JP4622602B2 - 糖鎖解析装置 - Google Patents
糖鎖解析装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4622602B2 JP4622602B2 JP2005076407A JP2005076407A JP4622602B2 JP 4622602 B2 JP4622602 B2 JP 4622602B2 JP 2005076407 A JP2005076407 A JP 2005076407A JP 2005076407 A JP2005076407 A JP 2005076407A JP 4622602 B2 JP4622602 B2 JP 4622602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- column
- sugar chain
- columns
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/26—Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
- G01N30/38—Flow patterns
- G01N30/46—Flow patterns using more than one column
- G01N30/466—Flow patterns using more than one column with separation columns in parallel
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N2030/022—Column chromatography characterised by the kind of separation mechanism
- G01N2030/027—Liquid chromatography
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/26—Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
- G01N30/38—Flow patterns
- G01N30/46—Flow patterns using more than one column
- G01N30/468—Flow patterns using more than one column involving switching between different column configurations
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
レクチン(lectin)は特定の糖鎖構造を認識し結合する蛋白質であり、単糖の種類はもちろんのこと、糖のアノマー(互変異性体)配列や結合位置を含めた糖鎖構造を認識していることがわかっている。レクチンは活性が多様なだけでなく、その構造も多様であり、これらの性質を利用したレクチンカラムによる複合糖鎖の精製や細胞群の分離分画は様々に研究されている(例えば特許文献1参照。)。
糖鎖とレクチンの相互作用の強弱を測定するために流路切換えバルブ6,7の間に2本のカラム9,10を取り付け、その中に試料の糖鎖と相互作用する可能性のあるレクチンをカラム9,10へ固定化する。その後、スクリーニングを行いたい糖鎖を試料注入部5から注入し、送液ポンプ3,4によって移動相1を送液して検出器8によって分析を行っていた。
この装置では、流路切換えバルブ6,7の切換えにより、片方のカラム9を分析しているときに、もう片方のカラム10の洗浄を行い、実験操作の効率化を図ることで、一度の分析で2本のカラムからデータを得ることができる。
また、糖鎖の構造の構造解析などに必要な測定データが一度の測定で入手できないため、測定データの取得からデータ処理までを自動化するのが容易ではなかった。
例えば、レクチンの糖特異性を予め把握している場合、同定された糖蛋白質がどのような糖鎖をもっていたのかを大まかな範囲で推定することができる。これにより、一度の分析でコアメンバの分類(構造特徴の推定)が可能になり、例えば、N型糖鎖では高マンノース型か複合型かどうかといった、コアメンバの分類同定を行なうことができる。
また、本発明の糖鎖解析装置は、糖鎖とレクチンとの相互作用を求める演算制御装置を備えたので、分析から相互作用の計算までを自動的に行うことができる。これにより、最初の分析開始だけ人の手によって行い、あとは自動的に相互作用までを求めることが可能となる。
図1は本発明の糖鎖解析装置を示しており、(A)〜(D)はバルブを切り換えたときの流路の違いを示した図である。太い実線は分析用移動相、太い破線は洗浄用移動相の流路を示している。
この実施例では、容器1の溶媒は分析用移動相と洗浄液の両方の溶媒として兼用されている。
流路切換えバルブ7の切換えにより、流路切換えバルブ6又は7からのカラム溶出液が検出器8に導かれ、洗浄液がドレインに排出される。
糖鎖を含む試料として、例えば、精製した生体分泌液を用い、糖鎖とレクチンとの結合定数を求める。
(A)は分析力ラム9で分析を行ない、それと同時に分析力ラム10を洗浄する動作を表わす流路接続を示している。
分析対象の糖鎖を含む試料は、試料注入部5から導入され、ポンプ4より送液された移動相により送られ、流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ13を介して力ラム9へ導かれ、力ラム9からの溶出液が流路切換えバルブ7によって検出器8へと送られて検出される。演算制御装置15は、検出器8によるクロマトグラムデータを取得し、計算を行なうことで糖鎖と力ラム9に固定されたレクチンとの相互作用を求める。
その分析動作と同時に、ポンプ3により送液された洗浄液は流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ14を介してカラム10へ送られ、カラム10を洗浄して流路切換えバルブ7を通ってドレインへ排出される。
試料は、試料注入部5から導入され、ポンプ4より送液された移動相により送られ、流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ14を介して力ラム10へ導かれ、力ラム10からの溶出液が流路切換えバルブ7によって検出器8へと送られて検出される。演算制御装置15は、検出器8によるクロマトグラムデータを取得し、計算を行なうことで糖鎖と力ラム10に固定されたレクチンとの相互作用を求める。
その分析動作と同時に、ポンプ3により送液された洗浄液は流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ13を介してカラム11へ送られ、カラム11を洗浄して流路切換えバルブ7を通ってドレインへ排出される。
試料は、試料注入部5から導入され、ポンプ4より送液された移動相により送られ、流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ13を介して力ラム11へ導かれ、力ラム11からの溶出液が流路切換えバルブ7によって検出器8へと送られて検出される。演算制御装置15は、検出器8によるクロマトグラムデータを取得し、計算を行なうことで糖鎖と力ラム11に固定されたレクチンとの相互作用を求める。
その分析動作と同時に、ポンプ3により送液された洗浄液は流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ14を介してカラム12へ送られ、カラム12を洗浄して流路切換えバルブ7を通ってドレインへ排出される。
試料は、試料注入部5から導入され、ポンプ4より送液された移動相により送られ、流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ14を介して力ラム12へ導かれ、力ラム12からの溶出液が流路切換えバルブ7によって検出器8へと送られて検出される。演算制御装置15は、検出器8によるクロマトグラムデータを取得し、計算を行なうことで糖鎖と力ラム12に固定されたレクチンとの相互作用を求める。
その分析動作と同時に、ポンプ3により送液された洗浄液は流路切換えバルブ6と流路切換えバルブ13を介してカラム9へ送られ、カラム9を洗浄して流路切換えバルブ7を通ってドレインへ排出される。
2 脱気装置
3,4 送液ポンプ
5 試料注入部
6,7,13,14 流路切換えバルブ
8 検出器
9〜12 分析カラム
15 演算制御装置
Claims (2)
- 試料注入部から注入された試料を移動相によりカラムに送液し、そのカラムからの溶出液を検出器で検出することにより糖鎖とレクチンとの相互作用を検出する液体クロマトグラフによる糖鎖解析装置において、
該糖鎖解析装置は試料として糖鎖を含む溶液を前記試料注入部から注入するものであり、
前記カラムとして互いに異なるレクチンを固定した少なくとも4本のカラムを備え、
1つのカラムについて移動相が前記試料注入部を経由して供給されて前記検出器に導かれる分析流路を形成し、同時に他の1つのカラムについて前記移動相と兼用される溶媒からなる洗浄液が流される洗浄流路が形成されるように流路を構成するとともに、この流路構成を前記4本のカラムの間で切り換える流路切換え機構を備え、かつ
前記少なくとも4本のカラムからの溶出液から得られる前記検出器の検出データを基にして糖鎖とレクチンとの相互作用を決定するプログラムを備えた演算制御装置を備えたことを特徴とする糖鎖解析装置。 - 試料注入部から注入された試料を移動相によりカラムに送液し、そのカラムからの溶出液を検出器で検出することにより糖鎖とレクチンとの相互作用を検出する液体クロマトグラフによる糖鎖解析装置において、
該糖鎖解析装置は試料としてレクチンを含む溶液を前記試料注入部から注入するものであり、
前記カラムとして互いに異なる糖鎖を固定した少なくとも4本のカラムを備え、
1つのカラムについて移動相が前記試料注入部を経由して供給されて前記検出器に導かれる分析流路を形成し、同時に他の1つのカラムについて前記移動相と兼用される溶媒からなる洗浄液が流される洗浄流路が形成されるように流路を構成するとともに、この流路構成を前記4本のカラムの間で切り換える流路切換え機構を備え、かつ
前記少なくとも4本のカラムからの溶出液から得られる前記検出器の検出データを基にして糖鎖とレクチンとの相互作用を決定するプログラムを備えた演算制御装置を備えたことを特徴とする糖鎖解析装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076407A JP4622602B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 糖鎖解析装置 |
CN200610058995.2A CN1834643B (zh) | 2005-03-17 | 2006-03-09 | 糖链分析装置 |
US11/371,734 US20060210437A1 (en) | 2005-03-17 | 2006-03-09 | Sugar chain analyzing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076407A JP4622602B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 糖鎖解析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006258608A JP2006258608A (ja) | 2006-09-28 |
JP4622602B2 true JP4622602B2 (ja) | 2011-02-02 |
Family
ID=37002468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005076407A Active JP4622602B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 糖鎖解析装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060210437A1 (ja) |
JP (1) | JP4622602B2 (ja) |
CN (1) | CN1834643B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511723A (ja) * | 2008-12-10 | 2012-05-24 | オールテック・アソシエイツ・インコーポレーテッド | クロマトグラフィーシステムのための溶媒供給システム、及び、その製造と使用の方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040008A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Showa Denko Kk | 並列型分離分析装置及び分析方法 |
JP2003139754A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-14 | Ebara Corp | マルチカラム・アフィニティー検出システム |
US6641783B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-11-04 | Charles Pidgeon | Chromatographic systems with pre-detector eluent switching |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4966843A (en) * | 1982-11-01 | 1990-10-30 | Cetus Corporation | Expression of interferon genes in Chinese hamster ovary cells |
JPH08201383A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-09 | Showa Denko Kk | 糖鎖構造を決定する方法 |
JP3854716B2 (ja) * | 1998-04-20 | 2006-12-06 | 株式会社日立製作所 | 液体クロマトグラフ |
US6296771B1 (en) * | 1999-04-02 | 2001-10-02 | Symyx Technologies, Inc. | Parallel high-performance liquid chromatography with serial injection |
US6635173B2 (en) * | 2000-12-28 | 2003-10-21 | Cohesive Technologies, Inc. | Multi column chromatography system |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005076407A patent/JP4622602B2/ja active Active
-
2006
- 2006-03-09 CN CN200610058995.2A patent/CN1834643B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-03-09 US US11/371,734 patent/US20060210437A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6641783B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-11-04 | Charles Pidgeon | Chromatographic systems with pre-detector eluent switching |
JP2002040008A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Showa Denko Kk | 並列型分離分析装置及び分析方法 |
JP2003139754A (ja) * | 2001-10-31 | 2003-05-14 | Ebara Corp | マルチカラム・アフィニティー検出システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1834643A (zh) | 2006-09-20 |
US20060210437A1 (en) | 2006-09-21 |
JP2006258608A (ja) | 2006-09-28 |
CN1834643B (zh) | 2014-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Domann et al. | Separation‐based glycoprofiling approaches using fluorescent labels | |
JP4887199B2 (ja) | 液体クロマトグラフィ | |
US20180038837A1 (en) | Sample injection device | |
US20120244625A1 (en) | Reductive Amination and Analysis of Carbohydrates Using 2-Picoline Borane as Reducing Agent | |
JP2009128367A5 (ja) | ||
JPH0783935A (ja) | 化学分析装置 | |
JPH0148511B2 (ja) | ||
Adua et al. | Innovation analysis on postgenomic biomarkers: Glycomics for chronic diseases | |
CN102338768B (zh) | 试样分析装置和试样分析方法 | |
KR101617615B1 (ko) | 이중 온라인 액체크로마토그래피 장치 및 그 제어 방법 | |
Redman et al. | Analysis of hemoglobin glycation using microfluidic CE-MS: a rapid, mass spectrometry compatible method for assessing diabetes management | |
JP4728879B2 (ja) | 味解析装置 | |
CN103558320B (zh) | 硼酸亲和整体柱固相微萃取-高效液相色谱在线联用系统 | |
JP4622602B2 (ja) | 糖鎖解析装置 | |
CN102507764A (zh) | 一种用于高效液相色谱仪的自动冲洗装置和方法 | |
CN106290592B (zh) | 高效液相色谱装置及其工作方法 | |
JP2518256B2 (ja) | バニリルマンデル酸、ホモバニリン酸およびクレアチニンの同時分析方法およびその装置 | |
Machtejevas et al. | Profiling of endogenous peptides by multidimensional liquid chromatography: On‐line automated sample cleanup for biomarker discovery in human urine | |
EP1484609A1 (en) | Method of purifying oxidatively injured guanine nucleoside, method of measuring the same and analyzer for the embodiment thereof | |
JP2010139448A (ja) | 液体クロマトグラフ、液体クロマトグラフ用送液ポンプおよび液体クロマトグラフの洗浄方法 | |
CN208171864U (zh) | 基于固相萃取的半自动装置和检测设备 | |
JP2006522345A (ja) | 1つの検出器を使用してプロセスを監視するための方法および装置 | |
Canis et al. | Site-Specific N-glycosylation Analysis of Recombinant Proteins by LC/MS E | |
CN101275885B (zh) | 一种固相微萃取-表面等离子共振在线联用的分析方法 | |
CN220872420U (zh) | 血清分析仪 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101018 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4622602 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112 Year of fee payment: 3 |