には限界が生じる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、電子装置や通信装置等に実装される受動部品の部品点数を削減することができると共に、受動部品の端子ピッチの狭ピッチ化、端子数の削減、並びに受動部品の全体の実装エリアの省スペース化を実現させることができる受動部品を提供することを目的とする。
本発明に係る受動部品は、
複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板と、
前記誘電体基板の上部に形成された第1内層アース電極と、
前記誘電体基板の下部に形成された第2内層アース電極と、
前記誘電体基板内に形成された少なくとも2つの受動部とを有し、
前記誘電体基板は、一方の前記受動部のための第1入力端子及び第1出力端子と、他方の前記受動部のための第2入力端子及び第2出力端子が形成され、
一方の前記受動部は、第1電極を共振電極とする非平衡入出力方式の第1フィルタ部を有し、
他方の前記受動部は、第2電極を共振電極とする非平衡入出力方式の第2フィルタ部を有し、
前記第1電極と前記第2電極とが1つの電極膜にて連続して形成され、
前記電極膜と前記第1内層アース電極及び前記第2内層アース電極とがビアホールにて電気的に接続されることにより、前記第1電極と前記第2電極が共通化され、且つ、前記第1電極と前記第2電極の前記ビアホールが接続される部分が共通の短絡端とされ
前記1つの電極膜の前記第1電極に第1入力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2入力端子が接続されているか、又は前記1つの電極膜の前記第1電極に前記第1出力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2出力端子が接続されていることを特徴とする。
これにより、複数の受動部が1つの誘電体基板内に形成されて複合化されることになり、複数の受動部をそれぞれ単独で実装するよりも、その実装エリアを省スペース化させることができる。特に、第1及び第2のフィルタを1つの誘電体基板内に効率よく配置することができ、しかも、各フィルタ部間のアイソレーションを各共振電極の短絡端にて改善することができ、作製の容易性、受動部品の小型化を図ることができる。
しかも、第1電極及び第2電極を共通化しているため、受動部品から導出される端子数を有効に削減することができ、これに伴い、端子間のピッチも狭ピッチ化させることができる
このように、本発明に係る受動部品においては、電子装置や通信装置等に実装される受動素子の部品点数を削減することができると共に、受動素子の端子ピッチの狭ピッチ化、端子数の削減、並びに受動素子の全体の実装エリアの省スペース化を実現させることができる。
そして、前記第1フィルタ部は、第1入力側共振電極としての前記第1電極に加えて、第1出力側共振電極としての第3電極を有し、
前記第2フィルタ部は、第2入力側共振電極としての前記第2電極に加えて、第2出力側共振電極としての第4電極を有し、
前記第3電極と前記第4電極とが1つの第2の電極膜にて連続して形成され、
前記第2の電極膜と前記第1内層アース電極及び前記第2内層アース電極とが第2のビアホールにて電気的に接続されることにより、前記第3電極と前記第4電極が共通化され、且つ、前記第3電極と前記第4電極の前記第2のビアホールが接続される部分が共通の短絡端とされ
前記1つの電極膜の前記第1電極に第1入力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2入力端子が接続され、前記1つの第2の電極膜の前記第3電極に前記第1出力端子が接続され、前記1つの第2の電極膜の前記第4電極に前記第2出力端子が接続されていてもよい。
以上説明したように、本発明に係る受動部品によれば、電子装置や通信装置等に実装される受動部品の部品点数を削減することができると共に、受動部品の端子ピッチの狭ピッチ化、端子数の削減、並びに受動部品の全体の実装エリアの省スペース化を実現させることができる。
以下、本発明に係る受動部品のいくつかの実施の形態例を図1〜図10を参照しながら説明する。
まず、第1の実施の形態に係る受動部品10Aは、図1に示すように、複数の誘電体層(S1〜S7:図2参照)が積層、焼成一体化され、かつ、両主面(第2の誘電体層S2の一主面及び第6の誘電体層S6の一主面)にそれぞれ内層アース電極12a及び12bが形成された誘電体基板14を有する。
誘電体基板14は、図2に示すように、上から順に、第1の誘電体層S1〜第7の誘電体層S7が積み重ねられて構成されている。これら第1〜第7の誘電体層S1〜S7は1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
誘電体基板14内には、図2に示すように、2つの受動部(第1及び第2の受動部16A及び16B)が左右対称の位置に形成されている。
第1の受動部16Aは、2つの1/4波長の共振器(第1の入力側共振器及び第1の出力側共振器)を構成する第1のフィルタ部18Aを有し、該第1のフィルタ部18Aは、図2に示すように、第4の誘電体層S4の一主面に形成された第1の入力側共振電極20及び第1の出力側共振電極22を有する。
第2の受動部16Bは、2つの1/4波長の共振器(第2の入力側共振器及び第2の出力側共振器)を構成する第2のフィルタ部18Bを有し、該第2のフィルタ部18Bは、第4の誘電体層S4の一主面に形成された第2の入力側共振電極24及び第2の出力側共振電極26を有する。
そして、第1のフィルタ部18Aにおける第1の入力側共振電極20と第2のフィルタ部18Bにおける第2の入力側共振電極24とが1つの電極膜で連続して形成され、更に、この電極膜の長手方向中央部分がビアホール28及び30を介してそれぞれ内層アース電極12a及び12bに電気的に接続されている。即ち、第1の入力側共振電極20と第2の入力側共振電極24の各短絡端(ビアホール28及び30)が共通化された構成となっている。
これは、第1のフィルタ部18Aにおける第1の出力側共振電極22と第2のフィルタ部18Bにおける第2の出力側共振電極26においても同様であり、各電極22及び26が1つの電極膜で連続して形成され、更に、この電極膜の長手方向中央部分がビアホール32及び34を介してそれぞれ内層アース電極12a及び12bに電気的に接続されている。即ち、この場合も、第1の出力側共振電極22と第2の出力側共振電極26の各短絡端(ビアホール32及び34)が共通化された構成となっている。
また、この受動部品10Aにおいては、図1に示すように、誘電体基板14の外周面のうち、愛1の側面14a及び該第1の側面14aと対向する第2の側面14bには、それぞれ前記内層アース電極12a及び12bが接続されるアース電極36が形成されている。
誘電体基板14の第3の側面14cには、第1の非平衡入力端子38と第2の非平衡入力端子40が形成されている。第1の非平衡入力端子38は、図2に示すように、リード電極42を介して第1の入力側共振電極20に電気的に接続され、第2の非平衡入力端子40は、リード電極44を介して第2の入力側共振電極24に電気的に接続されている。
図1に示すように、第3の側面14cと対向する第4の側面14dには、第1の非平衡出力端子46と第2の非平衡出力端子48が形成されている。第1の非平衡出力端子46は、図2に示すように、リード電極50を介して第1の出力側共振電極22に電気的に接続され、第2の非平衡出力端子48は、リード電極52を介して第2の出力側共振電極26に電気的に接続されている。
一方、図2に示すように、第3の誘電体層S3の一主面には、第1及び第2の入力側共振電極20及び24の各開放端と対向する内層アース電極54及び56と、第1及び第2の出力側共振電極22及び26の各開放端と対向する内層アース電極58及び60と、第1の入力側共振器及び第1の出力側共振器間の結合度を調整するための結合調整電極62と、第2の入力側共振器及び第2の出力側共振器間の結合度を調整するための結合調整電極64とが形成されている。
第5の誘電体層S5の一主面には、第1及び第2の入力側共振電極20及び24の各開放端と対向する内層アース電極66及び68と、第1及び第2の出力側共振電極22及び26の各開放端と対向する内層アース電極70及び72と、第1の入力側共振器及び第1の出力側共振器間の結合度を調整するための結合調整電極74と、第2の入力側共振器及び第2の出力側共振器間の結合度を調整するための結合調整電極76とが形成されている。
つまり、この第1の実施の形態に係る受動部品10Aは、第1の非平衡入力端子38に入力された信号が第1の受動部16Aにおける第1のフィルタ部18Aを介して第1の非平衡出力端子46から出力され、第2の非平衡入力端子40に入力された信号が第2の受動部16Bにおける第2のフィルタ部18Bを介して第2の非平衡出力端子48から出力されることとなる。
このように、第1の実施の形態に係る受動部品10Aにおいては、誘電体基板14内に、複数の受動部16A及び16Bを形成し、各受動部16A及び16Bにおいて共通の接地電位が印加される複数の電極を共通化している。
例えば各共振電極20、22、24及び26毎に形成された8つの内層アース電極54、58、56、60、66、70、68、72を共通化してアース電極36に接続し、第1及び第2の入力側共振電極20及び24の短絡端、並びに第1及び第2の出力側共振電極22及び26の短絡端をそれぞれ内層アース電極12a及び12bにて共通化してアース電極36に接続するようにしている。
これにより、第1及び第2の受動部16A及び16Bが1つの誘電体基板14内に形成されて複合化されることになり、第1の受動部16A及び第2の受動部16Bをそれぞれ単独で実装するよりも、その実装エリアを省スペース化させることができる。
しかも、各受動部16A及び16Bにおいて共通の接地電位が印加される複数の電極を共通化しているため、受動部品10Aから導出される端子数を有効に削減することができ、これに伴い、端子間のピッチも狭ピッチ化させることができる。
ここで、比較例と実施例における端子間のピッチと実装エリアについて説明する。比較例は、図3に示すように、2つの受動部品80A及び80Bを並べて実装した例を示し、実施例は、図4に示すように、上述した第1の実施の形態に係る受動部品10Aを実装した例を示す。
図3に示すように、比較例は、2つの受動部品80A及び80Bの各実装エリアZ1及びZ2を考慮する必要があることから、2つの受動部品80A及び80Bの端子間のピッチPa、例えば受動部品80Aの出力端子46と受動部品80Bの出力端子48間の距離Paは、2つの受動部品80A及び80B間の実装エリアZ1及びZ2並びに配線領域を跨って設定する必要があり、その短縮化には限界がある。
また、例えば受動部品80Aのアース電極から導出される配線と他の受動部品80Bのアース電極から導出された配線とを各実装エリアの外部において共通化して共通配線81として導出させる必要がある。従って、例えば受動部品80Aと共通化された配線81間の距離Pbも長くなるという不都合がある。
一方、実施例は、図4に示すように、2つの受動部16A及び16Bが1つの誘電体基板14内に複合化されていることから、端子間のピッチPcは、受動部品10Aの実装エリアZ3を考慮する必要がなく、比較例と比して狭ピッチ化が可能である。しかも、1つの誘電体基板14を実装する形態となるため、その実装エリアZ3も、比較例の合計実装エリア(Z1+Z2)よりも省スペース化させることができる。
また、図4に示すように、例えばアース電極36から導出される配線83も1つでよいため、例えば出力端子と配線83の距離Pdも短縮化することができる。
このように、第1の実施の形態に係る受動部品10Aは、電子装置や通信装置等に実装される受動部品10Aの部品点数を削減することができると共に、受動部品10Aの端子ピッチPbの狭ピッチ化、端子数の削減、並びに受動部品10Aの全体の実装エリアZ3の省スペース化を実現させることができる。
次に、第2の実施の形態に係る受動部品10Bについて図5及び図6を参照しながら説明する。なお、図1及び図2と対応する部材については同じ符号を付してその重複説明を省略する。
この第2の実施の形態に係る受動部品10Bは、上述した第1の実施の形態と同様に、誘電体基板14を有する。この誘電体基板14は、図6に示すように、複数の誘電体層(S1〜S12)が積層、焼成一体化され、両主面(第2の誘電体層S2の一主面及び第11の誘電体層S11の一主面)にそれぞれ内層アース電極12a及び12bが形成されている。また、第10の誘電体層S10の一主面には、DC電源に接続される内層DC電極82が形成されている。
そして、この第2の実施の形態は、誘電体基板14内に、第1及び第2の受動部16A及び16Bが左右対称の位置に形成されている点では第1の実施の形態と同様であるが、第1の受動部16Aが第1のフィルタ部18Aと第1の非平衡−平衡変換部(以下、第1の変換部84Aと記す)とこれら第1のフィルタ部18Aと第1の変換部84Aとを接続する第1の接続部86Aとを有する点と、第2の受動部16Bが第2のフィルタ部18Bと第2の非平衡−平衡変換部(以下、第2の変換部84Bと記す)とこれら第2のフィルタ部18Bと第2の変換部84Bを接続する第2の接続部86Bとを有する点で異なる。第1及び第2の受動部16A及び16Bは、それぞれ左右対称の位置に形成されている。
ここで、説明をより明瞭とするために、第1及び第2のフィルタ部18A及び18Bを複合フィルタ部88と記し、第1及び第2の変換部84A及び84Bを複合変換部90と記し、第1及び第2の接続部86A及び86Bを複合接続部92と記す。
複合フィルタ部88並びに複合変換部90は、誘電体基板14上、誘電体層S1〜S12の積層方向上下に分離された領域にそれぞれ形成されている。例えば、図6では、積層方向上部に複合フィルタ部88が形成され、積層方向下部に複合変換部90が形成され、両者間に複合接続部92が形成された例が示されている。
つまり、第3の誘電体層S3及び第4の誘電体層S4に複合フィルタ部88が形成され、第7及び第8の誘電体層S7及びS8に複合変換部90が形成され、第5の誘電体層S5に複合接続部92が形成されている。
更に、この誘電体基板14内には、複合フィルタ部88と複合変換部90とのアイソレーションを目的とした内層アース電極94が形成され、複合変換部90と内層DC電極82とのアイソレーションを目的とした内層アース電極96が形成されている。
また、この受動部品10Bにおいては、図5に示すように、誘電体基板14の外周面のうち、第3の側面14bには、その中央部分に、第1の非平衡入力端子38と第2の非平衡入力端子40とが形成され、更に、第1の非平衡入力端子38に隣接してDC端子98が形成され、第2の非平衡入力端子40に隣接してアース電極36が形成されている。また、第4の側面14bには、第1の平衡出力端子100A及び100Bと第2の平衡出力端子102A及び102Bが形成されている。
一方、複合変換部90における第1の変換部84Aは、第7の誘電体層S7の一主面に形成された1つのストリップライン104と、第8の誘電体層S8の一主面に形成された2つのストリップライン106及び108とを有する。同様に、第2の変換部84Bは、第7の誘電体層S7の一主面に形成された1つのストリップライン110と、第8の誘電体層S8の一主面に形成された2つのストリップライン112及び114とを有する。
第1の変換部84Aにおけるストリップライン104は、一端(始端)116と他端(終端)118とが互いに隣接し、かつ、始端116から終端118に向けてほぼ渦巻状に形成された形状を有する。ストリップライン106は、始端120から第1の平衡出力端子の一方の端子100Aに向かって渦巻状に形成された形状を有し、ストリップライン108は、始端122から第1の平衡出力端子の他方の端子100Bに向かって渦巻状に形成された形状を有する。
同様に、第2の変換部84Bにおけるストリップライン110は、始端124と終端126とが互いに隣接し、かつ、始端124から終端126に向けてほぼ渦巻状に形成された形状を有する。ストリップライン112は、始端128から第2の平衡出力端子の一方の端子102Aに向かって渦巻状に形成された形状を有し、ストリップライン114は、始端130から第2の平衡出力端子の他方の端子102Bに向かって渦巻状に形成された形状を有する。
複合接続部92における第1の接続部86Aは、第5の誘電体層S5の一主面に形成され、第1の出力側共振電極22と第4の誘電体層S4とを間に挟んで重なる第1の接続電極132を有し、第2の接続部86Bは、同じく第2の出力側共振電極26と第4の誘電体層S4とを間に挟んで重なる第2の接続電極134を有する。
そして、第1の変換部84Aにおけるストリップライン104の始端116と第1の接続電極132とがビアホール136を介して電気的に接続され、第2の変換部84Bにおけるストリップライン110の始端124と第2の接続電極134とがビアホール138を介して電気的に接続されている。第6の誘電体層S6の一主面に形成された内層アース電極94には、ビアホール136及び138と絶縁をとるための領域、即ち電極膜が形成されていない領域が確保されている。
また、第1の変換部84Aにおけるストリップライン106及び108の各始端120及び122と第10の誘電体層S10に形成された内層DC電極82とがそれぞれビアホール140及び142を介して電気的に接続され、第2の変換部84Bにおけるストリップライン112及び114の各始端128及び130と前記内層DC電極82とがビアホール144及び146を介して電気的に接続されている。第9の誘電体層S9の一主面に形成された内層アース電極96には、ビアホール140、142、144及び146と絶縁をとるための領域、即ち電極膜が形成されていない領域が確保されている。
また、第1の入力側共振電極20と第2の入力側共振電極24の共通の短絡端から下方に延びるビアホール30、並びに第1の出力側共振電極22と第2の出力側共振電極26の共通の短絡端から下方に延びるビアホール34は、それぞれ第9の誘電体層S9の一主面に形成された内層アース電極96まで達して形成されている。
つまり、この第2の実施の形態に係る受動部品10Bは、第1の非平衡入力端子38に入力された信号が第1の受動部16Aにおける第1のフィルタ部18Aと第1の変換部84Aを介して第1の平衡出力端子100A及び100Bから出力され、第2の非平衡入力端子40に入力された信号が第2の受動部16Bにおける第2のフィルタ部18Bと第2の変換部84Bを介して第2の平衡出力端子102A及び102Bから出力されることとなる。
このように、第2の実施の形態に係る受動部品10Bにおいては、第1の実施の形態と同様に、例えば各共振電極20、22、24及び26毎に形成された4つの内層アース電極54、58、56、60を共通化してアース電極36に接続し、第1及び第2の入力側共振電極20及び24の短絡端を共通化してアース電極36に接続し、第1及び第2の出力側共振電極22及び26の短絡端を共通化してアース電極36に接続するようにしている。
また、第1の変換部84Aにおける各ストリップライン106及び108の始端120及び122並びに第2の変換部84Bにおける各ストリップライン112及び114の始端128及び130をそれぞれ内層DC電極82にて共通化してDC端子98に接続するようにしている。
これにより、第1及び第2のフィルタ部18A及び18B、並びに第1及び第2の変換部84A及び84Bが1つの誘電体基板14内に形成されて複合化されることになり、第1のフィルタ部18A、第2のフィルタ部18B、第1の変換部84A及び第2の変換部84Bをそれぞれ単独で実装するよりも、その実装エリアを省スペース化させることができる。
しかも、各フィルタ部18A及び18Bにおいて共通の接地電位が印加される複数の電極を共通化し、更に、各変換部84A及び84Bにおいて共通のDC電位が印加される複数の電極を共通化しているため、受動部品10Bから導出される端子数を有効に削減することができ、これに伴い、端子間のピッチも狭ピッチ化させることができる。
また、この第2の実施の形態では、第1の受動部16Aは、複数の共振器を有する非平衡入出力方式の第1のフィルタ部18Aと、複数のストリップラインを有する第1の変換部84Aとを有し、第2の受動部16Bは、複数の共振器を有する非平衡入出力方式の第2のフィルタ部18Bと、複数のストリップラインを有する第2の変換部84Bとを有するようにしている。
これにより、第1及び第2のフィルタ部18A及び18Bを、小型化に有利な1/4波長の共振器にて構成することができる。しかも、一体化することで、第1のフィルタ部18Aと第1の変換部84A間の特性インピーダンス、並びに第2のフィルタ部18Bと第2の変換部84B間の特性インピーダンスをそれぞれ特定の値(例えば50Ω)に設定する必要がなくなり、両者間の特性インピーダンスを任意に決定することができるため、それぞれの設計の自由度を増すことができる。
また、両者間の特性インピーダンスを低く設定することができることから、第1及び第2のフィルタ部18A及び18Bを形成しやすくなり、第1及び第2の変換部84A及び84Bを構成するストリップラインの線幅を広げることができるため、第1及び第2の変換部84A及び84Bの損失も低減できるという効果がある。
つまり、この構成においては、高周波増幅回路等の接続を考慮して平衡入出力を実現しながらも、小型化を有効に図ることができる。
また、第1の入力側共振電極20と第2の入力側共振電極24の共通の短絡端から下方に延びるビアホール30と、第1の出力側共振電極22と第2の出力側共振電極26との共通の短絡端から下方に延びるビアホール34とが、複合変換部90の下層に形成された内層アース電極96まで達しているため、これらビアホール30及び34にて第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを改善することができる。
なお、例えば第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを改善する方法としては、図7に示す変形例に係る受動部品10Baのように、第1及び第2の変換部84A及び84B間に第7及び第8の誘電体層S7及びS8を貫通する例えば長方形状の長孔150を形成し、該長孔150内に内層アース電極94及び96とビアホール30及び34を介して電気的に接続される導電体層152を充填するようにしてもよい。これにより、第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを更に改善させることができる。なお、前記長孔150内に空気を充填するようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態に係る受動部品10Cについて図8を参照しながら説明する。なお、図5及び図6と対応する部材については同じ符号を付してその重複説明を省略する。
この第3の実施の形態に係る受動部品10Cは、上述した第2の実施の形態に係る受動部品10Bとほぼ同様の構成を有するが、第2のフィルタ部18Bが存在しないことで異なる。
即ち、この受動部品10Cは、第1の非平衡入力端子38(図5参照)から入力された信号が第1の受動部16Aにおける第1のフィルタ部18Aと第1の変換部84Aを介して第1の平衡出力端子100A及び100Bから出力され、第2の非平衡入力端子40に入力された信号が直接第2の受動部16Aにおける第2の変換部84Bを介して第2の平衡出力端子102A及び102Bから出力される。
これに伴い、上述した第2の実施の形態に係る受動部品10Bと比較すると、第3の誘電体層S3への内層アース電極56及び60(図6参照)の形成、結合調整電極64の形成が省略されている。
その代わりに、第5の誘電体層S5の一主面に第2の非平衡入力端子40(図5参照)と第2の変換部84Bとを電気的に接続する接続電極160が形成されることで、第2の非平衡入力端子40からの信号が第2の変換部84Bを介して第2の平衡出力端子102A及び102B(図5参照)から平衡出力されるようになっている。
この第3の実施の形態においても、第1の入力側共振電極20の短絡端から下方に延びるビアホール30と、第1の出力側共振電極22の短絡端から下方に延びるビアホール34によって第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを改善することができる。
もちろん、図9の変形例に係る受動部品10Caに示すように、第1及び第2の変換部84A及び84B間に長孔150を形成し、該長孔150内に内層アース電極94及び96とビアホール30及び34を介して電気的に接続される導電体層152を充填して第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを更に改善させるようにしてもよい。前記長孔150内に空気を充填してもよい。
このように、第3の実施の形態に係る受動部品10C及び変形例に係る受動部品10Caにおいては、第1のフィルタ部18Aと第1の変換部84Aとを有する第1の受動部16Aと、第2の変換部84Bを有する第2の受動部16Bとが1つの誘電体基板14内に形成されて複合化されることから、受動部品10C及び10Caの実装エリアを省スペース化させることができる。しかも、受動部品10C及び10Caから導出される端子数の削減を有効に図ることができ、端子間のピッチも狭ピッチ化させることができる。
次に、第4の実施の形態に係る受動部品10Dについて図10を参照しながら説明する。なお、図5及び図8と対応する部材については同じ符号を付してその重複説明を省略する。
この第4の実施の形態に係る受動部品10Dは、図10に示すように、上述した第3の実施の形態に係る受動部品10Cとほぼ同様の構成を有するが、第1のフィルタ部18Aが存在しないことで異なる。
即ち、この受動部品10Dは、第1の非平衡入力端子38(図5参照)に入力された信号が直接第1の受動部16Aにおける第1の変換部84Aを介して第1の平衡出力端子100A及び100B(図5参照)から出力され、第2の非平衡入力端子40に入力された信号が直接第2の受動部16Bにおける第2の変換部84Bを介して第2の平衡出力端子102A及び102B(図5参照)から出力される。
これに伴い、上述した第3の実施の形態に係る受動部品10Cと比較すると、第4の誘電体層S4への共振電極20及び22(図8参照)の形成並びに第3の誘電体層S3への内層アース電極54及び58の形成、結合調整電極62の形成が省略されている。
その代わりに、第4の誘電体層S4の一主面に第1の非平衡入力端子38(図5参照)と第1の変換部84Aとを電気的に接続する接続電極162と、第2の非平衡入力端子40と第2の変換部84Bとを電気的に接続する接続電極164が形成されている。
また、この第4の実施の形態では、第1及び第2の変換部84A及び84B間並びに接続電極162及び164間にそれぞれ長孔150及び166を形成し、これら長孔150及び166内に内層アース電極94及び96とビアホール30及び34を介して電気的に接続される導電体層152を充填して第1及び第2の変換部84A及び84B間のアイソレーションを改善させるようにしてもよい。もちろん、これら長孔150及び166内に空気層を充填してもよい。
このように、第4の実施の形態に係る受動部品10Dにおいては、第1の変換部84Aを有する第1の受動部16Aと、第2の変換部84Bを有する第2の受動部16Bが1つの誘電体基板14内に形成されて複合化されることから、受動部品10Dの実装エリアを省スペース化させることができる。しかも、受動部品10Dから導出される端子数の削減を有効に図ることができ、端子間のピッチも狭ピッチ化させることができる。
上述の実施の形態では、第1のフィルタ及び第2のフィルタをそれぞれ2つの共振器を有する構造としたが、それぞれ3つ以上の共振器を有する構造としてもよい。
なお、本発明に係る受動部品は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施の形態に係る受動部品を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 比較例の実装状態を示す説明図である。 実施例の実装状態を示す説明図である。 第2の実施の形態に係る受動部品を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る受動部品の変形例を示す分解斜視図である。 第3の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第3の実施の形態に係る受動部品の変形例を示す分解斜視図である。 第4の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。
符号の説明
10A、10B、10Ba、10C、10Ca、10D…受動部品
12a、12b、94、96…内層アース電極
14…誘電体基板 16A…第1の受動部
16B…第2の受動部 18A…第1のフィルタ部
18B…第2のフィルタ部 20…第1の入力側共振電極
22…第1の出力側共振電極 24…第2の入力側共振電極
26…第2の出力側共振電極 28、30、32、34…ビアホール
84A…第1の変換部 84B…第2の変換部
86A…第1の接続部 86B…第2の接続部
88…複合フィルタ部 90…複合変換部

Claims (2)

  1. 複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板と、
    前記誘電体基板の上部に形成された第1内層アース電極と、
    前記誘電体基板の下部に形成された第2内層アース電極と、
    前記誘電体基板内に形成された少なくとも2つの受動部とを有し、
    前記誘電体基板は、一方の前記受動部のための第1入力端子及び第1出力端子と、他方の前記受動部のための第2入力端子及び第2出力端子が形成され、
    一方の前記受動部は、第1電極を共振電極とする非平衡入出力方式の第1フィルタ部を有し、
    他方の前記受動部は、第2電極を共振電極とする非平衡入出力方式の第2フィルタ部を有し、
    前記第1電極と前記第2電極とが1つの電極膜にて連続して形成され、
    前記電極膜と前記第1内層アース電極及び前記第2内層アース電極とがビアホールにて電気的に接続されることにより、前記第1電極と前記第2電極が共通化され、且つ、前記第1電極と前記第2電極の前記ビアホールが接続される部分が共通の短絡端とされ
    前記1つの電極膜の前記第1電極に第1入力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2入力端子が接続されているか、又は前記1つの電極膜の前記第1電極に前記第1出力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2出力端子が接続されていることを特徴とする受動部品。
  2. 請求項1記載の受動部品において、
    前記第1フィルタ部は、第1入力側共振電極としての前記第1電極に加えて、第1出力側共振電極としての第3電極を有し、
    前記第2フィルタ部は、第2入力側共振電極としての前記第2電極に加えて、第2出力側共振電極としての第4電極を有し、
    前記第3電極と前記第4電極とが1つの第2の電極膜にて連続して形成され、
    前記第2の電極膜と前記第1内層アース電極及び前記第2内層アース電極とが第2のビアホールにて電気的に接続されることにより、前記第3電極と前記第4電極が共通化され、且つ、前記第3電極と前記第4電極の前記第2のビアホールが接続される部分が共通の短絡端とされ
    前記1つの電極膜の前記第1電極に第1入力端子が接続され、前記1つの電極膜の前記第2電極に前記第2入力端子が接続され、前記1つの第2の電極膜の前記第3電極に前記第1出力端子が接続され、前記1つの第2の電極膜の前記第4電極に前記第2出力端子が接続されていることを特徴とする受動部品。
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