JP4612245B2 - Stretch label - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストレッチラベルに関し、更に詳しくは、ストレッチラベルを構成する原反フィルムが、カット性に優れてラベル製造時の作業性を著しく向上させることができ、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐殺傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチック、ガラス、あるいは、金属等からなる各種の包装用容器の外周表面に装着されるラベルとてしは、種々の形態のものが開発され、提案されているが、それらの一つに、フィルムの自己伸縮性を利用して、包装用容器の外周表面に装着されるストレッチラベルが知られている。
このものは、自己伸縮性を有するものであることから、包装用容器の寸法変化等に対し追従することができ、包装用容器の外周表面に密着状態を保持することができる、他方、使用後においては、包装用容器とラベルとの分離が容易であり、分別回収が可能であり、環境対応に適する、更に、安価にラベルを製造することができる等の種々の利点を有するものである。
而して、現在、ストレッチラベルを構成するフィルムとしては、例えば、酢酸ビニル含有量が3〜8重量%位であって、自己伸縮性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合重フィルムからなる原反フィルムが最も一般的に使用されているものである。
更には、自己伸縮性を有する低密度ポリエチレンフィルム等からなる原反フィルム等も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなストレッチラベルにおいて、該ストレッチラベルを構成する自己伸縮性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合重フィルム、あるいは、低密度ポリエチレンフィルム等の原反フィルムは、スリッタ−(カッタ−)等を用いてフィルムを縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に劣ることから、ラベル製造時の作業適性に著しく欠け、その生産性に劣るという問題点があり、更に、そのカット性に劣ることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることが困難であるという問題点がある。
通常、ストレッチラベルは、まず、図2に示すように、長尺状の原反フィルム11の上に、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)X、横方向Yに、それぞれ所定の間隔Xa、Yaをおいて、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、その他等の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様部12、12、12、12・・・・・を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムPを製造する。
次に、図3に示すように、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムPについて、スリッタ−等を使用し、所定の間隔Xa、Yaの中心線La、La(図2参照)でカットして、ストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの上に、ストレッチラベルを構成する印刷模様部12aを有すると共にストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの上下および左右の端部に、ストレッチラベルを構成する原反フィルム11aの生地面からなり、かつ、上記の所定の間隔Xa、Yaの1/2の間隔を有する領域13a、13bを形成して、ストレッチラベルを構成するラベルフィルムQを製造する。
次いで、図4、図5に示すように、上記で製造したラベルフィルムQについて、その原反フィルム11aの印刷模様部12aの面を内面側にして、その印刷模様部12aを有する内面側の端部に接着剤層14を形成し、他方、原反フィルム11aの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面15を形成し(図4)、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層14とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、次いで、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部16を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルRを製造するものである。
【0004】
なお、上記において、図示しないが、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムPについて、スリッタ−等を使用し、まず、所定の間隔Yaの中心線La(図2参照)で縦方向にカットして、ストレッチラベルを構成する長尺条の原反フィルム11aを製造し、次いで、これを、その長尺条の原反フィルム11aの印刷模様部12aの面を内面側にして、その印刷模様部12aを有する内面側の端部に接着剤層14を形成し、他方、原反フィルム11aの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面15を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層14とコロナ放電処理面15の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部16を形成して筒貼りすると共に所定の間隔Xaの中心線Laで横方向にスリッタ−等を使用してカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルRを製造することもできるものである(図2〜5参照)。
而して、上記のようなストレッチラベルの製造法において、原反フィルムを横方向、あるいは、縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合、その原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に劣ると、ラベル製造時の作業適性に欠け、その作業能率を著しく低下させ、その生産性に劣ることになり、更に、そのカット性に劣ることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることが極めて困難になるものであり、ひいては、大量のラベル不良品等を発生させることになり兼ねないものものであり、終極的には、その生産性を阻害するということになるものである。
ところで、上記の原反フィルムをスリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性を向上させるためには、ストレッチラベルとしての自己伸縮性に重要な因子となる、ゴム弾性(弾性回復性)を低下させ、原反フィルムの引き裂き性を高くする必要があるが、上記のように、ゴム弾性(弾性回復性)を低下させ、原反フィルムの引き裂き性を高くすると、逆に、ストレッチラベルとしての自己伸縮性が低下し、ストレッチラベルそれ自身が、ストレッチラベルとしての機能を喪失し、その使用に耐えないという問題点がある。
そこで本発明は、ストレッチラベルを構成する原反フィルムが、カット性に優れてラベル製造時の作業性を著しく向上させることができ、更に、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐殺傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、ストレッチラベルに関する上記のような問題点を解決すべく種々検討の結果、原反フィルムの両端部を重ね合わせ、その重合部を接合して接合部を形成し、更に、ボトル胴部の外周表面に装着する筒状のストレッチラベルにおいて、上記の原反フィルムとして、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、あるいは、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機あるいはインフレ−ション成形機等を使用し、単層ないし共押出してポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを製造し、次いで、該ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムに、例えば、電子線照射装置等を使用し、その全面に電子線照射処理を施して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造し、而して、該架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムをストレッチラベルを構成する原反フィルムとして使用し、前述のように上記の架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの上に、印刷模様部等を形成して長尺状のラベル原反フィルムを製造し、次いで、該長尺状のラベル原反フィルムを、その横方向、あるいは、縦方向等にスリッタ−等を用いてカットしてストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造し、しかる後、該ラベルフィルムを、その両端部を重ね合わせて、その重合部を接着剤等を介して接合して接合部を形成して筒状のストレッチラベルを製造したところ、ストレッチラベルを構成する原反フィルムを横方向、あるいは、縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合に、その原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に優れ、ラベル製造時の作業適性に何らの支障もなく、その作業能率を著しく向上させ、その生産性を高めることができ、更に、そのカット性に優れていることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることができ、大量のラベル不良品等の発生を阻止し、終極的には、その生産性を阻害することなく、更に、ストレッチラベルとしての自己伸縮性等を損なうことなく、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐殺傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベルを見出して本発明を完成したものである。
【0006】
すなわち、本発明は、原反フィルムの両端部を重ね合わせ、その重合部を接合して接合部を形成し、更に、ボトル胴部の外周表面に装着する筒状のストレッチラベルにおいて、上記の原反フィルムが、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムからなることを特徴とするストレッチラベルに関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について図面等を用いて以下に更に詳しく説明する。
まず、図1は、本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムについてその層構成の概略を示す概略的断面図であり、図2〜図5は、従来のストレッチラベルの製造法についてその概略の構成を示す概略的構成図である。
【0008】
本発明にかかるストレッチラベルにおいては、図1に示すように、ストレッチラベルを構成する原反フィルムとして、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、あるいは、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機あるいはインフレ−ション成形機等を使用し、単層ないし共押出して長尺状のポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルム1を製造し、次いで、該ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルム1に、例えば、電子線照射装置2等を使用し、その全面に約25〜500kGy位の電子線3を約1Sec〜20Sec位照射して電子線照射処理を施して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルム1aを製造し、而して、該架橋ポリオレフィン系樹脂フィルム1aをストレッチラベルを構成する原反フィルムAとして使用するものである。
【0009】
あるいは、本発明にかかるストレッチラベルにおいては、図示しないが、上記のポリオレフィン系樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これに、例えば、過酸化ジクミル(ジクミルペルオキシド)等の有機過酸化物(2重量%程度)、その他等の添加剤を加えて、ポリオレフィン系樹脂組成物を調製し、次いで、該樹脂組成物を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機、Tダイ共押出機、インフレ−ション押出機、インフレ−ション共押出機、その他等を使用して単層ないし共押出成形して、ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを製造し、しかる後、該ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを約125℃〜127℃で架橋装置に入れ、次いで、該架橋装置により160℃位で約5〜20分間位加熱して架橋反応を起こし、その架橋化率を調製して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造し、而して、該架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムをストレッチラベルを構成する原反フィルムとして使用するものである。
更に、本発明においては、本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムとしては、例えば、シラン架橋積ポリマ−による水架橋や、オキサゾリン化合物による架橋反応等を使用して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造することができるものである。
【0010】
而して、本発明においては、図示しないが、上記で製造した原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを使用し、前述のように、ストレッチラベルを複数個取りするために、縦方向(印刷方向)、横方向等に、それぞれ所定の間隔をおいて、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、その他等の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様部を多列に繰り返して形成して、長尺状のラベル原反フィルムを製造する(図2参照)。
次に、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムについて、スリッタ−等を使用し、所定の間隔の中心線でカットして、ストレッチラベルを構成する原反フィルムの上に、ストレッチラベルを構成する印刷模様部を形成すると共にストレッチラベルを構成する原反フィルムの上下および左右の端部に、ストレッチラベルを構成する原反フィルムの生地面からなり、かつ、上記の所定の間隔の1/2の間隔を有する領域を形成して、ストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造する(図3参照)。
次いで、上記で製造したラベルフィルムについて、その原反フィルムの印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に接着剤層を形成し、他方、原反フィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造するものである(図4、図5参照)。
【0011】
また、本発明においては、図示しないが、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムについて、スリッタ−等を使用し、まず、縦方向の所定の間隔の中心線で縦方向にカットして、ストレッチラベルを構成する長尺条の原反フィルムを製造し、次いで、これを、その長尺条の原反フィルムの印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に接着剤層を形成し、他方、原反フィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成して筒貼りすると共に横方向の所定の間隔の中心線で横方向にスリッタ−等を使用してカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造することができるものである。
【0012】
而して、本発明においては、図示しないが、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、例えば、引き伸ばし機等を使用し、10〜25%位に引き伸ばした状態でボトル胴部の外周表面に装着させて、ストレッチラベルを構成する印刷模様部は勿論のこと、架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの生地面からなる領域が、ボトル胴部の外周表面に、強固に緊張して、密接着してなるストレッチラベル付きボトルを製造することがてきるものである。
【0013】
次に、上記の本発明にかかるストレッチラベルについて、該ストレッチラベル等を構成する材料、製造法等について説明すると、まず、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを構成するポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒を使用して重合したポリマ−、LLDPE)、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン樹脂、エチレン−ボリプロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸あるいはメタクリル酸等の不飽和カルボン酸共重合体、その他等の樹脂の1種ないしそれ以上を使用することができる。
【0014】
而して、本発明において、ポリオレフィン系樹脂としては、特に、メタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用することが好ましいものである。
上記のメタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
上記のメタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト系触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト系触媒とも呼ばれているものである(以下、メタロセン触媒と、シングルサイト系触媒とは、同等の意味である。)。
【0015】
上記のメタロセン触媒(シングルサイト系触媒)を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体について更に詳述すると、具体的には、例えば、メタロセン系遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物との組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒(いわゆるカミンスキ−触媒を含む)を使用して重合してなるエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
なお、上記のメタロセン触媒は、無機物に担持されて使用されることもあるものである。
上記において、メタロセン系遷移金属化合物としては、例えば、IVB族から選ばれる遷移金属、具体的には、チタニウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テトラヒドロインデニル基、フルオニル基またと置換フルオニル基が1ないし2個結合しているか、あるいは、これらのうちの二つの基が共有結合で架橋したものが結合しており、他に水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリ−ル基、アセチルアセトナ−ト基、カルボニル基、窒素分子、酸素分子、ルイス塩基、ケイ素原子を含む置換基、不飽和炭化水素等の配位子を有するものを使用することができる。
【0016】
また、上記において、有機アルミニウム化合物としては、アルキルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミノキサン等を使用することができる。
ここで、アルキルアルミニウムとしては、例えば、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、ジメチルアルミニウムフルオリド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキクロリド等を使用することができる。
また、鎖状あるいは環状アルミノキサンとしては、例えば、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成することができる。
例えば、重合時に、アルキルアルミニウムを加えておき、後に水を添加するか、あるいは、錯塩の結晶水または有機・無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムとを反応させることで生成することができる。
次にまた、上記において、メタロセン触媒を担持させる無機物としては、例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪素土等を使用することができる。
【0017】
次に、上記において、重合方法としては、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、気相重合等の各種の重合方法で行なうことができる。
また、上記の重合は、バッチ式あるいは連続式等のいずれの方法でもよい。
上記において、重合条件としては、重合温度、−100〜250℃、重合時間、5分〜10時間、反応圧力、常圧〜300Kg/cm2 位である。
更に、本発明において、エチレンと共重合されるコモノマ−であるα−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等を使用することができる。
上記のα−オレフフィンは、単独で使用してもよく、また、2以上を組み合わせて使用することもできる。
また、上記のα−オレフフィンの混合比率は、例えば、1〜50重量%、望ましくは、10〜30重量%とすることが好ましい。
而して、本発明において、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体の物性は、例えば、分子量、5×103 〜5×106 、密度、0.905〜0.940g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.1、好ましくは、1.0〜6.0g/10分位である。
なお、本発明においては、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体には、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド等)、難燃化剤、無機ないし有機充填剤、染料、顔料等を任意に添加して使用することができる。
【0018】
本発明において、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン共重合体としては、具体的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。
【0019】
また、本発明において、ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、遷移金属触媒から合成され、長鎖分岐を持たない直鎖状(線状)低密度ポリエチレンを使用することも好ましいものである。
なお、本発明において、上記のような直鎖状(線状)ポリエチレンとしては、エチレンと、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等のα−オレフィンとの共重合体等を使用することができる。
而して、本発明において、上記の直鎖状(線状)ポリエチレンの物性としては、例えば、密度、0.905〜0.940g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.5〜6.0g/10分位の特性を有するものを使用することが好ましいものである。
【0020】
次に、本発明において、上記のような材料を使用し、本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造する方法について説明すると、かかる方法としては、まず、前述のポリオレフィン系樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機、Tダイ共押出機、インフレ−ション押出機、インフレ−ション共押出機、その他等を使用して単層ないし共押出成形して、ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを製造する。
次に、本発明においては、上記で製造したポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムに、例えば、公知の電子線照射装置等を使用し、その全面に、例えば、60Co−γ線等の電子線を約25〜500kGy位の電子線量を約1秒〜20秒間位照射処理して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造するものである。
上記において、電子線照射線量が、25kGy未満であると、フィルムカット性(ラベラ−適性)が悪化するという理由から好ましくないものであり、また、電子線照射線量が、500kGyを越えると、分解物として生成する、例えば、カルボン酸等による臭気等が発生するという理由から好ましくないものである。
【0021】
あるいは、本発明において、上記のような材料を使用し、本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造する方法としては、まず、前述のポリオレフィン系樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これに、例えば、過酸化ジクミル等を有機過酸化物、その他等の添加剤を加えて、ポリオレフィン系樹脂組成物を調製し、次いで、該樹脂組成物を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機、Tダイ共押出機、インフレ−ション押出機、インフレ−ション共押出機、その他等を使用して単層ないし共押出成形して、ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを製造し、しかる後、該ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを約125℃〜127℃で架橋装置に入れ、次いで該架橋装置により160℃位で約5〜20分間位加熱して架橋反応を起こし、その架橋化率を調製して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造するものである。
更に、本発明においては、シラン架橋積ポリマ−による水架橋や、オキサゾリン化合物による架橋反応等を使用して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造するものである。
本発明において、上記の架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの膜厚としては、約20μm〜200μm位、好ましくは、約30μm〜100μm位が望ましいものである。
【0022】
次に、本発明において、上記のストレッチラベルを構成する架橋ポリオレフィン系樹脂フィルム中には、例えば、その製膜化する際に、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度、その他等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、極く微量から数十%まで、その目的に応じて、任意に添加することができる。
上記において、配合剤ないし添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料、分散剤、界面活性剤、ブロッキング防止剤、その他等を使用することができ、更には、改質用樹脂等も使用することがてきる。
また、本発明において、上記のストレッチラベルを構成する架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムとしては、成膜後、一軸あるいは二軸方向に延伸加工し、次いで、熱固定されているフィルム等を使用することができ、好ましくは、一軸方向に5〜15%位延伸加工し、次いで、熱固定されている架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを使用することが好ましいものである。
【0023】
上記において、配合剤や添加剤等としては、具体的には、それ自身が滑性を有し、かつ、樹脂中における移行が少ない滑剤を使用することができ、例えば、流動パラフィン、白色ワセリン、石油系ワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワックス等のワックス類、炭素数が8〜22の高級脂肪酸、または、高級脂肪酸アルミニウム、高級脂肪酸カルシウム、高級脂肪酸マグネシウム高級脂肪酸亜鉛、高級脂肪酸リチウム等の高級脂肪酸またはその金属塩、炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコ−ル、グリセリン、ソルビト−ル、プロピレングリコ−ル、ペンタエリスリト−ル、トリエチレングリコ−ル等の脂肪族アルコ−ル類、炭素数が4〜22の高級脂肪酸と炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコ−ルとのエステル類、アセチルクエン酸ドリブチル、アジピン酸ジ−2エチル−ヘキシル、アゼライン酸−n−ヘキシル、エタンジオ−ルモンタン酸エステル、ポリ(1.3−ブタンジオ−ルアジピン酸)エステル、アセチルリシノ−ル酸メチル、ポリ(1.3−ブチレングリコ−ル、1.4−ブチレングリコ−ル、アジピン酸オクチルアルコ−ル)エステル、糖ろう糖のアルコ−ルと脂肪酸とのエステル類、水添食用油脂、ひまし油、スパ−ムアセチワックス、アセチル化モノグリセライド糖のグリセライド類、炭素数が16〜18の例えばエチレンビスオレイルアミドに代表されるエチレンビス脂肪酸アミド、炭素数が8〜22の高級脂肪酸アミド、ステアリルエルカアミド、エルカ酸アミド、オレイルパルミトアミド等の高級脂肪酸アミド類、その他、メチルヒドロジエンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサン等のシリコ−ン油ヤロジンやマレイン酸変性ロジンのグリセリンエステル等の1種ないし2種以上を使用することができる。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、樹脂100重量部に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
【0024】
また、本発明においては、その他、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸等のケイ酸塩、その他、カオリン、タルク、けいそう土等の無機化合物系のブロッキング防止剤、あるいは、高密度ポリエチレン、分子量300000以上の超高分子ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリエステル、メラミン樹脂、ジアリルフタレ−ト樹脂、アクリル系樹脂、その他等の微粉末等からなる有機化合物系のブロッキング防止剤の1種ないし2種以上を添加することができる。
その添加量としては、樹脂100重量部に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
【0025】
次にまた、上記の本発明にかかるストレッチラベルにおいては、本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムには、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる印刷模様部が形成されるものである。
而して、本発明において、上記の印刷模様部は、例えば、通常のグラビア印刷インキ、オフセット印刷インキ、凸版印刷インキ、その他等を用いて、例えば、グラビア、オフセット、凸版、その他等の通常の印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を裏印刷して形成することができるものである。
なお、本発明において、ストレッチラベルを構成する原反フィルムとしての架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの内面の上側部および/または下側部の端部の面、および、その左右の両端部の面には、すなわち、全周の端部の面には、架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの生地面からなる領域が、巾1mm〜10mm位で、縦および横幅の全域にわたって形成されていると、本発明にかかるストレッチラベルをボトル胴部の外周表面に装着した際に、その生地面とボトル胴部の外周表面とが密接着することができ、ラベルの脱落防止等の作用効果を奏することから好ましいものである。
【0026】
次にまた、上記の本発明にかかるストレッチラベルにおいては、架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを、その印刷模様部を内面側にして、その両端部を重ね合わせて、しかる後、その重合部の両端部を、例えば、接着剤等を使用して接合して接合部を形成して、ストレッチラベルを製造する際に、例えば、架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの相互の接合面には、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ放電処理、フレ−ム処理、サンドブラスト処理、化学薬品処理、プレヒ−ト処理、紫外線照射処理、高周波加熱処理、電磁誘導加熱処理、マイクロウエ−ブ処理、アンカ−コ−ト剤コ−ト処理、その他等の前処理を任意に行うことができるものである。
また、本発明において、架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの両端部を接合する際に使用する接着剤としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、セルロ−ス系樹脂、エポキシ系樹脂、その他等の樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂系接着剤等を使用することができる。
【0027】
次に、本発明において、ストレッチラベルを構成する筒状の外径としては、ボトル胴部の外径よりやや小さい外径を構成して、筒状のストレッチラベルを形成することが好ましいものである。
本発明において、上記の筒状のストレッチラベルをボトル胴部の外周表面に装着するに際しては、筒状のストレッチラベルの外径を、引き伸ば機等を使用して緊張し、拡開した状態で装着するものである。
而して、ストレッチラベルが、ボトル胴部の外周表面に装着されると、該ストレッチラベルは、ストレッチラベルを構成するポリオレフィン系樹脂フィルムの自己弾性伸縮力により、ボトル胴部の外周表面に緊密に密接着した状態で装着されるものである。
【0028】
なお、本発明において、上記のようにボトル胴部の外周表面にストレッチラベルを装着した後、ボトル内に炭酸飲料、果汁、その他等の内容物を充填包装し、次いで、キャッピングして密閉し、しかる後、例えば、約70℃位の熱水シャワ−等を10数分間放散して殺菌処理(低温殺菌)を施しても、ボトル胴部の外表面に対するストレッチラベルの密接着性は劣ることなく、その両者は強固に密接着し、ストレッチラベルが、ボトル胴部の外表面から滑り易くなって脱落するということはなく、これにより、強靱性、耐表面殺傷性、その他等の特性に優れたストレッチラベルを極めて良好にボトル胴部の外表面に装着し得ることができものである。
なお、本発明においては、上記において、内容物を充填し、殺菌処理後、ストレッチラベルを装着し得ることは勿論である。
而して、本発明においては、ボトルを使用後において、ボトルとストレッチラベルとを極めて容易に、かつ、簡単に分離して、分別回収することができるというものである。
【0029】
なお、本発明において、本発明にかかるストレッチラベルは、例えば、プラスチック製、ガラス製、金属製、その他等の種々の形態からなるボトル容器に適用することができ、特に、本発明においては、ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂、ポリプロピレン樹脂、あるいは、ポリエチレン系樹脂等からなる延伸ブロ−成形容器等に適用することが好ましいものである。
また、本発明において、ボトル内に充填包装する内容物としては、炭酸飲料、果汁、調味料、その他等の種々の飲食物、化学品ないし医薬品、その他等を挙げることができる。
【0030】
【実施例】
次に、本発明について更に具体例を挙げて更に詳しく説明する。
実施例1
まず、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ押出機を用いて、単層フィルム80μmからなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の樹脂フィルムを製造した。
次に、上記で製造した樹脂フィルムの全面に、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、電圧250KEV、電流12mA、距離40mmで25〔kGy〕の電子線を1秒間照射処理を行って、ゲル分率5%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造した。
なお、上記のゲル分率は、ステンレス性のメッシュフィルタ−に試料(電子線架橋した長尺状の樹脂フィルム5×5cm2 )を入れ、沸騰トルエンで3時間加熱還流し、次 いで、フィルタ−で濾過し、そのフィルタ−内抽出残渣を減圧乾燥して、その重量分率を測定し、これをゲル分率とした。
以下、本発明において、ゲル分率は、上記と同様にして測定したものである。
次に、上記で電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムの片面に、グラビア印刷インキを使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の印刷模様を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
次に、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムを、スリッタ−を使用して、縦方向と横方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、上下左右の端部に各々8mmの樹脂フィルムの生地面が露出するようにカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
ボトル使用後、ストレッチラベルを持って引き剥がしたところ、ストレッチラベルは、その部分から引き剥がされて、簡単に、ボトルとスチレッチラベルとに分別することができた。
なお、上記において、長尺状のラベル原反フィルムを、スリッタ−を使用して、横方向と縦方向にカットする場合、支障なく、かつ、カット面を美麗にカットすることができた。
【0031】
なお、上記において、上記で印刷模様を施して製造した長尺状のラベル原反フィルムを、スリッタ−を使用して、縦方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、左右の端部に各々8mmの多層共押し出し樹脂フィルムの生地面が露出するようにカットして、長尺状のラベルフィルムを製造し、次いで、その印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成して筒状体を製造しながらラベル装着機内のカッタ−を使用して横方向にカットして、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを連続式に製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
ボトル使用後、ストレッチラベルを持って引き剥がしたところ、ストレッチラベルは、その部分から引き剥がされて、簡単に、ボトルとスチレッチラベルとに分別することができた。
なお、上記において、スリッタ−を使用して、横方向と縦方向にカットする場合、支障なく、かつ、カット面を美麗にカットすることができた。
【0032】
実施例2〜実施例6
上記の実施例1において、樹脂フィルムの全面に、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、25〔kGy〕の電子線を1秒間照射処理を行って、ゲル分率5%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造することに代えて、下記に示す電子線の照射条件で上記の実施例1と同様にして下記に示すゲル分率からなる電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造し、それ以外は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
実施例2 50〔kGy〕の電子線、照射時間2秒、ゲル分率15%
実施例3 100〔kGy〕の電子線、照射時間4秒、ゲル分率35%
実施例4 200〔kGy〕の電子線、照射時間8秒、ゲル分率65%
実施例5 300〔kGy〕の電子線、照射時間12秒、ゲル分率80%
実施例6 500〔kGy〕の電子線、照射時間20秒、ゲル分率85%
【0033】
実施例7
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約65%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0034】
実施例8
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )70.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )30.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約70%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0035】
実施例9
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約70%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0036】
実施例10
まず、低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.925g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ押出機を用いて、単層フィルム80μmからなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の樹脂フィルムを製造した。
次に、上記で製造した樹脂フィルムの全面に、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約65%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造した。
以下、上記の実施例1と全く同様に行って、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0037】
実施例11
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約65%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0038】
実施例12
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )70.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )30.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約70%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0039】
実施例13
まず、下記の(イ)〜(ハ)の樹脂組成物を調製した。
(イ).シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.925g/m3 )100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 100.0重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).低密度ポリエチレン(LDPE、密度、0.920g/m3 )30.0重量部とシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )70.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ共押出機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を50μm、(ハ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して3層からなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の多層共押し出し樹脂フィルムを製造した。
以下、電子線照射装置(岩崎電気株式会社製、機種名、エレクトロンカ−テンEC300/60/120S)を使用し、上記の実施例1と同様にして、200〔kGy〕の電子線を8秒間照射処理を行って、ゲル分率約70%程度の電子線架橋した長尺状の樹脂フィルムを製造する他は、上記の実施例1と全く同様にして、上記の実施例1と同様な結果を得た。
【0040】
比較例1
まず、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(密度、0.917g/m3 )100.0重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とエルカ酸アミド(滑剤)0.05重量部とエチレンビスオレイルアミド(滑剤)0.05重量部と合成シリカ(アンチブロッキング剤)0.5重量部とを十分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、マルチマニフォ−ルドタイプのTダイ押出機を用いて、単層フィルム80μmからなる未延伸の樹脂フィルムを製造し、しかる後、該未延伸の樹脂フィルムを加熱ロ−ル間を通しながら10%程度1軸方向に延伸し、次いで、熱固定して、長尺状の樹脂フィルムを製造した。
次に、上記で製造した長尺状の樹脂フィルムの片面に、グラビア印刷インキを使用し、グラビア印刷方式にて,文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の印刷模様を3列に、かつ、列毎に、ラベルを構成する模様単位毎に、繰り返して印刷して、長尺状のラベル原反フィルムを製造した。
次に、上記で製造した長尺状のラベル原反フィルムを、スリッタ−を使用して、縦方向と横方向に、各列を隔てる間隔の中心線で、上下左右の端部に各々8mmの樹脂フィルムの生地面が露出するようにカットして、1つのストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造した。
更に、上記で製造したラベルフィルムについて、その印刷模様部の面を内面側にして、その印刷模様部を有する内面側の端部に2液硬化型のポリウレタン系樹脂からなる接着剤を施して接着剤層を形成し、他方、そのフィルムの表面側の端部にコロナ放電処理を施してコロナ放電処理面を形成し、しかる後、その両端部を、上記の接着剤層とコロナ放電処理面の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その重合部の両端部を、上記の接着剤層等を介して接合して接合部を形成することにより、ボトル胴部の外周表面に密接着させて装着することができる筒状のストレッチラベルを製造した。
次に、上記で製造した筒状のストレッチラベルを使用し、これを、引き伸ばし機を用いて、約15%程度拡開し、ポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器の胴部の外周表面に装着した。
更に、上記でストレッチラベルを装着したポリエチレンテレフタレ−ト製の延伸ブロ−成形容器内に、炭酸飲料を充填包装し、キャッピング後、約70℃の熱水を10分間放散して殺菌処理したところ、ラベルは、ボトル胴部の外周表面に強固に密接着して、その脱落は認められなかった。
しかし、長尺状のラベル原反フィルムを、スリッタ−を使用して、横方向と縦方向にカットする際に、そのカット性に支障をきたし、カットできないラベルが多発した。
また、カットされた場合でも、そのカット面は、糸を引き、非常に不揃いであり、美麗にカットすることができた。
【0041】
実験例
上記の実施例1〜13と、比較例1とで製造したストレッチラベルについて、下記の物性を測定した。
(1).ストレッチラベル適性の測定
これは、フィルム25%伸長(JIS−K−7127準拠)時の瞬間残留歪み、および、永久歪みを測定した。
測定機は、株式会社オリエンテック製のテンシロンRTC−1310Aを使用した。
(2).カット性の測定
これは、JIS−K−7128エルメンドルフ引き裂き試験機を用いて測定した。
測定機は、テスタ−産業株式会社製、エルメンドルフ引裂試験機を使用した。
なお、上記の測定において、試験方向は、ストレッチラベル適性については、ラベル横方向(TD)、カット性については、ラベル縦方向(MD)とラベル横方向(TD)について測定した。
上記のゲル分率の測定結果について下記の表1に示す。
【0042】
上記の表1において、ストレッチ適性に関する歪みの単位は、〔%〕であり、また、フィルムの引裂性に関する強度の単位は、〔N/m〕である。
また、上記の表1において、 N.D.は、フィルムの引裂強度が高く、引裂荷重が決定できないことを意味する。
【0043】
上記に示す結果より明らかなように、実施例1〜13にかかるものは、ゲル分率を5〜85%の範囲で調製し架橋させることにより、ストレッチラベルのカット性を向上させ、その作業性および生産性を著しく向上させることができるものであった。
更に、ストレッチラベルにとって重要な、ストレッチ適性(弾性回復性)を向上させることができ約70℃の熱水における殺菌処理後も、ラベルは強固に密着して、脱落することはなかった。
よって、ストレッチラベルの生産性を阻害することなく、ボトル外周表面に強固に密接着して装着し得るストレッチラベルを製造し得るものであった。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、原反フィルムの両端部を重ね合わせ、その重合部を接合して接合部を形成し、更に、ボトル胴部の外周表面に装着する筒状のストレッチラベルにおいて、上記の原反フィルムとして、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、あるいは、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を使用し、これを、例えば、Tダイ押出機あるいはインフレ−ション成形機等を使用し、単層ないし共押出してポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムを製造し、次いで、該ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルムに、例えば、電子線照射装置等を使用し、その全面に電子線照射処理を施して、ゲル分率を5〜85%の範囲で調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムを製造し、而して、該架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムをストレッチラベルを構成する原反フィルムとして使用し、前述のように上記の架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムの上に、印刷模様部等を形成して長尺状のラベル原反フィルムを製造し、次いで、該長尺状のラベル原反フィルムを、その横方向、あるいは、縦方向等にスリッタ−等を用いてカットしてストレッチラベルを構成するラベルフィルムを製造し、しかる後、該ラベルフィルムを、その両端部を重ね合わせて、その重合部を接着剤等を介して接合して接合部を形成して筒状のストレッチラベルを製造したところ、ストレッチラベルを構成する原反フィルムを横方向、あるいは、縦方向に、スリッタ−等を使用してカットする場合に、その原反フィルムが、スリッタ−等を用いて縦方向あるいは横方向等に切断するカット性に優れ、ラベル製造時の作業適性に何らの支障もなく、その作業能率を著しく向上させ、その生産性を高めることができ、更に、そのカット性に優れていることから、ラベルを構成する端部のカット面を美麗に仕上げることができ、大量のラベル不良品等の発生を阻止し、終極的には、その生産性を阻害することなく、更に、ストレッチラベルとしての自己伸縮性等を損なうことなく、ストレッチ性、耐熱性、強靱性、耐殺傷性、印刷適性等に優れ、フィルムの自己伸縮性を利用してボトル胴部の外周表面に強固に密接着して装着し得る極めて美麗なストレッチラベルを製造することができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるストレッチラベルを構成する原反フィルムについてその層構成の概略を示す概略的断面図である。
【図2】従来のストレッチラベルの製造法についてその概略の構成を示す概略的構成図である。
【図3】従来のストレッチラベルの製造法についてその構成の概略を示す概略的構成図である。
【図4】従来のストレッチラベルの製造法についてその構成の概略を示す概略的構成図である。
【図5】従来のストレッチラベルの製造法についてその構成の概略を示す概略的構成図である。
【符号の説明】
1 ポリオレフィン系樹脂の単独ないし共押出フィルム
1a 架橋ポリオレフィン系樹脂フィルム
2 電子線照射装置
3 電子線
A ストレッチラベルを構成する原反フィルム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stretch label. More specifically, the raw film constituting the stretch label is excellent in cutability and can remarkably improve the workability at the time of producing the label. Furthermore, the stretch property, heat resistance, toughness The present invention relates to a very beautiful stretch label that has excellent properties, killing resistance, printability, etc., and can be attached to the outer peripheral surface of a bottle body by tightly adhering tightly using the self-stretchability of the film.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various types of labels have been developed and proposed as outer peripheral surfaces of various packaging containers made of plastic, glass, metal, etc., and one of them has been proposed. A stretch label that is attached to the outer peripheral surface of a packaging container by using the self-stretching property of the film is known.
Since this is self-stretching, it can follow changes in the dimensions of the packaging container, etc., and can maintain a close contact with the outer peripheral surface of the packaging container. Is easy to separate the packaging container and the label, can be separated and collected, has various advantages such as being suitable for the environment and being able to manufacture the label at a low cost.
Thus, as a film constituting a stretch label at present, for example, a raw film made of an ethylene-vinyl acetate copolymer heavy film having a vinyl acetate content of about 3 to 8% by weight and having a self-stretching property. Is the most commonly used.
Furthermore, a raw film made of a low-density polyethylene film having self-stretchability is also used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the stretch label as described above, a self-stretchable ethylene-vinyl acetate copolymer heavy film constituting the stretch label, or a raw film such as a low density polyethylene film is a slitter (cutter) or the like. The film is inferior in cutability to cut the film in the vertical direction or the horizontal direction by using, so there is a problem that the workability at the time of label production is remarkably lacking, and the productivity is inferior, and further, the cutability is inferior Therefore, there is a problem that it is difficult to beautifully finish the cut surface of the end portion constituting the label.
Usually, as shown in FIG. 2, the stretch label is first, in the longitudinal direction (printing direction) X and the transverse direction Y, in order to take a plurality of stretch labels on the long
Next, as shown in FIG. 3, a slitter or the like is used for the long label original film P produced as described above, with center lines La and La (see FIG. 2) at predetermined intervals Xa and Ya. The stretch label is formed on the upper and lower and left and right ends of the
Next, as shown in FIGS. 4 and 5, the label film Q produced as described above has the printed
[0004]
In the above, although not shown in the drawing, a slitter or the like is used for the long label original film P manufactured above, and first, in the longitudinal direction at the center line La (see FIG. 2) with a predetermined interval Ya. Cut to produce a long strip
Thus, in the method of manufacturing a stretch label as described above, when the original film is cut in the horizontal direction or the vertical direction using a slitter or the like, the original film uses a slitter or the like. Inferior cutting ability to cut in the vertical or horizontal direction results in lack of workability at the time of label production, significantly lowering the work efficiency, inferior in productivity, and inferior in cutability. Therefore, it is extremely difficult to finish the cut surface of the end portion constituting the label beautifully, and as a result, a large amount of defective label products may be generated. , That would impede its productivity.
By the way, in order to improve the cut property of cutting the raw film in the vertical direction or the horizontal direction by using a slitter or the like, rubber elasticity (elasticity) is an important factor for self-stretchability as a stretch label. It is necessary to reduce the recovery property) and increase the tearability of the original film. However, as described above, if the rubber elasticity (elastic recovery property) is decreased and the tearability of the original film is increased, There is a problem in that the self-stretchability as a stretch label is lowered, and the stretch label itself loses its function as a stretch label and cannot withstand its use.
Therefore, the present invention is that the raw film constituting the stretch label is excellent in cutability and can remarkably improve the workability at the time of producing the label. Furthermore, the stretch property, heat resistance, toughness, kill resistance, printing The present invention provides an extremely beautiful stretch label that is excellent in suitability and the like, and can be attached by being tightly adhered tightly to the outer peripheral surface of the bottle body using the self-stretchability of the film.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve the above-described problems relating to the stretch label, the present inventor has overlapped both end portions of the raw film, joined the overlapped portion, and formed a joined portion. For example, a low-density polyethylene, a linear (linear) low-density polyethylene, or a metallocene catalyst (single site catalyst) is used as the raw film in the cylindrical stretch label attached to the outer peripheral surface of the part. A polyolefin resin such as an ethylene-α / olefin copolymer that has been polymerized in a single layer or a coextrusion using, for example, a T-die extruder or an inflation molding machine. A single or coextruded film is manufactured, and then the polyolefin resin is single or coextruded film, for example, an electron beam irradiation device And the whole surface is subjected to electron beam irradiation treatment to produce a crosslinked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85%, and thus the crosslinked polyolefin resin film is stretch-labeled. As described above, a printed pattern portion or the like is formed on the crosslinked polyolefin resin film as described above to produce a long label original film, and then the long film A label film constituting a stretch label is manufactured by cutting a sheet-shaped label original film using a slitter or the like in the horizontal direction or the vertical direction, and then the label film is attached to both ends thereof. Overlapping and joining the overlapped part with an adhesive or the like to form a joined part to produce a cylindrical stretch label, the raw fabric that forms the stretch label When the film is cut in the horizontal direction or in the vertical direction using a slitter or the like, the original film is excellent in cutting properties that can be cut in the vertical direction or the horizontal direction using a slitter or the like. There is no hindrance to work suitability at the time of manufacture, its work efficiency can be remarkably improved, its productivity can be improved, and furthermore, its cut property is excellent, so the cut surface of the end part constituting the label Can be finished beautifully, preventing the generation of a large number of defective labels, etc., and ultimately, without inhibiting the productivity, and without compromising the self-stretchability etc. as a stretch label Is a very beautiful stretch label that can be attached to the outer surface of the bottle body firmly and intimately using the film's self-stretchability, and has excellent heat resistance, heat resistance, toughness, killing resistance, and printability. Heading to one in which the present invention has been completed.
[0006]
That is, the present invention relates to the above-described original stretch label in which the both ends of the raw film are overlapped, the overlapped portion is joined to form a joined portion, and the tubular stretch label is attached to the outer peripheral surface of the bottle body. The present invention relates to a stretch label characterized in that the anti-film comprises a cross-linked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85%.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The above-described present invention will be described in more detail below with reference to the drawings.
First, FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an outline of a layer structure of a raw film constituting a stretch label according to the present invention, and FIGS. 2 to 5 show an outline of a conventional method for producing a stretch label. It is a schematic block diagram which shows the structure of these.
[0008]
In the stretch label according to the present invention, as shown in FIG. 1, as a raw film constituting the stretch label, for example, low density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, or metallocene catalyst (single site) A polyolefin resin such as an ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a catalyst), and using, for example, a T-die extruder, an inflation molding machine, etc. The long and long polyolefin-based resin single or
[0009]
Alternatively, in the stretch label according to the present invention, although not shown, one or more of the above polyolefin resins are used, and for example, an organic peroxide such as dicumyl peroxide (dicumyl peroxide) is used. (About 2% by weight) and other additives are added to prepare a polyolefin-based resin composition, and then the resin composition is used. For example, a T-die extruder or a T-die co-extruder Single-layer or co-extrusion molding using an inflation extruder, inflation co-extrusion machine, etc. to produce a single or co-extruded film of a polyolefin resin, and then the polyolefin resin The single or coextruded film is put into a crosslinking apparatus at about 125 ° C. to 127 ° C., and then heated at about 160 ° C. for about 5 to 20 minutes by the crosslinking apparatus to carry out a crosslinking reaction. The cross-linking ratio is adjusted to produce a cross-linked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85%. Thus, the cross-linked polyolefin resin film is used to form a stretch label. It is used as an anti-film.
Furthermore, in the present invention, as the cross-linked polyolefin resin film as the raw film constituting the stretch label according to the present invention, for example, water cross-linking with a silane cross-linked product polymer or cross-linking reaction with an oxazoline compound is used. Thus, a crosslinked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85% can be produced.
[0010]
Thus, in the present invention, although not shown in the drawings, the cross-linked polyolefin resin film as the raw film produced as described above is used and, as described above, in order to take a plurality of stretch labels (printing) Desired) consisting of characters, figures, symbols, designs, etc. by printing methods such as gravure printing method, offset printing method, letterpress printing method, etc. Are repeatedly formed in multiple rows to produce a long label original film (see FIG. 2).
Next, using the slitter etc. about the long label original fabric film manufactured above, it cuts with the center line of a predetermined interval, and a stretch label is formed on the original fabric film which constitutes a stretch label. The upper and lower and left and right ends of the raw film forming the stretch label are formed from the fabric surface of the original film constituting the stretch label, and are formed at 1 / of the predetermined interval. The area | region which has a space | interval of 2 is formed, and the label film which comprises a stretch label is manufactured (refer FIG. 3).
Next, with respect to the label film produced above, the surface of the printed pattern portion of the original fabric film is the inner surface side, and an adhesive layer is formed on the inner surface side end portion having the printed pattern portion. A corona discharge treatment surface is formed on the end portion of the surface side of the substrate to form a corona discharge treatment surface, and then both end portions are overlapped with the adhesive layer and the corona discharge treatment surface facing each other. After that, a cylindrical stretch that can be attached to the outer peripheral surface of the bottle body by attaching both ends of the overlapped portion through the adhesive layer or the like to form a bonded portion. A label is manufactured (see FIGS. 4 and 5).
[0011]
Further, in the present invention, although not shown in the drawings, the long label original film produced above is first cut in the vertical direction at a center line at a predetermined interval in the vertical direction using a slitter or the like. , Producing a long strip original film that constitutes a stretch label, and then making the surface of the printed pattern portion of the long strip original film the inner surface side and having the printed pattern portion on the inner surface side On the other hand, an adhesive layer is formed on the end of the film, and a corona discharge treatment surface is formed on the end on the surface side of the raw film to form a corona discharge treatment surface. And the surface of the corona discharge treatment surface facing each other and then overlapping, and then joining both ends of the overlapped portion through the adhesive layer etc. to form a joined portion and sticking in a cylinder and laterally Use a slitter etc. in the horizontal direction at the center line of a predetermined interval of Cut, it is capable of producing a tubular stretch label can be mounted in close contact wear on the outer peripheral surface of the bottle body portion.
[0012]
Thus, in the present invention, although not shown, the tubular stretch label produced above is used, and the bottle body is stretched to about 10 to 25% using, for example, a stretcher or the like. The area composed of the fabric surface of the cross-linked polyolefin resin film, as well as the printed pattern part constituting the stretch label, is attached tightly to the outer peripheral surface of the bottle body, It is possible to manufacture a bottle with a stretch label that is worn.
[0013]
Next, the stretch label according to the present invention will be described with respect to the material constituting the stretch label, the production method, and the like. First, a crosslinked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85% is described. Examples of the constituent polyolefin resin include low density polyethylene (LDPE), linear (linear) low density polyethylene (polymer polymerized using a multisite catalyst, LLDPE), metallocene catalyst (single site catalyst). Ethylene-α / olefin copolymer polymerized using styrene, medium density polyethylene (MDPE), high density polyethylene (HDPE), polypropylene resin, ethylene-polypropylene copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene- Unsaturated carboxylic acid copolymer such as acrylic acid or methacrylic acid It can be used one or more resins other like.
[0014]
Thus, in the present invention, it is particularly preferable to use an ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a metallocene catalyst (single site catalyst) as the polyolefin resin.
Examples of the ethylene-α / olefin copolymer polymerized using the above metallocene catalyst (single-site catalyst) include, for example, a combination of a metallocene complex such as a zirconocene dichloride and methylalumoxane, and an alumoxane. An ethylene-α-olefin copolymer obtained by polymerization using a catalyst, that is, a metallocene catalyst, can be used.
The above metallocene catalyst is also called a single-site catalyst because the current catalyst is called a multi-site catalyst with heterogeneous active sites, while the active sites are uniform. (Hereinafter, the metallocene catalyst and the single-site catalyst have the same meaning.)
[0015]
The ethylene-α-olefin copolymer polymerized using the above metallocene catalyst (single site catalyst) will be described in more detail. Specifically, for example, a catalyst comprising a combination of a metallocene transition metal compound and an organoaluminum compound. That is, an ethylene-α-olefin copolymer obtained by polymerization using a metallocene catalyst (including a so-called Kaminski catalyst) can be used.
In addition, said metallocene catalyst may be carry | supported and used for an inorganic substance.
In the above, examples of the metallocene transition metal compound include a transition metal selected from group IVB, specifically, titanium (Ti), zirconium (Zr), hafnium (Hf), cyclopentadienyl group, substituted cyclohexane. 1 to 2 of a pentadienyl group, an indenyl group, a substituted indenyl group, a tetrahydroindenyl group, a substituted tetrahydroindenyl group, a fluoronyl group, and a substituted fluorenyl group, or two of these groups Those covalently bonded are bonded, and in addition, hydrogen atom, oxygen atom, halogen atom, alkyl group, alkoxy group, aryl group, acetylacetonate group, carbonyl group, nitrogen molecule, oxygen molecule, Those having a ligand such as a Lewis base, a substituent containing a silicon atom, and an unsaturated hydrocarbon can be used. .
[0016]
In the above, as the organoaluminum compound, alkylaluminum, chain or cyclic aluminoxane, or the like can be used.
Here, as the alkylaluminum, for example, triethylaluminum, triisobutylaluminum, dimethylaluminum chloride, diethylaluminum chloride, methylaluminum dichloride, ethylaluminum dichloride, dimethylaluminum fluoride, diisobutylaluminum hydride, diethylaluminum hydride, ethylaluminum sesquichloride. Etc. can be used.
The chain or cyclic aluminoxane can be produced, for example, by bringing alkyl aluminum into contact with water.
For example, it can be produced by adding alkylaluminum at the time of polymerization and adding water later, or by reacting crystallization water of a complex salt or adsorbed water of an organic / inorganic compound with alkylaluminum.
Next, in the above, as the inorganic material for supporting the metallocene catalyst, for example, silica gel, zeolite, silicon earth or the like can be used.
[0017]
Next, in the above, as the polymerization method, for example, various polymerization methods such as bulk polymerization, solution polymerization, suspension polymerization, and gas phase polymerization can be used.
In addition, the polymerization may be any method such as a batch method or a continuous method.
In the above, as polymerization conditions, polymerization temperature, −100 to 250 ° C., polymerization time, 5 minutes to 10 hours, reaction pressure, normal pressure to 300 Kg / cm 2 It is rank.
Further, in the present invention, examples of the α-olefin that is a comonomer copolymerized with ethylene include propylene, 1-butene, 3-methyl-1-butene, 4-methyl-1-pentene, 1-hexene, 1-octene, decene, etc. can be used.
The above α-olefins may be used alone or in combination of two or more.
Moreover, the mixing ratio of the above-mentioned α-olefin is, for example, 1 to 50% by weight, preferably 10 to 30% by weight.
Thus, in the present invention, the physical properties of the ethylene-α-olefin copolymer polymerized using the above metallocene catalyst are, for example, molecular weight, 5 × 10 Three ~ 5x10 6 , Density, 0.905 to 0.940 g / cm Three , Melt flow rate [MFR], 0.1, preferably 1.0 to 6.0 g / 10 quantile.
In the present invention, the ethylene-α-olefin copolymer polymerized using the metallocene catalyst includes, for example, an antioxidant, an ultraviolet absorber, an antistatic agent, an antiblocking agent, a lubricant (fatty acid amide, etc.). ), Flame retardants, inorganic or organic fillers, dyes, pigments and the like can be optionally added and used.
[0018]
In the present invention, as the ethylene-α-olefin copolymer polymerized by using the above metallocene catalyst, specifically, trade name “Carnel” manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation, manufactured by Mitsui Petrochemical Co., Ltd. Product name “Evolu”, product name “EXACT” manufactured by EXXON CHEMICAL, USA, product name “Affinity” manufactured by DOW CHEMICAL, USA, An ethylene-α-olefin copolymer such as trade name “ENGAGE” can be used.
[0019]
In the present invention, it is also preferable to use, for example, a linear (linear) low-density polyethylene synthesized from a transition metal catalyst and having no long-chain branching as the polyolefin-based resin.
In the present invention, as the linear (linear) polyethylene as described above, ethylene, for example, propylene, 1-butene, 3-methyl-1-butene, 4-methyl-1-pentene, 1- Copolymers with α-olefins such as hexene, 1-octene, and decene can be used.
Thus, in the present invention, the physical properties of the linear (linear) polyethylene are, for example, density, 0.905 to 0.940 g / cm. Three It is preferable to use a melt flow rate [MFR] having a property of 0.5 to 6.0 g / 10th.
[0020]
Next, in the present invention, a method for producing a crosslinked polyolefin-based resin film as a raw film constituting the stretch label according to the present invention using the material as described above will be described. One or more of the above-mentioned polyolefin resins are used, and for example, a T-die extruder, a T-die co-extruder, an inflation extruder, an inflation co-extruder, etc. are used. Single-layer or co-extrusion molding is carried out to produce a single or co-extruded film of polyolefin resin.
Next, in the present invention, a single or coextruded film of the polyolefin resin produced above is used, for example, using a known electron beam irradiation device, etc. 60 Manufacture a cross-linked polyolefin resin film in which the gel fraction is adjusted within a range of 5 to 85% by irradiating an electron beam such as Co-γ rays with an electron dose of about 25 to 500 kGy for about 1 second to 20 seconds. To do.
In the above, if the electron beam irradiation dose is less than 25 kGy, it is not preferable because the film cutting property (labeler suitability) deteriorates. If the electron beam irradiation dose exceeds 500 kGy, a decomposed product For example, it is not preferable because odor or the like due to carboxylic acid or the like is generated.
[0021]
Alternatively, in the present invention, a method for producing a cross-linked polyolefin resin film as a raw film constituting the stretch label according to the present invention using the materials as described above, first, 1 of the aforementioned polyolefin resin. Use a seed or two or more, for example, add dicumyl peroxide to organic peroxide, other additives, etc. to prepare a polyolefin resin composition, and then use the resin composition Then, for example, using a T-die extruder, a T-die co-extruder, an inflation extruder, an inflation co-extruder, etc. A single or co-extruded film is produced, and then the single or co-extruded film of the polyolefin resin is placed in a crosslinking apparatus at about 125 ° C. to 127 ° C. A crosslinked polyolefin-based resin film in which the crosslinking reaction is caused by heating at about 160 ° C. for about 5 to 20 minutes with the crosslinking apparatus, the crosslinking rate is adjusted, and the gel fraction is adjusted in the range of 5 to 85%. Is to be manufactured.
Furthermore, in the present invention, a cross-linked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85% by using water cross-linking with a silane cross-linked polymer, cross-linking reaction with an oxazoline compound, or the like is produced. It is.
In the present invention, the film thickness of the crosslinked polyolefin resin film is preferably about 20 μm to 200 μm, and preferably about 30 μm to 100 μm.
[0022]
Next, in the present invention, in the cross-linked polyolefin resin film constituting the stretch label, for example, when forming the film, processability, heat resistance, weather resistance, mechanical properties, dimensional stability of the film Various plastic compounding agents and additives are added for the purpose of improving and modifying properties, antioxidant properties, slipping properties, mold release properties, flame retardancy, antifungal properties, electrical properties, strength, etc. The addition amount can be arbitrarily added from a very small amount to several tens of percent depending on the purpose.
In the above, the compounding agent or additive includes, for example, a lubricant, a crosslinking agent, an antioxidant, an ultraviolet absorber, a light stabilizer, a filler, a reinforcing agent, an antistatic agent, a flame retardant, a flame retardant, a foaming agent, an anti-proofing agent. Molding agents, pigments, dispersants, surfactants, anti-blocking agents, and the like can be used, and a modifying resin can also be used.
In the present invention, as the cross-linked polyolefin resin film constituting the stretch label, a film that is stretched in a uniaxial or biaxial direction after film formation and then thermally fixed can be used. Preferably, it is preferable to use a cross-linked polyolefin resin film that is stretched by about 5 to 15% in the uniaxial direction and then heat-set.
[0023]
In the above, as the compounding agent or additive, specifically, a lubricant having its own lubricity and less migration in the resin can be used. For example, liquid paraffin, white petrolatum, Waxes such as petroleum wax, microcrystalline wax, montan wax, polyethylene wax, higher fatty acids having 8 to 22 carbon atoms, higher fatty acid aluminum, higher fatty acid calcium, higher fatty acid magnesium higher fatty acid zinc, higher fatty acid lithium, etc. Aliphatic acids such as higher fatty acids or metal salts thereof, linear aliphatic monovalent alcohols having 8 to 18 carbon atoms, glycerin, sorbitol, propylene glycol, pentaerythritol, triethylene glycol, etc. Alcohols, higher fatty acids having 4 to 22 carbon atoms and linear aliphatic monovalent acids having 8 to 18 carbon atoms Esters with callol, acetyldributyl citrate, di-2-ethyl-hexyl adipate, azelaic acid-n-hexyl, ethanediol montanate, poly (1.3-butanediol adipate) ester, acetylricino Methyl sulfate, poly (1.3-butylene glycol, 1.4-butylene glycol, octyl alcohol adipate) ester, ester of sugar sugar and fatty acid, for hydrogenated food Fats and oils, castor oil, spam acetyl wax, glycerides of acetylated monoglyceride sugar, ethylene bis-fatty acid amide represented by, for example, ethylene bisoleyl amide having 16 to 18 carbon atoms, higher fatty acid amide having 8 to 22 carbon atoms, Higher fats such as stearyl erucamide, erucic acid amide, oleyl palmitoamide One or more amides, other glycerin esters of silicone oils such as methylhydrodiene polysiloxane, dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, polyoxyalkylene / dimethylpolysiloxane, and maleic acid-modified rosin Can be used.
In the present invention, among the lubricants as described above, in particular, erucic acid amide, ethylene bis oleyl amide, stearic acid amide, oleic acid amide, methylene bis stearic acid amide, etc. themselves have lubricity, It is a very effective material.
As the addition amount of the above-mentioned lubricant, it is preferable to add at a ratio of about 0.08 wt% to 10.0 wt% with respect to 100 parts by weight of the resin.
[0024]
In the present invention, other oxides such as aluminum oxide, magnesium oxide, silica, calcium oxide, titanium oxide, and zinc oxide; hydroxides such as aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, and calcium hydroxide; Carbonates such as magnesium and calcium carbonate, sulfates such as calcium sulfate and barium sulfate, silicates such as magnesium silicate, aluminum silicate, calcium silicate and aluminosilicate, and others, kaolin, talc, diatomaceous earth, etc. Anti-blocking agent based on inorganic compounds, or high-density polyethylene, ultra-high molecular weight polyethylene having a molecular weight of 300000 or more, polypropylene, polycarbonate, polyamide, polyester, melamine resin, diallyl phthalate resin, acrylic resin, etc. Organic consisting of fine powder It one free of compounds based antiblocking agents can be added two or more.
The addition amount is preferably about 0.01 to 3% by weight with respect to 100 parts by weight of the resin.
[0025]
Next, in the stretch label according to the present invention, the cross-linked polyolefin resin film as the raw film constituting the stretch label according to the present invention is printed with characters, figures, symbols, patterns, etc. A pattern part is formed.
Thus, in the present invention, the printed pattern portion is, for example, a normal gravure printing ink, offset printing ink, letterpress printing ink, or the like, for example, normal gravure, offset, letterpress, etc. Depending on the printing method, a desired printed pattern composed of characters, figures, symbols, patterns, etc. can be printed on the back side.
In the present invention, the surface of the upper and / or lower end portions of the inner surface of the cross-linked polyolefin resin film as the raw film constituting the stretch label, and the surfaces of the left and right end portions thereof, That is, the stretch label according to the present invention is formed on the surface of the end of the entire circumference, when a region composed of a cloth polyolefin polyolefin resin film is formed across the entire length and width of about 1 mm to 10 mm. When the is attached to the outer peripheral surface of the bottle body portion, the fabric surface and the outer peripheral surface of the bottle body portion can be tightly bonded, which is preferable because of the effects such as prevention of dropping off of the label.
[0026]
Next, in the stretch label according to the present invention, the cross-linked polyolefin resin film is overlapped with the printed pattern portion on the inner surface side, and then the both ends of the polymerized portion are overlapped. For example, when a stretch label is manufactured by bonding using an adhesive or the like to form a stretch label, for example, the cross-linked polyolefin resin film has, for example, corona discharge treatment, ozone Treatment, plasma discharge treatment, frame treatment, sandblast treatment, chemical treatment, preheat treatment, ultraviolet irradiation treatment, high frequency heat treatment, electromagnetic induction heat treatment, microwave treatment, anchor coating agent coat And pre-processing such as other processing can be performed arbitrarily.
In the present invention, examples of the adhesive used for joining both ends of the crosslinked polyolefin resin film include polyurethane resins, polyamide resins, polyacrylic resins, polyvinyl acetate resins, and cellulose. It is possible to use a resin-based adhesive having a resin as a main component of a vehicle, such as a resin based resin, an epoxy resin, or the like.
[0027]
Next, in the present invention, as the cylindrical outer diameter constituting the stretch label, it is preferable to form an outer diameter slightly smaller than the outer diameter of the bottle body to form a cylindrical stretch label. .
In the present invention, when the cylindrical stretch label is attached to the outer peripheral surface of the bottle body, the outer diameter of the cylindrical stretch label is tensioned and expanded using a stretcher or the like. It is to be installed with.
Thus, when the stretch label is attached to the outer peripheral surface of the bottle body, the stretch label is brought into close contact with the outer surface of the bottle body by the self-elastic stretching force of the polyolefin resin film constituting the stretch label. It is mounted in a tightly bonded state.
[0028]
In the present invention, after attaching the stretch label to the outer peripheral surface of the bottle body as described above, the bottle is filled and packaged with contents such as carbonated beverages, fruit juice, and the like, and then capped and sealed, After that, for example, even if a hot water shower or the like at about 70 ° C. is diffused for 10 minutes and sterilized (pasteurized), the tight adhesion of the stretch label to the outer surface of the bottle body is not inferior. Both of them are tightly bonded tightly, and the stretch label does not slip off from the outer surface of the bottle body, so that it has excellent characteristics such as toughness, surface killing resistance, etc. The stretch label can be very well attached to the outer surface of the bottle body.
In the present invention, of course, in the above description, the contents can be filled and a stretch label can be attached after the sterilization treatment.
Thus, in the present invention, after the bottle is used, the bottle and the stretch label can be separated and collected very easily and easily.
[0029]
In the present invention, the stretch label according to the present invention can be applied to bottle containers made of various forms such as plastic, glass, metal, and the like. It is preferably applied to a stretch blow molded container made of terephthalate resin, polypropylene resin, polyethylene resin or the like.
In the present invention, the contents filled and packaged in the bottle may include various drinks such as carbonated drinks, fruit juices, seasonings, and the like, chemicals or pharmaceuticals, and the like.
[0030]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail with specific examples.
Example 1
First, an ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a metallocene catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent), 0.05 parts by weight of erucamide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and synthetic silica (anti-blocking) Agent) A resin composition was prepared by sufficiently kneading 0.5 parts by weight.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die extruder, an unstretched resin film consisting of a single-layer film of 80 μm was manufactured, and then the unstretched The resin film was stretched about 10% in the uniaxial direction while passing between heating rolls, and then heat-set to produce a long resin film.
Next, an electron beam irradiation apparatus (manufactured by Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) is used on the entire surface of the resin film produced above, with a voltage of 250 KEV, a current of 12 mA, and a distance of 40 mm. A 25 [kGy] electron beam was irradiated for 1 second to produce a long resin film having a gel fraction of about 5% which had been cross-linked with an electron beam.
The gel fraction was measured on a stainless steel mesh filter sample (electron beam cross-linked long resin film 5 × 5 cm). 2 ), Heated to reflux with boiling toluene for 3 hours, then filtered through a filter, and the extraction residue in the filter was dried under reduced pressure, and its weight fraction was measured to obtain a gel fraction.
Hereinafter, in the present invention, the gel fraction is measured in the same manner as described above.
Next, gravure printing ink is used on one side of the long resin film cross-linked with the electron beam as described above, and a predetermined print pattern composed of characters, symbols, figures, patterns, etc. is arranged in three rows by a gravure printing method. And it printed repeatedly for every pattern unit which comprises a label for every row | line | column, and manufactured the elongate label original fabric film.
Next, using the slitter, the long label original film produced above is 8 mm at each of the vertical and horizontal ends at the center line of the interval separating each row in the vertical direction and the horizontal direction. A label film constituting one stretch label was produced by cutting the resin film so that the fabric surface was exposed.
Furthermore, the label film produced above is bonded by applying an adhesive made of a two-component curable polyurethane resin to the end of the inner surface side having the printed pattern portion, with the surface of the printed pattern portion being the inner surface side. On the other hand, the corona discharge treatment surface is formed on the end portion on the surface side of the film to form a corona discharge treatment surface, and then both end portions of the adhesive layer and the corona discharge treatment surface are formed. Then, the both ends of the overlapped part are joined via the adhesive layer etc. to form a joined part, thereby closely adhering to the outer peripheral surface of the bottle body part. A cylindrical stretch label that can be attached to the body was manufactured.
Next, the cylindrical stretch label produced above is used, and this is expanded by about 15% using a stretcher, and the outer periphery of the body of the stretch blow molding container made of polyethylene terephthalate. Mounted on the surface.
Furthermore, in the above-mentioned stretch blow-molded container made of polyethylene terephthalate equipped with a stretch label, the carbonated beverage is filled and packaged, and after capping, about 70 ° C. hot water is diffused for 10 minutes to sterilize it. The label was firmly and closely adhered to the outer peripheral surface of the bottle body, and no dropout was observed.
After the bottle was used, it was peeled off with the stretch label, and the stretch label was peeled off from the portion and could be easily separated into a bottle and a strech label.
In the above, when the long label original film was cut in the horizontal direction and the vertical direction using a slitter, the cut surface could be cut beautifully without any trouble.
[0031]
In addition, in the above, the long label original film produced by applying the printed pattern as described above is formed on the left and right ends by using a slitter in the longitudinal direction at the center line of the interval separating each row. Each 8 mm multilayer coextruded resin film is cut so that the fabric surface is exposed to produce a long label film, and then has the printed pattern portion on the inner surface side. An adhesive layer is formed by applying an adhesive made of a two-component curing type polyurethane resin to the end portion on the inner surface side, and on the other hand, the corona discharge treatment surface is applied to the end portion on the surface side of the film. After that, the both end portions are overlapped with the adhesive layer and the corona discharge treatment surface facing each other, and then both end portions of the polymerized portion are passed through the adhesive layer and the like. To form a joint and produce a cylindrical body Label attaching machine of the cutter while - was cut in the transverse direction was used to produce a tubular stretch label can be mounted in close contact wear on the outer peripheral surface of the bottle body portion continuous.
Next, the cylindrical stretch label produced above is used, and this is expanded by about 15% using a stretcher, and the outer periphery of the body of the stretch blow molding container made of polyethylene terephthalate. Mounted on the surface.
Furthermore, in the above-mentioned stretch blow-molded container made of polyethylene terephthalate equipped with a stretch label, a carbonated beverage is filled and packaged, and after capping, about 70 ° C. hot water is diffused for 10 minutes to sterilize it. The label was firmly and closely adhered to the outer peripheral surface of the bottle body, and no dropout was observed.
After the bottle was used, it was peeled off with the stretch label, and the stretch label was peeled off from the portion and could be easily separated into a bottle and a strech label.
In addition, in the above, when using a slitter and cut | disconnecting to a horizontal direction and a vertical direction, it was able to cut the cut surface beautifully without trouble.
[0032]
Example 2 to Example 6
In Example 1 above, an electron beam irradiation device (manufactured by Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) is used on the entire surface of the resin film, and an electron beam of 25 [kGy] is 1 Instead of producing an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 5% by performing irradiation treatment for 2 seconds, the same as in Example 1 above under the electron beam irradiation conditions shown below A long resin film cross-linked with an electron beam having the gel fraction shown below was produced. Except that, the same results as in Example 1 were obtained in exactly the same manner as in Example 1 above.
Example 2 50 [kGy] electron beam,
Example 3 100 [kGy] electron beam, irradiation time 4 seconds, gel fraction 35%
Example 4 200 [kGy] electron beam, irradiation time 8 seconds, gel fraction 65%
Example 5 300 [kGy] electron beam,
Example 6 500 [kGy] electron beam, irradiation time 20 seconds, gel fraction 85%
[0033]
Example 7
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight, 0.05 part by weight of erucamide (lubricant), 0.05 part by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 part by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) A resin composition was prepared.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 65%. Got.
[0034]
Example 8
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 70.0 parts by weight and a single site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 30.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight, 0.05 part by weight of erucamide (lubricant), 0.05 part by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 part by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) A resin composition was prepared.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 70%. Got.
[0035]
Example 9
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three 100.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight, 0.05 part by weight of erucamide (lubricant), 0.05 part by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 part by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) A resin composition was prepared.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 70%. Got.
[0036]
Example 10
First, low density polyethylene (LDPE, density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent), 0.05 parts by weight of erucamide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and synthetic silica (anti-blocking) Agent) A resin composition was prepared by sufficiently kneading 0.5 parts by weight.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die extruder, an unstretched resin film consisting of a single-layer film of 80 μm was manufactured, and then the unstretched The resin film was stretched about 10% in the uniaxial direction while passing between heating rolls, and then heat-set to produce a long resin film.
Next, on the entire surface of the resin film produced above, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used in the same manner as in Example 1 above. , 200 [kGy] electron beam was irradiated for 8 seconds to produce an electron beam-crosslinked long resin film having a gel fraction of about 65%.
Thereafter, the same operation as in Example 1 was performed, and the same result as in Example 1 was obtained.
[0037]
Example 11
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.05 parts by weight of erucic acid amide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) are sufficiently kneaded. A resin composition was prepared.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 65%. Got.
[0038]
Example 12
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.05 parts by weight of erucic acid amide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) are sufficiently kneaded. A resin composition was prepared.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 70.0 parts by weight and a single site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 30.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 70%. Got.
[0039]
Example 13
First, the following resin compositions (a) to (c) were prepared.
(I). Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst (density, 0.925 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.05 parts by weight of erucic acid amide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent) are sufficiently kneaded. A resin composition was prepared.
(B). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three 100.0 parts by weight and erucic acid amide (lubricant) 0.05 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
(C). Low density polyethylene (LDPE, density, 0.920 g / m Three ) Ethylene-α-olefin copolymer polymerized using 30.0 parts by weight and a single-site catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 70.0 parts by weight and synthetic silica (anti-blocking agent) 0.5 parts by weight were sufficiently kneaded to prepare a resin composition.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die co-extruder, the layer made of the resin composition (a) is 20 μm, and the resin composition (b) is used. A layer of 50 μm and (c) the resin composition layer were coextruded to 20 μm to produce an unstretched resin film consisting of three layers, and then the unstretched resin film was passed between heating rolls. However, it was stretched about 10% in the uniaxial direction and then heat-set to produce a long multilayer coextruded resin film.
Hereinafter, an electron beam irradiation device (Iwasaki Electric Co., Ltd., model name, Electron Carten EC300 / 60 / 120S) was used, and a 200 [kGy] electron beam was applied for 8 seconds in the same manner as in Example 1 above. The same results as in Example 1 above, except that the irradiation treatment is performed to produce an electron beam cross-linked long resin film having a gel fraction of about 70%. Got.
[0040]
Comparative Example 1
First, an ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a metallocene catalyst (density, 0.917 g / m Three ) 100.0 parts by weight, 0.5 parts by weight of synthetic silica (anti-blocking agent), 0.05 parts by weight of erucamide (lubricant), 0.05 parts by weight of ethylenebisoleylamide (lubricant) and synthetic silica (anti-blocking) Agent) A resin composition was prepared by sufficiently kneading 0.5 parts by weight.
Next, using the resin composition prepared above, using a multi-manifold type T-die extruder, an unstretched resin film consisting of a single-layer film of 80 μm was manufactured, and then the unstretched The resin film was stretched about 10% in the uniaxial direction while passing between heating rolls, and then heat-set to produce a long resin film.
Next, on one side of the long resin film produced above, gravure printing ink is used, and in a gravure printing method, predetermined printing patterns composed of characters, symbols, figures, pictures, etc. are arranged in three rows, and For each row, printing was repeated for each pattern unit constituting the label to produce a long label original film.
Next, using the slitter, the long label original film produced above is 8 mm at each of the vertical and horizontal ends at the center line of the interval separating each row in the vertical direction and the horizontal direction. A label film constituting one stretch label was produced by cutting the resin film so that the fabric surface was exposed.
Furthermore, the label film produced above is bonded by applying an adhesive made of a two-component curable polyurethane resin to the end of the inner surface side having the printed pattern portion, with the surface of the printed pattern portion being the inner surface side. On the other hand, the corona discharge treatment surface is formed on the end portion on the surface side of the film to form a corona discharge treatment surface, and then both end portions of the adhesive layer and the corona discharge treatment surface are formed. Then, the both ends of the overlapped part are joined via the adhesive layer etc. to form a joined part, thereby closely adhering to the outer peripheral surface of the bottle body part. A cylindrical stretch label that can be attached to the body was manufactured.
Next, the cylindrical stretch label produced above is used, and this is expanded by about 15% using a stretcher, and the outer periphery of the body of the stretch blow molding container made of polyethylene terephthalate. Mounted on the surface.
Furthermore, in the above-mentioned stretch blow-molded container made of polyethylene terephthalate equipped with a stretch label, the carbonated beverage is filled and packaged, and after capping, about 70 ° C. hot water is diffused for 10 minutes to sterilize it. The label was firmly and closely adhered to the outer peripheral surface of the bottle body, and no dropout was observed.
However, when a long label original film is cut in a horizontal direction and a vertical direction using a slitter, the cut property is hindered, and labels that cannot be cut frequently occur.
Moreover, even when cut, the cut surface was very irregular because it pulled the yarn, and it could be cut beautifully.
[0041]
Experimental example
The following physical properties of the stretch labels produced in Examples 1 to 13 and Comparative Example 1 were measured.
(1). Measuring stretch label suitability
This was measured for instantaneous residual strain and permanent strain when the film was stretched 25% (based on JIS-K-7127).
As a measuring machine, Tensilon RTC-1310A manufactured by Orientec Co., Ltd. was used.
(2). Cutability measurement
This was measured using a JIS-K-7128 Elmendorf tear tester.
As a measuring machine, an Elmendorf tear tester manufactured by Tester Sangyo Co., Ltd. was used.
In the above measurement, the test direction was measured in the label horizontal direction (TD) for stretch label suitability, and in the label vertical direction (MD) and label horizontal direction (TD) for cutability.
The measurement results of the gel fraction are shown in Table 1 below.
[0042]
In Table 1 above, the unit of strain related to stretch suitability is [%], and the unit of strength related to tearability of the film is [N / m].
In Table 1 above, N.I. D. Means that the tear strength of the film is high and the tear load cannot be determined.
[0043]
As is clear from the results shown above, the samples according to Examples 1 to 13 were prepared by crosslinking the gel fraction in the range of 5 to 85%, thereby improving the cut property of the stretch label, and its workability. And productivity could be remarkably improved.
Furthermore, the stretch suitability (elastic recovery property), which is important for the stretch label, can be improved, and the label is firmly adhered and does not fall off even after sterilization treatment in hot water at about 70 ° C.
Therefore, it was possible to produce a stretch label that can be attached by being tightly adhered to the outer peripheral surface of the bottle without impairing the productivity of the stretch label.
[0044]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention is a cylindrical shape that overlaps both ends of the raw film, joins the overlapping portions to form a joined portion, and further attaches to the outer peripheral surface of the bottle body. In stretch labels, for example, low-density polyethylene, linear (linear) low-density polyethylene, or ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a metallocene catalyst (single site catalyst) as the above-mentioned raw film. Polyolefin resin such as coalescence is used, and this is used, for example, using a T-die extruder or an inflation molding machine to produce a single layer or coextrusion of a polyolefin resin alone or a coextruded film, The polyolefin resin alone or coextruded film is subjected to, for example, an electron beam irradiation apparatus and the like, and the entire surface thereof is subjected to electron beam irradiation treatment. A crosslinked polyolefin resin film having a gel fraction adjusted in the range of 5 to 85% is produced, and thus the crosslinked polyolefin resin film is used as a raw film constituting a stretch label. On the crosslinked polyolefin resin film, a printed pattern portion or the like is formed to produce a long label original film, and then the long label original film is formed in the horizontal direction or in the vertical direction. A label film that forms a stretch label by cutting with a slitter or the like in the direction is manufactured, and then the label film is overlapped at both ends, and the overlapped portion is bonded through an adhesive or the like. A cylindrical stretch label is manufactured by forming a joint portion. -When cut using-etc., the original film is excellent in cutability to cut in the vertical direction or horizontal direction using a slitter etc., and there is no trouble in workability at the time of label production, Its work efficiency can be remarkably improved, its productivity can be improved, and its cutting property is excellent, so that the cut surface of the end of the label can be finished beautifully, and a large amount of label Stretch, heat resistance, toughness, killing resistance, without impairing the production of non-defective products, etc., ultimately impairing its productivity, and without damaging the self-stretchability as a stretch label, It is excellent in printability and the like, and can produce an extremely beautiful stretch label that can be attached by tightly adhering to the outer peripheral surface of the bottle body using the self-stretchability of the film.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an outline of a layer structure of a raw film constituting a stretch label according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing a schematic configuration of a conventional stretch label manufacturing method.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing an outline of the configuration of a conventional stretch label manufacturing method.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing an outline of the configuration of a conventional stretch label manufacturing method.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram showing an outline of the configuration of a conventional stretch label manufacturing method.
[Explanation of symbols]
1 Single or coextruded film of polyolefin resin
1a Crosslinked polyolefin resin film
2 Electron beam irradiation device
3 electron beam
A Original film that composes the stretch label
Claims (3)
上記の原反フィルムが、シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を含む樹脂組成物を用いて押出成形したメタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィルム、
シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を含む樹脂組成物と、低密度ポリエチレンとシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体とを含む樹脂組成物と、低密度ポリエチレンとシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体とを含む樹脂組成物とを用いて共押出成形した多層共押し出し樹脂フィルム、
または、シングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を含む樹脂組成物と、低密度ポリエチレンを含む樹脂組成物と、低密度ポリエチレンとシングルサイト系触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体とを含む樹脂組成物とを用いて共押出成形した多層共押し出し樹脂フィルムからなり、
更に、上記のメタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィルムまたは多層共押し出し樹脂フィルムの全面に25〜500kGyの電子線を1秒間〜20秒間照射処理し、ゲル分率5〜85%の範囲に調整した架橋ポリオレフィン系樹脂フィルムからなること
を特徴とするストレッチラベル。In the cylindrical stretch label to be attached to the outer peripheral surface of the bottle body, overlapping both ends of the raw film, joining the overlapped part to form a joined part,
Ethylene polymerized using a metallocene catalyst (single site catalyst) extruded from a resin composition containing an ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single site catalyst. -Α-olefin copolymer film,
A resin composition containing an ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst, and a low-density polyethylene and an ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst A multilayer coextruded resin film coextruded using a resin composition and a resin composition comprising a low density polyethylene and an ethylene-α-olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst,
Alternatively, a resin composition containing an ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst, a resin composition containing low-density polyethylene, and a polymer using a low-density polyethylene and a single-site catalyst. A multilayer co-extruded resin film co-extruded with a resin composition containing an ethylene-α / olefin copolymer,
Furthermore, the entire surface of the ethylene-α / olefin copolymer film or multilayer coextruded resin film polymerized using the metallocene catalyst (single site catalyst) was irradiated with an electron beam of 25 to 500 kGy for 1 second to 20 seconds. A stretch label comprising a cross-linked polyolefin resin film adjusted to a gel fraction of 5 to 85%.
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