JP4648616B2 - ピアノの打弦装置 - Google Patents
ピアノの打弦装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4648616B2 JP4648616B2 JP2003271416A JP2003271416A JP4648616B2 JP 4648616 B2 JP4648616 B2 JP 4648616B2 JP 2003271416 A JP2003271416 A JP 2003271416A JP 2003271416 A JP2003271416 A JP 2003271416A JP 4648616 B2 JP4648616 B2 JP 4648616B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- weight lever
- weight
- piano
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
更に、一端が前記リフティングレールに接続され、他端がピアノの外側に引き出された接続部材を備え、
該接続部材の他端を構成する演奏用ペダルをピアノの外部で操作することにより前記リフティングレールを変位させることを特徴とする。
また、演奏者の年齢や好み等によって上述したようなウェイトレバーによる静荷重への影響を一時的に無くしたい場合も考えられる。そのような要望を容易に実現するためには、次のように構成されているとよい。すなわち、ウェイトレバーと鍵との間に複数の鍵を跨ぐように配置し、ウェイトレバーを持ち上げることによってウェイトレバーが鍵に接触可能な通常位置からウェイトレバーを鍵から離す退避位置へ変位可能にピアノ本体に固定された、長尺状のリフティングレールを備えるようにするとよい。
このように構成すれば、ウェイトレバーが鍵に対して接触しない退避位置までリフティングレールを上昇させることにより、鍵にウェイトレバーによる荷重がかからない状態が作れる。また反対に、ウェイトレバーが鍵に接触する通常位置までリフティングレールを下降させると、鍵にウェイトレバーによる荷重がかかる状態を作ることができる。すなわち、上述したウェイトレバーを取り外したり交換したりすることなく、容易に静荷重を2段階に切り替えることができるピアノを提供できる。
次に、このリフティングレールを上下させる切り替え操作は、本発明のように、一端がリフティングレールに接続され、他端がピアノの外側に引き出された接続部材を備え、その接続部材の他端を構成する演奏用ペダルをピアノの外部で操作することによりリフティングレールを変位できるようになっているとよい。
このように構成されていると、演奏者等がピアノの外板をはずすことなく、演奏用ペダルを操作するだけで、リフティングレールの位置(換言すれば鍵に加わる静荷重)を切り替えることができて使い勝手が良い。
また、このように構成されていると、演奏用ペダルを操作すれば鍵に加わる静荷重を代えることができるので、従来のピアノでは出せなかった強さあるいは弱さの演奏音を出すことができる。尚、この場合、他の演奏用ペダル(ソフトペダル、ソステヌートペダル、ダンパーペダル)に並列に配置するとよい。
[第1実施形態]
図1はアップライトピアノの打弦装置1を表す側面図である。図1に示すように、打弦装置1は、主に、鍵3、伝達部5(一部図示)及びハンマー部(図示せず)からなり、演奏者の押鍵動作による鍵3の動きを、ハンマー部が弦(図示せず)を打弦する打弦運動に変える働きをする。
図2は、リフティングレール31の近傍を示す斜視図である。図2に示すように、リフティングレール31は、鍵3の配列方向と同方向に設けられたリフティングレバー32によって両端及び中間数カ所を固定されている。尚、リフティングレバー32は、ウェイトレバー21と同様にストッパーレール13にフレンジ17を介して揺動可能に固定されている。リフティングレール31の上面には、ウェイトレバー21と接触する時の衝撃を和らげるために、フェルト33が設けられている。また、リフティングレール31の一端下部には、棚板34を貫通して下方から上方に延びる突揚棒35が設けられている。
演奏者によって鍵3が押鍵されると、鍵3の奥側が上昇し、先端に設けられたキャプスタンワイヤー9と共にその先のキャプスタンボタン11が上昇して、鍵3の運動が伝達部5に伝達される。それと共に、鍵3が、ウェイトレバー21の接触部25を介して、ウェイトレバー21を上方に持ち上げる。この結果、ウェイトレバー21は、回転軸19を軸にして矢印Aの方向に回転し、ストッパーレール13に当たるまで回転運動をする。そして、ウェイトレバー21はストッパーレール13に当たると一旦回転運動を止め、その後、ウェイトレバー21は重力に引かれて矢印Aの方向とは逆方向に、回転軸19を軸にして接触部25が鍵3に接触するまで回転運動をする。
次に第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図3に示すように、打弦装置51は、主に、鍵3、伝達部5(一部図示)及びハンマー部(図示せず)からなり、演奏者の押鍵動作による鍵3の動きを、ハンマー部が弦(図示せず)を打弦する打弦運動に変える働きをする。
演奏者によって鍵3が押鍵されると、鍵3の奥側が上昇し、キャプスタンスクリュー47を介して、鍵3の運動が伝達部5に伝達される。それと共に、鍵3がローラ45と延長ロッド43を介して、ウェイトレバー21を上方に持ち上げる。この結果、ウェイトレバー21は、回転軸19を軸にして矢印Cの方向に回転し、ストッパーレール13に当たるまで回転運動をする。そして、ウェイトレバー21はストッパーレール13に当たると一旦回転運動を止め、その後、重力に引かれて矢印Cの方向とは逆方向に、回転軸19を軸にしてローラ45が鍵3に接触するまで回転運動をする。
矢印Dの方向に回転して突揚棒35を上方に押し上げ、リフティングレール31が上方に移動してウェイトレバー21を持ち上げる。その結果、鍵3を押しても鍵3がローラ45に接触しなくなる。
次に第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
演奏者がアーム81を矢印Eの方向に回転させると、上レール75aが奥側にスライドし、そのスライドに伴ってレール支持部材73、ストッパーレール13、フレンジ17及びウェイトレバー21が奥側(矢印Fに示す方向)に移動する。また、演奏者がアーム81を矢印Eと逆方向に回転させると、上レール75aが手前側にスライドし、そのスライドに伴ってレール支持部材73、ストッパーレール13、フレンジ17及びウェイトレバー21が手前側(矢印Fに示す方向と反対方向)に移動する。
次に第4実施形態について説明する。以下、第3実施形態との相違点を中心に説明する。
[第5実施形態]
次に第5実施形態について説明する。以下、第3、4実施形態と異なる点のみ説明する。
このアップライトピアノ6は、図9に示すように、本体の最下部中央に、正面向かって左側から、ウエイトペダル61、ソフトペダル62、ソステヌートペダル63、ダンパーペダル64を備えている。
例えば、第1実施形態のウェイトレバー21の下面に溝を穿設し、接触部25をその溝に対して手前側方向及び奥側方向に移動できるように構成してもよい。このようにしても、ウェイトレバー21が揺動する時の作用点が調整でき、容易に鍵3の静荷重を調整できる。
Claims (4)
- ピアノの鍵の演奏側とは反対側上部において鍵の長さ方向に沿って配置されると共に、一端がピアノ本体に上下方向に揺動自在に固定され、上下方向に変位可能な開放端側が自重で鍵の上面に接触して鍵に荷重をかけるように構成された、長尺状のウェイトレバーを鍵毎に備え、
更に、前記ウェイトレバーと鍵との間に複数の鍵を跨ぐように配置され、前記ウェイトレバーを持ち上げることによって前記ウェイトレバーが鍵に接触可能な通常位置から前記ウェイトレバーを鍵から離す退避位置へ変位可能にピアノ本体に固定された、長尺状のリフティングレールを備え、
更に、一端が前記リフティングレールに接続され、他端がピアノの外側に引き出された接続部材を備え、
該接続部材の他端を構成する演奏用ペダルをピアノの外部で操作することにより前記リフティングレールを変位させることを特徴とするピアノの打弦装置。 - 更に、前記ウェイトレバーの上部で複数のウェイトレバーを跨ぐようにピアノ本体に固定され、該複数のウェイトレバーの上方向への揺動を規制する、長尺状のストッパーレールを備えたことを特徴とする請求項1に記載のピアノの打弦装置。
- 更に、前記ウェイトレバーを鍵の長さ方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピアノの打弦装置。
- 前記ウェイトレバーが鍵と接触する部分は、鍵の上面を転動可能なローラからなることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか記載のピアノの打弦装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271416A JP4648616B2 (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | ピアノの打弦装置 |
KR1020057017457A KR101054551B1 (ko) | 2002-11-14 | 2004-06-22 | 피아노의 타현장치 |
CN2004800072822A CN1761991B (zh) | 2002-11-14 | 2004-06-22 | 钢琴的琴弦打击装置 |
US10/548,684 US7265283B2 (en) | 2002-11-14 | 2004-06-22 | String-striking device for piano |
DE112004000489T DE112004000489T5 (de) | 2002-11-14 | 2004-06-22 | Saitenanschlagvorrichtung für ein Klavier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271416A JP4648616B2 (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | ピアノの打弦装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005031464A JP2005031464A (ja) | 2005-02-03 |
JP4648616B2 true JP4648616B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=34209297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271416A Expired - Fee Related JP4648616B2 (ja) | 2002-11-14 | 2003-07-07 | ピアノの打弦装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4648616B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6024996B2 (ja) * | 2014-03-20 | 2016-11-16 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤装置および鍵盤楽器 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916952Y2 (ja) * | 1978-12-29 | 1984-05-17 | 日本コロムビア株式会社 | 鍵盤楽器 |
JPH046322B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1992-02-05 | Rheon Automatic Machinery Co | |
JPH06242773A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-09-02 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子ピアノの鍵盤装置 |
JPH08106281A (ja) * | 1994-10-05 | 1996-04-23 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器の鍵盤装置 |
JPH09190175A (ja) * | 1996-01-09 | 1997-07-22 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノの鍵盤装置およびタッチコントロール装置 |
JP2002023736A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション機構 |
JP2002041028A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション機構 |
JP2002236482A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノの鍵盤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57147691A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-11 | Nippon Musical Instruments Mfg | Keyboard for electronic musical instrument |
-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003271416A patent/JP4648616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916952Y2 (ja) * | 1978-12-29 | 1984-05-17 | 日本コロムビア株式会社 | 鍵盤楽器 |
JPH046322B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1992-02-05 | Rheon Automatic Machinery Co | |
JPH06242773A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-09-02 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子ピアノの鍵盤装置 |
JPH08106281A (ja) * | 1994-10-05 | 1996-04-23 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器の鍵盤装置 |
JPH09190175A (ja) * | 1996-01-09 | 1997-07-22 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノの鍵盤装置およびタッチコントロール装置 |
JP2002023736A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション機構 |
JP2002041028A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション機構 |
JP2002236482A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノの鍵盤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005031464A (ja) | 2005-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3341438B2 (ja) | 鍵盤楽器 | |
US20100294108A1 (en) | String-striking device for piano | |
KR950008538B1 (ko) | 직립피아노의 약음장치 | |
JP4006322B2 (ja) | ピアノの打弦装置 | |
KR101054551B1 (ko) | 피아노의 타현장치 | |
US20100326261A1 (en) | Multi-function musical instrument pedal controller | |
JP4648616B2 (ja) | ピアノの打弦装置 | |
JP4518761B2 (ja) | ピアノの打弦装置 | |
JP4434822B2 (ja) | ピアノの打弦装置 | |
JPH0734477U (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP2005338612A (ja) | ピアノの打弦装置 | |
WO2004114275A1 (ja) | ピアノの打弦装置 | |
JP3861906B2 (ja) | 鍵盤楽器の消音装置 | |
JP3873034B2 (ja) | アクション | |
JP3448948B2 (ja) | 鍵盤楽器およびその消音装置 | |
JP5560817B2 (ja) | ピアノ型アクション | |
JP3823999B2 (ja) | 鍵盤楽器の消音装置および鍵盤楽器 | |
JPH0245912Y2 (ja) | ||
JP4085036B2 (ja) | ピアノの押鍵荷重可変装置 | |
WO2013108382A1 (ja) | アップライトピアノのダンパー装置 | |
JP2605473B2 (ja) | グランドピアノの弱音装置 | |
JP4083079B2 (ja) | アクション | |
JPS6210790Y2 (ja) | ||
JPH0481895A (ja) | アップライトピアノの弱音装置 | |
JPH07191665A (ja) | 鍵盤楽器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101116 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101210 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |