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JP4611727B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置 Download PDF

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JP4611727B2
JP4611727B2 JP2004359714A JP2004359714A JP4611727B2 JP 4611727 B2 JP4611727 B2 JP 4611727B2 JP 2004359714 A JP2004359714 A JP 2004359714A JP 2004359714 A JP2004359714 A JP 2004359714A JP 4611727 B2 JP4611727 B2 JP 4611727B2
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Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。更に詳しくは、複数の計量ホッパから排出される複数の塊状の被計量物を所定の方向に向けて落下させるフライングシュートを有する組合せ計量装置に関する。
従来の組合せ計量装置は、従来、環状に配列されて、それぞれが被計量物を収容する複数の計量ホッパと、前記複数の計量ホッパの下方に配置され、該計量ホッパから排出される前記被計量物を受け止めて滑落させて下端の排出口に導く漏斗状の集合シュートと、を有して構成されている。ここで、集合シュートは、漏斗状の一体部材ではなく、各計量ホッパもしくは数個の計量ホッパ毎に対応するように略扇形あるいは略台形の滑落面が構成されたシュート部材が、滑落面が全体として漏斗状になるようにして複数配置されて構成される集合シュートもある。
そして、組合せ計量装置の制御系統は、従来、複数の計量ホッパの重量値を組み合わせて、計量目標とする目標量に近い被計量物の計量を行うように構成されている。つまり、まず、各計量ホッパに収容されている被計量物の重量値を検出する。そして、所定数の計量ホッパの組合せ全てについて、該重量値の組合せ値を算出する。そして、この組合せ値のうち、目標量に一致し又はこれに最も近い値となる計量ホッパの組合せを選択する。そして、選択された計量ホッパのみから被計量物を排出させる。これにより、目標量に近い被計量物が、前記集合シュートによって集結されて、前記排出口より排出される。また、通例では、この排出口には包装装置が接続されており、排出口に到達した被計量物は、該包装装置に投入されて、包装される。
ここで、被計量物の集合シュートの滑落時においては、被計量物の性状によっては、被計量物が損傷したり、変形したりするおそれがある。そこで、集合シュートの滑落面の傾斜角度を被計量物の性状に応じて調整することができる組合せ計量装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、特許文献1においてもそうであるが、被計量物の滑落時の集合シュートの滑落面から受ける滑落抵抗によって、滑落速度が制限されたり、あるいは、被計量物が長い列状となったりして、被計量物の滑落に時間がかかり、被計量物の集合シュートからの排出に要する時間が長引くことがある。そこで、被計量物が集合シュート上段の滑落面のみを滑落した後には自然落下するように集合シュートの形状及び傾斜角度を設定する組合せ計量装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−19647号公報 WO01/048448号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2を含め、従来の組合せ計量装置においては、被計量物は集合シュートの滑落面を滑落して、あるいは集合シュートの滑落面近傍を落下して、集合シュートの排出口から排出される。つまり、排出口の縁に沿って排出される。このようにして排出された被計量物は、通常は、充填装置、包装装置等において、より小さな塊状に形成されながら袋等包装容器に充填される。つまり、排出口の縁から排出された被計量物は、袋等包装容器の口径に応じて、さらに集結させられており、被計量物の容器への充填にかかる手間(工程)を考慮すると、被計量物の排出方法には改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、被計量物の排出方法を改善することによって、迅速に被計量物を排出するとともに、包装等被計量物の処理にかかる手間を軽減することができる組合せ計量装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る組合せ計量装置は、環状に配列されて、それぞれが被計量物を収容する複数の計量ホッパと、前記複数の計量ホッパの下方に環状に配列され、該計量ホッパから排出される前記被計量物を受けて該環状の中心を鉛直方向に延びる中心軸に向けて前記被計量物を滑落させる滑落面をそれぞれが有する複数のフライングシュートと、前記複数のフライングシュートの下方に配置され、前記中心軸の下方に排出口が形成されている排出カバーと、を有し、前記排出口の下方における前記中心軸上の所定の位置において、前記各フライングシュートから落下する前記被計量物が集結するように前記各フライングシュートの滑落面が構成されている。さらに、前記フライングシュートの下端と前記排出カバーの上端との間の水平面であって、かつ前記フライングシュートから落下する前記被計量物が通過する上部水平面領域を検出領域として配設されている上部通過位置検出センサと、前記排出口直下の水平面であって、かつ該排出口から落下する前記被計量物が通過する下部水平面領域を検出領域として配設されている下部通過位置検出センサと、制御装置と、を有し、前記上部通過位置検出センサが前記上部水平面領域を通過する前記被計量物の前記中心軸からの水平方向の上部離隔距離を検出し、前記下部通過位置検出センサが前記下部水平面領域を通過する前記被計量物の前記中心軸からの水平方向の下部離隔距離を検出し、前記制御装置が、前記フライングシュートそれぞれについて、前記上部離隔距離、前記下部離隔距離、及び前記上部水平面領域と前記下部水平面領域との間隔に基づいて、線形近似された前記被計量物の落下軌跡が前記中心軸と交差する交差ポイントの前記上部水平面領域からの鉛直方向距離である交差距離を算出するように構成されている。このように構成すると、複数の塊状の被計量物が排出口の下方の所定の位置において集結するので、本発明に係る組合せ計量装置は、迅速に被計量物を排出するとともに、包装等被計量物の処理にかかる手間を軽減することができる。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、被計量物の前記中心軸上の到達位置を推測することができるので、的確なフライングシュートの配設を容易にすることができる。
前記フライングシュートは、前記交差距離が前記上部水平面領域から前記所定の位置までの鉛直方向距離に略一致するように配設されるとよい。このように構成すると、本発明に係る組合せ計量装置は、上部水平面領域から所定の位置までの鉛直方向距離の計測に基づいて、所定の位置近傍に被計量物が集結するように各フライングシュートを配設することができるので、的確なフライングシュートの配設を容易に実現することができる。
前記フライングシュートの傾斜角度を調整する角度調整装置を有するとよい。このように構成すると、本発明に係る組合せ計量装置は、被計量物の滑落あるいは落下の状況に応じて各フライングシュートの滑落面の傾斜角度を調整することができるので、被計量物自体の変更や被計量物の分量の変更に応じて全てのフライングシュートの傾斜角度を的確かつ容易に調整することができる。
目標交差距離が前記制御装置に入力されて、前記制御装置は各前記フライングシュートの交差距離が前記目標交差距離になるように前記角度調整装置を制御するとよい。このように構成すると、制御装置が目標交差距離に基づいて角度調整装置を自動的に制御するので、フライングシュートの傾斜角度の設定動作を省力化することができる。
以上のように、本発明にかかる組合せ計量装置は、複数の塊状の被計量物を排出口の下方の所定の位置において集結させることができるので、迅速に被計量物を排出するとともに、包装等被計量物の処理にかかる手間を軽減することができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態にかかる組合せ計量装置を概略的に示す上面図である。図1(b)は、本発明の実施の形態にかかる組合せ計量装置を概略的に示す側面図である。図2は、図1(a)のII−II線断面を概略的に示す断面図である。図3は、図1(b)のIII−III線に示すフライングシュート以下の構造を概略的に示す上面図である。
まず、図1(a)及び(b)を参照しながら、本実施の形態に係る組合せ計量装置100の全体構成を説明する。なお、制御系統については後述するので、図1(a)及び(b)においては省略されている。
組合せ計量装置100は、床に設置された基台20上に複数の、ここでは4本の支持脚21を介して装置箱22が取り付けられて構成されている。装置箱22の上部中央には、円錐状の天板を有する分散フィーダ1が配置されている。この分散フィーダ1の外周の下方には、トラフ状の通路2Aを有する複数の送りフィーダ2が放射状に配置されている。各通路2Aの先端下方には、これら各通路2Aに個々に対応する複数の供給ホッパ3が、同一水平面内に環状に配列されている。各供給ホッパ3の下方には、これら供給ホッパ3に個々に対応する複数の計量ホッパ4が、同一水平面内に環状に配列されている。
各計量ホッパ4の下方には、これら計量ホッパ4に個々に対応する複数のフライングシュート5が、環状に配列されている。フライングシュート5の外面には、それぞれがフック部材10が装着されて、フック部材10は、フライングシュート5の背面と平行かつ水平方向に配設されたバー部材12に揺動自在に掛止されている。バー部材12は、全てのフライングシュートの外面を結んで多角形状のリング体を形成し、複数の取付部材11によって、支持脚21に取り付けられている。
フライングシュート5の下方には、下端に排出口8Aが形成されているほぼ漏斗状の排出カバー8が設けられている。フライングシュート5の下端と排出カバー8の上端との間には上部通過位置検出センサ7が設けられている。排出カバー8の下端の直下には下部通過位置検出センサ9が設けられている。
次に、図2を参照しながら上記構造要素を説明する。まず、分散フィーダ1及び送りフィーダ2はそれぞれ加振器31を備え、振動によって、分散フィーダ1上の被計量物Mを周縁に分散し、各通路2A上の各被計量物Mを各供給ホッパ3に送るように構成されている。
供給ホッパ3は、装置箱22の外周部に装着されて、各供給ホッパ3の下端には、それぞれ内部に収容された被計量物Mを排出するゲート14が設けられている。ゲート14は所定の計量目標の被計量物Mが排出されるように開閉動作される。
計量ホッパ4は、支持部材16によって支持されていて、支持部材16は、装置箱22の側壁を貫通して各重量センサ15に接続されている。装置箱22内には、これら計量ホッパ4に個々に対応する複数の重量センサ15が、環状に配列されている。これによって、各計量ホッパ4の重量情報が重量センサ15によって検出される。つまり、各重量センサ15の検出値の変化によって、各計量ホッパ4内の被計量物Mの重量情報を取得することができる。ここで、重量センサ15にはロードセルを用いている。各計量ホッパ4の下端には、供給ホッパ3の場合と同様に、ゲート14が設けられており、開閉動作によって計量ホッパ4内の被計量物Mを排出するように構成されている。ゲート14の構造については説明を省略する。
フライングシュート5は、図中破線矢印(被計量物軌跡)Sで示すように、各計量ホッパ4から排出された被計量物Mが各滑落面5Aで受け止められ、滑落面5Aに沿って下方に滑落され、フライングシュート5下端から落下するように構成されている。
さらに詳しくは、図3に示すように、各フライングシュート5は、略扇形、略矩形、あるいは略台形状の滑落面5Aを有している。そして、複数のフライングシュート5は、これらフライングシュート5が形成する環状の中心を鉛直方向に延びる中心軸Cにその滑落面5Aを向けて配列されている。そして、中心軸Cの下方に排出口8Aが形成されている。すなわち、複数のフライングシュート5は、フライングシュート5の滑落面5Aが多角錐の斜面を形成し、かつ、その多角錐の中心軸Cが排出口8Aの中心を貫通するように排出カバー8が配設されている。また、滑落面5Aの両側の側縁には滑落面5Aから略垂直に折り曲げられて起立した側壁5Bが形成されている。これによって、滑落面5A上の被計量物Mは、滑落面5Aの側縁からの落下が防止されて下端5Cに導かれ、フライングシュート5の下端5Cから排出されるようになる。
また、各フライングシュート5には、フライングシュート5の傾斜角度を調整する角度調整装置が設けられている。具体的には、各フライングシュート5の下方には、上下駆動装置(角度調整装置)6が配置されている。上下駆動装置6には支持部材13が装着されていて、支持部材13の先端にはローラ13Aが装着されている。ローラ13Aはフライングシュート5を支持、正確には滑落面5Aの下方の背面を支持している。そして、上下駆動装置6によって、支持部材13が上下に駆動され、ローラ13Aが滑落面5Aの下方の背面を上げ下げするので、滑落面5Aは、フック部材10とバー部材12の接点Pを支点にして傾斜角度が変化する。つまり、フライングシュート5は、上下駆動装置6によってその滑落面5Aの傾斜角度が調整可能に構成されている。また、図2に示すように、フック部材10のフライングシュート5への装着位置は、計量ホッパ4から滑落面5Aへの被計量物Mの落下地点より上方となっている。これによって、被計量物Mの落下によるフライングシュート5の接点Pの周りの揺動を防止することができる。
排出カバー8は、排出口8Aの周囲にカバーが形成された部材である。これによって、フライングシュート5から落下する被計量物Mが確実に排出口8Aに排出されるようにすることができる。
上部通過位置検出センサ7及び下部通過位置検出センサ9は、それぞれ水平に配置された環状の枠体を有し、この枠体には枠内水平方向に向けて、いわゆるエリアセンサが構成されている。ここでは、KEYENCE社製エリアセンサあるいはSUNX社製SF1−Iシリーズを好適に用いることができる。これによって、上部通過位置検出センサ7及び下部通過位置検出センサ9は、枠内の領域、つまり検出領域を通過する被計量物Mの通過位置を検出することができる。上部通過位置検出センサ7は、フライングシュート5の下端と排出カバー8の上端との間であって、かつフライングシュート5の下端5Aから落下する被計量物Mが通過する上部水平面領域を検出領域として配設されている。下部通過位置検出センサ9は、排出口8A直下の水平面であって、かつ排出口8Aから落下する被計量物Mが通過する下部水平面領域を検出領域として配設されている。
ここで、図2及び図3を参照しながら、フライングシュート5の傾斜角度について説明する。
フライングシュート5、正確には滑落面5Aは、図2における被計量物軌跡Sで示すように排出口8Aの下方における中心軸C上の所定の位置において、各フライングシュート5から落下する被計量物Mが集結するように傾斜角度が調整されている。これによって、複数の計量ホッパ4から排出された被計量物Mは、排出カバー8にほとんど接触することなく塊状のまま、中心軸C上の所定の位置近傍に集結される。
以上により、被計量物Mは、各フライングシュート5の下端5Aから塊状のまま排出口8Aの中心部に向けて落下し、排出口8Aの下方における中心軸C上の所定の位置において集結するので、組合せ計量装置100は、迅速に被計量物Mを排出するとともに、包装等被計量物Mの処理にかかる手間を軽減することができる。
また、図示しないが、通例では、排出口8Aの下方には包装機が配設されていて、組合せ計量装置100は包装機と連動するように配設され制御されている。そして、包装機では、排出口8Aの下方に袋状あるいは箱状の包装容器、充填ホッパ等被計量物Mを収容する収容体が上方に開口して配置されていて、落下してくる被計量物Mを収容するように構成されている。この場合、被計量物Mが集結する所定の位置が該収容体の内側に設定されることによって、集結時の衝突によって被計量物Mが水平方向へ広く飛散する場合であっても、組合せ計量装置100は、該収容体の外部への飛散を抑制することができ、包装等被計量物Mの処理を円滑化することができる。
次に、組合せ計量装置100の制御系統の構成を説明する。
図4は、図1の組合せ計量装置の制御系統の構成の一例を示すブロック図である。
組合せ計量装置100の制御系統は、送りフィーダ21乃至2Nと、供給ホッパ31乃至3Nと、計量ホッパ41乃至4Nと、重量センサ151乃至15Nと、フライングシュート51乃至5Nと、上下駆動装置61乃至6Nと、上部通過位置検出センサ7と、下部通過位置検出センサ9と、制御装置70とが接続されて構成されている。すなわち、送りフィーダ2,供給ホッパ3,計量ホッパ4,重量センサ15,フライングシュート5、上下駆動装置6等は、組合せ計量装置100にはN個ずつ装着されているが、それらの制御系統は、それぞれ同一であるので、図では、それらの一部を代表して示す。
制御装置70は、組合せ計量装置100の動作を制御するように構成されている。具体的には、制御装置70は、メモリ等の記憶デバイス、マイコン、CPUを有する制御部71と、ディスプレイ等を有する出力部78と、キーボード等を有する入力部79とを備えている。
そして、制御部71には、分散フィーダ1及び送りフィーダ2の動作を制御する供給制御部76と、重量センサ15の検出情報を取得して計量ホッパ41乃至4Nのうちの最適組合せを選択する組合せ選択部77と、計量ホッパ4のゲート14を開閉動作させる計量ホッパ制御部75と、目標排出量Tの被計量物Mが排出されるように供給ホッパ3のゲート14を開閉動作させる供給ホッパ制御部74と、上部通過位置検出センサ7及び下部通過位置検出センサ9の検出情報を取得して交差距離を算出する交差距離算出部72と、各フライングシュート5から落下する被計量物Mの交差距離が所定の値になるように上下駆動装置6を制御する滑落角度制御部73とが構成されている。これら制御部72乃至77は、制御部71を構成するメモリ等の記憶デバイスに格納された制御プログラムによって実現される。
なお、制御装置とは、単独の制御装置だけでなく、複数の制御装置が協働して制御を実行する制御装置群をも含んで意味する。よって、制御装置70は、単独の制御装置から構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ計量装置100の動作を制御するように構成されていてもよい。例えば、出力部78がパーソナルコンピュータのディスプレイによって構成され、入力部がパーソナルコンピュータのキーボードやポインティングデバイスによって構成され、必要に応じてケーブルあるいは通信手段によってパーソナルコンピュータが制御部71と接続される。また、制御部71についても、各制御部72乃至77が組合せ計量装置100の各所に分散して配置され、ケーブルあるいは通信手段によって接続されている。
ここで、本発明の特徴である、上部通過位置検出センサ7及び下部通過位置検出センサ9と制御装置70とによる上下駆動装置6の制御、特に塊状の被計量物Mが所定の位置に集結するようにフライングシュート5を設定する制御を説明する。
図5は、フライングシュートの傾斜角度と交差距離との関係を模式的に示す側面図である。ここで、交差距離とは、落下する被計量物Mが中心軸Cと交差する交差ポイントの位置を示すパラメータであり、詳細は後述する。図中、上部水平面領域を通過する被計量物Mの通過位置は、上部通過位置検出センサ7によって、中心軸Cからの水平方向における上部離隔距離L1として検出される。また、同様にして、下部水平面領域を通過する被計量物Mの通過位置は、下部通過位置検出センサ9によって、中心軸Cからの水平方向における下部離隔距離L2として検出される。
これらの検出情報に基づいて、交差距離算出部72は、交差距離Xを算出する。交差距離Xは、被計量物Mの落下軌跡を線形近似した場合における、被計量物Mと中心軸Cとの交差ポイントの上部通過位置検出センサ7(上部水平面領域)からの鉛直方向距離である。具体的には、上部水平面領域と下部水平面領域との間隔、すなわち、図において通過位置検出センサ7と下部水平面領域通過位置検出センサ9とのセンサ間隔Aを用いて、L1/X=L2/(X−A)の関係が成立するので、X=L1・A/(L1−L2)の演算式によって算出する。そして、出力部78は、各フライングシュート5毎に交差距離Xを表示する。これによって、組合せ計量装置100の使用者は、被計量物Mの中心軸C上の到達位置、すなわち交差ポイントを推測することができるので、的確なフライングシュート5の配設を容易にすることができる。
また、組合せ計量装置100の使用者は、排出口8Aの下方における被計量物Mの処理状況、例えば、収容体が開口されて配置されている場合には、収容体の内部の任意の位置を所定の位置として、上部通過位置検出センサ7(上部水平面領域)から所定の位置までの鉛直方向距離を計測し目標交差距離X0とする。そして、組合せ計量装置100の計量動作において、出力部100に表示される交差距離Xが目標交差距離X0と略一致するように、入力部79から支持部材13の上下方向への移動を指示する。この指示を受けて、滑落角度制御部73は、各フライングシュート5の上下駆動装置6を制御する。これによって、各フライングシュート5の傾斜角度が調整され、複数のフライングシュート5から落下する塊状の被計量物Mが目標交差距離X0近傍に集結するようになる。そして、包装機における被計量物Mの包装容器への充填等被計量物Mの処理が円滑化される。
このようにして、組合せ計量装置100は、目標交差距離X0の計測に基づいて、所定の位置近傍に被計量物Mが集結するように各フライングシュート5を配設することができるので、的確なフライングシュート5の配設を容易に実現することができる。
また、組合せ計量装置100は、被計量物Mの滑落あるいは落下の状況に応じて各フライングシュート5の滑落面5Aの傾斜角度を調整することができるので、被計量物M自体の変更や被計量物Mの分量の変更に応じてフライングシュート5の傾斜角度を的確かつ容易に調整することができる。
なお、制御部71は、交差距離算出部72が、各フライングシュート5において、複数回の交差距離Xの移動平均を算出して、滑落角度制御部73が、各フライングシュート5の交差距離の移動平均と目標交差距離X0とを対比して、交差距離Xが目標交差距離X0に近づくように各上下駆動装置6を制御するように構成することもできる。これによって、フライングシュート5の傾斜角度が自動調整されるので、フライングシュート5の傾斜角度の設定動作を省力化することができる。
次に、図4を参照しながら、組合せ計量装置100の計量動作を説明する。この計量動作は制御装置70によって制御されることにより遂行される。
まず、計量動作の開始前に、入力部79から、被計量物Mの計量目標値である目標量W、組合せ計量ホッパ数Rが入力される。計量ホッパ制御部75は目標排出量T=W/Rを算出及び設定する。
そして、計量動作が開始される。まず、図示しない搬送コンベアで搬送されて分散フィーダ1に投入された被計量物Mは、供給制御部76に制御されて振動する分散フィーダ1により周方向に分散されながら、送りフィーダ2に送られ、各供給ホッパ3に送られる。
各供給ホッパ3は,供給ホッパ制御部74に制御されて被計量物Mの排出量が目標排出量Tとなるようにゲート14が開閉動作する。対応する供給ホッパ3から排出された被計量物Mを収容した各計量ホッパ4においては、各計量ホッパ4に連結された重量センサ15の検出値が、制御装置70に送られる。
制御装置70では、組合せ選択部77がR個の計量ホッパ4の全ての組合せについて、その検出値の組合せ値を算出する。そして、この組合せ値が許容範囲内であって、最も目標量Wに近い計量ホッパ4の組合せを選択する。この許容範囲は、例えば、目標量Wを下限値とし、これよりも若干大きい値を許容上限値とする範囲に設定される。
選択された計量ホッパ4は、計量ホッパ制御部75に制御されてゲート14が開動作して、被計量物Mが各計量ホッパ4から排出されて各フライングシュート5に排出される。
フライングシュート5に排出された被計量物Mはそれぞれ滑落面5Aを滑落し、フライングシュート下端5Cから中心軸Cに向けて落下する。
上部通過位置検出センサ7及び下部通過位置検出センサ9は、被計量物Mの通過位置を検出し、検出情報を制御装置70に送る。この検出情報に基づいて、交差距離算出部72が交差距離Xを算出し、必要に応じて、滑落角度制御部73に制御されて各上下駆動装置6が上下動作して、各フライングシュート5の傾斜角度が調整される。あるいは、交差距離算出部72は、各フライングシュート5において、複数回の交差距離Xの移動平均を算出して、滑落角度制御部73が、各フライングシュート5の交差距離の移動平均と目標交差距離X0とを対比して、交差距離Xが目標交差距離X0に略一致するように各上下駆動装置6を自動制御して、各フライングシュート5の傾斜角度が調整される。
供給ホッパ制御部74は、空になった計量ホッパ4に対応する供給ホッパ3のゲート14を制御して、被計量物Mの排出量が目標排出量Tとなるようにゲート14を開閉動作する。そして、上記計量動作が繰り返される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上下駆動装置6及び支持部材13の代わりに、バー部材12に配設されたサーボモータによってフライングシュート5の傾斜角度を調整することができる。つまり、フック部材10の外面に円弧状のラックが形成され、該ラックに歯合する歯車がサーボモータの回転軸に装着され、制御装置70がサーボモータを制御することによって、各フライングシュート5の傾斜角度を調節するように構成することができる。
本発明に係る組合せ計量装置は、迅速に被計量物を排出するとともに、包装等被計量物の処理にかかる手間を軽減することができる組合せ計量装置として有効である。
図1(a)は、本発明の実施の形態にかかる組合せ計量装置を概略的に示す上面図である。図1(b)は、本発明の実施の形態にかかる組合せ計量装置を概略的に示す側面図である。 図1(a)のII−II線断面を概略的に示す断面図である。 図1(b)のIII−III線に示すフライングシュート以下の構造を概略的に示す上面図である。 図1の組合せ計量装置の制御系統の構成の一例を示すブロック図である。 フライングシュートの傾斜角度と交差距離との関係を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1 分散フィーダ
2,21乃至2N 送りフィーダ
2A 通路
3、31乃至3N 供給ホッパ
4,41乃至4N 計量ホッパ
5,51乃至5N フライングシュート
5A 滑落面
5B 側壁
5C 下端
6、61乃至6N 上下駆動装置
7 上部通過位置検出センサ
8 排出カバー
8A 排出口
9 下部通過位置検出センサ
10 フック部材
11 取付部材
12 バー部材
13 支持部材
13A ローラ
14 ゲート
15、151乃至15N 重量センサ
16 支持部材
20 基台
21 支持脚
22 装置箱
31、311乃至31N 加振器
51 供給装置
52 検出装置
70 制御装置
71 制御部
72 交差距離算出部
73 滑落角度制御部
74 供給ホッパ制御部
75 計量ホッパ制御部
76 供給制御部
77 組合せ選択部
78 出力部
79 入力部
A センサ間隔
C 中心軸
M 被計量物
L1 上部離隔距離
L2 下部離隔距離
P 接点
X 交差距離

Claims (4)

  1. 環状に配列されて、それぞれが被計量物を収容する複数の計量ホッパと、
    前記複数の計量ホッパの下方に環状に配列され、該計量ホッパから排出される前記被計量物を受けて該環状の中心を鉛直方向に延びる中心軸に向けて前記被計量物を滑落させる滑落面をそれぞれが有する複数のフライングシュートと、
    前記複数のフライングシュートの下方に配置され、前記中心軸の下方に排出口が形成されている排出カバーと、を有し、
    前記排出口の下方における前記中心軸上の所定の位置において、前記各フライングシュートから落下する前記被計量物が集結するように前記各フライングシュートの滑落面が構成され
    さらに、
    前記フライングシュートの下端と前記排出カバーの上端との間の水平面であって、かつ前記フライングシュートから落下する前記被計量物が通過する上部水平面領域を検出領域として配設されている上部通過位置検出センサと、
    前記排出口直下の水平面であって、かつ該排出口から落下する前記被計量物が通過する下部水平面領域を検出領域として配設されている下部通過位置検出センサと、
    制御装置と、を有し、
    前記上部通過位置検出センサが前記上部水平面領域を通過する前記被計量物の前記中心軸からの水平方向の上部離隔距離を検出し、
    前記下部通過位置検出センサが前記下部水平面領域を通過する前記被計量物の前記中心軸からの水平方向の下部離隔距離を検出し、
    前記制御装置が、前記フライングシュートそれぞれについて、前記上部離隔距離、前記下部離隔距離、及び前記上部水平面領域と前記下部水平面領域との間隔に基づいて、線形近似された前記被計量物の落下軌跡が前記中心軸と交差する交差ポイントの前記上部水平面領域からの鉛直方向距離である交差距離を算出する、組合せ計量装置。
  2. 前記フライングシュートは、前記交差距離が前記上部水平面領域から前記所定の位置までの鉛直方向距離に略一致するように配設される、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記フライングシュートの傾斜角度を調整する角度調整装置を有する、請求項2に記載の組合せ計量装置。
  4. 目標交差距離が前記制御装置に入力されて、前記制御装置は各前記フライングシュートの交差距離が前記目標交差距離になるように前記角度調整装置を制御する、請求項3に記載の組合せ計量装置。
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