JP4678705B2 - 油圧駆動式作業機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧駆動式作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
エキスカベータ等の建設機械に装備された油圧駆動の掘削作業機は、機械本体からブーム、アーム、バケット等の部材が上記の順で互いに屈曲自在に直列に連結されており、これらの部材を作動させるための油圧アクチュエータに油圧を供給するため、油圧ホースを機体側からブーム、アームの外部又は内部に沿って配設するようにした油圧配管装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような油圧配管装置には下記のような問題がある。
機体側の油圧配管を、ブーム基部からブーム起伏支点ピンを越えて跨げながらブーム内部に挿通させたり、また、ブーム内部に内蔵した油圧配管を、アームの関節連結支点ピンを越えて跨げながらアーム内部に挿通させたくても、跨げる間の油圧配管の弛みが採れないために、ブームの起伏揺動、アームの屈折揺動により、油圧配管がブーム起伏支点ピン、アームの関節連結支点ピンに接して曲折し油圧配管を損傷させる問題があり、このために、油圧配管をブーム、アームの外部に沿わせて配設するか、あるいは、ブームの壁に孔を開けてブーム内部に油圧配管を差し通すようにしているのが通常となっていて、ブーム、アームの外部に油圧配管を露出させないで内蔵配設させることが困難であった。
さらに、ブーム起伏駆動用油圧アクチュエータへの油圧配管においても、ブーム起伏駆動用油圧アクチュエータが前後方向に倒立動作するために、機体側から該アクチュエータに渡し込む油圧配管に弛みを設けており、弛ませずに機体側からブーム起伏駆動用油圧アクチュエータに油圧配管を渡すことができなかった。
また、ブーム起伏駆動用油圧アクチュエータ、アーム屈折駆動用油圧アクチュエータ、作業具駆動用油圧アクチュエータに接続する油圧配管が共に、アクチュエータ外部に露出している配管接続具を備えており、作業機の外観から各油圧アクチュエータ油圧配管が見えないように配設することが困難であった。
【0004】
本発明は、上記従来技術の問題点に着目し、ブーム起伏支点やアーム関節連結支点に油圧配管の回転ジョイントを設けて油圧配管に弛みを与えることなくブーム、アーム内部への配管内蔵を可能にし、及び、ブーム起伏駆動用油圧アクチュエータの起伏支点に油圧配管の回転ジョイントを設けて、機体側から油圧配管を弛ませることなくブーム起伏駆動油圧アクチュエータへの配管配設を可能にすると共に、ブーム起伏駆動用油圧アクチュエータ、アーム屈折駆動用油圧アクチュエータ、作業具駆動用油圧アクチュエータをシリンダロッド内部にシリンダ油室に通じる流体流路を有し、アクチュエータ外観から油圧配管の見えない各油圧アクチュエータにして、前記ブーム、アーム内蔵の油圧配管配設とあいまって、作業機外観から油圧配管が見えないようにした油圧駆動式作業機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1発明、第2発明、第3発明は、基端側が機体で支持される上下揺動支点や先端側に関節連結支点を有するブームと、該ブームの関節連結支点に基端側が連結されるアームと、機体に備えた起伏支点を中心に起伏してブームを駆動するブーム駆動油圧シリンダと、アームを駆動するアーム駆動油圧シリンダと、アーム先端側に取付られる作業具を駆動する作業具駆動油圧シリンダとを含む油圧駆動式作業機において、前記上下揺動支点、関節連結支点、ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点の一つ以上の支点中心に、機体側からの油圧配管を中継するスイベルジョイント機構を具えた構成としている。
【0006】
第1発明、第2発明、第3発明によると、アーム駆動油圧シリンダ、作業具駆動油圧シリンダに配管する際には、ブーム起伏支点に具えたスイベルジョイント機構の一方側ホースジョイントに機体側から這わせる配管をつなぎ、ブーム側に這わせる油圧シリンダ側配管を、ブーム起伏支点を中心にする回転する他方側ホースジョイントにつなぐようにすることで、ブーム起伏支点を中心とした回転継手配管が可能になり、機体側から揺動動作するブーム側にわたらせる間での油圧配管に弛みを施す必要がないので、無駄のない配管が得られると共に配管に曲げが加わらなくなるので油圧ホースの耐久性が向上し、狭隘な配管スペースでも対応することができる。また、ブームを経由してアームにわたす作業具駆動油圧シリンダへの配管を、ブーム先端側にあるアーム関節連結支点中心に具えたスイベルジョイント機構の一方側ホースジョイントにブーム側に這わせた配管をつなぎ、アーム側に這わせる油圧シリンダ側配管を、アーム関節連結支点を中心に回転する他方側ホースジョイントにつなぐようにすることで、アーム関節連結支点を中心とした回転継手配管が可能になり、ブームに対して屈曲動作するアームとの間での油圧配管に弛みを施す必要がないので、無駄のない配管が得られると共に配管に曲げが加わらなくなるので油圧ホースの耐久性が向上する。さらに、機体側からブーム駆動油圧シリンダへの配管をする際には、ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点に具えたスイベルジョイント機構の一方側ホースジョイントに機体側から這わせた配管をつなぎ、シリンダ側に這わせる配管を、シリンダ起伏支点を中心に回転する他方側ホースジョイントにつなぐようにすることで、シリンダ起伏支点を中心とした回転継手配管が可能になり、機体側から揺動動作するシリンダ側にわたらせる間での油圧配管に弛みを施す必要がないので、無駄のない配管が得られると共に配管に曲げが加わらなくなるので油圧ホースの耐久性が向上する。
【0009】
第1発明のスイベルジョイント機構は、二股に形成したブーム揺動支軸部に二股に形成したブーム基端部を支持する左右分割支軸ピンの間に設けられ、該支軸ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントを機体側に連結し、他方側ホースジョイントをブーム側に連結する。
【0010】
第1発明によると、ブーム上下揺動支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構を、二股に形成したブーム揺動支軸部の左右分割支軸ピンの間に配設したので、ブーム起伏支点周辺に余分の配設スペースをとる必要がない。さらに、ブーム直下にスイベルジョイント機構を配設させたことと、ブーム直下から油圧配管をブーム内に内蔵できて配管が外部に出ないので、スイベルジョイント機構や配管の保護が十分になる。
【0011】
第2発明のスイベルジョイント機構は、二股に形成したアーム関節連結支軸部に二股に形成したアーム基端部を支持する左右分割支軸ピンの間に設けられ、該連結ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントをブーム側に連結し、他方側ホースジョイントをアーム側に連結する。
【0012】
第2発明によると、アーム関節連結支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構を、二股に形成したアーム関節連結支軸部の左右分割支軸ピンの間に配設したので、ブーム、アームの輪郭からスイベルジョイント機構が外部に出ないので損傷防止が十分になる。
【0013】
第3発明のスイベルジョイント機構は、前記左右シリンダの起伏支点となる左右結合ピンの間に設けられ、結合ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントを機体側に連結し、他方側ホースジョイントを前記シリンダ側に連結する。
【0014】
第3発明によると、ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点は、ブーム駆動油圧シリンダのヘッド側油室及びボトム側油室のそれぞれに至る油路を有するピストンロッド先端部を機体側に左右結合ピンで結合して構成したブーム駆動油圧シリンダの起伏支点であつて、ブーム駆動油圧シリンダへの配管を中継するスイベルジョイント機構は、この起伏支点の支点中心に配設されている。これにより、ブーム駆動油圧シリンダの配管は、該シリンダの起伏に伴って回転する一方側ホースジョイントからシリンダへ供給されることのなって、配管長さが従来に比して格段に短縮できる。
【0015】
第4発明は、第1発明に基づき、ブーム揺動支軸部の左右分割支軸ピンの一方側支軸ピンは、スイベルジョイント機構への機体側配管を接続する接続流路を有し、一方側ホースジョイントは、前記支軸ピンの軸方向に取付けた機体側の配管継続流路を有する円柱ジョイントであり、他方側ホースジョイントは前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの機体側配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントであり、該円周ジョイントにブーム内蔵配管を取り付け、ブームの揺動につれて円筒ジョイントが追随回転するようにブームに連結させているスイベルジョイント機構である構成としている。
【0016】
第4発明によると、ブーム支軸ピンを経由して機体側配管をブーム基端の下方側に採り入れるようにしたので、ブームブラケット(13,14)を迂回した配管配設の必要がなく、従来に比して配管長さを短縮できる。
【0017】
第5発明は、第2発明に基づき、アーム関節連結支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構の他方側ホースジョイントは、配管ブロックとアーム関節連結軸ピンと同軸心上に位置する円柱ジョイントとを一体L型にして、円柱ジョイントから配管ブロックにわたって内部流通流路を形成したジョイントからなり、一方側ホースジョイントは、前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントからなり、該円周ジョイントをブーム側に連結してブーム内蔵配管の連結ジョイントとし、前記配管ブロックをアーム基端に取付けてアーム内蔵配管のジョイントとしたスイベルジョイント機構である構成としている。
【0018】
第5発明によると、関節連結支点の支点中心に具えたスイベルジョイント機構の円柱ジョイントの複数配管継続流路は、配管ブロックのアーム先端方向に向く複数内部流路に連通して内部流通流路を形成している。これにより作業具駆動油圧シリンダへの配管の向きをアームの先端に向くように揃えるので、アームの内部での配管の引き回しが不要となり、配管が簡素化し、配管の組立性が向上する。さらに配管が露出することがないので見栄えもよい。
【0019】
第6発明は、第3発明に基づき、ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構の他方側ホースジョイントは、配管ブロックと、シリンダ結合軸ピンと同軸心上に位置する円柱ジョイントとを一体L型にして、円柱ジョイントから配管ブロックにわたって内部流通流路を形成したジョイントからなり、一方側ホースジョイントは、前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの複数配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントからなり、該円周ジョイントを機体側に連結して機体側配管の連結ジョイントとし、前記配管ブロックをブーム駆動油圧シリンダ側配管の連結ジョイントとしたスイベルジョイント機構である構成としている。
【0020】
第6発明によると、ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点の支点中心に具えたスイベルジョイント機構の円柱ジョイントの複数配管継続流路は、配管ブロックの複数内部流路を介してブームシリンダのピストンロツド先端部に設けた作動油流体供給流路口に連通している。これにより、機体からブーム駆動油圧シリンダへの配管をブーム駆動油圧シリンダ起伏支点の近傍の外部で引き回す必要がないの配管が簡素化し、配管の組立性が向上する。さらに配管が露出することがないので見栄えもよい。
【0021】
第7発明は、ブーム駆動油圧シリンダ、アーム駆動油圧シリンダ、作業具駆動油圧シリンダを、ピストンロッド内部からシリンダ内ピストン室のヘッド側油室及びボトム側油室のそれぞれに作動油流体供給と排出をする流通路を有する油圧シリンダとし、各シリンダ側を前後方向移動体としてそれぞれブーム、アーム、作業具側に連結し、各ピストンロッド側を、それぞれ機体、ブーム、アーム側に設けた支持ブラケットを介して軸ピンにより起伏支点として連結するように配置した油圧式作業機であって、前記アーム駆動油圧シリンダへの油圧配管を、第4発明のスイベルジョイント機構を経由したブーム内蔵配管を、アーム駆動油圧シリンダのピストンロッド先端部に接続し、前記作業具駆動油圧シリンダへの油圧配管を、第5発明のスイベルジョイント機構を経由したアーム内蔵配管を、作業具油圧シリンダのピストンロッド先端部に接続し、前記ブーム駆動油圧シリンダへの油圧配管を、第6発明のスイベルジョイント機構の配管ブロックをピストンロッドと一体接続にして、前記各駆動油圧シリンダへの油圧配管を外部に露出させないようにした構成としている。
【0022】
第7発明によると、上下揺動支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構は、アーム駆動油圧シリンダのヘッド側油室及びボトム側油室のそれぞれに至る油路を有するピストンロッド先端部の一個所に送油する。なお、ピストンロッド先端部は、ブーム側の固定回動支点に結合されている。これにより、アーム駆動油圧シリンダへの配管は外部に露出することがない。また。関節連結支点の支点中心に具えたスイベルジョイント機構は、作業具駆動油圧シリンダのヘッド側油室及びボトム側油室のそれぞれに至る油路を有するピストンロッド先端部の一個所に送油する。なお、ピストンロッド先端部は、アーム側の固定回動支点に結合されている。これにより、作業具駆動油圧シリンダへの配管は外部に露出することがない。さらに、ブーム駆動油圧シリンダの起伏支点に設けたスイベルジョイント機構の配管ブロックとブーム駆動油圧シリンダのピストンロッドと一体接続にしている。これらにより、各駆動シリンダへの配管が外部に露出することがないので、配管が作業中に電線又はトンネルの天井等の障害物と干渉して破損することがない。また、障害物とピストンロッドが干渉することがなくピストンロッドの損傷を防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に、本実施形態の作業機の全体構成図を示す。
直列に配列されたブーム1、アーム2及びバケット3で構成される作業機4は、基台5で支持されている。基台5の上端部にブーム1の基端を上下回動自在に枢着し、基台5の先端部M1とブーム1の中途部下面M2との間に2本のブームシリンダ6a,6bを配設する。また、ブーム1の先端にアーム2の基端を上下回動自在に枢着し、ブーム1の中途部上面M3とアーム2の後方延出部M4との間にアームシリンダ7を設ける。また、アーム2の先端にバケット3の後端下部を枢着し、アーム2の中途部上面M5とバケット3の後端上部M6との間にバケットシリンダ8を配設する。各シリンダ6,7,8のロッドヘッド側はM1,M3,M5に、シリンダチューブ側はM2,M4,M6にそれぞれ回動自在に取着されている。ブームシリンダ6はブーム1を基台5に対して、アームシリンダ7はアーム2をブーム1に対して、バケットシリンダ8はバケット3をアーム2に対してそれぞれ回動させる。
【0024】
図2に図1のA視図を示す。
ブーム1の基端部及び基台5はそれぞれ左右に分岐されており、ブーム基端左右部9,10は左右の分割支軸ピンとしてのブーム基端左右軸11,12を介して、基台左右部13,14に支持されている。なお、基台左右部13,14は、それぞれ互いに対向して配設された一組の板で構成されている。
ブーム基端右軸11は、基台右部13を挿通し、また基台右部13にボルト17で固定されている。また、ブーム基端右部9にはブッシュ18が圧入され、ブッシュ18の内面にはブーム基端右軸11が嵌挿している。ブーム基端右軸11の略中心部の長手方向に、オイル封入穴19が穿設されており、ブーム基端右部9の両端面の近傍に前記オイル封入穴19からオイル路20が放射状に設けられている。さらに、ブーム基端右部9の両端面の近傍にはオイル洩れを防止するオイルシール21が設けられている。
【0025】
ブーム基端右軸11の内部の長手方向に5本の油路22が穿設されていて、これらの油路はオイル封入穴19の周囲に配列されている。ブーム基端右軸11の右端部には、図2のH視図の図3に示すように、前記5本の油路22に連通する、バケットボトムホース23、バケットヘッドホース24、アームボトムホース25、アームヘッドホース26及びドレンホース27のホースの一端がそれぞれ連結されている。前記各ホースの他端は基台5側の油圧源(図示せず)にそれぞれ連結されている。
アームボトムホース25及びアームヘッドホース26は、アームシリンダ7のボトム及びヘッド室に送油するホースであり、バケットボトムホース23及びバケットヘッドホース24は、バケットシリンダ8のボトム及びヘッド室に送油するホースである。なお、ドレンホース27は、後述する油圧スイベルジョイント内で洩れる油をタンクにドレンさせるホースである。
【0026】
ブーム基端右軸11の左端面には、静止部と回転部との間の送油を可能とするスイベルジョイント機構(以降、スイベルと呼ぶ)としての第1スイベル28が設けられている。第1スイベル28は、一方側ホースジョイントとしての第1円柱ジョイント28a及び他方側ホースジョイントとしての第1円筒ジョイント28bを有していて、配管回転継手を構成している。第1円筒ジョイント28bに嵌挿された第1円柱ジョイント28aは、ブーム基端右軸11の左端面にボルト29で固着されている。一方、第1円筒ジョイント28bは、リンク を介してブーム1に固定されている。なお、リンク150の両端部はピン151,152で第1円筒ジョイント28b及びブーム1に回動自在に取り付けられていて、第1円筒ジョイント28bは、ブーム基端右軸11を中心にしてブーム1が回動すると共に回動する。
【0027】
第1円柱ジョイント28aの内部の長手方向に配管継続流路としての5本の油路31が穿設されており、この5本の油路31は、ブーム基端右軸11の内部の長手方向に穿設されている接続流路としての5本の油路22と整合した位置に設けてある。第1円筒ジョイント28bの第1円柱ジョイント28aとの嵌合面には、5個の円環状の油溝32が設けられ、5個の油溝32は、5本の油路31のうち対応する油路とそれぞれ連通している。なお、各油溝32は、互いの溝間の油洩れを防止するためにスイベルオイルシール33で隔離されている。
各油溝32から第1円筒ジョイント28bの外周面に向けて油路46が穿設され、第1円筒ジョイント28bの外周面には、各油路に対応したバケットボトムホース34,バケットヘッドホース35,アームボトムホース36,アームヘッドホース37,ドレンホース38の一端がそれぞれ連結されている。前記各ホース34,35,36,37,38は、ブーム基端右軸の右端部に取着された5本のホース23,24,25,26,27から供給された油をブーム1の開口部47を介してブーム内部を通ってアームシリンダ7及びブーム先端部に送油する。図2では、ブーム基端右軸11の右端部に連結されたバケットボトムホース23と、第1円筒ジョイント部28bに連結されたバケットボトムホース34とを連通する油路及び油溝のみを示している。
【0028】
以上が基台右部9近傍の構成であるが、基台左部14には、ブーム基端左部10がブッシュ44及びブーム基端左軸12を介して回動自在に支持されている。ブーム基端左軸12は、ブーム基端右軸11のようにスイベルを有していないだけで、ブッシュ44、オイル封入穴45等の構成はブーム基端右軸11と同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0029】
図4に図1のB視図を示す。
右ブームシリンダ基端軸50aは、基台右部13を挿通し、基台右部13にボルト51で固定されている。また、右ブームシリンダ6aのロッド52aの端部にはブッシュ53が圧入されている。ブッシュ53の内面には右ブームシリンダ基端軸50aが回動自在に嵌挿し、ブッシュ53は、基台右部13に取着された左右振れ止54,55の間に配設されている。さらに、ブッシュ53の両端面の近傍には粉塵の侵入を防止するダストシール56が設けられている。
左ブームシリンダ基端軸50が基台右部14に取り付けられている構成は、右ブームシリンダ基端軸50aが基台右部13に取り付けられている構成と同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0030】
ここで、図5により右ブームシリンダ6aの構成を説明する。右ブームシリンダ6aとして例えば特開平8−4711号公報に開示されているような油圧シリンダを使用する。
右ブームシリンダ6aは、シリンダチューブ60、ピストン61、中空ロッド62、パイプ部材63及びロッドヘッド64を有している。中空ロッド62の内部に、外径が中空ロッド62の内径よりも小さいパイプ部材63が挿入されていて、中空ロッド62及びパイプ部材63の両端面はピストン61及びロッドヘッド64により密封されている。パイプ部材63の内部はボトム室120の油が行き来するボトム油路65を、中空ロッド62の内面とパイプ部材63の外面との間の空間はヘッド室121の油が行き来するヘッド油路66をそれぞれ形成している。また、中空ロッド62のピストン61に近い端部にはヘッド室121の油が行き来するヘッド孔67が、ピストンにはボトム室120の油が行き来するボトム孔68がそれぞれ設けてある。さらに、ロッドヘッド64にはヘッド室121の油が行き来するヘッド流路69及びボトム室120の油が行き来するボトム流路70が、それぞれ設けてある。
【0031】
ヘッド流路69から供給された油は、ヘッド油路66及びヘッド孔67を介してヘッド室121に流入し、シリンダを縮退させる。このとき、ボトム室120の油はボトム孔68及びボトム油路65を介してボトム流路70から排出される。ボトム流路70から油が供給されるときには、シリンダが縮退する方向と反対の方向に油が流れてシリンダが伸長する。
本実施形態に使用している左ブームシリンダ6b、アームシリンダ7及びバケットシリンダ8も、右ブームシリンダ6aと同様な構成を有するシリンダである。
【0032】
次に、右ブームシリンダ6aに送油する油路を有する第2右スイベル71の構成を説明する。
右ブームシリンダ基端軸50aの左方には、他方側ホースジョイントとしての第2右円柱ジョイント71a及び一方側ホースジョイントとしての第2右円筒ジョイント71bを有する第2右スイベル71が設けてあり、配管回転継手を構成している。第2右円柱ジョイント71aの中心軸は、右ブームシリンダ基端軸50aの中心軸と同軸に配設されている。第2右円柱ジョイント71aには配管継続流路としての3本の油路72が穿設されており、そのうちの2本の油路73をロッド52aに連通させる屈曲部74aが延設されている。この2本の油路73は、図4のJ視図の図6に示すようにロッド52aの端面に開穿されているヘッド流路69及びボトム流路70に連通している。残りの1本の油路は、第2右スイベル71内の洩れをタンクにドレンさせる油路である。屈曲部74aの端面には、後述する落下防止弁200が取り付けてある。落下防止弁200は、整備時等に第2右スイベル71を取り外したときにブーム1の落下を防止するものである。
第2左右円筒ジョイント71b,81bは、リンク153を介して機体に固定されている。なお、リンク153の両端部はピン154,155で第2左右円筒ジョイント71b,81b及び機体に回動自在に取り付けられていて、第2左右円筒ジョイント71b,81bは、左右ブームシリンダ基端軸50,50aを中心にして左右ブームシリンダ6a,6bが回動しても常に静止している。第2右円筒ジョイント71bの第2右円柱ジョイント71aとの嵌合面には、3個の円環状の油溝75が設けられ、3個の油溝75は、前記3本の油路72のうち対応する油路とそれぞれ連通している。なお、各油溝75は、互いの溝間の油洩れを防止するためにスイベルオイルシール76で隔離されている。
各油溝75から第1右円筒ジョイント71bの外周面に向けて油路77が穿設され、第2右円筒ジョイント71bの外周には、各油路77に対応した右ブームボトムホース78,右ブームヘッドホース79,ドレンホース80の一端がそれぞれ連結されている。他端は基台5側の油圧源にそれぞれ連結されている。
【0033】
基台左部14が支持している左ブームシリンダ6b部と前述の右ブームシリンダ6a部との差異は、左ブームシリンダ6b部に右ブームシリンダ6aと左右の勝手違いの位置に第2左スイベル81が取着されていることのみである。
第2左円筒ジョイント81bの外周には、左ブームボトムホース83,左ブームヘッドホース84,ドレンホース85の一端がそれぞれ連結されている。他端は基台5側の油圧源にそれぞれ連結されている。また、左ブームボトムホース83,左ブームヘッドホース84は、第2左円柱ジョイント81a、第2左円筒ジョイント81bを介して左ブームシリンダ6bのヘッド流路及びボトム流路に連通している。なお、右ブームシリンダ6a部の屈曲部74aに対応する左ブームシリンダ6b部の屈曲部74bの端面にも落下防止弁200が取り付けてある。
【0034】
ここで、図7により、右ブームシリンダ6a部を例にして落下防止弁200を含む油圧回路を説明する。
油圧ポンプ201でタンク202から吸引した油は3位置a,b,cを有する流量制御弁203のポートP1に供給されている。ポートP2はタンク202に連通している。流量制御弁203は、昇受圧部204及び降受圧部205を有し、昇受圧部204に所定圧が供給されると位置aが作動し、降受圧部205に所定圧が供給されると位置cが作動する。昇受圧部204及び降受圧部205に油圧が供給されないときには位置bが作動する。ポートP3,P4は第2右スイベル71を介して2本の流路を有する油路73と連通している。
また、落下防止弁200と第2右スイベル71とは、パイロット圧路206及びドレン路207を介して連通している。なお、パイロット圧路206及びドレン路207は、図4には図示されていない。
落下防止弁200は、切換弁208、安全弁209及びチェック弁210を有している。油路73の一方の油路は、2位置d、eを有する切換弁208に連通されている。また、切換弁208は、切換受圧部211及びばね212を有し、切換受圧部211にパイロット圧路206を介して所定圧が供給されるとばね212の付勢力に打ち勝って位置eが作動し、切換受圧部211に油圧が供給されないときには位置dが作動する。位置dではポートP5,P6間に流路を遮断し、位置eでは絞り213でポートP6からポートP5へ流れる流量を絞る。安全弁209はポートP6の油圧が所定以上のときにリリーフし、リリーフした油はドレン路207を介してタンク202に戻る。チェック弁210は、ポートP5からポートP6に向かう流れは自由に流し、ポートP6からポートP5に向かう流れは止めるようにポートP5,P6間に配設されている。
油路73の他方の油路は落下防止弁200の内部を通って右ブームシリンダ6aのヘッド流路69に、またポートP6はボトム流路70にそれぞれ連通している。
【0035】
図8に図1のC視図を示す。
左右分割支軸ピンとしてのアーム基端左軸90は、ブーム先端左部91を挿通し、ブーム先端左部91にボルト92で固定されている。また、アーム基端左部93の端部にはブッシュ94が圧入されている。ブッシュ94の内面はアーム基端左軸90に回動自在に嵌挿されている。
ブーム基端左軸90の略中心部の長手方向に、オイル封入穴95が穿設されており、ブッシュ94の一端の近傍に前記オイル封入穴95からオイル路96が放射状に設けられている。さらに、ブッシュ94の一端の近傍にはオイル洩れを防止するオイルシール97が設けられている。
【0036】
アーム基端左軸90の右方には、バケットシリンダ8に送油する第3スイベル98が設けてある。第3スイベル98は、他方側ホースジョイントとしての第3円柱ジョイント98a及び一方側ホースジョイントとしての第3円筒ジョイント98bを有して配管回転継手を構成している。なお、、第3円柱ジョイント98aの中心軸はアーム基端左軸90の中心軸と同軸に配設されている。第3円柱ジョイント98aには配管継続流路としての3本の油路99が設けてあり、そのうちの2本の油路100を図8のK視図の図9に示すように、バケットボトムホース102及びバケットヘッドホース103の向きをアーム先端方向に揃えるように連通させる屈曲部101が延設されていて内部流通流路を形成している。バケットホース102,103は、アーム2の内部に配設されているホースガイド106を通ってバケットシリンダ8のヘッド流路89及びボトム流路88に連通している。残りの1本の油路は、第3スイベル98内の洩れをタンクにドレンさせる油路である。
第3円筒ジョイント98bは、リンク156を介してブーム1に固定されている。なお、リンク156の両端部はピン157,158で第3円筒ジョイント98b及びブーム1に回動自在に取り付けられていて、第3円筒ジョイント98bは、アーム基端左部93がアーム基端左軸90を中心にして回動してもブーム1と共に静止している。第3円筒ジョイント98bの第3円柱ジョイント98aとの嵌合面には、3個の円環状の油溝104が設けられ、3個の油溝104は、3本の油路99のうち対応する油路とそれぞれ連通している。なお、各油溝104は、互いの溝間の油洩れを防止するためにスイベルオイルシール105で隔離されている。
各油溝104から第3円筒ジョイント98bの外周面に向けて油路122が穿設され、第3円筒ジョイント98bの外周には、各油路122に対応していて、一端が第1円筒ジョイント28bの外周に連結されている、バケットボトムホース34、バケットヘッドホース35及びドレンホース38の他端がそれぞれ連結されている。
【0037】
ブーム先端右部91aが支持しているアーム基端右部93a部には、前述のアーム基端左軸90部に装着されていた第3スイベルが装着されていない。その他の点は同一であるので、ここではブーム先端右部91a近傍の構成の説明を省略する。
【0038】
以上説明した、第1スイベル28、第2左右スイベル71,81及び第3スイベル98を有する作業機4の全体配管の透視図を図10に示す。なお、図10においては、1本の配管を1本の実線で表わしている。
基台5上の油圧源から第1スイベル28に配管されたバケットボトムホース23,バケットヘッドホース24,アームボトムホース25,アームヘッドホース26及びドレンホース27のうち、ホース23,24,27に対応するホース34,35,38は、第3スイベル98に連結されている。また、ホース25,26に対応するホース36,37は、アームシリンダ7のロッドヘッド部に連結されている。さらに、第3スイベル98を介して、ホース34,35に対応するホース102,103はバケットシリンダ8のロッドヘッド部に連結されている。第1スイベル28の下流に配管されたホース34,35,36,37,38は、全てブーム1に内蔵され露出していない。
基台5上の油圧源からブ左右ブームシリンダ6a,6bのロッドヘッドに向けて配管された左右ブームボトムホース78,83、左右ブームヘッドホース79,84、ドレンホース80,85の内ホース78,83,79,84は、第2左右スイベル71,81を介してブームシリンダ6のロッドヘッドに連通している。
【0039】
図11及び図12に、図10のD部及びE部詳細図、即ちブーム中途部上面M3及びアーム中途部上面M5の詳細図をそれぞれ示す。
図11に示すように、アームシリンダ7のロッドヘッド82近傍のブーム1の上面には、ホースが通る開口部130が設けてある。ロッドヘッド82の下面に開穿されている、ボトム流路131及びヘッド流路132にアームボトムホース36及びアームヘッドホース37が、前記開口部130を通ってそれぞれ連結されている。
また、図12に示すように、バケットシリンダ8のロッドヘッド86近傍のアーム2の上面には、ホースが通る開口部87が設けてある。バケットシリンダ8のロッドヘッド86の下面に開穿されている、ボトム流路88及びヘッド流路89には、ホースガイド106の内部に配設された、バケットボトムホース102及びバケットヘッドホース103が、前記開口部87を通ってそれぞれ連結されている。
【0040】
以上の構成を有する油圧駆動式作業機の作用及び効果を説明する。
まず、ブーム1の基端部の第1スイベル28の作用及び効果を説明する。
ブームシリンダ6へのホース以外のバケットボトム、バケットヘッド、アームボトム、アームヘッド、ドレンの5本のホースが、基台5の油圧源から第1スイベル28を介してブーム先端部に連通されている。本実施形態のようなスイベルが搭載されていない場合には、大量のホースがブームの基端部に大きな曲率をもって配設されている。即ち、ブーム1は基台5に対して約130度回動するので、この作動角度を吸収するためにホースの余裕をもった引き回しが必要であり、かつホースどおしが干渉しないように配設するために大きなスペースが必要である。
これらの大量のホースを第1スイベル28を通すことにより、ホースの曲げ部が不要となる。これにより、ブームの基端部周辺でホースが繰り返し曲げを受けることがないので、ホースの寿命が向上する。また、配管が簡素化し、コンパクトになったので、配管の組立性が向上する。
また、第1スイベル28の下流に配管されたホース34,35,36,37,38は、全てブーム1に内蔵されている。しかし、従来技術では、これらのホースはすべてブーム1の外側の上面又は側面に沿って這わせて配置している。このとき、曲げの不要部に使う油圧鋼管を固定するためにブーム1に固定座を溶接する場合が多いが、この固定座の溶接部に大きな応力が加わりクラックの起点になるという問題がある。本実施形態では、固定座を不要としているのでクラックが生じることがなく優れた信頼性を有するブーム1が得られる。
【0041】
また、第1スイベル28は、基台左右部13,14の間に配設され、ブーム基端部の空間を利用できスイベルを装着するための余分のスペースを必要としないのでコンパクトな作業機が得られる。従来の作業機のスイベルのように、円柱ジョイントの役割を兼用させたブーム基端右軸11は、荷重支持軸としての強度が十分確保できないが、本実施形態では第1円柱ジョイント28aをボルト29でブーム基端右軸11に固着しているので、ブーム基端右軸11はブーム1の荷重を支持する十分の強度の径とすることができる。このようなスイベルにより、配管が簡素化し、配管の組立性が向上する。さらに配管が露出することがないので見栄えもよい。
【0042】
次に、ブーム1の先端部の第3スイベル98の作用及び効果を説明する。
第1スイベル28からのバケットボトム及びバケットヘッドへのホースが、第3スイベル98を介してバケットシリンダ8に連通されている。本実施形態のような第3スイベル98が搭載されていない場合には、この2本のホースがブーム1の先端部の外部を通って大きな曲率をもって配設されていた。即ち、アーム2はブーム1に対して約145度回動するので、この作動角度を吸収するためにホースの余裕をもった引き回しが必要であり、ホースはブーム1の先端部から遠く離れた位置を迂回するように配設されていた。これらの配管を第3スイベル98を通すことにより、ホースの曲げ部が不要となるのでホースはブーム1の先端部及びアーム2の内部を通すことができる。
これにより、作業中に電線又はトンネルの天井等の障害物と接近し易いブーム1の先端部にホースが露出していないのでホースが障害物と干渉して破損することがなくなる。
【0043】
また、第3スイベル98は、ブーム先端左右部91,91aにより支持されているアーム基端左右軸90,90aの間に配設され、アーム基端部の空間を利用でき、スイベルを装着するために余分のスペースを必要としないのでコンパクトな作業機が得られる。第3円筒ジョイント98bに連結されたバケットボトムホース34,バケットヘッドホース35,ドレンホース38に対応する流路は、第3円柱ジョイント98a内の流路99を介して、第3円柱ジョイント98aに延設された屈曲部101に達している。屈曲部101には、バケットボトムホース102及びバケットヘッドホース103がアーム2の先端に向くように流路が設けられている。これにより、アーム2の内部でのホースの引き回しが不要となり、配管の作業性が向上する。
また、右ブームシリンダ基端軸50aの左部に配設されている第2右スイベル71及び左ブームシリンダ基端軸50の右部に配設されている第2左スイベル81も、第3スイベル98と同様に左右ブームシリンダ基端軸50,50aの間に配設されているので、ブーム基端部の空間を利用したコンパクトなスイベルとなる。また、第2右スイベル71は、第3スイベル98と同様な流路を有していて、屈曲部74aには、右ブームシリンダ6aのロッド52aの左端面に向くように流路が設けられている。これにより、右ブームシリンダ6aへの配管が不要となる。また、第2左スイベル81も、第3スイベル98と同様な流路を有していて、屈曲部74bには、左ブームシリンダ6bのロッド52bの右端面に向くように流路が設けられている。これにより、左ブームシリンダ6bへの配管が不要となる。
これらのような第3スイベル98及び第2左右スイベル81,71により、配管が簡素化し、配管の組立性が向上する。さらに配管が露出することがないので見栄えもよい。
【0044】
ここで、落下防止弁200の作用及び効果を説明する。
昇受圧部204に油圧が供給されると位置aが作動し、油は第2右スイベル71、油路73、チェック弁210を介してボトム流路70に供給される。すると、中空ロッド62が伸長し、シリンダチューブ60に取り付けられているブーム1が上昇する。一方、降受圧部205に油圧が供給されると位置cが作動し、油は第2右スイベル71、油路73を介してヘッド流路69に供給される。すると、中空ロッド62は縮退し、シリンダチューブ60に取り付けられているブーム1が下降する。このとき、切換受圧部211にも降受圧部205にかかる油圧が供給されるので切換弁208の位置eが作動する。ボトム流路70から吐出される油は絞り213を通ってタンク202に戻るのでブーム1の下降速度が所定以上になることはない。
整備時に第2右スイベル71を取り外すと、パイロット圧路206の油圧がゼロ値になるので、切換弁208の位置dが作動する。ブーム1の自重により中空ロッド62が縮退する方向に移動しようとしてボトム流路70の油圧は大きくなるが、ポートP6、P5間は遮断され、かつチェック弁210でポートP6からポートP5への流れは止められているのでブーム1が落下することはない。また、流量制御弁203及び第2右スイベル71間の油圧ホースがバーストした場合でもブーム1が落下することがない。
【0045】
次に、配管内蔵型の、アームシリンダ7及びバケットシリンダ8の作用及び効果を説明する。
アームシリンダ7及びバケットシリンダ8は、それぞれのロッドヘッド82,86に設けられたヘッド流路132,89及びボトム流路131,88からヘッド室及びボトム室に送油する配管内蔵型シリンダを使用している。これにより、油圧シリンダへの配管は外部に露出することがないので、ホースが障害物と干渉して破損することがない。
また、両シリンダ7,8のそれぞれのロッドヘッド側がブーム1及びアーム2の基端部に近い位置に配設されているので、アームシリンダ7においては、作業中に電線又はトンネルの天井等の障害物とロッドが干渉することがないのでロッドの破損を防止できる。バケットシリンダ8においては、ロッドがバケット3の刃先による掘削場所の土に接触することがないので、アームシリンダ7と同様にロッドの破損を防止できる。
【0046】
なお、本実施形態においては、ブームシリンダ6として、ロッド先端からボトム室及びヘッド室に油を供給する配管内蔵型のシリンダを使用し、かつ第1スイベル28を介してロッド先端に配管しているが、図13に示すように、従来タイプのシリンダを搭載してもよい。即ち、ヘッド室及びボトム室へはポートPh及びポートPbから送油し、各ポートPh,Pbと基台5の油圧源とは配管110,111で直接連結されている。スイベル及び配管内蔵型のシリンダを使用すると、油圧配管をシリンダ内に内蔵できるが、ブームシリンダ6の装着位置は、障害物が配管と干渉することは少ない個所であるので従来タイプのシリンダを使用してもよい。
また、本実施形態においては、アームシリンダ7及びバケットシリンダ8のロッドヘッド側のM3及びM5を中心とした回動角度が約10度と小さいのでスイベルを使用していないが、回動角度が大きくなるような作業機の場合には前記M4及びM5の個所にスイベルを使用してもよい。
また、本実施形態においては、落下防止弁200を、第2左右スイベル71,81部に取り付けた例で説明しているが、第1スイベル28部、第3スイベル98部にも落下防止弁200を取り付けても何ら差し支えない。また、落下防止弁200の切換弁208の位置dにおいて流路を遮断しているが、絞りにしてもよい。また、ブーム1が落下しようとするとき、ボトム流路70から吐出されようとする油の流路を遮断する例で説明したが、ヘッド流路69から流入しようとする油の流路を遮断してもよい。
【0047】
以上、本発明によれば、基台上にブーム、アーム、バケット等の部材が連結され、油圧アクチュエータで駆動される作業機において、基台とブームとの連結部、ブームとアームとの連結部、ブーム駆動用アクチュエータと基台との連結部に油圧スイベルジョイントを設ける。これにより、大きな曲率で各連結部の外部を余裕をもった引き回しで配設していたホースを各部材内に引き回しなく内蔵する。これにより、見栄えのよい作業機が得られ、ホースの曲げがなくなるので、ホースの寿命が向上する。また、ホースが露出していないため、障害物と干渉することがないのでホースが損傷することがない。
また、油圧アクチュエータとして、ロッドヘッドに穿設したヘッド流路及びボトム流路からヘッド室及びロッド室に送油する配管内蔵型シリンダを使用し、ロッドヘッド側を基台に近くなるように搭載するので、ロッドが電線、地下工事における天井、掘削穴の壁等の障害物と接触することがない。これにより、油圧シリンダのロッドが損傷することがない。
さらに、油圧スイベルジョイントは、基台、ブーム、アームの基端部の左右に分岐した空間に配設するので、油圧スイベルジョイントを配設するための余分のスペースを必要としない。これにより、コンパクトな作業機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の作業機の説明図である。
【図2】ブーム基端部の油圧配管の説明図である。
【図3】図2のH視図である。
【図4】ブームシリンダ基端部の油圧配管の説明図である。
【図5】ブームシリンダの構成説明図である。
【図6】図4のJ視図である。
【図7】落下防止弁を含む油圧回路図である。
【図8】アーム基端部の油圧配管の説明図である。
【図9】図8のK視図である。
【図10】作業機に内蔵された油圧配管の全体図である。
【図11】図10のD部詳細図である。
【図12】図10のE部詳細図である。
【図13】ブームシリンダの他例及びその油圧配管の説明図である。
【符号の説明】
1…ブーム、2…アーム、3…バケット、4…作業機、5…基台、6…ブームシリンダ、7…アームシリンダ、8…バケットシリンダ、9,10…ブーム基端左右部、11,12…ブーム基端左右軸、13,14…基台左右部、17,29,51,92…ボルト、18…ブッシュ、19,45,95…オイル封入穴、20,96…オイル路、21…オイルシール、22,31,46,72,73,77,99,100,122…油路、25,36…アームボトムホース、26,37…アームヘッドホース、23,34…バケットボトムホース、24,35…バケットヘッドホース、27,38…ドレンホース、28…第1スイベル、30…回り止め、32,75,104…油溝、33,76,105…スイベルオイルシール、44,53,94…ブッシュ、47…開口部、50…左ブームシリンダ基端軸、50a…右ブームシリンダ基端軸、52a,52b…ロッド、54,55…左右振れ止、56…ダストシール、60…シリンダチューブ、61…ピストン、62…中空ロッド、63…パイプ部材、64,65…ボトム油路、66…ヘッド油路、67…ヘッド孔、68…ボトム孔、69,132,89…ヘッド流路、70,131,88…ボトム流路、71…第2右スイベル、74a,74b…屈曲部、78…右ブームボトムホース、79…右ブームヘッドホース、80…ドレンホース、81…第2左スイベル、82,86…ロッドヘッド、106…ホースガイド、130,87…開口部、90…アーム基端左軸、90a…アーム基端右軸、91…ブーム先端左部、91a…ブーム先端右部、93…アーム基端左部、93a…アーム基端右部、97,105…オイルシール、28a,71a,98a…第1,2,3円柱ジョイント、28b,71b,98b…第1,2,3円筒ジョイント、101…屈曲部、102…バケットボトムホース、103…バケットヘッドホース、120…ボトム室、121…ヘッド室、150,153,156…リンク、151,152,154,155,157,158…ピン、200…落下防止弁、203…流量制御弁、208…切換弁、209…安全弁、210…チェック弁。
Claims (7)
- 基端側が機体で支持される上下揺動支点や先端側に関節連結支点を有するブームと、
該ブームの関節連結支点に基端側が連結されるアームと、
機体に備えた起伏支点を中心に起伏してブームを駆動するブーム駆動油圧シリンダと、
アームを駆動するアーム駆動油圧シリンダと、
アーム先端側に取付られる作業具を駆動する作業具駆動油圧シリンダとを含む油圧駆動式作業機において、
前記上下揺動支点の支点中心に、機体側からの油圧配管を中継するスイベルジョイント機構を具え、
当該スイベルジョイント機構は、二股に形成したブーム揺動支軸部に二股に形成したブーム基端部を支持する左右分割支軸ピンの間に設けられ、該支軸ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントを機体側に連結し、他方側ホースジョイントをブーム側に連結する
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - 基端側が機体で支持される上下揺動支点や先端側に関節連結支点を有するブームと、
該ブームの関節連結支点に基端側が連結されるアームと、
機体に備えた起伏支点を中心に起伏してブームを駆動するブーム駆動油圧シリンダと、
アームを駆動するアーム駆動油圧シリンダと、
アーム先端側に取付られる作業具を駆動する作業具駆動油圧シリンダとを含む油圧駆動式作業機において、
前記間接連結支点の支点中心に、機体側からの油圧配管を中継するスイベルジョイント機構を具え、
当該スイベルジョイント機構は、二股に形成したアーム関節連結支軸部に二股に形成したアーム基端部を支持する左右分割支軸ピンの間に設けられ、該連結ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントをブーム側に連結し、他方側ホースジョイントをアーム側に連結する
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - 基端側が機体で支持される上下揺動支点や先端側に関節連結支点を有するブームと、
該ブームの関節連結支点に基端側が連結されるアームと、
機体に備えた起伏支点を中心に起伏してブームを駆動するブーム駆動油圧シリンダと、
アームを駆動するアーム駆動油圧シリンダと、
アーム先端側に取付られる作業具を駆動する作業具駆動油圧シリンダとを含む油圧駆動式作業機において、
前記ブーム駆動油圧シリンダは左右に平行して一つづつ設けられ、各シリンダの起伏支点の支点中心に、機体側からの油圧配管を中継するスイベルジョイント機構を具え、
前記スイベルジョイント機構は、前記左右シリンダの起伏支点となる左右結合ピンの間に設けられ、結合ピン中心と同心上に設けた回転継手の一方側ホースジョイントを機体側に連結し、他方側ホースジョイントを前記シリンダ側に連結する
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - 請求項1記載の油圧駆動式作業機において、
ブーム揺動支軸部の左右分割支軸ピンの一方側支軸ピンは、スイベルジョイント機構への機体側配管を接続する接続流路を有し、
一方側ホースジョイントは、前記支軸ピンの軸方向に取付けた機体側の配管継続流路を有する円柱ジョイントであり、他方側ホースジョイントは前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの機体側配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントであり、該円周ジョイントにブーム内蔵配管を取り付け、ブームの揺動につれて円筒ジョイントが追随回転するようにブームに連結させているスイベルジョイント機構である
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - 請求項2記載の油圧駆動式作業機において、
アーム関節連結支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構の他方側ホースジョイントは、配管ブロックとアーム関節連結軸ピンと同軸心上に位置する円柱ジョイントとを一体L型にして、円柱ジョイントから配管ブロックにわたって内部流通流路を形成したジョイントからなり、一方側ホースジョイントは、前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントからなり、該円周ジョイントをブーム側に連結してブーム内蔵配管の連結ジョイントとし、前記配管ブロックをアーム基端に取付けてアーム内蔵配管のジョイントとしたスイベルジョイント機構である
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - 請求項3に記載した油圧駆動式作業機において、
ブーム駆動油圧シリンダ起伏支点の支点中心に具えるスイベルジョイント機構の他方側ホースジョイントは、配管ブロックと、シリンダ結合軸ピンと同軸心上に位置する円柱ジョイントとを一体L型にして、円柱ジョイントから配管ブロックにわたって内部流通流路を形成したジョイントからなり、一方側ホースジョイントは、前記円柱ジョイントに嵌まり合うと共に円柱ジョイントの複数配管継続流路に連通する複数内周環状溝と、外面から前記内周環状溝に通じる複数貫通孔をあけた円筒ジョイントからなり、該円周ジョイントを機体側に連結して機体側配管の連結ジョイントとし、前記配管ブロックをブーム駆動油圧シリンダ側配管の連結ジョイントとしたスイベルジョイント機構である
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。 - ブーム駆動油圧シリンダ、アーム駆動油圧シリンダ、作業具駆動油圧シリンダを、ピストンロッド内部からシリンダ内ピストン室のヘッド側油室及びボトム側油室のそれぞれに作動油流体供給と排出をする流通路を有する油圧シリンダとし、
各シリンダ側を前後方向移動体としてそれぞれブーム、アーム、作業具側に連結し、各ピストンロッド側を、それぞれ機体、ブーム、アーム側に設けた支持ブラケットを介して軸ピンにより起伏支点として連結するように配置した油圧式作業機であって、
前記アーム駆動油圧シリンダへの油圧配管を、請求項4記載のスイベルジョイント機構を経由したブーム内蔵配管を、アーム駆動油圧シリンダのピストンロッド先端部に接続し、
前記作業具駆動油圧シリンダへの油圧配管を、請求項5記載のスイベルジョイント機構を経由したアーム内蔵配管を、作業具油圧シリンダのピストンロッド先端部に接続し、
前記ブーム駆動油圧シリンダへの油圧配管を、請求項6記載のスイベルジョイント機構の配管ブロックをピストンロッドと一体接続にして、
前記各駆動油圧シリンダへの油圧配管を外部に露出させないようにした
ことを特徴とする油圧駆動式作業機。
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