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JP4617921B2 - 楽器演奏の再生駆動装置、鍵盤楽器及び自動演奏ピアノ - Google Patents

楽器演奏の再生駆動装置、鍵盤楽器及び自動演奏ピアノ Download PDF

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Description

この発明は、演奏操作子の機械的な駆動を、再生すべき演奏情報に基づき電気的に制御する手段を備えた楽器演奏の再生駆動装置に関し、詳しくは、該演奏操作子の再生駆動制御に関する。
従来から知られる自動演奏ピアノには、鍵の動きを検出するためのキーセンサ(光学式センサ)とハンマの動きを検出するハンマセンサと、鍵に対応して設けられた電磁ソレノイドのプランジャの動きを検出するプランジャセンサとを備えたものがあった。この種の自動演奏ピアノとして、前記キーセンサと前記ハンマセンサの出力信号を、当該自動演奏ピアノで行われたピアノ演奏を表す演奏情報の生成に使用し、前記プランジャセンサの出力信号を再生すべき演奏情報に基づくソレノイドのサーボ駆動制御に使用するものがあった(例えば、下記特許文献1を参照)。前記特許文献1に記載の自動演奏ピアノにおいては、プランジャセンサとしては例えばMM(ムービングマグネット)型センサのような速度連続センサが適用される。また、キーセンサとしては鍵動作に追従するシャッタ構造を有する光センサを適用し、該キーセンサにより離鍵速度及び離鍵時刻を検出していた。前記特許文献1に記載の自動ピアノは、所謂ハーフストロークによる打鍵動作(なお、この明細書において、打鍵動作は押鍵動作と離鍵動作とからなる動作を指す)の再現を目的とし、以って、演奏の微妙なニュアンスを表現できたものである。
特開平7−175471号公報
ところで、ピアノの打鍵動作乃至ピアノの奏法の1つとして、押鍵動作又は離鍵動作の途中で鍵の動きを静止させるピアノ奏法(打鍵の静止制御)がある。例えば、鍵を任意の深さまで押し込んで、適宜の時間押鍵を静止した後に、再び押し込む、或いは、鍵を離す打鍵動作などが、この打鍵の静止制御に相当する。上記特許文献1等に示された速度センサ(プランジャセンサ)の出力をフィードバック信号として使用するサーボ駆動制御では、速度センサの出力特性の不所望な変動(温度ドリフトやOPアンプのオフセット等)の影響などがあり、打鍵の静止制御を実現することができなかった。
従来から知られる自動演奏ピアノの再生駆動制御(サーボ制御)の構成により上記の打鍵静止制御を実現するには、例えば鍵の位置を連続的に検出する鍵位置連続センサのように高度な位置連続量センサをフィードバックセンサとして適用する必要があった。しかしながら、そのような高度な位置連続量センサは比較的高価であり、ピアノ鍵盤の各鍵(典型的には88鍵)にそのような高価なセンサを装備することはコストが嵩んでしまう、という不都合がある。
従来から知られる鍵の位置を検出するセンサとして構成が比較的簡単なものに、鍵の連続的なストローク変位を不連続的(離散的)に検出するものがある。例えば、鍵のストローク範囲(レスト位置:押し込み量なしの状態からエンド位置:鍵を押し切った状態までの範囲)において、所定の複数の箇所に位置検出点(接点)を設定し、鍵の連続的な操作変位を、該所定の複数の接点の位置に基づく離散的区間毎に認識するタイプの位置センサ(以下、このタイプのセンサを「接点型位置センサ」と称する)がある。例えば、レスト位置からエンド位置の間に「接点」が1つ設定されたキーセンサであれば、当該センサの出力信号として、鍵がレスト位置から該接点までの区間にあるとき信号「00」を出力し、鍵の位置が該接点の設定位置を通過して、前記接点の位置からエンド位置までの区間にあるとき信号「01」を出力することができる。この種の比較的簡単な構成の接点型位置センサは低コストという利点はあるが、緻密で高精度な位置情報が要求されるサーボ制御のフィードバック信号としての使用などには不向きであり、上記の打鍵静止制御など、高度な再生制御に応用することはできなかった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、比較的低廉簡素な位置センサを用いて鍵(演奏操作子)の打鍵動作を静止させることができるようにした楽器演奏の再生駆動装置を提供することを目的とする。
この発明は、演奏操作子と、前記演奏操作子を機械的に駆動するための駆動手段と、前記演奏操作子の可動領域において少なくとも1箇所の位置検出点を有し、該演奏操作子の操作位置を示す検出信号として、前記位置検出点に基づく離散値を出力する位置検出手段と、再生すべき演奏情報に基づき、少なくとも、前記演奏操作子の操作位置として前記位置検出点に対応する位置を指示する位置目標値と、前記演奏操作子の駆動速度を指示する速度目標値を生成する目標値生成手段と、速度目標値が0のときに、前記位置検出手段から出力され検出信号と前記目標値生成手段から出力された位置目標値の偏差に基づくサーボ制御により、位置目標値に対応する位置検出点を含む所定の範囲内で前記演奏操作子を往復動作させることで、該位置検出点に対応する位置で演奏操作子を擬似的に静止させ制御手段を含むことを特徴とする楽器演奏の再生駆動装置である。
また、本発明に係る楽器演奏の再生駆動装置において、前記演奏操作子又は前記駆動手段の動きに応じた速度を検出する速度検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記位置検出手段及び前記速度検出手段から出力された各検出信号を使用して、前記駆動手段をサーボ制御するよう構成することが可能である。更に、本発明に係る楽器演奏の再生駆動装置は、前記制御手段において、専ら位置成分のサーボ制御により前記演奏操作子の動きを静止させる静止制御モードと、専ら速度成分のサーボ制御により該演奏操作子の通常通り動かす通常制御モードとで、動作モードを切り替える手段を更に備えていてよい。
また、この発明は上記に記載の楽器演奏の再生駆動装置を備える鍵盤楽器又は自動演奏ピアノとして構成及び実施することができる。
この発明に係る楽器演奏の再生駆動装置によれば、位置検出手段が、演奏操作子の可動領域において少なくとも1箇所の位置検出点を有し、演奏操作子の操作位置を示す検出信号として、位置検出点に基づく離散値を出力するものであり、また、目標値生成手段が、再生すべき演奏情報に基づき、少なくとも、演奏操作子の操作位置として前記位置検出点に対応する位置を指示する位置目標値と、演奏操作子の駆動速度を指示する速度目標値を生成するものであるところ、速度目標値が0のときに、位置検出手段から出力された検出信号と前記目標値生成手段から出力された位置目標値の偏差に基づくサーボ制御により、位置目標値に対応する位置検出点を含む所定の範囲内で前記演奏操作子を往復動作させることで、位置検出点に対応する位置で演奏操作子を擬似的に静止させる制御を制御手段により行うことができる。したがって、可動領域に設けられた位置検出点に対応する任意の位置で、演奏操作子を擬似的に静止させることができるという優れた効果を奏する。このことから、この発明によれば、演奏操作子の演奏動作中に(ストローク変位の途中に)、任意の位置で演奏操作子を安定的に擬似的に静止させることができるという優れた効果を奏する。更に、この発明によれば、接点型位置センサのように比較的簡素な構成価格低廉なセンサを搭載した低コスト、低価格な自動演奏ピアノにおいても、打鍵動作途中に任意の位置で鍵を静止する制御のような高度な再生制御が実現できるようになるという優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例について説明する。一例として、この発明に係る楽器演奏の再生駆動装置を自動演奏ピアノに適用した例を示す。
図1は、この実施例に係る自動演奏ピアノの概要構成図であり、機械的な発音機構の要部と共に、電気的制御系に関る機能ブロックの要部を抽出して示している。図1に示すように、自動演奏ピアノは、機械的な発音機構として、複数(例えば88個)の鍵1と、該鍵1の運動をハンマに伝達するためのアクション機構2と、対応する鍵1の運動に連動して打弦動作するハンマ3と、該ハンマ2によって打撃される弦4と、弦4の振動を止めるためのダンパ5とを含む。鍵1は、バランスピンPに貫通された位置を凡その支点として、上下揺動可能に支持されており、非押鍵時(外力を加えない状態)では図1において実線で示すレスト位置(ストローク量0mmの位置)にあり、打鍵操作(押鍵及び離鍵)に応じて、前記レスト位置からエンド位置(図において2点鎖線で示す位置:この実施例では前記レスト位置から10mm押し込んだ位置)の間で上下にストロークする。鍵1の後端下面側には、該鍵1を自動的に打鍵するための駆動手段(アクチュエータ)として、電磁ソレノイド6が具備されている。これらの構成は、一般的な自動演奏ピアノと概ね同様である。
当該自動演奏ピアノには、該ピアノの各鍵1に対応して、鍵1の操作位置を不連続的に検出するキーセンサ25が配設されている。この実施例では、キーセンサ25は、K1〜K4の4点の位置検出点(接点)を有する「接点型位置センサ」によって構成される。図2は、キーセンサ25の接点K1〜K4と鍵1の動作位置の対応関係を示す概念図である。同図において、レスト位置Rにある鍵を符号1で示し、エンド位置Eにある鍵を符号1´で示す。図2に示すとおり、鍵1のストローク範囲(レスト位置R〜エンド位置E)には、第1の接点K1、第2の接点K2、第3の接点K3及び第4の接点K4が適宜の間隔に分散して設定されている。このキーセンサ25は、鍵1の各接点位置の通過乃至各接点位置への到達を検出し、鍵1の操作位置を前記接点K1〜K4に対する相対的位置として表す検出信号(アナログ信号)を出力する。言い換えれば、キーセンサ25の出力は、鍵1の連続的な変位に対して、各接点位置に応じた離散的(不連続的)な値として表現されることになる。なお、この実施例においてキーセンサ25は、少なくとも、ストローク範囲中に設定された位置検出点(接点)を鍵が通過したことを検出できる構成であれば、光学式その他従来から知られる適宜の可能な形式で構成されてよい。この種の「接点型位置センサ」は比較的に簡単な構成であり、低コストで用意できるという利点がある。
図1において、電磁ソレノイド6は、周知の通り、ヨーク内に配置されたコイルと、該コイル軸心内において双方向的に直線移動可能に挿入された棒状のプランジャ6aとを有しており、該プランジャ6aの先端部が鍵1の後端下面部に当接される。該ソレノイド6は制御系から与えられる励磁電流に基づき駆動され、該ソレノイド6の駆動に応じてプランジャ6aは上方に突出変位し、対応する鍵1の後端を打撃する。このプランジャ6aの突出変位に応じて、該駆動されたソレノイド6に対応する鍵1が押鍵駆動される。
ソレノイド6には、プランジャ6aの動きを検出するためのプランジャセンサ35が具備される。プランジャセンサ35は、この例ではプランジャ6aの動作速度を検出する適宜の速度センサ(例えばムービングマグネット型の速度センサ)によって構成されており、ソレノイド6の駆動時のプランジャ6aの移動速度に応じた検出信号(アナログ信号)を出力する。プランジャセンサ35の出力は、後述するサーボコントローラ12に供給され、演奏情報再生時のサーボ制御のフィードバック信号の1つとして利用される。なお、プランジャセンサ35として適用可能なムービングマグネット型の速度センサの構成自体は公知なので、その構成の詳細な説明は省略する。なお、プランジャセンサ35は、ムービングマグネット型に限らず、その他適宜の速度センサによって構成されてもよい。
なお、当該自動演奏ピアノにおいて、ハンマ3の動作を検出するハンマセンサ26が設けられてよい。ハンマセンサ26の構成は従来から知られる適宜の構成を採用してよい。該ハンマセンサ26の出力は後述する記録制御部28に供給され、演奏録音時の演奏情報の生成処理に際して利用されてよい。なお、ハンマセンサ26を具備しなくとも、この発明の実施例の実施には差し支えない。
図3は、図1に示す自動演奏ピアノの電気的なハードウェア構成の概略を示すブロック図である。図3に示すように当該自動演奏ピアノは、CPU40、ROM41、RAM42及び記憶装置43を含み、各装置間がデータ及びアドレスバス46を介して接続される。CPU40は、当該自動演奏ピアノの全体的な動作を制御するとともに、演奏情報の再生処理や、鍵の操作に応じた演奏情報の記録(演奏録音)処理等の各種信号処理を実行する。CPU40が実行する各種処理の制御プログラムは、例えばROM41内に記憶されていてよい。RAM42は、CPU40のワークエリアとして使用され、前記各種処理の実行中に発生した各種データや各種パラメータや、センサ出力信号のバッファ等に利用されてよい。また、記憶装置43は、後述の演奏録音処理によって生成した演奏情報を書き込むことや、演奏情報再生時に使用する演奏情報の記憶しておくこと等に利用されるものであり、ハードディスク、フレキシブルディスク又はフロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD‐ROM、CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、ZIPディスク、DVD(Digital Versatile Disk)、半導体メモリ等、適宜の記憶媒体で構成してよい。
入出力インターフェース(I/O)44はAD変換器を含み、キーセンサ25、プランジャセンサ35或いはハンマセンサ26から出力される検出信号(アナログ信号)は、当該I/O44を介してディジタル信号に変換されてCPU40へ出力される。CPU40では所定のクロックタイミング毎に各センサの出力に基づき鍵1の位置情報とプランジャ6aの速度情報とを夫々取得する処理を行う。なお、ハンマセンサ26(図1参照)もまた、I/O44に接続されてよいが、この発明の実施に必須ではないので、図示及び説明の便宜上省略した。
また、後述する演奏情報再生時にCPU40において生成されるソレノイド駆動信号は、PWM発生器45を介してPWM形式の電流信号(以下PWM信号と略称)に変換され、ソレノイド6に出力される。なお、当該自動演奏ピアノには、この他にも操作者(ユーザ)が動作モードの選択等を行うための操作子群や該操作子等を駆動、検出するための機構、その機構を制御するためのソフトウェアや、適宜の外部機器やインターネット等の通信ネットワークに接続するためめの通信インターフェース等が具備されてよい。
当該自動演奏ピアノにおいて実行される演奏録音動作及び演奏情報の再生動作の概略について説明する。図1において、再生前処理部10、モーションコントローラ11及びサーボコントローラ12は演奏情報の再生処理に関るモジュールに相当し、また、演奏記録部28及び記録後処理部29は演奏録音処理に関るモジュールに相当する。これら各モジュールが担う演算処理等の各種動作は、CPU40が実行するソフトウェアプログラムによって実施される。
演奏記録部28では、ハンマセンサ26やキーセンサ25から出力された検出信号に基づき演奏情報の生成・記録処理を行う。すなわち、演奏者が行ったピアノ演奏に応じた鍵1やハンマ3の動きをキーセンサ25やハンマセンサ27が検出して、該検出信号に基づき打弦動作や鍵操作に関する種々の情報を取得し、それに基づき演奏者によるピアノ演奏の演奏内容を表す演奏情報(例えば、MIDIデータ)を生成する。生成された演奏情報は、記録後処理部29において適宜正規化処理された後に、例えば、適宜の記憶装置43(図2参照)に記録されうる。ここで前記正規化処理とは、ピアノの個体差を吸収するための処理であり、該種々の物理情報は、各ピアノにおけるセンサの位置や、構造上の違い、あるいは、機械的誤差によって固有の傾向を持つので、標準となるピアノを想定して、そのピアノにおける打弦時刻・打弦速度等に変換するための処理である。
再生前処理部10では、記憶装置43(図3参照)や、図示しないリアルタイム通信装置等から供給される演奏情報(例えばMIDIデータ)に対して適宜の正規化や単位合わせ(例えば、後述の鍵の軌道を表現するための単位に合わせる)等を行い、再生すべき鍵1の軌道を生成する条件となるデータ(これを「再生データ」と呼ぶ)を得る。再生データのデータフォーマットの一例を図4に示す。再生データは、例えば時刻情報tと、位置情報x、速度情報v及びキーナンバKnから成る。モーションコントローラ11は、前記再生データに基づき再生すべき軌道を指示するための軌道リファレンスref(軌道目標値)を生成するモジュールである。サーボコントローラ12は、前記軌道リファレンスrefと、プランジャセンサ35及びキーセンサ25の出力信号に基づくフィードバック信号とを用いて、ソレノイド6を駆動するための制御信号(励磁電流)uを生成し、該ソレノイド6のサーボ駆動を制御する。なお、上記の演奏情報の軌道生成のアルゴリズムの詳細については、例えば上記特許文献1等の記載に詳しい。
この実施例においては、前記サーボコントローラ12において、鍵を駆動するためのサーボ制御として、通常のサーボ駆動制御(通常打鍵制御:通常制御モード)と打鍵を静止させる制御(打鍵静止制御:静止制御モード)の2通りの制御を切り替えて実行することに特徴があり、詳しくは後述する打鍵静止制御により、比較的簡単な構成の接点型センサを位置センサとして用いた構成であっても打鍵静止という高度な制御が可能となる。以下、この実施例に係るサーボ制御(通常打鍵制御と打鍵静止制御)の処理例についてより詳細に説明する。
図5は、当該自動演奏ピアノにおけるサーボ制御の制御構成を機能的に示すブロック図である。以下、この発明に係るサーボ制御の一例について説明する。図5において、フィードバックループにおける各種演算処理(図1のサーボコントローラ12における処理)は、CPU40が実行するソフトウェアプログラムによって実施される。また、図5において、図1〜図4で既に示した要素については、同一の符号を付与して適宜説明を省略する。なお、同図においてAD変換部44は図3における入出力インターフェースに相当する。
目標値生成部50は、前記モーションコントローラ11で生成した軌道リファランスが供給され、該供給された軌道リファランスに基づき、或る時刻tにおける位置目標値rx及び速度目標値rvを生成し、該生成した目標値(rv及びrx)は、所定のサンプル時間(例えば1ms毎)に従って後段に並行に送出される。速度目標値rvは、或る時刻における打鍵速度を例えばミリメートル毎秒単位で記述したデータである。位置目標値rxは該或る時刻における鍵の位置を表すデータであるが、この実施例において位置目標値rxとしては、レスト位置、エンド位置及びセンサの接点位置K1〜K4に対応する6値のデータが与えられる。
接点型の位置センサ(キーセンサ)25は、鍵1の操作位置ykに基づく出力信号を出力する。前記センサ25の出力信号は、鍵1の操作位置ykを、キーセンサ25の4点の検出点(接点)K1〜K4に基づく離散的(不連続的)なストローク位置として示す情報「接点情報」である。カウント部51は前記出力信号ydに基づきキーセンサのカウント値yxdを出力する。位置正規化部52は、所定の位置正規化処理により供給されたカウント値yxdに基づく位置正規化値yxを出力する。位置正規化値yxは、位置サーボ系のフィードバック信号として比較部53に負帰還入力される信号(位置値)である。なお、位置正規化部52における位置正規化処理の詳細は後述する。
位置成分制御部(位置増幅部)54は、比較部53から出力される位置目標値rxと位置正規化値yxの偏差exをゲイン値Kxで増幅し、位置サーボの結果の操作量rveを出力する。詳しくは後述するようにゲイン値Kxは、速度目標値rvに応じて「0」又は所定の値の何れかに選択的に変更される。操作量rveは、加算器55において速度目標値rvと一本化される。
速度サーボ系の構成要素について簡単に説明する。速度センサ(プランジャセンサ)35は、ソレノイド6の速度ymに基づくアナログ速度信号yvaを出力する。アナログ速度信号yvaは、AD変換部44でディジタル速度信号yvdに変換される。正規化部56は所定の正規化処理によりディジタル速度信号yvdを正規化した値「速度値yv」を生成する。前記所定の正規化処理は、例えば、ディジタル速度信号yvdの記述単位を速度目標値rvの記述単位(例えばミリメートル毎秒単位)に換算する処理や、各装置個体に固有の値ずれの補正などである。速度値yvは速度サーボ系のフィードバック信号として比較部57に負帰還入力される。また、比較部57には加算器55の出力が速度目標値rvcとして入力される。速度増幅部58は、比較部57から出力される目標値rvcと速度値yvの偏差evを所定のゲイン値Kvで増幅し、制御信号(操作量)uを出力する。そして、PWM発生器25において該制御信号uをPWM信号(励磁電流)に変換し、該PWM信号に従ってソレノイド7が駆動される。
位置増幅部54のゲイン値Kxは、供給された速度目標値rvに応じて下記のように変更される:
・rv≠0ならば、Kx=0であり、これは通常打鍵制御である。
・rv=0ならば、Kxは所定の値であり、これは打鍵静止制御である。
言い換えれば、位置増幅部54では速度目標値rvが0か否かに応じて、当該サーボ系の制御を「通常制御モード」と「打鍵の静止制御モード」で、動作モードを切り替える手段として機能する。
鍵1を通常通り打鍵駆動させる場合(速度目標値rv≠0)には、位置増幅部54において、位置偏差exにゲイン値Kxとして値「0」を乗算することで、位置増幅部54の出力(位置サーボ結果の操作量)rveを「0」にする。従って、加算器55において速度目標値rvと操作量rveを一本化しても、該速度目標値rvには影響を与えない(位置成分のフィードバックが無効になる)。よって、速度サーボ制御のみで打鍵駆動を行わせることができる。
一方、鍵1を打鍵静止制御したい場合(速度目標値rv=0)は、位置偏差exに所定のゲイン値Kxを乗算して、位置サーボの結果の操作量rveを得る。この場合、加算器55において入力される速度目標値rvは0であるから、位置サーボの結果の操作量rveが新たな速度目標値rvcとして該加算器55から出力される。従って、速度サーボ系には、位置サーボの結果の操作量rveが目標値として与えられることになる。
図6は、位置正規化部52における位置正規化処理のアルゴリズムを説明するための図であって、前記キーセンサ25の出力信号ydと、キーセンサのカウント値yxdと、位置正規化値yxの対応関係の一例を示す表である。図6に示すとおり、この実施例において、センサ25の接点K1〜K4の設定位置(接点位置)は、K1=レスト位置から2.7mm下がった位置、K2=レスト位置から4.5mm下がった位置、K3=レスト位置から6.3mm下がった位置、K4=レスト位置から8.1mm下がった位置に、夫々設定される。キーセンサ25の出力信号ydは、鍵1の接点K1〜K4の通過を表す情報(接点情報)である。カウント部51は該出力信号ydに基づきキーセンサのカウント値yxdを出力する。図に示す通り、カウント値yxdは、鍵1の接点K1〜K4の通過をトリガとして値が変化する。すなわち、鍵1の位置がK1未満(レスト位置〜K1)であればyxd=0が出力され、鍵1の位置がK1〜K2の区間にあればyxd=1が出力され、鍵1の位置がK2〜K3の区間にあればyxd=2が出力され、鍵1の位置がK3〜K4の区間にあればyxd=3が出力され、鍵1の位置がK4以上(K4〜エンド位置)の区間にあればyxd=4が出力される。すなわち、カウント値yxdは、4点の検出点(接点)K1〜K4に基づきストローク範囲を区分した複数の区間のうち、どの区間に鍵の操作位置があるのかを示す情報となる。
位置正規化値yxは、キーセンサ25に出力に基づくフィードバック信号として位置サーボ系にフィードバックされる位置値(例えばミリメートル単位で表現した位置情報)である。位置正規化値yxの各値X0〜X4は、カウント値yxd=0〜4が表す鍵の各区間内の所定のストローク位置を示す値である。制御系では、この位置正規化値yxの値を鍵1の現在の位置と見做す(鍵の見做し位置)。この実施例では、位置正規化値yx=X0は鍵1のストローク位置1.8mmの位置を示し、位置正規化値yx=X1は鍵1のストローク位置3.6mmの位置を示し、位置正規化値yx=X2は鍵1のストローク位置5.4mmの位置を示し、位置正規化値yx=X3は鍵1のストローク位置7.2mmの位置を示し、位置正規化値yx=X4は鍵1のストローク位置9.0mmの位置を示す。すなわち、この例では、各位置正規化値yxの値としては、対応する接点位置K1〜K4に対して±0.9mmの位置値が設定される。この位置正規化値yxによれば、例えば、カウント値yxd=0であれば、実際の鍵1の動作位置が0mm〜2.7mmのどこにあろうとも、位置正規化値=X0(ストローク位置1.8mm)の位置が鍵1の現在位置として認識されることになる。なお、カウント値yxdに基づき位置正規化値yx(値X0〜X4)を出力する方法は、データテーブルの参照或いは適宜の演算等、適宜の方法によって実現されてよい。
上記のサーボ構成に従う演奏情報の再生処理の手順の一例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
或る曲についての再生スタートの指示がユーザにより行われると、演奏情報の再生処理が開始する(ステップS1)。再生スタートの指示は、例えば自動演奏ピアノのコントローラ等に具えた再生スタートスイッチによって行えるよう構成してよい。ステップS2において、再生すべき曲の演奏情報(MIDI演奏情報)を取得する。該再生すべき曲の演奏情報は、記憶装置43(図3参照)や、図示しないリアルタイム通信装置等から供給されてよい。ステップS3において、前記取得した演奏情報に基づき軌道リファランスを生成する。軌道リファランスは、駆動すべき鍵のキーナンバ、時刻情報、各時刻の速度目標値rv、該各時刻の位置目標値rxを含む。なお、軌道リファランス生成のアルゴリズムの詳細については、例えば上記特許文献1等の記載に詳しい。
上記生成される軌道リファランスは、再生すべき鍵1の軌道を指示するデータであり、速度目標値rvと位置目標値rxは、該軌道を再現するために各時刻において鍵1に与えるべきべき打鍵速度と動作位置とに対応している。ここで、この実施例に係る打鍵静止制御を行いたい場合には、鍵1の動作が一時停止されるので、速度目標値rv=0とし、位置目標値rxとしては、鍵1を静止させたい位置に最も近いセンサ接点位置K1乃至K4の何れかの値を出力する。
ステップS4において、速度目標値rv=0か否かによって、サーボ制御として、通常の打鍵制御を行うか、この実施例に係る打鍵静止制御を行うかの切替判断をする。通常の打鍵制御の場合(ステップS4のyes)、ステップS5において通常打鍵制御を行う。打鍵静止制御の場合(ステップS4のno)、ステップS6において打鍵静止制御を行う。
そして、ステップS7において、再生すべき曲の演奏情報が終了するまで上記ステップS2〜S6の処理を繰り返すよう処理している。
図8(a),(b)を参照して、前記ステップS5の通常打鍵制御と前記ステップS6の打鍵静止制御の手順の一例について夫々説明する。(a)のフローチャートは打鍵静止制御の手順の一例を示す。(b)のフローチャートは通常打鍵制御の手順の一例を示す。
先ず、打鍵静止制御の手順の一例について説明をする。前述の通り、この場合には、速度目標値rv=0であり、位置目標値rxは、鍵1を静止させるべき位置に最も近いセンサ接点位置K1乃至K4の何れかの値を出力する。図8(a)に示すように、ステップS10では、駆動すべき鍵1に対応するキーセンサ25(図1を参照)の出力信号ydを取り込み、ステップS11において、前記取り込んだ出力信号ydに基づきカウント部51からカウント値yxdを出力する。ステップS12では出力したカウント値yxdに基づく位置正規化値yxを得る(図6参照)。この位置正規化値yxが位置サーボ制御のフィードバック信号である。ステップS13では、位置正規化値yxと位置目標値rxの偏差(位置偏差)exを求める。前述の通り、この実施例においては、位置目標値rxとしてはセンサ25の接点位置の情報が与えられ、また、位置正規化値yxは対応する接点位置に対して±0.9mmの位置値が与えれている。すなわち、位置正規化値yxは典型的には目標値(接点位置の情報)に対して+0.9又は−0.9の2値の何れかの値が出力されることになる。ステップS14では、偏差exを所定のゲイン値Kxで増幅し、位置サーボの結果の操作量rveを得る。打鍵静止制御では速度目標値rv=0なので、前記操作量rveがそのまま速度フィードバック制御の目標値となる(ステップS15)。詳しくは後述の軌道図から明らかになるが、位置のフィードバック信号(位置正規化値yx)が目標値(接点位置の情報)に対して正か負かの2値の何れかとして与えられることで、位置目標値rが指示する位置の近傍の領域内で鍵の動きを静止(擬似的に静止)させる制御が可能となっている。
ステップS16以降では、前記ステップS15で取得した操作量rveを目標値として、通常の速度サーボ制御を行う。すなわち、ステップS16において、プランジャセンサ35の出力信号yvaをAD変換し、ステップS17において、該AD変換後のディジタル信号yvdに対して所定の正規化処理を行う。該正規化処理は例えば、ディジタル速度信号yvdの記述単位を速度目標値rvの記述単位(例えばミリメートル毎秒単位)に換算する処理や、各装置個体に固有の値ずれの補正などである。この正規化処理により速度値yvを得る(ステップS18)。ステップS19では前記ステップS15で取得した速度目標値(位置サーボの操作量)rvcと前記速度値yvの偏差evを求める。ステップS20では該偏差evを所定のゲイン値Kvで増幅して、制御信号(速度サーボの操作量)uを得る。そして該制御信号uに応じたソレノイド励磁電流(PWM信号)を発生し(ステップS21)、該PWM信号に基づきソレノイド6を駆動する(ステップS22)。
図8(b)は、図7のステップS5の通常打鍵制御の手順の一例を示す。同図において、ステップS30〜S33の処理は前記図8(a)のステップS10〜S13の処理と概ね同様な動作であり、また、ステップS36〜S42の速度サーボの動作もまた、前記図8(a)のステップS16〜S42と概ね同様であるため、その説明は既述を援用して適宜省略する。通常打鍵制御では、速度目標値rvとして何らかの値が与えられる(rv≠0)ため、位置増幅部54のゲイン値Kxを0としている。従って、ステップS34では、位置目標値rxとキーセンサ25の出力に基づく位置正規化値yxの偏差exに「0」を乗じて、位置サーボの結果の操作量rveが0となる。従って、速度目標値rvが速度フィードバック制御の目標値となる(ステップS35)。ステップS36〜S42の速度サーボ制御では、該速度目標値rvとプランジャセンサ35の出力(速度値yv)とに基づき速度サーボ制御を行う。
図9(a)は、上記図8(a)の手順に従って打鍵静止制御した際の鍵の軌道図の一例である。ここでは一例として位置目標値rxとして「K2」を示す値(レスト位置から4.5mm下がった位置)が出力される例、すなわち、「K2」に対応する位置にて鍵1を静止させる制御例を示している。この実施例によれば、時刻t1において速度目標値rv=0となり、位置目標値rxとして所定の位置値K2が与えられると、図8(a)の手順に従って打鍵静止制御が行われる。当該打鍵静止制御では、鍵の実動作ykの位置が接点位置K2を越えるまでは、フィードバック信号(位置正規化値)yxとしてX1が出力され、位置K2まで 緩やかに押し込むよう鍵1を押鍵駆動するようにサーボ制御が行われる。鍵の実動作ykの位置が接点位置K2を越えると、位置正規化値yxとしてX2が出力され、位置K2まで鍵1を戻すようにサーボ制御が行われる。そして、鍵1の位置がK2以下に戻ると、位置正規化値yxとしてX1が出力され、鍵1を位置K2に向けて押し込むようにサーボ制御が行われる。以上の動作を繰り返すことで、鍵2の動作位置をK2付近に留めることができる。図9(a)において、時 刻t1〜時刻t2の間におけるジグザグな鍵1の実動作ykの軌道波形がこの実施例に係る打鍵静止を表す。同図から明らかな通り、鍵1の実動作ykと、位置目標値rxの位置K2の関係に応じて、位置のフィードバック信号(位置正規化値yx)が目標値(接点位置の情報)に対して正か負かの2値が交互に供給される。これにより、位置目標値rxが指示する位置(接点K2の位置)を中心にした所定の領域内X1−X2内で鍵1を小幅に往復動作させ、任意の時間の間、打鍵動作を擬似的に静止させる制御が行われる。
図9(b)は従来の速度サーボのみにより打鍵静止制御を試みた場合の軌道図である。(b)に示す通り、従来の制御では、位置目標値rxとして所定の位置値(K2に相当)を与え、速度目標値rvを0としても、速度成分のフィードバックは厳密には0にならないのでドリフトが出てしまい制御が乱れるため、打鍵動作を静止状態にさせることができず、また、鍵をレスト位置に戻す精度も不十分であった。
これに対して、この実施例に係る図9(a)の軌道では、所望の静止位置(同図の例ではK2)近傍にて、任意の時間の間、擬似的な打鍵静止を実現することができ、また、その打鍵動作(押鍵と離鍵)に高精度で追従させることができるようなる。
図10は、前記図5に示すサーボ制御のシステム構成の変更例である。なお、ここで、既に説明した構成要素については既述と同一の符号を付与し、その詳細な説明を適宜省略する。図10において、目標値生成部50は、目標値の1つとして、速度増幅部58から出力される速度サーボの結果の操作量uvに対して足しこむべき所定のバイアス電流目標値(固定操作量)ruを出力している。前記固定操作量ruは、与えられた軌道リファレンスに基づき設定される所定の電流値である。図10に示す構成例では、位置サーボの結果として位置成分制御部(位置増幅部)54から出力される操作量rueが、加算器59において前記固定操作量ruに足し込まれる構成になっており、前記速度増幅部58の後段の加算器60において該加算器59の出力rucを速度サーボの操作量uvに加算して、制御信号uを得ている。すなわち、前記固定操作量ruを位置サーボの操作量rueに応じて可変した値rucに基づき制御信号uが可変されうるようになっている。打鍵静止制御の際(rv=0)には、位置増幅部54において位置偏差exに所定のゲイン値Kxを乗算して、位置サーボの結果の操作量rueを得ており、該位置サーボの操作量rueが前記固定操作量ruに対する加算値となる。一方、通常打鍵制御(rv≠0)の場合は、位置増幅部54において位置偏差exに0を乗じて、位置サーボの結果の操作量rueを0とする。この場合、加算器59における固定操作量ruに対する加算値が0となるので、固定操作量ruの値がそのまま該加算器59の出力rucとなる(位置成分のフィードバックが無効になる)。よって、加算器60から出力される制御信号uは、位置サーボの影響を受けない値となる。従って、上記の構成でも、図9(a)に示すような打鍵静止制御を実現することができる。
また、前記図5又は図10に示す位置正規化部52にて実行する位置正規化処理のアルゴリズムは前記図6に示す例に限定されない。図11は前記位置正規化部52にて実行する位置正規化処理のアルゴリズムの別の例を説明するための図である。キーセンサ25の接点位置及び接点数やセンサの出力信号ydとカウント値yxdの対応関係は図6と同様である。上記図6に示す例では、各位置正規化値X0〜X4は、カウント値yxd=0〜4に夫々対応しており、対応するカウント値yxdが表す鍵の各区間内における或る特定の位置を示す値であった。図11の例では、更に、前記各区間における(すなわち各カウント値yxdに対応する)位置正規化値を、鍵1の移動方向(押鍵方向又は離鍵方向)に応じて区別している。具体的には、位置正規化値yxとしては、カウント値yxd=0の区間にはX01(ストローク位置2.1mm)、カウント値yxd=1の区間にはX10(ストローク位置3.3mm)とX12(ストローク位置3.9mm)、カウント値yxd=2の区間にはX21(ストローク位置5.1mm)とX23(ストローク位置5.7mm)、カウント値yxd=3の区間にはX32(ストローク位置6.9mm)とX34(ストローク位置7.5mm)、カウント値yxd=4の区間にはX43(ストローク位置8.7mm)が設定されている。制御系は、少なくとも過去1回分のセンサ出力取り込みタイミングで取得したカウント値yxdを保存しておき、鍵1の区間移動があった(カウント値の変化があった)場合、鍵の移動方向(押鍵方向又は離鍵方向)に応じて、現在の区間に設定された正規化値のうち、鍵1が通過した接点位置側の値を用いる。例えば、カウント値yxdが0から1に変化した場合は、当該区間の正規化値「X10」又は「X12」のうちのK1側の位置正規化値「X10」を、位置正規化値yxとして用いる。反対に、カウント値yxdが1から0に変化した場合は、当該区間の正規化値「X10」又は「X12」のうちのK2側の位置正規化値「X12」を、位置正規化値yxとして用いる。また、両端の区間(カウント値yxd=0又は4)については、対応する位置正規化値yx(X01又はX43)を用いる。また、カウント値yxdが前回タイミングで取り込んだ値と同じ(変化なし)ならば、位置正規化値(位置値)yxもまた、前回の値を用いる。
これによれば、打鍵静止制御において、目標となる静止位置に対する軌道の振幅(図9(a)を参照)がより小さくなるという利点がある。
以上説明した通り、この発明によれば、通常の打鍵制御(速度サーボ)と打鍵静止制御とを切り替えることで、鍵(演奏操作子)の打鍵静止制御という高度な再生制御を、比較的簡単な構成で低コストなセンサ(上記接点型の位置センサ)を有する自動演奏ピアノにおいて実現できるようになり、打鍵静止制御を実現可能な自動演奏ピアノを比較的低廉な価格で提供できるようになるという優れた効果を奏する。このような打鍵静止制御が実現可能となることで、再現可能な打鍵パターンの幅が広がり、自動演奏による演奏表現が豊かになる。また、打鍵静止は、所謂演奏ガイド機能のためのキープロンプトてしての用途に効果的である:すなわち、操作すべき鍵を所定量押下した位置で静止させることで、当該鍵をユーザに提示することができる。また、この発明による打鍵静止制御の別の用途としては、自動駆動による鍵の動きを展示するための「キーボードディスプレイ」に対する適用がある。この用途では、例えば、打鍵静止制御により複数鍵を静止させた鍵盤の型を見せる形態などが考えられる。
なお、キーセンサ25の接点K1〜K4の位置は図6又は図11に示す例に限定されない。また、図6又は図11に示す位置正規化値の値(位置値)も図示に限定されず、適宜の値に設定されうる。また、カウント値yxdの特性やカウント数も上述の例に限定されない。また、上記実施例において、図5又は図10に示すカウント部51は、鍵1の接点K1〜K4の通過をトリガとしてカウント値yxdを出力する(カウントする)ものとしたが、センサ出力のカウント特性にヒステリシスを持たせてもよい。例えば、カウント値出力を鍵が接点位置を経過に対して適宜遅延させることなどが可能である。また、キーセンサ出力のカウントの際に、速度目標値rv及び速度フィードバック信号(速度値)yvを時間積分して求めた位置情報を利用して、カウント値を連続値にしてもよい。また、上記の実施例では、鍵1の位置を検出するキーセンサ25を接点型の位置センサとし、該キーセンサ25の出力に基づくフィードバック制御にて、この発明に係る打鍵静止制御を行う例を示したが、これに限らず、ソレノイド6に対応して設けるプランジャセンサ35として接点型の位置センサを適用し、該プランジャセンサ35の出力に基づくフィードバック制御にて、この発明に係る打鍵静止制御を行うよう構成してもよい。また、上述の実施例において、キーセンサ25の一例として、K1〜K4の4つの接点を設けた接点型位置センサを示したが、これに限らず、鍵1のストローク範囲において少なくとも1箇所の位置検出点(接点)を有し、該検出点に基づき鍵の操作位置を検出するセンサであれば、この発明に適用できる。該検出点に基づき鍵の操作位置を検出するセンサとは、言い換えれば、鍵1のストローク範囲を該検出点に基づき複数の区間に区分し、該区間毎の鍵の位置を認識する(現在の鍵の位置はどの区間にあるかを検出する)センサ:すなわち、連続的な鍵のストローク変位を非連続的(メカ的に離散的)に検出するセンサである。なお、キーセンサ(接点型位置センサ)25の接点数が多ければ多いほど鍵1のストローク範囲全体に対する検出分解能が細かいということである。センサの接点位置は、鍵1を静止させることができる位置に対応しているので、接点数が多ければ、静止位置を細かく設定できることになる。
なお、以上を任意に組み合わせて、この発明を構成してよい。
ところで、センサの接点を多数設定する場合であっても、例えば、接点を9点以下程度とするのが適当である。所謂「短期記憶の“マジックナンバー 7±2”」として周知の通り、人が直感的に認知しうる数量は7±2すなわち5〜9程度である。よって、接点数を上記“マジックナンバー ”に準ずる数に設定することで、鍵の静止位置の違いを人が直感的に認知しやすくなる。このように接点数を例えば9点以下に設定することは、この発明を例えば上記「キーボードディスプレイ」に適用する場合などに有利であるため好ましい。
なお、上述図5又は図10に示したサーボ制御の構成において、速度センサ(プランジャセンサ)35の出力と速度目標値rvと基づく速度サーボ制御のフィードバックループを備える例を示したが、該速度サーボ制御のフィードバックループを省略し、この発明に係る位置サーボ制御のフィードバックループのみを備える構成であっても、この発明を実施することが可能である。また、上記図10のサーボ制御構成において、所定のバイアス電流目標値(固定操作量)ruは、軌道リファランスに基づき目標値生成部50から出力されるものとしたが、これに限らず、軌道リファランスとは別系統で供給される所定の固定電流値であってもよい。また、上述の実施例では、キーセンサ26とプランジャセンサ35として、夫々異なる種の物理量(位置と速度)を出力するセンサを適用した例について説明したが、これに限らず、キーセンサ26とプランジャセンサ35とが同じ種類の物理量(例えば位置情報)を出力するセンサで構成されていても、この発明を適用することができる。また、通常の打鍵制御に関するサーボ制御(上述図5、図10の例では速度サーボ制御)については、上述の実施例とは異なる種類の物理量(位置、加速度、力など)を制御量として扱ってもよい。
また、上述の実施例では鍵1の打鍵制御について、この発明に係る打鍵静止制御を行う例を示したが、駆動制御の対象は鍵に限らず、例えばペダルなど、各種演奏操作子を適用しうる。また、この発明に係る自動演奏ピアノの形態は、グランドピアノ、アップライトピアノいずれであってもよい。また、この発明に係るフィードバック制御システムは、自動演奏ピアノに適用する例に限らず、サーボ制御の直接の対象となる電気的駆動手段と、該駆動手段によって駆動される演奏操作子とを有する演奏操作子の駆動装置でさえあれば、どのようなタイプの音楽装置にも適用しうる。
この発明の一実施例に係る自動演奏ピアノの全体構成を示す図。 同実施例に係るキーセンサの接点と鍵の動作位置の対応関係を示す概念図。 同実施例に係る自動演奏ピアノにおける電気的ハードウェア構成を示すブロック図。 同実施例に係る自動演奏ピアノにおいて演奏情報の再生制御時に生成される再生データのフォーマットの一例を示す図。 同実施例に係る自動演奏ピアノにおけるサーボ制御の制御構成を示すブロック図。 図5のブロック図に示す位置正規化部52における位置正規化処理のアルゴリズムの一例を説明するための図。 同実施例に係る自動演奏ピアノにおける演奏情報の再生処理の手順の一例を示すフローチャート。 (a)は同実施例に係る打鍵静止制御の手順の一例を示すフローチャート、(b)は同実施例に係る通常打鍵制御の手順の一例を示すフローチャート。 (a)は上記図8(a)の手順に従って打鍵静止制御した際の鍵の軌道の一例を示す軌道図、(b)は従来のサーボ制御構成によって打鍵静止制御を行った場合の鍵の軌道の一例を示す軌道図。 この発明に係る自動演奏ピアノにおけるサーボ制御の上記とは別の構成例を示すブロック図。 この発明に係るサーボ制御における位置正規化処理の上記とは別のアルゴリズムの一例を説明するための図。
符号の説明
1 鍵、2 アクション機構、3 ハンマ、4 弦、5 ダンパ、6 電磁ソレノイド、6a プランジャ、10 再生前処理部、11 モーションコントローラ、12 サーボコントローラ、25 キーセンサ、35 プランジャセンサ、50 目標値生成部、51 カウント部、52 位置正規化部、54 位置増幅部





Claims (5)

  1. 演奏操作子と、
    前記演奏操作子を機械的に駆動するための駆動手段と、
    前記演奏操作子の可動領域において少なくとも1箇所の位置検出点を有し、該演奏操作子の操作位置を示す検出信号として、前記位置検出点に基づく離散値を出力する位置検出手段と、
    再生すべき演奏情報に基づき、少なくとも、前記演奏操作子の操作位置として前記位置検出点に対応する位置を指示する位置目標値と、前記演奏操作子の駆動速度を指示する速度目標値を生成する目標値生成手段と、
    速度目標値が0のときに、前記位置検出手段から出力され検出信号と前記目標値生成手段から出力された位置目標値の偏差に基づくサーボ制御により、位置目標値に対応する位置検出点を含む所定の範囲内で前記演奏操作子を往復動作させることで、該位置検出点に対応する位置で演奏操作子を擬似的に静止させ制御手段
    を含むことを特徴とする楽器演奏の再生駆動装置。
  2. 前記演奏操作子又は前記駆動手段の動きに応じた速度を検出する速度検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記位置検出手段及び前記速度検出手段から出力された各検出信号を使用して、前記駆動手段をサーボ制御することを特徴とする請求項に記載の楽器演奏の再生駆動装置。
  3. 前記制御手段において、専ら位置成分のサーボ制御により前記演奏操作子の動きを静止させる静止制御モードと、専ら速度成分のサーボ制御により該演奏操作子の通常通り動かす通常制御モードとで、動作モードを切り替える手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の楽器演奏の再生駆動装置。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の楽器演奏の再生駆動装置を備えることを特徴とする鍵盤楽器。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の楽器演奏の再生駆動装置を備えることを特徴とする自動演奏ピアノ。
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