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JP4660140B2 - データ転送制御システム、電子機器及びプログラム - Google Patents

データ転送制御システム、電子機器及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ転送制御システム、電子機器及びプログラムに関する。
近年、USB2.0やIEEE1394などの高速シリアルインターフェースが脚光を浴びている。このような高速シリアルインターフェースを実現するデータ転送制御システムが組み込まれた電子機器の省電力化手法としては、種々の従来技術がある。
しかしながら、従来の手法では、例えばスタンバイ状態のパーソナルコンピュータ(PC)にUSBケーブルを介して電子機器を接続した場合にも、電子機器のデバイスの電源がオンになってしまい、省電力化が不十分であった。
特開平11−212681号公報 特開2001−195158号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、省電力効果が高い電源制御を実現できるデータ転送制御システム、電子機器及びプログラムを提供することにある。
本発明は、第1のバスを介して接続される第1の電子機器と第2のバスを介して接続されるデバイスとの間でのデータ転送を制御するデータ転送制御システムであって、前記デバイスへの電源供給をオンにする前に、前記第1のバスへのアタッチの指示を行う接続制御部と、アタッチの後に、前記第1のバスがリセット状態になったか否かを検出するバス状態監視部と、前記第1のバスのリセット状態が検出された場合に、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行う電源制御部とを含むデータ転送制御システムに関係する。
本発明では、デバイスへの電源供給をオンにする前に、第1のバス(第1の電子機器)へのアタッチが行われる。そしてアタッチの後、第1のバスのリセット状態が検出されたことを条件に、デバイスへの電源供給がオンになる。このようにすれば、例えば第1の電子機器(ホストシステム)が通常動作状態等である場合には、アタッチが行われたことにより、第1の電子機器はデバイス(データ転送制御システム、これを含む電子機器)の存在を認識し、第1のバスにリセットを送出し、これによりデバイスへの電源供給がオンになる。従って、例えば第1のバスを介して第1の電子機器と接続された場合に、デバイスへの電源供給は直ぐにはオンにならないようになり、省電力効果が高い電源制御を実現できる。
また本発明では、アタッチの後に前記第1のバスのリセット状態が検出された場合には、前記接続制御部が、前記第1のバスからのデタッチの指示を行い、デタッチの後に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行い、電源供給がオンになった後に、前記接続制御部が、前記第1のバスへのアタッチの指示を行うようにしてもよい。
このようにすれば、デタッチが行われて、第1の電子機器側から見てデバイス(データ転送制御システム、電子機器)が取り外された後に、デバイスへの電源供給がオンなる。そして、電源供給がオンになった後にアタッチが行われて、第1の電子機器がデバイス(データ転送制御システム、電子機器)を認識するようになり、誤動作等を防止できる。
また本発明では、アタッチの後に前記第1のバスのリセット状態が検出されず、前記第1のバスのサスペンド状態が検出されたと判断した場合には、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフのままにする電源制御を行うようにしてもよい。
このようにすれば、第1の電子機器がスタンバイ状態等であり、第1のバスがサスペンド状態の時には、デバイスへの電源供給がオフのままとなり、省電力化を図れる。
また本発明では、前記第1のバスの電源ラインの給電がオフ状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合には、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での第2のデータ転送処理に切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、簡素な判断処理で、第1のデータ転送処理から第2のデータ転送処理への切り替え制御を実現でき、第1の電子機器と第2の電子機器とでデバイスを共用して使用できるようになる。
また本発明では、前記第1のバスの電源ラインの給電のオフ状態が検出された場合に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフにする又はセーブする電源制御を行うようにしてもよい。
また本発明では、前記第1のバスがサスペンド状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合に、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での第2のデータ転送処理に切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、簡素な判断処理で、第1のデータ転送処理から第2のデータ転送処理への切り替え制御を実現でき、第1の電子機器と第2の電子機器とでデバイスを共用して使用できるようになる。
また本発明では、前記第1のバスのサスペンド状態が検出された後、所定時間が経過してもサスペンド状態が解除されず、前記第3のバスがアクティブ状態になった場合に、前記第1のデータ転送処理から前記第2のデータ転送処理に切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、第1のバスが一時的にサスペンド状態になった場合には、第1のデータ転送処理から第2のデータ転送処理への切り替えは行われないようになり、システムの安定性、信頼性を高めることができる。
また本発明では、前記第1のバスのサスペンド状態が検出された後、所定時間が経過してもサスペンド状態が解除されなかった場合に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフにする又はセーブする電源制御を行うようにしてもよい。
また本発明は、上記のいずれかのデータ転送制御システムと、前記第2のバスを介して接続される前記デバイスとを含む電子機器に関係する。
また本発明は、電子機器の電源をオン、オフするための電源スイッチと、前記電源スイッチがオンになった場合に電源の供給を行う電源回路と、前記デバイスへの電源供給を制御するための電源制御信号を前記データ転送制御システムから受け、前記電源制御信号がアクティブになった場合には、前記電源回路からの電源を前記デバイスに供給し、電源制御信号が非アクティブになった場合には、前記電源回路からの電源の前記デバイスへの供給をオフ又はセーブするスイッチ回路とを含むようにしてもよい。
また本発明は、第1のバスを介して接続される第1の電子機器と第2のバスを介して接続されるデバイスとの間でのデータ転送を制御するためのプログラムであって、前記デバイスへの電源供給をオンにする前に、前記第1のバスへのアタッチの指示を行い、アタッチの後に、前記第1のバスがリセット状態になったか否かを検出し、前記第1のバスのリセット状態が検出された場合に、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行う手順をコンピュータに実行させるプログラムに関係する。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電源連動機能
図1(A)において、電子機器はハードディスクドライブ(HDD)などのデバイスを有している。このような電子機器では、電源スイッチをオンにしてもHDDの電源はオフのままにして、図1(B)のようにUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介してパーソナルコンピュータPC1と接続されたことを条件に、HDDの電源をオンにするという電源連動機能を有するものがある。
具体的には図2に示すように、USBケーブルが接続されてVBUS(VBUS給電)がオンになると、HDDへの電源供給をオンにする(ステップS1、S2)。次に、HDDが接続されているATA(IDE)の初期化を行い(ステップS3)、その後に、USBへのアタッチ動作を行う(ステップS4)。そしてUSBのバス状態を監視し(ステップS5)、サスペンド状態が検出されなければ、通常動作状態に移行する(ステップS6、S7)。一方、サスペンド状態が検出されると、HDDへの電源供給をオフにする(ステップS8)。
このような図2の電源連動手法では、スタンバイ状態のPC1に電子機器が接続された場合にも、HDDへの電源供給がオンになってしまう。そして図2のステップS3、S4、S5、S6の処理が行われて、USBのサスペンド状態が検出された後に初めて、ステップS8に示すようにHDDへの電源供給がオフになる。従って、図2のステップS3、S4、S5、S6の処理が行われている期間においてもHDDにおいて電力が消費されており、実際に使用されていない期間において無駄な電力が消費されてしまうという課題がある。
2.全体構成
以上のような課題を解決できる本実施形態のデータ転送制御システム及びこれを含む電子機器の構成例を図3に示す。なお、以下では、電子機器が有するデバイスがHDD(ハードディスクドライブ)である場合を例にとり説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば電子機器が有するデバイスは、HDD以外のストレージデバイス(光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ等)や、ストレージデバイス以外のデバイスであってもよい。また、以下では、BUS1を介して電子機器に接続される第1の電子機器がPC(パーソナルコンピュータ)である場合を例にとり説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば第1の電子機器は、携帯情報処理端末、携帯電話機などのPC以外の電子機器であってもよい。またBUS1は、USB1.1、USB2.0以外の高速シリアルバス(多チャンネルのシリアルバスを含む)であってもよいし、BUS1の一部又は全部が無線バスであってもよい。
パーソナルコンピュータPC1(広義には第1の電子機器、第1のホストシステム)と電子機器8とは、USB(USB1.1、USB2.0等)に準拠したBUS1(第1のバス。第1のシリアルバス)により接続される。
そして電子機器8は、データ転送制御システム10とデバイス100を有する。また電子機器8は、電子機器8(データ転送制御システム10)の電源をオン・オフするための電源スイッチ110と、電源スイッチ110がオンになった場合に電源の供給を行う電源回路112と、データ転送制御システム10からの電源制御信号PSCに基づいて、電源回路112からの電源のHDD100への供給をオン又はオフ(セーブ)するスイッチ回路114を含む。なお図3では、ロジカルユニットであるHDDが1個である場合を示しているが、ロジカルユニットは2個以上であってもよい。また電子機器8には、図示しないシステムCPU、システムメモリ(ROM、RAM)、操作部、表示部、或いは信号処理デバイスなどを含めることができる。
データ転送制御システム10は、転送コントローラ12、バッファコントローラ38、データバッファ40、処理部50を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。例えばバッファコントローラ38やデータバッファ40を省略する構成としてもよい。
転送コントローラ12は、BUS1に接続されるPC1(第1の電子機器)と、BUS2に接続されるHDD100(デバイス)との間でのデータ転送を制御するコントローラである。
バッファコントローラ38は、転送データを一時的に格納するデータバッファ40へのアクセス(書き込みアクセス、読み込みアクセス)を制御するコントローラである。バッファコントローラ38には、例えば書き込み用、読み込み用の複数のポインタを管理するポインタ管理部や、バッファコントローラ38の制御のためのレジスタや、データバッファ40へのバス接続を調停する調停回路や、各種の制御信号を生成するシーケンサなどを含めることができる。
データバッファ40(パケットバッファ、FIFOメモリ)は、転送データ(パケット)を一時的に格納するためのバッファ(メモリ)であり、SRAM、SDRAM、或いはDRAMなどのハードウェアにより構成できる。なおデータバッファ40を、データ転送制御システム10に内蔵せずに、外付けにしてもよい。
転送コントローラ12は、トランシーバ14、SIE(Serial Interface Engine)20、インターフェース回路30を含む。なお転送コントローラ12は、図3に示す全ての回路ブロックを含む必要はなく、その一部を省略してもよい。例えばトランシーバ14を含まない構成としてもよい。
トランシーバ14は、差動データ線DP、DM(差動データ信号)を用いてデータを送受信するための回路である。このトランシーバ14は、例えばUSBの物理層回路(アナログフロントエンド回路)を含む。BUS1がUSB2.0である場合には、トランシーバ14としてはUSB2.0のUTMI(USB2.0 Transceiver Macrocell Interface)仕様に準拠したマクロブロックを使用できる。なおトランシーバ14に物理層以外の層の回路を含めてもよい。
SIE20(リンク&トランザクション層回路)は、USBのパケット転送処理などを行うための回路である。SIE20はパケットハンドラ回路22、サスペンド&レジューム制御回路24、トランザクション管理回路26、エンドポイント管理回路28を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。
パケットハンドラ回路22は、ヘッダ及びデータからなるパケットの組み立て(生成)や分解などを行ったり、CRCの生成や解読を行う。サスペンド&レジューム制御回路24は、サスペンドやレジューム時のシーケンス制御を行う。トランザクション管理回路26は、トークン、データ、ハンドシェークなどのパケットにより構成されるトランザクションを管理する。エンドポイント管理回路28は、データバッファ40の各記憶領域の入り口となるエンドポイントを管理する回路であり、エンドポイントの属性情報を記憶するレジスタ(レジスタセット)などを含む。
インターフェース回路30は、HDD100(広義にはデバイス)とのインターフェース処理を行う回路である。このインターフェース回路30の機能により、ATA(AT Attachment)、ATAPI(ATA Packet Interface)に準拠したデータ転送を、BUS2を介してHDD100との間で行うことが可能になる。
そしてトランシーバ14、SIE20、インターフェース回路30などを設けることで、USB(広義には第1のインターフェース規格)とATA(IDE)/ATAPI(広義には第2のインターフェース規格)の変換ブリッジ機能をデータ転送制御システム10に持たせることが可能になる。
インターフェース回路30が含むDMAコントローラ32は、BUS2を介してHDD100との間でDMA(Direct Memory Access)転送を行うための回路である。なお、BUS2に接続されるHDD100は、ATA(IDE)/ATAPIに準拠したデータ転送を行うためのインターフェース回路102と、ストレージ106へのアクセス制御(書き込み又は読み出し制御)を行うアクセス制御回路104と、ハードディスク等のストレージ106を含む。
処理部50は、データ転送の制御や装置全体の制御を行う。処理部50は、接続制御部52、バス状態監視部60、エンドポイント管理部70、USBリクエスト・ATAコマンド処理部72、パケット処理部80、電源制御部90を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。処理部50が含むこれらの各部は、CPU(プロセッサ)などのハードウェア回路とCPU上で動作するプログラム(ファームウェア)により実現でき、このプログラム(処理モジュール)は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリ(EEPROM)或いはROMなどのメモリに格納できる。但し処理部50が含むこれらの各部の一部又は全部を、専用のハードウェア回路(ASIC)により実現してもよい。
接続制御部52はBUS1(USB)との接続制御を行う。具体的にはBUS1(PC1)へのアタッチを指示したり、BUS1(PC1)からのデタッチを指示する。即ち、例えばアタッチやデタッチを行う場合に、アタッチやデタッチを指示する情報をレジスタに書き込む。
ここでアタッチは、BUS1に接続されるPC1等に、電子機器8(HDD100)の存在を認識させるための動作であり、デタッチは、この認識を停止させるための取り外し動作である。アタッチが行われると、PC1上のOS(Operating System)は、BUS1(USB)に電子機器8が接続されていることを認識できるようになる。デタッチが行われると、BUS1から電子機器8が取り外され、OSは電子機器8の存在を認識できなくなる。
バス状態監視部60は、BUS1(USB)のバス状態を監視する処理を行う。具体的には、BUS1のバス状態を監視して、BUS1のリセット状態やサスペンド状態などを検出する。またVBUS(広義には電源ライン)のオン、オフ(給電のオン、オフ)の検出処理も行う。
USBケーブルが接続されてVBUSがオン状態になると、接続制御部52からの指示によりデータ転送制御システム10(電子機器8)はBUS1へのアタッチを行う。具体的には、BUS1の差動データ線DP(D+)やDM(D−)の電圧レベルを上昇させる。そしてPC1は、このアタッチを検出する。例えばDP、DMのいずれかが3.3V以上になると、アタッチが検出される。アタッチが検出されるとPC1は、一定時間以上(例えば10msec)継続してリセットをBUS1に送出する。具体的には例えばDP、DMの両方をローレベルに設定することでリセットを送出する。
PC1によりリセットが送出されると、バス状態監視部60は、BUS1のリセット状態を検出する。そしてデータ転送制御システム10の内部リセットが実行され、データ転送制御システム10はデフォルト状態になる。そしてエンドポイント0(パイプ0)を用いたコントロール転送が行われ、コンフィギュレーションが行われる。具体的には、電子機器8(HDD100)のデバイスディスクリプタ情報がPC1に送信されて、BUS1を介したパケット転送が可能になる。
エンドポイント管理部70はエンドポイントの管理処理を行う。具体的にはエンドポイントの管理のための指示をエンドポイント管理回路28に対して行う。USBリクエスト・ATAコマンド処理部72は、BUS1を介してPC1等から来たUSBリクエストについての処理を行う。またHDD100に対して発行するATAコマンドについての処理を行う。パケット処理部80は、BUS1を介して転送されてくるパケットの解析処理や、そのパケットに対する応答処理などを行う。USBリクエスト・ATAコマンド処理部72やパケット処理部80により行われる処理により、BUS1を介して接続されるPC1(第1の電子機器)とBUS2を介して接続されるHDD(デバイス)との間でのデータ転送が実現される。
電源制御部90は、HDD100やデータ転送制御システム10への電源供給に関する種々の制御を行う。
即ち本実施形態では、HDD100(デバイス)への電源供給をオンにする前に、接続制御部52がBUS1へのアタッチの指示を行う。すると、転送コントローラ12(トランシーバ14)がDPやDMの電圧を上昇させてBUS1(PC1)へのアタッチを行う。そして、アタッチの後に、バス状態監視部60は、BUS1がリセット状態になったか否かを検出する。そしてBUS1のリセット状態が検出されると、電源制御部90は、HDDへの電源供給をオンにする電源制御を行う。具体的には、HDD100への電源供給を制御するための電源制御信号PSCをアクティブに設定する。すると、この電源制御信号PSCを受けたスイッチ回路114は、電源回路112からの電源をHDD100に供給する。このようにすれば、スタンバイ状態になっているPC1に電子機器8が接続された場合に、HDD100への電源供給がオンになってしまう事態を防止できる。即ち本実施形態ではHDD100への電源供給をオンにする前に、電源供給をオンにすべきか否かの判断が行われるため、HDD100において無駄な電力が消費されるのを防止できる。
更に具体的には本実施形態では以下のような処理を行う。即ち、アタッチの後にBUS1のリセット状態がバス状態監視部60により検出された場合には、接続制御部50が、BUS1からのデタッチの指示を行う。そしてデタッチの後に、電源制御部90が、HDD100への電源供給をオンにする電源制御を行う。そして電源供給がオンになった後に、接続制御部52が、BUS1へのアタッチの指示を行う。このようにすれば、HDD100がデタッチされた状態で、HDD100への電源供給がオンになるため、誤動作等の発生を防止できる。
なお本実施形態では、アタッチの後にBUS1のリセット状態が検出されなかった場合は、BUS1のサスペンド状態が検出されたと見なして、電源制御部90が、HDD100への電源供給をオフのままにする電源制御を行う。このようにすれば、BUS1がサスペンド状態である場合(PC1がスタンバイ状態である場合)に、HDD100において無駄な電力が消費されるのを防止できる。
図4に本実施形態のデータ転送制御システム及び電子機器の他の構成例を示す。図4では、電子機器8が、第1のバスBUS1用(USB用)のポート121と、第3のバスBUS3用(IEEE1394用)のポート122を有している。そしてデータ転送制御システム10(第1のデータ転送制御IC)は、BUS1(ポート121)を介して接続されるPC1(第1の電子機器)と、BUS2を介して接続されるHDD100との間でのデータ転送(第1のデータ転送処理)の制御を行う。またデータ転送制御システム11(第2のデータ転送制御IC)は、BUS3(ポート122)を介して接続されるPC2(第2の電子機器)と、BUS2を介して接続されるHDD100との間でのデータ転送(第2のデータ転送処理)の制御を行う。
図4の構成によれば、PC1がHDD100を使用していない時には、PC2がHDD100を使用してデータを書き込んだり読み込んだりすることができる。具体的には、BUS1のVBUS(電源ライン)がオフ状態である時に、BUS3がアクティブ状態(ケーブルアクティブ)になった場合には、PC1とHDD100との間での第1のデータ転送処理から、PC2とHDD100との間での第2のデータ転送処理に切り替わる。またBUS1がサスペンド状態である時に、BUS3がアクティブ状態(ケーブルアクティブ)になった場合にも、PC1とHDD100との間での第1のデータ転送処理から、PC2とHDD100との間での第2のデータ転送処理に切り替わる。
3.本実施形態の手法
3.1 電源連動動作
図1(A)(B)の電源連動手法では、スタンバイ状態のPC1に電子機器が接続された場合にも、HDDの電源がオンになる。ところが、PC1がスタンバイ状態である期間では、HDDがPC1により使用されることはない。従って、PC1がスタンバイ状態である期間においてHDDの電源がオンになってしまうと、HDDにおいて電力が無駄に消費されてしまう。
そこで本実施形態では、BUS1(USB)との接続後、まずアタッチを行い、BUS1にリセットが起きるか否かを確認する。そしてリセットが検出された場合に、HDD100(デバイス)への電源供給をオンにする。
具体的には図5(A)に示すように、電子機器の電源スイッチ110がオンになった場合にも、HDD100への電源供給はオフのままにする。即ち、電源制御部90が電源制御信号PSCを非アクティブに設定し、これを受けたスイッチ回路114が、電源回路112からHDD100への電源供給をオフにする。そして図5(B)に示すように、HDD100への電源供給をオンにする前に、BUS1(PC1)へのアタッチ動作を行う。
次に、図5(C)に示すようにBUS1のバス状態を監視し、BUS1がリセット状態になったか否か(PC1がリセットを送出したか否か)を検出する。そしてBUS1のリセットが検出された場合に、HDD100の電源をオンにする。具体的には、電源制御部90が電源制御信号PSCをアクティブに設定し、これを受けたスイッチ回路114が、電源回路112からHDD100への電源供給をオンにする。
このように本実施形態では、HDD100の電源をオンにする前に、電源をオンにすべきかどうかの判断を行っている。具体的には、通常はHDD100の存在をPC1に認識させるために使用されるアタッチ動作を、HDD100の電源をオンにすべきかどうかの判断に使用している。
このようにすれば、スタンバイ状態(或いは電源オフ)のPC1に電子機器が接続された場合には、HDD100の電源はオンにならないようになる。即ちPC1がスタンバイ状態である場合には、データ転送制御システム10がアタッチ動作を行っても、PC1がリセットを送出しないため、BUS1のリセット状態が検出されない。従って、この場合にはBUS1はサスペンド状態であると判断して、HDD100の電源をオフのままにする。これにより、PC1がスタンバイ状態である期間においては、HDD100の電源はオフになるため、電力が無駄に消費されてしまう事態を防止できる。PC1がスタンバイ状態である場合にはHDD100はPC1により使用されないため、このようにHDD100の電源をオフのままにしても、問題は生じない。
また本実施形態では、図6(A)のようにアタッチの後にBUS1のリセット状態が検出された場合には、図6(B)のように、BUS1(PC1)からのデタッチを行い、デタッチの後にHDD100への電源供給をオンにしている。そして図6(C)のように、電源供給がオンになった後にBUS1へのアタッチを行う。
図6(B)のようにデタッチを行えば、PC1はHDD100を認識できなくなる。従って、例えばHDD100の電源がオフである期間やオフからオンになる遷移期間において、PC1がHDD100にアクセスしてしまう事態を防止でき、誤動作等の発生を防止できる。そして図6(C)のように、HDD100の電源がオンになった後に、アタッチが行われるため、PC1は適正にオンになったHDD100にアクセスできるようになり、システムの安定性や信頼性を向上できる。
3.2 データ転送処理の切り替え制御
図4の構成の場合には、PC1、HDD100間の第1のデータ転送処理と、PC2、HDD100間の第2のデータ転送処理を行うことができる。本実施形態では、この第1、第2のデータ転送処理の切り替え制御を、以下のように実現している。
具体的には図7(A)に示すように、BUS1(USB)のVBUS(電源ライン)がオフ(VBUS電圧が所定電圧以下)である時に、BUS3(IEEE1394)がアクティブ状態(ケーブルアクティブ)になった場合には、PC1とHDD100との間での第1のデータ転送処理から、PC2とHDD100との間での第2のデータ転送処理に切り替える(移行する)。ここで、アクティブ状態とは、BUS3のケーブルの物理的な接続があり、バイアス電圧も供給されており、データ転送が可能な状態である。
なおVBUS(VBUS給電)のオフが検出された場合には、HDD100への電源供給をオフ(又はセーブ)にしてもよい。そして、HDD100への電源供給をオフにした後に、第1のデータ転送処理(USB処理)から第2のデータ転送処理(IEEE1394処理)に切り替えるようにする。このようにすれば、より省電力効果が高い電源制御を実現できる。
また本実施形態では図7(B)に示すように、BUS1(USB)がサスペンド状態である時に、BUS3(IEEE1394)がアクティブ状態(ケーブルアクティブ)になった場合には、PC1とHDD100との間での第1のデータ転送処理(USB処理)から、PC2とHDD100との間での第2のデータ転送処理(IEEE1394処理)に切り替える。
この場合には、BUS1のサスペンド状態が検出された後、所定時間(例えば1秒)が経過してもサスペンド状態が解除されず、BUS2がアクティブ状態になった場合に、第1のデータ転送処理から第2のデータ転送処理に切り替える。このようにすれば、BUS1が一時的にサスペンド状態になったような場合に、第1のデータ転送処理から第2のデータ転送処理に切り替わってしまう事態を防止でき、切り替え処理の安定性、信頼性を高めることができる。
なお、BUS1のサスペンド状態が検出された後、所定時間(例えば1秒)が経過してもサスペンド状態が解除されなかった場合に、HDD100への電源供給をオフ(又はセーブ)にするようにしてもよい。このようにすれば、より省電力効果が高い電源制御を実現できる。
以上のような手法でデータ転送処理(データ転送経路)の切り替えを行えば、HDD100をPC1とPC2で共有して使用できるようになり、ユーザの利便性を向上できる。また、BUS1のVBUSがオンか否かや、BUS1がサスペンド状態か否かや、BUS3がアクティブ状態か否かを検出するだけで、データ転送処理の切り替えの判断ができるため、切り替え制御の簡素化を図れる。
4.詳細な処理
次に、本実施形態の手法の詳細な処理例について図8、図9のフローチャートを用いて説明する。
図8はHDDへの電源供給制御に関するフローチャートである。USBケーブルが接続されて、VBUSがオンになると(ステップS11)、図5(B)で説明したようにアタッチ動作を行う(ステップS12)。そして所定時間(例えば50msec)だけウエイトする(ステップS13)。
次に、USBのリセットが検出されたか否かを判断し(ステップS14)、リセットが検出されなかった場合には、USBがサスペンド状態であると判断する(ステップS15)。そしてHDD(ATAデバイス)への電源供給をオフのままにする(ステップS16)。即ち電源制御信号PSCを非アクティブのままにする。
一方、ステップS14でUSBのリセットが検出された場合には、図6(B)で説明したように、デタッチ動作を行い(ステップS17)、その後にHDD(ATAデバイス)への電源供給をオンにする(ステップS18)。そしてATA(IDE)の初期化処理を行う(ステップS19)。その後に、図6(C)で説明したようにアタッチ動作を行い(ステップS20)、通常動作状態に移行する(ステップS21)。
図9は、USB処理(第1のデータ転送処理)からIEEE1394処理(第2のデータ転送処理)への切り替え制御に関するフローチャートである。
USB処理中(ステップS31)において、VBUSがオフになったか否か(USBケーブルが抜かれたか否か)を検出する(ステップS32)。そして、VBUSのオフが検出された場合には、VBUSがオフか否かを再度確認し(ステップS33)、VBUSのオフが再確認された場合には、ATAバス(BUS2)を解放する(ステップS34)。即ちPC2がATAバスを使用できるようにする。そしてHDDへの電源供給をオフにして(ステップS35)、IEEE1394処理に移行(ジャンプ)する(ステップS36)。
ステップS32で、VBUSのオフが検出されなかった場合には、USBがサスペンド状態になったか否かを検出する(ステップS37)。そして、サスペンド状態が検出されなかった場合にはステップS32に戻る。一方、サスペンド状態が検出された場合には、1秒以内(所定時間内)にサスペンドが解除されたか否かを検出する(ステップS38)。そして、解除された場合にはステップS32に戻り、解除されなかった場合にはHDDへの電源供給をオフにする(ステップS39)。
次にIEEE1394がケーブルアクティブ(アクティブ状態)か否かを検出し(ステップS40)、ケーブルアクティブではない場合には、サスペンドが解除されたか否かを検出する(ステップS41)。そしてサスペンド解除が検出された場合にはステップS32に戻る。一方、IEEE1394のケーブルアクティブが検出された場合には、デタッチ動作を行い(ステップS42)、ATAバス(BUS2)を解放する(ステップS43)。即ちPC2がATAバスを使用できるようにする。そしてIEEE1394処理に移行する(ステップS44)。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語(第1の電子機器、第2の電子機器、デバイス、電源ライン、第1のインターフェース規格、第2のインターフェース規格等)として引用された用語(PC1、PC2、HDD、VBUS、USB、ATA/ATAPI等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
また本発明のデータ転送制御システム、電子機器の構成は、図3、図4に示した構成に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば図3、図4の各ブロックの一部を省略したり、その接続関係を変更してもよい。また、第2のバス(BUS2)に接続されるデバイスはHDDなどのストレージデバイスに限定されない。またトランシーバ、SIE、データバッファの接続構成も図3に示す接続構成に限定されない。
また本実施形態では、接続制御部、バス状態監視部、電源制御部等をファームウェア(プログラム)により実現する場合について説明したが、これらを機能の一部又は全部をハードウェア回路により実現してもよい。
また本発明は種々の電子機器(ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、携帯情報端末、PDA、拡張機器、オーディオ機器、デジタルビデオカメラ、携帯電話、プリンタ、スキャナ、TV、VTR、電話機、表示デバイス、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ或いは電子手帳等)に適用できる。
また、本実施形態では、USB1.1やUSB2.0の規格でのデータ転送に本発明を適用した場合について説明した。しかしながら本発明は、例えばこれらの規格と同様の思想に基づく規格(USB−OTG等)や、これらの規格を発展させた規格におけるデータ転送等にも適用できる。
図1(A)(B)は電源連動手法の説明図。 電源連動手法の処理例を示すフローチャート。 本実施形態のデータ転送制御システム、電子機器の構成例。 本実施形態のデータ転送制御システム、電子機器の他の構成例。 図5(A)(B)(C)は本実施形態の手法の説明図。 図6(A)(B)(C)は本実施形態の手法の説明図。 図7(A)(B)は本実施形態の手法の説明図。 本実施形態の処理を示すフローチャート。 本実施形態の処理を示すフローチャート。
符号の説明
BUS1 第1のバス、BUS2 第2のバス、BUS3 第3のバス、
PC1、PC2 パーソナルコンピュータ(第1、第2の電子機器)、
8 電子機器、10、11 データ転送制御システム、12 転送コントローラ、
14 トランシーバ、20 SIE、22 パケットハンドラ回路、
24 サスペンド&レジューム回路、26 トランザクション管理回路、
28 エンドポイント管理回路、30 インターフェース回路、
32 DMAコントローラ、38 バッファコントローラ、40 データバッファ、
50 処理部、52 接続制御部、60 バス状態監視部、70 エンドポイント管理部、
72 USBリクエスト・ATAコマンド処理部、80 パケット処理部、
90 電源制御部、100 HDD(デバイス)、102 インターフェース回路、
104 アクセス制御回路、106 ストレージ、
110 電源スイッチ、112 電源回路、114 スイッチ回路

Claims (15)

  1. USB規格に準拠したバスであるUSBを介して接続される第1の電子機器と、前記USB規格とは異なる第2のインターフェース規格に準拠したバスである第2のバスを介して接続されるデバイスとの間でのデータ転送を制御し、前記USB規格と前記第2のインターフェース規格の変換ブリッジ機能を実行するデータ転送制御システムであって、
    前記デバイスへの電源供給をオンにする前に、電源が供給されていない前記デバイスの存在を前記第1の電子機器に擬似的に認識させるためのUSBへのアタッチの指示を行う接続制御部と、
    アタッチの後に、前記USBのリセット状態を検出するバス状態監視部と、
    前記USBのリセット状態が検出された場合に、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行う電源制御部と、
    を含むことを特徴とするデータ転送制御システム。
  2. 請求項1において、
    アタッチの後に前記USBのリセット状態が検出された場合には、前記接続制御部が、前記USBからのデタッチの指示を行い、デタッチの後に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行い、電源供給がオンになった後に、前記接続制御部が、前記USBへのアタッチの指示を行うことを特徴とするデータ転送制御システム。
  3. 請求項1又は2において、
    アタッチの後に前記USBのリセット状態が検出されず、前記USBのサスペンド状態が検出されたと判断した場合には、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフのままにする電源制御を行うことを特徴とするデータ転送制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記USBの電源ラインの給電がオフ状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合には、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での前記USB及び前記第2のバスを介した第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での前記第3のバス及び前記第2のバスを介した第2のデータ転送処理に切り替えることを特徴とするデータ転送制御システム。
  5. 請求項4において、
    前記USBの電源ラインの給電のオフ状態が検出された場合に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフにする又はセーブする電源制御を行うことを特徴とするデータ転送制御システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記USBがサスペンド状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合に、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での前記USB及び前記第2のバスを介した第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での前記第3のバス及び前記第2のバスを介した第2のデータ転送処理に切り替えることを特徴とするデータ転送制御システム。
  7. 請求項6において、
    前記USBのサスペンド状態が検出された後、所定時間が経過してもサスペンド状態が解除されず、前記第3のバスがアクティブ状態になった場合に、前記第1のデータ転送処理から前記第2のデータ転送処理に切り替えることを特徴とするデータ転送制御システム。
  8. 請求項6又は7において、
    前記USBのサスペンド状態が検出された後、所定時間が経過してもサスペンド状態が解除されなかった場合に、前記電源制御部が、前記デバイスへの電源供給をオフにする又はセーブする電源制御を行うことを特徴とするデータ転送制御システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかのデータ転送制御システムと、
    前記USBを介して接続される前記デバイスと、
    を含むことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9において、
    電子機器の電源をオン、オフするための電源スイッチと、
    前記電源スイッチがオンになった場合に電源の供給を行う電源回路と、
    前記デバイスへの電源供給を制御するための電源制御信号を前記データ転送制御システムから受け、前記電源制御信号がアクティブになった場合には、前記電源回路からの電源を前記デバイスに供給し、電源制御信号が非アクティブになった場合には、前記電源回路からの電源の前記デバイスへの供給をオフ又はセーブするスイッチ回路と、
    を含むこと特徴とする電子機器。
  11. USB規格に準拠したバスであるUSBを介して接続される第1の電子機器と、前記USB規格とは異なる第2のインターフェース規格に準拠したバスである第2のバスを介して接続されるデバイスとの間でのデータ転送を制御し、前記USB規格と前記第2のインターフェース規格の変換ブリッジ機能を実行するためのプログラムであって、
    前記デバイスへの電源供給をオンにする前に、電源が供給されていない前記デバイスの存在を前記第1の電子機器に擬似的に認識させるためのUSBへのアタッチの指示を行い、
    アタッチの後に、前記USBのリセット状態を検出し、
    前記USBのリセット状態が検出された場合に、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行う手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11において、
    アタッチの後に前記USBのリセット状態が検出された場合には、前記USBからのデタッチの指示を行い、
    デタッチの後に、前記デバイスへの電源供給をオンにする電源制御を行い、
    電源供給がオンになった後に、前記USBへのアタッチの指示を行う手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項11又は12において、
    アタッチの後に前記USBのリセット状態が検出されず、前記USBのサスペンド状態が検出されたと判断した場合には、前記デバイスへの電源供給をオフのままにする電源制御を行う手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項11乃至13のいずれかにおいて、
    前記USBの電源ラインの給電がオフ状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合には、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での前記USB及び前記第2のバスを介した第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での前記第3のバス及び前記第2のバスを介した第2のデータ転送処理に切り替える手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 請求項11乃至14のいずれかにおいて、
    前記USBがサスペンド状態である時に、第2の電子機器に接続される第3のバスがアクティブ状態になった場合に、前記第1の電子機器と前記デバイスとの間での前記USB及び前記第2のバスを介した第1のデータ転送処理から、前記第2の電子機器と前記デバイスとの間での前記第3のバス及び前記第2のバスを介した第2のデータ転送処理に切り替える手順を、
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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