JP4757855B2 - 建築用セラミックボード及び難燃性突き板パネル - Google Patents
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Description
(1)マグネシウム系無機質及び軽量チップを含むコア層;及び上記コア層の一面または両面に形成された表面層を含むことを特徴とするセラミックボード。
(2)マグネシウム系無機質が酸化マグネシウム、塩化マグネシウムまたはこれらの混合物であることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(3)軽量チップが、コア層に対して20〜60vol%で含まれることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(4)軽量チップがシランカップリング剤によって表面処理されていることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(5)軽量チップの大きさが0.1〜3mmであることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(6)軽量チップがポリスチレン、ポリプロフィレン、ポリエチレン及びエアロゲル顆粒から選択された一つ以上の発泡チップであることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(7)発泡チップが15〜70倍の発泡倍率及び0.015〜0.05g/cm3の密度を有することを特徴とする上記(6)に記載のセラミックボード。
(8)表面層がガラス繊維強化無機質層であることを特徴とする上記(1)に記載のセラミックボード。
(9)ガラス繊維強化無機質層は、ガラス繊維基布がマグネシウム系無機質に含浸されているか、または上記基布がマグネシウム系無機質でコートさされていることを特徴とする上記(8)に記載のセラミックボード。
(10)ガラス繊維基布が、ガラス織布、不織布またはこれらの組合せであることを特徴とする上記(9)に記載のセラミックボード。
(11)ガラス繊維基布の目付が20〜200g/m2であることを特徴とする上記(9)に記載のセラミックボード。
(12)マグネシウム系無機質は、酸化マグネシウム、塩化マグネシウムまたはこれらの混合物であることを特徴とする上記(9)に記載のセラミックボード。
(13)基材シート;上記シート上に難燃性接着剤層によって合板される突き板;及び上記突き板上に形成される透明UV硬化樹脂層を含む突き板パネル。
(14)基材シートが、上記(1)〜(12)のいずれかに記載のセラミックボードであることを特徴とする上記(13)に記載の突き板パネル。
(15)接着剤層は、ウレタン系、アクリル系またはエポキシ系接着剤に難燃剤が含まれてなることを特徴とする上記(13)に記載の突き板パネル。
(16)難燃剤は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ及び二酸化ケイ素よりなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする上記(15)に記載の突き板パネル。
(17)含有難燃剤の量が、接着剤100重量部に対して、20〜50重量部であることを特徴とする上記(15)に記載の突き板パネル。
(18)突き板が、自然突き板シートであることを特徴とする上記(13)に記載の突き板パネル。
(19)硬化樹脂層の厚さが0.3mm以下であることを特徴とする上記(13)に記載の突き板パネル。
(20)接着剤層、硬化樹脂層または接着剤層及び硬化樹脂層にアニオン放出物質が添加されることを特徴とする上記(13)に記載の突き板パネル。
(21)アニオン放出物質が、トルマリン、貴陽石及び希土類鉱物よりなる群から選択される一つ以上であることを特徴とする上記(20)に記載の突き板パネル。
(22)アニオン放出物質が、10〜30重量部で添加されることを特徴とする上記(20)に記載の突き板パネル。
以下、本発明に係る実施例及び本発明に係らない比較例を通じて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲は下記に提示した実施例によって限定されるものではない。
表面層110形成用原料の製造
酸化マグネシウム10Kg、塩化マグネシウム10Kg及び水4Kgを均一に混合し、表面層形成用マグネシウム系無機質混合物を製造しており、このとき、酸化マグネシウム10Kgと塩化マグネシウム10Kgの混合物の体積は18Lであった。
コア層120形成用原料の製造
上記表面層形成用原料6Kgに、密度が0.03g/cm3で、直径が0.01〜3mmの無定形の発泡ポリスチレンチップ(発泡チップ)250gを添加し、均一に混合し、コア層形成用原料を製造しており、このとき、発泡ポリスチレンチップ250gの体積は4.5Lであった。
セラミックボードの製造
プラスチック基材上に上記表面層形成用原料を3mmの厚さで塗布、積層し、その上に50g/m2のガラス繊維不織布を積層した後、加圧ローラーで圧着して表面層を形成した。次いで、上記表面層上にコア層形成用原料を8mmの厚さで塗布、積層した後、加圧ローラーで圧着してコア層を形成した。上記コア層上に50g/m2のンガラス繊維不織布を積層し、その上に表面層形成用原料を1mmの厚さで塗布、積層した後、加圧ローラーで平滑な表面層を形成し、厚さが9mmのセラミックボードを製造した。
上記セラミックボードを40℃で、24時間養生した後、50℃で、3日間乾燥し、再度大気中で3日間養生した。このようにして得られたセラミックボードを450cm×450cmのサイズで切断し、その物性を測定した。
実施例1で製造した表面層形成用原料6Kgに、膨脹パーライト50g、アミン系シランで表面処理した発泡ポリプロフィレン及び密度が0.02g/cm3で、直径が0.01〜3mmの無定形の発泡ポリスチレンチップ250gを添加し、均一に混合したコア層形成用原料を使用し、強度向上のためにガラス繊維不織布の内側にガラス繊維織物をさらに積層したことを除いては、上記実施例1と同様にしてセラミックボードを製造した。
接着剤組成物の製造
水溶性ポリウレタン樹脂を主成分とする接着剤1Kgに難燃剤として水酸化アルミニウム300gを添加し、真空混練機で均一に混合し、接着剤組成物1.2Kgを製造した。
突き板パネルの製造
市販の厚さ4mm、目付が1.0g/m2のマグネシウムボードに上記接着剤をバーコーターでコーティングした後、厚さが0.2mmの突き板基布を冷圧プレス法によって合板し、その上に、ポリウレタン樹脂を主成分とするUV硬化樹脂組成物をロールコーティング法によって0.2mmの厚さでコーティングし、硬化して突き板パネルを製造した。
接着剤組成物にアニオン放出物質として、トルマリン200gをさらに添加したことを除いては、上記実施例3と同様にして突き板パネルを製造した。
マグネシウムボードの代りに実施例1のセラミックボードを使用したことを除いては、上記実施例3と同様にして突き板パネルを製造した。
マグネシウムボードの代りに実施例2のセラミックボードを使用したことを除いては、上記実施例3と同様にして突き板パネルを製造した。
マグネシウムボードの代りに実施例1のセラミックボードを使用したことを除いては、上記実施例4と同様にして突き板パネルを製造した。
マグネシウムボードの代りに実施例2のセラミックボードを使用したことを除いては、上記実施例4と同様にして突き板パネルを製造した。
UV硬化層の厚さを0.5mmにしたことを除いては、上記実施例3と同様にして突き板パネルを製造した。
接着剤に難燃剤を使用しないことを除いては、上記実施例3と同様にして突き板パネルを製造した。
上記のようにして得られた実施例1〜8、比較例1、2及び市販の酸化マグネシウムボード及び石膏ボードの物性を下記の方法で測定した。
実施例1及び2と市販のボードのネジ保持力はKS F 2214に規定された試験方法に従って測定した。
2.曲げ強度
実施例1及び2と市販のボードの曲げ強度はKS F 2263に規定された試験方法に従って測定した。
3.密度
実施例1及び2と市販のボードの密度はKS F 2518に規定された試験方法に従って測定した。
4.寸法安定性
実施例1及び2と市販になるボードの寸法安定性はKS M 3802に規定された方法を利用して測定した。
5.難燃性
実施例1〜8、比較例1、2及び市販のボードの難燃性はKS F 2271に規定された試験方法に従って測定した。
6.外観評価
実施例3〜8及び比較例1及び2のパネルの外観を次ぎの基準に従って評価した。
○:パネル外観の天然突き板の木目模様が肉眼で自然に認識される。
×:パネル外観の天然突きの板木目模様が表面コーティングなどにより肉眼で不自然に認識される。
7.アニオン放出量の実験
実施例3〜8及び比較例1及び2のアニオン放出量を、アニオン測定機を用いて表面から測定した。
また、実施例3及び4の突き板パネルの場合、難燃剤を添加しない比較例1に比べ、優れた難燃性を示した。実施例3及び4に、さらに実施例1及び2のセラミックボードを使用した場合、難燃性はさらに向上されることが分かり、実施例4の場合、比較例1及び2に比べ、250倍のアニオンを放出していることが確認された。
120 コア層
121 軽量チップ
130 下部ガラス繊維強化層
201 下部ガラス織物
202 表面層形成原料
203 コア層形成原料
204 上部ガラス繊維基布
301 板形状の型枠
311、312、313 加圧ローラー
400 基材シート
401 接着剤層
402 突き板層
403 硬化樹脂層
Claims (14)
- マグネシウム系無機質及びシランカップリング剤によって表面処理されている軽量チップを含むコア層と、及び
前記コア層の一面または両面に形成された表面層とを備えてなり、
前記マグネシウム系無機質が酸化マグネシウム、塩化マグネシウムまたはこれらの混合物であり、
前記軽量チップが、前記コア層に対して20〜60vol%で含まれてなり、
前記軽量チップの大きさが0.1〜3mmであり、
前記軽量チップがポリスチレン、ポリプロフィレン、ポリエチレン及びエアロゲル顆粒から選択された一つ以上の発泡チップであり、
前記発泡チップが15〜70倍の発泡倍率及び0.015〜0.05g/cm 3 の密度を有してなり、
前記表面層がガラス繊維強化無機質層である、セラミックボード。 - 前記ガラス繊維強化無機質層が、ガラス繊維基布がマグネシウム系無機質に含浸されているか、または上記基布がマグネシウム系無機質でコートされている、請求項1に記載のセラミックボード。
- 前記ガラス繊維基布が、ガラス織布、不織布またはこれらの組合せである、請求項1に記載のセラミックボード。
- 前記ガラス繊維基布の目付が20〜200g/m2である、請求項2に記載のセラミックボード。
- 前記マグネシウム系無機質が、酸化マグネシウム、塩化マグネシウムまたはこれらの混合物である、請求項2に記載のセラミックボード。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載のセラミックボードと、
前記セラミックボード上に難燃性接着剤層によって合板される突き板と、及び
前記突き板上に形成される透明UV硬化樹脂層を備えなる、突き板パネル。 - 前記難燃性接着剤層が、ウレタン系、アクリル系またはエポキシ系接着剤に難燃剤が含まれてなる、請求項6に記載の突き板パネル。
- 前記難燃剤が、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ及び二酸化ケイ素よりなる群から選択された一つ以上である、請求項7に記載の突き板パネル。
- 前記難燃剤の添加量が、接着剤100重量部に対して、20〜50重量部である、請求項7に記載の突き板パネル。
- 前記突き板が、自然突き板シートである、請求項6に記載の突き板パネル。
- 前記透明UV硬化樹脂層の厚さが0.3mm以下である、請求項6に記載の突き板パネル。
- 前記難燃性接着剤層、前記透明UV硬化樹脂層、又は前記難燃性接着剤層及び前記透明UV硬化樹脂層にアニオン放出物質が添加される、請求項6に記載の突き板パネル。
- 前記アニオン放出物質が、トルマリン、貴陽石及び希土類鉱物よりなる群から選択される一つ以上のものである、請求項12に記載の突き板パネル。
- 前記アニオン放出物質が、10〜30重量部で添加される、請求項12に記載の突き板パネル。
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