JP4683775B2 - Wafer mounting stage and semiconductor manufacturing apparatus using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CVD、PVD、スパッタリング等の成膜装置やエッチング装置において、半導体ウエハ等のウエハを保持するのに使用するウエハ載置ステージ及びそれを用いた半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体集積回路素子の製造工程では、真空処理室内に設置した板状セラミック体からなるウエハ載置ステージ上に半導体ウエハ(以下、ウエハという)を載せ、ウエハ上に膜付けやパターン形成等の加工を施すようになっていた。
【0003】
これらの加工では、ウエハの温度がウエハ上に形成する膜の品質やパターンの加工性に大きな影響を与えることから、ウエハ温度の均一性と安定性が要求されている。
【0004】
また、近年、半導体集積回路素子の微細化に伴って、高密度のプラズマを用いたり、高周波を印加してバイアスをかけたりするなどして配向性の高い加工や成膜を行うことが求められ、それに伴う発熱量が大きいため、ウエハの温度変動を抑えることが益々重要視されている。
【0005】
そこで、ウエハ載置ステージ上のウエハ温度を正確に測定するため、ウエハ載置ステージに温度測定手段として熱電対を設置したものが提示されている。
【0006】
図5に従来のウエハ載置ステージを備える半導体製造装置の概略断面図を示すように、この半導体製造装置は、ウエハ載置ステージ51を略円筒状の支持体57を介して真空処理室58内に気密に設置したもので、ウエハ載置ステージ51は、板状セラミック体52からなり、その上面をウエハWを載せる載置面53とするとともに、上記板状セラミック体52の内部に加熱手段として耐熱金属よりなる内部電極54を内蔵したもので、この内部電極54と電気的に接続された給電端子55に通電することにより内部電極54を発熱させ、載置面53上のウエハWを加熱するようになっていた。
【0007】
また、ウエハ載置ステージ51には、載置面53上のウエハWの温度を間接的に測定するため、板状セラミック体52の下面に凹部56を備え、この凹部56内に熱電対60を設置するようになっており、載置面53上のウエハWの温度を正確に測定するため、次のような取付構造が提案されている。
【0008】
特開平4−95832号公報には、図6に示すように、板状セラミック体52の下面に備える凹部56内に熱電対60を挿入し、ガラス59にて接合するようにした技術が提示されている。なお、63は熱電対60の素線62を保護するための絶縁管である。
【0009】
また、特開平4−84722号公報には、図7に示すように、板状セラミック体52の下面に備える凹部56内に、金属製中空シース64を挿入するとともに、ガラス59にて接合し、上記中空シース64内に熱電対60を収容するようにした技術が開示されている。
【0010】
さらに、特開平6−176855号公報には、図8に示すように、板状セラミック体52の下面に備える凹部56内に雌ねじ部56aを設け、この凹部56に雄ねじ部64aを有する金属製中空シース64を螺合し、この金属製中空シース64内に熱電対60を収容するようにした技術が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平4−95832号公報に開示された技術では、熱電対60の熱接点61の周囲が熱伝導率の小さいガラス59で覆われていることから、ウエハ載置ステージ51の温度を応答性良く測定することが難しいといった課題があった。
【0012】
また、板状セラミック体52の凹部56内に熱電対60を挿入してガラス59付けするにあたり、熱電対60の熱接点61を板状セラミック体52の凹部底面56aに確実に当接させた状態でガラス付けすることが難しく、熱電対60の取付にあたっての信頼性が低く、また、熱電対60の熱接点61が凹部底面56aから離れた状態でガラス付けされると、板状セラミック体52から熱接点61への熱の伝わりが悪くなり、載置面53上のウエハWの温度を正確に測定することができないといった課題があった。
【0013】
一方、特開平4−84722号公報に開示された技術では、板状セラミック体52の凹部56に金属製中空シース64を熱伝導率の小さなガラス59で接合した構造であることから、特開平4−95832号公報と同様にウエハ載置ステージ51の温度を応答性良く測定することが難しいといった課題があった。
【0014】
さらに、特開平6−176855号公報に開示された技術では、板状セラミック体52の凹部56内に雌ねじ56aを切る必要があるが、凹部56の径は5mm〜10mmと小さく、また凹部56を構成するセラミックスは硬度が大きく脆性材料であることから、凹部56内にねじ山を形成する際に欠け等が発生し易く、歩留まりが悪いといった課題があった。
【0015】
しかも、板状セラミック体56の凹部56内に、熱膨張差の大きい金属製中空シース64を螺合した構造であることから接触面積が大きく、ウエハ載置ステージ51に温度差の大きな熱サイクルが加わると、板状セラミック体52の凹部56と金属製中空シース64との間に大きな熱応力が作用し、凹部56内のネジの谷やコーナーを起点としてクラックが発生するといった課題もあった。
【0016】
その為、図6乃至図8に示すような熱電対の取付構造を有するウエハ載置ステージ51を半導体製造装置に用いて成膜処理やエッチング処理を施すと、ウエハ載置ステージ51上のウエハWの温度を正確に測定することができないため、ウエハW上に形成する膜の品質やパターンの加工性に大きな影響を与え、品質を高めることができず、また、歩留りも悪いといった課題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記課題に鑑み、板状セラミック体の一方の主面を、ウエハを載せる載置面とするとともに、上記板状セラミック体の他方の主面に凹部を設け、この凹部内にシース型温度測定器を配置したウエハ載置ステージを形成するとともに、上記シース型温度測定器は、上記凹部の側面との間にギャップを設けつつ先端部が上記凹部の底面に当接されており、上記凹部の最大幅を0.25mm〜5mm、上記凹部の底面の表面粗さを最大高さ(Rmax)で5μm以下であり、かつ上記凹部の底面から上記載置面までの距離が0.3mm〜10.0mmであることを特徴とする。
【0018】
なお、上記板状セラミック体は加熱手段又は冷却手段を備えたものであっても構わない。
【0019】
また、本発明は、上記ウエハ載置ステージを真空処理室に設置して半導体製造装置を形成したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0021】
図1は本発明のウエハ載置ステージを備える半導体製造装置を示す概略断面図である。
【0022】
この半導体製造装置は、ウエハ載置ステージ1を、略円筒状の支持体7を介して真空処理室8内に気密に設置したもので、上記ウエハ載置ステージ1は、板状セラミック体2からなり、その一方の主面を、ウエハを載せる載置面3とするとともに、上記板状セラミック体2の内部に加熱手段としての内部電極4を埋設したもので、上記内部電極4と電気的に接続される給電端子5間に電圧を印加して内部電極4を発熱させることにより、載置面3上のウエハWを所定の温度に加熱するようになっている。
【0023】
また、このウエハ載置ステージ1を形成する板状セラミック体2の他方の主面には、その底面が載置面3の近傍にまで延びる円形の凹部6を形成してあり、この凹部6内にはシース型温度測定器10を挿入するとともに、その先端部10aが凹部底面6aと当接するように押圧手段15によって押し付けてあり、載置面3上のウエハWの温度をシース型温度測定器10によって間接的に測定するようになっている。
【0024】
次に、本発明のウエハ載置ステージ21の他の例を図2に示す。
【0025】
このウエハ載置ステージ21は、板状セラミック体22の一方の主面を、ウエハWを載せる載置面23とするとともに、上記板状セラミック体22中に静電吸着用としての内部電極24を備え、かつ上記板状セラミック体22の他方の主面に金属台座27をロウ付け等にて接合したもので、金属台座27には冷却手段として冷却水等の冷却媒体を通すための通路28を形成してあり、載置面23に保持したウエハWの温度が所定の加工温度となるように調整するようになっている。
【0026】
そして、内部電極24と電気的に接続された給電端子25とウエハWとの間に通電して内部電極24とウエハWとの間に静電吸着力を発現させることにより、ウエハWを載置面23上に吸着固定するようになっている。
【0027】
また、このウエハ載置ステージ21を形成する板状セラミック体22の他方の主面側には、その底面が載置面23の近傍にまで延びる円形の凹部26を金属台座27を貫通して形成してあり、この凹部26内にはシース型温度測定器10を挿入するとともに、その先端部10aが凹部底面26aと当接するように押圧手段15によって押し付けてあり、載置面23上のウエハWの温度をシース型温度測定器10によって測定するようになっている。
【0028】
次に、図1及び図2におけるウエハ載置ステージ1,21に備えるシース型温度測定器10の取付構造について説明する。なお、図1及び図2におけるウエハ載置ステージ1,21はほぼ同様の構造を有することから、図1のウエハ載置ステージ1における取付構造を例にとって説明する。
【0029】
図3は図1のウエハ載置ステージ1における取付構造を拡大した断面図である。
【0030】
シース型温度測定器10は、ステンレス鋼や耐熱鋼からなる金属製中空シース14内に温度検出素子として、ニッケル、クロム合金、銅、ニッケル合金等からなる熱電対11を挿入するとともに、熱電対11の熱接点12や素線13と金属製中空シース14とが短絡しないようにするため、その周囲に酸化マグネシウム粉末等を充填したもので、熱電対11の熱接点12は中空シース14の先端部近傍に位置するように設置してある。
【0031】
また、正確な温度測定を行うには、金属製中空シース14の外径が小さいものを用いることが良い。即ち、中空シース14の外径が大きいと、中空シース14と熱電対11の熱接点12の距離が離れ、その間に介在する酸化マグネシウム粉末が熱抵抗となり、正確な温度測定に影響するばかりでなく、中空シース14の熱容量が大きくなり、熱応答性を著しく阻害するからで、好ましくは直径が5mm以下、望ましくは直径が3mm以下であるものを用いることが良い。
【0032】
さらに、金属製中空シース14の肉厚が厚すぎると熱容量が大きくなり、応答性に悪影響を与えるため、好ましくは1.5mm以下、望ましくは1mm以下であるものを用いることが好ましい。
【0033】
そして、このシース型温度測定器10の先端部10aを、図3に示すように、押圧手段15によって板状セラミック体2の凹部底面6aと当接させるようにしたもので、上記押圧手段15は、板状セラミック体2の他方の主面に接合した有底筒状の支持具17と、この支持具17の底部17aと上記中空シース14の外周に備えるフランジ部14aとの間に配置したスプリング16とから構成してあり、このスプリング16の弾性作用によってシース型温度測定器10の先端部10aが板状セラミック体2の凹部底面6aと常に当接するよう押圧させてある。
【0034】
その為、本発明によれば、ウエハ載置ステージ1,21に大きな熱サイクルが加わったとしてもシース型温度測定器10の先端部10aが板状セラミック体2の凹部底面6aと部分的に当接しているだけであるため、熱膨張差の異なる板状セラミック体2と中空シース14との間に熱応力が作用してもその応力は小さく、板状セラミック体2にクラックを発生させることがない。特に、この取付構造においては、板状セラミック体2と中空シース14との間に大きな熱応力が作用してもスプリング16の弾性作用により吸収することもできるため、板状セラミック体2にクラックが発生することを確実に防止できる。しかも、外部の振動がウエハ載置ステージ1,21に作用したとしてもスプリング16の弾性作用により中空シース14の先端部10aを常に板状セラミック体2の凹部底面6aと当接させておくことができるため、載置面3上のウエハWの温度を正確に測定することができる。
【0035】
また、温度測定手段として、シース型温度測定器10を用いるようにしたことから、板状セラミック体2への組立時や使用時に熱電対11の素線13が折れたりすることが無く、組立時や使用時の信頼性を高めることができる。
【0036】
次に、シース型温度測定器10の他の取付構造を図4に示す。
【0037】
この取付構造は、板状セラミック体2の他方の主面側に有底筒状の支持具17を接合するとともに、支持具17の底部17aに備える雌ねじ部17bを切った開口部に、金属製中空シース14の外周に備える雄ねじ部14aを螺合させることにより、シース型温度測定器10の先端部10aを凹部底面6aに押圧した状態で当接させてある。
【0038】
この取付構造によれば、ウエハ載置ステージ1,21に大きな熱サイクルが加わったとしてもシース型温度測定器10の先端部10aが板状セラミック体2の凹部底面6aと部分的に当接しているだけであるため、熱膨張差の異なる板状セラミック体2と金属製中空シース14との間に熱応力が作用してもその応力は小さく、板状セラミック体2にクラックを発生させることがなく、この取付構造においても載置面3上のウエハWの温度を正確に測定することができる。
【0039】
その為、本発明のウエハ載置ステージ1,21を真空処理室8内に設置して半導体製造装置を製作し、成膜処理やエッチング処理に用いれば、ウエハ載置ステージ1,21上のウエハWの温度を正確にかつ応答性良く測定することができるため、成膜精度やエッチング精度を高め、品質を向上させることができるとともに、歩留りを向上させることができる。
【0040】
ところで、正確かつ迅速にウエハWの温度を測定するためには、シース型温度測定器10の先端部10aが凹部6の内壁面と密着していることが必要である。
【0041】
なぜなら、中空シース14と凹部6の内壁面との間に隙間があると、この隙間が断熱層として作用するため、凹部6の内壁面の温度がシース型温度測定器10の先端部10aに伝わりにくくなり、正確な温度測定ができなくなるからである。
【0042】
また、本発明のようにシース型温度測定器10の先端部10aを凹部底面6aに当接させる構造においては、少なくともシース型温度測定器10の先端部10aと当接する凹部底面6aの表面粗さを最大高さ(Rmax)で5μm以下とすることが重要である。
【0043】
即ち、シース型温度測定器10の先端部10aとの当接部Pの表面粗さが最大高さ(Rmax)で5μmを越えると、シース型温度測定器10との接触面積が小さくなり、金属製中空シース14とセラミックスとの間の熱伝導が悪くなり、応答性が劣るばかりでなく、ウエハWの実際の温度との差が大きくなり、正確な温度を測定できなくなるとともに、金属製中空シース14と板状セラミック体2との間にできたミクロ的な空間に介在する流体の圧力が変動すると、流体の熱伝導率が変化して応答性にバラツキが発生するからである。
【0044】
ただし、凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから載置面3までの距離(T)が0.3mm未満となると、載置面3から凹部底面6aにあるセラミック部が、シース型温度測定器10の押圧力に耐えられず破損する恐れがあり、逆に、凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから載置面3までの距離(T)が10mmを越えると、載置面3との間隔が離れすぎ、ウエハWの温度を迅速に測温することが難しくなり応答性が悪く、さらに板状セラミック体2の厚みが薄い場合、板状セラミック体2の他方の主面側の温度や圧力変化の影響を受け易くなり、正確かつ迅速な測温ができなくなる。
【0045】
その為、シース型温度測定器10と凹部6との当接部Pから載置面3までの距離(T)は0.3mm〜10mmとすることが重要である。なお、図3に示す取付構造において、載置面3から凹部底面6aにあるセラミック部を破損させることなく、十分な密着力を持たせるためには、シース型温度測定器10を凹部底面6aに押し付ける押圧力を1N〜9.8Nとすることが好ましい。
【0046】
さらに、シース型温度測定器10を挿入する凹部6の最大幅(W)(図3では直径)は0.25〜5mmとすることが好ましい。
【0047】
なぜなら、凹部6の最大幅(W)が5mmを超える場合、シース型温度測定器10として外径が5mm未満であるものを用いた場合、凹部6とシース型温度測定器10との間のギャップが大きくなり、ウエハ載置ステージ1,21の周辺における圧力変動など、外的変動によって測定温度が変動する恐れがあり、また、シース型温度測定器10として外径が5mmを超えるものを用いた場合、応答性が悪くなるとともに、正確な温度測定ができなくなる恐れがあり、逆に凹部6の最大幅(W)が0.25mm未満となると、凹部6内に挿入するシース型温度測定器10の径がさらに細いものとなり、取り扱い時等に破損させ易くなるからである。
【0048】
なお、このような凹部6を形成するには、種々の方法を用いることができ、例えば、番手が#100以下であるダイヤモンドなど高硬度な砥粒を金属又は樹脂で固定した砥石による機械加工によって板状セラミック体2の他方の主面に凹部6を形成した後、砥粒の番手を#150以上とした砥石による機械加工によって凹部6の内壁面を加工することにより、凹部6の内壁面を最大高さ(Rmax)で5μm以下に仕上げることができる。また、凹部6を形成する他の手段としては、ダイヤモンド、炭化珪素、アルミナ等の砥粒を高圧で吹き付けて加工するブラスト加工、レーザー加工、放電加工等を用いることもできる。
【0049】
また、凹部6の平面形状としては、円形をしたものだけに限らず、楕円形、三角形、四角形等様々な形状をしたものを採用することができるが、応答性を高めるには、シース型温度測定器10と凹部6との間のギャップが少ない方が良く、また、シース型温度測定器10の金属製中空シース14の平面形状は円形をしているため、凹部6の平面形状としては円形とすることが好ましく、シース型温度測定器10と凹部6との間のギャップは0.2mm以下、望ましくは0.1mm以下とすることが良い。
【0050】
さらに、正確かつ応答性良く温度を測定するためには、凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pを加熱手段や冷却手段からできるだけ離すことが好ましく、例えば、板状セラミックス体2が熱伝導率50W/m・K以下であるセラミック焼結体からなる場合、凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから加熱手段としての内部電極4又は冷却手段としての金属台座27までの距離(L)を1mm以上とすることが好ましく、望ましくは2mm以上とすることが良い。ただし、板状セラミック体2が熱伝導率50W/m・K以上を有するセラミック焼結体からなる場合、凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから加熱手段としての内部電極4又は冷却手段としての金属台座27までの距離(L)が1mm未満であっても使用することができる。
【0051】
ところで、ウエハ載置ステージ1,21を形成する板状セラミック体2としては、アルミナ、窒化珪素、サイアロン等を主成分とするセラミック焼結体を用いることもできるが、加熱手段や冷却手段によって載置面3上のウエハWを短時間で所定の温度に調整するため、できるだけ熱伝導率の高い材質により形成することが好ましく、好ましくは50W/m・K以上の熱伝導率を有する窒化アルミニウムを主成分とするセラミック焼結体を用いることが好ましい。
【0052】
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明はこれらの実施形態だけに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で改良や変更したものを含むことは言うまでもない。
【0053】
【実施例】
(実施例1)
ここで、凹部6の最大幅(W)、シース型温度測定器10との当接部Pにおける表面粗さ、及び凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから載置面3までの距離(T)をそれぞれ異ならせた図1に示すウエハ載置ステージ1を製作し、これらのウエハ載置ステージ1を用いてウエハを加熱させた時のウエハの実際の温度とシース型温度測定器の温度との温度差及びシース型温度測定器の応答性について調べる実験を行った。
【0054】
本実験では、ウエハ載置ステージ1を形成する板状セラミック体2を熱伝導率が80W・m/Kである窒化アルミニウム質焼結体により形成し、その寸法形状を、直径200mm、厚み12mmの円板状体とした。なお、板状セラミック体2中には加熱手段としてタングステンからなる内部電極4を埋設した。
【0055】
また、実験にあたっては、ウエハ載置ステージ1の載置面3上に、熱電対を取り付けた8インチのシリコンウエハを載せた後、内部電極4に通電してシリコンウエハに取着した熱電対による温度が100℃になるまで加熱した後、ウエハ載置ステージ1の凹部6内に、温度検出素子として熱電対11を備えるシース型温度測定器10を挿入、当接させ、シース型温度測定器10の飽和温度の90%になるまでの時間を応答時間として測定するとともに、飽和温度におけるウエハの実際の温度とシース型温度測定器10による温度との温度差を調べる実験を行った。
【0056】
なお、シース型温度測定器10を凹部6内に挿入、当接させる際の押圧力は、予め調整したバネ定数の異なるスプリング16を用いることにより設定し、また、シース型温度測定器10には、凹部6内に挿入した時、凹部6の側面とのギャップが0.1mmとなる大きさを有するものをそれぞれ用いた。
【0057】
そして、応答時間が20秒以下、温度差が40℃以下であるものを優れたものとして評価した。
【0058】
結果は表1に示す通りである。
【0059】
【表1】
【0060】
この結果、表1より判るように、凹部6の最大幅(W)を0.25mm〜5mmとするとともに、シース型温度測定器10との当接部Pにおける表面粗さを最大高さ(Rmax)で5μm以下とし、かつ凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから載置面3までの距離(T)を0.3mm〜10.0mmとした試料No.3〜7,13〜18,23〜29は、応答時間が20秒以下と応答性に優れ、また、ウエハの実際の温度との温度差も40℃以下と小さく、正確に温度を測温できることが判る。
【0061】
特に、試料No.6,7,15〜17,24〜27のように、凹部6の最大幅を0.25mm〜5mmとするとともに、シース型温度測定器10との当接部Pにおける表面粗さを最大高さ(Rmax)で3μm以下とし、かつ凹部6とシース型温度測定器10との当接部Pから載置面3までの距離(T)を0.5mm〜3.0mmとしたものは、応答時間を10秒以下、ウエハの実際の温度との温度差を30℃以下とすることができ、応答性及び正確な温度ができる点で優れていた。
(実施例2)
次に、表1の試料No.28のウエハ載置ステージ1において、外径の異なるシース型温度測定器10を用い、このシース型温度測定器10と凹部6の側面とのギャップを異ならせた時の応答時間とウエハの実際の温度とシース型温度測定器10による温度との温度差を調べる実験を実施例1と同様の条件にて行った。
【0062】
結果は表2に示す通りである。
【0063】
【表2】
【0064】
この結果、表2により判るように、シース型温度測定器10と凹部6の側面とのギャップが小さい程、応答性を高めることができ、かつ正確な測温ができることが判る。そして、シース型温度測定器10と凹部6の側面とのギャップを0.2mm以下とすれば、ウエハとの温度差を40℃以下、応答時間を20秒以下とできることが判る。
【0065】
従って、シース型温度測定器10と凹部6の側面とのギャップは0.2mm以下とすることが良いことが判る。
(実施例3)
さらに、表1の試料No.26のウエハ載置ステージ1において、シース型温度測定器10を凹部6内に押し付けるスプリング16のバネ定数を異ならせ、押圧力を変化させた時の応答時間とウエハとの温度差を調べる実験を実施例1と同様の条件にて行った。
【0066】
結果は表3に示す通りである。
【0067】
【表3】
【0068】
この結果、表3より判るように、シース型温度測定器10の押圧力を大きくすることにより応答性を高めることができ、かつ正確な測温ができることが判る。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、板状セラミック体の一方の主面を、ウエハを載せる載置面とするとともに、上記板状セラミック体の他方の主面に凹部を設け、この凹部内にシース型温度測定器を配置したウエハ載置ステージを形成であって、上記シース型温度測定器は、上記凹部の側面との間にギャップを設けつつ先端部が上記凹部の底面に当接されており、上記凹部の最大幅を0.25mm〜5mm、上記凹部の底面の表面粗さを最大高さ(Rmax)で5μm以下であり、かつ上記凹部の底面から上記載置面までの距離が0.3mm〜10.0mmであることによって、ウエハ載置ステージに熱サイクルが加わり、板状セラミック体とシース型温度測定器との間に熱応力が作用したとしても、その応力を緩和し、板状セラミック体を破損させるようなことがなく、載置面上のウエハの温度を応答性良く、かつ正確に測定することができる。その為、板状セラミック体に加熱手段又は冷却手段を有するウエハ載置ステージにおいても応答性良くかつ正確に測温することができる。
【0070】
また、本発明のウエハ載置ステージを真空処理室内に設置して半導体製造装置を製作し、成膜処理やエッチング処理に用いれば、生産性を高めることができるとともに、成膜精度やエッチング精度を高め、品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ載置ステージを備える半導体製造装置を示す概略断面図である。
【図2】本発明のウエハ載置ステージの他の例を示す概略断面図である。
【図3】本発明におけるシース型温度測定器の取付構造を拡大した断面図である。
【図4】本発明におけるシース型温度測定器の他の取付構造を拡大した断面図である。
【図5】従来のウエハ載置ステージを備える半導体製造装置を示す概略断面図である。
【図6】従来のウエハ載置ステージに備える熱電対の取付構造を示す拡大断面図である。
【図7】従来のウエハ載置ステージに備える熱電対の他の取付構造を示す拡大断面図である。
【図8】従来のウエハ載置ステージに備える熱電対のさらに他の取付構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,21:ウエハ載置ステージ
2、22:板状セラミック体
3,23:載置面
4,24:内部電極
5,25:給電端子
6,26:凹部
6a,26a:凹部底面
7,57:支持体
8,58:真空処理室
10:シース型温度測定器
10a:先端部
11:熱電対
12:熱接点
13:素線
14:金属製中空シース
14a:フランジ部
14b:雄ねじ
15:押圧手段
16:スプリング
17:支持具
17a:雌ねじ
27:金属台座
51:ウエハ載置ステージ
52:板状セラミック体
53:載置面
54:内部電極
55:給電端子
56:凹部
56a:凹部底面
56b:雌ねじ
57:支持体
58:真空処理室
59:ガラス
60:シース型温度測定器
61:熱電対
62:素線
63:絶縁管
64:金属製中空シース
64a:雄ねじ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wafer mounting stage used for holding a wafer such as a semiconductor wafer in a CVD, PVD, sputtering, or other film forming apparatus or etching apparatus, and a semiconductor manufacturing apparatus using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the manufacturing process of a semiconductor integrated circuit device, a semiconductor wafer (hereinafter referred to as a wafer) is placed on a wafer mounting stage made of a plate-like ceramic body installed in a vacuum processing chamber, and film deposition, pattern formation, etc. are performed on the wafer. It was supposed to be processed.
[0003]
In these processes, since the temperature of the wafer greatly affects the quality of the film formed on the wafer and the processability of the pattern, uniformity and stability of the wafer temperature are required.
[0004]
In recent years, with the miniaturization of semiconductor integrated circuit elements, high-density plasma is used or a high frequency is applied to apply a bias. Fake Therefore, it is required to perform highly oriented processing and film formation, and the amount of heat generated by the processing is large, so that it is increasingly important to suppress the temperature variation of the wafer.
[0005]
Therefore, in order to accurately measure the wafer temperature on the wafer mounting stage, a thermocouple is provided as a temperature measuring means on the wafer mounting stage.
[0006]
As shown in a schematic cross-sectional view of a semiconductor manufacturing apparatus having a conventional wafer mounting stage in FIG. 5, this semiconductor manufacturing apparatus includes a wafer mounting stage 51 in a
[0007]
Further, the wafer mounting stage 51 is provided with a
[0008]
Japanese Patent Laid-Open No. 4-95832 discloses a technique in which a
[0009]
Further, in Japanese Patent Laid-Open No. 4-84722, as shown in FIG. 7, a metal
[0010]
Further, in Japanese Patent Laid-Open No. 6-176855, as shown in FIG. 8, a metallic hollow having a
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 4-95832, since the periphery of the
[0012]
In addition, when the
[0013]
On the other hand, the technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 4-84722 has a structure in which a metal
[0014]
Furthermore, in the technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-176855, it is necessary to cut a
[0015]
In addition, since the metal
[0016]
Therefore, when the wafer mounting stage 51 having a thermocouple mounting structure as shown in FIGS. 6 to 8 is used in a semiconductor manufacturing apparatus and a film forming process or an etching process is performed, the wafer W on the wafer mounting stage 51 is processed. Since the temperature of the film cannot be measured accurately, the quality of the film formed on the wafer W and the processability of the pattern are greatly affected, the quality cannot be improved, and the yield is poor. .
[0017]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in view of the above problems, the present invention provides one main surface of the plate-shaped ceramic body as a mounting surface on which a wafer is placed, and a recess is provided on the other main surface of the plate-shaped ceramic body. Within Sheath type temperature measuring instrument Arrange Forming the placed wafer placement stage, The sheath-type temperature measuring device has a tip abutted against the bottom surface of the recess while providing a gap with the side surface of the recess. The maximum width of the recess is 0.25 mm to 5 mm, the above Recess On the bottom of Surface roughness is 5μm or less at maximum height (Rmax) And And the recess Bottom of From the above Distance to mounting surface But 0.3 mm to 10.0 mm Is It is characterized by that.
[0018]
The plate-like ceramic body may be provided with a heating means or a cooling means.
[0019]
Further, the present invention is characterized in that a semiconductor manufacturing apparatus is formed by installing the wafer mounting stage in a vacuum processing chamber.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0021]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing a semiconductor manufacturing apparatus provided with a wafer mounting stage of the present invention.
[0022]
In this semiconductor manufacturing apparatus, a wafer mounting stage 1 is hermetically installed in a vacuum processing chamber 8 via a substantially
[0023]
Further, a circular recess 6 whose bottom surface extends to the vicinity of the mounting
[0024]
Next, another example of the
[0025]
In this
[0026]
Then, the wafer W is placed by energizing the
[0027]
Further, a circular
[0028]
Next, a mounting structure of the sheath type
[0029]
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the mounting structure in the wafer mounting stage 1 of FIG.
[0030]
The sheath type
[0031]
In order to perform accurate temperature measurement, it is preferable to use a metal
[0032]
Furthermore, if the thickness of the metal
[0033]
Then, as shown in FIG. 3, the
[0034]
Therefore, according to the present invention, even if a large thermal cycle is applied to the
[0035]
Further, since the sheath type
[0036]
Next, another mounting structure of the sheath type
[0037]
This attachment structure is made of metal in an opening formed by cutting a female threaded portion 17b provided on the bottom 17a of the
[0038]
According to this mounting structure, even if a large thermal cycle is applied to the
[0039]
Therefore, if the
[0040]
By the way, in order to accurately and quickly measure the temperature of the wafer W, it is necessary that the
[0041]
This is because, if there is a gap between the
[0042]
Further, in the structure in which the
[0043]
That is, when the surface roughness of the contact portion P with the
[0044]
However, when the distance (T) from the contact portion P between the recess 6 and the sheath-type
[0045]
Therefore, it is important that the distance (T) from the contact portion P between the sheath-type
[0046]
Furthermore, it is preferable that the maximum width (W) (diameter in FIG. 3) of the recess 6 into which the sheath type
[0047]
This is because when the maximum width (W) of the recess 6 exceeds 5 mm, when the sheath type
[0048]
In addition, various methods can be used to form such a recess 6, for example, by machining with a grindstone in which high-hardness abrasive grains such as diamond having a count of # 100 or less are fixed with metal or resin. After forming the recess 6 on the other main surface of the plate-like
[0049]
In addition, the planar shape of the recess 6 is not limited to a circular shape, and various shapes such as an ellipse, a triangle, and a quadrangle can be used. It is better that the gap between the measuring
[0050]
Furthermore, in order to measure the temperature accurately and with good responsiveness, it is preferable that the contact portion P between the recess 6 and the sheath-type
[0051]
By the way, as the plate-like
[0052]
As mentioned above, although embodiment of this invention was shown, this invention is not limited only to these embodiment, It cannot be overemphasized that what was improved and changed in the range which does not deviate from the summary of this invention.
[0053]
【Example】
Example 1
Here, the maximum width (W) of the recess 6, the surface roughness at the contact portion P with the sheath-type
[0054]
In this experiment, the plate-like
[0055]
In the experiment, an 8-inch silicon wafer having a thermocouple mounted thereon was placed on the
[0056]
The pressing force when the sheath-type
[0057]
And the thing whose response time is 20 seconds or less and whose temperature difference is 40 degrees C or less was evaluated as excellent.
[0058]
The results are as shown in Table 1.
[0059]
[Table 1]
[0060]
As a result, as can be seen from Table 1, the maximum width (W) of the recess 6 is set to 0.25 mm to 5 mm, and the surface roughness at the contact portion P with the sheath-type
[0061]
In particular, sample no. The maximum width of the concave portion 6 is set to 0.25 mm to 5 mm as in 6, 7, 15 to 17, and 24 to 27, and the surface roughness at the contact portion P with the sheath type
(Example 2)
Next, sample Nos. In 28 wafer mounting stages 1, the sheath type
[0062]
The results are as shown in Table 2.
[0063]
[Table 2]
[0064]
As a result, as can be seen from Table 2, it can be seen that the smaller the gap between the sheath-type
[0065]
Therefore, it can be seen that the gap between the sheath-type
(Example 3)
Furthermore, sample No. 26, in which the spring constant of the
[0066]
The results are as shown in Table 3.
[0067]
[Table 3]
[0068]
As a result, as can be seen from Table 3, it can be seen that by increasing the pressing force of the sheath-type
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, one main surface of the plate-shaped ceramic body is used as a mounting surface on which the wafer is placed, and a recess is provided on the other main surface of the plate-shaped ceramic body. Within Sheath type temperature measuring instrument Arrange Forming a placed wafer placement stage Because , The sheath-type temperature measuring device has a tip abutted against the bottom surface of the recess while providing a gap with the side surface of the recess. The maximum width of the recess is 0.25 mm to 5 mm, the above Recess On the bottom of Surface roughness is 5μm or less at maximum height (Rmax) And And the recess Bottom of From the above Distance to mounting surface But 0.3 mm to 10.0 mm Is As a result, even if a thermal cycle is applied to the wafer mounting stage and thermal stress acts between the plate-shaped ceramic body and the sheath type temperature measuring device, the stress is relaxed and the plate-shaped ceramic body is damaged. Therefore, the temperature of the wafer on the mounting surface can be accurately measured with good responsiveness. Therefore, the temperature can be measured accurately with good responsiveness even in a wafer mounting stage having a plate-like ceramic body having heating means or cooling means.
[0070]
In addition, if the wafer mounting stage of the present invention is installed in a vacuum processing chamber to manufacture a semiconductor manufacturing apparatus and used for a film forming process or an etching process, productivity can be improved and film forming accuracy or etching accuracy can be improved. Can enhance and improve the quality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a semiconductor manufacturing apparatus including a wafer mounting stage according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view showing another example of the wafer mounting stage of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a mounting structure for a sheath type temperature measuring device according to the present invention.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of another mounting structure of the sheath type temperature measuring device according to the present invention.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a semiconductor manufacturing apparatus including a conventional wafer mounting stage.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing a thermocouple mounting structure provided in a conventional wafer mounting stage.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view showing another mounting structure of a thermocouple provided in a conventional wafer mounting stage.
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view showing still another attachment structure of a thermocouple provided in a conventional wafer mounting stage.
[Explanation of symbols]
1, 2: Wafer mounting stage
2, 22: Plate-shaped ceramic body
3, 23: Placement surface
4, 24: Internal electrode
5, 25: Feeding terminal
6, 26: recess
6a, 26a: bottom of recess
7, 57: Support
8, 58: Vacuum processing chamber
10: Sheath type temperature measuring device
10a: tip
11: Thermocouple
12: Thermal junction
13: Wire
14: Metallic hollow sheath
14a: Flange part
14b: Male thread
15: Pressing means
16: Spring
17: Support tool
17a: female thread
27: Metal base
51: Wafer mounting stage
52: Plate-shaped ceramic body
53: Placement surface
54: Internal electrode
55: Feeding terminal
56: recess
56a: concave bottom surface
56b: female thread
57: Support
58: Vacuum processing chamber
59: Glass
60: Sheath type temperature measuring device
61: Thermocouple
62: Wire
63: Insulating tube
64: Metal hollow sheath
64a: Male thread
Claims (3)
上記シース型温度測定器は、上記凹部の側面との間にギャップを設けつつ先端部が上記凹部の底面に当接されており、
上記凹部の最大幅が0.25mm〜5mmであるとともに、上記凹部の底面の表面粗さが最大高さ(Rmax)で5μm以下であり、かつ上記凹部の底面から上記載置面までの距離が0.3mm〜10.0mmであることを特徴とするウエハ載置ステージ。The one main surface of the ceramic plate, with a mounting surface mounting the wafer, with a recess on the other main surface of the plate-shaped ceramic body was placed sheath type temperature measuring apparatus in the recess wafer A mounting stage,
The sheath-type temperature measuring device has a tip abutted against the bottom surface of the recess while providing a gap with the side surface of the recess.
The maximum width of the concave portion is 0.25 mm to 5 mm, the surface roughness of the bottom surface of the concave portion is 5 μm or less at the maximum height (Rmax), and the distance from the bottom surface of the concave portion to the placement surface is A wafer mounting stage having a thickness of 0.3 mm to 10.0 mm.
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