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JP4522739B2 - 液体試料の濃縮方法及び濃縮用保持台とそれを用いた微量元素分析方法 - Google Patents

液体試料の濃縮方法及び濃縮用保持台とそれを用いた微量元素分析方法 Download PDF

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Description

本発明は、蛍光X線分析法やレーザーアブレーション/誘導結合プラズマ質量分析法など、X線又はレーザー等の1.24eV(1μm)以上のエネルギーを照射源とする元素分析装置によって、液体試料中に含有される微量元素を分析するにあたり、液体試料を濃縮して、微量元素の高感度分析を可能にする技術に関する。
例えば、蛍光X線分析法による液体試料中の元素分析は、一般に、図6の(A)に示すように、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムaとそれを開口部に張りわたした状態に保持する部材bとで構成された液体専用の容器cに試料dを入れ、X線発生管eから容器cの下面にX線を照射し、容器c内の試料dから発生した蛍光X線をX線検出器fで測定する方法や、図6の(B)に示すように、濾紙gに滴下した液体試料が乾燥した後、濾紙gに含浸した試料dにX線を照射し、試料dをから発生した蛍光X線を測定する方法によって行われていた。
しかしながら、前者による場合は、試料濃度が薄いと十分な感度が得られず、後者の場合には、濾紙gの材質によるX線の散乱(散乱X線によるバックグランドの影響)が大きく、しかも、試料dが濾紙内に均一に広がらず、部分的な偏析が発生して、定量値にバラツキが生じていた。
ところで、蛍光X線分析法などに用いる試料の保持膜として、PETフィルム(製造上の限界から、市販されているものでは、薄いものでも、厚さ1〜3μm程度とされている。)より遥かに薄い有機薄膜を使用すること、有機薄膜の製造方法、並びに、有機薄膜の上に液体試料を滴下して展開し、蒸発乾固させて分析試料とすることが、特許文献1によって提案されている。
この方法によれば、試料を保持する有機薄膜の膜厚が薄いため、バックグランドとなる散乱X線を低減することが可能である。
しかしながら、有機薄膜には撥水性がないので、液体試料を有機薄膜に滴下すると、液体試料の水玉はたちまち薄膜の表面を舐めるように薄く広く円形に広がって行く。そのため、溶媒が蒸発しても、液体試料に含有される微量元素(目的成分)が液体試料の円全域に分散したり、あるいは、目的成分が一点に凝集濃縮されず、島状に点在することになり、何れにしても微量元素の高感度分析が可能な程には液体試料を濃縮できなかった。
また、液体試料によっては、溶媒の蒸発による濃縮に伴って、膜面上に結晶が析出し、この結晶が液体試料の水玉の蒸発による均一な縮径を阻害する障害物となるので、液体試料の濃縮が妨げられることになる。
特許第3063934号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえてなされたもので、その目的とするところは、液体試料に含有される微量元素の高感度分析を可能にすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち、請求項1に記載の発明は、1.24eV以上のエネルギーを照射源とする元素分析装置に用いる液体試料を濃縮するにあたり、撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、前記撥水性物質によって前記有機薄膜よりも薄い撥水層を該有機薄膜の表面に形成してあることを特徴としている。
有機薄膜としては、例えば、厚さ5ミクロン以下のPETフィルムの薄膜などが使用され、コーティングする撥水性物質としては、フッ素系樹脂やシリコン系樹脂などが使用される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、流動パラフィン又は界面活性剤を液体試料に添加し、当該液体試料を滴下することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の濃縮方法に用いる液体試料濃縮用保持台であって、撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜と、それを開口部に張りわたした状態に支持するための支持部材とから構成され、前記撥水性物質によって前記有機薄膜よりも薄い撥水層を該有機薄膜の表面に形成してある点に特徴がある。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載された液体試料濃縮用保持台における撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、濃縮された試料にX線を照射し、試料から発生した蛍光X線を測定して試料中に含まれる微量元素を分析することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載された液体試料濃縮用保持台における撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、濃縮された試料にレーザーを照射し、試料から蒸発したガス成分を測定して試料中に含まれる微量元素を分析することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、撥水性物質がコーティングされた有機薄膜の上に液体試料を滴下すると、撥水性に富む膜面の上で液体試料が表面張力によって厚みのある水玉となり、それが溶媒の蒸発により次第に縮径し、液体試料に含有される微量元素(目的成分)が一点に凝集濃縮していくことになる。従って、最後には拡がりが小さくて厚みのある(換言すれば、濃度が高い)凝縮試料が得られることになり、液体試料に含有される微量元素の高感度分析が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、溶媒の蒸発による濃縮に伴って結晶が生じやすい液体試料であっても、流動パラフィン又は界面活性剤が結晶しやすい物質を取り囲んで液体試料中に分散させるため、最後まで膜面上に結晶が析出せず、溶媒の蒸発による水玉の均一な縮径(液体試料の濃縮)が結晶によって阻害されることがない。また、流動パラフィンや界面活性剤は膜面に最後まで残るが、流動パラフィンや界面活性剤の成分は、水素、炭素、酸素などであるから、微量元素の分析には影響がない。従って、溶媒の蒸発による濃縮に伴って結晶が生じやすい液体試料に含有される微量元素の高感度分析が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、撥水性物質がコーティングされた有機薄膜が支持部材の開口部に緊張状態に支持されるので、液体試料の滴下から溶媒の蒸発による濃縮までの一連の作業(請求項1,2の発明による濃縮方法の実施)を容易に行うことができ、こうして得た凝縮試料をそのまま液体試料濃縮用保持台ごと、X線又はレーザーを照射源とする元素分析装置に装填することもできる。
請求項4に記載の発明によれば、微量元素を含有する液体試料を濃縮して分析するため微量元素を含有する液体試料であるにもかかわらず十分な感度が得られ、且つ、膜厚に起因するX線の散乱(散乱X線によるバックグランドの影響)も小さくなり、微量元素の高感度分析が可能である。
請求項5に記載の発明によれば、微量元素を含有する液体試料を濃縮し、濃縮された試料にレーザーを照射して、試料を蒸発させるので、微量元素を含有する液体試料であるにもかかわらず試料から蒸発するガス成分の濃度が高くなり、微量元素の高感度分析が可能である。
図1、図2は、本発明に係る微量元素含有液体試料の濃縮方法に用いる液体試料濃縮用保持台1の一例を示す。この液体試料濃縮用保持台1は、撥水性物質2がコーティングされた有機薄膜3と、それを開口部4に張りわたした状態に支持するための支持部材5とから構成されたもので、支持部材5は、内側リング5aと外側リング5bとで、薄膜外周部を挟み込んで緊張状態に支持するように構成されている。
有機薄膜3としては、厚さ5μm以下のPETフィルムの他、例えばナイロン系フィルムなどが使用され、撥水性物質2としては、フッ素系樹脂又はシリコン系樹脂が使用されており、有機薄膜3の表面に有機薄膜3より薄い撥水層を形成する。
図3は、本発明に係る液体試料濃縮用保持台1の他の例を示す。この液体試料濃縮用保持台1は、開口部4を有する平板状の支持部材5に、撥水性物質2がコーティングされた有機薄膜3を、開口部4が覆われた状態に張りわたした点に特徴がある。その他の構成は図1、図2の実施形態と同じである。
尚、撥水性物質2を有機薄膜3にコーティングするにあたっては、有機薄膜3を支持部材5に張りわたす前にコーティングする場合と、支持部材5に張りわたした後で、コーティングする場合とがある。図1、図3の実施形態では、何れも、図2に示すように、有機薄膜3の片面に撥水性物質2をコーティングしてあるが、有機薄膜3の両面にコーティングして、表裏に関係なく使用できるように構成してもよい。図示しないが、撥水性物質2がコーティングされた有機薄膜3に代えて、撥水性樹脂の薄膜を使用し、撥水性樹脂の薄膜と、それを開口部4に張りわたした状態に支持するための支持部材5とから液体試料濃縮用保持台1を構成してもよい。この場合、撥水性樹脂の薄膜としては、フッ素系樹脂やシリコン系樹脂の薄膜が使用されるが、膜厚に起因するX線の散乱(散乱X線によるバックグランドの影響)などを低減するためには、膜厚は薄いほど好ましい。
次に、本発明に係る微量元素含有液体試料の濃縮方法を、図4と図5に基づいて説明する。
微量元素を含有する液体試料を濃縮するにあたり、図1(又は図3)に示した液体試料濃縮用保持台1を使用し、撥水性樹脂の薄膜又は撥水性物質2がコーティングされた有機薄膜3の上に液体試料Sを滴下すると、図4の(A)に示すように、撥水性に富む膜面の上で液体試料Sが表面張力によって厚みのある水玉となる。
この水玉が,図4の(B),(C)に示すように、溶媒の蒸発により次第に縮径し、液体試料Sに含有される微量元素(目的成分)が一点に凝集濃縮していくことになり、最後には拡がりが小さくて厚みのある(換言すれば、濃度が高い)凝縮試料sが得られるのである。
溶媒の蒸発による濃縮に伴って結晶が生じやすい液体試料Sの場合には、図5の(A)に示すように、予め、液体試料Sに、微量の(例えば、濃度100ppm程度となるように)界面活性剤6を添加し、しかる後、この液体試料Sを、図5の(B)に示すように、撥水性樹脂の薄膜又は撥水性物質2がコーティングされた有機薄膜3の上に滴下すると、同図に示すように、撥水性に富む膜面の上で液体試料Sが表面張力によって厚みのある水玉となる。
この水玉が,図5の(C),(D)に示すように、溶媒の蒸発により次第に縮径(濃縮)していくことになるが、界面活性剤6が結晶しやすい物質を取り囲んで液体試料S中に分散させるため、最後まで膜面上に結晶が析出せず、溶媒の蒸発による水玉の均一な縮径が結晶によって阻害されないので、一点に凝集濃縮していくことになり、最後には拡がりが小さくて厚みのある(換言すれば、濃度が高い)凝縮試料sが得られるのである。界面活性剤6は膜面に最後まで残るが、界面活性剤6の成分は、水素、炭素、酸素などであるから、微量元素の分析には影響がない。
界面活性剤6としては、例えば、ポリエチレングリコールモノPイソオクチルフェニルエーテル、ソルビタンモノオレエートなどが使用される。界面活性剤6に代えて、流動パラフィンを添加しても、流動パラフィン6が結晶しやすい物質を取り囲んで液体試料S中に分散させるため、同じ効果が得られることになる。
上記の方法によって得られた凝縮試料sは、液体試料濃縮用保持台1ごと、X線又はレーザーを照射源とする元素分析装置に装填され、微量元素の分析に供される。例えば、蛍光X線分析法による場合は、図4の中段に示すように、X線発生管7から液体試料濃縮用保持台1の膜面で保持された凝縮試料sにX線を照射し、凝縮試料sから発生した蛍光X線を上面X線検出器8や下面X線検出器9で測定して、試料中に含まれる微量元素を分析することになる。
このように、微量元素を含有する液体試料Sを濃縮して分析するため微量元素を含有する液体試料Sであるにもかかわらず十分な感度が得られ、且つ、膜厚に起因するX線の散乱(散乱X線によるバックグランドの影響)も小さくなり、微量元素の高感度分析が可能である。
レーザーアブレーション/誘導結合プラズマ質量分析法による場合は、図5の下段に示すように、凝縮試料sを液体試料濃縮用保持台1ごとアブレーションセル10に装填して、レーザー発生器11から液体試料濃縮用保持台1の膜面で保持された凝縮試料sにレーザーを照射し、凝縮試料sから蒸発したガス成分をキャリヤーガス(アルゴン)12によって検出器13へと送り、試料中に含まれる微量元素を分析することになる。
このように、微量元素を含有する液体試料Sを濃縮し、濃縮された試料にレーザーを照射して、試料を蒸発させるので、微量元素を含有する液体試料Sであるにもかかわらず試料から蒸発するガス成分の濃度が高くなり、微量元素の高感度分析が可能である。
本発明の一実施形態を示す濃縮用保持台の一部切欠き斜視図である。 要部の模式的な断面拡大図である。 他の実施形態を示す濃縮用保持台の斜視図である。 液体試料の濃縮方法と微量元素分析方法の説明図である。 結晶が生じやすい液体試料の濃縮方法の説明図である。 従来の蛍光X線分析法による液体試料中の元素分析方法の説明図である。
符号の説明
1 液体試料濃縮用保持台
2 撥水性物質
3 有機薄膜
4 開口部
5 支持部材
6 界面活性剤
S 液体試料
s 凝縮試料

Claims (5)

  1. 1.24eV以上のエネルギーを照射源とする元素分析装置に用いる液体試料を濃縮するにあたり、撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、前記撥水性物質によって前記有機薄膜よりも薄い撥水層を該有機薄膜の表面に形成してあることを特徴とする1.24eV以上のエネルギーを照射源とする元素分析装置用液体試料の濃縮方法。
  2. 流動パラフィン又は界面活性剤を液体試料に添加し、当該液体試料を滴下することを特徴とする請求項1に記載の1.24eV以上のエネルギーを照射源とする元素分析装置用液体試料の濃縮方法。
  3. 請求項1又は2に記載の濃縮方法に用いる液体試料濃縮用保持台であって、撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜と、それを開口部に張りわたした状態に支持するための支持部材とから構成され、前記撥水性物質によって前記有機薄膜よりも薄い撥水層を該有機薄膜の表面に形成してある液体試料濃縮用保持台。
  4. 請求項3に記載された液体試料濃縮用保持台における撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、濃縮された試料にX線を照射し、試料から発生した蛍光X線を測定して試料中に含まれる微量元素を分析することを特徴とする蛍光X線分析法。
  5. 請求項3に記載された液体試料濃縮用保持台における撥水性物質が全面にわたってコーティングされた有機薄膜の上に、前記撥水性物質によって前記有機薄膜の表面に形成された撥水層の上で表面張力によって厚みのある水玉状となる液体試料を滴下し、溶媒の蒸発により液体試料を濃縮し、濃縮された試料にレーザーを照射し、試料から蒸発したガス成分を測定して試料中に含まれる微量元素を分析することを特徴とするレーザーアブレーション/誘導結合プラズマ質量分析法。
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