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JP4532872B2 - 文書処理方法及び文書処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば文書処理プログラムや画像編集プログラム等、様々なプログラムによって生成される出力データをひとつの文書としてまとめ、その文書に対する編集機能を提供する文書処理方法及び文書処理装置に関し、特にパーソナルコンピュータ等の情報処理とプリンタとを有するシステムにおける文書処理方法及び文書処理装置に関するものである。
データをページ単位で保持し、各種設定値にしたがって、用紙上にレイアウトして印刷するような文書処理システムがある。このようなシステムでは、データを階層構造で保持していても、設定値は文書全体でしか保持しておらず、部分的な設定をすることはできなかった。例えば、アプリケーションプログラム等で作成された文書について、1枚のシートの片面上にNページ(Nとしては例えば2,4,9,16ページがある。)を配置するレイアウト設定(Nページ印刷あるいはNイン1印刷と呼ぶ。)が可能な印刷システムがあった。Nページ印刷を例に説明すると、文書全体について2ページ印刷の設定はできるが、2ページ印刷が指定された文書の一部分を4ページ印刷に変更することはできなかった。すなわち、ひとつの設定項目について、文書の一部分について文書全体と異なる設定値を設定することができなかった。また、文書の部分毎にレイアウト等の設定ができるようなシステムでは、各部分だけで属性(レイアウト設定等の設定値)を保持しているために、全体を統一して一斉に変更することができなかった。
そこで、文書データを、たとえばページ、ページのまとまり、文書全体といった単位で階層的に保持するとともに、各種設定項目の値も文書データの各階層ごとに保持することで、文書全体に統一的な設定をすることも、その一部について部分的な設定をすることも可能であるような文書処理システムが登場した(特許文献1等参照)。
このようなシステムでは、編集操作として、各設定項目の設定値の変更だけでなく、ページ単位やページをまとめた単位など任意の単位を文書内で、あるいは文書外に移動したりコピーペーストしたりする事が可能である。
特開2003−162404号公報
上記文書処理システムでは、文書は異なるサイズのページを有することができる。文書内の各ページは、文書の出力(たとえば表示や印刷)の際には、それぞれのページのサイズに従って出力される。ところが、特に印刷された文書では、用紙サイズを揃えておいた方が、複製や保管等に際して取り扱い易く保管し易いために好都合である。そのために、本来たとえばA3サイズのページをA4に縮小するなどして文書全体のサイズを統一する必要があった。このことは、文書出力に際して生産性を低下させるとともに、文書の内容の視認性を低下させることになっていた。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、ページの縮小を行わずともページを分割することで出力される文書の各ページのサイズを統一することができると共に、ページが縮小されることがないために視認性を維持できる文書処理方法及び文書処理装置を提供することを目的とする。
さらに、分割前のページの内容の一体性を分割出力後も維持できる文書処理方法及び文書処理装置を提供することを目的とする。
さらに、分割されたページを再結合することのできる文書処理方法及び文書処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
また他の観点によれば次のような構成を有する。
複数ページの中から1ページを選択ページとして選択する選択を受け付ける選択工程と、
前記選択工程において選択された前記選択ページを第1分割ページと第2分割ページとに分割する分割処理工程と、
前記複数のページにおいて前記選択ページとは異なるページと、前記第1分割ページと第2分割ページとを表示する表示制御工程と、
前記表示制御工程において表示された前記第1分割ページを指定箇所へ移動する場合、操作対象として指定された当該第1分割ページと同一の前記選択ページから生成された操作対象として指定されていない第2分割ページとが連続していれば前記第1分割ページと第2分割ページとを一括して指定箇所に移動し、前記第1分割ページと第2分割ページとが連続していなければ当該第1分割ページのみを前記指定箇所に移動する移動工程とを有する。
本発明によれば、原稿ページを分割して分割後のページを独立したページとして扱うことができる。また、分割後のページを分割前の原稿ページへの復元処理を行なう事が可能である。
また、原稿ページの分割処理において、該当ページを分割制御をかけることが可能である。
また、分割後のページから分割前のページ及びひとつのページから分割された分割後のページの検索が可能である。
[実施形態1]
以下、本発明を適用するのに好適である実施形態について説明を行う。
<印刷処理システムの構成>
図1は本発明の実施形態を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
同図において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。また、このROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶し、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インタフェイス(インタフェイス)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
プリンタ1500は、CPU12により制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
図2は、プリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、あるいはネットワーク経由で接続されているホストコンピュータにおける典型的な印刷処理システムの構成図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェイス21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
アプリケーション201は、ページ単位にデータを管理レイアウト処理するレイアウトアプリケーションである。このようなレイアウトアプリケーションは、一般のアプリケーションで作成されたデータを中間ファイル形式で保存したデータを作成し、そのデータを利用する形態をとることが多い。中間ファイル形式のデータを作成することができる印刷処理システムを図3に示す。
図3に示す通り、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令が、アプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令を送付する。
スプーラ302は受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。また、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定をプリンタドライバ203から取得してスプールファイル303に保存する。なお、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。更にスプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードの印刷処理を行うように指示する。デスプーラ305はスプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度グラフィックエンジン202経由で出力する。
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。プリンタドライバ203はプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500に出力する。
<図3の構成の変形例>
本実施形態の印刷処理システムでは、アプリケーション201は中間データを読み込むことを前提としている。そこで、ディスパッチャ301を設けず、アプリケーション201が中間データを直接スプールファイル303へ格納し、スプールファイル303に中間データファイル(中間データのファイルであり、中間ファイルとも呼ぶ。)を作成する簡略化されたシステムでも良い。この場合、中間データを生成する機能は、たとえば中間データ生成用のドライバを別途設けてそれに持たせる。この構成のシステムのほうが処理が少なくなるので、リソースの消費が少ないなどの利点も多い。どちらの形式を利用するかは、システムの目的に応じて構成を変更することが可能である。なお、この後者の構成については第2の実施形態として詳述する。アプリケーション201はスプールファイル303に保存された中間データを編集する機能を有する。そのために、アプリケーション201は、スプールファイルマネージャ304に指示するなどして、スプールファイル303から中間データを読み込むことができる。そして、利用者の操作に従って中間データを編集することができる。印刷出力の際には、アプリケーション201はスプールファイル303から読み出した中間データあるいは編集した中間データをグラフィックエンジン202を介してプリンタドライバ203に対して出力する。
<アプリケーション201によるユーザインターフェース画面>
図12は、アプリケーション201により文書ファイル(中間データファイル)の編集時に表示されるユーザインターフェース画面の一例である。図において、ユーザインターフェース画面900は、ツリービュー表示部901とページプレビュー表示部902とを含む。ツリービュー表示部901には、文書全体の階層構造が表示される。図12の例では、編集中の文書はChapter1とChapter2の2つのページのまとまり(これを章と呼ぶこともある。)から構成される。そして、各章はページ1−1〜1−8および2−1〜2−9を含む。これらページは文書処理アプリケーション等で作成されたページであり、印刷時のページと区別するために原稿ページ(あるいは論理ページ)と呼ぶ。ページのまとまりであるChapter1、Chapter2などは、たとえばヘッダ情報として、各ページのまとまりごとに属するページの範囲が保持されている。そこで、たとえば図4の文書情報を先頭から走査し、ページ情報順にページのまとまりごとに木構造で表示することで、ツリービュー表示部901を表示できる。
ページプレビュー表示部902には、編集対象の文書に含まれる各原稿ページの内容が、指定されたレイアウト従って表示される。原稿ページの内容は、各ページ情報にリンクされたページデータに基づいて原稿ページ画像を生成し、それを縮小して縮小原稿ページ画像として再生される。縮小原稿ページ画像の各原稿ページのサイズの比率は、指定された用紙サイズに従う。なお、印刷あるいはプレビュー表示される用紙(シートとも呼ぶ。)の片面を、原稿ページと区別するために印刷ページ(あるいは物理ページ)と呼ぶ。生成された縮小原稿ページ画像を印刷設定により指定されたレイアウトにしたがってシートに配置し、縮小印刷ページ画像を生成する。それが図12のプレビュー表示部902に表示される各ページのサムネイルとなる。本例では1枚のシートには片面に1原稿ページを印刷する旨の指定がされているために、各原稿ページが独立したシートにレイアウトされている。ここでページ1−2のみA3サイズ横長の設定がされている。
メニュー903はポップアップメニューであり、例えば「印刷体裁」欄が指定されると、さらに詳細なサブメニューがポップアップ表示される。オペレータはその中から適当な項目を選択し、所望の設定を行うことができる。たとえば、両面印刷や片面印刷、後述する「同一サイズに分割して揃える」などの設定や、「ページを分割する」などの指定ができる。ここで、「同一サイズに分割して揃える」旨の設定は文書全体あるいは章を単位として指定できる。この設定値は、たとえば後述する文書情報のヘッダに文書全体あるいは章を対象とした設定として保存される。また、「ページを分割する」の指定は、別途指定したページについて有効である。これらの設定値は、ユーザインターフェースにおけるプレビュー表示の更新の際や、プリンタに送信する印刷データの生成の際に参照される。
<中間データファイルの形式>
図4は、中間ファイルのデータフォーマットの一例を示す。図4に示すように、中間ファイルには元の一つ一つの図形や文字列のデータが細かく保持されているが、レイアウト処理がしやすいように、ページごとに大きくグループ化されている。図4において、中間ファイルには、ヘッダ情報400として、ページ数、ユーザ情報などの文書全体で必要となるような情報を保持する。ヘッダ400の後はページ情報で、ページIDとページ毎のデータを保持する。図4ではページ情報410,ページ情報420,ページ情報430とNページ分のページ情報が含まれている。その他必要な情報をページヘッダとして保持する場合もある。図4の例では、ファイルアクセス方法やファイルフォーマットの実装の自由度を高めるために、実データへのリンク情報をページ情報ごとに保持する形式としている。1ページ分のページ情報はたとえばページ情報410であれば、ページの属性(設定項目)の値とページID411、ページの内容を示す実データ401へのリンク情報412を含む構造型データで定義され、文書全体は、ページ数分のページ情報の配列で定義される。そのほかのページ情報も同様である。
中間ファイルとして、スキャナなどから取り込まれた画像ファイルを利用することも可能である。この場合、画像データに中間ファイル形式に合うようなヘッダ情報を付加して直接取り込むことも、画像データを印刷し、スプーラ302経由で中間ファイル形式に変換してから読み込むことも可能である。実際のページ情報の追加操作は、図4のページデータの配列へ読み込まれた中間データの追加により実現される。
<ページ分割処理>
ページ分割の概略を図5に示す。ここでは、カタログの様に見開きの2面を利用して1つの大きなページを表示する場合を想定している。左側のLRと書かれたページ501が分割前の原稿ページである。原稿ページ501のサイズはA3、ランドスケープ(横長)である。これを図5の例では左右に2等分してA4サイズ、ポートレート(縦長)の原稿2ページとしている。分割されたページは見開きに配置されるのが望ましい。
分割データを表現する文書データの例を図6に示す。ページ分割として2分割を想定しているため、分割後のページ情報には、分割前の右側か左側かを示す項目の情報(分割情報と呼ぶ。)が追加されている。もちろん、分割前のページが縦長であれば、右側および左側はそれぞれ上側および下側と読み替えればよい。ページの内容を示すページデータ自体は、ページの分割によっても分割されることはない。したがって、分割後の2つのページ情報に含まれるそれぞれのリンク情報は、共通のページデータを指し示す事でデータの重複を防ぐことが可能である。すなわち、ページの分割を行うと、文書情報には、分割によって生成されたページ情報が、望ましくは分割前の1ページを構成する分割後の2ページが見開き状に配置されるように挿入される。さらに、分割により生じた各ページ情報に分割情報が付加される。そして、印刷や表示等の出力時において、分割前のページの内容に相当するページデータから、それを2等分した2つのページの画像データを生成する。
図6においては、ページ情報1がページ情報1−1(610)とページ情報1−2(620)とに分割され、分割されたページ情報には「1」という共通のIDが付されている。そして実データへのリンク情報612と622とは同じページデータを指し示す。
<ページ分割処理手順>
図7に、ページを分割する場合の処理の流れを示すフローチャートを示す。図7の手順は、アプリケーション201により表示される図12に示すユーザインターフェースから、オペレータがたとえば「印刷体裁」を選択してそのサブメニューから「文書全体の設定」を選択し、そのなかでページ分割の設定を行うことで実行される。図13(A)にその一例を示す。「文書全体の設定」が指定されそこからページ分割の設定が指定されると、図13(A)のユーザインターフェース1310が表示される。ここで、「同一サイズに分割して揃える」旨のチェックボックスを設定し、サイズ1312に揃えたいサイズを指定されてから「OK」ボタン1313顔されるとその設定が確定する。これらの設定値は、文書情報のヘッダ情報として保存されると共に、現に編集中の文書について、設定に応じた分割処理すなわち図7の処理が行われ、アプリケーション201により編集中の文書から各原稿ページのページサイズが検索されて、別途指定されたサイズに揃えられる。その際に、分割すべきページがあれば、図7の手順が実行される。あるいは、図12のユーザインターフェース画面900により編集中の文書からオペレータが所望のページを指定し、指定したページについて分割の実行を指定することでも図7の手順が実行される。なお、図13(A)は、文書全体に限らず、章を指定して同様の設定を行うこともできる。この場合には、文書のヘッダ情報中にもうけられた章ごとの印刷設定情報に、分割する旨の設定が保存される。
あるいは、図12に示すユーザインターフェースにおいて、ページを指定して分割する際のユーザインターフェースの一例を図13(B)に示す。図13(B)においてユーザインターフェース900から「印刷体裁」を選択し、その中から「ページを分割する」という項目1312を選択すると、分割数が選択肢として表示される。そのうちから選択肢を指定することで、指定したページをした数に分割できる。図13(B)では分割数は2分割と4分割に限ったが、9分割や16分割などを含めても良いし、オペレータが分割数を指定できるようにもできる。この場合には、分割数まで指定されると、図17の手順が実行されて分割処理が行われる。
まず、ステップS701でページ分割の指定を行う。これはオペレータ(ユーザ)により行われる。指定は、特定のページを指定して分割する方法の指定でも、自動的に分割する指定でも良い。自動的な分割とは、例えば、図13(A)を参照して説明した設定がされている場合に行われる分割であり、A4とA3の原稿が混在している場合、A3の原稿をすべてA4に分割するような処理である。
次に、ステップS702に進み、分割対象のページに対して、分割後のページ情報を作成する。すなわち、分割対象のページ情報を2ページ分、たとえばRAM2に設けた作業領域に複製する。そして、ページ情報に含まれるページ属性のうち、ページのサイズを現在の値の2分の1とし、ページの方向を現在縦長なら横長に、現在横長なら縦長に変更する。そしてページ情報をほかのページと識別するためのページIDを書き込む処理となる。図6のように分割後のページIDは共通であって良い。それは、分割情報によって分割された各ページを固有に識別できるためである。
次にステップS703へ進み、ステップS702で作成したページ情報と、実ページデータとの間にリンクを張る。ただし、上記説明では、複製によりリンク情報は既にかきこまれているために、これらのリンク情報が正しければ改めてリンクを書き直す必要はない。しかし、現在アドレス基準の相対番地指定などの場合、同じページデータを指し示すためには、異なる番地におかれたリンクの値は異なるものとなるために、あらためてリンク情報を書き込む。
共通のページデータに対してリンクを張る方法ならばリソース使用量は削減できる。しかし、ページ削除処理で一方のページのみが削除されたような場合に、実データが削除可能かどうかを判定する必要がある。そのため、処理が複雑になる。ページデータも分割後の各ページ情報に対応してコピーする場合は、リソース使用量が増えるが、処理は簡単である。なお本実施形態ではページデータそのものは分割しないものとしているが、ページ削除処理がされた場合には、ページデータ自体を分割して削除されたページに相当する部分を削除することもできる。たとえば、元のページデータのうち、左半分にのみ出現するデータおよび分割線上に出現するデータを抜き出して左ページのデータとすることも可能である。
次に、ステップS704に進み、ページ情報に分割情報を設定する。図5に示す分割方法をとる場合、図6に示すように、右側半分もしくは左側半分であることを示すようなフラグをセットする。原稿が縦長で、上下に分割する場合には、上半分/下半分を示すフラグをセットすればよい。3分割する場合は、右/中/左、もしくは上/中/下のようなフラグというように分割方法に応じたフラグをセットする。
次にステップS705へ進み、新たに作成した分割後のページをそれぞれ単独のページとして管理できるようにするためのそのほかの処理を行う。ただし、この処理はステップS706において、分割後のページ情報を文書ファイルに組み込んだ後に実行してもよい。
そしてステップS706へ進み、文書情報のうち、分割前のページ情報を分割後のページ情報で置き換える。これにより、例えば図4の文書情報が図6の文書情報に変更される。図6で示すようなページ情報を含む文書情報の全体の例を図8に示す。図8に示すように、2ページ目と3ページ目のページ情報820,830が分割されたページ情報となり、それぞれ左側、右側を示す分割情報822,832を保持している。そして、文書のヘッダ800についても、それにページ数が含まれていれば分割により増加したページ数の分だけ加算する。なお、各ページのページ情報は、文書情報のなかからページごとに検索可能に構成されている。これは、たとえば各ページ情報を固定長にしたり、あるいはページ情報が可変長の場合には文書のヘッダにページ情報へのリンク情報やインデックスを付すことで実現できる。後者のばあいには、分割後のページを単独のページとして管理するための処理として、ページ情報へのリンクやインデックス等の作成が行われることとなる。このようにして、文書情報中において、分割後のページ情報が独立したpr−二乗法として扱われるように、文書ファイルが構成される。
作成されたページ分割後の文書情報においては、分割後のページ情報も分割情報を除き通常のページ情報と同じ形式をしているので、区別なく扱うことが可能である。なお、ページ情報においては、通常は分割されていないことを示す情報が分割情報として書き込まれる。
ページ情報が分割されたなら、図12に示すユーザインターフェースの画面も文書情報に応じて更新される。すなわち、図7の処理が完了したなら、ツリービュー表示部901およびプレビュー表示部902ともに、更新された文書情報に応じて表示が更新される。ツリービュー表示部901は、前述した要領でたとえば図8の文書情報を先頭から走査し、ページ情報順に木構造で表示する。プレビュー表示部902には、分割後のページの内容に対応するプレビュー画像が表示される。ページの内容の分割は、たとえばページデータに基づいてA3サイズの原稿ページのプレビュー画像を一旦作成し、それを2つに分割するなどして実現できる。ページ分割後のユーザインターフェース画面の例を図14に示す。図14においては、元のページ1−2がページ1−2、1−3の2つのページに分割されている。
さらに、分割後のページ情報に分割制御IDを付加することもできる。分割制御IDは、一旦分割したページの再結合を制限するためにページ情報内に付加されるIDであり、別途ファンクションにて付加が可能である。たとえば、図14のユーザインターフェース900において分割後のページであるページ1−2などを指定し、指定したページについて分割制御IDを付加する旨の指定をすることで、指定されたページに分割制御IDが付与される。あるいは、文書情報全体について分割制御IDを付加する旨の指定をすることで、文書に含まれる分割ページに分割制御IDが分割後のページ情報に付与される。
<分割ページの印刷処理>
さて、分割されたページについても、図3を参照して説明した要領で印刷処理が行われる。しかし、分割されたページに対応するページデータは依然として分割前のページデータである。したがって、プリンタドライバによりプリンタに送出する、ページ記述言語等で記述されたプリンタ制御コマンドを生成する際には、ページデータについてはあたかも分割されているごとく処理する必要がある。そこで、プリンタドライバに対して印刷命令を発行する際には、グラフィックエンジン202により、あるいは上述した「図3の構成の変形例」に従えばアプリケーション201により、ページデータについても分割しておく。アプリケーション201により分割する場合、最も簡単には、分割前のページに相当するビットマップデータを生成し、それを分割して、分割された各々をひとつのイメージオブジェクトとして印刷命令を生成し、プリンタドライバ2103に送信する。
あるいは、グラフィックエンジン202あるいはアプリケーション201は、スプールされた1ページ分の中間データに含まれるオブジェクトのうち、分割された結果生じる複数のページにまたがるものについては、分割後のページのそれぞれに属するオブジェクトとして、印刷命令を生成する。プリンタにおいてページの領域外のオブジェクトについては印刷処理を行わないので、分割されたページが印刷出力される。ただし、プリンタが、たとえばページの領域外のオブジェクトがあれば異なるページとして印刷するものであれば、ページ領域外の部分は、印刷命令生成時に削除しておく。
このようにして、分割された印刷命令を生成できる。
<分割されたページの再結合条件>
アプリケーション201により、上記手順により分割されたページを再度結合することができる。再結合は、分割を指示する設定が解除された場合に行われる他、分割する必要がない場合にも行われる。図9に分割されたページの復元処理の流れのフローチャートを示すが、図9の手順以前に、再結合処理を行うか否かの事前の判定が行われ、その結果再結合するものと決定された場合に、図9の手順が実行される。事前の判定においては、以下の項目が判定される。
(1)文書全体に対する「同一サイズに分割して揃える」旨の設定。この設定が解除されている場合には、文書ファイル中に「分割されている」旨を示す分割情報を有するページ情報があれば、それらを再結合するために、文書ファイル中の全ての分割されたページ情報について図9の手順が実行される。
(2)章に対する「同一サイズに分割して揃える」旨の設定。この設定が解除されている場合には、対象となる章中に「分割されている」旨を示す分割情報を有するページ情報があれば、それらを再結合するために、当該章に含まれる分割されたページ情報について図9の手順が実行される。
(3)ページを指定した、分割したページ再結合する旨の指定。指定されたページに対して再結合の指示がされ、当該ページに対応するページ情報に「分割されている」旨を示す分割情報があれば、そのページと同一の分割前のページから分割された他のページとを再結合する。この指定は、たとえば図13(B)におけるサブメニュー「ページを再結合する」1322の選択により行われる。
(4)文書全体について、または指定された章について「同一サイズに分割して揃える」旨の設定がされており、加えて、ひとつの元のページから分割された分割後のページが、1枚のシート上において元のページと同一の配置を構成すること。この場合には、複数(N)の原稿ページを1枚の印刷ページにレイアウトするNイン1(Nアップとも呼ぶ。)設定がされており、Nとして2以上が指定されていることが条件となる。さらに、各原稿ページがレイアウト設定に従ってどのように配置されるかが判定される。以上の条件が満たされていれば、ページを分割する理由はないために、該当するページについて再結合が行われる。ただし、この場合には、当該ページが含まれるシートはNイン1設定の例外となる。
(5)文書全体について、または指定された章について「同一サイズに分割して揃える」旨の設定、および製本印刷の設定がされており、加えて、ひとつの元のページから分割された分割後のページが、1枚のシート上において元のページと同一の配置を構成すること。製本印刷は、印刷された用紙を指定された枚数ずつ束ねて二つ折りにし、それを順番に重ねて綴じることで、ページが順に並んだ冊子を構成できるように印刷する方法である。したがって、この場合には、上記設定に加えて、二つ折りにされたシートの内側に並んでレイアウトされた2ページが分割前の1ページを構成することが条件となる。以上の条件が満たされていれば、ページを分割する理由はないために、該当するページについて再結合が行われる。
なお、分割の説明においてはこの部分の説明は省いたが、図7の前にも(4)の条件を判定し、再結合の対象となると判定されたページについては、図7の手順の実行をスキップする手順を加えても良い。
<分割されたページの再結合手順>
図9に分割されたページの復元処理の流れのフローチャートを示す。図9において、まず、ステップS901でページを選択(着目)する。ページがオペレータにより指定されている場合には指定されたページが選択されるページとなる(上記(3)に該当する場合)。また、ページが指定されていない場合には、上記(1)または(4)の条件に該当する場合には、文書ファイルの先頭のページ情報から順次ページが選択される。上記(2)または(4)の条件に該当する場合には、該当する章に属する先頭のページ情報から順次ページが選択される。
ステップS902では、選択されたページ情報を文書ファイルから読み出して取得する。続いてステップS903で、該当ページが分割されたページかどうかをチェックする。これはページ情報に含まれる分割情報の値より判定することができる。選択ページが分割されたページでなければステップS905に進み、選択されたページについての分割結合処理を終了する。
一方、選択ページが分割されたページの場合は、ページ情報に分割制御IDがあるか判定する。該当ページに分割制御IDが含まれていれば、ステップS905に進み、分割結合処理を中止する。
次にステップS906に進み、分割ページの場合は分割時の相方(すなわちひとつの元ページから分割された他のページの)ページ情報を、文書ファイルから検索する。分割されたページ情報は共通のページIDを有しているために、選択ページのページIDをキーとして検索できる。該当するページについては、そのページ情報を特定するための情報、たとえばページ情報の位置が記憶される。ステップS907では必要に応じて分割されたページ情報に対応するページデータを結合して結合ページデータを作成する。ただし、本実施形態では分割時にページデータは分割されていないために、ステップS907はスキップすることができる。
続いて、ステップS908において、分割ページを結合したページ情報をRAM2などに設けた作業領域に作成する。結合されたページ情報は、分割されたページ情報と、分割情報及び分割制御IDを除いて同一の内容を有する。リンクされるページデータも同一である。そこで、結合したページ情報の作成は、たとえば選択ページのページ情報を複製し、そのうちの分割情報を、分割されていない旨を示す値に書き換え、分割制御IDを意味のない値(たとえば0)に書き替えることで、実現できる。
次にステップS909に進み、ステップS908で作成したページ情報とページデータとのリンクを行なう。リンク情報が絶対的な値で与えられていればその値を変更する必要はない。続いてステップS910で、新たに作成した結合されたページを単独のページとして管理できるようにする。そしてステップS911へ進み、分割ページ情報を結合ページ情報で置き換える。たとえば、結合後のページ情報は選択されているページのページ情報と置換され、そのほかの分割されたページ情報は削除される。ヘッダ情報に含まれる文書を構成するページの情報や、章を構成するページの情報からも、削除されたページについては同様に削除される。
分割データの結合処理後のページ情報の違いを図10に示す。分割ページを結合したページも通常のページ情報と同じ形式をしているので、区別なく扱うことが可能である。
以上のようにして、ページの分割及び再結合を行うことができる。なお、ページ分割を文書全体または章について設定した場合には、その設定値は文書情報のヘッダ情報として保存されている。そのため、編集中の文書に、新たなページ情報を追加する場合にも、文書全体についてのページ分割設定や、追加されるページが属する章についてのページ分割設定を参照して、追加されたページ情報について指定されたサイズに分割する処理を行うことができる。したがって、新規に追加されるページについて、オペレータが分割処理のための操作を行う必要もない。
さらに、たとえば図14のユーザインターフェースにおいて、あるページが指定されたなら、そのページのページ情報を参照して。指定されたページが分割ページであるか否かが判定できる。そして、分割ページであれば、同一のページIDを有するページを文書情報中から検索することもできる。したがって、あるページが指定され、それが分割ページであれば、同一のページIDを持つページのサムネイルを、分割された他の部分であることを認識させ得るように表示することもできる。たとえば、指定されたページのサムネールに赤色の枠を表示し、分割により生じた他のページについては青色などの、指定されたページを示す枠とは異なる枠を表示する。
また、分割制御IDを、再結合を制限するための情報として用いたが、注目ページ情報の分割制御IDを図7の分割処理の直前にテストし、分割不可である旨の値が設定されている場合には、分割処理をスキップするようにすることもできる。
[第2の実施形態]
上記実施形態では、分割されたページは、相互に全く独立したものとして扱うことができる。したがって、一旦分割されれば、そのページの他の位置への移動や、削除なども行える。これらの操作は、ユーザインターフェース上では、ツリービュー表示部のページのアイコンの移動や削除により、あるいはプレビュー表示部のサムネイル画像の移動や削除により行える。このような操作がされたなら、操作対象となるページのページ情報が、文書情報中において移動後の位置に移動されたり、あるいは削除される。これらの処理は、一般のファイルにおけるレコードの削除や移動と同様に行うことができる。
しかしながら、分割されたとはいえ、分割後のページは、全体が一体となってひとつの画像を表している場合も多い。そのような場合には、分割後のページであっても、移動や削除については一体として扱う方が便宜の場合もある。そこで、本実施形態では、部夏後のページをまとめて扱うシステムについて説明する。
第1実施形態で説明したとおり、ページ情報に含まれるページIDおよび分割情報により、ページ情報についてそれが分割ページであることを示す情報を、また分割ページであれば元のページにおける相互の位置関係を示す情報を、アプリケーション201は獲得できる。そこで、本実施形態のシステムでは、ページの移動時(および削除時)に、分割ページをまとめて移動あるいは削除するシステムを説明する。なお、システム構成や文書情報の形式は、第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態においては、文書情報のヘッダ中に「一体」フラグを有する。このフラグは、分割ページを、分割後も一体として移動および削除する旨の設定を示す。「一体」フラグは、図12のユーザインターフェースの「印刷体裁」メニューの「文書の印刷設定」サブメニューにおいて設定できる。なお、「一体」フラグは、章単位で持つこともできるし、ページ単位で持つこともできる。
図14にページの移動時の手順を示す。この手順は、前述のようにアプリケーション201のユーザインターフェース上でページの移動が指示された場合に実行される。
まず、文書情報中の「一体」フラグがテストされる(ステップS1501)。設定されている場合には、指定ページが分割ページであるか、すなわち、指定ページのページ情報を参照して分割情報に値が設定されているかテストする(ステップS1502)。分割ページであれば、指定ページと同一のページIDを有するページ情報が、指定ページと連続しているか判定する(ステップS1503)。連続していない場合、もはや分割ページの一体性は失われているので、分割ページを一体として扱わないものとする。
一方、以上の条件をすべて満たしている場合には、ひとつの元ページから分割された分割ページを一体として、指定された移動先へと移動する(ステップS1504)。ここでの移動は文書情報におけるページ情報の移動であるが、ユーザインターフェース900上においても、ページ情報の移動に応じたツリービューおよびプレビューが再表示される。以上の条件のいずれかを満たしていない場合には、指定されたページのみを指定された位置へと移動する(ステップS1505)。
以上のようにして、分割ページを一体として移動させることができる。また、削除も同様である。このため、ページ分割が行われたとしても、分割後も一体性を維持することができる。
[他の実施形態]
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された、図7や図9、図15の手順のプログラムコードを読出し実行することによっても、達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。 プリンタが接続されたホストコンピュータの典型的なプリントシステムの構成を示すブロック図である。 アプリケーションからの印刷命令をプリンタ制御コマンドに変換する前に、一旦中間コードスプールするプリントシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態をしめす、データ構造の構成を説明する図である。 本発明のページ分割の概念を示す図である。 本発明のページ分割を表現するデータ構造の一例を示す図である。 ページ分割を行う場合の、処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明のページ分割後のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の分割ページの結合処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明のページ結合後のデータ構造の一例を示す比較図である。 本発明のページ結合を行なう概念を示す図である。 ページ分割前のユーザインターフェース画面の一例の図である。 ページ分割設定のためのユーザインターフェース画面の一例の図である。 ページ分割後のユーザインターフェース画面の一例の図である。 分割ページ移動時の第2実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
12 CPU
13 ROM
19 RAM
3000 ホストコンピュータ
1500 プリンタ

Claims (3)

  1. 複数ページの中から1ページを選択ページとして選択する選択を受け付ける選択工程と、
    前記選択工程において選択された前記選択ページを第1分割ページと第2分割ページとに分割する分割処理工程と、
    前記複数のページにおいて前記選択ページとは異なるページと、前記第1分割ページと第2分割ページとを表示する表示制御工程と、
    前記表示制御工程において表示された前記第1分割ページを指定箇所へ移動する場合、操作対象として指定された当該第1分割ページと同一の前記選択ページから生成された操作対象として指定されていない第2分割ページとが連続していれば前記第1分割ページと第2分割ページとを一括して指定箇所に移動し、前記第1分割ページと第2分割ページとが連続していなければ当該第1分割ページのみを前記指定箇所に移動する移動工程と
    を有することを特徴とする文書処理方法。
  2. 複数ページの中から1ページを選択ページとして選択する選択を受け付ける選択手段と、
    前記選択手段において選択された前記選択ページを第1分割ページと第2分割ページとに分割する分割処理手段と、
    前記複数のページにおいて前記選択ページとは異なるページと、前記第1分割ページと第2分割ページとを表示する表示制御手段と、
    前記表示制御手段において表示された前記第1分割ページを指定箇所へ移動する場合、操作対象として指定された当該第1分割ページと同一の前記選択ページから生成された操作対象として指定されていない第2分割ページとが連続していれば前記第1分割ページと第2分割ページとを一括して指定箇所に移動し、前記第1分割ページと第2分割ページとが連続していなければ当該第1分割ページのみを前記指定箇所に移動する移動手段と
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  3. 複数ページの中から1ページを選択ページとして選択する選択を受け付ける選択手段と、
    前記選択手段において選択された前記選択ページを第1分割ページと第2分割ページとに分割する分割処理手段と、
    前記複数のページにおいて前記選択ページとは異なるページと、前記第1分割ページと第2分割ページとを表示する表示制御手段と、
    前記表示制御手段において表示された前記第1分割ページを指定箇所へ移動する場合、操作対象として指定された当該第1分割ページと同一の前記選択ページから生成された操作対象として指定されていない第2分割ページとが連続していれば前記第1分割ページと第2分割ページとを一括して指定箇所に移動し、前記第1分割ページと第2分割ページとが連続していなければ当該第1分割ページのみを前記指定箇所に移動する移動手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
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