JP4514316B2 - 半導体レーザモジュールの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザモジュール及びその製造方法に関し、特に、レーザ光を集光する集光レンズの調芯時間を大幅に短縮することができる半導体レーザモジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、半導体レーザモジュールの内部構造の一例を示す側面断面図である。図7に示すように、半導体レーザモジュールは、内部を気密封止するパッケージ1と、そのパッケージ1内に設けられ、レーザ光を出力する半導体レーザ素子2と、その半導体レーザ素子2から出力されたレーザ光が入射される光ファイバ3と、半導体レーザ素子2の後方側(図7では左側)から出力されるモニタ用のレーザ光を受光するフォトダイオード4と、半導体レーザ素子2を固定して取り付けたチップキャリア5と、フォトダイオード4を固定して取り付けたフォトダイオードキャリア6と、チップキャリア5及びフォトダイオードキャリア6を固定して取り付けた基台7とを有する。
【0003】
基台7上の半導体レーザ素子2の前方側(図7では右側)には半導体レーザ素子2から出力されたレーザ光を平行にするコリメートレンズ8が設置されている。コリメートレンズ8は、ステンレス等の金属で作られ基台7上に設けられた第1のレンズホルダ9に保持されている。
【0004】
パッケージ1の側部に形成されたフランジ部1aの内部には、コリメートレンズ8を通過したレーザ光が入射する窓部10と、レーザ光を集光する集光レンズ11が設けられている。集光レンズ11は、第2のレンズホルダ12によって保持され、その第2のレンズホルダ12は、パッケージ1のフランジ部1a、レンズ固定部端面13にYAGレーザ溶接により固定される。
【0005】
第2のレンズホルダ12の端部には金属製のスライドリング14がYAGレーザ溶接により固定される。
【0006】
光ファイバ3の先端部は金属製のフェルール15によって保持され、そのフェルール15は、スライドリング14の内部にYAGレーザ溶接により固定される。
【0007】
基台7はパッケージ1の底部に固定された冷却装置16上に固定して取り付けられている。冷却装置16は、半導体レーザ素子2から発生した熱を冷却するものであり、ペルチェ素子が用いられる。半導体レーザ素子2からの発熱による温度上昇はチップキャリア5上に設けられたサーミスタ(図示せず)によって検出され、サーミスタにより検出された温度が一定温度になるように、冷却装置16が制御される。これによって、半導体レーザ素子2のレーザ出力を安定化させることができる。
【0008】
半導体レーザ素子2の前方側から出力されたレーザ光は、コリメートレンズ8によって平行になり、窓部10を介して集光レンズ11によって集光され、フェルール15によって保持された光ファイバ3に入射され外部に送出される。
【0009】
一方、半導体レーザ素子2の後方側から出力されたモニタ用のレーザ光は、フォトダイオード4によって受光され、フォトダイオード4の受光量が一定となるように半導体レーザ素子2に流す電流を調整することにより半導体レーザ素子2の前方から出射されるレーザ光の強度を調整する。
【0010】
近年、半導体レーザモジュールの分野では、半導体レーザ素子2から出力されたレーザ光が光ファイバ3と光学的に結合されるときに、いかに光ファイバ3から所望のパワーが得られるかについて研究開発が行われている。
【0011】
光ファイバ3から所望のパワーを得るためには、集光レンズ11からのレーザ光が光ファイバ3に対して最適な入射角で入射される必要があり、そのために、集光レンズ11の調芯が行われる。
【0012】
図8は従来の集光レンズ11の調芯方法を説明するための説明図である。図8に示すように、従来では、半導体レーザ素子2から出力され、コリメートレンズ8、集光レンズ11を通ったレーザ光を調芯用光ファイバ17によって受光して、調芯用光ファイバ17の受光したパワー(輝度)をパワーメータ18により測定する。
【0013】
そして、集光レンズ11(第2のレンズホルダ12)の位置を少しずつ変えながら、各位置においてそれぞれ調芯用光ファイバ17に光結合するパワーが最大となるように調芯用光ファイバ17の位置を調整する。そしてこのようにして集光レンズ11の各位置における調芯用光ファイバ17の最大結合パワーを表示したマップを作成する。
【0014】
作成したマップの中で最大のパワーが得られた位置が最適な集光レンズ11の位置となるので、その位置で集光レンズ11を保持する第2のレンズホルダ12をパッケージ1のフランジ部1aにYAGレーザ溶接により固定する。そして、その後、光ファイバ3を再度位置調整し、光ファイバ3に光結合するパワーが最大となる位置で、光ファイバ3を固定していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の集光レンズ11の調芯方法では、集光レンズ11の位置を少しずつ変えながら、各位置において調芯用光ファイバ17の調芯を行い、集光レンズ11の各位置における調芯用光ファイバ17に結合する最大パワーのマップを作成し、さらに集光レンズ11の固定の前後2回にわたって、光ファイバの調芯を行う必要があるため調芯時間が長くなる。その結果、半導体レーザモジュールの製造時間が長くなるとともに、製造コストがアップするという課題がある。
【0016】
本発明は上記課題を解決するために、レーザ光を集光する集光レンズの調芯時間を大幅に短縮することができる半導体レーザモジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
本発明の半導体レーザモジュールの製造方法は、
レーザ光を出力する半導体レーザ素子と、その半導体レーザ素子から出力されたレーザ光を集光する集光レンズと、その集光レンズによって集光されたレーザ光が入射される光ファイバと、前記集光レンズを固定するレンズ固定部端面を備えたパッケージとを有し、前記集光レンズは前記レンズ固定部端面に沿って配置される半導体レーザモジュールの製造方法において、
前記半導体レーザ素子を備えた前記パッケージのレンズ固定部端面を所定の基準軸に対して垂直になるように、前記パッケージの姿勢を調整する第1の工程と、
前記集光レンズを前記パッケージのレンズ固定部端面に設置する第2の工程と、
前記集光レンズを通過したレーザ光の光軸の前記基準軸に対する傾きを検出する第3の工程と、
前記基準軸に対するレーザ光の傾きが所定の角度範囲内にあれば、その位置で前記集光レンズを前記レンズ固定部端面に固定し、所定の角度範囲内になければ、前記集光レンズを移動させ、所定の角度範囲内になった位置で前記集光レンズを前記レンズ固定部端面に固定する第4の工程と、
前記固定された前記集光レンズを通過したレーザ光が前記光ファイバに結合される光量を所望の光量になるように、前記光ファイバを調芯して固定する第5の工程と、
を有することを特徴とするものである。
【0018】
前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ光を平行光にして前記集光レンズに入射させるコリメートレンズを備えていてもよい。
【0019】
前記第3の工程は、前記集光レンズから前記基準軸方向に所定間隔を隔てた異なる2点における前記基準軸と垂直な第1の参照面及び第2の参照面を設定し、前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ光の前記第1の参照面及び第2の参照面上における輝点の位置に基づいて、前記集光レンズを通過したレーザ光の前記基準軸に対する傾きを検出してもよい。
【0020】
前記第1の参照面及び第2の参照面は、前記集光レンズによるレーザ光の焦点位置を挟んで設定されてもよい。
【0021】
前記焦点位置から前記第1の参照面までの距離と前記第2の参照面までの距離とが略同一であってもよい。
【0023】
前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ光を平行光にして前記集光レンズに入射させるコリメートレンズを備えていてもよい。
【0024】
本発明によれば、レンズを通過したレーザ光の基準軸に対するレーザ光の傾きを検出し、その検出したレーザ光の傾きが所定の角度範囲になるように集光レンズを移動することにより集光レンズを調芯しているので、調芯用光ファイバを用いて調芯する従来技術に比べ、調芯時間を大幅に短縮することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一の構成要素は同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
図1は、本発明の半導体レーザモジュールの製造方法を説明するためのフローチャートである。まず、パッケージ1のレンズ固定部端面13を光学測定部21の基準軸Sに対して垂直(すなわち角度90°)になるように、パッケージ1の姿勢を調整する。また、同時に端面13の中心点C(図3参照)を算出する(ステップS1)。
【0027】
ステップS1の工程では、例えば図2に示す調芯装置19が用いられる。この調芯装置19は、調整台20、光学測定部21及び制御部22を備えている。
【0028】
調整台20は、X軸角度調整ステージ23、Y軸角度調整ステージ24、X軸直動調整ステージ25、Y軸直動調整ステージ26が、上からこれらの順でZ軸ステージ27に載置されている。X軸角度調整ステージ23は、パッケージ1を着脱自在に固定する固定具20aが上部に取り付けられ、操作軸23aによってX軸の回りに回動される。Y軸角度調整ステージ24は、X軸角度調整ステージ23が載置され、操作軸24aにより前記X軸と直交するY軸の回りに回動される。X軸直動調整ステージ25は、Y軸角度調整ステージ24が載置され、操作軸25aによる操作によりX軸に沿って移動される。Y軸直動調整ステージ26は、X軸直動調整ステージ25が載置され、操作軸26aによる操作によりY軸に沿って移動される。Z軸ステージ27は、Y軸直動調整ステージ26が載置され、操作軸27aによる操作により前記X軸及びY軸に直交するZ軸に沿って上下方向に昇降される。なお、Z軸と基準軸Sとは略平行となるように設定されている。
【0029】
光学測定部21は、昇降ステージ28、測長センサ29、赤外線カメラ30を有する光学測定系である。昇降ステージ28は、測長センサ29及び赤外線カメラ30を取り付けて、Z軸方向に昇降させるステージで、操作軸28aにより昇降操作される。測長センサ29は、オートフォーカス機構を利用してパッケージ1の基準面であるレンズ固定部端面13までの距離を測定するセンサで、各操作軸23a〜28aと制御部22を介して接続されている。赤外線カメラ30は、パッケージ1の輝点(発光点)を例えば波長0.8〜1.6μmの赤外線で撮影し、撮影した画像信号を制御部22へ出力する。
【0030】
制御部22は、各操作軸23a〜28aを駆動してパッケージ1のレンズ固定部端面13がZ軸に対して垂直となるよう自動的に制御すると共に、赤外線カメラ30から入力される画像信号に基づいてパッケージ1の輝点に関する前記Z軸を中心とするX,Y軸方向における位置並びに測長センサ29並びに赤外線カメラ30の基準軸Sとパッケージ1の光軸との間の変位量(角度)などを演算する。
【0031】
制御部22は、測長センサ29を駆動し、パッケージ1のレンズ固定部端面13までの距離を同端面上の複数点(3点以上)で測定し、その測定結果である距離信号を制御部22に出力する。次いで、制御部22は、入力された距離信号に基づいて、複数点で測定したレンズ固定部端面13までの距離が等しくなるためにX軸角度調整ステージ23及びY軸角度調整ステージ24をX軸及びY軸の回りに回動すべき回動量をそれぞれ演算する。
【0032】
制御部22は、この演算結果に基づき、各操作軸23a〜28aに駆動信号を出力し、X軸角度調整ステージ23及びY軸角度調整ステージ24をそれぞれX軸及びY軸の回りに回動する。これにより、測長センサ29からレンズ固定部端面13までの複数点で測定した距離が等しくなり、パッケージ1のレンズ固定部端面13が光学測定部21の基準軸Sに対して垂直になるように修正される。
【0033】
また、調芯装置19は、レンズ固定部端面13の中心点Cを算出する。
【0034】
次いで、半導体レーザ素子2を発光し(ステップS2)、レンズ固定部端面13でのレーザ光の輝点Kの位置が中心点Cの位置から許容範囲(例えば500μm)以内にあるかを確認する(ステップS3)。
【0035】
ステップS3では、図3(A)に示すように、赤外線カメラ30によってレンズ固定部端面13でのレーザ光の輝点Kを撮影し、図3(B)に示すように、輝点Kの位置と中心点Cの位置との距離を算出する。その距離が許容範囲以内であれば、次のステップに進み、許容範囲を超える場合には以後の角度調整が困難になる(後述するステップS7、S8、S9、S11において、集光レンズ11を動かしてもレーザ光の傾き角θを所定の範囲内にすることができない)ため、次のステップには進まず、当該パッケージ1を不良品として処理する。
【0036】
次いで、半導体レーザ素子2の発光を終了し(ステップS4)、集光レンズ11をパッケージ1のレンズ固定部端面13に設置する(ステップS5)。すなわち、集光レンズ11を保持する第2のレンズホルダ12をパッケージ1のフランジ部1aの挿入孔に挿入して、第2のレンズホルダ12のフランジ部12a(図4、図7参照)をレンズ固定部端面13に当接する。
【0037】
次いで半導体レーザ素子2を発光し(ステップS6)、図4(A)に示すように、集光レンズ11から基準軸S方向に所定間隔L1、L2を隔てた異なる2地点における基準軸Sと垂直な第1の参照面M1及び第2の参照面M2を設定する。そして、第1の参照面M1でのレーザ光の輝点K1の位置(図4(B)参照)及び第2の参照面M2でのレーザ光の輝点K2の位置(図4(C)参照)を検出する(ステップS7)。
【0038】
ここで、第1の参照面M1でのレーザ光の輝点K1と第2の参照面M2でのレーザ光の輝点K2とが、同じ大きさ及び輝度である方が角度調整しやすい。従って、第1の参照面M1及び第2の参照面M2は、集光レンズ11によるレーザ光の焦点位置Fを挟んで等距離L3に設定される場合(図6(A)参照)の方が、集光レンズ11によるレーザ光の焦点位置Fから異なる距離L4,L5に設定される場合(図6(B)参照)よりも好ましい。
【0039】
次いで、検出された第1の参照面M1及び第2の参照面M2でのレーザ光の輝点Kの位置及び参照面M1、M2の間隔に基づいて、図5(B)に示すように、基準軸Sに対するレーザ光の傾き角θを算出する(ステップS8)。
【0040】
次いで、検出されたレーザ光の傾き角θが所定の角度範囲内にあるか否かを判定し(ステップS9)、所定の角度範囲内にあれば、その位置で集光レンズ11を図示しないYAGレーザ溶接器を用いてレンズ固定部端面13にYAGレーザ溶接により固定する(ステップS10)
所定の角度範囲内になければ、集光レンズ11をX−Y面上で移動する(ステップS11)。この場合、図5(A)に示すように、第1の参照面M1でのレーザ光の輝点K1と第2の参照面M2でのレーザ光の輝点K2とが接近するように、集光レンズ11を移動する。例えば、図5(B)に示すように、集光レンズ11を通過するレーザ光がZX平面内にあり、かつ基準軸Sに対し右上方(+X方向)に傾いている場合には、集光レンズ11を下側に移動させることにより、集光レンズ11を通過するレーザ光を基準軸Sに近づけることができる。
【0041】
集光レンズ11を移動することにより所定の角度範囲内になった位置で集光レンズ11をレンズ固定部端面13に図示しないYAGレーザ溶接器を用いてYAGレーザ溶接により固定する(ステップS10)。
【0042】
最後に、固定された集光レンズ11を通過したレーザ光が光ファイバ3に結合される光量を所望の光量になるように、スライドリング14を介して光ファイバ3を調芯して固定する(ステップS12)。
【0043】
本発明の実施の形態によれば、集光レンズ11を通過したレーザ光の輝点Kの位置を直接検出することにより、基準軸Sに対するレーザ光の傾き角θを算出し、その算出したレーザ光の傾き角θが所定の角度範囲になるように集光レンズ11を移動することにより集光レンズ11を調芯しているので、集光レンズ11を動かす毎に調芯用光ファイバ17を用いて調芯する従来技術に比べ、調芯時間を大幅に短縮することができる。その結果、半導体レーザモジュールの製造時間を短縮でき、製造コストを低減できる。
【0044】
また、集光レンズ11を通過するレーザ光と基準軸Sとの角度付けを高精度に調整することができる、
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。
【0045】
例えば、基準軸Sと、パッケージ1の端面13との角度は必ずしも垂直であるとは限らず、パッケージ1の構成によって適宜変更が可能である。また、レンズ系はコリメートレンズ8を省略し、集光レンズ11のみで半導体レーザ素子2から出力されたレーザ光を集光するものであってもよい。さらに、赤外線カメラ30の代わりに、f−θレンズを用いて、1つの参照面だけでレーザ光の角度情報を得ることのできるFFP観測系(例えば、浜松フォトニクス株式会社製3267−05、−06、−07、−11等)を用いることも好ましい態様である。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、集光レンズを通過したレーザ光の基準軸に対するレーザ光の傾きを検出し、その検出したレーザ光の傾きが所定の角度範囲になるように集光レンズを移動することにより集光レンズを調芯しているので、調芯用光ファイバを用いて調芯する従来技術に比べ、調芯時間を大幅に短縮することができる。その結果、半導体レーザモジュールの製造時間を短縮でき、製造コストを低減できる。
【0047】
また、集光レンズを通過するレーザ光と基準軸との角度付けを高精度に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザモジュールの製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図2】パッケージのレンズ固定部端面を基準軸に対して垂直になるようにパッケージの姿勢を調整する工程に用いられる調芯装置の構成を示す説明図である。
【図3】(A)及び(B)はレンズ固定部端面でのレーザ光の輝点の位置が中心から所定範囲内にあるかを確認する工程を説明するための説明図である。
【図4】(A)〜(C)は半導体レーザ素子から出力されたレーザ光の第1の参照面及び第2の参照面での輝点の位置を検出する工程を説明するための説明図である。
【図5】(A)及び(B)は基準軸に対するレーザ光の傾きが所定の角度範囲内になるように、集光レンズを移動させる工程を説明するための説明図である。
【図6】(A)は、第1の参照面及び第2の参照面が、集光レンズによるレーザ光の焦点位置を挟んで等距離に設定される場合、(B)は、第1の参照面及び第2の参照面が、集光レンズによるレーザ光の焦点位置から異なる距離に設定される場合を説明するための説明図である。
【図7】半導体レーザモジュールの内部構造の一例を示す側面断面図である。
【図8】従来の集光レンズの調芯方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1:パッケージ
1a:フランジ部
2:半導体レーザ素子
3:光ファイバ
4:フォトダイオード
5:チップキャリア
6:フォトダイオードキャリア
7:基台
8:コリメートレンズ
9:第1のレンズホルダ
10:窓部
11:集光レンズ
12:第2のレンズホルダ
13:レンズ固定部端面
14:スライドリング
15:フェルール
16:冷却装置
17:調芯用光ファイバ
18:パワーメータ
19:調芯装置
20:調整台
20a:固定具
21:光学測定部
22:制御部
23:X軸角度調整ステージ
24:Y軸角度調整ステージ
25:X軸直動調整ステージ
26:Y軸直動調整ステージ
27:Z軸ステージ
28:昇降ステージ
29:測長センサ
30:赤外線カメラ
C:中心点
F:焦点位置
K、K1、K2:輝点
M1:第1の参照面
M2:第2の参照面
S:基準軸
θ:レーザ光の傾き角
Claims (4)
- レーザ光を出力する半導体レーザ素子と、その半導体レーザ素子から出力されたレーザ光を集光する集光レンズと、その集光レンズによって集光されたレーザ光が入射される光ファイバと、前記集光レンズを固定するレンズ固定部端面を備えたパッケージとを有し、前記集光レンズは前記レンズ固定部端面に沿って配置される半導体レーザモジュールの製造方法において、
前記半導体レーザ素子を備えた前記パッケージのレンズ固定部端面を所定の基準軸に対して垂直になるように、前記パッケージの姿勢を調整する第1の工程と、
前記集光レンズを前記パッケージのレンズ固定部端面に設置する第2の工程と、
前記集光レンズを通過したレーザ光の光軸の前記基準軸に対する傾きを検出する第3の工程と、
前記基準軸に対するレーザ光の傾きが所定の角度範囲内にあれば、その位置で前記集光レンズを前記レンズ固定部端面に固定し、所定の角度範囲内になければ、前記集光レンズを移動させ、所定の角度範囲内になった位置で前記集光レンズを前記レンズ固定部端面に固定する第4の工程と、
前記固定された前記集光レンズを通過したレーザ光が前記光ファイバに結合される光量を所望の光量になるように、前記光ファイバを調芯して固定する第5の工程と、
を有することを特徴とする半導体レーザモジュールの製造方法。 - 前記第3の工程は、前記集光レンズから前記基準軸方向に所定間隔を隔てた異なる2点における前記基準軸と垂直な第1の参照面及び第2の参照面を設定し、前記半導体レーザ素子から出力されたレーザ光の前記第1の参照面及び第2の参照面上における輝点の位置に基づいて、前記集光レンズを通過したレーザ光の前記基準軸に対する傾きを検出することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジュールの製造方法。
- 前記第1の参照面及び第2の参照面は、前記集光レンズによるレーザ光の焦点位置を挟んで設定されることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザモジュールの製造方法。
- 前記焦点位置から前記第1の参照面までの距離と前記第2の参照面までの距離とが略同一であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体レーザモジュールの製造方法。
Priority Applications (3)
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