JP4752562B2 - 鍵駆動装置及び鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
従来の鍵駆動装置では、例えば、特許文献1のようにソレノイドを用いたものや、特許文献2のようにステッピングモータとギア機構とを組み合わせたもの、また、特許文献3のように形状記憶合金をアクチュエータとして使用している。したがって、上記演奏情報に応じてソレノイドやステッピングモータ、形状記憶合金に駆動電圧や駆動信号を供給することで、各鍵が駆動されることになる。
また、従来の鍵駆動装置では上述したアクチュエータを用いているため、鍵を駆動しはじめる鍵駆動の初期段階において十分な駆動力を得るためには大きな消費電力が必要になるという不具合も生じる。この不具合は、特に電池仕様の電子キーボードに適用することが困難になるという問題がある。
なお、アクチュエータとして形状記憶合金を用いた場合には、上述したアクチュエータよりも小型化や軽量化を図ることができるが、形状記憶合金の伸縮は加熱冷却によって行われるため、鍵駆動の初期段階において十分な駆動力や駆動スピードを得ることができないという問題がある。
請求項1に係る発明は、フレームに対して揺動可能に支持された鍵を駆動する鍵駆動装置であって、誘電性を有して弾性変形可能な高分子材料からなる高分子膜と、該高分子膜の両面に配される一対の電極とを備える高分子フィルムのうち、その面方向の一端が前記フレームに固定されると共に他端が前記鍵の揺動に連動して移動するように固定され、前記一対の電極間への電圧印加状態の切換に応じて生じる前記高分子フィルムの面方向の伸長収縮に基づいて、前記鍵を揺動させ、前記電圧印加状態を切り換えて前記高分子フィルムを収縮させた際に前記鍵が揺動する方向が、手動で押された前記鍵の揺動方向と一致し、前記鍵の一方の揺動方向への揺動を規制する第1の規制手段、及び、前記鍵の他方の揺動方向への揺動を規制する第2の規制手段が設けられると共に、これら2つの規制手段により前記鍵の揺動範囲が規定され、前記鍵が前記第1の規制手段により規制される前記揺動範囲の一端に配された状態で、前記一対の電極間への電圧印加状態を切換に応じた前記高分子フィルムの他端の移動に基づいて、前記鍵を前記揺動範囲の一端から途中まで揺動させることを特徴とする鍵駆動装置を提案している。
また、この高分子フィルムにおいては、上記電圧印加状態の切換に対する高分子フィルムの伸長収縮の応答速度が大きいため、鍵を駆動しはじめる初期段階において鍵を駆動する初期駆動力及び駆動スピードを十分な大きさで得ることができる。
この高分子フィルムにおいては、上記電圧印加状態の切換に対する高分子フィルムの伸長収縮の応答速度が大きく、電圧を印加して高分子フィルムが伸長する場合には応答速度は特に大きいため、鍵を駆動しはじめる初期段階において鍵を駆動する初期駆動力及び駆動スピードを十分な大きさで得ることができる。
なお、この鍵駆動装置においては、高分子フィルムを利用して鍵を他方の揺動方向に揺動させる場合にのみ棒状部材に当接していればよいため、一対の電極間に電圧を印加しない状態においては高分子フィルムの他端を棒状部材の端部から離間させることができる。したがって、上記初期位置において手動で鍵を押して他方の揺動方向に揺動させる際には、鍵の他方の揺動方向への揺動が高分子フィルムによって妨げられることも防止できる。
そして、鍵が揺動範囲の途中に配置された状態においては、手指により鍵を押すことで、第2の規制手段により規制される揺動範囲の他端まで鍵をさらに揺動させることができる。したがって、この発明に係る鍵駆動装置を複数の鍵を並べて配置した鍵盤楽器に搭載した場合には、所定の鍵を揺動範囲の途中まで揺動させる動きで、手指で押すべき鍵を鍵盤楽器の演奏者に報知することが可能となる。すなわち、手指で押すべき鍵を演奏者に報知するガイド機能として鍵駆動装置を役立たせることができる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鍵駆動装置において、前記高分子フィルムが、電気的な絶縁材料からなる絶縁膜を介して複数積層されていることを特徴とする鍵駆動装置を提案している。
また、高分子フィルムは高分子膜の両面に一対の電極を配置するだけの簡素な構造であるため、鍵駆動装置や鍵盤楽器の軽量化及び小型化を図ることができる。
さらに、簡素な構造の高分子フィルムにより鍵を駆動することで、従来のものと比較して鍵を駆動するための構成を簡素化でき、鍵駆動装置の製造コスト削減も図ることができる。
鍵駆動装置1は、鍵7の下方側に配置されると共にフレームに対して揺動可能に取り付けられた揺動レバー(棒状部材)9及び揺動レバー9の後端(端部)9b側に配置された高分子フィルム11とを備えている。
なお、揺動レバー9がその自重によって規制部材15に当接した状態においては、鍵7が静止した初期位置に配されることになり、例えば、初期位置に配された鍵7を手動で押した際には、鍵7及び揺動レバー9がB方向に揺動することになる。
この高分子フィルム11には、一対の電極23,23間に電圧を印加する電源25、及び、電源25による電圧の印加を切り換えるスイッチ回路27が接続されている。ここで、スイッチ回路27は鍵駆動制御装置5から出力される信号に応じて開閉するように構成されている。
なお、このエラストマ膜21においては、一対の電極23,23間に印加される電源25の電圧が大きくなる程、上述した面方向への伸長量が延びることになる。また、この高分子フィルム11は、一対の電極23,23間への電圧印加の切換に対する伸長収縮の応答速度が大きいという特性を有している。
したがって、このスイッチ回路27により振幅の小さい入力信号に基づいて高分子フィルム11に印加される高い電圧の切換が行うことができる。
なお、高分子フィルム11は、電源25の電圧印加状態をスイッチ回路27により切り換えて高分子フィルム11を収縮させた際に鍵7及び揺動レバー9がB方向に揺動するように配置されている。つまり、高分子フィルム11を収縮させた際に鍵7及び揺動レバー9が揺動する方向が、手動で押された鍵7の揺動方向と一致している。
図2に示すように、高分子フィルム11に電圧が印加されている状態においては、高分子フィルム11の伸長及び揺動レバー9の自重により揺動レバー9の後端9bが第1の規制部材15に当接して、鍵7が初期位置に配される。
この状態からスイッチ回路27を切り換えて、図9に示すように、電源25の電圧印加が解除された際には、高分子フィルム11の収縮に基づいて揺動レバー9の後端9bに固定された高分子フィルム11の他端11bが一端11a側に近づくため、鍵7及び揺動レバー9が付勢手段13の付勢力に抗してB方向に揺動するように駆動される。この際、鍵7及び揺動レバー9の後端9bはその揺動範囲の一端から途中まで揺動する、すなわち、揺動レバー9の後端9bが第2の規制部材17に当接することはない。
ここで、高分子フィルム11は、電圧印加状態の切換に対する伸長収縮の応答速度が大きい特性を有するため、鍵7を駆動しはじめる初期段階において鍵7を駆動する初期駆動力及び駆動スピードを十分な大きさで得ることができる。
以上のようにして、この鍵駆動装置1においては、上記電圧印加状態の切換に応じた高分子フィルム11の他端11bの移動に基づいて鍵7を揺動させることができる。
上述のように、高分子フィルム11を撓ませることは、図示のように、電圧を印加して伸長した高分子フィルム11に対して行うことができ、また、電圧印加を解除して収縮した高分子フィルム11に対しても行うことができる。そして、高分子フィルム11を撓ませるように鍵7及び揺動レバー9をB方向に揺動させる際には、鍵7及び揺動レバー9を第2の規制部材17により規制される揺動範囲の他端まで揺動させることができる。
なお、発音制御装置49は、演奏情報発生装置3から出力される楽曲データの各楽音に対応する所定の波形データを音源45から読み出し、この波形データを上記楽曲データの発音タイミング情報、ノート情報やその他の情報に基づいて制御して発音装置47から出力させるようにも構成されている。すなわち、発音手段43においては、上記の押鍵検出装置41からの入力に代えて、演奏情報発生装置3から出力される楽曲データに基づいて楽音を発生することもできるようになっている。
この鍵盤楽器においては、予め各鍵7に取り付けられた鍵駆動装置1のスイッチ回路27を制御して高分子フィルム11に電源25の電圧を印加し、高分子フィルム11を伸長させておく。この状態において、図13に示すように、演奏情報発生装置3が、発音タイミング情報やノート情報等を含む楽曲データを読み込み(ステップS1)、楽曲データの各楽音を鍵駆動制御装置5に出力する(ステップS2)。具体的には、楽曲データの発音タイミング情報に基づいて楽曲データの各楽音を鍵駆動制御装置5に出力する。次いで、鍵駆動制御装置5が、楽曲データのノート情報に基づいて上記各楽音の音高に対応する鍵7に取り付けられた鍵駆動装置1のスイッチ回路27を制御し、高分子フィルム11への電圧印加を解除する(ステップS3)。この際には、高分子フィルム11の収縮に基づいて、上記楽音に対応する鍵7がその初期位置から付勢手段13の付勢力に抗してB方向に揺動する。
そして、鍵駆動制御装置5に出力すべき楽曲データの楽音が残っているかどうかを判定し(ステップS4)、出力すべき楽曲データが残っていると判定された場合には、再度ステップS2に戻り、演奏情報発生装置3が楽曲データの次の楽音を鍵駆動制御装置5に出力する。また、ステップS4において、楽曲データに出力すべき楽音が残っていないと判定された場合には、楽曲データに基づく鍵7の駆動を終了する。
したがって、演奏者が揺動範囲の途中に位置する鍵7を探して手指でさらに押し込むことで、はじめて押鍵検出装置41が動作し、この検出結果に基づいて発音装置47から鍵7に対応する波形データを出力されるため、楽曲の練習として用いることができる。すなわち、楽曲データにあわせて各鍵7をその揺動範囲の途中まで揺動させる動きを、楽曲データにあわせて手指で押すべき鍵7を鍵盤楽器の演奏者に報知するガイド機能として役立たせることができる。
また、高分子フィルム11の他端11bを揺動レバー9の後端9bに固定することで、高分子フィルム11を伸長収縮させる力が大きくなくても、鍵7及び揺動レバー9を揺動させるためのトルクを十分に得ることができる。
また、簡素な構造の高分子フィルム11により鍵を駆動することで、従来のものと比較して鍵7を駆動するための構成を簡素化でき、製造コスト削減も図ることができる。
また、高分子フィルム11への電圧印加状態に関わらず、高分子フィルム11によって妨げられることなく、手動で鍵7を押してB方向に揺動させることができる。
さらに、演奏者は楽曲データに応じた各鍵7の動きを手指で直接感じ取ることができるため、押すべき鍵7を視認してから手指で対応する鍵7を押す場合と比べて、鍵7を押す手指の反応速度を向上させることができる。また、視覚に頼らずに楽曲の練習が可能となるため、視力の弱い演奏者でも効率的に練習することができる。
このような動作を行う場合には、例えば、楽曲データに基づく鍵盤楽器での自動演奏が可能となる。なお、この自動演奏でも高分子フィルム11の伸長収縮を利用しているため、省電力での自動演奏が可能となる。
また、波形データは、楽曲データや押鍵検出装置41の検出結果に基づいて発音装置47から出力されるとしたが、これに限ることはなく、出力しないようにしても構わない。この場合には、周囲に迷惑をかけることなく楽曲の練習を行うことができる。
この場合には、演奏者が楽曲において押鍵するべき鍵7を1つずつ確認しながら楽曲の練習を行うことができるため、楽曲の演奏に不慣れな演奏者の練習に役立てることができる。
この場合には、演奏者の演奏速度にあわせて各楽音に対応する鍵7が揺動されるため、演奏者の演奏速度にばらつきがあっても効率よく楽曲の練習を行うことができる。
そこで、鍵盤楽器の電源をOFFとしても各鍵7が初期位置に配置されるように、例えば、高分子フィルム11の一端11aを固定する固定部33を揺動レバー9の後端9bに対して接近及び離間させるモータを別途設けても構わない。このモータは、鍵盤楽器の電源がONからOFFに切り換えられた際に固定部33を揺動レバー9の後端9bに接近させる方向に移動させ、また、鍵盤楽器の電源がOFFからONに切り換えられた際に固定部33を揺動レバー9の後端9bに接近させる方向に移動させる役割を果たす。
この状態からスイッチ回路27を切り換えて、図16に示すように、高分子フィルム53に電圧が印加された際には、高分子フィルム53の伸長に基づいて高分子フィルム53の他端53bが揺動レバー9の後端9bに当接すると共に揺動レバー9を付勢手段13の付勢力に抗してB方向に揺動させるため、この揺動に連動して鍵7がB方向に揺動することになる。この際、鍵7及び揺動レバー9の後端9bはその揺動範囲の一端から途中まで揺動する、すなわち、揺動レバー9の後端9bが第2の規制部材17に当接することはない。
そして、高分子フィルム53が伸長した状態において、スイッチ回路27を切り換えて高分子フィルム53への電圧印加を解除した際には、高分子フィルム53の他端53bが揺動レバー9の後端9bから離間する方向に移動するため、付勢手段13の付勢力によって鍵7及び揺動レバー9がA方向に揺動し、揺動レバー9の後端9bが第1の規制部材15に当接することになる。
なお、上述のように高分子フィルム53を配置する場合には、図示のように、高分子フィルム53を狭持ユニット57によりその厚さ方向から挟み込むことが好ましい。この狭持ユニット57は、例えば、一対の板状部材57a,57bを固定部55に固定して構成すればよい。この狭持ユニット57を設けることで付勢手段13の付勢力に基づく高分子フィルム53の座屈を防止することができる。
この構成の鍵駆動装置51では、上記実施形態と同様の効果を奏する。
この構成の鍵駆動装置61においては鍵7が初期位置に配された状態で、図17に示すように、揺動レバー9の上方側に配される一方の高分子フィルム11が伸長しており、揺動レバー9の下方側に配される他方の高分子フィルム53が収縮している。すなわち、この状態においては、一方の高分子フィルム11に電圧が印加され、他方の高分子フィルム53には電圧が印加されていない。
また、揺動範囲の途中に配された鍵7及び揺動レバー9をA方向に揺動させる際には、図17に示すように、各スイッチ回路27を切り換えて一方の高分子フィルム11に電圧を印加すると共に他方の高分子フィルム53への電圧印加を解除すればよい。
この構成の鍵駆動装置61でも上記実施形態と同様の効果を奏する。また、高分子フィルム11,53は、上述したように電圧の印加によって伸長する際にその応答速度が特に大きいため、鍵7及び揺動レバー9のA方向及びB方向の揺動動作をさらに高速で行うことができる。
したがって、高分子フィルム11,53は、例えば、鍵7の前端7a側に配置されるとしても構わない。また、例えば、棒状部材を鍵7の後端7bからその長手方向に一体に形成し、この棒状部材の先端側に高分子フィルム11,53を配置するとしてもよい。
さらに、鍵駆動装置1は、電子音を発音する発音手段43を備える鍵盤楽器に搭載されるとしたが、これに限ることはなく、ハンマーで弦を打つグランドピアノやアップライトピアノに搭載されるとしても構わない。
Claims (7)
- フレームに対して揺動可能に支持された鍵を駆動する鍵駆動装置であって、
誘電性を有して弾性変形可能な高分子材料からなる高分子膜と、該高分子膜の両面に配される一対の電極とを備える高分子フィルムのうち、その面方向の一端が前記フレームに固定されると共に他端が前記鍵の揺動に連動して移動するように固定され、
前記一対の電極間への電圧印加状態の切換に応じて生じる前記高分子フィルムの面方向の伸長収縮に基づいて、前記鍵を揺動させ、
前記電圧印加状態を切り換えて前記高分子フィルムを収縮させた際に前記鍵が揺動する方向が、手動で押された前記鍵の揺動方向と一致し、
前記鍵の一方の揺動方向への揺動を規制する第1の規制手段、及び、前記鍵の他方の揺動方向への揺動を規制する第2の規制手段が設けられると共に、これら2つの規制手段により前記鍵の揺動範囲が規定され、
前記鍵が前記第1の規制手段により規制される前記揺動範囲の一端に配された状態で、前記一対の電極間への電圧印加状態を切換に応じた前記高分子フィルムの他端の移動に基づいて、前記鍵を前記揺動範囲の一端から途中まで揺動させることを特徴とする鍵駆動装置。 - フレームに対して揺動可能に支持された鍵を駆動する鍵駆動装置であって、
前記鍵が、付勢手段によって前記フレームに対して前記鍵の揺動方向の一方に付勢され、
前記鍵の揺動に連動して前記フレームに対して支点を中心に揺動する棒状部材が設けられ、誘電性を有して弾性変形可能な高分子材料からなる高分子膜と、該高分子膜の両面に配される一対の電極とを備える高分子フィルムのうち、その面方向の一端が前記フレームに固定され、
前記高分子フィルムの他端が、前記一対の電極間に電圧を印加した際に前記高分子フィルムの前記面方向への伸長に応じて前記鍵を他方の揺動方向に揺動させるように、前記棒状部材の端部に当接し、
前記鍵の一方の揺動方向への揺動を規制する第1の規制手段、及び、前記鍵の他方の揺動方向への揺動を規制する第2の規制手段が設けられると共に、これら2つの規制手段により前記鍵の揺動範囲が規定され、
前記鍵が前記第1の規制手段により規制される前記揺動範囲の一端に配された状態で、前記一対の電極間への電圧印加状態を切換に応じた前記高分子フィルムの他端の移動に基づいて、前記鍵を前記揺動範囲の一端から途中まで揺動させることを特徴とする鍵駆動装置。 - 前記高分子フィルムが、狭持ユニットによりその厚さ方向から挟み込まれていることを特徴とする請求項2に記載の鍵駆動装置。
- 前記高分子フィルムが、前記高分子膜と前記電極とを交互に複数積層して構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鍵駆動装置。
- 前記高分子フィルムが、電気的な絶縁材料からなる絶縁膜を介して複数積層されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鍵駆動装置。
- フレームに対して揺動可能に支持された鍵を複数並べて配置した鍵盤楽器であって、
各鍵を駆動する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鍵駆動装置と、
自動演奏用の楽曲データを発生する演奏情報発生装置と、
前記楽曲データに基づいて選択された前記鍵に対応する前記一対の電極間への電圧印加状態を切り換える信号を出力する鍵駆動制御装置とを備えることを特徴とする鍵盤楽器。 - 前記楽曲データに基づいて前記鍵の駆動に同期するように楽音を発生する発音手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の鍵盤楽器。
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