JP4632334B2 - Packaging container - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻かれた被包装体、例えばラップフィルムに代表される樹脂製フィルムや紙、アルミホイル等を包装するための包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から種々の型式のラップフィルムを包装するための容器が知られているが、その多くは厚紙製であり、ロール状に巻かれたラップフィルムを収納する容器本体と、この容器本体に一体的に設けられた蓋体とから構成されている。また、一般に、容器から引き出されたラップフィルムを切断するためのカッターが蓋体の前面壁の裏面に取り付けられている。
【0003】
この種の容器を用いる場合、蓋体を持ち上げてラップフィルムの先端部を露出させる。そして、フィルム先端部を指で摘んで引き出した後、蓋体を閉じ、カッターにより、引き出したラップフィルムを切断するのである。
【0004】
ラップフィルムの切断後、容器に残ったラップフィルムの先端部は蓋体の前面壁と容器本体の前面壁との間に配置されるが、容器本体の前面壁表面は平滑な面となっているため、フィルム先端部全体が容器本体の前面壁に密着した状態となることがある。
【0005】
このようにフィルム先端部が容器本体の前面壁に密着したときには、フィルム先端部を指で摘むことが困難となる。特に、老人や目の不自由な者にとっては、フィルム先端部の位置を見出すことさえも困難である。従って、ラップフィルムの引出しに手間がかかるという問題がある。
【0006】
かかる問題点に対しては、従来においては、実開平6−51128号公報や特開平11−59690号公報等に記載されているように、容器本体の前面壁に切り線を入れ、外側に突出する突出片を形成したものが提案されている。図5に示す容器1がその一例であり、容器本体2の前面壁3の突出片4の存在によりラップフィルム5の先端部全体が前面壁3に密着することを防止することが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、容器本体2の前面壁3に形成された突出片4は、容器1の材料である厚紙(一般的にはコートボール紙)の性質から平坦な状態に戻ろうとするため、図5に示すようにゴム6を用いて突出状態を維持する必要がある(実開平6−51128号公報参照)。ゴム6を容器1の製造工程で取り付けることは手間がかかり、製造コストを高めることとなり、また、使用者にゴムを取り付けることを要請することは好ましくない。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器本体の前面壁に形成された突出片の突出状態を維持するための手段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ロール状に巻かれたラップフィルム等の被包装体を収納する容器本体と、該容器本体の後面壁の頂縁から回動可能に連設されている蓋体とを備える包装用容器において、容器本体の前面壁に、外側に突出される突出片となる突出片部分を画成する切り線を形成し、且つ、突出片部分の裏面に、該突出片部分の周縁から延出する戻り止めを設けたことを特徴とする。
【0010】
このような構成においては、突出片部分を容器の外側に引き出してラップフィルム等の先端部全体の密着防止用の突出片とした場合、戻り止めが突出片の周縁から延出しているため、突出片が内側に戻ろうとしても、戻り止めが容器本体の前面壁の表面に接し、それ以上の移動を阻止することができる。
【0011】
また、容器本体の前面壁が、容器本体の底面壁に一方の長縁が連設された矩形の第1壁体と、第1壁体の他方の長縁に連設された第2壁体であって、折り曲げられて第1壁体の裏面に接着された第2壁体とからなる場合においては、突出片部分は第1壁体に画成し、戻り止めは、突出片部分により覆われる第2壁体の部位に形成された切り線によって画成されることが好適である。この場合、戻り止めを突出片に別個に取り付ける必要はなく、容器用の型紙を作る段階で、戻り止めや突出片のための切り線を設けるだけでよい。
【0012】
また、突出片部分は容器本体の前面壁のいずれの部位に設けてもよいが、閉蓋状態における蓋体の前面壁により覆われる部位に画成することが好ましい。カッターが蓋体側に取り付けられている場合、他の部位に突出片があっても、ラップフィルム等の被包装体を切断した直後に残った先端部を浮き上がらせることができないからである。
【0013】
更に、突出片部分は、容器本体の前面壁の長手方向中央部に画成されていることが好適である。突出片が設けられている場合、そこで被包装体を把持することとなるので、突出片が中央部にあれば、被包装体を把持する位置も被包装体の幅方向の中央部となり、片側での皺発生を抑制することが可能となるからである。
【0014】
更にまた、本発明は、蓋体の前面壁の先端縁部に被包装体切断用のカッターが設けられている場合に特に有効となるものである。かかる容器の場合、突出片が容器本体の前面壁により押し付けられ、元の位置に戻ろうとするが、本発明の戻り止めでそれを防止することができるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」と「下」なる語は図面に示す位置状態での上、下を言うものとする。
【0016】
図1及び図2は、本発明に従ったラップフィルム包装用の容器を示す斜視図であり、図1は開蓋状態、図2は閉蓋状態を示す図である。図示の容器10は、1枚の厚紙、好ましくはコートボール紙から作られている。容器10用の好ましいコートボール紙としては、例えば、表側から順に、印刷特性を向上させるための透明樹脂から成るコート層、透明漂白クラフトパルプから成る白色系の第1の表層、漂白クラフトパルプと脱インキパルプ(古紙の再生パルプ)とから成る白色系の第2の表層、及び古紙の再生パルプから成る古紙層を積層したものが知られている。このようなコートボール紙の場合、折り曲げても、平坦な状態に戻ろうとする特性がある。
【0017】
図1に示すように、容器10は、円筒状の紙管12にロール状に巻き付けられたラップフィルム14を収納するための容器本体16と、この容器本体16に一体的に連設された蓋体18とから構成されている。閉蓋状態の容器10の全体形状は図2に示す如く略直方体形状をなす。
【0018】
容器本体16の上部は、ラップフィルム14を引き出すための開口部として開放されている。また、蓋体18は、容器本体16の後面壁20の頂縁から連続して延び、容器本体16に対して回動可能であり、容器本体16の開口部を覆うことができるよう構成されている。蓋体18の前面壁(以下「蓋体前面壁」という)22の裏面には、引き出されたラップフィルム14を切断するための鋸刃状のカッター24が取り付けられている。図示実施形態においては、蓋体前面壁22の先端縁はV字状をなし、その形状に合わせてカッター24もV字状のものが用いられている。このようなV字状カッター24を採用した容器10の場合、図2に示すように、右手でフィルム先端部を把持し、左手の親指を蓋体前面壁22の中央部にあてがった状態で容器10を左手で握り、容器10を前側、すなわち矢印Aの方向にひねるのが、最も効率的なラップフィルム14の切断方法となる。
【0019】
なお、図1及び図2には示していないが、使用開始前にあっては、蓋体前面壁22には開封片がミシン目を介して連設されており、容器本体16の前面壁(以下「本体前面壁」という)26の表面に接着されている。この開封片により容器10の封緘がなされ、カッター24の刃が露出するのを防いでいる。使用時、開封片は除去される。
【0020】
ここで、本体前面壁26を展開した図3も参照して本体前面壁26について更に詳細に説明する。本体前面壁26は、容器本体16の底面壁28に一方の長縁が連設された矩形の第1壁体26aと、この第1壁体26aと折り線27で連設された台形の第2壁体26bとからなり、第1壁体26aを底面壁28に対して直角に折り曲げると共に、第2壁体26bを折り線27に沿って180度折り曲げて第1壁体の裏面に接着剤で接着させることで構成されている。なお、符号26cの部分は容器本体16の側面壁30に接着される部分である。また、図示実施形態では、第2壁体26bの幅W1は第1壁体26aの幅W2の2分の1〜3分の1程度となっている。
【0021】
本体前面壁26を構成する第1壁体26aの長手方向中央部であって、閉蓋状態の蓋体前面壁22により覆われる部位には、略U字状の切り線32が入れられている。より詳細には、切り線32は、上下方向に延び且つ互いに所定の間隔をおいて配置された第1及び第2の切り線32a,32bと、これらの切り線32a,32bの下端(折り線27から離れた側の端部)同士を繋ぐよう横方向に延びる第3の切り線32cとから構成されている。図示実施形態では、第3の切り線32cの中央部は折り線27側に湾曲されている。この切り線32で囲まれた部分(突出片部分)34’を外側に引き起こすことで、本体前面壁26の他の領域から外側に突出する突出片34が形成される。
【0022】
また、本体前面壁26を構成する第2壁体26bの中央部であって、突出片部分34’の裏側となる部位には2本の切り線36a,36bが入れられている。図4も参照して説明すると、これらの切り線36a,36bは、第2壁体26bの下縁(自由縁)から本体前面壁26の頂縁(折り線)27に向って延び、頂縁27に近いほど両者の間隔が狭まるように形成されている。また、切り線36a,36bの下端部間の間隔は、第1と第2の切り線32a,32b間の間隔よりも若干大きくなるように、そして、他の位置における切り線36a,36b間の間隔は第1と第2の切り線32a,32b間の間隔よりも小さくなるよう、切り線36a,36bは形成されている。更に、突出片部分34’を外側に引き出す際に切り線36a,36bの間で画成される部分38がその動きを拘束しないよう、切り線36a,36bの上端から本体前面壁26の頂縁27までの距離D1は、第1及び第2の切り線32a,32bの上端から頂縁27までの距離D2よりも小さくされている。
【0023】
なお、本体前面壁26の表面には、ラップフィルム14の巻戻りを防止するための粘着層が設けられることが好適である。粘着層は、ラップフィルム14の切断直後にフィルム先端部を剥離可能に保持することができるよう、閉蓋状態では蓋体前面壁22により覆われる部位に形成される。図示実施形態の容器10では、蓋体前面壁22の中央部を押さえながらラップフィルム14を切断するため、粘着層は、本体前面壁26の中央部、従って突出片34の表面に設けることが好ましい。
【0024】
このような構成において、封緘された容器10を使用者が使用する場合、まず開封片(図示しない)を蓋体前面壁22から除去して、蓋体18を開き、本体前面壁26の裏側に指を差し入れ、第1壁体26aの切り線32に囲まれた突出片部分34’を外側に押し出す。これによって、図1に示す突出片34が形成されることになる。この際、第1壁体26aに接着された第2壁体26bの切り線32a,32bが挟まれた部分38も同時に外側に押し出されることになる。図4からも分かるように、部分38の下隅部40は、突出片部分34’の周縁(すなわち切り線32)から側方に延出している。突出片部分34’を突出片34として容器10の外側に引き出した状態では、部分38の下隅部40は、本体前面壁26の表面であって、突出片34に隣接する部位に対峙することになる。従って、コートボール紙の特性によって平坦な元の状態に戻ろうとしても、この下隅部40は、本体前面壁26に当接するため戻り止めとして機能し、突出片34の突出状態が維持されることになる。
【0025】
突出片34が外側に突出された状態にあるとき、ラップフィルム14がカッター24により切断された直後、ラップフィルム14の先端部の一部が突出片34によって本体前面壁26の他の領域から浮き上がった状態となり、使用者は容易にラップフィルム14を把持することが可能となる。なお、第3の切り線32cが湾曲され、突出片34の下縁に上向きの凹部42が形成されているが、この凹部42の存在により、指を突出片34の下側に挿入しやすくなり、これによってラップフィルム14の把持がより一層容易化される。
【0026】
なお、この際、突出片34が本体前面壁26の長手方向中央部に配置されていることから、ラップフィルム14の幅方向の中央部を摘むことになるので、ラップフィルム14の片側に皺がよるという弊害が生じにくくなっている。
【0027】
ラップフィルム14の先端部を把持したならば、所望の長さを引き出し、図2に示すように、蓋体18をしっかりと閉じ、容器10を持っている手の親指で蓋体前面壁22の中央部を押さえ、容器10を前方にひねってカッター24によりラップフィルム14を切断する。この時、蓋体前面壁22を介して突出片34に容器内側への力が作用するが、戻り止め40の存在により、突出片34は突出状態に保たれることになる。
【0028】
なお、このような突出片34が不要である場合には、部分34’を押し出す必要がなく、また、突出片34を引き出した後に不要となった場合には、容器10の内側に押し戻せばよい。一旦、突出片34が初期状態となると、戻り止め40が第1壁体26aの裏面に接するので、外側への突出を防止することとなる。
【0029】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0030】
例えば、上記実施形態では、カッターが蓋体前面壁に取り付けられているが、容器本体の底面壁にカッターが取り付けられた容器であっても本発明は適用可能である。かかる場合、突出片は蓋体前面壁22で覆われる位置に配設される必要ない。
【0031】
また、突出片は一カ所に限られず、複数箇所に設けてもよい。
【0032】
更に、上記実施形態では、本体前面壁を構成する第1壁体と第2壁体に切り線を入れて突出片及び戻り止めを形成するようにしている。切り線の形成は、容器の型紙を製造する段階に組み込むことができ、製造コストを上昇させるものではなく簡便な方法であるが、突出片の裏面に戻り止めとなる紙片を別途に接着することも可能である。
【0033】
また、戻り止めは突出片の左右の側方のみならず、下縁から下方に延出させるような形態も考えられる。
【0034】
更にまた、本発明による容器により包装される被包装体は、ラップフィルムのみならず、その他の樹脂製フィルムや紙、アルミホイル等としてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ラップフィルム等の被包装体の先端部の一部が突出片の存在により本体前面壁から浮き上がった状態となるので、その先端部を容易に把持し引き出すことが可能となる。特に、被包装体の端縁の位置を見つけることが困難な状況や、目の不自由な者にとって、有効となるものである。しかも、突出片は戻り止めにより突出状態が維持されるので、突出片の表面と本体前面壁の他の領域の表面とが面一になってしまうという弊害が防止され、常時、被包装体を把持しやすい状態が保たれる。
【0036】
また、蓋体前面壁にカッターが取り付けられている場合、蓋体前面壁を被包装体と共に本体前面壁に押し付ける動作があるため、突出片が元の平坦な状態に戻りやすいが、そのようなタイプの包装用容器に対し、本発明は、前記の突出維持効果を有しているため、特に有効となるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装用容器の一実施形態を示す斜視図であり、開蓋状態を示す図である。
【図2】図1の容器の閉蓋状態を示す斜視図である。
【図3】本体前面壁を展開して示す図1と同様な斜視図である。
【図4】本体前面壁を部分的に示す正面図である。
【図5】従来の包装用容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…包装用容器、12…紙管、14…ラップフィルム(被包装体)、16…容器本体、18…蓋体、20…容器本体の後面壁、22…蓋体の前面壁、24…カッター、26…容器本体の前面壁、26a…第1壁体、26b…第2壁体、32(32a,32b,32c)…切り線、34…突出片、34’…突出片部分、36a,36b…切り線、38…戻り止めを含む部分、40…戻り止め。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging container for packaging a packaged body wound in a roll shape, for example, a resin film typified by a wrap film, paper, aluminum foil, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, containers for wrapping various types of wrap film are known, but most of them are made of cardboard, and a container main body for storing a roll-wrapped wrap film and an integral body of the container main body. It is comprised from the cover body provided in. Moreover, generally the cutter for cut | disconnecting the wrap film pulled out from the container is attached to the back surface of the front wall of a cover body.
[0003]
When this type of container is used, the lid is lifted to expose the tip of the wrap film. And after picking and pulling the film front-end | tip part with a finger | toe, a cover body is closed and the drawn wrap film is cut | disconnected with a cutter.
[0004]
After the wrap film is cut, the tip of the wrap film remaining in the container is disposed between the front wall of the lid and the front wall of the container body, but the front wall surface of the container body is a smooth surface. Therefore, the entire film tip may be in close contact with the front wall of the container body.
[0005]
Thus, when the film front-end | tip part contact | adhered to the front wall of the container main body, it becomes difficult to pick a film front-end | tip part with a finger | toe. In particular, it is difficult for even the elderly and blind people to find the position of the film tip. Therefore, there is a problem that it takes time to draw out the wrap film.
[0006]
In order to deal with such problems, conventionally, as described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-51128, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-59690, etc., a cut line is made on the front wall of the container body and protrudes outward. The thing which formed the protruding piece which does is proposed. The container 1 shown in FIG. 5 is an example, and it is possible to prevent the entire front end portion of the wrap film 5 from coming into close contact with the front wall 3 due to the presence of the protruding piece 4 of the front wall 3 of the container body 2. Yes.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the protruding piece 4 formed on the front wall 3 of the container body 2 tries to return to a flat state due to the property of cardboard (generally coated cardboard) which is a material of the container 1, and is shown in FIG. Thus, it is necessary to maintain the protruding state using the rubber 6 (see Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-51128). Attaching the rubber 6 in the manufacturing process of the container 1 takes time and increases the manufacturing cost, and it is not preferable to require the user to attach the rubber.
[0008]
This invention is made | formed in view of this situation, The objective is to provide the means for maintaining the protrusion state of the protrusion piece formed in the front wall of a container main body.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention comprises a container main body that accommodates a packaged body such as a wrap film wound in a roll shape, and is rotatably provided from the top edge of the rear wall of the container main body. Forming a cut line that defines a protruding piece portion that becomes a protruding piece protruding outward on the front wall of the container body, and on the back surface of the protruding piece portion, A detent extending from the periphery of the protruding piece portion is provided.
[0010]
In such a configuration, when the protruding piece portion is pulled out to the outside of the container and used as a protruding piece for preventing adhesion of the entire front end portion of the wrap film or the like, the detent extends from the peripheral edge of the protruding piece. Even if the piece attempts to return inward, the detent can contact the surface of the front wall of the container body and prevent further movement.
[0011]
In addition, the front wall of the container body has a rectangular first wall body in which one long edge is connected to the bottom wall of the container body, and a second wall body that is connected to the other long edge of the first wall body. In the case where the second wall body is bent and bonded to the back surface of the first wall body, the protruding piece portion is defined by the first wall body, and the detent is covered by the protruding piece portion. It is preferable to be defined by a cut line formed in the portion of the second wall body. In this case, it is not necessary to attach the detent separately to the protruding piece, and it is only necessary to provide a cut line for the detent or protruding piece at the stage of making the container pattern.
[0012]
Further, the protruding piece portion may be provided in any part of the front wall of the container body, but it is preferable that the protruding piece part be defined in a part covered by the front wall of the lid in the closed state. This is because, when the cutter is attached to the lid side, even if there is a protruding piece at another part, the tip portion remaining immediately after cutting the packaged body such as a wrap film cannot be lifted.
[0013]
Furthermore, it is preferable that the protruding piece portion is defined in the longitudinal center portion of the front wall of the container body. If the projecting piece is provided, the package body is gripped there. Therefore, if the projecting piece is in the central portion, the position where the package body is gripped is also the center portion in the width direction of the package body, and one side This is because it is possible to suppress the occurrence of wrinkles.
[0014]
Furthermore, the present invention is particularly effective when a cutter for cutting an object to be packaged is provided at the front edge of the front wall of the lid. In such a container, the projecting piece is pressed by the front wall of the container body to return to the original position, but this can be prevented by the detent of the present invention.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present specification, the terms “upper” and “lower” refer to upper and lower in the position state shown in the drawings.
[0016]
1 and 2 are perspective views showing a wrap film packaging container according to the present invention, in which FIG. 1 shows an open state and FIG. 2 shows a closed state. The illustrated
[0017]
As shown in FIG. 1, a
[0018]
The upper part of the
[0019]
Although not shown in FIGS. 1 and 2, before the start of use, an opening piece is connected to the
[0020]
Here, the main
[0021]
A substantially
[0022]
In addition, two
[0023]
In addition, it is suitable for the surface of the main
[0024]
In such a configuration, when the user uses the sealed
[0025]
When the protruding
[0026]
At this time, since the projecting
[0027]
When the leading end of the
[0028]
If such a protruding
[0029]
As mentioned above, although preferred embodiment of this invention was described in detail, it cannot be overemphasized that this invention is not limited to the said embodiment.
[0030]
For example, in the above embodiment, the cutter is attached to the front wall of the lid, but the present invention can be applied to a container in which the cutter is attached to the bottom wall of the container body. In such a case, the protruding piece does not need to be disposed at a position covered with the
[0031]
Further, the protruding piece is not limited to one place, and may be provided at a plurality of places.
[0032]
Furthermore, in the said embodiment, the cut piece is put into the 1st wall body and 2nd wall body which comprise a main body front wall, and it is made to form a protrusion piece and a detent. The formation of the cut line can be incorporated in the stage of manufacturing the paper pattern of the container, and does not increase the manufacturing cost, but is a simple method. However, a paper piece that serves as a detent is bonded separately to the back surface of the protruding piece. Is also possible.
[0033]
Further, the detent may be extended not only from the left and right sides of the projecting piece but also from the lower edge.
[0034]
Furthermore, the body to be packaged by the container according to the present invention may be not only a wrap film but also other resin films, paper, aluminum foil, and the like.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since a part of the front end portion of the packaged body such as a wrap film is lifted from the front wall of the main body due to the presence of the protruding piece, the front end portion can be easily grasped. It can be pulled out. In particular, it is effective for situations where it is difficult to find the position of the edge of the packaged body or for the visually impaired. In addition, since the protruding piece is maintained in the protruding state by the detent, the adverse effect that the surface of the protruding piece and the surface of the other region of the front wall of the main body are flush with each other can be prevented, Easy to grip.
[0036]
In addition, when the cutter is attached to the front wall of the lid, there is an operation of pressing the front wall of the lid against the front wall of the main body together with the packaged body, so that the protruding piece tends to return to the original flat state. Since this invention has the said protrusion maintenance effect with respect to the packaging container of a type, it becomes especially effective.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a packaging container according to the present invention, and is a view showing an open state.
2 is a perspective view showing a closed state of the container of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a perspective view similar to FIG.
FIG. 4 is a front view partially showing a front wall of a main body.
FIG. 5 is a perspective view showing a conventional packaging container.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記容器本体の前面壁に、外側に突出される突出片となる突出片部分を画成する切り線が形成されており、
前記突出片部分の裏面に、該突出片部分の周縁から延出する戻り止めが設けられていることを特徴とする包装用容器。In a packaging container comprising a container main body that stores a packaged body wound in a roll shape, and a lid that is rotatably connected from the top edge of the rear wall of the container main body.
On the front wall of the container body, a cut line is formed that defines a protruding piece portion that becomes a protruding piece protruding outward,
A packaging container, wherein a detent extending from a peripheral edge of the protruding piece portion is provided on the back surface of the protruding piece portion.
前記突出片部分が前記第1壁体に画成されており、
前記戻り止めが、前記突出片部分により覆われる前記第2壁体の部位に形成された切り線によって画成された部分から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。The front wall of the container body includes a first wall body having one long edge connected to the bottom wall of the container body, and a second wall body connected to the other long edge of the first wall body. And comprising a second wall that is bent and adhered to the back surface of the first wall,
The protruding piece portion is defined in the first wall;
2. The packaging container according to claim 1, wherein the detent is constituted by a portion defined by a cut line formed in a portion of the second wall body covered by the protruding piece portion. .
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