JP4600121B2 - 折り畳み型携帯電話機 - Google Patents
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Description
発明の実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、本発明に係る折り畳み型携帯電話機の外観構成について説明する。図1及び図2は、本発明に係る折り畳み型携帯電話機の外観構成の一例を示す外観模式図である。
図1及び図2に示すように、折り畳み型携帯電話機1(以下、単に携帯電話機1と略す)は、第1の筐体11、第2の筐体12を有する。これら第1の筐体11と第2の筐体12とは、ヒンジ構造により連結されている。すなわち、本実施形態においては、第1の筐体11は、第2の筐体12に対して開閉可能に取付けられている。詳細には、第1の筐体11と第2の筐体12とは、それらの一側面に沿ったヒンジ軸13で回動可能に取付けられている。
図1及び図2に示すように、第1の筐体11には、第1のLCD211、第1のタッチパネル221、第1のマイク231、第1のレシーバ241が実装されている。第1の筐体11の反対側に装着された第2の筐体12にもまた、第2の筐体11と同様に、第2のLCD212、第2のタッチパネル222、第2のマイク232、第2のレシーバ242が実装されている。これら筐体11,12のいずれか一方は画像表示部として機能し、他方はキー操作部として機能する。このような機能については、後に詳細に説明する。
タッチパネル221,222は、携帯電話機1を操作するためのデータ入力部の一例であり、LCD211,212の前面に配置されている。また、タッチパネル221,222はそれぞれ、LCD211,212と別ピースの部材として実装し、LCD211,212の前面にタッチパネル221,222を配置する構成としているが、LCD211,212自身にタッチパネル221,222の機能を持たせてもよい。
マイク231,232は、通話するためにユーザの音声を入力するための音声入力部の一例である。
レシーバ241,242は、通話相手の音声をユーザに出力するための音声出力部の一例である。
また、図1(b)及び図2(b)に示すように、携帯電話機1は、閉状態で、筐体11,12のいずれを下側にしても載置可能な構造を有する。筐体11,12は、閉状態で置かれた状態では重ね合せられている。詳細には、LCD211,212が互いに重なり、タッチパネル221,222が互いに重なり合っている。
図2に示すように、携帯電話機1には、CPU31、メモリ32、無線部33、開閉センサ34、方向センサ35が実装されている。
CPU31は、携帯電話機1の各種動作を制御する制御部の一例である。
メモリ32は、RAM、ROM等から構成された記憶部の一例であり、携帯電話機1の各種動作を行うためのプログラム、このプログラムを実行するために一時的にデータを記憶する機能を有する。CPU31は、メモリ32に所定のプログラムを展開して実行する。
無線部33は、無線モジュールやインタフェース回路等から構成され、携帯電話機1が無線通信するための送受信部の一例である。
マイク231,232は、いずれか一方のみが選択されるように、マイク・スイッチ251によって切替えられる。レシーバ241,242もまた、いずれか一方のみが選択されるように、マイク・スイッチ252によって切替えられる。
さらに、図2において、CPU31は、タッチパネル221,222に対して、操作キーとしての機能を有効にするタッチパネル有効信号する。
図1に示すように、携帯電話機1が、第2の筐体12が第1の筐体11に対して下側に配置された状態で置かれている。このとき、開閉センサ34は携帯電話機1の開閉状態を監視し、それとともに方向センサ35は筐体11,12のどちらが下側なのかを監視している。ユーザは、例えば、この状態から携帯電話機1を把持して持ち上げ、第2の筐体12を片手で持った状態で他の片手で第1の筐体11を開く。
第2のLCD212は、入力されたキー表示信号に基づいて操作キーが表示し、第2のタッチパネル222は、タッチパネル有効信号に基づいてタッチパネル機能を有効にする。これによって、第2のLCD212が操作キーとしての機能を開始し、第2の筐体12はキー操作部として使用可能となる(S103)。
これによって、第1のLCD211が通常の画像表示を行う機能を開始し、第1の筐体11は画像表示部として使用可能となる。ここで、CPU31は、第1のタッチパネル221にタッチパネル有効信号を入力しないので、第1のタッチパネル221は有効でない。
第1のLCD211は、入力されたキー表示信号に基づいて操作キーが表示し、第1のタッチパネル221は、タッチパネル有効信号に基づいてタッチパネル機能を有効にする。これによって、第1のLCD211が操作キーとしての機能を開始し、第1の筐体12はキー操作部として使用可能となる(S107)。
これによって、第2のLCD212が通常の画像表示を行う機能を開始し、第2の筐体12は画像表示部として使用可能となる。ここで、CPU31は、第2のタッチパネル222にタッチパネル有効信号を入力しないので、第2のタッチパネル222は有効でない。また、筐体11,12のそれぞれに画像表示部とキー操作部とが割り当てられると、CPU31は、第2のレシーバ242をONし(S109)、第1のマイク231をONする(S110)。
なお、本実施形態においては、方向センサ35は筐体11,12のどちらが下側に配置されているかを検出しているが、筐体11,12のどちらが上側に配置されているかを検出してもよい。
発明の実施の形態1においては、手動で開閉する携帯電話機1を用いて説明したが、発明の実施の形態2においては、ワンプッシュによって自動で開閉する携帯電話機を用いて説明する。
まず、図5及び図6を用いて、本実施形態における携帯電話機の外観構成について説明する。図5及び図6は、本実施形態における携帯電話機の外観構成の一例を示す模式図である。なお、図5及び図6においては、発明の実施の形態1における携帯電話機1と同じ部材については同じ符号を付し、ここではその説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態における携帯電話機40には、第1のプッシュボタン41、第2のプッシュボタン42が実装されている。
第2のプッシュボタン42は第1の筐体11の側面に配設されている。すなわち、第2のプッシュボタン42は、第1のプッシュボタン41の配設面に対向した第1の筐体11側面に設けられている。従って、ユーザは、第2の筐体12を右手で把持したときに右手の親指で押下することができる。これらプッシュボタン41,42の実装場所は押しやすい場所であればどこでもよい。
図7に示すように、携帯電話機40は、開閉センサ34、方向センサ35に替えて、上記のプッシュボタン41,42を有する。第1のプッシュボタン41は、CPU31に対して、押下されたことを示す第1の押下信号を出力し、第2のプッシュボタン42は、CPU31に対して、押下されたことを示す第2の押下信号を出力する。
図5に示すように、携帯電話機1が、第2の筐体12が第1の筐体11に対して下側に配置された状態で置かれている。ユーザは、例えば、この状態から携帯電話機1を把持して持ち上げ、第2の筐体12を右手で持った状態で、右手親指で第1のプッシュボタン41を押す。すると、第1の筐体11は、この押下に応じて第2の筐体12に対して開く。
携帯電話機1が開くと、第2のプッシュボタン42は、CPU31に対して第2の押下信号を出力する。CPU31は、入力された第2の押下信号に基づいて、第1の筐体11が下側に配置された状態で第2の筐体12が開いたことを検出して自動で認識する(S133)。CPU31は、この検出結果に応じて、処理S103〜S110と同様に筐体11,12に対して画像表示部とキー操作部との割り当てを決定する。
詳細には、静電センサから出力されたレイアウト固定信号はCPUに入力され、CPUは、このレイアウト固定信号に基づいて、第1の筐体に設けられた第1のLCDに待受画面を表示させる。それとともに、CPUは、このレイアウト固定信号に基づいて、第2の筐体に設けられた第2のLCDにキーを表示し、第2のタッチパネルのタッチパネル機能を有効にする。これによって、上下の筐体11,12それぞれを画像表示部、キー操作部として使用することができるようになる。
211…第1のLCD、212…第2のLCD、221…第1のタッチパネル、
222…第2のタッチパネル、231…第1のマイク、232…第2のマイク、
241…第1のレシーバ、242…第2のレシーバ、251…マイク・スイッチ、
252…レシーバ・スイッチ、
31…CPU、32…メモリ、33…無線部、34…開閉センサ、35…方向センサ
40…携帯電話機、41…第1のプッシュボタン、42…第2のプッシュボタン
Claims (2)
- 画像表示部又はキー操作部として機能する第1の機能部と、
当該第1の機能部とヒンジ軸で回動可能に取付けられ、前記画像表示部又は前記キー操作部として機能する第2の機能部とを有する折り畳み型携帯電話機であって、
前記第1の機能部に設けられ、前記第2の機能部を前記第1の機能部に対して開けるための第1のプッシュボタンと、前記第2の機能部に設けられ、前記第1の機能部を前記第2の機能部に対して開けるための第2のプッシュボタンと、を有し、前記第1のプッシュボタン又は前記第2のプッシュボタンが押下されると、押下信号を出力する開閉機構と、
前記第1のプッシュボタンが押下された押下信号が入力されると、第1の機能部に前記キー操作部を割り当て、前記第2の機能部に前記画像表示部を割り当て、前記第2のプッシュボタンが押下された押下信号が入力されると、第2の機能部に前記キー操作部を割り当て、前記第1の機能部に前記画像表示部を割り当てる制御を行う制御部と、
を備えた折り畳み型携帯電話機。 - 前記第2のプッシュボタンは、第2の機能部が把持された状態において、第1の機能部が把持された状態での前記第1のプッシュボタンの位置と略同じ位置となるように配設されることを特徴とする請求項1記載の折り畳み型携帯電話機。
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