JP4674743B2 - 充填装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は充填装置に係り、特に、容器を密封した状態でガス入り飲料を充填する充填装置に関するものである。
【0002】
ガス入り飲料を充填する従来の充填装置(例えば、特許文献1参照)は、回転体の上部に固定されて一体的に回転するフィラーボウルと、フィラーボウルと容器内を連通する充填液通路と、この充填液通路を連通遮断する液バルブと、前記充填液通路が設けられたバルブハウジングの下部に取付けられて、容器の口部をシールするシール部材(びん口パッキン)と、容器内に挿入されるベントチューブ内に設けられて、充填液タンクの上部の加圧ガスが封入された空間と容器内とを連通するガス通路と、このガス通路を連通遮断するガスバルブと、容器内の圧力を外部に逃がすスニフト通路と、スニフト通路を開閉するスニフトバルブ等を備えている。
【0003】
この従来の充填装置では、容器の口部が前記バルブハウジングの下面に取り付けたシール部材に圧接されて容器内が密封された後、シフタレバーを回転させてガスバルブを開放し、充填液タンク内の加圧された炭酸ガスをガス通路から容器内に吹き込む。ガスが吹き込まれた容器内の圧力が上昇して、充填液タンク内の炭酸ガス圧力と同圧になると、液バルブが開いて充填が開始する。充填液タンク内の液体が充填液通路から容器内に流入するとともに、容器内の炭酸ガスがベントチューブ内のガス通路を通って充填液タンク内に排出される。容器内に充填された液体の液面がベントチューブの下端に達すると、容器内の炭酸ガスの逃げ口が塞がれ、充填液がベントチューブ内を上昇して、充填液タンク内の圧力と均衡した時点で停止して充填が完了する。最後に、スニフトバルブを開いて容器のヘッドスペース内のガスをスニフトチャンバーから逃がして容器内の圧力を大気圧にする。
【0004】
さらに、近年充填バルブに充填液を送る配管に流量計を配置して、充填バルブを流れる充填液の流量を計測しつつ充填を行う流量式の充填装置が広く採用されている。ところで、流量式の充填装置では、流量計や充填バルブを制御するためのシーケンサや電磁弁などの制御ユニットを回転体の中央に配置し、その制御ユニットの周囲に充填液タンクを配置している(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−327089号公報(第3−5頁、図2)
【特許文献2】
特開2001−240004号公報(第2−3頁、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された従来の充填装置では、充填液を貯留している充填液タンク(フィラーボウル)を回転体の上部に設置して一体的に回転させるようになっているが、フィラーボウルは容量が大きいため、内部に洗浄液を循環させても洗浄に必要な流速が得られない個所が生じ、洗浄性が悪かった。また、充填液タンクが回転体の上部に設置されているため、充填装置の各部の外面洗浄性が悪いという問題もあった。
【0007】
また、特許文献2に記載された充填装置では、制御ユニットは高さ幅ともかなり大型であり、さらに、その周囲に充填液タンクを配置すると、充填装置自体の径が大きくなり大型化してしまうという問題があった。充填装置が高能力を要求される場合は、充填バルブの数も増えるので装置全体が大型化するが、そうでない場合であっても、制御ユニットとその周囲に配置する充填液タンクが原因となって、充填装置を小型化するにも限界があった。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、充填液タンクの内部および外部の各部分の洗浄性が良く、しかも、小型化することが可能な充填装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る充填装置は、回転体に円周方向等間隔で設けられ、内部に充填液通路を有する複数の充填手段と、これら充填手段と給液管を介して連通可能に設けられた充填液タンクと、前記充填液通路を開閉する液バルブと、容器の口部をシールするシール手段と、前記充填手段に設けられ、容器内の気体を排出する排気通路と、この排気通路を開閉する排気通路用開閉弁と、前記充填手段に設けられ、容器内に加圧ガスを供給するカウンタ通路と、このカウンタ通路を開閉するカウンタ通路用開閉弁と、前記充填手段のそれぞれに対応して設けられ、充填液通路を流れる充填液の流量を計測する流量計と、前記排気通路と接続した排気チャンバーと、この排気チャンバー内を前記充填液タンク内の圧力よりも低い圧力に制御する制御手段とを備えており、特に、前記回転体をクリーンブース内に収容して外部の雰囲気と遮断し、前記充填液タンクおよび前記排気チャンバーを前記回転体から切り離してクリーンブース外に設置して、容器をシール手段によって密封し、前記排気チャンバーへ排気しつつ圧力をかけた状態で充填を行うことを特徴とするものである。
【0010】
この発明に係る充填装置では、回転体および充填バルブ等を備えた充填機本体をクリーンブース内に設置するとともに、充填液タンクを回転体から切り離してクリーンブースの外部に設置しているので、充填液タンクの洗浄性が向上するとともに、充填液タンクを持たない充填機本体の洗浄性も向上する。しかも、回転体の上部から充填液タンクをなくしたので、充填機本体をコンパクト化することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかる充填装置の全体の構成を簡略化して示す概略構成図、図2は前記充填装置に設けられた充填バルブを拡大して示す縦断面図である。この実施の形態に係る充填装置は、クリーンブース2により囲まれた無菌雰囲気の空間内に配置されたロータリ式の充填機本体(全体として符号4で示す)と、この充填機本体4と切り離されてクリーンブース2の外部に設置された充填液貯留タンク6と、容器8内に充填する液体を前記充填機本体4に供給する充填液供給用の通路、容器8内に加圧ガスを供給する加圧ガス供給用の通路、排気通路およびその他の圧力制御手段や開閉弁等からなっている。なお、これら通路等は後に説明する。
【0012】
前記充填機本体4は、回転体10の外周部に円周方向等間隔で複数の充填手段(充填バルブ)12を備えている。これら各充填バルブ12の下方には、容器8を保持して昇降する容器保持手段14がそれぞれ設けられており、前記充填バルブ12と一体的に回転しつつ、保持している容器を昇降させる。また、回転体10の上部には、前記充填バルブ12や後に説明する流量計を制御するためのシーケンサや電磁弁などの制御ユニット13を配置している。なお、この実施の形態では、液体が充填される容器8は、PETボトル等の軽量の樹脂容器であり、前記容器保持手段14が容器8の首部を保持して吊り下げた状態で昇降させるようになっている。また、充填バルブ12によって容器8内に充填される液体は、炭酸ガス入りの飲料である。
【0013】
クリーンブース2内に配置された充填機本体4と切り離して、クリーンブース2の外部に充填液貯留タンク6が設置されている。この充填液貯留タンク6からの給液管16が、ロータリジョイント18を介して前記ロータリ式充填機本体4に接続されて充填液を供給する。さらに、供給された充填液は、給液マニホールド20により分岐された複数(充填バルブ12と同数)の給液通路22から前記各充填バルブ12に送られる。なお、充填液貯留タンク6には、配管24を介して充填液が補充される。
【0014】
なお、充填液タンク6から充填機本体4に充填液を供給する給液管16は、上方からロータリジョイント18に接続されている。
【0015】
前記充填液貯留タンク6は、密閉式のタンクであり、加圧ガス源(この実施の形態ではCO2ガス源)26から、ガス供給管28を介して、充填液30の上部の空間32にCO2ガスが導入されて加圧されている。このガス供給管28には、給気用のコントロールバルブ34が設けられており、また、充填液貯留タンク6の上部空間32からの排気管36には排気用のコントロールバルブ38が設けられている。前記充填液貯留タンク6の上部空間32には圧力センサ40が設けられ、この圧力センサ40からの検出信号が圧力制御コントローラ42に入力されており、この圧力制御コントローラ42によって、前記空間32内が所定の圧力(この実施の形態では0.32MPa)に制御されている。
【0016】
前記CO2ガス源26からのガス供給管28には、充填液貯留タンク6と別に充填機本体4にCO2ガスを供給するカウンタ用のガス配管44が設けられている。このガス管44も前記給液管16と同様上方からロータリジョイント18に接続されており、ガス配管44を介して充填機本体4に供給されるCO2ガスは、ロータリジョイント18から分岐された各カウンタ通路46を介して、各充填バルブ12に供給される。このガス配管44にも、コントロールバルブ等の圧力制御手段48が設けられており、充填バルブ12に送るCO2ガスの圧力を所定の圧力(この実施の形態では0.31MPa)に制御している。
【0017】
さらに、充填機本体4には、圧力エア源47に接続されたエア供給管49から加圧エアが供給されるようになっており、ロータリジョイント18から分岐した各エア通路51A、51B(図2参照)を介して前記各充填バルブ12にエアを送る。なお、充填バルブ12に送られたエアは、後に説明する液バルブの開閉用エアシリンダを作動させる。
【0018】
次に、図2により充填バルブ12の構成について説明する。充填バルブ12のバルブハウジング50は、その内部に充填液通路52が形成されており、充填液貯留タンク6から給液管16、ロータリジョイント18、給液マニホールド20および給液通路22を介して充填バルブ12に送られた充填液が、この充填液通路52を通って容器8内に充填される。
【0019】
前記バルブハウジング50内に、充填液通路52を連通遮断する液バルブ54が設けられている。この液バルブ54は、充填液通路52内に昇降可能に挿通されたロッド56の下端に形成されている弁体58と、前記充填液通路52の下部内面に設けられた弁座60とによって構成されている。この弁体58の、弁座60に着座する部分の外周面には、シールリング58aが嵌着されて液密を保持するようになっている。前記弁体58を有する昇降ロッド56は、バルブハウジング50の上部に設けられた液バルブ開閉用エアシリンダ62の作動によって昇降する。
【0020】
この液バルブ開閉用エアシリンダ62は、前記昇降ロッド56の上部に設けられたピストン64を備えており、このピストン64がバルブハウジング50の上部空間内に摺動自在に嵌合して、この空間の内部を上下二つの圧力室66、68に区画している。そして、前記エア圧力源47が、エア供給管49、ロータリジョイント18を介して制御ユニット13内に送られ、制御ユニット13内の電磁弁でエア通路51A、51Bに分岐されて前記圧力室66、68に接続されており、これら各圧力室66、68内に圧力エアを導入し、または、各圧力室66、68を大気に開放できるようになっている。上方の圧力室66に圧力エアを導入したときには、ピストン64とともに昇降ロッド56が下降して弁体58が弁座60に着座して、前記充填液通路52を閉じ、下方の圧力室68にエアを導入したときには、ピストン64とともに昇降ロッド56が上昇して弁体58が弁座60から離座して充填液通路52を開放する。
【0021】
なお、バルブハウジング50内の下方の充填液通路52側と上方のエアシリンダ62との間にはダイヤフラム70が介装されており、飲料等の液体が流通する充填液通路52側と摺動部を有するエアシリンダ62との間が完全に遮断されている。このダイヤフラム70の下方の充填液通路52の上端部に、前記給液通路22が接続されている。
【0022】
この給液通路22には、フローメータ72が設けられており(図1参照)、給液通路22を介して充填バルブ12に供給され、充填液通路52を通って容器8内に充填される充填液の流量を検出している。
【0023】
バルブハウジング50の下端部の内周寄りには、この充填バルブ12によって容器8内に充填を行う際に、その容器8の口部をシールするシール手段(びん口パッキン)74が取り付けられている。さらに、このびん口パッキン74の外周側の下方に、このびん口パッキン74に押し付けられる容器8の口部をガイドするガイド部材76が取り付けられている。このガイド部材76の内周面はテーパ状になっており、前記容器保持手段14によって上昇される容器8の口部がこのテーパ面に案内される。
【0024】
充填バルブ12には、前記バルブハウジング50の内部を通って2本のガス通路50a、50bが形成されている。その一方50aは、バルブハウジング50の中央部寄りの下端面に開口しており、以下に説明する排気通路78の一部を構成している。また、他方50bは、前記充填液通路52の液バルブ54よりも下流側に開口しており、前記カウンタ通路46の一部を構成している。
【0025】
各充填バルブ12に設けられている前記排気通路78は、図1に示すように、充填機本体4の下部側のロータリジョイント82および排気管84を介して、外部に設置された排気チャンバー86に接続されており、排気通路用開閉弁(排気バルブ)88の開閉によって連通遮断されるようになっている。排気チャンバー86は、連通管89を介して前記CO2ガス源26に接続されている。この連通管89と、排気チャンバー86からの排気を行う排気管90にそれぞれ給気用コントロールバルブ92および排気用コントロールバルブ94が設けられており、排気チャンバー86に設けられてその内部の圧力を検出する圧力センサ96からの信号に応じて、前記圧力制御コントローラ42が、排気チャンバー86内を所定の圧力(この実施の形態では0.28MPa)に制御している。
【0026】
また、各カウンタ通路46は、前述のようにロータリジョイント18およびカウンタ用のガス配管44を介してCO2ガス源26に接続されており、カウンタ通路用開閉弁(カウンタバルブ)98の開閉によって連通遮断される。また、カウンタ通路46の、カウンタバルブ98よりも充填バルブ12寄りに、スニフト通路100が接続されている。このスニフト通路100は、下部側ロータリジョイント82およびスニフト用配管102を介して大気に開放されるようになっており、カウンタ通路46寄りに設けられたスニフトバルブ104の開閉により連通遮断される。
【0027】
以上の構成に係る充填装置の作動について説明する。先ず、図示しない容器搬送手段によって搬送されてきた容器8がクリーンブース2内に設置されている充填機本体4に供給され、各容器保持手段14によってその首部を保持される。容器保持手段14は昇降可能になっており、容器8を保持して上昇し、容器8の上端開口部を充填バルブ12の下端に設けられたびん口パッキン74に密着させてこの容器8内を密封する。
【0028】
容器8内を密封した後、カウンタバルブ98を開放し、CO2ガス源26からカウンタ用のガス配管44、ロータリジョイント18および充填機本体4内のカウンタ通路46を介して、容器8内に加圧したCO2ガスを供給する。このときには、液バルブ54を閉じ、排気バルブ88およびスニフトバルブ104も閉鎖している。なお、排気バルブ88を開放した状態でカウンタ通路46からカウンタガスを供給し、容器8内のエアをCO2ガスに置換した後、排気バルブ88を閉じてカウンタ動作を行う、つまり容器8内を加圧するようにしても良い。特に、充填液が酸化しやすい性質の場合には、このように容器8内をガス置換した後カウンタ動作を行う方が好ましい。
【0029】
前記カウンタ動作により容器8内にCO2ガスを導入して所定の圧力(0.31MPa)に加圧する。その後、カウンタバルブ98を閉鎖し、排気バルブ88を開放して排気動作を行う。このときには、スニフトバルブ104および液バルブ54は閉じたままである。
【0030】
排気動作が終了して所定時間経過した後、排気バルブ88は開放したまま、また、カウンタバルブ98およびスニフトバルブ104を閉じたまま、液バルブ54を開放して充填を開始する。液バルブ54は、充填バルブ12の上部に設けられているエアシリンダ62の作動によって開閉されるようになっており、このエアシリンダ62の下方側の圧力室68に圧力エア源47からのエアを導入して、ピストン64および昇降ロッド56に設けられた弁体58を上昇させて液バルブ54を開放する。
【0031】
充填バルブ12に充填液を供給する給液通路22にはフローメータ72が設けられて、容器8内に充填される液体の流量を計測しており、所定量の液体が充填されると、液バルブ54を閉じて充填を終了する。充填の終了時には、エアシリンダ62の上方の圧力室66にエアを導入してピストン64を下降させ、昇降ロッド56の下端に設けられた弁体58を弁座60に着座させることにより液バルブ54を閉鎖する。
【0032】
容器8内への充填が終了した後、カウンタバルブ98を閉鎖したまま、開放していた排気バルブ88を閉じ、閉鎖していたスニフトバルブ104を開放してスニフト動作を行う。このとき液バルブ54が閉じたままであることはいうまでもない。以上の動作を順次行うことにより、充填液貯留タンク6内に貯留されている充填液を、充填機本体4の充填バルブ12に送って容器8内に充填する。この実施の形態では、充填機本体4は、クリーンブース2内に設置されているが、充填液を貯留するタンク6は、充填機本体4と切り離してクリーンブース2の外部に設置されているので、洗浄が容易であり、また、充填機本体4側もフィラーボウルが無いので極めて洗浄性が良くなる。しかも、充填機と一体のフィラーボウルがないので、充填機本体4側を小型化することができる。なお、前記充填液貯留タンク6内の圧力、カウンタ通路46から供給されるCO2ガスの圧力および排気チャンバー86内の圧力等の数値は一例であり限定されないことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、回転体に円周方向等間隔で設けられ、内部に充填液通路を有する複数の充填手段と、これら充填手段と給液管を介して連通可能に設けられた充填液タンクと、前記充填液通路を開閉する液バルブと、容器の口部をシールするシール手段と、前記充填手段に設けられ、容器内の気体を排出する排気通路と、この排気通路を開閉する排気通路用開閉弁と、前記充填手段に設けられ、容器内に加圧ガスを供給するカウンタ通路と、このカウンタ通路を開閉するカウンタ通路用開閉弁と、前記充填手段のそれぞれに対応して設けられ、充填液通路を流れる充填液の流量を計測する流量計と、前記排気通路と接続した排気チャンバーと、この排気チャンバー内を前記充填液タンク内の圧力よりも低い圧力に制御する制御手段とを備え、前記回転体をクリーンブース内に収容して外部の雰囲気と遮断し、前記充填液タンクおよび前記排気チャンバーを前記回転体から切り離してクリーンブース外に設置して、容器をシール手段によって密封し、前記排気チャンバーへ排気しつつ圧力をかけた状態で充填を行うことにより、充填液タンクの内部の洗浄がしやすくなるとともに、回転体や充填手段等を備えた充填機本体側の洗浄も容易になる。また、回転体から充填液タンクを切り離したので、充填機本体側を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる充填装置の全体の構成を簡略化して示す概略構成図である。
【図2】前記充填装置に設けられた充填バルブの縦断面図である。
【符号の説明】
2 クリーンブース
6 充填液タンク
10 回転体
12 充填手段(充填バルブ)
46 カウンタ通路
52 充填液通路
54 液バルブ
74 シール手段(びん口パッキン)
78 排気通路
88 排気通路用開閉弁(排気バルブ)
98 カウンタ通路用開閉弁(カウンタバルブ)
Claims (1)
- 回転体に円周方向等間隔で設けられ、内部に充填液通路を有する複数の充填手段と、これら充填手段と給液管を介して連通可能に設けられた充填液タンクと、前記充填液通路を開閉する液バルブと、容器の口部をシールするシール手段と、前記充填手段に設けられ、容器内の気体を排出する排気通路と、この排気通路を開閉する排気通路用開閉弁と、前記充填手段に設けられ、容器内に加圧ガスを供給するカウンタ通路と、このカウンタ通路を開閉するカウンタ通路用開閉弁と、前記充填手段のそれぞれに対応して設けられ、充填液通路を流れる充填液の流量を計測する流量計と、前記排気通路と接続した排気チャンバーと、この排気チャンバー内を前記充填液タンク内の圧力よりも低い圧力に制御する制御手段とを備え、
前記回転体をクリーンブース内に収容して外部の雰囲気と遮断し、前記充填液タンクおよび前記排気チャンバーを前記回転体から切り離してクリーンブース外に設置して、容器をシール手段によって密封し、前記排気チャンバーへ排気しつつ圧力をかけた状態で充填を行うことを特徴とする充填装置。
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