JP4744381B2 - 空気除菌装置 - Google Patents
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Description
本発明の課題は、メンテナンスを容易にし、また、メンテナンスの頻度を低減させることのできる空気除菌装置を提供することにある。
このとき、電解水供給手段は、電解槽において生成された電解水に含まれる炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどのスケール、電解水から析出したスケール、コロイド状シリカ、フミン酸(腐植酸)等の不溶物をフィルタ材において一箇所で回収することができ、メンテナンスが容易である。また、電解槽からスケール等の不溶物が電解水とともに流出する毎にフィルタ材において不溶物と電解水とを分離して不溶物のみを回収することができるので、例えば、スケールを電極から除去する都度、ユーザ等が手作業等によりスケールを回収する必要がなく、メンテナンスの頻度を低減できる。また、気液接触部材には不溶物が除去された電解水を供給するので、気液接触部材にスケールやフミン酸などの不溶物が付着するのを防止し、気液接触部材のメンテナンスの頻度を低減させることができる。
また、フィルタ材は電解水供給トレイに対して着脱自在なので、フィルタ材が不溶物により目詰まりした場合には、フィルタ材を容易に交換することができ、メンテナンスが容易である。
この構成によれば、フィルタ材が目詰まりした場合には、電解水供給トレイ内の電解水の水位が上昇する。この際、水位センサにより所定の水位に達したことが検出されると、報知手段は、ユーザにフィルタ材を交換すべき旨を報知する。したがって、ユーザないし、メンテナンス管理者等はフィルタ材の交換時期、すなわちメンテナンス時期を容易に把握することができる。
この構成によれば、フィルタ材がスケールやフミン酸等の不溶物により目詰まりをして、電解水供給トレイ内の水位が上昇してオーバーフローした場合に、電解水供給経路により気液接触部材に電解水を供給することができ、フィルタ材を交換できない場合でも継続して空気除菌装置を運転させることができる。
この構成によれば、気液接触部材に供給される電解水に活性酸素種を含ませることができるので、活性酸素種の酸化作用により、空気中に含まれるウィルス等の除菌効果を高める他、空気中に含まれる臭い成分の脱臭等を行うことができる。また、活性酸素種により気液接触部材の殺菌、脱臭等を行うことができる。
この構成によれば、例えば、水道水等に含まれる塩素イオンなどを利用することにより、特に薬剤等を注入しなくとも、水の電気分解によりこれらの活性酸素種を容易に生成することができる。
この構成によれば、転極によって電極から除去されたスケール、電解水から析出したスケール又はコロイド状シリカ浮遊物が電解槽から流出した場合に、そのスケールをフィルタ材において回収することができる。
図1に本実施の形態の空気除菌装置1の外観斜視図を示す。図1に示すように、空気除菌装置1は床置き式のものであり、縦長に形成された箱形の筐体10の天面には操作パネル11と空気の吹出口12と開閉蓋13とが設けられている。開閉蓋13は筐体10の内部に配置される給水タンク6(図2参照)を出し入れするためのものである。また、吹出口12には、空気を吹き出す方向を変化させるための羽板14(オートルーバー(図3参照))が設けられている。
図2及び図3に示すように、筐体10に形成された吸込口15の内側にはプレフィルタ21が配置されている。プレフィルタ21は、吸込口15から吸い込まれる空気に含まれる花粉や埃などを補集するもので、本実施の形態では、例えば、10μm以上程度の粒子径を有する空気中の浮遊物質を補集できるものが適用される。
図6Aに示すように、PET樹脂製の気液接触部材3の下方には、上述の水受け皿8a(図4参照)が配置され、この水受け皿8aには、上述の給水タンク支持皿8bが連接されている。この給水タンク支持皿8bには、図6Aに示すように給水タンク6の給水口6Aと、循環ポンプ5とが配置されている。給水タンク6に貯留された水道水等は、給水口6Aから給水タンク支持皿8bに供給される。循環ポンプ5には電解槽4が接続されており、循環ポンプ5により給水タンク支持皿8bに給水される水道水等および水受け皿8aから給水タンク支持皿8bに流入する電解水が電解槽4に供給される。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-)
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応が起こると同時に、
水に含まれる塩素イオン(水道水等に予め含有されているもの)が、
2Cl-→Cl2+2e-
のように反応し、さらにこのCl2は水と反応し、
Cl2+H2O→HClO+HCl
となる。
電解水供給トレイ75の上縁には、図8および図9に示すように、電解水供給トレイ75の外側に突出するように設けられる小片部75aが所定の間隔を空けて複数設けられており、この小片部75aは支持部76に載置される。これにより、電解水供給トレイ75は支持部76に支持されるようになっている。
図1に示す操作パネル11を操作することで、床置き式の空気除菌装置1の運転が開始される。空気除菌装置1の運転が開始されると、図6(A)に示す循環ポンプ5が駆動し、給水タンク支持皿8bに溜まった水道水等が、電解槽4に供給される。
例えば、上記実施の形態では、出し入れ自在な給水タンク6による給水方式としたが、この給水タンク6の代わりに、例えば水道管を接続して、市水を直接導く水配管給水方式としてもよいことは云うまでもない。
このとき、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応と同時に、
3H2O→O3+6H++6e-
2H2O→O3+4H++4e-
の反応が起こり、オゾンが生成される。また、カソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-)
O2 -+e-+2H2→H2O2
のように、電極反応により生成したO2 -が溶液中のH+と結合して、過酸化水素が生成される。
3 気液接触部材
4 電解槽
5 循環ポンプ
6 給水タンク
7 散水ボックス(電解水供給手段)
9 排水トレイ
10 筐体
22 送風ファン
41 電極
70a 電解水供給管ユニット
70b フィルタユニット
71 電解水供給管
72 フィルタ材
75 電解水供給トレイ
75b 電解水供給孔
76 支持部
77 水位センサ
78 オーバーフロー口
Claims (4)
- 空気の吸込口および吹出口とを備える筐体と、前記筐体内に配置される気液接触部材と、電解水を生成する電解槽と、前記電解水を前記気液接触部材に供給する電解水供給手段と、前記吸込口から吸い込む室内の空気を、前記気液接触部材に浸透させた前記電解水に接触させて、前記吹出口から吹き出させる送風ファンと、を備えた空気除菌装置であって、
前記電解水供給手段は、前記電解槽から導入される電解水を濾過するフィルタ材と、フィルタ材を着脱自在に収容するとともにフィルタ材を通過した電解水を前記気液接触部材に供給する電解水供給孔が底部に形成された電解水供給トレイと、を備えること、
を特徴とする空気除菌装置。 - 請求項1記載の空気除菌装置において、
前記電解水供給トレイ内の水位を検出する水位センサと、
前記水位センサにより前記電解水供給トレイ内の水位が所定の水位に達した際に、ユーザに前記フィルタ材を交換すべき旨を報知する報知手段を備えたこと、
を特徴とする空気除菌装置。 - 請求項1または2に記載の空気除菌装置において、
前記電解水供給手段は、前記電解水供給トレイからオーバーフローする電解水を前記気液接触部材に供給するためのバイパス経路を有すること、
を特徴とする空気除菌装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気除菌装置において、
前記電解水は、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、オゾン、次亜塩素酸のいずれかの活性酸素種を含む電解水であること、
を特徴とする空気除菌装置。
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