JP4661327B2 - 車両用内装材織編物およびその用途 - Google Patents
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Description
前記ポリアミド繊維のトリアジン系化合物の含有量が0.1〜2重量%であること、
前記トリアジン系化合物がメラミンシアヌレートであること、
前記ポリアミド繊維がさらに銅化合物を銅金属量として10〜500ppm含有すること、および
前記ポリアミド繊維がさらに有機または無機顔料を0.1〜1重量%含有すること
が、いずれも好ましい条件として挙げられ、これら車両用内装材織編物は、なかでも特に車両用座席シートおよび車両用カーテンとしての用途に適用した場合に最良の効果を発現する。
JIS L1017(2002)に準拠して測定した。
JIS L1013(1999)に準拠して測定した。
トリアジン系化合物粉末の最大粒径および平均粒径は以下の2種類の方法を用いて測定できる。
ポリマ試料を98%硫酸に1重量%の濃度で溶解し、オストワルド粘度計を用いて25℃で測定し、次式に従い求めた。
各サンプルにつき2回の測定をおこない、その平均値を採用した。
JIS L1091(2002)繊維製品の燃焼性試験方法E法(酸素指数法試験)に準拠して、製織後または編成後の織編物のLOIを測定した。LOIが25以上であれば必要とされる難燃性を満足する。
屋外にて800日放置した織編物を前記限界酸素指数測定法にて測定した。
硫酸相対粘度3.8のナイロンポリマと、平均粒径1.2μmで最大粒径4.5μmのメラミンシアヌレート粉末を10重量%添加したナイロン6マスターポリマとを、計量器で連続的計量しながら、9:1の比率で285℃の2軸エクストルーダー式押出機に連続的に供給し連続的に溶融した。それぞれのポリマには沃化銅を100ppm添加した。
それぞれのポリマに沃化銅を300ppm添加したこと、孔数が20個の口金を用いたこと、および交絡処理装置により8kg/cm2の高圧空気を噴射して、交絡度(CF値)60にしたこと以外は、実施例1と同様に行った。
それぞれのポリマに沃化銅を50ppm添加したこと、ナイロン6ポリマとナイロン6マスターポリマを2:8の比率で混合して紡糸工程に供したこと、および孔数が20個の口金を用いたこと以外は、実施例1と同様に行った。
マスターチップ作製時に平均粒径4.3μmで最大粒径8.1μmのメラミンシアヌレート粉末を用いたこと、および孔数が60個の口金を用いたこと以外は、実施例1と同様に行った。
実施例1で得られたナイロン6マルチフィラメントを編成糸とし、カールマイヤー社製、5枚から成る9Gラッセル機(RM−6F)を用いて、生地を製編した。得られた生地は乾熱炉にて定長状態で180℃、1分間の熱処理を施し、編物を得た。得られた織物の特性を評価し、結果を表2に示した。
実施例2で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
実施例3で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
実施例4で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
マスターチップを用いずに、1軸エクストルーダー式押出し機を用いたこと以外は、実施例1と同様に行った。得られた織物を難燃剤(大京化学製 ビゴールNA−7)40%、水58.8%、硬仕上げ剤(住友化学製 Sumitex Resin M-3)1%、触媒(住友化学製 Sumitex Accelerator ACX)0.2%の溶液でピックアップ70%となるようにディップし、140℃で2分間乾燥した。
孔数が10個の口金を用いこと、および交絡処理装置にかけず、交絡度を0にした以外は、実施例1と同様に行った。
マスターチップ作製時に平均粒径7.2μmで最大粒径13.6μmのメラミンシアヌレート粉末を用いたこと、ナイロン6ポリマとナイロン6マスターポリマを9.95:0.05の比率で混合して紡糸工程に供したこと、交絡処理装置により15kg/cm2の高圧空気を噴射して、交絡度(CF値)120にしたこと、および各ローラ速度を、第1ローラ660m/分、第2ローラ695m/分、第3ローラ1470m/分、第4ローラ1850m/分、第5ローラ2250m/分、第6ローラ2150m/分に変更したこと以外は、実施例1と同様に行った。
孔数が300個の口金を用い、単糸繊度が1.0dtex、総繊度が300dtexとなるようにポリマの計量を行ったこと以外は、実施例1と同様に行った。
表1に示す平均粒経最大粒径を有するメラミンシアヌレート粉末14重量%を溶融ナイロンポリマと混練して得られた硫酸相対粘度3.7のマスターチップのみを用いて紡糸をしたこと、および各ローラ速度を、第1ローラ660m/分、第2ローラ695m/分、第3ローラ1470m/分、第4ローラ1850m/分、第5ローラ2250m/分、第6ローラ2150m/分に変更したこと以外は、実施例1と同様に行った。
比較例1で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
比較例2で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
比較例3で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
比較例4で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
れたナイロン6マルチフィラメントおよび織物の特性を評価し、結果を表2に示した。
比較例5で得られたナイロン6マルチフィラメントを実施例5と同様に製編し、編物を得た。得られたナイロン6マルチフィラメントおよび編物の特性を評価し、結果を表2に示した。
Claims (7)
- トリアジン系化合物を0.1〜10重量%含有するポリアミド繊維を構成素材の少なくとも一部に使用した織編物であって、前記トリアジン系化合物の最大粒径が10μm以下、平均粒径が0.1〜5μmであり、前記ポリアミド繊維が単糸繊度1.5〜100dtex、交絡度(CF値)1.0〜100のマルチフィラメントであることを特徴とする車両用内装材織編物。
- 前記ポリアミド繊維のトリアジン系化合物の含有量が0.1〜2重量%であることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材織編物。
- 前記トリアジン系化合物がメラミンシアヌレートであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装材織編物。
- 前記ポリアミド繊維がさらに銅化合物を銅金属量として10〜500ppm含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用内装材織編物。
- 前記ポリアミド繊維がさらに有機または無機顔料を0.1〜1重量%含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用内装材織編物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用内装材織編物を用いてなることを特徴とする車両用座席シート。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用内装材織編物を用いてなることを特徴とする車両用カーテン。
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