JP4665332B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関し、特に、室内加湿用の水の凍結対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気調和装置には、室外空気中の水蒸気を結露させ、この結露水を室内に導入して室内の加湿に利用するものが知られている。具体的に、この種の空気調和装置は、室外ユニットに熱交換器により構成された結露器を設け、室外空気中の水蒸気をこの結露器で結露させ、結露した水を貯水容器に貯溜する。そして、貯水容器内の水を送水管を通して室内ユニットに導入し、室内の加湿に利用している。
【0003】
例えば、特開平8−121826号公報に開示されているように、乾式加湿装置がある。該乾式加湿装置は、室外空気中の水蒸気を吸着させる吸着ロータを備え、該吸着ロータに加熱空気を導入することにより、吸着した水蒸気を脱離させて湿潤空気を生成し、湿潤空気に含まれる水蒸気を結露器で結露させて、結露水を室内の加湿に利用するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
室内を加湿する加湿運転を行うのは、冬期等の室外温度が低温の場合に行われることが多い。しかしながら、上記開示された乾式加湿装置では、送水管内の水の凍結対策が何ら施されていなかったために、室外温度が低温になると、室内ユニットに水が流れず、室内の加湿を行うことができない場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、室内ユニットに確実に水を導入することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、送水通路(51)の水を排出する
ようにしたものである。
【0007】
具体的に、第1の解決手段は、室内(41a)を加湿可能に構成される室内ユニット(41)と、室外(11a)に設けられ、水を貯溜する貯水容器(36)と、水を吸引して吐出する送水手段(37)を有し、上記貯水容器(36)の水を上記室内ユニット(41)に導く送水通路(51)と、上記送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)と、室外に配置される室外空気温度検出手段(60)と、上記貯水容器(36)の水を排出するための排出管(81)と、上記排出管(81)に設けられた電磁弁(82)とを備え、上記排出手段(50)によって上記送水通路(51)から排出された水が上記貯水容器(36)に流入するように構成され、上記排出手段(50)は、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が所定の第1温度以下になると連動して、上記送水通路(51)の水を排出するように構成される一方、上記電磁弁(82)は、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が上記第1温度より低い第2温度以下になると開放されて、上記貯水容器(36)の水を排出するように構成されている。
【0008】
また、第2の解決手段は、上記第1の解決手段において、送水通路(51)は、送水手段(37)の吐出側に分岐通路(58)が接続され、排出手段(50)は、上記分岐通路(58)に設けられて排水時に開放する開閉機構(56)により構成されている。
【0009】
また、第3の解決手段は、上記第1の解決手段において、送水通路(51)は、送水手段(37)の吐出側に分岐通路(58)が接続され、排出手段(50)は、上記分岐通路(58)に設けられて、排水時に開放する開閉機構(56)と排水時に駆動する排水ポンプ(71)とにより構成されている。
【0010】
また、第4の解決手段は、上記第1の解決手段において、送水手段(37)と排出手段(50)とは、順送運転と、該順送運転と逆方向に水が流れる逆送運転とが切換可能な1つのポンプ(70)の順送運転と逆送運転とにより構成される一方、送水通路(51)の水を排出する際に、上記ポンプ(70)を逆送運転させる排水制御手段(64)を備えている。
【0011】
また、第5の解決手段は、上記第1の解決手段において、排出手段(50)は、水が貯水容器(36)から室内ユニット(41)に流れる方向と、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れる方向とを切り換えるように、送水通路(51)に対する送水手段(37)の吐出側と吸入側との接続を切り換える切換機構(72)で構成される一方、送水通路(51)の水を排出する際に、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れる方向に上記切換機構(72)を切り換えると共に、送水手段(37)を駆動させる排水制御手段(64)が設けられている。
【0012】
また、第6の解決手段は、上記第1から第5の何れか1つの解決手段において、室外(11a)に設けられ、室外空気中の水蒸気を吸着する一方、脱離する吸着手段(22)と、室外(11a)に設けられ、上記吸着手段(22)から脱離した水蒸気を含む湿潤空気を冷却して結露させ、該結露した水を貯水容器(36)に導く結露手段(33)とを備えている。
【0013】
すなわち、上記第1の解決手段では、送水手段(37)が、貯水容器(36)の水を吸引して吐出する。送水手段(37)が吐出した水は、送水通路(51)を流れて室内ユニット(41)に導入される。室内ユニット(41)では、導入された水を利用して、室内(41a)を加湿する。そして、排出手段(50)が、送水通路(51)の水を排出する。送水通路(51)から排出された水は、貯水容器(36)に流入する。また、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が所定の第1温度以下になると排出手段(50)が連動して送水通路(51)の水を排出する。さらに、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が上記第1温度より低い第2温度以下になると電磁弁(82)が開放されて貯水容器(36)の水を排出する。
【0014】
また、上記第2の解決手段では、上記第1の解決手段において、分岐通路(58)に設けられた開閉機構(56)が開放して、送水通路(51)の水を排出する。
【0015】
また、上記第3の解決手段では、上記第1の解決手段において、分岐通路(58)に設けられた開閉機構(56)が開放すると共に、排水ポンプ(71)が駆動して、送水通路(51)の水を吸引して排出する。
【0016】
また、上記第4の解決手段では、上記第1の解決手段において、ポンプ(70)が順送運転することにより、貯水容器(36)の水が室内ユニット(41)に流れる。送水通路(51)の水を排出する際には、ポンプ(70)が逆送運転する。逆送運転では、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れる。
【0017】
また、上記第5の解決手段では、上記第1の解決手段において、送水通路(51)の水を排出する際に、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れるように切換機構(72)の接続が切り換わると共に、送水手段(37)が駆動する。送水手段(37)は、送水通路(51)における室内ユニット(41)側の水を吸引し、吐出する。送水手段(37)から吐出された水は、貯水容器(36)に排出される。
【0018】
また、上記第6の解決手段では、上記第1から第9の何れか1つの解決手段において、吸着手段(22)が室外空気中の水蒸気を吸着する一方、脱離する。結露手段(33)が吸着手段(22)から脱離した水蒸気を含む湿潤空気を冷却して結露させ、結露水を貯水容器(36)に導く。
【0019】
【発明の効果】
従って、上記第1から第6の解決手段によれば、送水通路(51)の水を排出するようにしたために、室外空気温度が低温のときに、送水通路(51)の水が凍結するのを回避することができる。従って、加湿運転時に、室外(11a)で得られた水を確実に室内ユニット(41)に導入することができる。また、送水通路(51)の水を排出するので、水垢による汚れや雑菌の発生を抑制して、室内ユニット(41)に供給する水の水質を保持することができる。
【0020】
また、上記第1の解決手段によれば、送水通路(51)から排出された水が貯水容器(36)に流入するようにしたために、送水通路(51)の水を有効に利用することができる。
【0021】
また、上記第1の解決手段によれば、室外空気温度に連動して送水通路(51)の水を排出するようにしたために、水の無駄な排出を防止することとができ、水を有効に利用することができる。
【0022】
また、上記第2の解決手段によれば、排出手段(50)を分岐通路(58)の開閉機構(56)で構成するようにしたために、非常に簡易な構成で送水通路(51)の水が凍結するのを回避することができる。また、コストを抑えることができる。
【0023】
また、上記第3の解決手段によれば、排水ポンプ(71)が送水通路(51)の水を吸引して排出するようにしたために、例えば、非常に管径が細い場合や送水通路(51)が撓んでいる場合にも、送水通路(51)の水を確実に排出させることができる。
【0024】
また、上記第4の解決手段によれば、送水手段(37)と排出手段(50)とを1つのポンプ(70)の順送運転と逆送運転とにより構成するようにしたために、送水通路(51)の水を排出させるポンプを別個に設けなくても、送水通路(51)の水を吸引して確実に排出させることができる。
【0025】
また、上記第5の解決手段によれば、切換機構(72)を設けるようにしたために、順送運転と逆送運転とが切換可能なポンプを使用する必要がなく、汎用の廉価なポンプを使用することができる。
【0026】
また、上記第6の解決手段によれば、室外空気中の水蒸気を自動的に採取し、室内(41a)の加湿に利用するようにしたために、室内(41a)を加湿する水を人為的に補給することなく、加湿運転をすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】
<参考例1>
図1に示すように、参考例1に係る空気調和装置(10)は、冷暖房運転可能に構成されると共に、加湿可能に構成され、室外(11a)に配置された室外ユニット(11)と、室内(41a)に配置された室内ユニット(41)と、送水通路(51)とを備えている。室内ユニット(41)は、室外ユニット(11)より上方に設置されている。
【0029】
上記室内ユニット(41)は、室内熱交換器(42)と室内貯水容器(43)とを備えている。
【0030】
上記室外ユニット(11)は、冷媒熱交換室(12)と、該冷媒熱交換室(12)の上部に位置する結露室(18)とが隔壁(13)により区画されている。
【0031】
上記冷媒熱交換室(12)は、圧縮機(図示せず)と四路切換弁(図示せず)と室外熱交換器(14)と膨張弁(図示せず)と室外ファン(15)とが配置されている。圧縮機と四路切換弁と室外熱交換器(14)と膨張弁と上記室内熱交換器(42)とが配管接続され、冷媒が循環する冷媒回路(図示せず)が形成されている。空気調和装置(10)は、四路切換弁の切り換えにより、冷房運転と暖房運転とが切り換わる。
【0032】
上記結露室(18)は、吸着空気通路(19)と脱離空気通路(28)とが区画形成されている。該吸着空気通路(19)と脱離空気通路(28)との間には、吸着空気通路(19)と脱離空気通路(28)とを横断するように吸着手段である吸着ロータ(22)が配置されている。吸着空気通路(19)には、吸着ロータ(22)の下側において室外ユニット(11)の側面に、室外空気を導入する吸着空気吸入口(20)が開口している。吸着ロータ(22)の上側において室外ユニット(11)の側面には、吸着空気通路(19)の吸着空気排出口(21)が開口している。吸着空気排出口(21)は、吸着ロータ(22)を通過した空気を排出する。吸着空気通路(19)は、吸着ロータ(22)の上側、つまり吸着ロータ(22)の下流側に吸着空気ファン(25)が配置されている。
【0033】
上記室外ユニット(11)の上面には、室外空気を脱離空気通路(28)に導入する脱離空気吸入口(29)が開口している。室外ユニット(11)の側面において上記吸着空気吸入口(20)の下側に脱離空気排出口(30)が形成されている。脱離空気排出口(30)は、吸着ロータ(22)を通過した空気を排出する。脱離空気通路(28)は、吸着ロータ(22)の上流側に隣接して脱離空気ヒータ(31)が配置され、吸着ロータ(22)の下流側に脱離空気ファン(32)が配置され、脱離空気ファン(32)の下流側に結露手段である結露器(33)が配置されている。結露器(33)の下方には、結露器(33)で結露した水を貯溜する室外貯水容器(36)が配置されている。結露器(33)で結露した水は、結露水通路(35)を通って室外貯水容器(36)に流入する。
【0034】
上記送水通路(51)は、室外貯水容器(36)に接続されている。送水通路(51)は、室外管(52)と室内管(55)とを備えている。送水通路(51)は、低流量の水を流すためのものであるので、管径が非常に小さく構成されている。この管径は、湿潤空気を流して室内ユニット(41)に導入する場合に比べても非常に小さい。管径は、例えば、数mm程度である。送水通路(51)は、内側が、例えば、テフロン加工などの撥水処理が施された管により構成されている。撥水処理を施すことにより水切れがよくなり、排水時に水滴が残りにくい。
【0035】
上記室外管(52)は、上流側から順に水平部(53)と垂直部(54)とを備えている。室外管(52)の水平部(53)は、送水手段(37)が設置され、上流端が室外貯水容器(36)の下端面に接続されている。室外管(52)における垂直部(54)の下端が、水平部(53)の下流端と接続されている。室外管(52)の垂直部(54)は、送水手段(37)により吐出された水が下方から上方に向かって流れる。室外管(52)は、垂直部(54)の下端に分岐通路(58)が接続している。該分岐通路(58)は、垂直部(54)の下端から下方に延び、開閉機構である電磁弁(56)が設置されている。分岐通路(58)の排出口は、大気に開放されている。
【0036】
上記室内管(55)は、一端が室外管(52)の上端に接続されると共に、略水平に伸びて住宅の壁(57)を貫通し、他端が室内ユニット(41)の室内貯水容器(43)に接続されている。室内管(55)の管径が小さいので、壁に室内管(55)を容易に貫通させることができ、施工も容易である。室内貯水容器(43)は、蒸発した水蒸気を室内熱交換器(42)に導く水蒸気通路(44)が接続している。
【0037】
上記室外熱交換器(14)は、クロスフィン型の熱交換器に構成され、室外空気と冷媒とを熱交換するように構成されている。
【0038】
上記室外ユニット(11)の吸着ロータ(22)は、吸着剤としてのゼオライト等から成り、通気可能に構成されている。吸着ロータ(22)は、駆動モータ(26)が接続し、一定の回転数でゆっくり回転する。吸着ロータ(22)は、吸着部(23)と脱離部(24)とを備えている。吸着部(23)は、吸着空気通路(19)に位置し、吸着空気通路(19)に流入した室外空気に含まれる水蒸気を吸着させる。吸着部(23)に水蒸気が吸着された空気は、吸着空気ファン(25)により吸着空気排出口(21)から排出される。
【0039】
上記脱離部(24)は、脱離空気通路(28)に位置し、脱離空気通路(28)に流入し、脱離空気ヒータ(31)により加熱された室外空気が通過する。脱離部(24)は、脱離空気ヒータ(31)により加熱された室外空気が通過することにより、吸着部(23)で吸着された水蒸気を脱離させる。脱離部(24)を通過した室外空気は、脱離した水蒸気を含む湿潤空気となる。
【0040】
上記結露器(33)は、クロスフィン型の熱交換器に構成されている。結露器(33)は、室外熱交換器(14)と並列に冷媒回路に接続されている。結露器(33)は、冷媒回路の冷媒の蒸発熱により空気を冷却し、水蒸気を結露させる。つまり、加湿運転は、暖房運転時に行われるので、加湿運転時には、膨張弁で減圧された低温の冷媒が室外熱交換器(14)及び結露器(33)に流れる。結露器(33)で冷媒が蒸発するように構成することにより、空気中の水蒸気を確実に結露させることができると共に、室内熱交換器(42)の暖房能力を向上させることができる。
【0041】
上記室外貯水容器(36)は、結露器(33)で結露した水を貯溜するためのものである。室外貯水容器(36)は、圧縮機の近傍に配置されている。室外貯水容器(36)を圧縮機の近傍に配置することで、圧縮機の発熱を利用することができるために、容器(36)内の水が凍結しにくくなる。
【0042】
上記送水手段(37)は、低流量で且つ高揚程のポンプにより構成されている。送水手段(37)は、毎時数百cc程度の流量の水を吐出するように構成されている。送水手段(37)は、圧縮機の近傍に配置されている。
【0043】
上記室内熱交換器(42)は、クロスフィン型の熱交換器に構成され、冷媒と室内空気とを熱交換するように構成されている。
【0044】
上記室内貯水容器(43)は、密閉容器に構成され、室内管(55)から流出した水を貯溜するように構成されている。
【0045】
上記室内ユニット(41)は、室内を加湿するために室内ユニット(41)に導入された水を蒸発させる加湿手段(45)が設けられている。該加湿手段(45)は、室内貯水容器(43)に設置され、貯溜する水を加熱するヒータにより構成されている。加湿手段(45)により加熱され、蒸発した水蒸気は、上記水蒸気通路(44)を流出し、室内ファン(図示せず)による送風によって、室内熱交換器(42)の冷媒と熱交換した室内空気と共に室内(41a)に送風される。
【0046】
上記室外ユニット(11)には、吸着空気通路(19)に室外空気の温度を検出すると共に制御信号を出力する室外空気温度検出手段である室外空気温度センサ(60)が配置されている。室外貯水容器(36)は、貯水量が一定量以上になるとオンとなり、制御信号を出力するフロートスイッチ(61)が配置されている。室内貯水容器(43)は、水位を検出すると共に制御信号を出力する水位センサ(62)が配置されている。
【0047】
上記センサ類(60,61,62)が出力した制御信号は、コントローラ(63)に入力されている。
【0048】
コントローラ(63)は、室外貯水容器(36)のフロートスイッチ(61)からの制御信号が入力されると、吸着空気ファン(25)、脱離空気ファン(32)、脱離空気ヒータ(31)及び駆動モータ(26)を停止させ、結露器(33)での結露を停止させるように構成されている。コントローラ(63)は、室内貯水容器(43)の水位センサ(62)が検出した貯水量が一定範囲内になるように、送水手段(37)を間欠運転させるように構成されている。
【0049】
コントローラ(63)は、排水制御手段である排水制御部(64)を備えている。該排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、分岐通路(58)の電磁弁(56)を開放するように構成されている。つまり、分岐通路(58)の電磁弁(56)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度に連動して送水通路(51)の水を排出するように構成されている。電磁弁(56)は、送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)を構成している。
【0050】
−運転動作−
上記空気調和装置(10)の運転動作について説明する。先ず、暖房運転時の運転動作について説明し、併せて暖房運転時における加湿運転について説明する。
【0051】
運転が開始されると、室外ユニット(11)の圧縮機から吐出した冷媒が、四路切換弁を通過して室内熱交換器(42)に流入し、室内熱交換器(42)において、室内空気を加熱すると共に凝縮する。冷媒に加熱された室内空気は、室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を暖房する。室内熱交換器(42)で凝縮した冷媒は、室外ユニット(11)の膨張弁で減圧された後、室外熱交換器(14)に流入する。このとき、膨張弁で減圧された冷媒の一部が分流し、結露器(33)の伝熱管(34)に流入している。室外熱交換器(14)に流入した冷媒は、室外空気と熱交換して蒸発し、四路切換弁を通過して圧縮機に戻る。暖房運転時には、この循環が繰り返される。
【0052】
暖房運転時において、加湿運転を行うときには、駆動モータ(26)が吸着ロータ(22)をゆっくり回転させると共に、吸着空気ファン(25)、脱離空気ファン(32)、脱離空気ヒータ(31)、送水手段(37)及び室内ユニット(41)の加湿手段(45)が駆動する。
【0053】
吸着空気ファン(25)が駆動することにより、室外空気が吸着空気吸入口(20)から吸着空気通路(28)に流入する。吸着空気通路(28)に流入した室外空気が、吸着ロータ(22)を通過する。室外空気が吸着ロータ(22)を通過する際に、室外空気に含まれる水蒸気が吸着ロータ(22)に吸着される。吸着ロータを通過した空気は、吸着空気ファン(25)により、吸着空気排出口(21)から排出される。
【0054】
脱離空気ファン(32)が駆動することにより、室外空気が、脱離空気吸入口(29)から脱離空気通路(28)に流入する。脱離空気通路(28)に流入した室外空気は、脱離空気ヒータ(31)により加熱された後、吸着ロータ(22)を通過する。吸着ロータ(22)を通過する際に、加熱された室外空気は、吸着ロータ(22)に吸着されている水蒸気を脱離させ、水蒸気を含んだ湿潤空気となる。湿潤空気は、脱離空気ファン(32)により吹き出されて、結露器(33)を通過する。湿潤空気が結露器(33)を通過する際に、結露器(33)の伝熱管(34)を流れる冷媒が蒸発すると共に、湿潤空気に含まれる水蒸気が結露する。この結露した水は、結露水通路(35)を流れて室外貯水容器(36)に貯溜される。
【0055】
室外貯水容器(36)に貯溜された水は、送水手段(37)に吸引されると共に、送水手段(37)から吐出される。送水手段(37)から吐出された水は、室外管(52)を上方に流れて室内管(55)を流れ、室内貯水容器(43)に貯溜される。室内貯水容器(43)に貯溜された水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、水蒸気通路(44)から流出する。水蒸気通路(44)から流出した水蒸気は、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0056】
上記加湿運転時に、室外貯水容器(36)の貯水量が増大し、フロートスイッチ(61)がオンすると、駆動モータ(26)、吸着空気ファン(25)、脱離空気ファン(32)及び脱離空気ヒータ(31)を停止する。従って、結露器(33)では、湿潤空気の流通が停止し、結露水の生成を停止する。
【0057】
上記加湿運転時に、室内貯水容器(43)の水位センサ(62)が検出した水位が所定値以上になると、送水手段(37)を一旦停止する。また、この水位センサ(62)が検出した水位が所定値以下になると、送水手段(37)を再起動する。
【0058】
一方、上記室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、送水通路(51)の電磁弁(56)が開放し、送水通路(51)の水を排出する。つまり、送水通路(51)の水が凍結すると、室外ユニット(11)で生成された水を室内ユニット(41)に供給することができなくなるので、室外空気温度が所定温度以下になると、送水通路(51)の水を排出する。室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になったときに、電磁弁(56)が開放して送水通路(51)の水を排出することにより、水が凍結するのを確実に防止することができる。
【0059】
上記空気調和装置(10)の冷房運転について説明する。運転が開始されると、室外ユニット(11)の圧縮機から吐出された冷媒が、四路切換弁を通過して室外熱交換器(14)に流入し、室外熱交換器(14)において、室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器(14)で凝縮した冷媒は、膨張弁で減圧された後、室内熱交換器(42)に流入する。室内熱交換器(42)において、冷媒は、室内空気を冷却すると共に蒸発する。冷媒に冷却された室内空気は、室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を冷房する。室内熱交換器(42)で蒸発した冷媒は、室外ユニット(11)の四路切換弁を通過して圧縮機に戻る。冷房運転時には、この循環が繰り返される。
【0060】
−参考例1の効果−
本参考例1によれば、送水通路(51)の水を排出するようにしたために、室外空気温度が低温のときに、送水通路(51)の水が凍結するのを回避することができる。従って、加湿運転時に、室外(11a)で得られた水を確実に室内ユニット(41)に導入することができる。また、送水通路(51)の水を排出するので、水垢による汚れや雑菌の発生を抑制して、室内ユニット(41)に供給する水の水質を保持することができる。
【0061】
また、排出手段(50)を分岐通路(58)の電磁弁(56)で構成するようにしたために、非常に簡易な構成で送水通路(51)の水が凍結するのを回避することができる。また、コストを抑えることができる。
【0062】
また、室外空気温度が所定温度以下になったときに、送水通路(51)の水を排出するようにしたために、水の無駄な排出を防止することとができ、水を有効に利用することができる。
【0063】
また、室外空気中の水蒸気を自動的に採取し、室内(41a)の加湿に利用するようにしたために、室内(41a)を加湿する水を人為的に補給することなく、加湿運転をすることができる。
【0064】
また、室外(11a)で得られた水を室内ユニット(41)に導入するようにしたために、湿潤空気を導入する構成に比べ、管径を小さくできるために、施工が容易になる。また、圧力損失が小さくなるために、配管長を長くすることができる。また、水蒸気が管内で結露してしまい、室内ユニット(41)に水が供給されないということが解消される。
【0065】
<発明の実施の形態1>
実施形態1の空気調和装置(10)は、図2に示すように、参考例1と異なり、送水手段(37)が室外貯水容器(36)の上部に配置されている。
【0066】
送水通路(51)の室外管(52)は、下端が室外貯水容器(36)内に配置されている。
【0067】
上記分岐通路(58)は、上端が室外管(52)における送水手段(37)の吐出側に接続され、下端が室外貯水容器(36)内に配置されている。分岐通路(58)の排出口は、室外貯水容器(36)内に開口している。つまり、送水通路(51)から排出された水が、室外貯水容器(36)に流入するように構成されている。
【0068】
上記室外貯水容器(36)の下端面には、下方に延びる排出管(81)が接続されている。排出管(81)には、電磁弁(82)が設けられている。排出管(81)は、室外貯水容器(36)の水を排出するためのものである。
【0069】
コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、室外貯水容器(36)の排出管(81)に設置された電磁弁(82)を開放させるように構成されている。排出管(81)の電磁弁(82)を開放させる室外空気温度は、分岐通路(58)の電磁弁(56)を開放させる温度より低く設定されている。室外貯水容器(36)が圧縮機の近傍に配置されているので、室外貯水容器(36)内の水が送水通路(51)内の水に比べて凍結しにくい。つまり、室外貯水容器(36)の水は、圧縮機の発熱を利用するために、凍結しにくくなっている。従って、室外貯水容器(36)の水を排出するときの室外空気温度をより低く設定することができる。排出する温度をより低く設定することで、無駄な排水を低減させることができる。
【0070】
−運転動作−
上記空気調和装置(10)の加湿運転において、送水手段(37)は、室外貯水容器(36)の水を吸い上げて吐出する。送水手段(37)が吐出した水は、室外管(52)を上方に流れて室内管(55)を流れ、室内貯水容器(43)に貯溜される。そして、室内貯水容器(43)の水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0071】
上記室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、送水通路(51)の電磁弁(56)が開放し、送水通路(51)の水を室外貯水容器(36)に排出する。そして、室外空気温度が更に低下すると、排出管(81)の電磁弁(82)を開放し、室外貯水容器(36)の水を排出する。
【0072】
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、送水通路(51)から排出された水が室外貯水容器(36)に流入するようにしたために、送水通路(51)の水を有効に利用することができる。
【0073】
その他の構成、作用及び効果は参考例1と同様である。
【0074】
<発明の実施の形態2>
実施形態2の空気調和装置(10)は、実施形態1と異なり、図3に示すように、室外管(52)に接続される分岐通路(58)が省略されると共に、送水通路(51)には、順送運転と逆送運転とに切換可能なポンプ(70)が設けられている。上記ポンプ(70)は、例えば、チューブポンプにより構成されている。
【0075】
上記ポンプ(70)の順送運転により送水手段(37)が構成され、上記ポンプ(70)の逆送運転により排出手段(50)が構成されている。順送運転では、水が室外貯水容器(36)から室内ユニット(41)に流れ、逆送運転では、水が室内ユニット(41)から室外貯水容器(36)に流れて排出される。
【0076】
コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、ポンプ(70)を逆送運転で駆動させるように構成されている。
【0077】
上記排水制御部(64)は、室外貯水容器(36)の水位センサ(62)が検出した水位の変化により、送水通路(51)の水抜きが完了したか否かを判断するように構成されている。ポンプ(70)の無駄な運転を防止することができると共に、空運転を防止してポンプ(70)の寿命を延ばすことができる。
【0078】
−運転動作−
上記空気調和装置(10)の加湿運転において、ポンプ(70)は、順送運転を行い、室外貯水容器(36)の水を吸い上げて吐出する。ポンプ(70)が吐出した水は、室外管(52)を上方に流れて室内管(55)を流れ、室内貯水容器(43)に貯溜される。そして、室内貯水容器(43)の水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0079】
室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、ポンプ(70)が逆送運転を行う。逆送運転では、水が室内ユニット(41)から室外貯水容器(36)に流れ、該室外貯水容器(36)に排出される。ポンプ(70)の逆送運転時には、室外貯水容器(36)の水位の変化により送水通路(51)の水抜きの完了を判断し、水位変化がなくなると、逆送運転を停止する。
【0080】
−実施形態2の効果−
本実施形態2によれば、送水手段(37)と排出手段(50)とを1つのポンプ(70)の順送運転と逆送運転とにより構成するようにしたために、送水通路(51)の水を排出させるポンプを別個に設けなくても、送水通路(51)の水を吸引して確実に排出させることができる。
【0081】
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0082】
<発明の実施の形態3>
実施形態3の空気調和装置(10)は、実施形態1と異なり、図4に示すように、分岐通路(58)に排水ポンプ(71)が設けられている。
【0083】
上記排水ポンプ(71)は、分岐通路(58)における電磁弁(56)の下方に配置されている。排水ポンプ(71)は、送水通路(51)の水を吸引して排出するためのものであり、吐出側が吸入側の下側になるように、送水通路(51)の室外管(52)に設置されている。つまり、送水通路(51)は、管径が非常に細く、水の排出時に送水通路(51)内に水が残り易いが、排水ポンプ(71)で水を吸引することにより、送水通路(51)の水を確実に抜くことができる。
【0084】
コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、分岐通路(58)の電磁弁(56)を開放すると共に、排水ポンプ(71)を駆動させるように構成されている。排水時に開放する電磁弁(56)と、排水時に駆動する排水ポンプ(71)とが、送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)を構成している。
【0085】
従って、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、分岐通路(58)の電磁弁(56)が開放すると共に、排水ポンプ(71)が駆動する。排水ポンプ(71)は、送水通路(51)の水を吸引して室外貯水容器(36)に排出する。
【0086】
−実施形態3の効果−
本実施形態3によれば、排水ポンプ(71)が送水通路(51)の水を吸引して排出するようにしたために、例えば、非常に管径が細い場合や送水通路(51)が撓んでいる場合にも、送水通路(51)の水を確実に排出させることができる。
【0087】
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0088】
<発明の実施の形態4>
実施形態4の空気調和装置(10)は、図5に示すように、実施形態2と異なり、送水通路(51)の室外管(52)に切換機構(72)が設けられている。つまり、実施形態2では、送水手段(37)を運転切換可能なポンプで構成することにより、水の流れる方向を切り換えたが、本実施形態4では、切換機構(72)により、水の流れる方向を切り換える。
【0089】
上記切換機構(72)は、四路切換弁(73)により構成されている。
【0090】
上記送水通路(51)の室外管(52)は、上側室外管(52a)と下側室外管(52b)とにより構成されている。上側室外管(52a)は、上端が室内管(55)に接続されている。下側室外管(52b)は、下端が室外貯水容器(36)内に配置されている。
【0091】
上記上側室外管(52a)が、四路切換弁(73)の第1ポートに接続され、下側室外管(52b)が、四路切換弁(73)の第2ポートに接続されている。四路切換弁(73)の第3ポートが送水手段(37)の吐出側と配管接続され、四路切換弁(73)の第4ポートが送水手段(37)の吸入側と配管接続されている。
【0092】
上記切換機構(72)は、送水手段(37)の吐出側と上側室外管(52a)とが接続し、且つ送水手段(37)の吸入側と下側室外管(52b)とが接続する順送接続(図中実線で示す接続)と、送水手段(37)の吐出側と下側室外管(52b)とが接続し、且つ送水手段(37)の吸入側と上側室外管(52a)とが接続する逆送接続(図中破線で示す接続)とを切り換えるように構成されている。順送接続では、水が室外貯水容器(36)から室内ユニット(41)に流れる。逆送接続では、水が室内ユニット(41)から室外貯水容器(36)に流れる。切換機構(72)が、送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)を構成している。切換機構(72)は、加湿運転中には、順送接続に切り換えられている。
【0093】
コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、切換機構(72)を逆送接続に切り換えると共に、送水手段(37)を駆動させるように構成されている。
【0094】
−運転動作−
上記空気調和装置(10)の加湿運転において、切換機構(72)が順送接続に切り換えられている。送水手段(37)は、室外貯水容器(36)の水を吸い上げて吐出する。送水手段(37)が吐出した水は、上側室外管(52a)を流れて室内ユニット(41)の室内貯水容器(43)に貯溜される。そして、室内貯水容器(43)の水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0095】
上記室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、切換機構(72)が逆送接続に切り換わると共に、送水手段(37)が駆動する。送水手段(37)は、送水通路(51)の水を吸引して、室外貯水容器(36)に排出する。
【0096】
−実施形態4の効果−
本実施形態4によれば、切換機構(72)を設けるようにしたために、順送運転と逆送運転とが切換可能なポンプを使用する必要がなく、汎用の廉価なポンプを使用することができる。
【0097】
その他の構成、作用及び効果は実施形態2と同様である。
【0098】
<発明の実施の形態5>
実施形態5の空気調和装置(10)は、図6及び図7に示すように、実施形態4と異なり、切換機構(72)が第1三方切換弁(74)と第2三方切換弁(75)とにより構成されている。
【0099】
送水通路(51)の室外管(52)は、上側室外管(52a)と下側室外管(52b)とにより構成されている。上側室外管(52a)は、上端が室内管(55)に接続されている。下側室外管(52b)は、下端が室外貯水容器(36)内に配置されている。
【0100】
上記第1三方切換弁(74)の第1ポートが、送水手段(37)の吐出側に配管接続され、第2三方切換弁(75)の第1ポートが、送水手段(37)の吸入側に配管接続されている。第1三方切換弁(74)の第2ポートと第2三方切換弁(75)の第2ポートとが第1接続管(77)により接続されている。上記上側室外管(52a)は、第1接続管(77)に接続されている。第1三方切換弁(74)の第3ポートと第2三方切換弁(75)の第3ポートとが第2接続管(78)により接続されている。上記下側室外管(52b)は、上端が第2接続管(78)に接続されている。下側室外管(52b)は、フィルタ(76)が設けられている。
【0101】
上記切換機構(72)は、送水手段(37)の吐出側と上側室外管(52a)とが接続し、且つ送水手段(37)の吸入側と下側室外管(52b)とが接続する順送接続(図中実線で示す接続)と、送水手段(37)の吐出側と下側室外管(52b)とが接続し、且つ送水手段(37)の吸入側と上側室外管(52a)とが接続する逆送接続(図中破線で示す接続)とを切り換えるように構成されている。順送接続では、水が室外貯水容器(36)から室内ユニット(41)に流れる。逆送接続では、水が室内ユニット(41)から室外貯水容器(36)に流れる。切換機構(72)が、送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)を構成している。切換機構(72)は、加湿運転中には、順送接続に切り換えられている。
【0102】
コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、切換機構(72)を逆送接続に切り換えると共に、送水手段(37)を駆動させるように構成されている。
【0103】
−運転動作−
上記空気調和装置(10)の加湿運転において、切換機構(72)が順送接続に切り換えられている。送水手段(37)は、室外貯水容器(36)の水を吸い上げて吐出する。送水手段(37)が吐出した水は、上側室外管(52a)を流れて室内ユニット(41)の室内貯水容器(43)に貯溜される。そして、室内貯水容器(43)の水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0104】
室外空気温度センサ(60)が検出した室外空気温度が所定温度以下になると、切換機構(72)が逆送接続に切り換わると共に、送水手段(37)が駆動する。送水手段(37)が送水通路(51)の水を吸引して、室外貯水容器(36)に排出する。
【0105】
その他の構成、作用及び効果は実施形態4と同様である。
【0106】
<参考例2>
参考例2の空気調和装置(10)は、図8に示すように、参考例1と異なり、送水通路(51)が、冷媒回路のガス冷媒が流れるガス通路(85)に隣接して配置されている。ガス通路(85)は、冷媒回路の圧縮機と室内熱交換器(42)の一端とを接続し、暖房運転時には、圧縮機から吐出された高温のガス冷媒が流れる。送水通路(51)とガス通路(85)とは、第1断熱材(86)で覆われている。送水通路(51)に隣接して配置され、圧縮機から吐出された冷媒が流れるガス通路(85)が、送水通路(51)を加熱する加熱手段(87)を構成している。
【0107】
送水通路(51)は、管径が非常に細いので、送水通路(51)に溜まる水量は、極僅かである。例えば、送水通路(51)は、管径が3mmとして、全長が15mとすると、送水通路(51)に溜まる水量は、約106ccである。この水が凍結していた場合に、氷を融解させるのに必要な熱量は約8kcal(約9w)であるので、暖房運転開始後に、高温のガス冷媒が流れることにより、送水通路(51)の氷を容易に融解させることができる。
【0108】
第1断熱材(86)に隣接して、第2断熱材(89)に覆われた液通路(88)が配置されている。液通路(88)は、室内熱交換器(42)の一端と室外熱交換器(14)の一端とを接続し、暖房運転時には、室内熱交換器(42)で室内空気と熱交換して凝縮した液冷媒が流れる。
【0109】
第1断熱材(86)に隣接して伝送線(90)が配置されている。第1断熱材(86)で覆われたガス通路(85)及び送水通路(51)と、第2断熱材(89)で覆われた液通路(88)と、伝送線(90)とは、仕上げテープ(91)で一つにまとめられて配置されている。
【0110】
尚、送水通路(51)は、分岐通路(58)が省略されている。
【0111】
−運転動作−
暖房運転の停止時に、室外空気温度が所定温度以下になると、送水通路(51)の水が凍結する。その後に暖房運転を行うと、圧縮機から吐出された高温の冷媒がガス通路(85)を流れる。ガス通路(85)は、高温の冷媒が流れることにより加熱されると共に、隣接する送水通路(51)を加熱する。送水通路(51)が加熱されると、送水通路(51)内の凍結した氷が融解する。そして、送水手段(37)の駆動により室外貯水容器(36)の水が送水通路(51)を流れ、室内貯水容器(43)に貯溜される。室内貯水容器(43)の水は、加湿手段(45)の加熱により蒸発し、室内熱交換器(42)を通過した室内空気と共に室内(41a)に吹き出され、室内(41a)を加湿する。
【0112】
−参考例2の効果−
本参考例2によれば、送水通路(51)を加熱する加熱手段(87)を設けるようにしたために、加熱手段(87)が作動する限り、室外空気温度が著しく低下しても、送水通路(51)の水が凍結するのを確実に防止することができる。また、加熱手段(87)の停止中に室外空気温度が著しく低下し、送水通路(51)の水が凍結したとしても、凍結した水を融解させることができ、室外(11a)で得られた水を確実に室内ユニット(41)に導入することができる。
【0113】
また、圧縮機から吐出された冷媒が流れるガス通路(85)により加熱手段(87)を構成するようにしたために、部品点数を増大させることなく、送水通路(51)の水が凍結しにくくさせることができると共に、凍結したとしても融解させることができる。
【0114】
その他の構成、作用及び効果は参考例1と同様である。
【0115】
<発明のその他の実施の形態>
上記各実施形態について、室内ユニット(41)の加湿手段(45)は、ヒータにより構成するのに代え、室内貯水容器(43)の下部に設置された超音波発振器により構成してもよい。超音波発振器は、超音波により水面を振動させて水を蒸発させる。
【0116】
また、上記各実施形態について、加湿手段(45)は、ヒータにより水を蒸発させる構成するのに代え、室内貯水容器(43)の水を室内熱交換器(42)のフィンに直接降りかけて、水を蒸発させる構成にしてもよい。
【0117】
また、上記各実施形態について、空気調和装置(10)は、暖房専用機に構成してもよい。
【0118】
また、上記各実施形態について、吸着ロータ(22)等を省略し、室外空気を直接結露器(33)に導入して結露させる構成にしてもよく、また、結露器(33)をも省略し、室外貯水容器(36)には、結露水ではなく、例えば、水道等から水又は室外熱交換器(14)のドレン水を供給する構成にしてもよい。
【0119】
また、上記各実施形態について、結露器(33)は、室外熱交換器(14)と別に設けて室外熱交換器(14)に並列に接続させる構成に代え、室外熱交換器(14)の一部が脱離空気通路(28)に位置するように配置し、室外熱交換器(14)の一部を結露器(33)とする構成にしてもよい。
【0120】
また、上記各実施形態について、結露器(33)は、冷媒回路の冷媒の蒸発熱により空気を冷却させる構成には限られない。また、加湿運転を暖房運転時に行う構成には限られない。
【0121】
また、上記各実施形態について、コントローラ(63)は、フロートスイッチ(61)からの制御信号が入力されると、吸着空気ファン(25)、脱離空気ファン(32)、脱離空気ヒータ(31)及び駆動モータ(26)を停止させる構成に代え、脱離空気ファン(32)及び脱離空気ヒータ(31)のみを停止させる構成にしてもよい。このような構成にすると、結露器(33)での結露を停止している際にも、吸着ロータ(22)への水蒸気の吸着を継続することができる。
【0122】
また、上記参考例1及び実施形態1から5の何れかについて、コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度に連動して送水通路(51)の水を排水する構成に代え、送水手段(37)の停止中において、室外空気温度に連動して送水通路(51)の水を排水する構成にしてもよい。
【0123】
また、上記参考例1及び実施形態1から5の何れかについて、コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度に連動して制御する構成に限らず、送水手段(37)が停止すると必ず送水通路(51)の水を排出するように構成してもよい。
【0124】
また、上記参考例1及び実施形態1から5の何れかについて、コントローラ(63)の排水制御部(64)は、室外空気温度の経時変化の様子から送水通路(51)の水を排出するタイミングを判断するように構成してもよい。また、加湿運転又は暖房運転の終了時に送水通路(51)の水を排出する構成にしてもよい。また、加湿運転又は暖房運転の終了後、所定時間(所定日数でもよい)が経過すると、送水通路(51)の水を排出する構成にしてもよい。また、これらを組み合わせた構成にしてもよい。
【0125】
また、上記参考例2については、加熱手段(87)は、送水通路に隣接して配置されたガス通路(85)により構成するのに代え、送水通路(51)に配置されたヒータにより構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1に係る空気調和装置の全体構成を示す全体図である。
【図2】実施形態1における送水通路と分岐通路との構成を示す部分拡大図である。
【図3】実施形態2における送水通路の構成を示す部分拡大図である。
【図4】実施形態3における送水通路と分岐通路との構成を示す部分拡大図である。
【図5】実施形態4における送水通路の構成を示す部分拡大図である。
【図6】実施形態5における送水通路の構成を示す部分拡大図である。
【図7】実施形態5における送水通路の構成を示す斜視図である。
【図8】参考例2における送水通路とガス通路との配置を示す断面図である。
【符号の説明】
(11a) 室外
(22) 吸着ローラ
(33) 結露器
(36) 室外貯水容器
(37) 送水手段
(41) 室内ユニット
(41a) 室内
(50) 排出手段
(51) 送水通路
(56) 電磁弁
(58) 分岐通路
(60) 室外空気温度センサ
(64) 排水制御部
(70) ポンプ
(71) 排水ポンプ
(72) 切換機構
(85) ガス通路
(87) 加熱手段
Claims (6)
- 室内(41a)を加湿可能に構成される室内ユニット(41)と、
室外(11a)に設けられ、水を貯溜する貯水容器(36)と、
水を吸引して吐出する送水手段(37)を有し、上記貯水容器(36)の水を上記室内ユニット(41)に導く送水通路(51)と、
上記送水通路(51)の水を排出する排出手段(50)と、
室外に配置される室外空気温度検出手段(60)と、
上記貯水容器(36)の水を排出するための排出管(81)と、
上記排出管(81)に設けられた電磁弁(82)とを備え、
上記排出手段(50)によって上記送水通路(51)から排出された水が上記貯水容器(36)に流入するように構成され、
上記排出手段(50)は、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が所定の第1温度以下になると連動して、上記送水通路(51)の水を排出するように構成される一方、
上記電磁弁(82)は、上記室外空気温度検出手段(60)が検出した室外空気温度が上記第1温度より低い第2温度以下になると開放されて、上記貯水容器(36)の水を排出するように構成されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1において、
送水通路(51)は、送水手段(37)の吐出側に分岐通路(58)が接続され、
排出手段(50)は、上記分岐通路(58)に設けられて排水時に開放する開閉機構(56)により構成されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1において、
送水通路(51)は、送水手段(37)の吐出側に分岐通路(58)が接続され、
排出手段(50)は、上記分岐通路(58)に設けられて、排水時に開放する開閉機構(56)と排水時に駆動する排水ポンプ(71)とにより構成されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1において、
送水手段(37)と排出手段(50)とは、順送運転と、該順送運転と逆方向に水が流れる逆送運転とが切換可能な1つのポンプ(70)の順送運転と逆送運転とにより構成される一方、
送水通路(51)の水を排出する際に、上記ポンプ(70)を逆送運転させる排水制御手段(64)を備えている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1において、
排出手段(50)は、水が貯水容器(36)から室内ユニット(41)に流れる方向と、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れる方向とを切り換えるように、送水通路(51)に対する送水手段(37)の吐出側と吸入側との接続を切り換える切換機構(72)で構成される一方、
送水通路(51)の水を排出する際に、水が室内ユニット(41)から貯水容器(36)に流れる方向に上記切換機構(72)を切り換えると共に、送水手段(37)を駆動させる排水制御手段(64)が設けられている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1から5の何れか1項において、
室外(11a)に設けられ、室外空気中の水蒸気を吸着する一方、脱離する吸着手段(22)と、
室外(11a)に設けられ、上記吸着手段(22)から脱離した水蒸気を含む湿潤空気を冷却して結露させ、該結露した水を貯水容器(36)に導く結露手段(33)とを備えている
ことを特徴とする空気調和装置。
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