JP4682261B2 - 不揮発性メモリおよびクラスベースの更新ブロック置換規則のための方法 - Google Patents
不揮発性メモリおよびクラスベースの更新ブロック置換規則のための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4682261B2 JP4682261B2 JP2009528456A JP2009528456A JP4682261B2 JP 4682261 B2 JP4682261 B2 JP 4682261B2 JP 2009528456 A JP2009528456 A JP 2009528456A JP 2009528456 A JP2009528456 A JP 2009528456A JP 4682261 B2 JP4682261 B2 JP 4682261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- update
- memory
- blocks
- sector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
- G06F12/02—Addressing or allocation; Relocation
- G06F12/0223—User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
- G06F12/023—Free address space management
- G06F12/0238—Memory management in non-volatile memory, e.g. resistive RAM or ferroelectric memory
- G06F12/0246—Memory management in non-volatile memory, e.g. resistive RAM or ferroelectric memory in block erasable memory, e.g. flash memory
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
- G06F12/02—Addressing or allocation; Relocation
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2212/00—Indexing scheme relating to accessing, addressing or allocation within memory systems or architectures
- G06F2212/72—Details relating to flash memory management
- G06F2212/7202—Allocation control and policies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
図2は、本発明の好ましい実施形態に係る、セクタ(またはメタブロック)の物理グループに組織化され、コントローラのメモリマネージャによって管理されたメモリを示す。メモリ200は、メタブロックに組織化され、各メタブロックは、共に消去可能な物理セクタS0 ,...,SN-1 のグループである。
プログラミング速度および消去速度を最大限にするために、複数のMEUにある複数のページの情報が並列にプログラミングされるように、かつ複数のMEUが並列に消去されるようにすることによって、並行処理ができる限り活用される。
図5Bは、1つの最小消去ユニット(MEU)が、メタブロックへのリンク付けのために各プレーンから選択される、一実施形態を示す。
図6は、コントローラおよびフラッシュメモリにおいて実施されるようなメタブロック管理システムの概略ブロック図である。メタブロック管理システムは、コントローラ100において実施された様々な機能モジュールを備え、様々な制御データ(ディレクトリデータを含む)をフラッシュメモリ200およびコントローラRAM130内に階層的に分散されたテーブルおよびリストに保持する。コントローラ100内に実装された機能モジュールは、インターフェイスモジュール110と、論理/物理アドレス変換モジュール140と、更新ブロックマネージャモジュール150と、消去ブロックマネージャモジュール160と、メタブロックリンクマネージャモジュール170とを含む。
(図2に示されている)更新ブロックマネージャ150は、論理グループの更新を扱う。本発明の一態様によれば、更新を受けているセクタの各論理グループには、更新データを記録するために、専用の更新メタブロックが割り当てられる。好ましい実施形態において、論理グループの1つ以上のセクタの任意のセグメントが、更新ブロックに記録されることになる。更新ブロックは、順次順序または非順次(カオス的としても知られる)順序のいずれかで更新データを受信するように管理される。カオス的更新ブロックでは、セクタデータを論理グループ内で任意の順序で更新することができ、また個別のセクタの任意の繰り返しがあってもよい。特に、順次更新ブロックは、いずれのデータセクタの移転の必要なく、カオス的更新ブロックになりえる。カオス的データ更新には、ブロックの所定の割り当ては必要ない。任意の論理アドレスでの非順次書き込みが自動的に対処される。よって、従来技術のシステムとは異なり、論理グループの様々な更新セグメントが論理的な順次順序であってもまたは非順次順序であっても、特殊な処理はない。一般的な更新ブロックは、ホストによって要求された順序で様々なセグメントを記憶するために、単に使用されることになる。例えば、ホストシステムデータまたはシステム制御データがカオス的に更新されがちな場合でも、ホストシステムデータに対応する論理アドレス空間の領域を、ホストユーザデータを伴う領域と別々に扱う必要はない。
ある論理グループに属するデータを最初に更新する場合、論理グループの更新データについての更新ブロックとして、メタブロックが専用に割り当てられる。更新ブロックが割り当てられるのは、コマンドがホストから受信されて、既存のメタブロックがそのすべてのセクタを変化なく記憶している論理グループの1つ以上のセクタのセグメントを書き込む場合である。最初のホスト書き込み動作の場合、データの最初のセグメントが更新ブロックに記録される。各ホスト書き込みは連続論理アドレスを伴う1つ以上のセクタのセグメントであるので、最初の更新は、その性質上常に順次的であることとなる。後続のホスト書き込みでは、同一の論理グループ内の更新セグメントが、ホストから受信された順序で更新ブロックに記録される。ブロックは、順次更新ブロックとして管理され続けるのに対し、関連する論理グループ内でホストによって更新されたセクタは、論理的に順次的であり続ける。この論理グループ内で更新されたすべてのセクタは、このブロックが閉鎖されるか、カオス的更新ブロックに変換されるかのいずれかとなるまで、この順次更新ブロックに書き込まれる。
カオス的更新ブロック管理は、関連論理グループ内でホストによって更新された任意のセクタが論理的に非順次の場合に、既存の順次更新ブロックについて開始される。カオス的更新ブロックは、関連する論理グループ内の論理セクタが任意の順序でかつ任意の繰り返し量で更新されてもよいようなデータ更新ブロックの形式を取る。これは、ホストによって書き込まれたセクタが、更新中の論理グループ内の以前書き込んだセクタに対して論理的に非順次である場合に、順次更新ブロックからの変換によって作成される。この論理グループ内のその後の更新されたすべてのセクタは、グループ内の論理セクタアドレスが何であれ、カオス的更新ブロック内の次に使用可能なセクタ位置に書き込まれる。
図8は、2つの別個のホスト書き込み動作の結果としての、論理アドレスに不連続性を有する、順次更新ブロックへ順次順序で書き込まれる論理グループ内のセクタの一例を示す。ホスト書き込み#1において、論理セクタLS5〜LS8における更新データは、LS5’〜LS8’として専用の更新ブロック内に記録される。ホスト書き込み#2において、論理セクタLS14〜LS16における更新データは、最終の書き込みに続く更新ブロック内にLS14’〜LS16’として記録されている。しかし、LS8とLS14との間にアドレスジャンプがあり、ホスト書き込み#2は、通常、更新ブロックを非順次的にすることになる。アドレスジャンプは重要ではないので、1つのオプションとしては、ホスト書き込み#2を実行する前に、介在セクタのデータを元ブロックから更新ブロックへコピーすることによってパディング動作(#2A)をまず行うというものである。このように、更新ブロックの順次的性質が維持される。
ステップ260:メモリはブロックに組織化され、各ブロックは共に消去可能なメモリユニットに分割され、各メモリユニットは、データの論理ユニットを記憶するためのものである。
ステップ262:データは論理グループに組織化され、各論理グループは、論理ユニットに分割される。
ステップ264:標準的な場合、論理グループのすべての論理ユニットは、第1の所定の順序、好ましくは論理的な順次順序に従って、元ブロックのメモリユニットに記憶される。このように、ブロック内の個々の論理ユニットをアクセスするためのインデックスがわかる。
ステップ270:データの所定の論理グループ(例えば、LGx )について、LGx 内で論理ユニットを更新するための要求が行われる(一例として、論理ユニット更新が挙げられる。一般的には、更新は、LGx 内の1つ以上の連続論理ユニットのセグメントとなる)。
ステップ272:要求された更新論理ユニットが、LGx の更新の記録専用の第2のブロックに記憶されることになる。記録順序は、第2の順序であり、典型的には、更新が要求された順序に従う。本発明の一特徴は、論理的な順次またはカオス的順序でデータを記録するように、更新ブロックを最初に一般的に設定することができるようにする。第2の順序によっては、第2のブロックは、順次的なものである場合も、カオス的なものである場合もある。
ステップ274:処理がステップ270にループバックするにつれて、第2のブロックは、論理ユニットが記録されるように要求し続ける。閉鎖のための所定の条件が具体化すると、第2のブロックは閉鎖されて、さらなる更新を受信しなくなる。この場合、処理は276へ進む。
ステップ276:閉鎖された第2のブロックが元ブロックと同様の順序でその更新論理ユニットを記録しているかどうかについて決定が行われる。図3Aに関して説明したように、ページタグ分だけ異なる論理ユニットを記録している場合には、2つのブロックは同様の順序であるとみなされる。2つのブロックが同様の順序である場合は、処理はステップ280へ進み、そうでなければ、ステップ290において、何らかのガーベッジコレクションを行う必要がある。
ステップ280:第2のブロックは第1のブロックと同一の順序なので、第2のブロックは、元ブロックである第1のブロックを置換するために使用される。更新処理は、その後、ステップ299で終了する。
ステップ290:所定の論理グループの各論理ユニットの最新バージョンが、第2のブロック(更新ブロック)および第1のブロック(元ブロック)から収集される。所定の論理グループの統合化された論理ユニットは、その後、第1のブロックと同様の順序で第3のブロックに書き込まれる。
ステップ292:第3のブロック(統合化されたブロック)は第1のブロックと同様の順序であるので、第3のブロックは、元ブロックである第1のブロックを置換するために使用される。更新処理は、その後、ステップ299で終了する。
ステップ299:閉鎖処理によって変化のない更新ブロックが作成されると、これが所定の論理グループにとっての新規の標準ブロックとなる。論理グループについての更新スレッドは終了される。
ステップ310:データの所定の論理グループ(例えば、LGx )について、LGx 内で論理セクタを更新するための要求が行われる(一例として、セクタ更新が挙げられる。一般的には、更新は、LGx 内の1つ以上の連続論理セクタのセグメントととなる)。
ステップ312:LGx に専用の更新ブロックがまだ存在しない場合、ステップ410へ進み、論理グループについて新規の更新スレッドを開始する。これは、論理グループの更新データを記録するのに専用の更新ブロックを割り当てることによって達成されることになる。開放されている更新ブロックが既にあれば、ステップ314へ進み、更新ブロックに対する更新セクタの記録を開始する。
ステップ314:現在の更新ブロックが既にカオス的(すなわち、非順次的)である場合には、そのままステップ510へ進み、要求された更新セクタをカオス的更新ブロックに記録する。現在の更新ブロックが順次的である場合、ステップ316へ進み、順次更新ブロックの処理を行う。
ステップ316:本発明の一特徴は、論理的な順次またはカオス的順序でデータを記録するように、更新ブロックを最初に一般的に設定することができるようにする。しかし、論理グループは、最終的にはそのデータを論理的な順次順序でメタブロックに記憶させるので、更新ブロックをできるだけ順次的に維持するのが望ましい。そうすれば、更新ブロックが閉鎖されてさらなる更新ができなくなった場合、ガーベッジコレクションは必要ないので、必要とされる処理が少なくなる。
一実施形態において、状況を守るためにこれ以上何もせず、処理は直接ステップ370へ進み、更新ブロックをカオス的なものにする更新が許容される。
他の実施形態において、強制的順次処理ステップ320が、保留中のカオス的更新の観点から順次更新ブロックをできるだけ保存するためにオプションとして行われる。2つの状況があり、どちらも、欠落したセクタを元ブロックからコピーして、更新ブロック上に記録された論理セクタの順次順序を維持するものである。第1の状況は、更新によって短いアドレスジャンプが生じることである。第2の状況は、更新ブロックを順次的に保つために、更新ブロックを早く閉鎖することである。強制的順次処理ステップ320は、以下のサブステップを含む。
ステップ330:更新によって、所定の量CB より大きい論理アドレスジャンプが生じる場合、処理はステップ350の強制的順次更新処理へと進み、そうでなければ、処理はステップ340へと進んで、強制的順次閉鎖の資格があるかどうかの検討を行う。
ステップ340:充填されていない物理セクタ数が、更新ブロックのサイズの半分が典型的な値である所定の設定パラメータCC を超える場合、更新ブロックは、比較的使用されず、早く閉鎖されることはない。処理はステップ370へ進み、更新ブロックは、カオス的となる。他方、更新ブロックがおおむね充填されている場合、既に十分に使っているとみなされるので、ステップ360へと進み、強制的順次閉鎖となる。
ステップ350:強制的順次更新により、現在の順次更新ブロックを、アドレスジャンプが所定量CB を超えない限り順次的なままとすることができる。基本的には、更新ブロックの関連する元ブロックからのセクタがコピーされて、アドレスジャンプによるギャップを埋める。よって、順次更新ブロックは、ステップ510へ進んで現在の更新を順次記録する前に、介在アドレス内のデータで埋められることになる。
ステップ360:強制的順次閉鎖により、現在の順次的な更新ブロックを、カオス的なものに変換するよりも保留中のカオス的更新によって既におおむね充填されていれば、閉鎖することができる。カオス的または非順次更新は、前述したアドレスジャンプ例外、逆方向アドレス遷移、またはアドレス反復の対象ではなく、順方向アドレス遷移を伴うものとして規定される。順次更新ブロックがカオス的更新によって変換されるのを防止するために、更新ブロックの未書き込みのセクタ位置が、更新ブロックの関連した元の部分的に廃止されたブロックからセクタをコピーすることによって充填される。元ブロックは、その後完全に廃止されて、消去することができる。現在の更新ブロックは、現在では、フルセットの論理セクタを有するので、元メタブロックを置き換える変化のないメタブロックとして閉鎖される。処理は、ステップ430へと進み、ステップ310において最初に要求された保留中のセクタ更新の記録を受け付けるために、新規の更新ブロックをその位置に割り当てる。
ステップ370:保留中の更新が順次順序でなく、オプションとして、強制的順次条件が満たされていない場合、処理がステップ510へ進むときに非順次アドレスを有する保留中の更新セクタが更新ブロックへ記録されるようにするために、順次更新ブロックは、カオス的なものに変換されることが許容される。カオス的更新ブロックの最大数が存在する場合に、変換が進む前に、最近最もアクセスされていないカオス的更新ブロックを閉鎖する必要がある。よって、カオス的更新ブロックの最大数が超えないようにする。最近最もアクセスされていないカオス的更新ブロックの識別は、ステップ420において説明した一般的な場合と同一であるが、カオス的更新ブロックだけに制約される。このときにカオス的更新ブロックを閉鎖することは、ステップ550において説明したような統合化によって達成される。
ステップ410:消去メタブロックを更新ブロックとして割り当てる処理は、所定のシステム制約が超えているかどうかを判断することから開始する。リソースは有限であるため、メモリ管理システムは、典型的には、更新ブロックの所定の最大数UMAX が並行して存在することを許容する。この制限は、順次更新ブロックとカオス的更新ブロックとの総計であり、設計パラメータである。好ましい実施形態において、この制限は、例えば、最大8つの更新ブロックである。また、システムリソースに対するさらなる高い需要により、並行して開放されているカオス的更新ブロックの最大数に対する対応する所定の制限があってもよい(例えば、4つ)。
よって、UMAX 個の更新ブロックが既に割り当てられていれば、次の割り当て要求は、既存の割り当てられたものの1つが閉鎖された後にはじめて満足することができるようになる。処理はステップ420へ進む。開放更新ブロックの数がCA を下回る場合には、処理は直接ステップ430へ進む。
ステップ430:割り当て要求は、新規のメタブロックを所定の論理グループLGx に専用の更新ブロックとして割り当てることで満足される。その後、処理はステップ510へ進む。
ステップ510:要求された更新セクタは、更新ブロックの次に使用可能な物理位置上に記録される。その後、処理はステップ520へ進み、更新ブロックを閉鎖する機が熟したかどうかが判断される。
ステップ520:さらなる更新を受け付けるための空間が更新ブロックにまだある場合には、ステップ570へ進む。そうでない場合には、ステップ522へ進み、更新ブロックを閉鎖する。現在の要求された書き込みが、ブロックが有する空間よりも多くの論理セクタを書き込もうとするものである場合に、更新ブロックを満たす実装例として2つのものがある。第1の実装例において、書き込み要求は2つの部分に分割され、第1の部分がブロックの最終物理セクタまで書き込む。その後、ブロックは閉鎖され、書き込みの第2の部分が、次に要求された書き込みとして扱われることになる。他方の実装例において、要求された書き込みは、ブロックが残りのセクタが埋め込まれて閉鎖されている間は保留される。要求された書き込みは、次に要求された書き込みとして扱われることになる。
ステップ522:更新ブロックが順次的であれば、ステップ530へと進み、順次閉鎖となる。更新ブロックがカオス的であれば、ステップ540へと進み、カオス的閉鎖となる。
ステップ530:更新ブロックが順次的かつ満杯であるので、そこに記憶された論理グループには変化がない。メタブロックは変化がなく、元のものを置換する。このとき、元ブロックは完全に廃止され、消去されてもよい。その後、処理はステップ570へと進み、所定の論理グループに対する更新スレッドは終了する。
ステップ540:更新ブロックは非順次的に充填され、いくつかの論理セクタの複数の更新を含む場合もあるので、ガーベッジコレクションが行われて、内部の有効なデータを救い出す。カオス的更新ブロックは、コンパクト化または統合化のいずれかが行われることになる。どちらの処理を行うかは、ステップ542において決定される。
ステップ542:コンパクト化を行うか、または統合化を行うかは、更新ブロックの重なり具合に依存する。論理セクタが複数回更新されていれば、その論理アドレスは非常に重なっている。更新ブロックに記録された同一の論理セクタの複数のバージョンがあることになり、最後に記録されたバージョンのみが、この論理セクタについて有効なものである。複数のバージョンを有する論理セクタを含む更新ブロックにおいて、別個の論理セクタの数は、論理グループの数よりはるかに少ないことになる。
ステップ550:カオス的更新ブロックが統合化されることになる場合、元ブロックと更新ブロックとが、統合化されたデータを含む新規の標準メタブロックに置換されることになる。統合化後、更新スレッドはステップ570において終了する。
ステップ560:カオス的更新ブロックがコンパクト化されることになる場合、コンパクト化されたデータを保持する新規の更新ブロックに置換されることになる。コンパクト化後、コンパクト化された更新ブロックの処理は、ステップ570において終了する。代わりに、更新ブロックが再び書き込まれるまで、コンパクト化を遅らせることもでき、これにより、介在する更新がないのに統合化に続いてコンパクト化が生じる可能性を排除する。新規の更新ブロックは、その後、LGx における更新への次の要求がステップ502において生じるときに、所定の論理ブロックのさらなる更新を行う際に使用されることになる。
ステップ570:閉鎖処理によって変化のない更新ブロックが作成される場合には、それが所定の論理グループの新規の標準ブロックになる。この論理グループの更新スレッドは終了することになる。閉鎖処理によって既存のものを置換する新規の更新ブロックが作成される場合には、この新規の更新ブロックは、所定の論理グループに対して要求される次の更新を記録するために使用されることになる。更新ブロックが閉鎖されない場合には、処理は、LGx 内の更新に対する次の要求がステップ310に生じる場合に継続する。
ステップ551:カオス的更新ブロックが閉鎖されている場合に、それを置換する新規のメタブロックが割り当てられることになる。
ステップ552:廃止されたセクタはすべて無視して、カオス的更新ブロックおよびその関連する元ブロック内の各論理セクタの最新バージョンを収集する。
ステップ554:収集された有効なセクタを新規のメタブロックに論理的な順次順序で記録して、変化のないブロック、すなわち、論理グループのすべての論理セクタが順次順序で記録されているブロックを形成する。
ステップ556:元ブロックを新規の変化のないブロックに置換する。
ステップ558:閉鎖された更新ブロックおよび元ブロックを消去する。
ステップ561:カオス的更新ブロックがコンパクト化されている最中に、それを置換する新規のメタブロックが割り当てられる。
ステップ562:コンパクト化されるべき既存のカオス的更新ブロック内の各論理セクタの最新バージョンを収集する。
ステップ564:収集されたセクタを新規更新ブロックに記録して、コンパクト化されたセクタを有する新規の更新ブロックを形成する。
ステップ566:既存の更新ブロックをコンパクト化されたセクタを有する新規の更新ブロックに置換する。
ステップ568:閉鎖された更新ブロックを消去する。
図12Aは、様々な動作下における、論理グループの予想されるすべての状態と、その状態間で予想される遷移とを示す。
図12Bは、論理グループの予想される状態を列挙する表である。論理グループの状態は、以下のように規定される。
1.変化なし:論理グループ内のすべての論理セクタが、論理的な順次順序で、ページタグ折り返しなどを使用して、1つのメタブロックに書き込まれている。
2.未書き込み:論理グループ内の論理セクタが全く書き込まれていない。論理グループは、グループアドレステーブルにおいて未書き込みとして印付けされ、割り当てられたメタブロックはない。このグループ内のすべてのセクタに対するホスト読み出しに応答して、予め定められたデータパターンが返される。
3.順次更新:論理グループ内のいくつかのセクタが、論理的な順次順序で、ページタグなどを使用してメタブロックに書き込まれ、これらのセクタによって、このグループの以前の変化なしの状態から対応する論理セクタが置換される。
4.カオス的更新:論理グループ内のいくつかのセクタが、論理的な非順次順序で、ページタグなどを使用してメタブロックに書き込まれ、これらのセクタによって、このグループの以前の変化なしの状態から対応する論理セクタが置換される。グループ内のセクタは、1回より多く書き込まれてもよく、最新のバージョンが、以前のすべてのバージョンを置換することになる。
図13Bは、メタブロックの予想される状態を列挙する表である。メタブロックの状態は、以下のように規定される。
1.消去済み:メタブロック内のすべてのセクタは消去される。
2.順次更新:メタブロックには、セクタが論理的な順次順序でページタグなどを使用して部分的に書き込まれている。すべてのセクタは、同一の論理グループに属する。
3.カオス的更新:メタブロックには、セクタが論理的な非順次順序で部分的または一杯に書き込まれている。任意のセクタは1回より多く書き込むことができる。すべてのセクタは、同一の論理グループに属する。
4.変化なし:メタブロックは、論理的な順次順序でページタグなどを使用して一杯に書き込まれている。
5.オリジナル:メタブロックは、以前は変化なしであったが、少なくとも1つのセクタがホストデータ更新によって廃止されている。
図14(A)は、第1の書き込み動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。ホストは、依然未書き込みの論理グループの1つ以上のセクタを、新規に割り当てられた消去済みメタブロックに、論理的な順次順序で書き込む。論理グループおよびメタブロックは、順次更新状態になる。
図14(B)は、第1の変化なし動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。以前に未書き込みだった順次更新論理グループは、すべてのセクタが順次的にホストによって書き込まれると、変化なしとなる。この遷移は、カードが残りの未書き込みのセクタを予め定められたデータパターンで埋めることによって、グループを充填する場合も生じうる。メタブロックは変化なしとなる。
図14(C)は、第1のカオス的動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。以前に未書き込みだった順次更新論理グループは、少なくとも1つのセクタが非順次的にホストによって書き込まれると、カオス的となる。
図14(D)は、最初のコンパクト化動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。以前に未書き込みだったカオス的更新論理グループ内のすべての有効なセクタが、旧ブロックから新規のカオス的メタブロックへコピーされ、旧ブロックは、その後消去される。
図14(E)は、最初の統合化動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。以前に未書き込みだったカオス的更新論理グループ内のすべての有効なセクタが、旧カオス的ブロックから移動されて、新規に割り当てられたブロックに論理的な順次順序で充填される。ホストによって書き込みされていないセクタには、予め定められたデータパターンが充填される。旧カオス的ブロックは、その後消去される。
図14(G)は、順次充填動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。順次更新論理グループは、そのすべてのセクタが順次的にホストによって書き込まれる場合に、変化なしとなる。これは、順次更新論理グループを変化無しとするために、元ブロックからの有効なセクタで充填する場合にも生じることがあり、その後、元ブロックは消去される。
図14(H)は、非順次書き込み動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。順次更新論理グループは、少なくとも1つのセクタが非順次的にホストによって書き込まれる場合に、カオス的となる。非順次的セクタの書き込みは、更新ブロック内または対応する元ブロック内のいずれかの有効なセクタを廃止することがあってもよい。
図14(I)は、コンパクト化動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。カオス的更新論理グループ内のすべての有効なセクタは、旧ブロックから新規のカオス的メタブロックへコピーされて、旧ブロックは、その後消去される。元ブロックは、影響を受けない。
図14(J)は、統合化動作についての論理グループおよびメタブロック遷移に対応する状態図である。カオス的更新論理グループ内のすべての有効なセクタは、旧カオス的ブロックおよび元ブロックからコピーされて、新規に割り当てられた消去ブロックは論理的な順次順序で充填される。その後、旧カオス的ブロックおよび元ブロックは消去される。
図15は、割り当てのための開放または閉鎖された更新ブロックおよび消去ブロックの状況を追跡するための割り当てブロックリスト(ABL)の構造の好ましい実施形態を示す。割り当てブックリスト(ABL)610は、コントローラRAM130に保持され、消去されたブロックの割り当て、割り当てられた更新ブロック、関連するブロック、および制御構造の管理を行うことができ、また正確な論理/物理アドレス変換を可能にする。好ましい実施形態において、ABLは、消去済みブロックのリストと、開放更新ブロックリスト614と、閉鎖更新ブロックリスト616とを含む。
順次更新ブロックは、論理的に順次順序でデータを記憶しているので、ブロック内の任意の論理セクタは、容易に位置決定することができる。カオス的更新ブロックは、その論理セクタを順序がばらばらに記憶し、論理セクタの複数の更新生成物を記憶してもよい。各有効な論理セクタがカオス的更新ブロックのどこにあるかを追跡するために、追加の情報を保持しなければならない。
ステップ650:所定の論理グループの所定の論理セクタの位置決定を開始する。
ステップ652:CBIブロック内の最終書き込みCBIセクタを位置決定する。
ステップ654:最終書き込みCBIセクタのカオス的ブロック情報フィールドを検索することによって、所定の論理グループに関連したカオス的更新ブロックまたは元ブロックを位置決定する。このステップは、ステップ662の前であればいつでも行うことができる。
ステップ658:最終書き込みCBIセクタが所定の論理グループ宛であれば、CBIセクタは位置決定される。ステップ662へ進む。そうでなければ、ステップ660へ進む。
ステップ660:最終書き込みCBIセクタのセクタインデックスフィールドを検索することによって、所定の論理グループについてのCBIセクタを位置決定する。
ステップ662:位置決定されたCBIセクタのカオス的ブロックインデックスフィールドを検索することによって、カオス的ブロックまたは元ブロック内の所定の論理セクタを位置決定する。
好ましい実施形態において、インデックスの管理を促進するために、間接インデックス付け手法が取られる。セクタインデックスの各エントリは、直接および間接フィールドを有する。
ステップ670:各論理グループを複数のサブグループに分割して、CBIセクタを各サブグループに割り当てる。
ステップ680:所定の論理グループの所定のサブグループの所定の論理セクタの位置決定を開始する。
ステップ682:CBIブロック内の最終書き込みCBIセクタを位置決定する。
ステップ684:最終書き込みCBIセクタのカオス的ブロック情報フィールドを検索することによって、所定のサブグループに関連したカオス的更新ブロックまたは元ブロックを位置決定する。このステップは、ステップ696の前であればいつでも行うことができる。
ステップ686:最終書き込みCBIセクタが所定の論理グループ宛である場合には、ステップ691へ進む。そうでなければ、ステップ690へ進む。
ステップ690:最終書き込みCBIセクタの間接セクタインデックスフィールドを検索することによって、所定の論理グループについての複数のCBIセクタの最終書き込みを位置決定する。
ステップ691:所定の論理グループについてのサブグループの1つに関連したCBIセクタが少なくとも位置決定されている。続く。
ステップ692:位置決定されたCBIセクタが所定のサブグループ宛である場合には、この所定のサブグループについてのCBIセクタが位置決定される。ステップ696へ進む。そうでなければ、ステップ694へ進む。
ステップ694:現在の位置決定されたCBIセクタの直接セクタフィールドを検索することによって、所定のサブグループについてのCBIセクタを位置決定する。
ステップ696:所定のサブグループについてのCBIセクタのカオス的ブロックインデックスフィールドを検索することによって、カオス的ブロックまたは元ブロック内の所定の論理セクタを位置決定する。
カオス的更新ブロックが閉鎖されると、CBIセクタが、セクタ内のカオス的ブロック情報フィールドから除去されたブロックの論理および物理アドレスと共に書き込まれる。RAM内の対応するカオス的セクタリストは、使用されなくなる。
CBIブロック620が満杯になると、有効なCBIセクタが割り当てられた消去済みブロックにコピーされ、以前のCBIブロックは消去される。
図2に示されている論理/物理アドレス変換モジュール140は、ホストの論理アドレスをフラッシュメモリ内の対応する物理アドレスに関連付ける役割を担う。論理グループと物理グループ(メタブロック)との間のマッピングが、不揮発性フラッシュメモリ200および揮発性だが動作が速いRAM130(図1参照)に分散されたテーブルおよびリストのセット内に記憶される。アドレステーブルは、フラッシュメモリに保持され、メモリシステム内の各論理グループについてのメタブロックアドレスを含む。加えて、最近書き込まれたセクタについての論理/物理アドレス記録は、RAMに一時的に保持される。これらの揮発性記録は、電源投入後にシステムを初期化するときに、フラッシュメモリ内のブロックリストおよびデータセクタヘッダから再構築することができる。よって、フラッシュメモリ内のアドレステーブルは、たまに更新されればよく、制御データについてのオーバーヘッド書き込み動作の割合が減ることになる。
開放更新ブロックリストは、更新されたホストセクタデータについて現在開放されているデータ更新ブロックのコントローラRAM内のリストである。あるブロックに対するエントリは、ブロックが閉鎖されると、閉鎖更新ブロックリストに移動される。閉鎖更新ブロックリストは、閉鎖されているデータ更新ブロックのコントローラRAM内のリストである。リスト内のエントリのサブセットは、制御書き込み動作中に、グループアドレステーブル内のセクタに移動される。
図2に示されている消去ブロックマネージャ160は、ディレクトリおよびシステム制御情報を保持するためのリストのセットを使用して、消去ブロックを管理する。これらのリストは、コントローラRAM130およびフラッシュメモリ200に分散されている。消去されたメタブロックがユーザデータの記憶のため、またはシステム制御データ構造の記憶のために割り当てられなければならない場合には、コントローラRAMに保持された割り当てブロックリスト(ABL)(図15参照)内の次に使用可能なメタブロック番号が選択される。同様に、メタブロックが廃棄後に消去される場合には、その番号が、同じくコントローラRAMに保持されたクリア済みブロックリスト(CBL)に追加される。比較的静的なディレクトリおよびシステム制御データが、フラッシュメモリ内に記憶される。これらには、消去済みブロックリストと、フラッシュメモリ内のすべてのメタブロックの消去された状態のビットマップ(MAP)リストとが含まれる。消去済みブロックリストおよびMAPは、個別のセクタに記憶され、MAPブロックとして知られる専用のメタブロックに記録される。これらのリストは、コントローラRAMおよびフラッシュメモリに分散されて、消去済みメタブロックの使用を効率的に管理するための消去済みブロック記録の階層を提供する。
消去済みブロックバッファ(EBB)774は、MAPセクタ780から、または(後述する)CBBリスト776からのいずれかから先に転送され、かつABL充填動作中にABL610へ転送に使用可能である消去済みブロックアドレスを含む。
クリアされたブロックバッファ(CBB)776は、CBLを空にする動作中にCBL740から転送され、かつMAPセクタ780またはEBBリスト774へ後に転送される消去済みブロックのアドレスを含む。
前に説明したように、ABL610は、使用のために割り当てられるであろう消去済みメタブロック、およびデータ更新ブロックとして最近割り当てられたメタブロックについてのアドレスエントリを有するリストである。ABL内のブロックアドレスの実際の数は、上限と下限という、システム設計の変数の間にある。製造中にフォーマットされたABLエントリの数は、カードの種類と容量との関数である。加えて、システムの寿命の終わりが近づくとABL内のエントリの数が減少するのは、使用可能な消去済みブロックの数が寿命内でのブロックの障害によって減少するためである。例えば、充填動作の後、ABL内のエントリは、以下の目的のために使用可能なブロックを指定してもよい。ブロック毎に1つのエントリを有する部分的に書き込まれたデータ更新ブロックについてのエントリであり、同時に開放されている更新ブロックの最大数についてのシステム制限を越えないもの。データ更新ブロックとして割り当てるための消去済みブロックについての1個から12個の間のエントリ。制御ブロックとして割り当てるための消去済みブロックについての4つのエントリ。
ABL610が割り当てによって使い尽くされると、再充填される必要があることになる。ABLを充填する動作は、制御書き込み動作中に生じる。これは、ブロックを割り当てなければならない場合にトリガされるが、ABLには、データ更新ブロックとして割り当てるため、またはいくつかの他の制御データ更新ブロックのために使用可能な消去済みブロックエントリが十分には含まれていない。制御書き込み中に、ABL充填動作は、GAT更新動作と並行して行われる。
1.現在のデータ更新ブロックの属性を有するABLエントリは保持される。
2.閉鎖データ更新ブロックの属性を有するABLエントリは、このブロックについてのエントリが並行GAT更新動作において書き込み中でなければ保持され、書き込み中であれば、このエントリはABLから除去される。
3.割り当てられていない消去ブロックについてのABLエントリは保持される。
4.ABLは、エントリの除去によって生じたギャップを除去するためにコンパクト化され、エントリの順序が維持される。
5.ABLは、EBBリストから次に使用可能なエントリをつけることによって完全に充填される。
6.ABBリストは、ABL内の現在のエントリで上書きされる。
CBLは、消去済みブロックエントリの数に対するABLと同じ制限を有する、コントローラRAM内の消去済みブロックアドレスのリストである。CBLを空にする動作は、制御書き込み動作中に生じる。したがって、この動作は、ABL充填/GAT更新動作、またはCBIブロック書き込み動作と並行して行われる。CBLを空にする動作において、エントリはCBL740から除去されて、CBBリスト776に書き込まれる。
MAPセクタ780およびEBMセクタ760内の消去ブロック情報間のMAP交換動作は、EBBリスト774が空の場合に、制御書き込み動作中に周期的に生じてもよい。システム内のすべての消去済みメタブロックは、EBMセクタ760内に記録され、MAPセクタ780はなく、MAP交換は行われない。MAP交換動作中に、EBB774に消去済みブロックを入力するMAPセクタは、送信元MAPセクタ782とみなされる。逆に、CBB776から消去済みブロックを受信するMAPセクタは、送信先MAPセクタ784とみなされる。MAPセクタが1つだけ存在する場合は、以下に規定するように、送信元および送信先MAPセクタの両方としての役割を果たす。
1.送信元MAPセクタが、増分ポインタに基づいて選択される。
2.送信先MAPセクタが、送信元MAPセクタ内ではない最初のCBBエントリ内のブロックアドレスに基づいて選択される。
3.送信先MAPセクタが、CBB内の該当エントリによって規定されたように更新され、当該エントリは、CBBから除去される。
4.別個の送信元MAPセクタが存在しなければ、更新された送信先MAPセクタが、MAPブロックに書き込まれる。
5.送信元MAPセクタが、CBB内の該当エントリによって規定されたように更新され、当該エントリは、CBBから除去される。
6.CBB内の残りのエントリが、EBBに付加される。
7.EBBには、送信元MAPセクタから規定された消去済みブロックアドレスができる限り充填される。
8.更新済みの送信元MAPセクタが、MAPブロック内に書き込まれる。
9.更新済みのEBMセクタが、MAPブロック内に書き込まれる。
図18は、様々なリスト間の制御およびディレクトリ情報の分配および流れを示す。便宜のために、リストの要素間でエントリを移動する動作、またはエントリの属性を変更する動作は、[A]から[O]として図18に示され、以下のようなものである。
[A]消去済みブロックがホストデータについての更新ブロックとして割り当てられる場合には、そのエントリのABL内にある属性は、消去済みABLブロックから開放更新ブロックに変更される。
[B]消去されたブロックが制御ブロックとして割り当てられる場合には、ABL内のそのエントリが除去される。
[C]ABLエントリが開放更新ブロック属性と共に作成される場合には、更新中の論理グループについての元メタブロックアドレスを記録するために、関連する元ブロックフィールドがエントリに付加される。この情報は、GATから取得される。
[D]更新ブロックが閉鎖されると、そのエントリのABL内にある属性は、開放更新ブロックから閉鎖更新ブロックへ変更される。
[E]更新ブロックが閉鎖されると、その関連する元ブロックは消去されて、ABL内にあるそのエントリ内の関連する元ブロックフィールドの属性は、消去済み元ブロックに変更される。
[F]ABL充填動作中、同一の制御書き込み動作中にGAT内でアドレスが更新された閉鎖更新ブロックはどれでも、そのエントリがABLから除去される。
[G]ABL充填動作中、閉鎖更新ブロックについてのエントリがABLから除去されると、その関連する消去済みの元ブロックについてのエントリが、CBLへ移動される。 [H]制御ブロックが消去されると、それについてのエントリが、CBLへ追加される。
[I]ABL充填動作中、消去済みブロックエントリが、EBBリストからABLへ移動され、消去済みABLブロックの属性が与えられる。
[J]ABL充填動作中のすべての該当ABLエントリの修正後、ABL内のブロックアドレスが、ABBリスト内のブロックアドレスに取って代わる。
[K]制御書き込み中にABL充填動作と並行して、CBL内の消去済みブロックについてのエントリが、CBBリストへ移動される。
[L]MAP交換動作中、すべての該当エントリが、CBBリストからMAP送信先セクタへ移動される。
[M]MAP交換動作中、すべての該当エントリが、CBBリストからMAP送信元セクタへ移動される。
[N]MAP交換動作中の[L]および[M]に続いて、すべての残りのエントリが、CBBリストからEBBリストへ移動される。
[O]MAP交換動作中の[N]に続いて、可能であれば、[M]において移動されたもの以外のエントリが、MAP送信元セクタから移動されて、EBBリストを充填する。
フラッシュメモリ内の論理セクタの物理位置を位置決定するために、図2に示されている論理/物理アドレス変換モジュール140は、論理/物理アドレス変換を行う。最近更新された論理グループを除いて、大量の変換を、フラッシュメモリ200またはコントローラRAM130内のGATキャッシュ内にあるグループアドレステーブル(GAT)を使用して行うことになる可能性がある。最近更新された論理グループについてのアドレス変換は、主にコントローラRAM130内にある更新ブロックについてのアドレスリストを検索することを必要とすることになる。したがって、論理セクタアドレスについての論理/物理アドレス変換のための処理は、セクタが位置する論理グループに関連したブロックの種類に依存する。ブロックの種類には、変化のないブロックと、順次データ更新ブロックと、カオス的データ更新ブロックと、閉鎖データ更新ブロックとがある。
ステップ800:論理セクタアドレスが与えられる。
ステップ810:コントローラRAM内の開放更新ブロックリスト614(図15および18参照)内の所定の論理アドレスが検索される。検索が失敗すると、ステップ820へ進み、そうでなければ、ステップ830へ進む。
ステップ820:閉鎖更新ブロックリスト616内の所定の論理アドレスを検索する。検索が失敗すると、所定の論理アドレスはどの更新処理の一部でもないことになり、GATアドレス変換のためのステップ870へ進む。そうでなければ、閉鎖更新ブロックアドレス変換のためのステップ860へ進む。
ステップ830:所定の論理アドレスを含む更新ブロックが順次であれば、順次更新ブロックアドレス変換のためのステップ840へ進む。そうでなければ、カオス的更新ブロックアドレス変換のためのステップ850へ進む。
ステップ840:順次更新ブロックアドレス変換を使用して、メタブロックアドレスを取得する。ステップ880へ進む。
ステップ850:カオス的更新ブロックアドレス変換を使用して、メタブロックアドレスを取得する。ステップ880へ進む。
ステップ860:閉鎖更新ブロックアドレス変換を使用して、メタブロックアドレスを取得する。ステップ880へ進む。
ステップ870:グループアドレステーブル(GAT)変換を使用して、メタブロックアドレスを取得する。ステップ880へ進む。
ステップ880:メタブロックアドレスを物理アドレスに変換する。変換方法は、メタブロックが再リンクされているかどうかに依存する。
ステップ890:物理セクタアドレスが取得される。
順次更新ブロックアドレス変換(ステップ840)
順次更新ブロックに関連した論理グループ内の対象論理セクタアドレスについてのアドレス変換は、以下のように、開放更新ブロックリスト614内の情報から直接達成される(図15および18)。
1.リスト内の「ページタグ」フィールドおよび「書き込みセクタの数」フィールドから、対象論理セクタが更新ブロックにあるか、またはその関連する元ブロックにあるかどうかを判断する。
2.対象論理セクタに適切なメタブロックアドレスが、リストから読み出される。
3.メタブロック内のセクタアドレスが、適切な「ページタグ」フィールドから決定される。
カオス的更新ブロックに関連した論理グループ内の対象論理セクタアドレスについてのアドレス変換シーケンスは、以下の通りである。
1.RAM内のカオス的セクタリストから、セクタが最近書き込まれたセクタであると判断される場合には、アドレス変換は、このリスト内のその位置から直接達成されてもよい。
2.CBIブロック内の直近に書き込まれたセクタは、そのカオス的ブロックデータフィールド内に、対象論理セクタアドレスに該当するカオス的更新ブロックの物理アドレスを含む。また、その間接セクタインデックスフィールド内に、このカオス的更新ブロックに関連する最終書き込みCBIセクタのCBIブロック内のオフセットを含む(図16A〜16E参照)。
3.これらのフィールド内の情報は、RAM内にキャッシュされ、後続のアドレス変換中にセクタを読み出す必要をなくしている。
4.間接セクタインデックスフィールドによってステップ3において識別されたCBIセクタが読み出される。
5.直近にアクセスされたカオス的更新サブグループについての直接セクタインデックスフィールドは、RAM内にキャッシュされ、同一のカオス的更新ブロックに対する繰り返しのアクセスのためのステップ4における読み出しを行う必要をなくしている。
6.ステップ4または5において読み出された直接セクタインデックスフィールドは、対象論理セクタアドレスを含む論理サブグループに関連するCBIセクタを識別する。
7.対象論理セクタアドレスについてのカオス的ブロックインデックスエントリは、ステップ6において識別されたCBIセクタから読み出される。
8.直近に読み出されたカオス的ブロックインデックスフィールドは、コントローラRAM内にキャッシュされてもよく、同一の論理サブグループに対する繰り返しのアクセスのためのステップ4およびステップ7における読み出しを行う必要をなくしている。
9.カオス的ブロックインデックスエントリは、カオス的更新ブロックまたは関連する元ブロックのいずれかの内に対象論理セクタの位置を規定する。対象論理セクタの有効コピーが元ブロック内にあれば、元メタブロックおよびページタグ情報を使用して位置決定される。
閉鎖更新ブロックに関連した論理ブロックループ内の対象論理セクタアドレスについてのアドレス変換は、以下のように、閉鎖ブロック更新リスト内の情報から直接達成することができる(図18参照)。
1.対象論理グループに割り当てられたメタブロックアドレスは、リストから読み出される。
2.メタブロック内のセクタアドレスは、リスト内の「ページタグ」フィールドから決定される。
論理グループが開放または閉鎖ブロック更新リストのいずれかによって参照されない場合には、GAT内のそのエントリは有効である。GATによって参照される論理グループ内の対象論理セクタアドレスについてのアドレス変換シーケンスは、以下の通りである。
1.RAM内の使用可能なGATキャッシュの範囲を評価して、対象論理グループについてのエントリがGATキャッシュ内に含まれるかどうかを判断する。
2.対象論理グループがステップ1において見つかった場合、GATキャッシュは、メタブロックアドレスおよびページタグを含む全グループアドレス情報を含み、対象論理セクタアドレスの変換が可能となる。
3.対象アドレスがGATキャッシュ内にない場合、GATインデックスを対象GATブロックについて読みだして、対象論理グループアドレスに関するGATセクタの位置を識別しなければならない。
4.最後にアクセスされたGATブロックについてのGATインデックスは、コントローラRAM内に保持され、フラッシュメモリからセクタを読み出す必要なくアクセスされてもよい。
5.各GATブロックについてのメタブロックアドレスのリストと、各GATブロック内に書き込まれたセクタの数とが、コントローラRAM内に保持される。必要なGATインデックスがステップ4において使用可能でない場合、フラッシュメモリからすぐに読み出されてもよい。
6.対象論理グループアドレスに関するGATセクタは、ステップ4またはステップ6において取得されたGATインデックスによって規定されたGATブロック内のセクタ位置から読み出される。GATキャッシュが、対象エントリを含むセクタの再分割部分によって更新される。
7.対象セクタアドレスは、対象GATエントリ内のメタブロックアドレスおよび「ページタグ」フィールドから取得される。
メタブロックが再リンクされていることをメタブロックアドレスに関連したフラグが示されている場合、該当LTセクタがBLMブロックから読み出されて、対象セクタアドレスについての消去ブロックアドレスであると決定する。そうでなければ、消去ブロックアドレスは、メタブロックアドレスから直接決定される。
図20は、メモリ管理の動作中に、制御データ構造に対して行われる動作の階層を示す。データ更新管理動作は、RAM内にある様々なリストに対して作用する。制御書き込み動作は、様々な制御データセクタおよびフラッシュメモリ内の専用ブロックに対して作用し、またRAM内のリストとデータを交換する。
CBIセクタが、前に説明したように、あるカオス的セクタ書き込み動作後に書き込まれる。CBIブロックが一杯になると、有効なCBIセクタが、割り当てられた消去済みブロックにコピーされ、以前のCBIブロックは消去される。
MAP交換動作が、前に説明したように、EBMセクタ内のEBBリスト内に消去済みブロックエントリがこれ以上ない場合に行われる。
ブートセクタが、MAPAブロックが書き換えられる度に現在のブートブロック内に書き込まれる。ブートブロックが一杯になると、有効なブートセクタは、ブートブロックの現在のバージョンからバックアップバージョンへコピーされ、その後、現在のバージョンとなる。以前の現在のバージョンは消去されて、バックアップバージョンとなり、そこに有効なブートセクタは書き戻される。
制御データの例として、図20に関して説明したような、メモリブロック管理システムに関するディレクトリ情報およびブロック割り当て情報がある。前述したように、制御データは、高速RAMおよびより低速な不揮発性メモリブロックの両方において保持される。頻繁に変化する制御データはいずれも、不揮発性メタブロックに記憶された対応する情報を更新するために、周期的な制御書き込みを伴うRAMに保持される。このように、制御データは、頻繁なアクセスを必要としない、不揮発だが低速のフラッシュメモリに記憶される。図20に示されているGAT、CBI、MAP、MAPAのような制御データ構造の階層をフラッシュメモリ内に保持する。よって、制御書き込み動作により、RAM内の制御データ構造からの情報が、フラッシュメモリ内の対応する制御データ構造を更新する。
本発明の他の態様によれば、ブロック管理システムを伴う不揮発性メモリにおいて、データを記録するために同時に開放されている更新ブロックの第1の所定最大数までサポートするシステムのために、改良されたブロック置換手法が実施される。更新ブロックは、主に連続更新ブロックであって、当該連続更新ブロックにおいて、データが論理的に連続した順序で記録されているが、そのブロック数は、データが論理的に連続した順序で記録されないカオス的更新ブロックであることが許容された第2の所定最大数までである。更新ブロックの新規の割り当てによって更新ブロックのプールが第1または第2の所定最大数を超えるような場合にはいつでも、当該制限に従うようにプール内の既存のブロックのうちの1つが閉鎖および削除されることになる。更新ブロックを閉鎖する前に、そのデータは連続ブロックに統合される。この改良された手法は、連続的な更新が過度のカオス的ブロック統合数を生じさせ得る状況を回避するためのものである。これは、連続更新ブロックとカオス的更新ブロックとをそれぞれの置換または統合プールに分離することによって達成される。特に、連続更新によって新規の更新ブロックの割り当てが第1の所定最大数を超える場合には、プール内の最も長時間使用されていない連続更新ブロックが、空きを作るために優先される。
図23Aは、図22において説明したような「5−2」構成の更新プールを概略的に示す。この例において、更新プールは、最大5つの許容更新ブロックで完全に埋められている。更新プールは、3つの連続更新ブロックS1、S2およびS3を含む連続プール1200と、最大2つのカオス的または不連続更新ブロックC4およびC5を含むカオス的プール1300とにさらに分割される。この例は、最もアクティブでないブロックが偶然にも1201のS3のような連続更新ブロックであるという第1の状況を示す。
図24Aは、図22において説明したような「5−2」構成の更新プールを概略的に示す。この例において、更新プールは、最大5つの許容更新ブロックで完全に埋められている。更新プールは、3つの連続更新ブロックS1、S2およびS3を含む連続プール1200と、最大2つのカオス的または不連続更新ブロックC4およびC5を含むカオス的プール1300とにさらに分割される。この例は、最もアクティブでないブロックが偶然にも1301のC4のようなカオス的更新ブロックであるという第2の状況を示す。
ステップ1252:不揮発性メモリをブロックに組織化し、各ブロックは共に消去可能なデータを記憶するためのものである。
ステップ1254:データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定数まで割り当てる。
ステップ1256:新規の更新ブロックの割り当てが当該所定数を超えるようになる場合にはいつでも、直近にアクセスされた更新ブロックのうちの1つを閉鎖して、新規更新ブロック用に空きを作る。
ステップ1354:データの論理ユニットを論理的に不連続な順序で記憶するための開放更新ブロックのうち、更新ブロックの第2の所定数まで割り当てる。
ステップ1356:不連続更新ブロックの数が第2の所定数を超えるようになる場合にはいつでも、最も長時間アクセスされていない不連続更新ブロックのうちの1つを閉鎖して、第2の所定数を超えないようにする。
図26Aは、図22において説明したような「5−2」構成の更新プールを概略的に示す。この例において、更新プールは、最大5つの許容更新ブロックで完全に埋められている。更新プールは、3つの連続更新ブロックS1、S2およびS3を含む連続プール1200と、最大2つのカオス的または不連続更新ブロックC4およびC5を含むカオス的プール1300とにさらに分割される。この例は、最もアクティブでないブロックが偶然にも1301のC4のようなカオス的更新ブロックであるという、図24Aにおけるのと同様の状況を示す。さらに、この例は、連続ブロック1202のS3が連続プール1200のうち最もアクティブでないことを示す。
図27Aは、図22において説明したような「5−2」構成の更新プールを概略的に示す。この例において、更新プールは、最大5つの許容更新ブロックで完全に埋められている。更新プールは、3つの連続更新ブロックS1、S2およびS3を含む連続プール1200と、最大2つのカオス的または不連続更新ブロックC4およびC5を含むカオス的プール1300とにさらに分割される。この例は、最もアクティブでないブロックが偶然にも1201のS6のような連続更新ブロックであることを示す。さらに、この例は、カオス的ブロックである1302のC4を、カオス的プール1300のうちで最もアクティブでないものとすることを示す。
ステップ1400:不揮発性メモリをブロックに組織化し、各ブロックは共に消去可能なデータを記憶するためのものである。
ステップ1402:データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定数まで割り当てる。
ステップ1406:連続データを書き込むための書き込みコマンドに応じて、データの論理ユニットを連続順序で更新ブロックに書き込む。
ステップ1408:データの連続論理ユニットをさらに書き込むために閉鎖される更新ブロックについて満たされた所定の条件に応じて、新規の更新ブロックを割り当てて書き込みを継続し、新規の割り当てが第1の所定数を超えるようであれば、最も長時間アクセスされていない連続順序の更新ブロックを、最も長時間アクセスされていない不連続な順序の更新ブロックのいずれよりも優先的に閉鎖する。
ステップ1410:不揮発性メモリをブロックに組織化し、各ブロックは共に消去可能なデータを記憶するためのものである。
ステップ1412:データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定数まで割り当てる。
ステップ1416:データの論理ユニットを論理的に不連続な順序で記憶するための開放更新ブロックのうち、更新ブロックの第2の所定数まで割り当てる。
ステップ1418:論理的に連続した順序でデータを記憶するための更新ブロックの導入が第1の所定数を超えるようになる場合にはいつでも、論理的に連続した順序のデータを含む最も長時間アクセスされていない更新ブロックを閉鎖して、導入された更新ブロック用に空きを作る。
ステップ1420:論理的に不連続な順序でデータを記憶するための更新ブロックの導入が第2の所定数を超えるようになる場合にはいつでも、論理的に不連続な順序のデータを含む最も長時間アクセスされていない更新ブロックを閉鎖して、導入された更新ブロック用に空きを作る。
ステップ1430:不揮発性メモリをブロックに組織化し、各ブロックは共に消去可能なデータを記憶するためのものである。
ステップ1432:データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定最大数までのプールを提供する。
ステップ1436:更新ブロックを属性のセットに基づいて分類するための予め定められたクラスのセットを提供し、各クラスは関連する所定最大数の更新ブロックまでのサブプールをサポートする。
ステップ1438:それぞれのサブプール内の置換されるべき更新ブロックを特定するために、予め定められたクラスのセットに対応する置換規則のセットを提供する。
ステップ1440:プール内の更新ブロックを対応するサブプールにグループ化する。
ステップ1442:同一のクラスの他の更新ブロックが導入されつつある場合にはいつでも、関連する所定最大数の更新ブロックを含むサブプール内にある最もアクティブでない更新ブロックを閉鎖および削除する。
Claims (23)
- 共に消去可能なデータの論理ユニットを記憶するためのブロックから各々なる、複数のブロックに組織化された不揮発性メモリにおける、データを前記メモリに記憶する方法であって、
データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックとして、第1の所定ブロック数まで割り当てるステップと、
データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定最大数までのプールを提供するステップと、
更新ブロックを属性のセットに基づいて分類するための予め定められたクラスのセットを提供するステップであって、各クラスは、関連する所定最大数の更新ブロックまでのサブプールをサポートするステップと、
対応する置換規則のセットを前記予め定められたクラスのセットに提供して、それぞれのサブプール内の置換されるべき前記更新ブロックを特定するステップと、
前記プール内の前記更新ブロックを対応するサブプールにグループ化するステップと、
同一のクラスの他の更新ブロックが導入されつつある場合にはいつでも、前記関連する所定最大数の更新ブロックを含むサブプール内にある最もアクティブでない更新ブロックを閉鎖および削除するステップであって、前記削除される更新ブロックは、同一のクラス用の前記対応する置換規則に従って選択されるステップと、
を含む方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記属性のセットは、論理的に連続した順序でデータを記憶するブロックを含む方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記属性のセットは、論理的に不連続な順序でデータを記憶するブロックを含む方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記属性のセットは、前記メモリを動作させることに関連したシステムデータを記憶するブロックを含む方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記メモリは、フラッシュEEPROMである方法。 - 請求項1記載の方法であって、
前記メモリは、NAND構造を有する方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記メモリは、着脱可能なメモリカード上にある方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記不揮発性メモリは、フローティングゲート構造のメモリセルを有する方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記不揮発性メモリは、誘電体層構造のメモリセルを有する方法。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法において、
前記メモリは、1ビットのデータをそれぞれ記憶するメモリセルを有する方法。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法において、
前記メモリは、1ビット以上のデータをそれぞれ記憶するメモリセルを有する方法。 - 不揮発性メモリであって、
ブロックに組織化されたメモリであって、各ブロックは、共に消去可能なメモリユニットに分割され、各メモリユニットは、データの論理ユニットを記憶するためのものであるメモリと、
データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定最大数までのプールと、
更新ブロックを属性のセットに基づいて分類するための予め定められたクラスのセットであって、各クラスは、関連する所定最大数の更新ブロックまでのサブプールをサポートするセットと、
それぞれのサブプール内の置換されるべき前記更新ブロックを特定するための、前記予め定められたクラスのセットに対応する置換規則のセットと、
クラス毎に更新ブロックを含むサブプールのセットと、
前記ブロックの動作を制御するためのコントローラであって、前記動作は、
同一のクラスの他の更新ブロックが導入されつつある場合にはいつでも、前記関連する所定最大数の更新ブロックを含むサブプール内にある更新ブロックを閉鎖および削除し、前記削除される更新ブロックは、同一のクラス用の前記対応する置換規則に従って選択されることを含むコントローラと、
を備える不揮発性メモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記属性のセットは、論理的に連続した順序でデータを記憶するブロックを含むメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記属性のセットは、論理的に不連続な順序でデータを記憶するブロックを含むメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記属性のセットは、前記メモリを動作させることに関連したシステムデータを記憶するブロックを含むメモリ。 - 請求項12記載のメモリであって、
前記メモリは、フラッシュEEPROMであるメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記メモリは、NAND構造を有するメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記メモリは、着脱可能なメモリカード上にあるメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記不揮発性メモリは、フローティングゲート構造のメモリセルを有するメモリ。 - 請求項12記載のメモリにおいて、
前記不揮発性メモリは、誘電体層構造のメモリセルを有するメモリ。 - 不揮発性メモリであって、
ブロックに組織化されたメモリであって、各ブロックは、共に消去可能なメモリユニットに分割され、各メモリユニットは、データの論理ユニットを記憶するためのものであるメモリと、
データの論理ユニットの更新を記憶するために同時に開放中の更新ブロックの第1の所定最大数までのプールと、
更新ブロックを属性のセットに基づいて分類するための予め定められたクラスのセットであって、各クラスは、関連する所定最大数の更新ブロックまでのサブプールをサポートするセットと、
それぞれのサブプール内の置換されるべき前記更新ブロックを特定するための、前記予め定められたクラスのセットに対応する置換規則のセットと、
クラス毎に更新ブロックを含むサブプールのセットと、
同一のクラスの他の更新ブロックが導入されつつある場合にはいつでも、前記関連する所定最大数の更新ブロックを含むサブプール内にある更新ブロックを閉鎖するおよび削除する手段であって、前記削除される更新ブロックは、同一のクラス用の前記対応する置換
規則に従って選択される手段と、
を備える不揮発性メモリ。 - 請求項12〜21のいずれか一項に記載のメモリにおいて、
前記メモリは、1ビットのデータをそれぞれ記憶するメモリセルを有するメモリ。 - 請求項12〜21のいずれか一項に記載のメモリにおいて、
前記メモリは、1ビット以上のデータをそれぞれ記憶するメモリセルを有するメモリ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/532,467 US7774392B2 (en) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | Non-volatile memory with management of a pool of update memory blocks based on each block's activity and data order |
US11/532,456 US7779056B2 (en) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | Managing a pool of update memory blocks based on each block's activity and data order |
PCT/US2007/078311 WO2008033952A2 (en) | 2006-09-15 | 2007-09-12 | Non-volatile memory and method for class-based update block replacement rules |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010503929A JP2010503929A (ja) | 2010-02-04 |
JP2010503929A5 JP2010503929A5 (ja) | 2010-10-28 |
JP4682261B2 true JP4682261B2 (ja) | 2011-05-11 |
Family
ID=39185714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009528456A Expired - Fee Related JP4682261B2 (ja) | 2006-09-15 | 2007-09-12 | 不揮発性メモリおよびクラスベースの更新ブロック置換規則のための方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4682261B2 (ja) |
KR (1) | KR101430097B1 (ja) |
TW (1) | TWI340899B (ja) |
WO (1) | WO2008033952A2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101526497B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2015-06-10 | 삼성전자주식회사 | 시스템 온 칩 및 이에 대한 정보 처리 방법 |
JP5175703B2 (ja) * | 2008-12-11 | 2013-04-03 | 株式会社東芝 | メモリデバイス |
US8688894B2 (en) * | 2009-09-03 | 2014-04-01 | Pioneer Chip Technology Ltd. | Page based management of flash storage |
KR101678868B1 (ko) | 2010-02-11 | 2016-11-23 | 삼성전자주식회사 | 플래시 주소 변환 장치 및 그 방법 |
WO2018116105A1 (en) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | nChain Holdings Limited | Computer-Implemented Systems and Methods To Enable Complex Functionality On A Blockchain While Preserving Security-Based Restrictions On Script Size and Opcode Limits |
TWI659373B (zh) * | 2018-02-14 | 2019-05-11 | 財團法人工業技術研究院 | 區塊鏈系統及應用其的方法 |
KR102696159B1 (ko) * | 2019-12-12 | 2024-08-19 | 엘지전자 주식회사 | 펌웨어 제공 장치 및 그 제공 방법 |
TWI821152B (zh) * | 2021-02-23 | 2023-11-01 | 慧榮科技股份有限公司 | 儲存裝置、快閃記憶體控制器及其控制方法 |
TWI808384B (zh) * | 2021-02-23 | 2023-07-11 | 慧榮科技股份有限公司 | 儲存裝置、快閃記憶體控制器及其控制方法 |
CN115878729B (zh) * | 2023-03-03 | 2023-05-02 | 湖北省楚天云有限公司 | 一种基于联盟链的节点区块存储分配优化方法及系统 |
CN119668523B (zh) * | 2025-02-14 | 2025-06-03 | 合肥康芯威存储技术有限公司 | 一种存储器及其闪存块的分配方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100389867B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2003-07-04 | 삼성전자주식회사 | 플래시 메모리 관리방법 |
US7139864B2 (en) * | 2003-12-30 | 2006-11-21 | Sandisk Corporation | Non-volatile memory and method with block management system |
JP2007280108A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Sony Corp | 記憶媒体制御装置、記憶媒体制御方法、プログラム |
US7779056B2 (en) * | 2006-09-15 | 2010-08-17 | Sandisk Corporation | Managing a pool of update memory blocks based on each block's activity and data order |
-
2007
- 2007-09-12 JP JP2009528456A patent/JP4682261B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-09-12 KR KR1020097007548A patent/KR101430097B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2007-09-12 WO PCT/US2007/078311 patent/WO2008033952A2/en active Application Filing
- 2007-09-14 TW TW096134607A patent/TWI340899B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101430097B1 (ko) | 2014-08-13 |
WO2008033952A2 (en) | 2008-03-20 |
TWI340899B (en) | 2011-04-21 |
WO2008033952A3 (en) | 2008-10-02 |
TW200837562A (en) | 2008-09-16 |
KR20090079197A (ko) | 2009-07-21 |
JP2010503929A (ja) | 2010-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4938460B2 (ja) | 不揮発性メモリおよびブロック管理システムを伴う方法 | |
US7774392B2 (en) | Non-volatile memory with management of a pool of update memory blocks based on each block's activity and data order | |
JP4682261B2 (ja) | 不揮発性メモリおよびクラスベースの更新ブロック置換規則のための方法 | |
US7779056B2 (en) | Managing a pool of update memory blocks based on each block's activity and data order | |
US20080091871A1 (en) | Non-volatile memory with worst-case control data management | |
US20080091901A1 (en) | Method for non-volatile memory with worst-case control data management | |
EP1702338B1 (en) | Robust data duplication and improved update method in a multibit non-volatile memory | |
JP2010507147A (ja) | 最悪の場合におけるデータ管理を伴う不揮発性メモリおよびそのための方法 | |
KR20060134011A (ko) | 메모리 플레인 배열을 갖춘 비휘발성 메모리 및 방법 | |
EP1704479B1 (en) | Non-volatile memory and method with phased program failure handling | |
JP2007519996A6 (ja) | 不揮発性メモリおよびフェーズ化されたプログラム障害処理を伴う方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100909 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100909 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20100909 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20101005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4682261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |